JP4067374B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像処理装置に関し、より詳細には、ナビゲ−ションシステム等に採用可能であり、地図等の画像を拡大表示させるための操作性を向上させることのできる画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ナビゲ−ションシステムには、通常、表示画面上に地図を表示し、その地図上に使用者により入力された目的地、該目的地までの誘導ル−ト、自車の現在位置に対応する自車位置マ−ク、及びそれまでの自車の走行軌跡等を重ねて表示する機能が装備されており、使用者はこの表示画面を逐次参照することで進路情報を得ることができ、その進路情報に従うことで目的地に到達することができるようになっている。
【0003】
また、地図の表示については、通常、縮尺を変更する機能が装備されており、地図画面を拡大表示させたい場合、まず、リモコンやジョイスティック等のユ−ザインタ−フェ−スにより、拡大させたい地図の表示領域までカ−ソルを移動させて拡大する中心点を指定し、所望の縮尺を選択・設定することにより拡大表示させることができるようになっている。
【0004】
このような画像の拡大表示方法として、特許文献1には、画面上の所定領域を拡大表示する場合に、入力デバイスにより拡大する領域の中心にカ−ソルを移動させて拡大表示指示を行わせ、該拡大表示指示に基づいて、拡大領域を示す枠を表示し、該枠を使用者により拡大終了指示が与えられるまで徐々に拡大してゆき、使用者により拡大終了指示が入力されると、拡大表示ウインドウを作成して枠内の画像を拡大表示させる方法が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、縮尺の大きい道路地図を表示している画面上に、これから拡大表示する部分の領域を示すウインド枠を表示し、該ウインド枠の移動や、拡大・縮小操作をキ−ボ−ドスイッチのキ−操作により行う車両用走行誘導装置が開示されている。
【0006】
また、特許文献3には、表示中の映像内の拡大させたい部分をペンで囲むことにより上記囲みに外接する長方形領域を切り出して、該長方形領域内の映像をディスプレイの画面一杯に拡大表示することのできるペン入力映像拡大装置が開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−147134号公報 (第3頁、図6)
【特許文献2】
特開平8−194434号公報 (第3頁、図1−3)
【特許文献3】
特開平8−137620号公報 (第2頁、図11)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のナビゲ−ションシステムにおいては、拡大させたい領域までの移動操作と、所望の縮尺とするための縮尺の選択・設定操作とが必要であり、しかも縮尺の選択・設定操作は、使用者の表示させたい拡大表示にするために繰り返し操作を伴う場合が多く、設定操作が煩雑になるという課題があった。
【0009】
また、上記特許文献1記載の方法では、上記したように拡大する領域の中心まで、わざわざカ−ソルを移動させなければならず、さらに、前記枠が徐々に拡大されていくため、該枠を大きく設定しようとした場合には、所望とする大きさに枠が拡大されるまで待たなければならず、時間がかかるという課題があった。
【0010】
上記特許文献2記載の装置においても、上記したように前記ウインドウ枠の移動をカ−ソルキ−操作により行わなければならず、前記ウインドウ枠を拡大・縮小するときも拡大・縮小選択キ−を使って何度も入力操作を繰り返す必要があり、設定操作が煩わしいという課題があった。
また、上記特許文献3記載の装置では、ペンで囲んだ領域が著しく歪んだ場合には、拡大したい領域の中心点が大きくずれてしまい、正確な範囲指定が行いにくいという課題があった。
【0011】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、表示画面に表示されている地図等の画像を簡単な操作により拡大表示させることのできる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る画像処理装置(1)は、画像が表示される表示画面を備えた表示手段と、前記表示画面への物理的な接触を検出する接触検出手段とを備えた画像処理装置において、前記接触検出手段により前記表示画面への接触が検出されると、接触点を略中心とした所定サイズの枠を前記表示画面に表示する第1の枠表示手段と、前記接触検出手段により前記接触点からのスライド移動が検出されると、前記枠の大きさを前記接触点からのスライド移動量に応じて変化させながら表示する第2の枠表示手段と、前記接触検出手段により前記スライド移動の終点が検出されると、前記第2の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像を前記表示画面に拡大表示する第1の画像拡大表示手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】
上記画像処理装置(1)によれば、前記接触検出手段により前記表示画面への接触(例えば、使用者が、接触検出手段としてタッチパネルが装備された前記表示画面に指を接触させる動作)が検出されると、接触点を略中心とした所定サイズの枠が前記表示画面に表示され、前記接触検出手段により前記接触点からのスライド移動(例えば、使用者が前記接触点から指を前記表示画面に触れた状態でスライド移動させる動作)が検出されると、前記枠の大きさを前記接触点からのスライド移動量に応じて変化させながら表示される。そして、前記接触検出手段により前記スライド移動の終点(例えば、使用者が前記表示画面から指を離す動作)が検出されると、前記第2の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像が前記表示画面に拡大表示される。
したがって、使用者は、拡大表示させたい画像の中心部分を指等により直接的に指定することができ、カ−ソル等による位置合わせ等の面倒な操作を行う必要がなく、簡単かつ正確な拡大表示の中心点の指定を行うことができる。
【0014】
また、使用者は、接触点から指等を任意の方向にスライド移動させるだけで前記枠の大きさを任意に調整することができ、前記枠により拡大表示させる範囲を一目で把握することができる。
さらに、使用者が指等を前記表示画面から離すことによって、前記スライド移動の終点が検出され、該終点検出時の枠内に表示されている画像を拡大表示させることができ、例えば、前記画像が地図画像の場合には、前記枠内の地図画像を表示画面サイズに拡大表示可能な縮尺の地図画像に切り換えて表示することで、詳細な地図情報を表示することができる。
【0015】
このように前記接触検出手段により検出される一連の接触状態の変化に基づいて、拡大表示する中心点の指定、前記枠による拡大範囲の指定、及び前記枠内の画像の拡大表示を行うことができ、使用者は、特別なカ−ソル操作や釦操作等を行なわずに、極めて簡単な操作により所望とする範囲の画像を前記表示画面に拡大表示させることができ、使用者にとって使い勝手の良い、画像の拡大表示のための操作性を向上させた装置を実現することができる。
【0016】
また本発明に係る画像処理装置(2)は、上記画像処理装置(1)において、前記所定サイズが、最大拡大率サイズを意味し、前記第2の枠表示手段が、前記枠を拡大させながら表示するものであることを特徴としている。
上記画像処理装置(2)によれば、前記所定サイズが、最大拡大率サイズを意味しているので、拡大率を大きく設定しようとした場合は、前記スライド移動を少なくすればよく、より迅速に拡大率の大きい枠の範囲指定を行い表示させることが可能となる。
【0017】
また本発明に係る画像処理装置(3)は、上記画像処理装置(1)において、前記所定サイズが、現在表示縮尺サイズを意味し、前記第2の枠表示手段が、前記枠を縮小させながら表示するものであることを特徴としている。
【0018】
上記画像処理装置(3)によれば、前記所定サイズが、現在表示縮尺サイズを意味しているので、現在表示縮尺に近い、すなわち拡大率の小さい枠の範囲指定を行う場合には、前記スライド移動を少なくすればよく、より迅速に拡大率の小さな枠の範囲指定を行い表示させることが可能となる。
【0019】
また本発明に係る画像処理装置(4)は、画像が表示される表示画面を備えた表示手段と、前記表示画面への物理的な接触を検出する接触検出手段とを備えた画像処理装置において、前記接触検出手段により前記表示画面への接触と、接触点からのスライド移動とが検出されると、前記接触点からのスライド移動量に応じて大きさの変化する枠を前記接触点を略中心にして前記表示画面に表示する第3の枠表示手段と、前記接触検出手段により前記スライド移動の終点が検出されると、前記第3の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像を前記表示画面に拡大表示する第2の画像拡大表示手段とを備えていることを特徴としている。
【0020】
上記画像処理装置(4)によれば、前記接触検出手段により前記表示画面への接触(例えば、使用者が、接触検出手段としてタッチパネルが装備された前記表示画面に指を接触させる動作)と、前記接触点からのスライド移動(例えば、使用者が前記接触点から指を前記表示画面に触れた状態でスライド移動させる動作)とが検出されると、前記接触点からのスライド移動量に応じて大きさの変化する枠が前記接触点を略中心にして表示され、前記接触検出手段により前記スライド移動の終点(例えば、使用者が前記表示画面から指を離す動作)が検出されると、前記第3の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像が前記表示画面に拡大表示される。
したがって、上記画像処理装置(1)と略同様の効果を得ることができる。また、前記スライド移動を検出した場合にのみ前記枠が表示され、上記画像処理装置(1)のように前記表示画面への接触時には前記枠の表示は行われないので、使用者の意図しない接触による前記枠の表示が行われることを阻止することができる。
【0021】
また本発明に係る画像処理装置(5)は、上記画像処理装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記接触検出手段により前記表示画面への接触が検出されると、前記接触点に表示されている画像を前記表示画面の略中心に移動させて表示する画像移動表示手段と、前記枠の中心を前記接触点から前記表示画面の略中心に移動させる枠中心移動手段とを備えていることを特徴としている。
【0022】
上記画像処理装置(5)によれば、前記接触検出手段により前記表示画面への接触が検出されると、前記接触点に表示されている画像が前記表示画面の略中心に移動して表示され、また、前記枠の中心も前記接触点から前記表示画面の略中心に移るので、使用者は、拡大表示させたい前記接触点周辺の画像情報を把握しやすくなり、前記枠による範囲指定も容易なものとなる。また、拡大表示前の中心点と拡大表示後の中心点が同一になるので、拡大後の画像の把握も容易になる。
【0023】
また本発明に係る画像処理装置(6)は、画像が表示される表示画面を備えた表示手段と、前記表示画面への物理的な接触を検出する接触検出手段とを備えた画像処理装置において、前記接触検出手段により前記表示画面への接触が検出されると、接触点を略中心とした所定サイズの枠を前記表示画面に表示する第1の枠表示手段と、前記接触検出手段により前記接触点からのスライド移動が検出され、該スライド移動が前記表示画面に表示されている前記枠を越えると、次の拡大設定領域を示す枠を表示する第4の枠表示手段と、前記接触検出手段により前記スライド移動の終点が検出されると、前記第4の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像を前記表示画面に拡大表示する第3の画像拡大表示手段とを備えていることを特徴としている。
【0024】
上記画像処理装置(6)によれば、前記スライド移動とともに前記枠の大きさが変化するのではなく、前記スライド移動(例えば、前記表示画面上をスライド移動させている指の接触点)が前記表示画面に表示されている前記枠を越えると、次の拡大設定領域を示す枠が表示されるので、拡大表示させる縮尺設定に対応した枠を前記表示画面に段階的に表示させることができる。また、前記枠の大きさの微調整を行う必要がなく、大まかな枠の範囲指定が容易となる。
【0030】
また本発明に係る画像処理装置()は、上記画像処理装置(1)〜()のいずれかにおいて、前記接触検出手段で検出される前記表示画面への接触を画像を拡大表示させるためのものと認識させる拡大表示モ−ドと、他のモ−ドとを区別する設定を行うモ−ド設定手段を備えていることを特徴としている。
上記画像処理装置()によれば、前記モ−ド設定手段により前記拡大表示モ−ドと、前記他のモ−ドとを区別して設定することができ、前記拡大表示モ−ドに設定された場合は、前記接触検出手段で検出される前記表示画面への接触が画像を拡大表示させるためのものと認識されることとなる。
【0031】
また本発明に係る画像処理装置()は、上記画像処理装置()において、前記モ−ド設定手段が、前記接触検出手段により所定時間以上継続しての接触が検出されると、前記拡大表示モ−ド又は前記他のモ−ドの設定を行うものであることを特徴としている。
上記画像処理装置()によれば、前記接触検出手段により所定時間以上継続しての接触(前記表示画面の1点を指で触れた状態が所定時間継続している動作)が検出されると、前記モ−ド設定手段が前記拡大表示モ−ド又は前記他のモ−ドの設定を行うものであるので、使用者は、前記表示画面を特に注視しなくても、簡単にモ−ド設定を行うことができる。
【0032】
また本発明に係る画像処理装置()は、上記画像処理装置()又は()において、前記モ−ド設定手段により前記拡大表示モ−ドに設定された場合に、該拡大表示モ−ドに設定されたことを使用者に告知する告知手段を備えていることを特徴としている。
上記画像処理装置()によれば、前記告知手段により、前記拡大表示モ−ドに設定されたことを使用者に告知するので、該告知により、使用者は、前記拡大表示モ−ドに設定されたことを即座に確認することができる。
【0033】
また本発明に係る画像処理装置(10)は、上記画像処理装置()において、前記告知手段が、音や音声により告知するもの、前記表示画面への表示により告知するもの、又は前記表示画面に表示されている画像の色を変更することにより告知するもののいずれかを含んでいることを特徴としている。
上記画像処理装置(10)によれば、前記告知手段が、音や音声により告知するもの、前記表示画面への表示により告知するもの、又は前記表示画面に表示されている画像の色を変更することにより告知するもののいずれかを含んでいるので、前記拡大表示モ−ドに設定されたことを、使用者に確実に把握させることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像処理装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの要部を概略的に示したブロック図である。
【0040】
車速から演算して走行距離を取得するための車速センサ11と、進行方向を取得するためのジャイロセンサ12とがマイクロコンピュ−タ(マイコン)10に接続されており、マイコン10は、演算した走行距離、及び進行方向に基づいて自車位置を割り出すようになっている(自律航法)。
GPS受信機13は、アンテナ13aを介して衛星からのGPS信号を受信するもので、マイコン10に接続されており、マイコン10はGPS信号に基づいて自車位置を割り出すようになっている(GPS航法)。
【0041】
また、道路等のデ−タ等が記憶された画像記憶手段14がマイコン10に接続されており、マイコン10は、割り出した自車位置と地図画像デ−タとを合わせるマップマッチング処理を行うことによって、自車位置が正確に示された地図を表示画面上へ表示するようになっている。画像記憶手段14には、例えば、ハ−ドディスク等を採用することができる。
【0042】
また、リモコン15に設けられたジョイスティック15aやボタンスイッチ15bから出力されたスイッチ信号や、表示装置16に設けられたボタンスイッチ16aから出力されたスイッチ信号がマイコン10に入力され、これらスイッチ信号に応じた処理がマイコン10で行われるようになっている。例えば、マイコン10は、これらスイッチから目的地の情報を取り込むと、自車位置から目的地までの最適ル−トを探索し、これを誘導ル−トとして地図と共に表示画面16b上に表示するようになっている。
【0043】
このように、ナビゲ−ションシステムでは、表示画面16bに地図が表示され、その地図上に使用者により入力された目的地、該目的地までのル−ト、自車の現在位置に対応する自車位置マ−ク、及びそれまでの走行軌跡等が重ねて表示されるようになっており、使用者は、この表示画面16bを逐次参照することで、進路情報を得ることができ、その進路情報に従うことで目的地に到達することができるようになっている。
【0044】
また、図中17は、表示画面16bへの物理的な接触を検出する接触検出手段を示しており、接触検出手段17は、使用者が表示画面16bに表示される地図等の画像の拡大操作や、地図をスクロ−ルさせる操作等を可能にするために、画像が表示された表示画面16b上に接触させた指などを検出するものであり、表示画面16b上に、透明なタッチパネル(図示せず)などが積層されて構成されている。また、接触検出手段17で検出された座標信号は、マイコン10に入力されるようになっている。
【0045】
また、実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムでは、表示画面16b上に表示された画面を通じて、使用者が各種の設定を行うことができ、図2に示した『タッチパネルの設定』画面を通じて、タッチパネル上の任意の点の長押しにより設定されるモ−ドを使用者が自由に選択・設定することができるようになっている。
【0046】
図2に示した設定画面において、「拡大表示モ−ド」が選択・設定されている場合には、画像表示中にタッチパネル上の任意の点の長押しが検出されると、拡大表示モ−ドに切り換えられ、マイコン10では、接触検出手段17で検出された座標デ−タに基づいて、画像を拡大表示するための各種の制御が行われるようになっている。また、拡大表示モ−ドに切り換える他の方法として、リモコン15のボタンスイッチ15bや、表示装置16のボタンスイッチ16aに「拡大表示モ−ド」への設定が可能なボタンを割り当てておいてもよい。
【0047】
また、図3に示した『拡大表示モ−ド設定時の告知方法の設定』画面を通じて、拡大表示モ−ドに設定されたことを使用者に告知するための方法を選択・設定することができるようになっており、図3では、音声、オンスクリ−ン表示、及び画像背景色の変更による告知をするか、しないかを使用者が自由に選択・設定することができるようになっている。
【0048】
次に、拡大表示モ−ド設定時における表示画面16bに表示される地図画像の拡大表示方法を図4(a)〜(d)に示した表示例に基づいて説明する。
図4(a)は、表示画面16bに表示された地図画像の一例を示しており、画面中央下方位置には自車の現在位置を示す自車位置マ−ク、画面中心付近にはB銀行、B銀行の左斜め上にAビルが表示された状態を示しており、比較的広域を表示する縮尺に設定されているものとする。なお、簡略化のため道路等の他の表示をここでは省略している。
【0049】
まず、使用者がAビル周辺の詳細な地図情報を得ようとした場合、タッチパネルが設けられた表示画面16bのAビルの表示箇所を指でタッチする。すると、図4(b)に示すように×印で示した接触点(×印は実際には表示されない)を略中心とした拡大設定領域を示す枠21が表示画面16bに表示される。表示される枠21のサイズは、最大拡大率サイズ、すなわち拡大率が最大の縮尺で表示画面16bに表示可能な領域を示すサイズとなっている。
【0050】
使用者による接触点(×印)からの指のスライド移動(例えば、図4(c)の実線矢印で示したような動作)が検出されると、枠21がスライド移動量に応じて拡がりながら(破線矢印)表示される。枠21は、接触点からのスライド移動量に応じて等方的に大きさが変化するので、指のスライド移動の向きはいずれの方向でもよい。
【0051】
使用者は、指をスライド移動させながら、枠21で拡大表示させる範囲を設定できるようになっており、枠21内にB銀行が含まれた時点(図4(c))において、スライド移動させていた指が表示画面16bから離れたことが検出されると、図4(d)に示すように、図4(c)に示した枠21で指定された領域を表示画面サイズに拡大して表示するのに適した縮尺の地図画像に切り換え、接触点(×印)に表示されていた画像(Aビル)を略中心にして拡大表示される。なお、表示画面一杯に表示可能な縮尺がない場合は、最も拡大率の近い縮尺の地図画像が表示される。この場合は、表示画面16bに一部地図画像が表示されない部分が形成されることとなる。
【0052】
次に実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10の行う拡大表示モ−ド設定処理動作を図5に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、拡大表示モ−ドに設定されているか否かを判断し、拡大表示モ−ドに設定されていると判断すれば、処理を終了する。一方、ステップS1において、拡大表示モ−ドに設定されていないと判断すればステップS2に進む。ステップS2では、タッチパネルへの物理的な接触が検出されたか否か、すなわちタッチパネルへの指の接触があったか否かを判断し、タッチパネルへの指の接触がないと判断すればステップS1に戻る。
【0053】
一方、ステップS2において、タッチパネルへの指の接触があったと判断すればステップS3に進み、タイマtを起動させて、その後ステップS4に進む。ステップS4では、タッチパネルへの指の接触が所定時間t継続して検出された否かを判断し、タッチパネルへの指の接触が所定時間t継続して検出されたと判断すればステップS5に進む。
【0054】
ステップS5では、拡大表示モ−ドへ設定する処理を行い、その後ステップS6に進む。ステップS6では、図3に示した『拡大表示モ−ド設定時の告知方法の設定』画面を通じて設定された告知方法により拡大表示モ−ドに設定されたことを使用者に告知する処理を行い、その後処理を終了する。
一方、ステップS4において、タッチパネルへの指の接触が検出された状態でタイマtが所定時間t経過していないと判断すればステップS1に戻る。
【0055】
次に実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10の行う拡大表示処理動作を図6に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。なお、本処理動作は、拡大表示モ−ド設定時に実行される。
【0056】
まず、ステップS11では、タッチパネルへの物理的な接触が検出されたか否か、すなわちタッチパネルへの指の接触があったか否かを判断し、タッチパネルへの指の接触がないと判断すれば、処理を終了する。一方、ステップS11において、タッチパネルへの指の接触があったと判断すればステップS12に進み、ステップS12では、接触点を略中心として最大拡大率サイズの枠21を表示する処理を行い、その後ステップS13に進む。
【0057】
ステップS13では、接触点からのスライド移動が検出されたか否か、すなわち、タッチパネルに接触させた指を接触点からスライド移動させる動作が検出されたか否かを判断し、接触点からのスライド移動が検出されなかったと判断すれば、ステップS15に進む。一方、ステップS13において、接触点からのスライド移動が検出されたと判断すれば、ステップS14に進む。
【0058】
ステップS14では、枠21を接触点からのスライド移動量に応じて拡大させながら表示する処理を行い、その後ステップS15に進む。ステップS15では、スライド移動の終点が検出されたか否か、すなわち、タッチパネルから指が離されたか否かを判断し、タッチパネルから指が離されていないと判断すればステップS13に戻り、一方、タッチパネルから指が離されたと判断すればステップS16に進む。
ステップS16では、ステップS14において表示された枠21で指定された領域を表示画面サイズに拡大して表示するのに適した縮尺の地図画像に切り換え、接触点を略中心にして拡大表示する処理を行い、その後処理を終了する。
【0059】
上記実施の形態(1)に係る画像処理装置によれば、使用者は、拡大表示させたい地図画像の中心部分を指等により直接的に指定することができ、カ−ソル等による位置合わせ等の面倒な操作を行う必要がなく、簡単かつ正確な拡大表示の中心点の指定を行うことができる。
また、使用者は、接触点から指等を任意の方向にスライド移動させるだけで枠21の大きさを任意に調整することができ、枠21により拡大表示させる範囲を一目で把握することができる。
さらに、使用者が指等を表示画面16bから離すことによって、スライド移動の終点が検出され、該終点検出時の枠21内に表示されている地図画像を表示画面全体に表示可能な縮尺の地図画像に拡大表示させることができ、使用者は詳細な地図情報を得ることができる。
【0060】
このように接触検出手段17により検出される一連の接触状態の変化に基づいて、拡大表示させる中心点の指定、枠21による拡大範囲の指定、及び枠21内の地図画像の拡大表示を行わせることができ、使用者は、特別なカ−ソル操作や釦操作等を行なわずに、極めて簡単な操作により所望とする範囲の地図画像を表示画面16bに拡大表示させることができ、使用者にとって使い勝手の良い、地図画像の拡大表示のための操作性を向上させた装置を実現することができる。
【0061】
なお、上記実施の形態(1)では、拡大表示モ−ド設定時において、タッチパネルへの指の接触が検出されると、枠21が表示されるようになっているが、別の実施の形態では、タッチパネルへの指の接触が検出された後、さらに指のスライド移動が検出された場合にのみ、枠21を表示させるようにしても良い。
また、図7に示したような設定画面を通じて、これらの処理を使用者が自由に選択できるようにし、マイコン10が、設定画面を通じて選択・設定された表示タイミングにより、枠21を表示させる処理を行うようにしてもよい。
【0062】
次に実施の形態(2)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムについて説明する。但し実施の形態(2)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの構成については、マイコン10Aを除いて図1に示したナビゲ−ションシステムの構成と同様であるため、マイコン10Aには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0063】
拡大表示モ−ド設定時における表示画面16bに表示される地図画像の拡大表示方法を図8(a)〜(d)に示した表示例に基づいて説明する。
図8(a)は、表示画面16bに表示される地図画像の一例を示しており、図4(a)に示した地図画像と同様の構成となっている。
【0064】
まず、使用者がAビル周辺の詳細な拡大地図情報を得ようとした場合、タッチパネルが設けられた表示画面16bのAビルの表示箇所を指でタッチする(図8(a)に×印で示した接触点(×印は実際には表示されない))。
すると、図8(a)において接触点に表示されていたAビルを表示画面16bの略中心に移動させた地図画像が表示され、中心を接触点から表示画面16bの略中心に移動させた枠21aが地図上に表示される(図8(b))。なお、枠21aのサイズは、最大拡大率サイズとなっている。
【0065】
使用者による接触点(×印)からの指のスライド移動(例えば、図8(c)の実線矢印で示したような動作)が検出されると、枠21aがスライド移動量に応じて拡がりながら(破線矢印)表示される。枠21aは、接触点からのスライド移動量に応じて等方的に大きさが変化するので、指のスライド移動の向きはいずれの方向でもよい。
【0066】
使用者は、指をスライド移動させながら、枠21aで拡大表示させる範囲を設定できるようになっており、枠21a内にB銀行が含まれた時点(図8(c))において、スライド移動させていた指が表示画面16bから離れたことが検出されると、図8(d)に示すように、図8(c)に示した枠21aで指定された領域を表示画面サイズに拡大して表示するのに適した縮尺の地図画像に切り換え、表示画面の中心を固定して拡大表示され、使用者は、B銀行を含むAビル周辺の詳細な地図情報を参照することができるようになっている。
【0067】
次に実施の形態(2)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10Aの行う拡大表示処理動作を図9に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。なお、本拡大表示処理動作は、図6におけるステップS12の代わりにステップS21、S22を挿入した構成となっており、以下ここでは相違点のみ説明することとする。
【0068】
まず、ステップS11では、タッチパネルへの物理的な接触が検出されたか否か、すなわちタッチパネルへの指の接触があったか否かを判断し、タッチパネルへの指の接触がないと判断すれば、処理を終了し、一方、タッチパネルへの指の接触があったと判断すればステップS21に進む。
【0069】
ステップS21では、接触点に表示されている地図画像を表示画面16bの略中心に移動させて表示する処理を行い、その後ステップS22に進む。ステップS22では、中心を接触点から表示画面16bの略中心に移動させた枠21aを地図上に表示する処理を行い、その後ステップS13に進み、以下図6に示した処理と同様の処理を行い、枠21a内の画像を表示画面16bに拡大表示する。
【0070】
上記実施の形態(2)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムによれば、接触検出手段17により表示画面16bへの接触が検出されると、接触点(×印)に表示されている画像が表示画面16bの略中心に移動して表示され、また、枠21aの中心も接触点(×印)から表示画面16bの略中心に移るので、使用者は、拡大表示させたい接触点周辺の画像情報を把握しやすくなり、枠21aによる範囲指定も容易なものとなる。また、拡大表示前の中心点と拡大表示後の中心点が同一になるので、拡大後の画像の把握も容易になる。
【0071】
なお上記実施の形態(2)では、接触点に表示されている画像を表示画面16bの略中心に移動させて、中心を接触点から表示画面16bの略中心に移動させた枠21aを地図上に表示するように予め設定されていたが、別の実施の形態では、図10に示したような設定画面を通じて、接触点の画像を表示画面16bの略中心に移動させるとともに、中心を接触点から表示画面の略中心に移動させた枠21aを表示させるか否かを使用者が自由に選択できるようにし、すなわち、実施の形態(1)又は(2)の処理を使用者が自由に選択できるようにして、マイコン10Aが、設定画面を通じて選択・設定された拡大表示方法により、地図画像と枠とを表示する処理を行うようにしてもよい。
【0072】
次に実施の形態(3)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムについて説明する。但し実施の形態(3)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの構成については、マイコン10Bを除いて図1に示したナビゲ−ションシステムの構成と同様であるため、マイコン10Bには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0073】
拡大表示モ−ド設定時における表示画面16bに表示される地図画像の拡大表示方法を図11(a)〜(d)に示した表示例に基づいて説明する。
図11(a)は、表示画面16bに表示された地図画像の一例を示しており、図4(a)に示した地図画像と同様の構成となっている。
【0074】
まず、使用者がAビル周辺の詳細な拡大地図情報を得ようとした場合、タッチパネルが設けられた表示画面16bのAビルの表示箇所を指でタッチする。すると、図11(b)に示すように×印で示した接触点(×印は実際には表示されない)を略中心とした枠21bが表示される。枠21bのサイズは、現在表示縮尺サイズ、すなわち、拡大率が現在表示している画像の縮尺で表示画面16bに表示可能な領域を示すサイズとなっている。
【0075】
使用者による接触点(×印)からの指のスライド移動(例えば、図11(c)に実線矢印で示したような動作)が検出させると、枠21bがスライド移動量に応じて縮小しながら(破線矢印)表示される。枠21bは、接触点からのスライド移動量に応じて等方的に大きさが縮小されていくので、指のスライド移動の向きはいずれの方向でもよい。
【0076】
使用者は、指をスライド移動させながら、縮小されていく枠21bで拡大表示させる範囲を設定できるようになっており、枠21b内の端にB銀行が含まれた時点(図11(c))において、スライド移動させていた指が表示画面16bから離れたことが検出されると、図11(d)に示すように、図11(c)に示した枠21bで指定された領域を表示画面サイズに拡大して表示するのに適した縮尺の地図画像に切り換え、接触点を略中心にして拡大表示され、使用者は、B銀行を含むAビル周辺の詳細な拡大地図情報を参照することができるようになっている。
【0077】
次に実施の形態(3)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10Bの行う拡大表示処理動作を図12に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。なお、本拡大表示処理動作は、図6におけるステップS12の代わりにステップS31を、ステップS14の代わりにステップS32を挿入した構成となっており、以下ここでは相違点のみ説明することとする。
【0078】
まず、ステップS11では、タッチパネルへの物理的な接触が検出されたか否か、すなわちタッチパネルへの指の接触があったか否かを判断し、タッチパネルへの指の接触がないと判断すれば、処理を終了し、一方、タッチパネルへの指の接触があったと判断すればステップS31に進む。
【0079】
ステップS31では、接触点を略中心として現在表示縮尺サイズの枠21bを表示する処理を行い、その後ステップS13に進む。ステップS13では、接触点からのスライド移動が検出されたか否かを判断し、接触点からのスライド移動が検出されなかったと判断すればステップS15に進む。一方、ステップS13において、接触点からのスライド移動が検出されたと判断すればステップS32に進む。
【0080】
ステップS32では、枠21bを接触点からのスライド移動量に応じて縮小させながら表示する処理を行い、その後ステップS15に進む。以下、図6に示した処理と同様の処理を行い、枠21b内の画像を表示画面16bに拡大表示する。
【0081】
上記実施の形態(3)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムによれば、タッチパネルへの接触時に、接触点を中心として現在表示縮尺サイズの枠21bが表示されるので、現在表示縮尺に近い、すなわち拡大率の小さい枠の範囲指定を行う場合には、スライド移動を少なくすればよく、より迅速に拡大率の小さな枠の範囲指定を行い表示させることができるようになる。
【0082】
なお上記実施の形態(3)では、タッチパネルへの指の接触が検出されると、接触点を略中心として、現在表示縮尺サイズの枠21bを表示するように予め設定されていたが、別の実施の形態では、図13に示したような設定画面を通じて、タッチパネルへの指の接触が検出された時に、接触点を略中心として表示する枠のサイズを使用者が自由に選択できるようにし、すなわち実施の形態(1)又は(3)の処理を使用者が自由に選択できるようにして、マイコン10Bが設定画面を通じて選択・設定されたサイズの枠を表示する処理を行うようにしてもよい。
【0083】
次に実施の形態(4)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムについて説明する。但し実施の形態(4)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの構成については、マイコン10Cを除いて図1に示したナビゲ−ションシステムの構成と同様であるため、マイコン10Cには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0084】
拡大表示モ−ド設定時における表示画面16bに表示される地図画像の拡大表示方法を図14(a)〜(d)に示した表示例に基づいて説明する。
図14(a)は、表示画面16bに表示された地図画像の一例を示しており、図4(a)に示した地図画像と同様の構成となっている。
【0085】
まず、使用者がAビル周辺の詳細な拡大地図情報を得ようとした場合、タッチパネルが設けられた表示画面16bのAビルの表示箇所を指でタッチする。すると、図14(a)に示すように×印で示した接触点(×印は実際には表示されない)を略中心とした枠21cが表示される。枠21cのサイズは、所定の縮尺で表示画面16bに表示可能な領域を示すサイズであればよいが、最大拡大率サイズが好ましい。
【0086】
使用者による接触点からの指のスライド移動が検出され、スライド移動(図14(a)に示した実線矢印)が現在表示している枠21cを越える、すなわちスライド移動させている指の接触点が図14(a)に示した枠21cを越えると、次の拡大率(枠21cよりも小さい拡大率)に設定された枠21cが表示される(図14(b))。
【0087】
さらに使用者による指のスライド移動が検出され、スライド移動が枠21cを越えると(図14(c)に示した実線矢印の動作)、さらに次の拡大率(枠21cよりも小さい拡大率)に設定された枠21cが表示され、B銀行が含まれた枠21cが表示されたこの時点(図14(c))で、スライド移動させていた指が表示画面16bから離れたことが検出されると、図14(d)に示すように、図14(c)に示した枠21cで指定された領域を表示画面サイズに拡大して表示するのに適した縮尺の地図画像に切り換え、接触点を略中心にして拡大表示され、使用者は、B銀行を含むAビル周辺の詳細な拡大地図情報を参照することができるようになっている。
【0088】
次に実施の形態(4)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10Cの行う拡大表示処理動作を図15に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。なお、本拡大表示処理動作は、図6におけるステップS14の代わりにステップS41〜S43を挿入した構成となっており、以下ここでは相違点のみ説明することとする。
【0089】
ステップS13において、接触点からのスライド移動が検出されたと判断すれば、ステップS41に進む。ステップS41では、スライド移動の座標デ−タの取り込みを行い、ステップS42に進む。
ステップS42では、取り込んだ座標デ−タに基づいて、スライド移動が表示画面16bに表示している枠を越えたか否かを判断し、スライド移動が表示画面16bに表示している枠を越えたと判断すればステップS43に進む。
【0090】
ステップS43では、次の拡大設定領域を示す枠を表示する処理を行い、その後ステップS15に進む。
一方、ステップS42において、スライド移動が表示画面16bに表示している枠を越えていないと判断すればステップS15に進む。
【0091】
上記実施の形態(4)に係る画像処理装置に採用したナビゲ−ションシステムによれば、スライド移動とともに枠の大きさが変化するのではなく、スライド移動(例えば、表示画面16b上をスライド移動させている指の接触点)が表示画面16bに表示されている枠21cを越えると、次の拡大設定領域を示す枠21cが表示されるので、拡大表示させる縮尺設定に対応した枠12c〜12cを表示画面16bに段階的に表示させることができる。また、枠の大きさの微調整を行う必要がなく、大まかな枠の範囲指定が容易となる。
【0092】
なお、上記実施の形態(4)では、スライド移動が、表示画面16bに表示している枠を越える毎に段階的に拡大率の異なるサイズの枠を表示させるように予め設定されていたが、別の実施の形態によれば、図16に示したような設定画面を通じて、スライド移動量に応じて拡大させながら枠を表示させることのできる「スライド拡大表示」と、予め設定された拡大率の枠を段階的に表示させることのできる「段階拡大表示」とを使用者が自由に選択できるようにして、マイコン10Cが、図16の設定画面を通じて選択・設定された枠の拡大表示方法により、枠を表示する処理を行うようにしてもよい。
【0093】
次に実施の形態(5)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムについて説明する。但し実施の形態(5)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの構成については、マイコン10Dを除いて図1に示したナビゲ−ションシステムの構成と同様であるため、マイコン10Dには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0094】
実施の形態(5)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムでは、拡大表示モ−ド設定時において、使用者が拡大表示したい部分をタッチパネルを介して指で接触すると、接触点における画像が表示画面16bの略中心に移動して、予め設定された縮尺で拡大された画像が表示画面16bに表示されるようになっているため、より簡単な操作により見たい部分の周辺の画像を拡大表示させることができるようになっている。
【0095】
拡大表示モ−ド設定時における表示画面16bに表示される地図画像の拡大表示方法を図17(a)〜(c)に示した表示例に基づいて説明する。
図17(a)は、表示画面16bに表示された地図画像の一例を示しており、図4(a)に示した地図画像と同様の構成となっている。
【0096】
まず、使用者がAビル周辺の詳細な地図情報を得ようとした場合、タッチパネルが設けられた表示画面16bのAビルの表示箇所を指でタッチする(図17(a)に×印で示した接触点(×印は実際には表示されない))。すると、図17(a)において接触点に表示されていたAビルを表示画面16bの略中心に移動した地図画像が表示され(図17(b))、その後、Aビルを表示画面16bの略中心として、予め設定された拡大表示可能な縮尺の地図画像が表示され(図17(c))、使用者は、Aビル周辺の詳細な拡大地図情報を参照することができるようになっている。
【0097】
次に実施の形態(5)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10Dの行う拡大表示処理動作を図18に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。なお本処理動作は拡大表示モ−ド設定時に実行される。
【0098】
まず、ステップS51では、タッチパネルへの物理的な接触が検出されたか否か、すなわちタッチパネルへの指の接触があったか否かを判断し、タッチパネルへの指の接触がないと判断すれば、処理を終了する。
【0099】
一方、ステップS51において、タッチパネルへの指の接触があったと判断すれば、ステップS52に進み、ステップS52では、接触点に表示されていた画像を表示画面16bの略中心に移動して表示する処理を行い、その後ステップS53に進む。ステップS53では、表示画面16bに表示されている画像の中心位置を固定して、予め設定された拡大表示可能な縮尺で拡大表示する処理を行い、その後処理を終了する。
【0100】
上記実施の形態(5)に係る画像処理装置が採用されたナビゲ−ションシステムによれば、表示画面16bに表示されている画像のうち拡大表示させたい部分を指等で触れるだけで、その部分が表示画面16bの略中心に移動するとともに所定の縮尺で拡大された画像が表示されるので、より簡単な操作で画像を拡大表示させることができる。
【0101】
なお、上記実施の形態(5)では、接触が検出された部分を表示画面16bの略中心に移動して、所定の縮尺で拡大された地図画像を表示するようになっているが、別の実施の形態では、接触が検出された部分を含むように予め設定された拡大表示させる縮尺の地図画像を表示した後、接触が検出された部分を表示画面16bの略中心に移動して表示させるようにしてもよい。
また、上記実施の形態(5)では、拡大表示可能な縮尺が予め設定されているようになっているが、別の実施の形態では、使用者が、所望とする縮尺を選択・設定することのできる設定画面を設けておき、該設定画面を通じて、拡大表示する縮尺を設定できるようにしてもよい。
【0102】
次に実施の形態(6)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムについて説明する。但し実施の形態(6)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの構成については、マイコン10Eを除いて図1に示したナビゲ−ションシステムの構成と同様であるため、マイコン10Eには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0103】
実施の形態(6)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムでは、拡大表示モ−ド設定時において、表示画面上の2点の接触が検出されると、該2点における画像を同時に表示可能な縮尺で、しかも2点間の中心が表示画面16bの略中心に位置するように拡大表示されるようになっており、直接的に拡大表示させたい部分が指定し易くなっている。
【0104】
拡大表示モ−ド設定時における表示画面16bに表示される地図画像の拡大表示方法を図19(a)、(b)に示した表示例に基づいて説明する。
図19(a)は、表示画面16bに表示された地図画像の一例を示しており、図4(a)に示した地図画像と同様の構成となっている。
【0105】
まず、使用者がAビルとB銀行と間の詳細な地図情報を得ようとした場合、タッチパネルが設けられた表示画面16bのAビルの表示箇所と、B銀行の表示箇所とを指でタッチする(図19(a)に×印で示した接触点(×印は実際には表示されない))。
【0106】
すると、図19(b)に示すように、AビルとB銀行とを1画面に含むように拡大表示可能な縮尺で、しかもAビルとB銀行との中点が、表示画面16bの略中心に位置するように表示され、使用者は、AビルとB銀行との間の詳細な拡大地図情報を参照することができるようになっている。
【0107】
次に実施の形態(6)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10Eの行う拡大表示処理動作を図20に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。なお、本拡大表示処理動作は、拡大表示モ−ドの設定時に実行される。
【0108】
まず、ステップS61では、タッチパネルへの物理的な接触が検出されたか否か、すなわちタッチパネルへの指の接触があったか否かを判断し、タッチパネルへの指の接触がないと判断すれば、処理を終了する。一方、ステップS61において、タッチパネルへの指の接触があったと判断すればステップS62に進み、タイマtを起動して、その後ステップS63に進む。
【0109】
ステップS63では、所定時間t内にタッチパネルへの再接触が検出されたか否か、すなわち所定時間t内にタッチパネルへの指の再接触があったか否かを判断し、タッチパネルへの指の再接触がなかったと判断すれば、処理を終了しする。一方、ステップS63においてタッチパネルへの指の再接触があったと判断すればステップS64に進む。
【0110】
ステップS64では、接触の検出された2点の座標デ−タから2点間の距離を算出する処理を行い、その後ステップS65に進む。ステップS65では、算出された2点間の距離から2点間を表示画面16bに拡大表示するための縮尺を決定する処理を行い、その後ステップS66に進む。ステップS66では、決定された拡大表示可能な縮尺で2点間の中点が表示画面の略中心に位置するように、2点間を拡大表示する処理を行い、その後処理を終了する。
【0111】
上記実施の形態(6)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムによれば、接触検出手段17により、2点の接触(例えば、使用者が指等で前記表示画面上の2点を指定する動作)が検出されると、これら2点間を含む所定範囲の地図画像が表示画面16bに表示可能な縮尺で拡大表示されるので、表示画面16b上の2点を指等で指定するというごく簡単な操作で、2点間の地図画像を簡単に拡大表示させることができる。
【0112】
次に実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムについて説明する。但し実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの構成については、マイコン10Fを除いて図1に示したナビゲ−ションシステムの構成と同様であるため、マイコン10Fには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0113】
実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムでは、目的地まで経路誘導している時に、自車位置と目的地との間の直線距離が所定値以下になった場合に、該所定値以下で自車位置と目的地とを含む所定範囲を拡大表示可能な縮尺の地図画像に自動的に切り換えて表示し、自車位置と目的地との間の直線距離が近づくにつれ、より拡大率の大きな縮尺の地図画像が自動的に切り換えて表示されるようになっており、使用者は、縮尺設定をいちいち行わなくても、目的地が近づくにつれ、自車位置と目的地との間の詳細な道路情報等を把握することができるようになっている。
【0114】
実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムでは、表示画面上に表示された画面を通じて、使用者が各種の設定を行うことができ、図21に示した『目的地拡大表示モ−ド設定』画面を通じて、目的地まで経路誘導している時に、自車位置と目的地との間の直線距離が所定値以下となった場合に、該所定値以下で自車位置と目的地とを含む範囲を拡大表示可能な縮尺に切り換えて地図画像を表示するかどうかの目的地拡大表示モ−ドの設定や、目的地拡大表示モ−ドに設定した場合に、さらに自車位置と目的地との間の直線距離が近づくにつれて、拡大率の大きな縮尺に段階的に切り換えて表示する繰り返し縮尺変更表示モ−ドの設定を行うか否かを使用者が自由に選択・設定できるようになっている。
【0115】
実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコン10Fの行う拡大表示処理動作を図22に示したフロ−チャ−トに基づいて説明する。
【0116】
まず、ステップS71では、目的地拡大表示モ−ドに設定されているか否かを判断し、目的地拡大表示モ−ドに設定されていないと判断すれば、他のモ−ドの処理に進み、一方、目的地拡大表示モ−ドに設定されていると判断すればステップS72に進む。
【0117】
ステップS72では、取り込んだ自車位置デ−タに基づいて、自車位置から目的地までの直線距離を算出する処理を行い、その後ステップS73に進む。ステップS73では、算出した自車位置から目的地までの直線距離が、縮尺変更の基準となる所定値以下になったか否かを判断し、所定値以下になっていないと判断すればステップS72に戻る。
【0118】
一方、ステップS73において、算出した自車位置から目的地までの直線距離が、縮尺変更の基準となる所定値以下になったと判断すればステップS74に進む。ステップS74では、設定された縮尺(第1の縮尺)で自車位置と目的地とを含む所定範囲を拡大表示する処理を行い、その後ステップS75に進む。
【0119】
ステップS75では、繰り返し縮尺変更表示モ−ドに設定されているか否かを判断し、繰り返し縮尺変更表示モ−ドに設定されていると判断すればステップS76に進む。ステップS76では、縮尺変更デ−タの読み出し、すなわち第1の縮尺よりも拡大率の大きな第2の縮尺で表示するためのデ−タを読み出す処理を行い、その後ステップS71に戻り、上記処理を繰り返す。
一方、ステップS75において、繰り返し縮尺変更表示モ−ドに設定されていないと判断すれば、処理を終了する。
【0120】
上記実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムによれば、自車位置と目的地との直線距離が所定値以下になると、拡大表示のための操作を使用者が特に行わなくても、自動的に自車位置と前記目的地とを含む拡大された縮尺の地図画像に切り換えて表示されるので、目的地までの拡大表示への切り換えに使用者が操作を行わなくても良く、運転時の安全性を高めることができる。また、自車位置と目的地との間のより詳細な道路や建物等の地図情報を取得することができ、使用者にとって便利で、使い勝手の良い装置を実現することができる。
【0121】
また、繰り返し縮尺変更表示モ−ドの設定により、自車位置と目的地との間の直線距離が近づくにつれ、使用者が特に操作をしなくても、その距離に応じて段階的に拡大率の大きな縮尺に変更された地図画像が表示されていくので、自車位置と目的地との間の距離に応じた適切な縮尺率で拡大された地図画像が表示され、使用者は、目的地に近づくにつれて、目的地周辺のより詳細な情報を把握することが可能となる。
また、目的地拡大表示モ−ド設定画面を備えているので、使用者は、好みに応じて目的地拡大表示モ−ドの設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの表示画面に表示される操作画面を示した図である。
【図3】実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの表示画面に表示される操作画面を示した図である。
【図4】(a)〜(d)は、実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおける拡大表示処理を説明するための表示例を示した図である。
【図5】実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示モ−ド設定処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図6】実施の形態(1)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図7】別の実施の形態に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの表示画面に表示される操作画面を示した図である。
【図8】(a)〜(d)は、実施の形態(2)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおける拡大表示処理を説明するための表示例を示した図である。
【図9】実施の形態(2)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図10】別の実施の形態に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの表示画面に表示される操作画面を示した図である。
【図11】(a)〜(d)は、実施の形態(3)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおける拡大表示処理を説明するための表示例を示した図である。
【図12】実施の形態(3)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図13】別の実施の形態に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの表示画面に表示される操作画面を示した図である。
【図14】(a)〜(d)は、実施の形態(4)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおける拡大表示処理を説明するための表示例を示した図である。
【図15】実施の形態(4)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図16】別の実施の形態に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの表示画面に表示される操作画面を示した図である。
【図17】(a)〜(c)は、実施の形態(5)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおける拡大表示処理を説明するための表示例を示した図である。
【図18】実施の形態(5)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図19】(a)、(b)は、実施の形態(6)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおける拡大表示処理を説明するための表示例を示した図である。
【図20】実施の形態(6)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【図21】実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムの表示画面に表示される操作画面を示した図である。
【図22】実施の形態(7)に係る画像処理装置を採用したナビゲ−ションシステムにおけるマイコンの行う拡大表示処理動作を示したフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
10、10A〜10F マイコン
16 表示装置
16b 表示画面
17 接触検出手段

Claims (10)

  1. 画像が表示される表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面への物理的な接触を検出する接触検出手段とを備えた画像処理装置において、
    前記接触検出手段により前記表示画面への接触が検出されると、接触点を略中心とした所定サイズの枠を前記表示画面に表示する第1の枠表示手段と、
    前記接触検出手段により前記接触点からのスライド移動が検出されると、前記枠の大きさを前記接触点からのスライド移動量に応じて変化させながら表示する第2の枠表示手段と、
    前記接触検出手段により前記スライド移動の終点が検出されると、前記第2の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像を前記表示画面に拡大表示する第1の画像拡大表示手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記所定サイズが、最大拡大率サイズを意味し、
    前記第2の枠表示手段が、前記枠を拡大させながら表示するものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記所定サイズが、現在表示縮尺サイズを意味し、
    前記第2の枠表示手段が、前記枠を縮小させながら表示するものであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 画像が表示される表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面への物理的な接触を検出する接触検出手段とを備えた画像処理装置において、
    前記接触検出手段により前記表示画面への接触と、接触点からのスライド移動とが検出されると、前記接触点からのスライド移動量に応じて大きさの変化する枠を前記接触点を略中心にして前記表示画面に表示する第3の枠表示手段と、
    前記接触検出手段により前記スライド移動の終点が検出されると、前記第3の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像を前記表示画面に拡大表示する第2の画像拡大表示手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記接触検出手段により前記表示画面への接触が検出されると、前記接触点に表示されている画像を前記表示画面の略中心に移動させて表示する画像移動表示手段と、
    前記枠の中心を前記接触点から前記表示画面の略中心に移動させる枠中心移動手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像処理装置。
  6. 画像が表示される表示画面を備えた表示手段と、
    前記表示画面への物理的な接触を検出する接触検出手段とを備えた画像処理装置において、
    前記接触検出手段により前記表示画面への接触が検出されると、接触点を略中心とした所定サイズの枠を前記表示画面に表示する第1の枠表示手段と、
    前記接触検出手段により前記接触点からのスライド移動が検出され、該スライド移動が前記表示画面に表示されている前記枠を越えると、次の拡大設定領域を示す枠を表示する第4の枠表示手段と、
    前記接触検出手段により前記スライド移動の終点が検出されると、前記第4の枠表示手段により表示された枠内に表示されている画像を前記表示画面に拡大表示する第3の画像拡大表示手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記接触検出手段で検出される前記表示画面への接触を画像を拡大表示させるためのものと認識させる拡大表示モ−ドと、他のモ−ドとを区別する設定を行うモ−ド設定手段を備えていることを特徴とする請求項1〜のいずれかの項に記載の画像処理装置。
  8. 前記モ−ド設定手段が、
    前記接触検出手段により所定時間以上継続しての接触が検出されると、前記拡大表示モ−ド又は前記他のモ−ドの設定を行うものであることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
  9. 前記モ−ド設定手段により前記拡大表示モ−ドに設定された場合に、該拡大表示モ−ドに設定されたことを使用者に告知する告知手段を備えていることを特徴とする請求項又は請求項記載の画像処理装置。
  10. 前記告知手段が、音や音声により告知するもの、前記表示画面への表示により告知するもの、又は前記表示画面に表示されている画像の色を変更することにより告知するもののいずれかを含んでいることを特徴とする請求項記載の画像処理装置。
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