JP4066491B2

JP4066491B2 - Vehicle seat device

Info

Publication number: JP4066491B2
Application number: JP04514798A
Authority: JP
Inventors: 充藤中; 安成広中; 尚宗森山; 修司熊野
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1998-02-26
Filing date: 1998-02-26
Publication date: 2008-03-26
Anticipated expiration: 2018-02-26
Also published as: JPH11240365A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のシート装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
車両のシート装置の中には、シートバックを前倒しして対応するシートクッション上に重合させた倒伏位置をとり得るようにされて、この倒伏位置でシートバックの背面が略水平な物置面となるようにしたものがある（例えば実開平３−４７８２５号公報）。このような倒伏位置を助手席用のシートバックがとり得るようにしたものも既に実用化されているが、このものでは、後席に着座した乗員が、倒伏位置にある助手席用シートバックの背面を物置面として有効利用しつつ、助手席用シートバックが視界の妨げとならない分だけ解放感を得ることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
助手席シートのシートバックが倒伏位置をとり得るものでは、後席に着座した乗員がかなりの解放感を得ることができるものの、シートバックが視界の邪魔にならないのは助手席用のみであって、十分な解放感を得るという点では必ずしも十分満足のいかないものとなる。
【０００４】
また、後席に着座した乗員が、倒伏位置にあるシートバックの背面を物置面としてある作業を行うとき、例えばパソコン操作をするとき等において、書類等を見ながらの作業を行う場合が考えられるが、この書類等を見やすい位置に保持しておくことができず、倒伏位置にあるシートバック背面を有効に利用するという点において改善の余地がある。
【０００５】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、倒伏位置にあるシートバックの背面を、後席に着座した乗員がより有効に利用できるようにした車両のシート装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項１に記載のように、
ステアリングハンドルの後方に運転席シートが配置され、該運転席シートの後方に後部シートが設けられた車両において、
前記ステアリングハンドルに着脱可能に取付けられる平板状の物置部材が備えられると共に、該ステアリングハンドルが、チルト機構に基づき上下方向に位置調整可能とされ、
前記運転席シートのシートバックが、前倒しされて該運転席シートのシートクッション上に重合された倒伏位置をとり得るようにされ、
前記運転席シートのシートバックの背面が、前記倒伏位置とされたときにほぼ水平な物置面となるように設定され、
しかも、前記運転席シートのシートバックは、該運転席シートのシートバックが前記倒伏位置とされたときであって前記ステアリングハンドルに前記物置部材が取付けられたとき、前記チルト機構と協働して、該物置部材を前記倒伏位置にあるシートバックの前端部にほぼ連続させると共に該前端部から前上りにするように設定されている、
ことを特徴とする車両のシート装置とした構成としてある。上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項２以下に記載のとおりである。
【０００７】
【発明の効果】
請求項１によれば、前上りに設置される物置部材を、例えば書類立てとして利用したり、倒伏位置にあるシートバック背面に載置された物品の前方へのずり落ち防止等に利用して、倒伏位置にある最前列シートのシートバックの背面をより有効に利用することができる。
また、ステアリングハンドルを有効利用して、物置部材を好みに応じて適宜設置することができる。さらに、ステアリングハンドルのチルト機能を有効に利用して物置部材の位置調整を行うことができる。
【０００８】
請求項２によれば、物置部材の前後方向位置を調整可能として、後席に着座した乗員の行う作業等により適した姿勢とすることができる。
請求項３によれば、倒伏位置にあるシートバックの背面高さ位置を調整可能として、後席に着座した乗員の行う作業等により適した姿勢とすることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】
図１において、１はフロアパネル、２はフロントウインド、３はル−フパネル、４はバックドア、５はインストルメントパネル、６はステアリングハンドル、７はステアリングシャフトである。ステアリング機構は、既知のように、チルト機構およびテレスコピック機構を備えて、ステアリングハンドル６が、上下方向位置調整可能でかつ前後方向位置が調整可能とされている。
【００１０】
インストルメントパネル５とバックドア４との間の空間が車室８とされ、この車室８内に、前席シート１１と後席シート１２とが配設されている。前席シート１１は、図２、図３に示すように、運転席シート２１と助手席シート２２との左右分割構成とされている。各シート２１と２２とはそれぞれ、既知のように、前後方向のスライド位置調整可能とされ、かつ高さ位置調整可能とされている（リフト機構装備）。
【００１１】
最前列シートとなる運転席シート２１は、シートクッション２１Ａと、シートバック２１Ｂと、シートバック２１Ｂに着脱自在に取付けられたヘッドレスト２１Ｃとかなり、同様に助手席シート２２も、シートクッション２２Ａと、シートバック２２Ｂと、シートバック２２Ｂに着脱自在に取付けられたヘッドレスト２２Ｃとからなる。各シートバック２１Ｂおよび２２Ｂはそれぞれ、リクライニング機構によって前後方向の傾斜角度が調整可能とされ、このリクライニング機構によって、前方へ大きく前倒し可能とされて、対応するシートクッション２２Ａ、２２Ｂ上に略水平状態で重合した倒伏位置を取り得るようになっている。
【００１２】
各シートバック２１Ａ、２２Ａの背面はほぼ平坦面とされて、倒伏位置とされたときに略水平な物置面を構成するようになっているが、実施形態では、シートバック２１Ｂ、２２Ｂの背面に別途ハードタイプあるいはセミハードタイプの材質からなる薄板状の物置面構成部材２３（図２参照）が固定されている。
【００１３】
後席シート１２は、全体として一体のシートクッション３１と左右分割構成とされたシートバック３２と、各シートバック３２に着脱自在に取付けられたヘッドレスト３３とから構成されている。左右のシートバック３２はそれぞれ独立してリクライニニグ可能とされており、実施形態では、シートバック３２が、前方へ大きく前倒し可能とされて、対応するシートクッション３１Ｂ上に略水平状態で重合した倒伏位置を取り得るようになっている。倒伏位置にあるシートバック３２の背面は、略水平となるようにされている。なお、実施形態では、後席シート１２は前後方向へスライド調整可能とされているが、前後方向へは固定（スライド調整なし）とすることもできる。
【００１４】
特に図２に示すように、運転席シート２１のシートバック２１Ｂを倒伏位置とし、かつ助手席シート２２のシートバック２２Ｂを倒伏位置とすることにより、後席シート１２に着座した乗員は、上記各シートバック２１Ｂ、２２Ｂによって前方視界を妨げられることなく、極めて大きな解放感を得ることができる。そして、倒伏位置にあるシートバック２１Ｂ、２２Ｂの背面が、足置き台や、小物の物置面等として利用される。
【００１５】
図３に示すように、運転席シ−ト２１と助手席シート２２との間にはトンネル部４１が構成されており、このトンネル部４１上に、小物入れ４２が固定されている。小物入れ４２の蓋部材４２ａの上面は、略水平とされており、しかもその高さは、倒伏位置にある運転席用シートバック２１Ｂと助手席用シートバック２２Ｂとの各背面高さとほぼ同一とされている。つまり、運転席用シートバック２１Ｂ、助手席用シートバック２２Ｂとをそれぞれ倒伏位置としたとき、その各背面と小物入れ４２の上面とが協働して、全体として１つの大きなほぼ水平な物置面を構成することになる。
【００１６】
ここで、運転席用シートバック２１Ｂが、ステアリングハンドル６と干渉することなく倒伏位置をとり得るようにするため、次のような工夫が設定されている。まず、運転席シート２１を後方へ最大量スライドさせたときの後方最大スライド位置が、通常の車両よりもかなり後方となるように設定されている。そして、ステアリングハンドル６を最上方位置としかつ最前方位置へと調整する一方、運転席シート２１を後方最大スライド位置とした状態で、そのシートバック２１Ｂを前倒していくことにより、当該シートバック２１Ｂがステアリングハンドル６と干渉することなく、倒伏位置とされる（図１の回動軌跡Ｌ参照）。この場合、ヘッドレスト２１Ｃをシートバック２１Ｂに取付けたまま倒伏位置をとり得るようにすることもでき、またヘッドレスト２１Ｃを取外した状態でのみ倒伏位置をとり得るようにすることもできる。
【００１７】
いずれにしても、運転席シート２１の後方最大スライド位置を後方にするほど、またステアリングハンドル６の最上方位置を高くするほど、さらにはステアリングハンドル６の最前方位置を前にするほど、ステアリングハンドル６との干渉が生じにくくなる。ステアリングハンドル６が、上下方向および前後方向のいずれか一方のみ調整可能な場合、あるいは両方共に調整不能な場合には、これに応じて、運転席シート２１の後方最大スライド位置を設定すればよい（ヘッドレスト２１Ｃを取付けたまま倒伏位置可能とするか、ヘッドレスト２１Ｃを取外したときのみ倒伏位置可能とするかは任意に選択できる）。
【００１８】
前述のように、運転席シート２１の後方最大スライド位置というものが、かなり後方に設定されることになる。このため、運転席シート２１用の車体側スライドレールを、通常行われているようにフロアパネル１の平坦面に取付けた場合は、後席シート１２に着座する乗員の足下に車体側スライドレールが位置して、邪魔になる可能性が生じる。このため、少なくとも運転席シ−トシート２１用の車体側スライドレール（左右一方のスライドレールのうち、特にサイドドア側のスライドレール）を、サイドシルに設けるのが好ましい。すなわち、図３に示すように、運転席シート２１側にあるサイドシル４５の上面のうち、車室側端部に前後方向に伸びる凹部４５ａを形成して、この凹部４５ａ上に車体側スライドレール（ロアレール）４６が取付けられる。
【００１９】
また、トンネル部４１の運転席シート側の側壁面に、ブラケット４７を介して、車体側スライドレール４８を取付けるのが好ましい。この両方の車体側スライドレール４６、４８に対して、運転席シート２１側のスライドレール（アッパレール）４９あるいは５０がスライド自在に係合される。助手席シート２２についても、左右一対の車体側スライドレールのうち車幅方向内方側のスライドレールについては、運転席シート２１用と同様にして、トンネル部４１に取付けられている。
【００２０】
ここで、図４に示すように、倒伏位置にある運転席シート２１のシートバック２１Ｂ背面を利用して、パソコン作業や書きもの等を行うときは、ステアリングハンドル６を資料を立掛けておく等のための物置面として利用することが可能となる。このような物置面を効果的に形成するために、別途、ステアリングハンドルに対して着脱自在に、物置部材５１を取付けることができる。物置部材５１は、図５に示すように、全体として平板状とされた本体５１ａと、本体５１ａの背面（車両の前面側）に設けられた上下一対の係止部材５１ｂ、５１ｃとを有する。各係止部材５１ａ、５１ｂは、略Ｌ字状とされているが、その開口方向が互いに上下逆向きになっている。
【００２１】
ステアリングハンドル６への取付けに際しては、例えば、上方の係止部材５１ｂを、ステアリングハンドル６の後方側から接近させて、そのホイール部の上端部内方側を通過させ、その後、本体５１ａを若干上方へ変位させた状態で、下方の係止部材５１ｃをホイール部の下端部を通過させた後、本体５１ａを下方へ変位させれば、図５に示すような状態となって、物置部材５１が、ステアリングハンドル６に対して、容易には上下左右に動かない状態が確保される。なお、係止部材としては、適宜の構造のものが採択できる。
【００２２】
物置部材５１をステアリングハンドル６に係止（支承、保持）させた状態では、物置き部材５１の下端部が、倒伏位置にある運転席用シートバック２１Ｂの前端部にほぼ連続するようにされ、しかも前上りに上方へと伸びるような姿勢となって、後席１２に着座した乗員にとって見やすい姿勢となる。ステアリングハンドル６のチルト機能を利用して、物置部材５１の傾斜角度が調整可能である。ステアリングハンドル６のテレスコピック機能を利用して、物置部材５１の前後方向位置が調整可能である。運転席シート２１のリフト機能を利用して、倒伏位置にある運転席用シートバック２１Ｂの高さ位置が調整可能である。なお、助手席シート２２に物置部材５１を設ける場合は、例えば倒伏位置にある助手席用シートバック２２Ｂの前端部に係合されるような係合部を有するものとして構成すればよい（シートバック２２Ｂとヘッドレスト２２Ｃとの間に挿入される係合部を有するものであってもよい）。
【００２３】
以上実施形態について説明したが、本発明の目的は明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として記載されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態を示す側面図。
【図２】運転席シートと助手席シートの各シートバックをそれぞれ倒伏位置とした状態を示す斜視図。
【図３】シートバックがそれぞれ倒伏位置とされた運転席シートと助手席シートとをその前方から見たときの一部断面正面図。
【図４】後席に着座した乗員が、倒伏位置にある運転席用シートバックとステアリングハンドルに保持された物置部材とを利用して作業している様子を示す側面図。
【図５】物置部材とステアリングハンドルとの係合関係の一例を示す一部断面側面図。
【符号の説明】
１：フロアパネル
６：ステアリングハンドル
７：ステアリングシャフト
１１：前席シート
１２：後席シート
２１：運転席シート
２１Ａ：シートクッション
２１Ｂ：シートバック
２１Ｃ：ヘッドレスト
２２：助手席シート
２２Ａ：シートクッション
２２Ｂ：シートバック
２２Ｃ：ヘッドレスト
４２：小物入れ
４５：サイドシル
４６：車体側スライドレール（サイドシル）
５１：物置部材
５１ａ：本体
５１ｂ、５１ｃ：係合部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat device.
[0002]
[Prior art]
In a vehicle seat device, the seat back can be moved forward so that it can be placed on the corresponding seat cushion, and the back position of the seat back becomes a substantially horizontal storage surface. There are some (for example, Japanese Utility Model Publication No. 3-47825). A passenger seat back that can be used in such a lying position has already been put into practical use, but in this case, the passenger seated in the rear seat is not able to While the back surface is effectively used as a storage surface, a feeling of liberation can be obtained as much as the passenger seat seat back does not hinder the field of view.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
If the passenger seat seat back can take the lying position, the passenger seated in the rear seat can get a feeling of liberation, but the seat back does not disturb the view only for the passenger seat. In terms of obtaining a sufficient sense of liberation, it is not always satisfactory.
[0004]
In addition, a passenger seated in the rear seat may perform a work while looking at a document or the like when performing a certain work with the back of the seat back in the lying position as a storage surface, for example, when operating a personal computer. However, there is room for improvement in that the back of the seat back in the lying position cannot be effectively held and the back of the seat back is effectively used.
[0005]
The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and an object of the present invention is to provide a vehicle seat device in which the back of the seat back in the lying position can be used more effectively by a passenger seated in the rear seat. Is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object , the following solution is adopted in the present invention. That is, as described in claim 1 in the claims,
In a vehicle in which a driver's seat is arranged behind the steering handle and a rear seat is provided behind the driver's seat ,
A flat object storage member detachably attached to the steering handle is provided, and the steering handle can be adjusted in the vertical direction based on a tilt mechanism.
The seat back of the driver's seat can be placed in a lying position that has been folded forward and superimposed on the seat cushion of the driver's seat ,
The back of the seat back of the driver's seat is set to be a substantially horizontal storage surface when it is in the lying position,
In addition, the seat back of the driver seat cooperates with the tilt mechanism when the seat back of the driver seat is in the lying down position and the storage member is attached to the steering handle. The storage member is set so as to be substantially continuous with the front end portion of the seat back in the lying position and to rise from the front end portion .
The vehicle seat device is characterized by the above. A preferred mode based on the above solution is as described in claim 2 and the following claims.
[0007]
【The invention's effect】
According to claim 1 , the storage member installed on the front side is used as, for example, a document stand, or used to prevent the article placed on the back surface of the seat back in the lying position from falling forward. Further, the back surface of the seat back of the front row seat in the lying position can be used more effectively.
In addition, the storage member can be appropriately installed according to preference by effectively using the steering handle. Further, the position of the storage member can be adjusted by effectively using the tilt function of the steering handle.
[0008]
According to the second aspect , the position of the storage member in the front-rear direction can be adjusted, and the posture can be more suitable for the work performed by the occupant seated in the rear seat.
According to the third aspect , the back height position of the seat back in the lying position can be adjusted, and the posture can be more suitable for the work performed by the occupant seated in the rear seat.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In FIG. 1, 1 is a floor panel, 2 is a front window, 3 is a roof panel, 4 is a back door, 5 is an instrument panel, 6 is a steering handle, and 7 is a steering shaft. As is well known, the steering mechanism includes a tilt mechanism and a telescopic mechanism, and the steering handle 6 can be adjusted in the vertical direction and the position in the front-rear direction can be adjusted.
[0010]
A space between the instrument panel 5 and the back door 4 is a vehicle compartment 8, and a front seat 11 and a rear seat 12 are disposed in the vehicle compartment 8. As shown in FIGS. 2 and 3, the front seat 11 has a left-right split configuration of a driver seat 21 and a passenger seat 22. As is well known, the seats 21 and 22 can each be adjusted in the slide position in the front-rear direction and in the height position (equipped with a lift mechanism).
[0011]
The driver's seat 21 that is the front row seat is considerably the same as the seat cushion 21A, the seat back 21B, and the headrest 21C that is detachably attached to the seat back 21B. Similarly, the passenger seat 22 is also the seat cushion 22A, the seat It comprises a back 22B and a headrest 22C that is detachably attached to the seat back 22B. Each of the seat backs 21B and 22B can be adjusted in inclination in the front-rear direction by a reclining mechanism, and can be largely moved forward by the reclining mechanism, and is substantially horizontal on the corresponding seat cushions 22A and 22B. It is possible to take a superimposed lodging position.
[0012]
The back surface of each seat back 21A, 22A is a substantially flat surface, and constitutes a substantially horizontal storage surface when in the lying position, but in the embodiment, on the back surface of the seat back 21B, 22B Separately, a thin plate-like object surface constituting member 23 (see FIG. 2) made of a hard type or semi-hard type material is fixed.
[0013]
The rear seat 12 includes an integral seat cushion 31, a seat back 32 that is divided into left and right parts, and a headrest 33 that is detachably attached to each seat back 32. The left and right seat backs 32 can be independently reclined, and in the embodiment, the seat back 32 can be largely tilted forward, and the lying position is superimposed on the corresponding seat cushion 31B in a substantially horizontal state. Can be taken. The back surface of the seat back 32 in the lying position is substantially horizontal. In the embodiment, the rear seat 12 is slidable in the front-rear direction, but can be fixed in the front-rear direction (no slide adjustment).
[0014]
In particular, as shown in FIG. 2, by setting the seat back 21B of the driver's seat 21 to the lying position and the seat back 22B of the passenger seat 22 to the lying position, the passenger seated on the rear seat 12 An extremely large feeling of release can be obtained without obstructing the front view by the seat backs 21B and 22B. Then, the back surfaces of the seat backs 21B and 22B in the lying position are used as footrests, accessory storage surfaces, and the like.
[0015]
As shown in FIG. 3, a tunnel portion 41 is formed between the driver seat 21 and the passenger seat 22, and an accessory case 42 is fixed on the tunnel portion 41. The upper surface of the lid member 42a of the accessory case 42 is substantially horizontal, and the height thereof is substantially the same as the heights of the rear surfaces of the driver seat back 21B and the passenger seat back 22B in the lying position. Has been. In other words, when the driver's seat back 21B and the passenger seat back 22B are each in the lying position, the back surface thereof and the upper surface of the accessory case 42 cooperate to form a single large substantially horizontal storage surface as a whole. Will be configured.
[0016]
Here, in order to allow the driver's seat back 21B to assume the lying position without interfering with the steering handle 6, the following measures are set. First, the maximum rear slide position when the driver's seat 21 is slid the maximum amount backward is set to be considerably rearward of a normal vehicle. Then, while the steering handle 6 is adjusted to the uppermost position and to the foremost position, while the driver's seat 21 is set to the maximum rearward slide position, the seat back 21B is moved forward so that the seat back 21B The position is set to the lying down position without interfering with the steering handle 6 (see the rotation locus L in FIG. 1). In this case, the lying position can be taken while the headrest 21C is attached to the seat back 21B, and the lying position can be taken only with the headrest 21C removed.
[0017]
In any case, as the maximum rearward slide position of the driver's seat 21 is set rearward, the uppermost position of the steering handle 6 is increased, and further, the frontmost position of the steering handle 6 is increased forward. 6 is less likely to cause interference. When the steering handle 6 can be adjusted only in one of the up-down direction and the front-rear direction, or both cannot be adjusted, the maximum rearward slide position of the driver seat 21 may be set accordingly ( It is possible to arbitrarily select whether to allow the lying position with the headrest 21C attached or whether to allow the lying position only when the headrest 21C is removed).
[0018]
As described above, the maximum rear slide position of the driver's seat 21 is set considerably rearward. For this reason, when the vehicle body side slide rail for the driver's seat 21 is attached to the flat surface of the floor panel 1 as usual, the vehicle side slide rail is placed under the foot of the occupant sitting on the rear seat 12. There is a possibility of being disturbed. For this reason, it is preferable to provide at least a vehicle body side slide rail for the driver seat sheet 21 (one of the left and right slide rails, particularly the side door side slide rail) on the side sill. That is, as shown in FIG. 3, a recess 45a extending in the front-rear direction is formed at the end on the passenger compartment side of the upper surface of the side sill 45 on the driver's seat 21 side, and the vehicle body side slide rail ( Lower rail) 46 is attached.
[0019]
Further, it is preferable to attach the vehicle body side slide rail 48 to the side wall surface of the tunnel portion 41 on the driver seat side through the bracket 47. A slide rail (upper rail) 49 or 50 on the driver's seat 21 side is slidably engaged with both the vehicle body side slide rails 46 and 48. As for the passenger seat 22, the slide rail on the inner side in the vehicle width direction of the pair of left and right vehicle body side slide rails is attached to the tunnel portion 41 in the same manner as for the driver seat 21.
[0020]
Here, as shown in FIG. 4, when performing personal computer work or writing using the back of the seat back 21 </ b> B of the driver's seat 21 in the lying position, the steering handle 6 is stood on a document, etc. It becomes possible to use as a storage surface for. In order to effectively form such a storage surface, the storage member 51 can be separately attached to the steering handle in a detachable manner. As shown in FIG. 5, the storage member 51 includes a main body 51 a that is flat as a whole, and a pair of upper and lower locking members 51 b and 51 c provided on the back surface (front side of the vehicle) of the main body 51 a. Each of the locking members 51a and 51b is substantially L-shaped, but the opening directions thereof are opposite to each other.
[0021]
When attaching to the steering handle 6, for example, the upper locking member 51 b is approached from the rear side of the steering handle 6 to pass the inner side of the upper end of the wheel portion, and then the main body 51 a is slightly raised upward. After the lower locking member 51c is passed through the lower end of the wheel portion in the displaced state, if the main body 51a is displaced downward, the state shown in FIG. A state in which the steering handle 6 is not easily moved up and down and left and right is ensured. As the locking member, one having an appropriate structure can be adopted.
[0022]
In a state where the storage member 51 is locked (supported and held) to the steering handle 6, the lower end portion of the storage member 51 is made to be substantially continuous with the front end portion of the driver's seat back 21B in the lying position, In addition, the posture is such that the front seat extends upward and is easy to see for the occupant seated in the rear seat 12. By using the tilt function of the steering handle 6, the tilt angle of the storage member 51 can be adjusted. By using the telescopic function of the steering handle 6, the front-rear direction position of the storage member 51 can be adjusted. Using the lift function of the driver seat 21, the height position of the driver seat back 21B in the lying position can be adjusted. In the case where the storage member 51 is provided on the passenger seat 22, for example, it may be configured to have an engaging portion that is engaged with the front end portion of the passenger seat back 22 </ b> B in the lying position (seat back). 22B and the headrest 22C may have an engaging part inserted between the headrest 22C).
[0023]
Although the embodiments have been described above, the object of the present invention is not limited to those explicitly described, but implicitly includes providing what is substantially preferable or described as an advantage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a state in which the seat backs of a driver seat and a passenger seat are in a lying position.
FIG. 3 is a partial cross-sectional front view of a driver seat and a passenger seat when the seat back is in a lying position when viewed from the front.
FIG. 4 is a side view showing a state in which an occupant seated in a rear seat is working using a driver's seat back in a lying position and a storage member held by a steering handle.
FIG. 5 is a partial cross-sectional side view showing an example of the engagement relationship between the storage member and the steering handle.
[Explanation of symbols]
1: Floor panel 6: Steering handle 7: Steering shaft 11: Front seat 12: Rear seat 21: Driver seat 21A: Seat cushion 21B: Seat back 21C: Headrest 22: Passenger seat 22A: Seat cushion 22B: Seat Back 22C: headrest 42: accessory case 45: side sill 46: body side slide rail (side sill)
51: Object storage member 51a: Main body 51b, 51c: Engagement member

Claims

ステアリングハンドルの後方に運転席シートが配置され、該運転席シートの後方に後部シートが設けられた車両において、
前記ステアリングハンドルに着脱可能に取付けられる平板状の物置部材が備えられると共に、該ステアリングハンドルが、チルト機構に基づき上下方向に位置調整可能とされ、
前記運転席シートのシートバックが、前倒しされて該運転席シートのシートクッション上に重合された倒伏位置をとり得るようにされ、
前記運転席シートのシートバックの背面が、前記倒伏位置とされたときにほぼ水平な物置面となるように設定され、
しかも、前記運転席シートのシートバックは、該運転席シートのシートバックが前記倒伏位置とされたときであって前記ステアリングハンドルに前記物置部材が取付けられたとき、前記チルト機構と協働して、該物置部材を前記倒伏位置にあるシートバックの前端部にほぼ連続させると共に該前端部から前上りにするように設定されている、
ことを特徴とする車両のシート装置。 In a vehicle in which a driver's seat is arranged behind the steering handle and a rear seat is provided behind the driver's seat ,
A flat object storage member detachably attached to the steering handle is provided, and the steering handle can be adjusted in the vertical direction based on a tilt mechanism.
The seat back of the driver's seat can be placed in a lying position that has been folded forward and superimposed on the seat cushion of the driver's seat ,
The back of the seat back of the driver's seat is set to be a substantially horizontal storage surface when it is in the lying position,
In addition, the seat back of the driver seat cooperates with the tilt mechanism when the seat back of the driver seat is in the lying down position and the storage member is attached to the steering handle. The storage member is set so as to be substantially continuous with the front end portion of the seat back in the lying position and to rise from the front end portion .
A vehicle seat device.

請求項１において、
前記ステアリングハンドルの前後方向位置が調整可能とされ、
前記物置部材の前後方向位置が、前記ステアリングハンドルの前後方向位置の調整により調整可能とされている、
ことを特徴とする車両のシート装置。In claim 1 ,
The front-rear direction position of the steering handle is adjustable,
The front-rear position of the storage member can be adjusted by adjusting the front-rear position of the steering handle .
A vehicle seat device.

請求項１において、
前記倒伏位置にあるシートバックの背面高さが調整可能とされている、
ことを特徴とする車両のシート装置。In claim 1 ,
The back height of the seat back in the lying position is adjustable.
A vehicle seat device.