JP4064431B1 - 固体撮像装置およびその製造方法ならびに製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造時および使用時に発生するゴミによる画像不良を防止することのできる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】カメラモジュール1は、被写体像を形成する光学構造体3を保持するレンズホルダ4と、光学構造体3によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子21が形成された配線基板2とを組み合わせた構成である。カメラモジュール1には、光学構造体3の光路を避けるように、グリース7が塗布されている。製造時および使用時に発生するゴミDは、グリース7に付着するため、ゴミDによる画像不良を防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、製造時および使用時に光路上へのゴミの付着を防ぐことのできる固体撮像装置およびその製造方法ならびに製造装置に関するものである。
携帯電話等に使用される撮像用のカメラモジュール(固体撮像装置)は、固体撮像素子(CCD(charge-coupled device)またはCMOS(complementary metal-oxide semiconductor)センサーIC(integrated circuits)),赤外線フィルタ,および端子を有する配線基板と、レンズと、レンズ保持具とが一体となったモジュールである。昨今では、カメラモジュールの小型化に対応するため、固体撮像素子の製造プロセスの微細化が進んでいる。カメラモジュールの小型化が進むと、光路上に存在する微小なゴミ(例えば、25μm以上)によって、画像不良が起こる。画像不良は、そのゴミの影が、黒色の点やシミとして撮像画面に写し出されるために起こる。なお、カメラモジュールにおける光路とは、例えば、固体撮像素子の受光部分(受光面)、または、リッドガラス上などを示す。
このような画像不良の原因となるゴミは、例えば、カメラモジュールの構成部品の入荷時に元々付着していたもの,製造工程中の発塵によって生じたものなどである。ここで、入荷時に付着していたゴミは、微小な樹脂片であることが多い。一方、製造工程中の発塵によって生じたゴミは、金属であることが多い。この金属は、カメラモジュールの製造装置(組立て装置)が磨耗して生じたものである。
このようにして生じたゴミが、光路上に付着していれば、カメラモジュールの製造工程に含まれる出荷検査時に、そのゴミを除去することができる。しかし、光路以外の部分に一時的に付着したゴミは、出荷検査時には検出できないため、良品として出荷されてしまう。このため、出荷後のカメラモジュールの搬送中および運送中に、振動や衝撃が加えられると、一時的に付着したゴミが、光路上に移動して付着してしまう。その結果、出荷先(ユーザ元;例えば、カメラ付携帯電話の販売者)で、画像不良が生じてしまう。
従来は、このような画像不良の対策の1つとして、カメラモジュールの構成部品の納品時に、その部品に既に付着しているゴミのスクリーニングが行われる。そして、ゴミの付着程度によっては、エアブローを用いたゴミの吹き飛ばし、超音波を用いた水洗浄,またはHFE(Hydrofluoroether;ハイドロフルオロエーテル)洗浄が行われる。
一方、製造工程中の発塵によって、カメラモジュールの構成部品に付着するゴミを防ぐために、製造ラインのクリーン度を高める試みがなされている。例えば、外界と遮断されたクリーンルーム内での製造が行われている。
しかし、この場合、設備投資,維持管理,および製造工程メンテナンス(装置クリーニングや磨耗する部品の交換)などが必要になってしまう。すなわち、クリーンルームの設置,空気循環の為の設備(エアカーテン,空気循環,ろ過設備,洗浄設備)などへの投資、および、それらの設備の維持管理に、膨大な費用がかかる。しかも、前述のように、クリーンルーム内でのカメラモジュールの組立て時に、ゴミの混入を防いだとしても、昨今ではカメラモジュールの使用時にも、その内部での発塵の可能性がある。このため、ゴミを除去するには、製造工程のクリーン度を確保するだけでは、充分ではなくなった。
そこで、特許文献1〜4には、画像不良となるゴミを、粘着材を用いて固着する固体撮像装置が開示されている。
図17は、特許文献1の固体撮像装置を示す断面図である。この構成では、パッケージ111と固体撮像素子112と封じ用窓ガラス114とによって形成された空間内(パッケージ111の内壁面)に、粘着材115が塗布されている。粘着材115は、その空間内に発生したゴミ113を付着する。特許文献2および3の固体撮像装置も、同様の構成となっている。
一方、図18は、特許文献4の固体撮像装置の断面図である。この構成では、レンズホルダ216の凹部218の内側および基板202によって区画された空間220内に、帯電フィルム230が設けられている。さらに、帯電フィルム230上には、空間220内に露出するように、粘着材234が設けられている。粘着材234は、帯電フィルム230が静電気の作用により吸引したゴミ232を固着する。
特開昭62−261158号公報(1987年11月13日公開) 特開昭61−3453号公報(1986年1月9日公開) 特開昭63−9970号公報(1988年1月16日公開) 特開2006−42230号公報(2006年2月9日公開)
しかしながら、従来の構成では、画像不良を避けることができないという問題がある。
前述のように、特許文献1〜4の構成では、固体撮像素子21と同じ空間に設けられた粘着材に、ゴミを付着させる。そして、特許文献4の構成では、粘着材に加え、帯電フィルムによって、粘着材にゴミを吸引させる。
しかし、特許文献1〜3の構成では、固体撮像素子112の延長線上の封じ用ガラス214表面に、ゴミが付着してしまう。すなわち、光路中にゴミが付着してしまう。このため、そのゴミによる画像不良が生じてしまう。
また、特許文献4の構成では、帯電フィルム230によって、ゴミを吸引する。しかし、この帯電フィルム230は、光路中にも設けられている。このため、たとえ、光路中に粘着材234を設けなくとも、ゴミは光路中の帯電フィルム230に引き寄せられる。しかも、粘着材234は、レンズユニット212側には設けられていない。これらの結果、光路中の帯電フィルム230の両面にもゴミが付着してしまう。このように、特許文献4の構成でも、光路中にゴミが付着するため、画像不良が生じてしまう。
さらに、特許文献4では、静電気が固体撮像素子206の誤作動の原因となったり、静電気では金属などのゴミを吸引できないなどの問題もある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造時および使用時に発生するゴミによる画像不良を防止することのできる固体撮像装置およびその製造方法並びに製造装置を提供することにある。
被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置において、光学構造体の光路を避けるように、グリースが塗布されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、光学構造体の光路を避けるようにグリースが塗布されている。これにより、製造時に混入したゴミ、および、使用中に発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、そのようなゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができるという効果を奏する。さらに、グリースを用いれば、このような効果を長期的に維持することができる。
また、グリースは、従来用いられていた粘着シートよりも、容易に粘度を調整できる。このため、塗布部位へのグリースの塗布の作業性が向上する;細部にわたって塗布が可能である;耐久性,耐候性,および耐熱性に優れるなどの効果も奏する。
なお、本発明における固体撮像装置は、完成品のみを示すものではなく、グリースが塗布された製造途中の構造も含むものとする。
本発明における固体撮像装置では、上記グリースは、光学構造体近傍に塗布されていることが好ましい。
これにより、光学構造体近傍に発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、そのゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる。
本発明における固体撮像装置では、さらに、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部を備え、上記グリースは、上記保持部の内面の少なくとも一部に塗布されていることが好ましい。
上記の発明によれば、光学構造体が保持部に保持され、固体撮像素子は、保持部内に収容される。これにより、固体撮像素子は封止されるため、外部から固体撮像素子へのゴミの混入を防ぐことができる。さらに、グリースは、保持部内面の少なくとも一部に塗布されている。これにより、光学構造体周辺に発生したゴミ、および、固体撮像素子周辺に発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、ゴミによる画像不良を軽減することができる。これにより、封止体内に発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、封止体内に発生したゴミによる画像不良を防止することができる。
本発明における固体撮像装置では、上記グリースは、光学構造体と保持部との接触部に塗布されていることが好ましい。
光学構造体と保持部との接触部は、摩擦によってゴミが発生しやすい。上記の発明によれば、このようなゴミの発生しやすい場所に、グリースが塗布されている。これにより、発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、そのゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる。
しかも、上記の発明によれば、グリースが、接触部の潤滑剤としても機能する。これにより、摩擦によるゴミの発生を抑制するとともに、光学構造体をスムーズに移動させることができる。
本発明における固体撮像装置では、光学構造体は、撮像用のレンズを有するレンズ部と、レンズ部を保持するレンズバレルとを備えており、上記グリースは、レンズ部とレンズバレルとの接触部に塗布されていることが好ましい。
レンズバレルとレンズ部との接触部は、摩擦によってゴミが発生しやすい。上記の発明によれば、そのようなゴミの発生しやすい場所に、グリースが塗布されている。これにより、発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、そのゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる。
しかも、上記の発明によれば、グリースが、接触部の潤滑剤としても機能する。これにより、摩擦によるゴミの発生を抑制するとともに、レンズ部をスムーズに移動させることができる。
本発明における固体撮像装置では、さらに、光学構造体と固体撮像素子との間に配置され、上記保持部によって保持された透光性蓋部を備え、透光性蓋部によって、光学構造体と固体撮像素子とが配置される空間が、仕切られており、上記グリースは、少なくとも光学構造体側の保持部内面に塗布されていることが好ましい。
上記の発明によれば、透光性蓋部によって、光学構造体と固体撮像素子との配置部分が仕切られている。そして、グリースは、固体撮像装置の使用とともに、ゴミが発生しやすい、光学構造体側の保持部内面に塗布されている。これにより、光学構造体近傍に発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、そのゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる。
本発明における固体撮像装置では、固体撮像素子は、基板上に搭載されており、
上記グリースは、基板上の固体撮像素子が搭載された面に、塗布されていることが好ましい。
上記の発明によれば、基板上の固体撮像素子搭載面と、同じ面に、グリースが塗布されている。つまり、固体撮像素子近傍に、グリースが塗布されている。これにより、固体撮像素子周辺に発生したゴミを、グリースに付着させることができる。従って、そのゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる。
本発明における固体撮像装置では、上記保持部には、上記光路へのグリースの流入を防ぐための堰が形成されていることが好ましい。
上記の発明によれば、保持部に堰が形成されているため、光路へのグリースの流入を防ぐことができる。これにより、グリースによって光路が汚れないため、画像不良を防止することができる。
本発明における固体撮像装置では、上記グリースは、ポリαオレフィン油を主成分として含むことが好ましい。
ポリαオレフィン油を主成分とするグリースは、耐熱性,耐湿性,耐候性に優れるとともに、劣化も少ない。従って、ポリαオレフィン油を主成分とするグリースが塗布されていれば、効果的にゴミを付着させることができる。
本発明の別の固体撮像装置は、上記の課題を解決するために、被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置において、さらに、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部と、光学構造体と固体撮像素子との間に配置され、上記保持部によって保持された透光性蓋部とを備え、透光性蓋部によって、光学構造体と固体撮像素子とが配置される空間が、仕切られており、光学構造体の光路を避けるように、光学構造体の近傍に、粘着材が塗布されていることを特徴としている。
上記の発明によれば、光学構造体の光路を避けるように、光学構造体の近傍に、粘着材が塗布されている。これにより、光学構造体近傍に発生したゴミを、粘着材に付着させることができる。従って、そのゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる。このように、粘着材を、固体撮像素子側ではなく、光学構造体側に塗布することによって、ゴミの発生の上流側で、確実にゴミを付着させることができる。
なお、粘着材としては、グリースの他、熱硬化性樹脂,光硬化性樹脂,粘着テープなどを挙げることができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法は、上記の課題を解決するために、被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置の製造方法において、光学構造体の光路を避けるように、グリースを塗布する塗布工程を有することを特徴としている。
上記の発明によれば、塗布工程において、光学構造体の光路を避けるようにグリースを塗布する。これにより、製造時に混入したゴミ、および、使用中に発生したゴミを、グリースに付着させゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる固体撮像装置を製造することができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、上記塗布工程では、スタンプ方式またはディスペンサ方式により、グリースを塗布することが好ましい。これにより、簡便にグリースを塗布することができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、上記塗布工程では、グリースが点在するように、グリースを塗布してもよい。これにより、グリースの流動性を利用して、グリースを塗布することができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、上記塗布工程後に、固体撮像装置に衝撃を加えることが好ましい。これにより、製造時に固体撮像装置に混入したゴミを、予めグリースに付着しておくことができる。このため、固体撮像装置のクリーン度を高めることができる。従って、製造時に混入したゴミによる画像不良を防止することができる。
本発明の固体撮像装置の製造方法では、上記塗布工程では、固体撮像装置に付着したゴミをグリースによってコーティングすることが好ましい。これにより、製造工程中に混入したゴミが、グリースによってコーティングされる。このため、製造後に、固体撮像装置に振動や衝撃が加わっても、そのゴミが剥がれることはない。従って、製造工程中に混入したゴミが、光路上に移動して付着するのを防ぐことができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置は、上記の課題を解決するために、被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置の製造装置において、光学構造体の光路を避けるように、グリースを塗布するための塗布治具を備えることを特徴としている。
上記の発明によれば、塗布治具によって、光学構造体の光路を避けるようにグリースを塗布する。これにより、製造時に混入したゴミ、および、使用中に発生したゴミを、グリースに付着させゴミによる画像不良を防止(または軽減)することができる固体撮像装置を製造することができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置では、塗布治具は、スタンプ方式により、グリースを塗布するようになっていることを特徴とすることが好ましい。これにより、転写によって簡便にグリースを塗布することができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置は、塗布治具の先端部は、固体撮像装置のグリース塗布領域と同じ形状となっていることが好ましい。これにより、固体撮像装置のグリース塗布領域に、塗布治具の先端部が面接触する。従って、転写によって均一にグリース7を塗布することができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置では、塗布治具の先端部に、複数の針状突起が形成されており、針状突起に付いたグリースを塗布してもよい。
上記の発明によれば、針状突起に付いたグリースを塗布するため、グリースを点在させて塗布することができる。これにより、グリースの流動性を利用して、グリースを塗布することができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置では、塗布治具は、ディスペンサ方式により、グリースを塗布することが好ましい。これにより、グリースの吐出によって、簡便にグリースを塗布することができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置では、塗布治具は、塗布治具と固体撮像装置とを相対移動させながら、グリースを塗布することが好ましい。これにより、ディスペンサ方式によるグリースの塗布を、さらに簡便にすることができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置では、塗布治具は、グリースが点在するようにグリースを塗布することが好ましい。これにより、グリースの流動性を利用して、グリースを塗布することができる。
本発明の固体撮像装置の製造装置では、塗布治具は、複数の固体撮像装置に対して、同時にグリースを塗布可能となっていることが好ましい。これにより、固体撮像装置の生産性を高めることができる。
本発明の電子機器は、前記いずれかの固体撮像装置を備えた電子機器。この電子機器は、固体撮像装置を備えているため、画像不良が軽減された電子機器を提供することができる。
本発明の固体撮像装置は、以上のように、光路を遮らないようにグリースが塗布された構成である。また、本発明の電子機器は、本発明の固体撮像装置を備えている。それゆえ、製造時および使用時に発生したゴミを、グリースに付着させることができ、そのゴミによる画像不良を軽減できるという効果を奏する。
また、本発明の固体撮像装置の製造方法および製造装置によれば、そのような画像不良を軽減した固体撮像装置を容易に製造することができる。
以下、本発明の実施の一形態について、図1〜図16に基づいて説明する。
(1)本発明の固体撮像装置
本発明の固体撮像装置は、グリースにゴミを付着させることによって、画像不良を軽減することを特徴とする。
本発明の固体撮像装置は、カメラ付き携帯電話,ディジタルスチルカメラ,セキュリティカメラなどの撮影可能な電子機器に好適である。本実施形態では、カメラ付き携帯電話機に適用されるカメラモジュール(固体撮像装置)について説明する。
図6は、本実施形態のカメラモジュールの外観を示す斜視図であり、図6に示すように、カメラモジュール1は、配線基板2,光学構造体3,レンズホルダ4,およびレバー5を備え、これらが一体となった構成である。すなわち、配線基板2上に、撮像のための光学構造体3を保持するレンズホルダ4が形成されており、レンズホルダ4上に撮影モードを切替えるレバー5が形成されている。レバー5の中央部には開口部が形成されており、光学構造体3は、その開口部から露出している。なお、以下の説明では便宜上、光学構造体3側を(表側),配線基板2側を下側(裏側)と表現する。
ここで、カメラモジュール1の各部の構成について、図1を用いてより詳細に説明する。図1は、図6のカメラモジュール1のA−A断面図である。
配線基板2は、図示しないパターニングされた配線を有する基板である。配線基板2の中央部には、固体撮像素子21が搭載されている。配線基板2と固体撮像素子21とは、ボンディングワイヤ22によって、電気的に接続されており、互いに電気信号の送受が可能となっている。
固体撮像素子21は、光学構造体3が形成する被写体像を電気信号に変換するものである。つまり、光学構造体3から入射された入射光を光電変換するセンサーデバイスである。固体撮像素子21の表面(上面)には、複数の画素がマトリクス状に配置された受光面(図示せず)が形成されている。そして、受光面に結像された光学像を電気信号に変換して、アナログの画像信号として出力する。固体撮像素子21は、例えば、CCDまたはCMOSセンサーICである。
なお、配線基板2上には、図示しない、光軸を調整するためのDSP(digital signal processor),プログラムに従って各種演算処理を行うCPU,そのプログラムを格納するROM,各処理過程のデータ等を格納するRAMなどの電子部品も備えている。これらによって、カメラモジュール1全体が制御される。
光学構造体3は、被写体像を形成する撮影光学系である。つまり、光学構造体3は、被写体からの光を、固体撮像素子21に結像するための光学系である。光学構造体3は、中央にレンズ31を保持したレンズ部32,レンズ部32を保持するレンズバレル(鏡筒)33,レバー5の操作によりレンズ部32を昇降させるためのテンションリング34から構成される。レンズ31の光軸は、レンズバレル33の中心軸と一致している。
なお、本実施形態では、レンズ部32およびレンズバレル33は、いずれも樹脂製である。また、テンションリング34は、図1および図2のように、レンズ部32がレンズバレル33に格納された時に、レンズ部32およびレンズバレル33の移動範囲を制限する。さらに、テンションリング34は、レンズ部32およびレンズバレル33への外部からの衝撃を、緩和(軽減)するものである。テンションリング34は、例えば、バネなどの弾性体から構成することができる。
レンズホルダ4は、樹脂製の筒状部材であり、下部に固体撮像素子21を封止(収容)する空間A(封止部)と、上部に光学構造体3を保持する空間Bを有する。また、レンズホルダ4は、光学構造体3と固体撮像素子21との間の光路に、透光性蓋部6を保持している。
透光性蓋部6は、例えば、ガラスなどの透光性材料からなるものである。透光性蓋部6は、光学構造体3と固体撮像素子21との間に配置され、レンズホルダ4によって保持された(削除)ている。透光性蓋部6は、少なくとも固体撮像素子21の受光面を覆うようになっている。また、透光性蓋部6によって、光学構造体3と固体撮像素子21とが分離される。つまり、カメラモジュール1内には、配線基板2,レンズホルダ4,および透光性蓋部6によって形成される空間Aと、光学構造体3,レンズホルダ4,および透光性蓋部6によって形成される空間Bとが、透光性蓋部6によって仕切られる。これにより、固体撮像素子21は、空間A内に封止される。なお、空間Aおよび空間Bには、グリース7が塗布されている。グリース7は、カメラモジュール1(または電子機器)の製造時または使用時に発生したゴミを付着する付着部である。グリース7については後述する。
なお、透光性蓋部6には、IRカットコーティング処理が施されているため、透光性蓋部6は、外部からの赤外線を遮断する機能を有する。
このようなカメラモジュール1による撮像は、レンズ31および透光性蓋部6を透過した入射光を、固体撮像素子21が取り込むことによって行われる。
ここで、本実施形態では、カメラモジュール1が、マクロ機能を有しており、通常撮影モードと、接写モードとの切替が可能である。各モードの切替えは、レバー5の操作によって、レンズ部32を昇降させることにより行う。レバー5は、カメラ付き携帯電話機の外部に出ており、撮影者がレバー5を操作できるようになっている。例えば、レバー5を左に倒すと通常撮影モードの焦点距離に調整され、右に倒すと接写モードの焦点距離に調整される。
図2〜図4は、カメラモジュール1のマクロ機能を説明する断面図であり、光学構造体3の状態が示される。図2は通常撮影モード時,図3は通常撮影モードと接写モードとの切替え途中,図4は接写モード時を示している。なお、図2〜図4では、グリース7は、省略されている。
図2〜図4に示されるように、レンズ部32およびレンズバレル33は可動式であり、レバー5の操作によりモードを切替えると、レンズ部32およびレンズバレル33が移動する。これにより、各モードの焦点距離にレンズ31の位置が変わる。各モードの焦点距離は、各モードでのピントが合うように予め設定されている。なお、焦点距離とは、固体撮像素子21の撮像面から、レンズ31の中心までの距離を示す。このように、図2〜図4の状態が繰り返されることによって、各モードが切替えられる。
ここで、モードの切替え時、例えば、図2〜図3の状態への移行時には、図3に示すように、レンズ部32とレンズバレル33との摩擦部分Fがでてくる。同様に、図3〜図4の状態への移行時には、レンズバレル33とレンズホルダ4との摩擦部分Fがでてくる。このため、カメラモジュール1の使用とともに、摩擦部分Fから発塵しゴミが発生してしまう。
しかも、カメラモジュール1では、摩擦部分Fから生じるゴミに加えて、元々カメラモジュール1内に付着したゴミもある。すなわち、製造工程中に、カメラモジュール1内に混入し、出荷検査時に検出されなかったゴミもある。このため、カメラモジュール1に振動や衝撃が加わると、そのゴミが、カメラモジュール1内を移動してしまう。
このように、カメラモジュール1には、使用中に摩擦部分Fから生じるゴミ(使用時のゴミ)と、製造工程中に混入したゴミ(製造時のゴミ)とが生じる可能性がある。このようなゴミが光路中に付着すると、付着したゴミの影が、黒色の点やシミとして撮像画面に写し出されてしまう。つまり、光路中に付着したゴミは、画像不良の原因となる。
そこで、本実施形態のカメラモジュール1には、グリース7が塗布されており、画像不良の原因となる、光路中へのゴミの付着を防止している。
ここで、本発明の特徴であるグリース7の作用について、図1および図5に基づいて説明する。図5は、図1のカメラモジュール1において、グリース7が塗布されていない構成を示す断面図である。
図5に示すように、グリース7が塗布されていない場合、モード切替によって、摩擦部分Fから生じるゴミDは、空間B中を浮遊する。そして、浮遊したゴミDが、透光性蓋部6上に付着することがある。さらに、カメラモジュール1に振動や衝撃が加わると、レンズホルダ4の内壁またはテンションリング7上に付着していたゴミD、および、製造工程中に空間A内に混入していたゴミDも、透光性蓋部6上または固体撮像素子21上に付着することがある。つまり、グリース7が塗布されていない場合、光路を塞ぐように、ゴミDが堆積する。その結果、固体撮像素子21の受光面に影ができて画像不良が生じる。
これに対し、図1に示すように、グリース7が塗布されている場合、空間Aおよび空間Bに存在するゴミDを、グリース7に付着させることができる。従って、そのゴミによる画像不良を防止することができる。
ここで、グリース7の塗布位置は、光学構造体3入射光の光路(入射光の光路)を避けた位置(光路を遮らない位置)であれば、特に限定されるものではない。本実施形態では、図1に示すように、グリース7は、光路を避けるように、透光性蓋部6によって仕切られた空間Aおよび空間Bを形成するレンズホルダ4の内面に塗布されている。すなわち、グリース7は、光学構造体3近傍および固体撮像素子21周辺に塗布されている。より具体的には、グリース7は、空間Aでは、配線基板2における固体撮像素子21の搭載面上、および、レンズホルダ4の内面(内側面)に沿って塗布されている。一方、グリース7は、空間Bでは、光学構造体3とレンズホルダ4との接触部(摩擦部分F)、レンズ部32とレンズバレル33との接触部(摩擦部分F)、および光学構造体3とテンションリング34との接触部に塗布されている。これにより、塗布されたグリース7によって、空間Aおよび空間Bに存在するゴミDを付着させることができる。従って、ゴミDによる画像不良を防止することができる。しかも、本実施形態では、グリース7が、摩擦部分Fの潤滑剤としても機能する。これにより、摩擦によるゴミの発生を抑制するとともに、レンズ部をスムーズに移動させることもできる。
本実施形態では、カメラモジュール1がマクロ機能などの焦点調整機能を有しており、透光性蓋部6によって、空間Aと空間Bとが仕切られている。この場合、空間Bには、特にモード切替によって、摩擦部分FからゴミDが発生する。空間Aと空間Bとは、透光性蓋部6によって仕切られているため、空間BのゴミDは、空間Aには移動しない。このため、空間Aよりも空間Bに存在するゴミDの方が多くなる。従って、このような場合には、少なくとも、グリース7が、光学構造体3側(空間B側)のレンズホルダ4内面に塗布されていることが好ましい。これにより、ゴミDが発生しやすい光学構造体3側のゴミDを、効果的にグリース7に付着させ、画像不良を防ぐことができる。
なお、グリース7は、半固体状または液体に近い、油脂の一種であり、例えば、半固体状(または固体に近い状態)、または、ペースト状の潤滑剤から構成することができる。グリース7は、例えば、二硫化モリブデン系潤滑剤,白色系潤滑剤,シリコーン系潤滑剤,パーフルオロポリエーテル系潤滑剤などを用いることができる。また、グリース7は、鉱油を主成分とする鉱油系グリース,ポリαオレフィン油を主成分とするポリαオレフィン系グリース,シリコーンオイルを主成分とするシリコーン系グリース,フルオロシリコーン系グリース,パーフルオロポリエーテルを主成分とするパーフルオロポリエーテル系グリースなどを用いることができる。これらのグリース7は、単独または2種以上を混合して用いることができる。また、グリース7は、例えば、リチウム石鹸,カルシウム石鹸,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)など、グリース用の添加物を含むものであってもよい。グリース7は、にじみ出しの少ないものであることが好ましい。これにより、光路または透光性蓋部6へのグリース7の漏れを防ぐことができる。グリース7としては、例えば、東レ・ダウコーニング株式会社製のモリコート(商品名)EMD−D110を用いることが好ましい。
グリース7の塗布量は、ゴミDを付着させることができる程度であればよく、特に限定されるものではない。また、グリース7の塗布量は、グリース7の特性に応じて設定すればよい。また、ゴミDが発生しやすい部分には、グリース7を多めに塗布すればよい。
ここで、グリース7は流動性を有するため、塗布量が多過ぎると、光路中に移動する可能性がある。そこで、本実施形態では、図7のように、レンズホルダ4に堰41が形成されている。図7は、堰41が形成されたレンズホルダ4を示す断面図である。堰41は、レンズホルダ4の内側面に形成されている。より具体的には、堰41は、レンズホルダ4における水平方向のグリース7の塗布面の一部が、上方(光学構造体3の方向)へ突出した部分である。堰41は、グリース7の光路への進入を、光路の手前で防ぐ役割を果たす。これにより、レンズホルダ4の内壁に塗布されたグリース7が、光路方向(図7の矢印方向)に流動したとしても、流動したグリース7は、堰41で堰き止められる。このため、グリース7の塗布量を多くしても、透光性蓋部6および固体撮像素子21へのグリース7の付着を確実に防ぐことができる。
以上のように、本実施形態のカメラモジュール1では、グリース7が塗布されている。特に、本実施形態のカメラモジュール1では、光学構造体3の近傍、透光性蓋部6の周辺、および固体撮像素子21の周辺に、グリース7が塗布されている。このため、画像不良の原因となる、透光性蓋部6および固体撮像素子21の受光面へのゴミDを、グリース7に付着させることができ、そのゴミDによる画像不良を軽減できる。
なお、グリース7を用いると、以下のような効果もある。
(a)グリース7は、ゴミDを付着させるだけではなく、グリース7の塗布前に塗布位置に付着しているゴミをコーティングすること(塗りこむこと)ができる。
(b)グリース7は、流動性を有するため、塗布位置に浸透させやすい。
(c)グリース7は、特性(例えば、耐熱性,耐候性などの物性)の劣化が少ない。
(d)無毒である。
(e)グリース7の組成を変えることによって、容易にグリースの特性を変更すること(例えば、粘度調整)が可能である。
(f)メンテナンスが不要である。
(2)本発明の固体撮像装置の製造方法および製造装置
次に、本実施形態のカメラモジュール1の製造方法および製造装置の一例について説明する。
図8は、カメラモジュール1の製造工程を示す断面図である。図8に示すように、カメラモジュール1は、例えば、別々に製造された、固体撮像素子21を有する配線基板2と、光学構造体3および透光性蓋部6を保持したレンズホルダ4とを組み合わせることにより製造することができる。
前述のように、カメラモジュール1の特徴は、グリース7が塗布されていることである。グリース7の塗布以外の製造については、公知の方法(例えば、特開2002−062462号公報)によって製造できるため、ここでは説明を省略する。以下では主に、グリース7の塗布(塗布工程)についてに説明する。グリース7の塗布は、固体撮像素子21を備えた配線基板2と、光学構造体3および透光性蓋部6を保持したレンズホルダ4とを組み合わせてモジュール化する前に行えばよい。
グリース7の塗布方法は、特に限定されるものではないが、例えば、スタンプ方式またはディスペンサ方式などを挙げることができる。ここで、スタンプ方式とは、転写(印刷)によってグリース7を塗布する方法であり、ディスペンサ方式とは、吐出によってグリース7を塗布する方法である。
(2−1)スタンプ方式
図9および図10は、スタンプ(塗布器具)70a・70bを用いた、スタンプ方式によるグリース7の塗布を説明する図である。図9および図10に示すように、スタンプ70a・70bの先端部(底面)につけたグリース7を、レンズホルダ4に転写することによって、レンズホルダ4にグリース7が塗布される。以下では、レンズホルダ4によって光学構造体3を保持する前に、レンズホルダ4にグリース7を塗布する場合について説明する。
レンズホルダ4にグリース7を塗布する前に、まず、スタンプ70a・70bの先端部に、グリース7をつける。スタンプ70a・70bの先端部は、スポンジ状になっており、グリース7を吸収できるようになっている。スタンプ70a・70bの先端部へグリース7をつける方法は、特に限定されるものではない。例えば、グリース7を満たしたクリアケースに、スタンプ70a・70bの先端部を浸せば、グリース7に浸ったスタンプ70a・70bの先端部に、グリース7がつき、グリース7を塗布する準備が整う。
図9のスタンプ70aの先端は、平面であり、その平面全体にグリース7がついている。このため、スタンプ70aがレンズホルダ4に接触すると、接触部分のグリース7が、レンズホルダ4に転写される。これにより、レンズホルダ4のグリース塗布領域7aにグリース7が塗布される。スタンプ70aを用いた場合には、スタンプ70aが堰41にも接触するため、堰41上にもグリース7が塗布される。また、レンズホルダ4の中央部には、光路を確保するため、および、透光性蓋部6を保持するために、開口部が形成されている。しかし、スタンプ70aの先端部が、透光性蓋部6に接触しないようにスタンプ70aをレンズホルダ4に押さえつけるため、透光性蓋部6にグリース7が付着することはない。
なお、スタンプ70aをレンズホルダ4に接触させる際(グリース7を塗布する際)には、スタンプ70aの中心軸と、光学構造体3の光軸(レンズ31の光軸)とを一致させる。これにより、確実にグリース塗布領域7aに、グリース7を塗布することができる。
一方、図10のスタンプ70bの先端部は、図9のスタンプ70aの先端部のうち、グリース7を転写しない領域が除去されている。言い換えれば、スタンプ70bの先端部は、レンズホルダ4のグリース塗布領域7bと同形状となっている。ここでは、スタンプ70bの先端部は、堰41に接触しないような形状となっている。このため、スタンプ70bを用いれば、スタンプ70bは、レンズホルダ4のグリース塗布領域7bのみに接触する。これにより、グリース塗布領域7bに選択的に、グリース7を塗布することができる。さらに、スタンプ70bを用いた場合、スタンプ70aを用いるよりも、グリース7の使用量を節約できる。
このように、スタンプ70a・70bを用いた場合、各スタンプの先端部とレンズホルダ4とが面接触することにより、転写によってレンズホルダ4に、均一にグリース7を塗布することができる。なお、スタンプ70a・70bの先端部は、スポンジから構成されている。スタンプ70a・70bは、グリース7を均一な厚さに延ばしたスタンプ台に、スタンプ70a・70bの先端部を接触させて、先端部にグリース7をつけて使用する。
一方、図11に示すように、スタンプ70cの先端部とレンズホルダ4とが点接触するような構成とすることもできる。図11は、スタンプ70cの断面図である。図11のスタンプ70cは、先端部に形成された複数の針状突起71を有する点が、図10のスタンプ70bとは異なる。針状突起71は、例えば、SUS(Stainless Used Steel)、および、超鋼(超強力鋼)などから構成することができる。スタンプ70cでは、この針状突起71に付けたグリース7を、塗布部位へ塗布する。
従って、スタンプ70cを用いれば、スタンプ70bと同様に、スタンプ70cは、レンズホルダ4のグリース塗布領域7b(図10参照)のみに接触する。これにより、グリース塗布領域7bに選択的に、グリース7を塗布することができる。さらに、スタンプ70cを用いた場合、スタンプ70aを用いるよりも、グリース7の使用量を節約できる。
しかも、スタンプ70cを用いた場合、針状突起71とレンズホルダ4とが接触する。つまり、スタンプ70cの針状突起71とレンズホルダ4とが点接触する。これにより、レンズホルダ4に、グリース7を点在して塗布することができる。グリース7は、流動性を有するため、塗布量が多くなると、光路にグリースが流れてしまう。しかし、グリース7が点在するように塗布すれば、グリース7の塗布後、その流動性によってグリース7がレンズホルダ4を拡散する。これにより、グリース7を略均一に塗布することができ、グリース7の塗布量が過剰になるのを防ぐことができる。また、グリース7の使用量を節約することもできる。従って、流動性の高いグリース7を用いる場合には、グリース7を点在させることが、特に有効である。
なお、図9〜図11は、レンズホルダ4へのグリース7の塗布を説明する図であるが、配線基板2およびレンズホルダ4へのグリース7の塗布も同様にして行うことができる。また、レンズホルダ4の内側面へのグリースの塗布も同様にして、別途行うことができる。
(2−2)ディスペンサ方式
ディスペンサ方式は、吐出装置(ディスペンサ;塗布器具)を用いて、レンズホルダ4にグリース7を塗布する方法である。図12は、ディスペンサ方式によるグリース7の塗布に用いる吐出装置80の概略図である。この吐出装置80は、内部に充填されたグリース7を、先端から吐出することによって、グリース7を塗布する。グリース7を塗布する際には、吐出装置80とレンズホルダ4とを相対移動させる。これにより、グリース7の塗布が、簡便になる。
図13および図14は、吐出装置80を用いたグリース7の塗布を説明する図である。これらの図では、図9と同様、レンズホルダ4のグリース塗布領域の上面図を示している。
図13に示すように、吐出装置80を用いてグリース7を塗布する場合、吐出装置80から、連続的にグリース7を吐出すれば、面状(帯状)にグリース7を塗布することができる。これにより、レンズホルダ4に、均一にグリース7を塗布することができる。
一方、図14に示すように、吐出装置80から、グリース7を吐出する吐出期間と、吐出しない非吐出期間とを、交互に繰り返して塗布すれば、グリース7を点在して塗布することができる。これにより、グリース7の流動性を利用して、レンズホルダ4に略均一にグリース7を塗布することができ、グリース7の塗布量が過剰になるのを防ぐことができる。また、グリース7の使用量を節約することもできる。また、例えば、光学構造体3とテンションリング34との接触部など、部材同士の接触部に、グリース7を点在させて塗布すれば、
以上のように、スタンプ方式およびディスペンサ方式によるグリース7の塗布は、非常に簡便である。なお、配線基板2,レンズホルダ4,レンズ部32へのグリース7の塗布方法も、同様に、スタンプ方式またはディスペンサ方式を適用できる。いずれの方式でグリース7を塗布するかは、例えば、塗布面積または塗布領域の形状によって、選択することができる。スタンプ方式によるグリース7の塗布は、塗布面積が広い場合に有効であり、ディスペンサ方式によるグリース7の塗布は、塗布面積が狭い場合および細部に塗布する場合に有効である。
このようなスタンプ方式およびディスペンサ方式によるグリース7の塗布は、複数のレンズホルダ4に対して、同時に塗布することが好ましい。例えば、図16の構成では、複数(4つ)のスタンプ70aを組合わせることによって、複数(4つ)のレンズホルダ4に対し、グリース7を塗布することができる。具体的には、図16の構成では、グリース7を塗布する対象となる複数のレンズホルダ4を整列させたトレイ74と、複数のスタンプ70aを備えた塗布装置とが用いられる。
複数のスタンプ70aは、支持板72に固定されている。グリース非塗布時には、複数のスタンプ70aは、円筒形の収容部73内に収容されている。一方、グリース塗布時には、レバー75を押さえつけると、収容部73に収容されていたスタンプ70aが、収容部の先端から突出する。
このような構成を用いた、レンズホルダ4へのグリース7の塗布は、以下のようにして行う。まず、複数のレンズホルダ4をトレイ74に整列させ、レンズホルダ4の開口部に、収容部73を合わせて、レバー75を押さえつける。ここで、レンズホルダ4の開口の直径は、収容部73の直径と略等しく、スタンプ70aの先端部の直径よりも小さい。このため、レバー75を押さえつけると、収容部73はレンズホルダ4の段差に接触して、それ以上下がらない。これに対し、収容部73の内に収容されたスタンプ70aは、開口を貫通して、レンズホルダ4に達する。これによって、スタンプ70aの先端についたグリース7が、レンズホルダ4に塗布される。
このように、複数のレンズホルダ4に同時にグリース7を塗布すれば、グリース7の塗布時間を短縮することができ、同時に複数のカメラモジュール1を構成する部材を形成することができる。従って、カメラモジュール1の生産性を高めることができる。
グリース7の塗布量は、ゴミを付着させることができ、光路中へのグリース7の流入を避けることができれば、特に限定されるものではない。グリース7の塗布量は、グリース7の特性等によって異なる。
なお、グリース7を塗布すべきでない領域に、誤ってグリース7を塗布した場合には、直ちに、イソプロパノール(IPA)などにより拭き取ればよい。
このようなグリース7の塗布工程の終了後、例えば、カメラモジュール1の製造終了後には、カメラモジュール1に振動などによる衝撃を加えることが好ましい。これにより、製造時に固体撮像装置に混入したゴミを、予めグリースに付着しておくことができる。このため、カメラモジュール1のクリーン度を高めることができる。従って、製造工程中に混入したゴミが、カメラモジュール1の内部に付着していたとしても、衝撃によって付着したゴミを取ることができる。しかも、取れたゴミは、グリース7に付着させておくことができる。
以上のように、本実施形態のカメラモジュール1の製造方法および製造装置によれば、光学構造体3の光路を避けるようにグリース7を塗布する。このため、製造時に混入したゴミD、および、カメラモジュール1の使用中に発生したゴミDを、グリース7に付着させ、ゴミDによる画像不良を防止(または軽減)することができるカメラモジュール1を製造することができる。特に、本実施形態では、光学構造体3の近傍、透光性蓋部6の周辺、および固体撮像素子21の周辺に、グリース7を塗布する。このため、画像不良の原因となる、透光性蓋部6および固体撮像素子21の受光面へのゴミDを、グリース7に付着させることができ、そのゴミDによる画像不良を軽減できる。
なお、本実施形態では、マクロ機能を有するカメラモジュール1について説明したが、オートフォーカス(AF)機能,ズーム機能など、焦点調整機能を有するカメラモジュールにも適用可能である。例えば、図15は、オートフォーカスおよび/またはズーム機能を有するカメラモジュール1aの断面図である。カメラモジュール1aの構成は、図1のカメラモジュール1の構成と概略同様であり、光学構造体3の構成が異なる。カメラモジュール1aの光学構造体3は、中央部にレンズ31を保持したレンズ部32と、レンズ部32を保持するレンズバレル33とを備えている。本例のレンズバレル33は、更に駆動部33aと可動部33bとから構成されている。
レンズ部32の外側面およびレンズバレル33の内側面は、ねじ構造となっており、レンズ部32が、レンズバレル33にねじ込まれた構成となっている。この構成によって、レンズ部32は、適切な焦点距離となるように、上下に移動可能となる。
カメラモジュール1aでは、例えば駆動部33aを磁石、可動部33bをコイルから構成することによって、磁力の反発する力を応用してフォーカス距離調整やズーム機能を実現している。
ここで、レンズ部32が螺合された駆動部33aが移動すると駆動部33aと可動部33bとの間に摩擦部分Fが生じるため、ゴミが発生しやすい。このため、カメラモジュール1aでは、摩擦部分F(ねじ構造の部分)にグリース(図示せず)が塗布されていることが好ましい。また、カメラモジュール1aのように、駆動部33aと可動部33bとの摩擦部分F(接触部)に、グリース7を塗布する場合には、いずれか一方に塗布すれば、可動部33bの移動とともに、グリース7を分散させることができる。このように、駆動部33aと可動部33bとの摩擦部分Fにグリースが塗布されていると、摩擦部分Fに生じたゴミDを付着させられるとともに、摩擦部分Fの潤滑剤としてグリースを利用できる。
なお、図15には示されていないが、図1の構成と同様に、カメラモジュール1aも、テンションリング34を備える構成であってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の、カメラモジュールの内部にグリースが塗布されているため、製造時および使用時に発生したゴミを吸着することができる。従って、本発明の撮像装置は、カメラ付携帯電話,ディジタルスチルカメラ,セキュリティカメラ等に好適に利用し、操作時または持ち歩きした時に発生するゴミを、グリースに吸着し、センサーデバイスへのゴミの再付着を防止することができる。それゆえ、品質向上と大幅な歩留まり向上によるコストダウンとを図ることが可能である。
本発明のカメラモジュールの断面図である。 図1のカメラモジュールにおける、通常撮影モード時の光学構造体を示す断面図である。 図1のカメラモジュールにおける、通常撮影モードと接写モードとの切替え途中の光学構造体を示す断面図である。 図1のカメラモジュールにおける、接写モード時の光学構造体を示す断面図である。 図1のカメラモジュールにおいて、グリースが塗布されていない構成を示す断面図である。 本発明のカメラモジュールの斜視図である。 図1のカメラモジュールにおいて、堰が形成されたレンズホルダを示す断面図である。 図1のカメラモジュールの製造工程を示す断面図である。 スタンプを用いたグリースの塗布を説明する断面図である。 別のスタンプを用いたグリースの塗布を説明する断面図である。 さらに別のスタンプの構成を示す断面図である。 ディスペンサ方式によるグリースの塗布に用いる吐出装置の概略図である。 図12の吐出装置を用いたグリースの塗布を説明する図である。 図12の吐出装置を用いたグリースの塗布を説明する図である。 オートフォーカスおよび/またはズーム機能を有するカメラモジュールの断面図。 複数のレンズホルダに対するグリースの塗布を説明する斜視図である。 特許文献1に記載の固体撮像装置の断面図である。 特許文献4に記載の固体撮像装置の断面図である。
符号の説明
1,1a カメラモジュール(固体撮像装置)
2 配線基板
3 光学構造体
4 レンズホルダ(保持部)
5 レバー
6 透光性蓋部
7 グリース
7a,7b グリース塗布領域
31 レンズ
32,32a レンズ部
33 レンズバレル
33a 駆動部
33b 可動部
34 テンションリング
70a,70b,70c スタンプ(塗布治具)
71 針状突起
80 吐出装置(塗布治具)
A 空間
B 空間
D ゴミ
F 摩擦部分(接触部)

Claims (25)

  1. 被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置において、
    さらに、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部を備え、
    光学構造体の光路を避けるように、上記保持部の内面の少なくとも一部にグリースが塗布されており、
    上記グリースは、光学構造体と保持部との接触部に塗布されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置において、
    さらに、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部を備え、
    光学構造体の光路を避けるように、上記保持部の内面の少なくとも一部にグリースが塗布されており、
    上記保持部には、上記光路へのグリースの流入を防ぐための堰が形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 上記グリースは、光学構造体の近傍に塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 光学構造体は、撮像用のレンズを有するレンズ部と、レンズ部を保持するレンズバレルとを備えており、
    上記グリースは、レンズ部とレンズバレルとの接触部に塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  5. さらに、光学構造体と固体撮像素子との間に配置され、上記保持部によって保持された透光性蓋部を備え、
    透光性蓋部によって、光学構造体と固体撮像素子とが配置される空間が、仕切られており、
    上記グリースは、少なくとも光学構造体側の保持部内面に塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  6. 固体撮像素子は、基板上に搭載されており、
    上記グリースは、基板上の固体撮像素子が搭載された面に、塗布されていることを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  7. 上記保持部には、上記光路へのグリースの流入を防ぐための堰が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  8. 上記グリースは、ポリαオレフィン油を主成分として含むことを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  9. 被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置において、
    さらに、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部と、
    光学構造体と固体撮像素子との間に配置され、上記保持部によって保持された透光性蓋部とを備え、
    透光性蓋部によって、光学構造体と固体撮像素子とが配置される空間が、仕切られており、
    光学構造体の光路を避けるように、光学構造体の近傍に、粘着材が塗布されており、
    上記粘着材は、さらに、上記保持部の内面の少なくとも一部に塗布されており、
    上記粘着材は、光学構造体と保持部との接触部に塗布されていることを特徴とする固体撮像装置。
  10. 被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子とを備えた固体撮像装置において、
    さらに、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部と、
    光学構造体と固体撮像素子との間に配置され、上記保持部によって保持された透光性蓋部とを備え、
    透光性蓋部によって、光学構造体と固体撮像素子とが配置される空間が、仕切られており、
    光学構造体の光路を避けるように、光学構造体の近傍に、粘着材が塗布されており、
    上記粘着材は、さらに、上記保持部の内面の少なくとも一部に塗布されており、
    上記保持部には、上記光路への粘着材の流入を防ぐための堰が形成されていることを特徴とする固体撮像装置。
  11. 被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部とを備えた固体撮像装置の製造方法において、
    光学構造体の光路を避けるように、上記保持部の内面の少なくとも一部にグリースを塗布する塗布工程を有し、
    上記塗布工程は、光学構造体と保持部との接触部にグリースを塗布することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 上記塗布工程では、スタンプ方式またはディスペンサ方式により、グリースを塗布することを特徴とする請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法。
  13. 上記塗布工程では、グリースが点在するように、グリースを塗布することを特徴とする請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法。
  14. 上記塗布工程後に、固体撮像装置に衝撃を加えることを特徴とする請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法。
  15. 上記塗布工程では、固体撮像装置に付着したゴミをグリースによってコーティングすることを特徴とする請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法。
  16. 上記塗布工程は、複数の固体撮像装置に対して同時にグリースを塗布することを特徴とする請求項11に記載の固体撮像装置の製造方法。
  17. 被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、光学構造体を保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部とを備えた固体撮像装置の製造装置において、
    光学構造体の光路を避けるように、上記保持部の内面の少なくとも一部にグリースを塗布するための塗布治具を備え
    上記塗布治具は、光学構造体と保持部との接触部にグリースを塗布するようになっていることを特徴とする固体撮像装置の製造装置。
  18. 塗布治具は、スタンプ方式により、グリースを塗布するようになっていることを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置の製造装置。
  19. 塗布治具の先端部は、固体撮像装置のグリース塗布領域と同じ形状となっていることを特徴とする請求項18に記載の固体撮像装置の製造装置。
  20. 塗布治具の先端部に、複数の針状突起が形成されており、針状突起に付いたグリースを塗布することを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置の製造装置。
  21. 塗布治具は、ディスペンサ方式により、グリースを塗布するようになっていることを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置の製造装置。
  22. 塗布治具は、塗布治具と固体撮像装置とを相対移動させながら、グリースを塗布することを特徴とする請求項21に記載の固体撮像装置の製造装置。
  23. 塗布治具は、グリースが点在するようにグリースを塗布することを特徴とする請求項21に記載の固体撮像装置の製造装置。
  24. 塗布治具は、複数の固体撮像装置に対して、同時にグリースを塗布可能となっていることを特徴とする請求項17に記載の固体撮像装置の製造装置。
  25. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の固体撮像装置を備えた電子機器。
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