JP4069992B2 - トランスミッションのシンクロナイザ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メインシャフトに設けられたハブとスプラインを介して係合するスリーブが設けられ、そのスリーブが軸方向に摺動してハブの両側に設けられているギヤと選択的に係合するよう構成されたトランスミッションのシンクロナイザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図3において、ハブ1の左側に示すようにハブ1の外周に軸方向に摺動自在にスプライン2aを介して設けられたスリーブ2とシンクロナイザリング6とシンクロナイザコーン4及びハブ1で構成されているシングルコーンのシンクロナイザ装置は知られている。
【0003】
また、ハブ1の右側に示すようにハブ1の外周に軸方向に摺動自在にスプライン2aを介して設けられたスリーブ2と第1のシンクロナイザリング13及び第2のシンクロナイザリング15とシンクロナイザコーン16及びハブ1で構成されているダブルルコーンのシンクロナイザ装置もまた知られている。
【0004】
ここで、符号Cはハブ1が固着されているメインシャフトのセンタラインを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の何れの技術においても、シンクロナイザリング6は軸方向に移動してシンクロナイザリング6のコーン部6bはシンクロナイザコーン4のコーン部4aと、また、第1及び第2のシンクロナイザリング13、15は軸方向に移動してシンクロナイザコーン16のコーン部16a、16bと接触することにより同期させているため軸方向に位置規制されておらず、スリーブ2が中央部に位置している間はコーン面にて引きずりトルクが発生し、摩擦損失が発生する。
【0006】
したがって、本発明は引きずりトルクが発生しないトランスミッションのシンクロナイザ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のトランスミッションのシンクロナイザ装置は、メインシャフト(C)に固着されたハブ(1)の両側にはシンクロナイザリングを介装してギヤ(3、10)が回転自在に設けられ、前記ハブ(1)とスプライン(1s、2a)を介してスリーブ(2)が軸方向に摺動自在に設けられており、そのスリーブ(2)が摺動して前記ハブ(1)とギヤ(3、10)とを選択的に係合するように構成されたトランスミッションのシンクロナイザ装置において、一方のギヤ(3)との間に介装されたシンクロナイザリング(6)にはそのギヤ(3)に固着されたシンクロコーンのコーン部(4a)と僅かな隙間を有して対向するコーン部(6b)を備え、かつその円筒部(9)外周にスチールボール(B)が収納される複数の凹部(9a)が同一円周上に設けられ、前記ハブ(1)のリング状に形成されたフランジ部(7)内周側の対応する位置には断面V字状に形成された溝(8a)が全周に設けられ、前記シンクロナイザリング(6)に設けられた複数の凹部(9a)にはスチールボール(B)がそれぞれ突出自在に収納されている。
【0008】
そして、他方のギヤ(10)との間には、第1のシンクロナイザリング(13)と、そのコーン部とシンクロコーン(16)を挟んで対向する第2のシンクロナイザリング(15)とが介装され、前記第1のシンクロナイザリング(13)の円筒部(14)外周にスチールボール(B)が収納される複数の凹部(14a)が同一円周上に設けられ、前記ハブ(1)のリング状に形成されたフランジ部(7)内周側の対応する位置には断面V字状に形成された溝(8b)が全周に設けられており、さらに前記ハブ(1)のボス部(1b)外周にスチールボール(B)が収納される複数の凹部(1a)が同一円周上に設けられ、そのボス部(1b)外周に遊合されている第2のシンクロナイザリング(15)の内周側の対応する位置には断面V字状に形成された溝(15a)が全周に設けられており、そして前記ギヤ(10)のボス部に固着されたクラッチギヤ(11)に遊合されたシンクロナイザコーン(16)の遊合部内周にV字状の溝(16a)が設けられ、その溝(16a)にはクラッチギヤ(11)に設けられた複数の凹部(11a)にそれぞれ突出自在に挿入されたピン(17)の先端部が係合する構成であり、前記シンクロナイザリング(6)、第1のシンクロナイザリング(13)、ハブ(1)およびクラッチギヤ(11)それぞれの回転に伴う遠心力によって各ボール(B)およびピン(17)が各凹部(9a、14a、1a、11a)より突出し、それぞれV字状溝(8a、8b、15a、16a)に係合され、シンクロナイザリング(6)、第1のシンクロナイザリング(13)、第2のシンクロナイザリング(15)およびシンクロナイザコーン(16)のそれぞれが軸方向に位置を規制され、かつ半径方向には中立位置にセンタリングされる構成である。
【0009】
上述した構成を具備する本発明によれば、スチールボール(或いはピン)に遠心力が作用しない場合には従来と同様である。
【0010】
一方、スチールボール(或いはピン)に遠心力が作用する場合には、該ボールはメインシャフトに対して半径方向外方に移動してV字状の溝に入り、該V字状の溝が形成されているシンクロリングを中立位置にセンタリングする。従って、それぞれのコーンは接触しない。
【0011】
また、本発明のトランスミッションのシンクロナイザ装置は、メインシャフト(C)に固着されたハブ(1)の両側にはシンクロナイザリングを介装してギヤ(3、10)が回転自在に設けられ、前記ハブ(1)とスプライン(1s、2a)を介してスリーブ(2)が軸方向に摺動自在に設けられており、そのスリーブ(2)が摺動して前記ハブ(1)とギヤ(3、10)とを選択的に係合するように構成されたトランスミッションのシンクロナイザ装置において、前記シンクロナイズリングは、第1のシンクロナイザリング(23)と、そのコーン部とシンクロコーン(16)を挟んで対向する第2のシンクロナイザリング(25)とよりなり、その第2のシンクロナイザリング(25)は前記ハブのボス部(1b)に抜け止め(27、28)を設けて挿入され、そして第1のシンクロナイザリング(23)の半径方向内方に延びるフランジ部(23a)との対向位置にはそのフランジ部(23a)方向にそれぞれスプリング(26)で付勢されたボール(B)が挿入された複数の孔(25a)が設けられ、そして前記ギヤ(10)のボス部に固着されたクラッチギヤ(11)に遊合されたシンクロナイザコーン(16)の遊合部内周にV字状の溝(16a)が設けられ、その溝(16a)にはクラッチギヤ(11)に設けられた複数の凹部(11a)にそれぞれ突出自在に挿入されたピン(17)の先端部が係合する構成であり、前記スプリング(26)で付勢されたボール(B)によって第1のシンクロナイズリング(23)と第2のシンクロナイズリング(25)とが離間され、クラッチギヤ(11)の回転に伴う遠心力によりピン(17)が凹部(11a)より突出し、V字状の溝(16a)に係合され、シンクロナイザコーン(16)が軸方向に位置を規制され、かつ半径方向には中立位置にセンタリングされる構成である。
【0013】
また、このように構成すれば、部品数を少なく出来るという利点がある。
【0014】
本発明によるトランスミッションのシンクロナイザ装置を実施するに際し、前記スチールボールが挿入される凹部の深さは、ボールが沈んだ場合にシンクロナイザリングのコーン部が対向するコーン部に接触するだけ軸方向に移動することを妨げず、V字状の溝の深さはボールの最大径部が凹部の端部から突出しないよう構成されるのが好ましい
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
図において、従来技術と同じ機能を有する部材には同じ符号を付して重複説明は省略する。
【0017】
図1は本発明にかかるシンクロナイザ装置の要部を示す断面図であり、符号Cで代表するメインシャフトにはハブ1が固着されており、そのハブ1は外周にリング状に形成されたフランジ部7が設けられ、そのフランジ部7の外周にはスプライン1sが形成されており、そのスプライン1sにはスリーブ2のスプライン2aが摺動自在に係合している。
【0018】
また、そのハブ1の左側にはギヤ3(例えば3速メインギヤ)がメインシャフトCに回転自在に取り付けられ、そのギヤ3のハブ1側のボス3aにはシンクロナイザコーン(以下、シンクロコーンと記載)4が固着されており、そのシンクロコーン4のコーン部4aの外周には、そのコーン部4aと僅かな隙間を保持して対面するコーン部6bが形成されたシンクロナイザリング(以下、シンクロリングと記載)6がハブ1のフランジ部7の内周に遊合されている。ここで、符号5、6aはスリーブ2のスプラインと係合するシンクロコーン4及びシンクロリング6のスプライン部をそれぞれ示し、符号5aはスプライン端部の面取りをそれぞれ示している。
【0019】
また、ハブ1の右側にはギヤ10(例えば、2速メインギヤ)がメインシャフトに回転自在に取り付けられており、そのギヤ10のハブ1側のボスにはスリーブ2のスプライン2aと係合するスプライン部12を有するクラッチギヤ11が固着され、そのクラッチギヤ11には内外周にコーンが形成されているシンクロコーン16が軸方向(図における左右)に摺動自在に取り付けられている。
【0020】
そして、そのシンクロコーン16の外周側には第1のシンクロリング13が設けられ、内周側にハブ1のボスに遊合された第2のシンクロリング15が設けられ、ダブルコーン型のシンクロナイザ装置を構成している。ここで、符号13aはスリーブ2のスプライン2aと係合するスプラインを示し、12aは面取りをそれぞれ示しており、以上の説明は、ハブの左側にシングルコーン型、右側にダブルコーン型を備えた従来公知のシンクロナイザ装置と全く同じ技術に関するものである。なお、符号2bはスリーブ2を摺動させる図示しないシフトフォークと係合する溝を示している。
【0021】
そして、本願においては、シンクロリング6の円筒部9の外周に凹部9aが形成され、その凹部9aの深さはボールBが挿入されたときシンクロリング6の図における左右方向の摺動を邪魔しない深さに形成されている。そして、ハブ1のフランジ7の内周にはシンクロリング6のコーン部6bとシンクロコーン4のコン部4aとが接触しない中立位置に凹部9aの中心と対応するV字状の溝8aが全周に設けられている。
【0022】
また、第1のシンクロリング13とハブ1のフランジ7の内周、及びハブ1のボス外周と第2のシンクロリング15の内周とには、それぞれスチールボールBが挿入される凹部14a、1a及びそれらのボールが突出した場合にシンクロリングを中立位置に位置決めするV字状の溝が前記シングルコーンの場合と同様に設けられている。そして、それらのシンクロリング13、15のコーン部がピン17がクラッチギヤ11のV字状の溝16aと係合した状態で、シンクロコーン16の内外周のコーン部と接触しないよう位置決めされている。
【0023】
以下、作用について説明する。
【0024】
例えば、図1は車両が2速ギヤ10及び3速ギヤ3を使用しないで他のギヤ、例えば5速で走行中の態様を示し、スリーブ2はハブの中央の位置にあって、ハブ1とスリーブ2とは図示しない現在走行中のギヤ(例えば、5速)の回転速度で回転し、ギヤ3と10とはメインシャフト(センタラインCで示す)に対して回転自在に取り付けられているので、メインシャフトとは異なる回転速度で回転している。したがって、この状態では3個のボールB及びピン17には遠心力が作用してメインシャフトCに対して外方に移動してV字状の溝に入り、それぞれのV字状の溝8a、8b、15a及び16aが形成されているシンクロリング6、第1のシンクロリング13、第2のシンクロリング15及びシンクロコーン16を中立位置にセンタリングしているため、それぞれのコーンは接触しない。
【0025】
すなわち、センタリングされた状態でシンクロコーン6、第1及び第2のシンクロコーンはハブ1に連れ回りし、シンクロコーン16はギヤ10に連れ回りされる。
【0026】
そして、例えば、3速にシフトする場合は、図示しないシフトフォークでスリーブ2を左に移動する力が加えられると、ボールBは凹部9aに押し込まれるので、ボールBがない場合と同様にシンクロナイザ装置は作動する。
【0027】
また、上記のボールに替えて、ピンを使用してもよいが、ピン17は脱落防止のためにボールに替えることは出来ない。
【0028】
図2は、本発明の別の実施形態を示し、第1の実施形態に対して第2のシンクロリング13に設けられた凹部14a、対応するV字状溝8b及びボールBと第2のシンクロリング15に設けられたV字状溝15a、ハブ1のボスに設けられた凹部1a及びボールBとが省略されている。そして、それらに替えて、第2のシンクロリング25をハブ1のボス1bに挿入してワッシャ27及びスナップリング28で抜け止めし、第1のシンクロリング23の半径方向内側に延びたフランジ部23aから離れるように付勢するボールBとスプリング26とが第2のシンクロリング25に設けられた孔25aに設けられている。
【0029】
第1のシンクロリング23と第2のシンクロリング25とがスプリング26とボールBとで常に離れるように付勢されているので、シンクロコーン16と接触することが防止され、同様の作用効果を得ることが出来る。第1の実施形態より部品数が少ない利点がある。
【0030】
上記の例は、ハブの左右にシングルコーンとダブルコーンとを設けているがこれに限定されるものでなく、左右が同じシングルコーン、ダブルコーンであっても同様に構成することが出来る。
【0031】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されており、シンクロナイザ装置の遊転時におけるひきずりトルクがなくなるため、トランスミッションの伝達効率が向上し、車両の走行燃費が向上し、シンクロ性能改善によりギヤシフト操作が容易になり、ドライバーの疲労軽減により安全性向上に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシンクロナイザ装置の要部断面図。
【図2】本発明の別の実施形態を示す要部断面図。
【図3】従来のシンクロナイザ装置の要部の例を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・ハブ
2・・・スリーブ
3、10・・・ギヤ
4、16・・・シンクロナイザコーン
6・・・シンクロナイザリング
7・・・フランジ部
9a・・・凹部
11・・・クラッチギヤ
13、23・・・第1のシンクロナイザリング
15、25・・・第2のシンクロナイザリング
17・・・ピン

Claims (3)

  1. メインシャフト(C)に固着されたハブ(1)の両側にはシンクロナイザリングを介装してギヤ(3、10)が回転自在に設けられ、前記ハブ(1)とスプライン(1s、2a)を介してスリーブ(2)が軸方向に摺動自在に設けられており、そのスリーブ(2)が摺動して前記ハブ(1)とギヤ(3、10)とを選択的に係合するように構成されたトランスミッションのシンクロナイザ装置において、一方のギヤ(3)との間に介装されたシンクロナイザリング(6)にはそのギヤ(3)に固着されたシンクロコーンのコーン部(4a)と僅かな隙間を有して対向するコーン部(6b)を備え、かつその円筒部(9)外周にスチールボール(B)が収納される複数の凹部(9a)が同一円周上に設けられ、前記ハブ(1)のリング状に形成されたフランジ部(7)内周側の対応する位置には断面V字状に形成された溝(8a)が全周に設けられ、前記シンクロナイザリング(6)に設けられた複数の凹部(9a)にはスチールボール(B)がそれぞれ突出自在に収納されており、
    そして、他方のギヤ(10)との間には、第1のシンクロナイザリング(13)と、そのコーン部とシンクロコーン(16)を挟んで対向する第2のシンクロナイザリング(15)とが介装され、前記第1のシンクロナイザリング(13)の円筒部(14)外周にスチールボール(B)が収納される複数の凹部(14a)が同一円周上に設けられ、前記ハブ(1)のリング状に形成されたフランジ部(7)内周側の対応する位置には断面V字状に形成された溝(8b)が全周に設けられており、さらに前記ハブ(1)のボス部(1b)外周にスチールボール(B)が収納される複数の凹部(1a)が同一円周上に設けられ、そのボス部(1b)外周に遊合されている第2のシンクロナイザリング(15)の内周側の対応する位置には断面V字状に形成された溝(15a)が全周に設けられており、そして前記ギヤ(10)のボス部に固着されたクラッチギヤ(11)に遊合されたシンクロナイザコーン(16)の遊合部内周にV字状の溝(16a)が設けられ、その溝(16a)にはクラッチギヤ(11)に設けられた凹部(11a)に突出自在に挿入されたピン(17)の先端部が係合する構成であり、
    前記シンクロナイザリング(6)、第1のシンクロナイザリング(13)、ハブ(1)およびクラッチギヤ(11)それぞれの回転に伴う遠心力によって各ボール(B)およびピン(17)が各凹部(9a、14a、1a、11a)より突出し、それぞれV字状溝(8a、8b、15a、16a)に係合され、シンクロナイザリング(6)、第1のシンクロナイザリング(13)、第2のシンクロナイザリング(15)およびシンクロナイザコーン(16)のそれぞれが軸方向に位置を規制され、かつ半径方向には中立位置にセンタリングされる構成であることを特徴とするトランスミッションのシンクロナイザ装置。
  2. メインシャフト(C)に固着されたハブ(1)の両側にはシンクロナイザリングを介装してギヤ(3、10)が回転自在に設けられ、前記ハブ(1)とスプライン(1s、2a)を介してスリーブ(2)が軸方向に摺動自在に設けられており、そのスリーブ(2)が摺動して前記ハブ(1)とギヤ(3、10)とを選択的に係合するように構成されたトランスミッションのシンクロナイザ装置において、前記シンクロナイズリングは、第1のシンクロナイザリング(23)とそのコーン部とシンクロコーン(16)を挟んで対向する第2のシンクロナイザリング(25)とよりなり、その第2のシンクロナイザリング(25)は前記ハブのボス部(1b)に抜け止め(27、28)を設けて挿入され、そして第1のシンクロナイザリング(23)の半径方向内方に延びるフランジ部(23a)との対向位置にはそのフランジ部(23a)方向にそれぞれスプリング(26)で付勢されたボール(B)が挿入された複数の孔(25a)が設けられ、そして前記ギヤ(10)のボス部に固着されたクラッチギヤ(11)に遊合されたシンクロナイザコーン(16)の遊合部内周にV字状の溝(16a)が設けられ、その溝(16a)にはクラッチギヤ(11)に設けられた複数の凹部(11a)にそれぞれ突出自在に挿入されたピン(17)の先端部が係合する構成であり、前記スプリング(26)で付勢されたボール(B)によって第1のシンクロナイズリング(23)と第2のシンクロナイズリング(25)とが離間され、クラッチギヤ(11)の回転に伴う遠心力によりピン(17)が凹部(11a)より突出し、V字状の溝(16a)に係合され、シンクロナイザコーン(16)が軸方向に位置を規制され、かつ半径方向には中立位置にセンタリングされる構成であることを特徴とするトランスミッションのシンクロナイザ装置。
  3. 前記スチールボール(B)が挿入される凹部(9a、14a、1a)の深さは、ボール(B)が沈んだ場合にシンクロナイザリング(6、13、15)のコーン部が対向するコーン部に接触するだけ軸方向に移動することを妨げず、V字状の溝(8a、8b、15a)の深さはボール(B)の最大径部が凹部(9a、14a、1a)の端部から突出しないよう構成されている請求項1または2に記載のトランスミッションのシンクロナイザ装置。
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