JP4069079B2 - 冷凍または保冷車の収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍車または保冷車に積載されている断熱性の収納庫に関する。
従来、冷凍または保冷車の収納庫としては、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させると共に、接着剤で一体化した断熱複合パネルを組み合わせて天井部と側壁部を形成したものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第3243705号公報
しかしながら、上記従来の収納庫の場合、通常金属製の外板および内板が、それぞれ合成樹脂発泡体製の断熱板に強固に接着されていることから、解体時に外板および内板と断熱板を分離しにくく、材質毎に分けにくいことから、リサイクルの大きな妨げとなっている。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫について、解体時に外板および/または内板から断熱板を分離しやすくし、リサイクルを容易にすることを目的とする。
上記目的のために、本発明の第1は、側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
断熱複合パネルの外板と断熱板の間または内板と断熱板の間に外側下地材または内側下地材が介在されており、外板と断熱板を連結する外板取付ビスと、内板と断熱板を連結する内板取付ビスのいずれか一方のビスが、断熱板を貫通して反対側の内側下地材または外側下地材の肉厚途中まで打ち込まれており、他方のビスが上記一方のビスが打ち込まれた内側下地材または外側下地材に打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫を提供するものである。
上記本発明の第1は、外側下地材または内側下地材が、複数枚隙間をあけて並列された板材、格子板、断熱板表面を覆うことができる面板のいずれかであること、
外側下地材または内側下地材が、複数枚隙間をあけて並列された板材で、断熱板の表面に形成された溝に嵌め込まれていること、
外側下地材または内側下地材が、溝内に掴持されていること、
外側下地材または内側下地材が、低発泡の合成樹脂製であること、
外側下地材または内側下地材が、相隣接する断熱板間に跨って配置されていること、
をその好ましい態様として含むものである。
また、本発明の第2は、側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
断熱複合パネルの外板と断熱板の間および内板と断熱板の間に、それぞれ外側下地材と内側下地材が介在されており、外板と断熱板を連結する外板取付ビスと、内板と断熱板を連結する内板取付ビスのいずれか一方のビスが、外側下地材または内側下地材と断熱板を貫通して反対側の内側下地材または外側下地材の肉厚途中まで打ち込まれており、他方のビスが上記一方のビスが打ち込まれた内側下地材または外側下地材に打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫を提供するものである。
本発明の第3は、側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
断熱複合パネルの外板と断熱板の間および内板と断熱板の間に、それぞれ合成樹脂製の外側下地材と内側下地材が介在されており、外板と断熱板を連結する外板取付ビスが、断熱板を貫通して内側下地材の肉厚途中まで打ち込まれており、内板と断熱板を連結する内板取付ビスが、断熱板を貫通して外側下地材の肉厚途中まで打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫を提供するものである。
上記本発明の第2および第3は、外板取付ビスと内板取付ビスの双方が、断熱板を貫通して反対側の下地材の肉厚途中まで打ち込まれていること、
外側下地材と内側下地材が、複数枚隙間をあけて並列された板材、格子板、断熱板表面を覆うことができる面板のいずれかであること、
外側下地材と内側下地材が、それぞれ複数枚隙間をあけて並列された板材で、互いに直交する方向に並列されていること、
外側下地材と内側下地材が、それぞれ断熱板の表面に形成された溝に嵌め込まれていること、
外側下地材と内側下地材が、それぞれ溝内に掴持されていること、
外板取付ビスが、外側下地材間の隙間を介して断熱板を貫通しており、内板取付ビスが、内側下地材間の隙間を介して断熱板を貫通していること、
をその好ましい態様として含むものである。
さらに、本発明の第4は、側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
断熱複合パネルの外板と断熱板の間および内板と断熱板の間に、それぞれ外側下地材と内側下地材が介在されており、この外側下地材と内側下地材が、それぞれ複数枚隙間をあけて並列された板材で、それぞれ断熱板の表面に形成された溝に掴持されて互いに直交する方向に並列されていると共に、外板と断熱板を連結する外板取付ビスが外側下地材に打ち込まれ、内板と断熱板を連結する内板取付ビスが内側下地材に打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫を提供するものでもある。
上記本発明の第2〜第4は、それぞれ、外側下地材と内側下地材が、低発泡の合成樹脂製であること、
外側下地材と内側下地材のいずれか一方または両者が相隣接する断熱板間に跨って配置されていること、
をその好ましい態様として含むものである。
本発明によれば、外板および内板と断熱板の連結が、接着によらず、外板取付ビスおよび内板取付ビスで行われているので、この外板取付ビスおよび内板取付ビスを抜くことで、材質の異なる外板および内板と断熱板とを容易に分離することができる。従って、材質の異なる外板および内板と断熱板とを容易に分離回収することができ、これらのリサイクルが容易となる。
また、上記外板取付ビスおよび内板取付ビスは、全体を貫通していないことから、外板取付ビスと内板取付ビスの熱伝導による断熱性の低下を抑制することができる。
更に、断熱板の片面または両面に設けられている外側下地材および/または内側下地材は、補強部材としても機能することから、断熱複合パネルの機械的強度を向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
図1〜図4は、本発明の一例を示すもので、図1は、本発明の一例に係る収納庫を搭載した冷凍または保冷車の斜視図、図2は、図1に示される収納庫の側壁部と天井部間のコーナー部付近の部分斜視図、図3は、図1に示される収納庫の側壁部同志のコーナー部付近の部分斜視図、図4は、図2および図3に示される断熱板と外側下地材および内側下地材の分解部分斜視図、図5は、図2および図3に示される断熱複合パネルの部分斜視図である。
図1に示されるように、収納庫1は、自動車2の荷台に搭載されている。この収納庫1両側面と前面の側壁部3と、天井部4と、床部5と、後面の扉部6とから構成されている。
上記収納庫1の側壁部3と天井部4は、図2に示されるように、外板7と内板8の間に合成樹脂発泡体製の断熱板9を挟持させると共に、外板7と断熱板9の間および内板8と断熱板9の間に、それぞれ合成樹脂製の外側下地材10と内側下地材11を介在させて、これらを外板取付ビス12と内板取付ビス13で一体化した断熱複合パネル14で構成されている。
なお、図1に示される床部5と扉部6も上記と同じ断熱複合パネル14で構成することが好ましいが、床部5については、耐荷重性を向上させるため、扉部6については、開閉機能を付加するため、他の構造の断熱性のパネルを用いることもできる。また、少なくとも側壁部3と天井部4の両者を上記断熱複合パネル14で構成することが好ましいが、側壁部3と天井部4の一方のみを上記断熱複合パネル14で構成し、部分的にリサイクルの容易化を図ることもできる。
図2に示されるように、側壁部3を構成する断熱複合パネル14は、外板7の上縁が、ほぼ天井部4を構成する断熱複合パネル14の厚み分だけ延出している。天井部4を構成する断熱複合パネル14は、その端縁部下面を側壁部3を構成する断熱複合パネル14の上端面に重ね、側端面が、上記上方に延出した、側壁部3を構成する断熱複合パネル14の外板7の内面に突き当てられている。側壁部3を構成する断熱複合パネル14と天井部4を構成する断熱複合パネル14間に形成されるコーナー部には、外面側に外コーナー材15、内面側に内コーナー材16が宛われている。この外コーナー材15と内コーナー材16は、断面L字形をなしており、例えば側壁部3の断熱複合パネル14と天井部4の断熱複合パネル14間に跨って接着したり、側壁部3と天井部4の断熱複合パネル14の外側下地材10にそれぞれビス止めすることにより、側壁部3の断熱複合パネル14と天井部4の断熱複合パネル14を連結するものとなっている。
一方、図3に示されるように、側壁部3のコーナー部を構成する一方の断熱複合パネル14(図中奥側の断熱複合パネル14)は、外板7の側縁が、ほぼ他方の断熱複合パネル14(図中手前側の断熱複合パネル14)の厚み分だけ側方に延出している。上記他方の断熱複合パネル14は、その側端縁部内面を上記一方の断熱複合パネル14の側端面に重ね、側端面が、上記側方に延出した、一方の断熱複合パネル14の外板7の内面に突き当てられている。側壁部3を構成する断熱複合パネル14同志のコーナー部にも、外面側に外コーナー材15、内面側に内コーナー材16が宛われている。この外コーナー材15と内コーナー材16は、例えば側壁部3のコーナー部を構成する両断熱複合パネル14間に跨って接着したり、両断熱複合パネル14の外側下地材10にそれぞれビス止めすることにより、両断熱複合パネル14を連結するものとなっている。
上記側壁部3を構成する断熱複合パネル14と、天井部4を構成する断熱複合パネル14は、いずれも同様の構成を有するもので、前述したとおり、外板7と内板8の間に合成樹脂発泡体製の断熱板9を挟持させると共に、外板7と断熱板9の間および内板8と断熱板9の間に、それぞれ合成樹脂製の外側下地材10と内側下地材11を介在させて、これらを外板取付ビス12と内板取付ビス13で一体化したものとなっている。
断熱板9を構成する合成樹脂発泡体としては、強度および断熱性に優れたものが好ましく、リサイクル性から熱可塑性樹脂が好ましい。例えばポリスチレン発泡体、ポリエチレン発泡体、ポリウレタン発泡体などを用いることができるが、特にポリスチレン発泡体が好ましい。また、押出成形品でもビーズ発泡成形品でもよいが、強度的に優れている点と、継ぎ目のない大型の一枚品を得やすい点とから、押出発泡成形品が好ましい。また、外板7と内板8は、例えばアルミニウム板、鉄板、繊維強化プラスチック(FRP)板などで構成することができる。
外側下地材10と内側下地材11は、外板取付ビス12と内板取付ビス13(図2、図5参照)を打ち込むためのものであると共に、断熱複合パネル14に剛性を付与するためのもので、図4に明示されるように、本例における外側下地材10と内側下地材11は、それぞれ複数枚隙間をあけて並列された板材で、互いに直交する方向に並列されている。外側下地材10と内側下地材11は、両者同じ方向に並列させたものとすることもできるが、縦横両方向に剛性を付与して撓みを防止することができるよう、互いに直交する方向に並列されていることが好ましい。
また、本例の外側下地材10と内側下地材11は、それぞれ断熱板9の表面に形成された溝17に嵌め込まれている。外側下地材10と内側下地材11は、溝17を設けずに断熱板9の表面に宛って設けることもできるが、ずれにくくして組み立て作業性を向上させる上で、断熱板9の表面に設けた溝17に嵌め込んでおくことが好ましい。
外側下地材10と内側下地材11は、木材や合板を用いることもできるが、補強効果と、外板取付ビス12および内板取付ビス13(図2、図5参照)の高い保持力(耐引き抜き性)と、ある程度の断熱性とを得るために、合成樹脂製とすることが好ましい。この外側下地材10と内側下地材11を構成する合成樹脂の種類は特に制限はないが、リサイクル性から熱可塑性樹脂が好ましい。さらに、経済的理由から、廃棄合成樹脂のリサイクル品が好ましい。また、外側下地材10と内側下地材11は、補強効果と、外板取付ビス12および内板取付ビス13の保持力とを大きく低下させることなくその断熱性を高めるために、低発泡合成樹脂成形品であることが好ましい。この低発泡合成樹脂成形品とは、発泡倍率が1.5〜3.0培の発泡合成樹脂成形品をいう。
本例の断熱複合パネル14は、溝17に外側下地材10と内側下地材11を嵌め込んだ上記断熱板9の表裏面に、図5に示されるように、外板7と内板8をそれぞれ宛い、外板7上から外板取付ビス12を打ち込むと共に、内板8上から内板取付ビス13を打ち込んで一体化されているものである。
本例における上記外板取付ビス12は、外側下地材10間の隙間を介して断熱板9を貫通し内側下地材11の肉厚途中まで打ち込まれており、上記内板取付ビス13は、内側下地材11間の隙間を介して断熱板9を貫通し、外側下地材10の肉厚途中まで打ち込まれている。外板取付ビス12を外側下地材10をも貫通させたり、内板取付ビス13を内側下地材11をも貫通させるようにすることもできるが、組み立て作業性を向上させるためには、外板取付ビス12と内板取付ビス13を上記隙間を介して打ち込むことが好ましい。
外板取付ビス12と内板取付ビス13は、通常金属製であるが、これらの熱伝導による断熱欠損を抑制するために、少なくとも頭部が合成樹脂でカバーされたものであることが好ましい。外板取付ビス12と内板取付ビス13の打ち込み箇所は、防水性を向上させるために、防水シール処理を施しておくことが好ましい。また、外板7と内板8の取り付けに、これらの部分的な浮きを防止するために、粘着剤を併用することもできる。
なお、図4および図5においては、外側下地材10が縦方向に長尺で、横方向に並列されており、内側下地材11が横方向に長尺で縦方向に並列されているが、並列方向は任意に選択することができる。
図6は、本発明の収納庫に用いる断熱複合パネルの第2の例を示す断面図で、図1〜図6と同じ符号は同じ部材または部位を示すものである。
本例の断熱複合パネル14は、図2および図3に示される内側下地材11は設けられておらず、外側下地材10だけが設けられたものとなっている。内板8側から打ち込まれた内板取付ビス13は、断熱板9を貫通してこの外側下地材10の肉厚途中まで食い込んでおり、内板8を断熱板9に取り付けると共に、外側下地材10をも固定している。また、外板7側から打ち込まれた外板取付ビス12は、外側下地材10に食い込んで外板7を固定している。
上記のようにすると、内側下地材11(図2、図3参照)を省略できるので、断熱複合パネル14を軽量化することができる。また、本例においては、外側下地材10のみを有するものとしたが、内側下地材11のみを有するものとし、外板取付ビス12を断熱板9を貫通して内側下地材11の肉厚途中まで打ち込むと共に、内板取付ビス13を内側下地材11に打ち込んで内板8を取り付けるようにすることもできる。
図7は、本発明の収納庫に用いる断熱複合パネルの第3の例を示す断面図で、図1〜図6と同じ符号は同じ部材または部位を示すものである。
本例の断熱複合パネル14における内板取付ビス13は、内側下地材11および断熱板9を貫通して外側下地材10の肉厚途中まで打ち込まれており、外板取付ビス12は直接外側下地材10に打ち込まれている。つまり、本例の内板取付ビス13は、内板8、内側下地材11、断熱板9および外側下地材10を一体に連結していると共に、外板取付ビス12は、外板7を外側下地材10に止め付けるものとなっている。
上記のようにすると、外板取付ビス12の打ち込み深さが浅くてすむので、外板取付ビス12の熱伝導による断熱欠損を抑制しやすくなる。また、本例では、内板取付ビス13を長く、外板取付ビス12を短いものとしているが、これを逆にし、外板取付ビス12を外側下地材10および断熱板9を貫通して内側下地材11の肉厚途中まで打ち込み、内板取付ビス13を内側下地材11に直接打ち込むようにしてもよい。
図8は、本発明の収納庫に用いる断熱複合パネルの第4の例を示す断面図で、図1〜図6と同じ符号は同じ部材または部位を示すものである。
本例の断熱複合パネル14は、外板7と外側下地材10との間に裏打ち材18を有するものとなっている点以外は上記断熱複合パネルの第3の例と同様である。この裏打ち材18は、例えばベニア板などの合板で構成されたもので、裏打ち材18を貫通して外側下地材10に打ち込まれた外板取付ビス12によって取り付けられている。
上記のようにすると、裏打ち材18によって補強効果を高めることができる。また、裏打ち材18は、内板8と内側下地材11の間にも設けることができる。
図9および図10は、それぞれ外側下地材または内側下地材の他の例を示す部分斜視図で、図1〜図6と同じ符号は同じ部材または部位を示すものである。
図9に示される外側下地材10または内側下地材11は合成樹脂製の格子板となっている。この格子板を外側下地材10と内側下地材11の両者または一方として使用することで、断熱複合パネル14(図2、図3、図5参照)の剛性を高めることができる。この格子板を外側下地材10と内側下地材11の両者として使用する場合、一方の格子の目の中央部と、他方の格子交差部の中央部を対向させて配置することで、外側下地材10を貫通させることなく外板取付ビス12(図2、図3、図5参照)を打ち込むと共に、内側下地材11を貫通させることなく内板取付ビス13(図2、図3、図5参照)を打ち込むことができる。
図10に示される外側下地材10または内側下地材11は、断熱板9の表面を覆うことができる合成樹脂製の面板となっている。この面板を外側下地材10と内側下地材11の両者または一方として使用することで、断熱複合パネル14(図2、図3、図5参照)の剛性をさらに高めることができる。
図11および図12は、それぞれ断熱板と外側下地材および内側下地材の組み合わせ状態の他の例を示す部分斜視図で、図1〜図6と同じ符号は同じ部材または部位を示すものである。
図11において、外側下地材10と内側下地材11は、それぞれ複数枚隙間をあけて並列された板材で、互いに直交する方向に並列されており、それぞれ断熱板9の表面に形成された溝17に嵌め込まれている。この点においては図4に示される組み合わせ状態と同様であるが、本例においては、溝17が、開口幅より底面幅が広い断面台形で、外側下地材10と内側下地材11が、この溝17の断面形状に対応する断面形状となっており、溝17の側端部から差し込まれて嵌め合わされている。また、図12における溝17は、開口幅より底面幅が広い2つの同形の台形を重ねた断面形状で、外側下地材10と内側下地材11は、この溝17の断面形状に対応する断面形状をなし、それぞれ側面に、外方に突出した三角形状の返し部19を有するものとなっており、溝17の側端部から差し込まれて嵌め合わされている。
上記のようにすると、外側下地材10と内側下地材11がそれぞれ溝17に掴持されて表面側に抜け出ることが防止され、断熱板9にしっかり保持することができる。従って、上記溝17に上記外側下地材10と内側下地材11を嵌め合わせた場合、図5に示される外板取付ビス12を外側下地材10に打ち込み、内板取付ビス13を内側下地材11に打ち込むことで、外板取付ビス12および内板取付ビス13を断熱板9を貫通させることなく、外板7、内板8および断熱板9を外側下地材10、内側下地材11、外板取付ビス12および内板取付ビス13を介して一体化することができ、外板取付ビス12および内板取付ビス13による断熱欠損をほとんど生じないようにすることが可能となる。
なお、外側下地材10や内側下地材11を溝17内に掴持させるには、外側下地材10や内側下地材11の断面形状を、対応する断面形状の溝17の開口幅より幅広となる箇所を有する形状とすればよく、また外側下地材10や内側下地材11は、断面全体が溝17内に差し込まれるものではなく、部分的に差し込まれるものとすることもできる。従って、例えば断面T字形、L字形、I字形、H字形、十字形など外側下地材10や内側下地材11を用いて溝17内に掴持させることもできる。
図13〜図15は、それぞれ隣接する断熱複合パネルの断熱板同志を連結する場合の他の例を示す斜視図で、図1〜図6と同じ符号は同じ部材または部位を示すものである。
図13における内側下地材11は、相隣接する断熱板9間に跨って取り付けられている。このようにすると、相隣接する断熱板9同志を内側下地材11を介して強固に連結することができ、断熱複合パネル14(図2、図3参照)同志の接合部の強度を高めることができる。また、外側下地材10を相隣接する断熱板9間に跨って取り付けることもできる。
図14においては、相隣接する断熱板9の端面間に跨って連結材20が取り付けられている。この連結材20は、断面コ字形をなす金属または合成樹脂の棒材で、両脚部を断熱板9に設けられた細溝21に差し込んで取り付けられている。このようにすることによっても、断熱複合パネル14(図2、図3参照)同志の接合部の強度を高めることができる。
図15においては、相隣接する断熱板9が合いじゃくりによって接合されている。このようにすると、断熱板9間の合わせ目の内外方向長さを長くすることができ、合わせ目による断熱欠損を抑制することができる。また、合いじゃくりではなく、さね接などによっても同様の効果を得ることができる。
本発明の一例に係る収納庫を搭載した冷凍または保冷車の斜視図である。 図1に示される収納庫の側壁部と天井部間のコーナー部付近の部分斜視図である。 図1に示される収納庫の側壁部同志のコーナー部付近の部分斜視図である。 図2および図3に示される断熱板と外側下地材および内側下地材の分解部分斜視図である。 図2および図3に示される断熱複合パネルの部分斜視図である。 本発明の収納庫に用いる断熱複合パネルの第2の例を示す断面図である。 本発明の収納庫に用いる断熱複合パネルの第3の例を示す断面図である。 本発明の収納庫に用いる断熱複合パネルの第4の例を示す断面図である。 外側下地材または内側下地材の他の例を示す部分斜視図である。 外側下地材または内側下地材の他の例を示す部分斜視図である。 断熱板と外側下地材および内側下地材の組み合わせ状態の他の例を示す部分斜視図である。 断熱板と外側下地材および内側下地材の組み合わせ状態の他の例を示す部分斜視図である。 隣接する断熱複合パネルの断熱板同志を連結する場合の他の例を示す斜視図である。 隣接する断熱複合パネルの断熱板同志を連結する場合の他の例を示す斜視図である。 隣接する断熱複合パネルの断熱板同志を連結する場合の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 収納庫
2 自動車
3 側壁部
4 天井部
5 床部
6 扉部
7 外板
8 内板
9 断熱板
10 外側下地材
11 内側下地材
12 外板取付ビス
13 内板取付ビス
14 断熱複合パネル
15 外コーナー材
16 内コーナー材
17 溝
18 裏打ち材
19 返し部
20 連結材
21 細溝

Claims (15)

  1. 側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
    断熱複合パネルの外板と断熱板の間または内板と断熱板の間に外側下地材または内側下地材が介在されており、外板と断熱板を連結する外板取付ビスと、内板と断熱板を連結する内板取付ビスのいずれか一方のビスが、断熱板を貫通して反対側の内側下地材または外側下地材の肉厚途中まで打ち込まれており、他方のビスが上記一方のビスが打ち込まれた内側下地材または外側下地材に打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫。
  2. 外側下地材または内側下地材が、複数枚隙間をあけて並列された板材、格子板、断熱板表面を覆うことができる面板のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  3. 外側下地材または内側下地材が、複数枚隙間をあけて並列された板材で、断熱板の表面に形成された溝に嵌め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  4. 外側下地材または内側下地材が、溝内に掴持されていることを特徴とする請求項3に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  5. 外側下地材または内側下地材が、低発泡の合成樹脂製であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  6. 外側下地材または内側下地材が、相隣接する断熱板間に跨って配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  7. 側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
    断熱複合パネルの外板と断熱板の間および内板と断熱板の間に、それぞれ外側下地材と内側下地材が介在されており、外板と断熱板を連結する外板取付ビスと、内板と断熱板を連結する内板取付ビスのいずれか一方のビスが、外側下地材または内側下地材と断熱板を貫通して反対側の内側下地材または外側下地材の肉厚途中まで打ち込まれており、他方のビスが上記一方のビスが打ち込まれた内側下地材または外側下地材に打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫。
  8. 側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
    断熱複合パネルの外板と断熱板の間および内板と断熱板の間に、それぞれ合成樹脂製の外側下地材と内側下地材が介在されており、外板と断熱板を連結する外板取付ビスが、断熱板を貫通して内側下地材の肉厚途中まで打ち込まれており、内板と断熱板を連結する内板取付ビスが、断熱板を貫通して外側下地材の肉厚途中まで打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫。
  9. 外側下地材と内側下地材が、複数枚隙間をあけて並列された板材、格子板、断熱板表面を覆うことができる面板のいずれかであることを特徴とする請求項7または8に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  10. 外側下地材と内側下地材が、それぞれ複数枚隙間をあけて並列された板材で、互いに直交する方向に並列されていることを特徴とする請求項7または8に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  11. 外側下地材と内側下地材が、それぞれ断熱板の表面に形成された溝に嵌め込まれていることを特徴とする請求項10に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  12. 外側下地材と内側下地材が、それぞれ溝内に掴持されていることを特徴とする請求項11に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  13. 側壁部と天井部のいずれか一方または両者が、外板と内板の間に合成樹脂発泡体製の断熱板を挟持させて一体化した断熱複合パネルで構成された冷凍または保冷車の収納庫において、
    断熱複合パネルの外板と断熱板の間および内板と断熱板の間に、それぞれ外側下地材と内側下地材が介在されており、この外側下地材と内側下地材が、それぞれ複数枚隙間をあけて並列された板材で、それぞれ断熱板の表面に形成された溝に掴持されて互いに直交する方向に並列されていると共に、外板と断熱板を連結する外板取付ビスが外側下地材に打ち込まれ、内板と断熱板を連結する内板取付ビスが内側下地材に打ち込まれていることを特徴とする冷凍または保冷車の収納庫。
  14. 外側下地材と内側下地材が、低発泡の合成樹脂製であることを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
  15. 外側下地材と内側下地材のいずれか一方または両者が相隣接する断熱板間に跨って配置されていることを特徴とする請求項7〜14のいずれか1項に記載の冷凍または保冷車の収納庫。
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