JP4068770B2 - 高温加圧定着装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基体上に担持されたトナー像を定着するための高温加圧定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基体上に担持されたトナー像を定着するための高温加圧定着装置は既知である。このような装置においては、典型的には加熱定着器ローラが使用され、シリコーンオイルなどの剥離剤を塗布しないと基体が定着器ローラに付着する傾向がある。
【0003】
特開平1−251074(キャノン株式会社)に記載されたかかる装置においては、基体上に担持されたトナー像を定着するための高温加圧定着装置は、バックアップローラと接触する加熱定着器ローラであって、該バックアップローラとの間にニップ部を形成し、該ニップ部を通って基体経路が延びる加圧定着器ローラと、剥離剤塗布装置とを含む。塗布装置は、加熱定着器ローラと回転接触する塗布器ローラを含む。剥離剤は、剥離剤供給源から塗布器ローラの表面に運ばれる。
【0004】
米国特許第4426953号(クロム(Kromm)他;Xerox Corporationに譲渡)に記載された装置は、バックアップローラと接触して、該ローラとの間に、中に複写基体が通るニップ部を形成する加熱定着器ローラを備える。剥離剤を供給源から加熱定着器ローラに塗布するために、剥離剤塗布装置が提供される。剥離剤塗布装置は、加熱定着器ローラと回転接触するドナーローラを含み、ドナーローラには、シリコーンゴムなどの変形可能な材料の被覆が形成されている。剥離剤は、剥離剤供給源から表面が鋼の計量ローラによってドナーローラの表面に運ばれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
高温加圧定着装置において、剥離剤の消費量が最小にされ、適切な剥離特性が達成され、塗布される剥離剤が、加熱定着器ローラ上に筋になることなく均一に拡げられ、加熱定着器ローラ上の剥離剤膜の厚さが、ニップ部を通る基体シートの有無に実質上影響されないことが望ましい。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基体(10)上に担持されたトナー像を定着するための高温加圧定着装置であって、
反動面(14)と接触する加熱定着器ローラ(12)であって、該面との間にニップ部(16)が形成され、そこを基体経路(18)が延びる加熱定着器ローラ(12)と、
剥離剤供給源(20)からの剥離剤を前記加熱定着器ローラ(12)に塗布する剥離剤塗布装置であって、前記加熱定着器ローラ(12)と回転接触する塗布器ローラ(22)と、剥離剤を前記剥離剤供給源(20)から前記塗布器ローラ(22)の表面まで運ぶ手段とを含む剥離剤塗布装置とを含む高温加圧定着装置において、前記剥離剤塗布装置が、さらに、
前記塗布器ローラ(22)と回転接触する搬送ローラ(26)と、
剥離剤を前記供給源(20)から前記搬送ローラ(26)の表面まで運び、前記供給源(20)から前記搬送ローラ(26)と前記塗布器ローラ(22)とを介した前記加熱定着器ローラ(12)までの剥離剤経路を確立する手段(28)と、
前記塗布器ローラ(22)が前記搬送ローラ(26)と回転接触する前に、塗布器ローラ(22)上に担持された剥離剤膜を規定する手段(34)と、
前記搬送ローラ(26)が前記塗布器ローラ(22)と回転接触する前に、搬送ローラ(26)上に担持された剥離剤膜を規定する手段(32)とを含むことを特徴とする高温加圧定着装置である。
【0007】
また本発明は、前記塗布器ローラ(22)および/または前記搬送ローラ(26)が、柔軟な材料の被覆(25,31)を担持する剛性コア(24,30)で構成されることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、基体(10)の両面に担持されたトナー像を定着するよう構成された装置であって、前記反動面が第2の定着器ローラ(14)を含み、第2の剥離剤供給源(36)からの剥離剤を前記第2の加熱定着器ローラ(14)に塗布する第2の剥離剤塗布装置が設けられることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記第2の剥離剤塗布装置が、前記第2の加熱定着器ローラ(14)と回転接触する第2の塗布器ローラ(38)を含むことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記第2の剥離剤塗布装置が、前記第2の塗布器ローラ(38)と回転接触する前記第2の搬送ローラ(42)と、前記第2の供給源(36)から第2の搬送ローラ(42)の表面に剥離剤を運び、それによって前記第2の供給源(36)から前記第2の搬送ローラ(42)と前記第2の塗布器ローラ(38)とを介して前記第2の加熱定着器ローラ(14)までの第2の剥離剤経路を確立する手段(44)とを含むことを特徴とする。
【0011】
また本発明は、前記搬送ローラが第1の搬送ローラ(122)であり、前記第1の搬送ローラ(122)と回転接触する第2の搬送ローラ(126)が設けられ、剥離剤を前記供給源(120)から前記搬送ローラ(122)の表面に運ぶ前記手段(28)が、前記供給源(120)から前記第1と第2の搬送ローラ(126,122)と塗布器ローラ(22)とを介した前記加熱定着器ローラ(12)までの剥離剤経路を確立することを特徴とする。
【0012】
我々は、これらの目的を以下のような剥離剤塗布装置によって達成することができることを発見した。すなわち、かかる剥離剤塗布装置はさらに、塗布器ローラと回転接触する搬送ローラと、剥離剤を供給源から搬送ローラの表面まで運び、それによって供給源から搬送ローラと塗布器ローラとを介した加熱定着器ローラまでの剥離剤経路を確立する手段と、搬送ローラが塗布器ローラと回転接触する前に、搬送ローラ上に担持された剥離剤膜を規定する手段と、塗布器ローラが搬送ローラと回転接触する前に、塗布器ローラ上に担持された剥離剤膜を規定する手段とを含む。
【0013】
したがって、本発明に従えば、基体上に担持されたトナー像を定着するための高温加圧定着装置であって、反動面と接触し、該面との間にニップ部を形成し、該ニップ部を通って基体経路が延びる加熱定着器ローラと、剥離剤供給源からの剥離剤を加熱定着器ローラに塗布する剥離剤塗布装置を含み、該剥離剤塗布装置は、加熱定着器ローラと回転接触する塗布器ローラと、剥離剤を剥離剤供給源から塗布器ローラの表面まで運ぶ手段とを含む加圧定着装置において、剥離剤塗布装置はさらに、塗布器ローラと回転接触する搬送ローラと、剥離剤を供給源から搬送ローラの表面まで運び、それによって供給源から搬送ローラと塗布器ローラとを介した加熱定着器ローラまでの剥離剤経路を確立する手段と、搬送ローラが塗布器ローラと回転接触する前に、搬送ローラ上に坦持された剥離剤を規定する手段と、塗布器ローラが搬送ローラと回転接触する前に、塗布器ローラ上に担持された剥離剤膜を規定する手段とを含む高温加圧定着装置が提供される。
【0014】
加熱定着器ローラと回転接触する塗布器ローラは1つで十分であるが、1より多いかかる塗布器ローラを使用してもよい。同様に、塗布器ローラと回転接触する搬送ローラは1つで十分であるが、1つより多いかかる搬送ローラを使用してもよい。また、別の搬送ローラと回転接触する搬送ローラであって、該別の搬送ローラは塗布器ローラと接触する搬送ローラを1つ有してもよい。かかる中間搬送ローラを1つより多く使用してもよい。
剥離剤は、溜めから、つけおき芯から、または、たとえば発泡材塗布器上へのドリップによるドリップ供給装置から装置に供給することができる。
【0015】
加熱定着器ローラは、アルミニウムなどの金属から形成することができる剛性コアを有する。このコアは、できればPTFEまたはPFAなどの層によって被覆または保護されていてもよい、シリコーンゴムやヴァイトン(登録商標)などのフルオロエラストマなどの合成ゴム材料から選択することのできる柔軟な材料の被覆を支持する。たとえばローラの中空コア内に輻射加熱器を配置するか、中空コアの中に高温の流体を通すことによって、定着器ローラを内部から加熱することができる。また代替として、定着器ローラを外部から加熱してもよい。
【0016】
装置は、塗布器ローラが搬送ローラと回転接触する前に、塗布器ローラ上に担持された剥離剤膜を規定する手段を含む。この方式においては、加熱定着器ローラに塗布される剥離剤膜は、定着機構のニップの基体シートの通過とは関わりがなく独立しており、安定化され、定着機構のニップにおける剥離剤の消費量が最小限に抑えられ、塗布器ローラによって取込まれるほこりやトナーくずが除去されて、オイル供給源の汚染が防止され、加熱定着器ローラにより均一なオイル膜が提供される。
【0017】
装置が、1つの塗布器ローラと1つの搬送ローラとを含む場合は、搬送ローラと塗布器ローラの間の剥離剤搬送率(C1)と、塗布器ローラと加熱定着器ローラの間の剥離剤搬送率(C2)とを定義することができる。一般に、これらの搬送率は、約0.5になる。材料を適切に選択することにより、搬送率が他の値になってもよい。所与の定着機構システムのためにこれらを最適化することができる。たとえば、搬送率が小さくなるほど、加熱定着器ローラに搬送されるオイルの量が少なくなる。
【0018】
複数の塗布および/または搬送ローラを使用する場合は、それに応じて最適の搬送率を調整しなければならない。追加されたそれぞれの搬送ローラは、C/(1−C)倍に紙に搬送される剥離剤の量を変化させる。追加した搬送ローラ上に掻き落としブレードを追加すると、紙に搬送される剥離剤の量が1/(1−C)に減少する。
【0019】
搬送ローラ上に担持される剥離剤膜を規定し、塗布器ローラ上に担持される剥離剤膜を規定する手段は、1つまたは複数の掻き落としブレードで構成することができる。掻き落としブレードは、 ヴァイトン(登録商標)などのフルオロエラストマなどの弾性材料から、または、鋼、ステンレス鋼、りん青銅などの金属から作成することができる。それらは、関連するローラと同じ広がりを持つ長さを備える。ローラと接触するブレードの縁は、0.010mm〜0.25mmの半径を有することが好ましい。ブレードは、関連したローラによって取上げられた剥離剤の層を所定の厚さに制御し、紙粉やトナーくずを除去して、これらが剥離剤供給源を汚染するのを防ぎ、また供給された剥離剤が不均一に広がって加熱定着器ローラ上の筋ができ、それにより像の筋が発生するのを防ぐ働きをする。
【0020】
好ましくは、装置は、基体の両面に担持されたトナー像を定着するように構成され、反動面は、第2の加熱定着器ローラを含み、第2の剥離剤塗布装置が、第2の剥離剤供給源からの剥離剤を第2の加熱定着器ローラに塗布するために設けられる。第2の剥離剤塗布装置は、第2の加熱定着器ローラと回転接触する第2の塗布器ローラを含んでもよい。第2の剥離剤塗布装置は、さらに、第2の塗布器ローラと回転接触する第2の搬送ローラと、剥離剤を第2の供給源から第2の搬送ローラの表面に運ぶ手段とを含み、それにより、第2の供給源から第2の搬送ローラと第2の塗布器ローラとを介して第2の加熱定着器ローラに至る第2の剥離剤経路が確立される。
【0021】
本発明において使用される剥離剤は、一般に、機能的なシリコーンオイルである。
【0022】
高温加圧定着装置では、加熱定着器ローラへの剥離剤の一貫した供給が達成できるように、残留トナーと紙粉が剥離剤の供給源を汚染しないことが望ましい。さらに、加熱定着器ローラに過剰な剥離剤が供給される場合は、基体に搬送させないようにこの過剰な量を除去することが望ましい。
【0023】
我々は、これらの目的は、たとえば、クリーニング装置が設けられ、該クリーニング装置が、加熱定着器ローラからの残留トナー粒子とごみを収集するためにニップ部の下流にある加熱定着器ローラと回転接触する中間ローラと、中間ローラからトナー粒子とごみを除去するクリーニング手段とを含むとき、達成可能であることを発見した。
【0024】
クリーニング手段は、掻き落としブレード、静止クリーニングパッド、または真空ピックアップ装置の形式であってよいが、もっとも好ましくは、中間ローラと接触する可動クリーニングウェブを含む。クリーニングウェブの適切な材料は、アラミド(たとえば、Nomex)とポリエステルの混合物などの織物である。この装置は、さらに、中間ローラの円周方向の速度と異なる速度でクリーニングウェブを駆動して、中間ローラからの残留トナーとごみの搬送を改善する手段を含む。追加または代替として、この装置は、さらに、中間ローラの表面の温度を加熱定着器ローラの表面の温度と異なるようにする手段を含み、これは、加熱定着器ローラから中間ローラの方への残留トナーの搬送の改善に特に有利である。
【0025】
中間ローラは、好ましくは、加熱定着器ローラの表面よりもい高い界面エネルギーを有する材料からなる表面を有する。たとえば、中間ローラは、シリコーン重合体とフッ素化重合体から選択された材料からなる表面を有する。中間ローラは、通常、実質的に剛性であり、個別に駆動されることが好ましいが、加熱定着器ローラとの回転接触により駆動されてもよい。
【0026】
前述のように、装置が、基体の両面に担持されたトナー像を定着するように構成されている場合は、第2のクリーニング装置を設けてもよく、該クリーニング装置は、ニップ部の下流で第2の加熱定着器ローラと回転接触し、第2の加熱定着器ローラから残留トナー粒子とごみを収集する第2の中間ローラと、第2の中間ローラからトナー粒子とごみを除去する第2のクリーニング手段とを含む。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を、添付図面を参照して単なる例として説明する。
【0028】
図1は、基体10に担持されたトナー像を定着するための高温加圧定着装置を示す。この装置は、反動ローラ14と接触して、該ローラとの間にニップ部を形成し、該ニップ部を通って基体経路18が延びる、加熱定着器ローラ12を含む。加熱定着器ローラ12と反動ローラ14の間の圧力は、約800Nである。
【0029】
オイル溜め20の形式のオイル供給源からの剥離オイルを加熱定着器ローラ12に塗布するオイル塗布装置が提供され、該オイル塗布装置は、加熱定着器ローラ12と回転接触する塗布器ローラ22を含む。塗布器ローラ22は、シリコーンゴム層で覆われた発泡材からなる柔軟な材料の被覆25を担持する鋼からなる剛性コア24で構成される。
【0030】
オイル塗布装置は、さらに、塗布器ローラ22と回転接触する搬送ローラ26を含む。搬送ローラ26は、シリコーンゴム層で覆われた発泡材からなる柔軟な材料の被覆31を担持する鋼からなる剛性コア30で構成される。
【0031】
1対の中実ステンレス鋼ローラ28は、オイル溜め20から搬送ローラ26の表面までシリコーン剥離オイルを運び、それによりオイル溜め20から、搬送ローラ26および塗布器ローラ22を介して加熱定着器ローラ12までのオイル経路を確立する働きをする。
【0032】
装置は、さらに、鋼またはヴァイトン (Viton)(登録商標)などのフルオロエラストマからなる、搬送ローラ26が塗布器ローラ22と回転接触するよりも前に、搬送ローラ26上に担持されたオイル膜を規定する第1の掻き落としブレード32を含む。第2のかかる掻き落としブレード34は、塗布器ローラが搬送ローラ26と回転接触する前に、塗布器ローラ22上に担持されたオイル膜を規定する。掻き落としブレード32,34は、関連するローラと同じ広がりを持つ長さを備える。ローラと接触するそれぞれのブレードの縁は、約0.025mmの半径を有する。
【0033】
搬送ローラと塗布器ローラの間のオイルの搬送率(C1)は、0.5よりもわずかに低い。塗布器ローラと加熱定着器ローラとの間のオイルの搬送率(C2)は、0.5よりもわずかに高い。
【0034】
また、高温加圧定着装置は、ニップ部16の下流で加熱定着器ローラ12と回転接触する中間ローラ50を含む。中間ローラ50は、加熱定着器ローラ12から、残留トナー粒子、余分な剥離オイル、およびごみを収集する働きをする。中間ローラ50は、加熱定着器ローラ12の表面56よりも高い界面エネルギーを有する材料のFEPなどのフッ素化重合体からなる表面54を有する鋼からなる剛性ローラである。
【0035】
中間ローラ50と接触するポリエステルのクリーニングウェブ52は、中間ローラ50からトナー粒子、余分な剥離オイルおよびごみを除去するクリーニング手段として働く。クリーニングウェブ52は、供給ローラ57から巻戻され、駆動された巻取ローラ58に巻き取られる。巻取ローラ58は、ウェブ52を、中間ローラ50の表面54上を中間ローラ50の円周方向の動きと反対方向に駆動する。クリーニングウェブ52と中間ローラの表面54の相対速度は、たとえば45〜100mm/秒である。
【0036】
冷却ファン59が設けられ、クリーニングウェブ52の表面を、たとえば110℃〜150℃の温度、すなわち加熱定着器ローラ56の温度よりも低い温度に冷却し、それにより加熱定着器ローラ56から中間ローラ50への残留トナー粒子の搬送を促進する。
【0037】
装置は、基体の両面に担持されたトナー像を定着するように構成される。これは、基体経路の反対側に配置された同一の機構によって達成される。したがって、反動ローラ14は、第2の加熱定着器ローラを含み、第2のオイル溜め36から剥離オイルを第2の加熱定着器ローラ14に塗布する第2のオイル塗布装置が設けられる。第2のオイル塗布装置は、第2の加熱定着器ローラ14と回転接触する第2の塗布器ローラ38を含み、第2の塗布器ローラ38は、柔軟な材料の被覆41を担持する剛性コア40で構成される。第2のオイル塗布装置は、さらに、第2の塗布器ローラ38と回転接触する第2の搬送ローラ42と、第2のオイル溜め36から第2の搬送ローラ42の表面まで剥離オイルを運ぶための一対の中実ローラ44とを含み、それにより、第2のオイル溜め36から第2の搬送ローラ42と第2の塗布器ローラ38とを介して第2の加熱定着器ローラ14まで第2のオイル経路が確立され、第2の搬送ローラ42は、柔軟な材料の被覆47を担持する剛性コア46で構成される。掻き落としブレード48が設けられ、第2の搬送ローラ42が塗布器ローラ38と回転接触する前に、第2の搬送ローラ42に担持されたオイル膜が規定され、掻き落としブレード49が、第2の塗布器ローラ38が第2の搬送ローラ42と回転接触する前に、第2の塗布器ローラ38に担持されたオイル膜を規定する。掻き落としブレード48,49は、掻き落としブレード32,34と類似かまたは同一に形成される。
【0038】
使用において、既知の構造の複写装置または印刷装置において形成された、片面または両面に未定着トナー像を担持している基体10は、ニップ部16を通る基体経路18を通される。トナーは、典型的には、一般に熱可塑性材料に分散された1つまたは複数の顔料を含み、ニップ部16内で加熱され、基体構造に押しつけられ、それにより像が固定される。トナーの性質と使用する基体の熱的特性に依存して、加熱定着器ローラの表面の温度は、たとえば135℃〜185℃である。
【0039】
類似の構造の第2のクリーニング装置(図示せず)を設けてもよく、第2の加熱定着器ローラ14から、残留トナー、ごみ、および余分なオイルを除去する。
【0040】
図2を参照すると、オイル循環路が、ポンプ66によってフィルタ68を介して上側と下側のオイル溜め20と36に剥離オイルが送られる主容器64を含むことが分かる。上側と下側のオイル溜め20と36からの余分なオイルは、上側と下側の廃油トレイ60,62に送られ、そこから、主オイル容器64に戻される。上側の廃油トレイ60は、スクレーパ34および32によって塗布器ローラ22と搬送ローラ26とから除去されたオイルを受け取るように装置内に位置決めされる。下側の廃油トレイ62は、スクレーパ49および48によって塗布器ローラ38と搬送ローラ42とから除去されたオイルを受け取るように装置内に位置決めされ、主オイル容器64内に、主オイル容器からオイルポンプ66までの間に、あるいはオイルポンプ66からフィルタ68までの間に、オイルレベル検出センサ(図示せず)を設けることができる。
【0041】
図3に示した実施形態においては、オイル溜め120からの剥離オイルを加熱定着器ローラ12に塗布するためのオイル塗布装置が設けられ、該オイル塗布装置は、加熱定着器ローラ12と回転接触した塗布器ローラ22を含む。オイル塗布装置は、さらに、塗布器ローラ22と回転接触した第1の搬送ローラ122を含む。第1の搬送ローラ122は、シリコーンゴム層で覆われた発泡材からなる柔軟な材料の被覆125を担持する鋼からなる剛性コア124で構成される。第1の搬送ローラ122と回転接触して第2の搬送ローラ126が提供される。第2の搬送ローラ126は、シリコーンゴム層で覆われた発泡材からなる柔軟な材料の被覆131を担持する鋼からなる剛性コア130で構成される。
【0042】
1対の中実ステンレス鋼ローラ128が、シリコーン剥離オイルをオイル溜め120から第2の搬送ローラ126の表面まで運び、それによりオイル溜め120から搬送ローラ126,122および塗布器ローラ22とを介して加熱定着器ローラ12までのオイル経路が確立される。
【0043】
装置は、さらに、金属またはヴァイトン(登録商標)などのフルオロエラストマからなる第1、第2、および第3の掻き落としブレード34,134,および132を含み、搬送ローラ122,126が塗布器ローラ22と回転接触する前に、搬送ローラ122,126に担持されたオイル膜を規定する。掻き落としブレード34,132および134は、それらが関連するローラと同じ広がりの長さを備える。ローラと接触するそれぞのブレードの縁は、約0.025mmの半径を有する。
【0044】
第1と第2の搬送ローラ122と126の間のオイル搬送率(C1)と、第1の搬送ローラ122と塗布器ローラ22との間のオイル搬送率(C1′)は、C1とC1′が、0.5よりも少し低いようなものである。塗布器ローラ22と加熱定着器ローラ12の間のオイル搬送率(C2)は、0.5よりもわずかに高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施形態による高温加圧定着装置を概略的に示す図である。
【図2】図1に示した定着装置の剥離剤循環路の概略図である。
【図3】複数の搬送ローラを使用することによって修正した図1による高温加圧定着装置の一部を概略的に示す図である。
【符号の説明】
10 基体
12 加熱定着器ローラ
14 第2の加熱定着器ローラ
16 ニップ部
18 基体経路
20 オイル溜め
22 塗布器ローラ
24 剛性コア
25 被覆
26 搬送ローラ
28 中実ローラ
30 剛性コア
31 被覆
32 第1の掻き落としブレード
34 第2の掻き落としブレード
1 オイル搬送率
2 オイル搬送率
36 第2のオイル溜め
38 第2の塗布器ローラ
40 剛性コア
41 被覆
42 第2の搬送ローラ
44 中実ローラ
46 剛性コア
47 被覆
48 掻き落としブレード
49 掻き落としブレード
50 中間ローラ
52 クリーニングウェブ
54 表面
56 表面
57 供給ローラ
58 巻取ローラ
59 冷却ファン
60,62 上側と下側の廃油トレイ
64 主容器
66 ポンプ
68 フィルタ
120 オイル溜め
122 第1の搬送ローラ
124 剛性コア
125 被覆
126 第2の搬送ローラ
130 剛性コア
131 被覆
128 鋼ローラ
134,132 第2と第3の掻き落としブレード

Claims (8)

  1. 基体(10)上に担持されたトナー像を定着するための高温加圧定着装置であって、
    反動面(14)と接触する加熱定着器ローラ(12)であって、該面との間にニップ部(16)が形成され、そこを基体経路(18)が延びる加熱定着器ローラ(12)と、
    剥離剤供給源(20)からの剥離剤を前記加熱定着器ローラ(12)に塗布する剥離剤塗布装置であって、前記加熱定着器ローラ(12)と回転接触する塗布器ローラ(22)と、剥離剤を前記剥離剤供給源(20)から前記塗布器ローラ(22)の表面まで運ぶ手段とを含む剥離剤塗布装置と、
    前記塗布器ローラ(22)と回転接触する搬送ローラ(26)と、
    剥離剤を前記供給源(20)から前記搬送ローラ(26)の表面まで運び、前記供給源(20)から前記搬送ローラ(26)と前記塗布器ローラ(22)とを介した前記加熱定着器ローラ(12)までの剥離剤経路を確立する手段(28)とを含む高温加圧定着装置において、前記剥離剤塗布装置が、さらに
    前記塗布器ローラ(22)が前記搬送ローラ(26)と回転接触する前に、塗布器ローラ(22)上に担持された剥離剤膜を規定する手段(34)であって、1以上の掻き落としブレードである、塗布器ローラ(22)上に担持された剥離剤膜を規定する手段(34)と、
    前記搬送ローラ(26)が前記塗布器ローラ(22)と回転接触する前に、搬送ローラ(26)上に担持された剥離剤膜を規定する手段(32)であって、1以上の掻き落としブレードである、搬送ローラ(26)上に担持された剥離剤膜を規定する手段(32)とを含むことを特徴とする高温加圧定着装置。
  2. 前記塗布器ローラ(22)および/または前記搬送ローラ(26)が、柔軟な材料の被覆(25,31)を担持する剛性コア(24,30)で構成されることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 柔軟な材料が、シリコーンゴムで覆われた発泡材であることを特徴とする請求項記載の装置。
  4. 基体(10)の両面に担持されたトナー像を定着するよう構成された装置であって、前記反動面が第2の定着器ローラ(14)を含み、第2の剥離剤供給源(36)からの剥離剤を前記第2の加熱定着器ローラ(14)に塗布する第2の剥離剤塗布装置が設けられることを特徴とする請求項記載の装置。
  5. 前記第2の剥離剤塗布装置が、前記第2の加熱定着器ローラ(14)と回転接触する第2の塗布器ローラ(38)を含むことを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 前記第2の剥離剤塗布装置が、前記第2の塗布器ローラ(38)と回転接触する前記第2の搬送ローラ(42)と、前記第2の供給源(36)から第2の搬送ローラ(42)の表面に剥離剤を運び、それによって前記第2の供給源(36)から前記第2の搬送ローラ(42)と前記第2の塗布器ローラ(38)とを介して前記第2の加熱定着器ローラ(14)までの第2の剥離剤経路を確立する手段(44)とを含むことを特徴とする請求項記載の装置。
  7. 前記搬送ローラが第1の搬送ローラ(122)であり、前記第1の搬送ローラ(122)と回転接触する第2の搬送ローラ(126)が設けられ、剥離剤を前記供給源(120)から前記搬送ローラ(122)の表面に運ぶ前記手段(28)が、前記供給源(120)から前記第1と第2の搬送ローラ(126,122)と塗布器ローラ(22)とを介した前記加熱定着器ローラ(12)までの剥離剤経路を確立することを特徴とする請求項1記載の装置
  8. 剥離剤を供給源(20)から搬送ローラ(26)の表面まで運ぶ手段(28)が、剥離剤を運ぶ1対の中実ローラであることを特徴とする請求項1記載の装置。
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