JP3956787B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラに用いられる撮像装置に関し、さらに詳しくは、撮像手段を駆動させることで手振れ補正を行うことができる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブレによる光軸のずれを補正するように光学系の全部又は一部を移動させるアクティブ手振れ補正技術は、補正光学系を揺動するタイプと、光学系全体を揺動するタイプと、撮像素子を揺動するタイプの3種類に大別される。しかしながら、光学系全体を揺動するものは、揺動する部材の質量が大きくエネルギーが大量に必要になるばかりでなく、揺動体積が大きくなり、装置全体が大型化するという問題があり、実用的に用いられることが少ない。また、補正光学系を揺動するものは光学感度の関係で設計制限が多く、適用されるレンズタイプが限定されるという問題がある。
【0003】
一方、例えば、特開平9−116910号公報や特開平6−46314号公報などに開示されている撮像素子を揺動するものは、光学感度の関係で設計制限が少なく、すべてのレンズに適用できる多様なバリエーションや省コストなどの多くの利点が存在する。
【0004】
しかしながら、このタイプは、高画素になればなるほど移動誤差感度が厳しく、移動平面の平面度や撮像素子回りの基板の処理などが困難であるという問題がある。すなわち、基板配置及び撮像素子の移動領域を確保し、また高精度の位置検出装置を必要とするなどの理由により防塵構造をとりにくく、撮像素子を完全に密閉することが困難である。よって、撮像素子表面に埃などのゴミが侵入付着し、これらのゴミが撮影時に写真に写りこむという問題があった。
【0005】
従来開示されている撮像素子を揺動する手振れ防止機構においては、撮像素子の撮像面を透明体で被覆し、ゴミが付着する領域を撮像面から遠ざけることによってゴミ写りの問題を軽減するものが存在する。しかし、この技術では、ゴミが付着する面である透明体表面を、ゴミ写りの問題を解消するに十分なほど、撮像面から遠く離して構成することができないため、この問題の解消策としては不十分なものであった。
【0006】
すなわち、上記タイプの撮像装置では、撮像素子が撮像面に平行な面上で任意に動くことができるように構成された撮像ユニットを用いるため、鏡筒に直接撮像素子を固定・密閉することは困難であり、鏡筒と撮像面との間には隙間が形成される。また、撮像ユニットを光学ユニットに組み付ける段階において、組み立て誤差や部品の成型誤差を完全になくすることは困難であるため、組み上げた後に光学ユニットに対して撮像ユニットの煽りとレンズバックを調整する光軸調整を行うことが一般である。この光軸調整を行う撮像装置では、撮像ユニットと光学ユニットの間の位置を調整するために、両者の間に所定の隙間を設けておく必要がある。よって、撮像素子を揺動するタイプの撮像装置では、これらの隙間を通ってゴミが侵入し、撮像面にゴミが付着するという問題を生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、ゴミが付着する面をできるだけ撮像面から遠ざけてゴミ写りの問題をできるだけ目立たなくする撮像装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の撮像装置を提供する。
【0009】
撮像装置は、1又は複数枚の撮影レンズと該撮影レンズを収納する鏡筒からなる光学ユニット及び、被写体光を撮像する撮像手段と前記被写体光に垂直な平面上で前記撮像手段を任意の方向に移動させる移動手段と前記撮像手段の位置を検出する位置検出手段とを含む手振れ補正機能を有する撮像ユニットとで構成され、前記光学ユニット及び撮影ユニットが光軸調整できるように連結されたものである。そして、さらに、前記撮像ユニットの前記撮像手段と移動手段と位置検出手段とを密閉して内包する収納手段を備え、前記撮像ユニットは前記被写体光を前記撮像手段に透過させるための光路用開口を光学的に密閉するように前記光学ユニットに連結される。
【0010】
上記構成において、撮像装置は、撮影レンズと鏡筒とから構成される光学ユニットと光学ユニットに連結して用いられる撮像ユニットとで構成される。光学ユニットは、複数枚の撮影レンズを備える場合は焦点距離の変更ができるように構成されていてもよい。また、後述のように、本撮像装置は、撮像手段を駆動させて手振れ補正を行うものであるため、光学ユニットの光学感度に関係する設計制限が少なく、さまざまな構成の光学ユニットを用いることができる。
【0011】
撮像ユニットは、撮影時のブレを補正するように撮像手段が移動可能に構成されている。撮像ユニットのうち撮像手段及び撮像手段を適正量移動させるための各手段である移動手段及び位置検出手段は、収納手段中に内包され密閉される。撮像ユニットは、撮像手段に被写体光を到達させるための光路用開口を備えている。
【0012】
撮像ユニットと光学ユニットは、光学ユニットからの被写体光を適正に撮像手段に到達させるために、光学ユニットの開口と撮像ユニット光路用開口とが対向し、かつ撮像ユニットの取り付け位置及び傾きを調整する光軸調整を行うことができるように配置される。したがって、光学ユニットと撮像ユニットとの間には、わずかに隙間が生じ光路用開口を通って埃などのゴミが侵入する。これを防止するために光路用開口を密閉するように両者を連結する。
【0013】
ここで、光路用開口を光学的に密閉するとは、光学ユニットと撮像ユニットとの間の隙間を通って光路用開口にまでゴミが到達しないようにすることを意味する。言いかえれば、光学ユニットと撮像ユニットとの間の隙間からゴミが侵入して被写体光に写りこまないようにすることである。具体的には、例えば、(1)光学ユニットと撮像ユニットとの間の隙間をシールする又は、(2)光学ユニットの後端に取りつける大型のカバーを収納手段とし、そのカバーの内腔に撮像ユニットの撮像手段と移動手段と位置検出手段だけでなく、光路用開口を含めた撮像ユニット全体を完全に収納して密閉する等の構成が例示できる。一方、単に光路用開口を覆うように透明体を被せ、光路用開口を密閉するだけの構成は、光学ユニットと撮像ユニットとの間の隙間を通って透明体の表面にゴミが到達するため、本発明における光路用開口を光学的に密閉する構成から除かれる。
【0014】
上記構成によれば、撮像ユニットは、収納手段内に撮像素子を移動させるための各手段が収納密閉されているため、ゴミなどの侵入の問題がない。また、撮像手段を移動させるための各手段がユニットの内部に存在することにより、光学ユニットとの接続に関係なく、負荷の少ない自由な動きを実現することができ、また、移動のための各手段を軽くすることができるため、手振れに対応しやすくなる。
【0015】
さらに、光軸調整のために問題となる光用開口へのごみの侵入を適切に防止するために撮像ユニットと光学ユニットとの連結において、光用開口を光学的に密閉する。したがって、本撮像装置は、光軸補正された撮像装置において、撮像ユニット側からのゴミの侵入を防止するだけでなく、光学ユニット側からのゴミの侵入に対しても、撮像手段に対して光学ユニットの撮影レンズより近い位置にゴミが侵入することがない。したがって、ゴミ写りの問題を大幅に軽減することができる。
【0016】
本発明の撮像装置は、具体的には以下のように種々の態様で構成することができる。
【0017】
好ましくは、前記位置検出手段は光検出器を含み、前記収納手段は光非透過性の部材で構成されている。
【0018】
上記構成において、位置を検出するために非接触の光検出器を用いることで、配線を簡略にすることができ、また、精度の高い位置検出を行うことができる。また、収納手段は光を通さないため、外光による光検出器の外乱を防止して、撮像手段の移動に負荷を与えることなく、高い精度の位置検出を行うことができる。
【0019】
好ましくは、前記光学ユニットは、前記鏡筒の撮像ユニット側開口を覆うように常時固定された撮影レンズを有する。
【0020】
一般的に鏡筒は、被写体光入射する被写体側開口と被写体光を射出する撮像ユニット側開口を備える。上記構成においては、撮像ユニット側開口を覆うように撮影レンズが常時固定されて動かないため、例えば、フォーカシングなどに用いられるアクチュエータからの磨耗粉等のゴミが、撮像ユニット側開口を通って撮像ユニットの光路用開口に侵入することを防止する。すなわち、これらのゴミは、撮像ユニット側開口に設けられた撮影レンズ表面よりも撮像手段に近づいて付着することがなく、ゴミ写りの問題を軽減することができる。
【0021】
好ましくは、撮像装置は、前記光路用開口及び前記鏡筒の撮像ユニット側開口よりも大きな寸法の内腔を有するリング状の弾性部材を用い、前記弾性部材の内腔に前記光路用開口及び前記鏡筒の撮像ユニット側開口が配置されるように前記光学ユニットと撮像ユニットで前記弾性部材を挟持することによって光路用開口を密閉する。
【0022】
上記構成において、弾性部材は、光路用開口及び鏡筒の撮像ユニット側開口の周囲を覆う筒状の部材である。弾性部材は、ゴムなどの弾性材料で構成され、光学ユニットと撮像ユニットで挟持されることによって、光路用開口及び鏡筒の撮像ユニット側開口を光学的に密閉する。また、弾性部材は、光学ユニットと撮像ユニットの光軸調整において、傾きを調整した場合であっても変形して両ユニットとの間の密閉性を高く維持することができる。
【0023】
好ましくは、前記収納手段は、少なくとも一部が前記撮像手段から出力された信号を処理するための基板によって構成されている。
【0024】
上記構成において、基板を収納部材の一部とすることで、基板を通して撮像手段を接地することができ、また、撮像ユニットを小型化することができる。
【0025】
また、撮像手段は駆動するため、撮像手段との電気的接続はフレキシブル基板によって行い、撮像手段の駆動を吸収できるようなものであることが好ましい。この場合、フレキシブル基板を通すために基板に設けられた穴は密閉構造とすることが好ましく、当該穴にテープなどの被覆部材を貼付して密閉する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の撮像装置の各実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0027】
本発明の撮像装置10は、図1に示すように、カメラ本体2と組み合わされてデジタルカメラ1に搭載されて用いられる。撮像装置10は、複数のレンズ4と鏡胴3とから構成される光学ユニットAと当該光学ユニットに接続して用いられる撮像素子15などを備えた手振れ補正機能を有する撮像ユニットBとからなる。光学ユニットAは、後述のように、複数のレンズを移動させて焦点距離を変更することができるように構成されている。撮像ユニットBは、図1の矢印5で示すように、撮影中にデジタルカメラ1がブレて、光学ユニットAの光軸が図1にLで示す位置よりずれた場合に、撮像素子15を矢印6に示すように移動させて光軸のずれを補正する。
【0028】
図2に撮像装置10の組立分解斜視図を示す。図3に、図2の撮像装置10をI−I断面で切断した断面図を示す。図4に図2の撮像装置10をII−II断面で切断した断面図を示す。図5に図2の撮像装置10をIII−III断面で切断した断面図を示す。
【0029】
まず、撮像ユニットから説明する。撮像ユニットBは、土台となるベース部材11と、該ベース部材11に対して水平方向(以下、この方向をX軸方向とする。)に移動する第1ステージ13と、該第1ステージ13の移動方向(X軸方向)に対して垂直方向(以下、Y軸方向として説明する。)に移動する第2ステージ12と、該第2ステージ12に固定される撮像素子15と、ベース部材11に固着され第1及び第2ステージ12,13の移動量を検知する位置検出素子(以下、PSDと表記する。)を搭載したPSDホルダ14とを備える。
【0030】
撮像素子15を揺動可能に支持するベース部材11、第1ステージ13、第2ステージ12、及びPSDホルダ14は、撮像素子15(撮像素子からの情報を処理する第1基板17を含む。)の周囲に位置し鏡胴3の底面外郭と撮像素子15外郭の余剰空間を充填するように配置される。
【0031】
ベース部材11は、光軸L方向(以下、Z軸方向とする。)に略垂直に設けられた板体であり、中央に光軸用の大穴24を有する金属製フレーム23である。ベース部材11のフレーム23には、PSDホルダ14を固定するためのPSDホルダ固定穴25、鏡筒3に該ベース部材11を固定するための鏡筒固定穴26、ベース部材11と第1ステージ13との間に懸架される押圧スプリング55を固定するための押圧スプリング掛け27が設けられている。
【0032】
図2及び図3に示すように、鏡胴3との位置(煽りとレンズバック)を調整することができるように撮像ユニットBを光学ユニットAに連結するため、ベース部材11は、鏡胴3の外周まわりの3ヶ所に設けられた3つの固定部20との間でそれぞれ調整ビス33と調整スプリング21によって固定される。固定部20に用いられた調整スプリング21によって、ベース部材11と鏡筒3の底面との距離や傾きを調整でき、その結果光学ユニットAと撮像ユニットBとの間の光軸調整をすることができる。
【0033】
鏡筒3とベース部材11との間には、両者間の距離の変化を吸収しつつ、両者の間の隙間100からの埃などのゴミの侵入を防止するためのゴム製の封止材22が配置される。封止材22はベース部材11の大穴24及び鏡筒3の撮像ユニット側開口86よりも大きな寸法の内腔を有するリング状の部材である。封止材22は、その内腔に大穴24及び鏡筒3の撮像ユニット側開口86が配置されるようにベース部材11と鏡筒3の底面とで挟持される。
【0034】
ベース部材11には、ロッド支持腕29及び位置決め腕(図示なし)がZ軸方向に立設されている。ロッド支持腕29は、振動伝達ロッド28の端部に圧電素子57を固定し、さらに圧電素子57の他端にウェイト30を固定した構成の第1アクチュエータ59が設けられている。第1アクチュエータ59は、位置決め腕にウェイト30を当接した状態で、振動伝達ロッド28がX軸方向に延在する方向に、振動伝達ロッド28の両端近傍がロッド支持腕29に嵌合されてベース部材11に固定される。ロッド支持腕29と振動伝達ロッド28との間の接着には、硬化後も弾性の残るシリコン接着剤などの接着剤を用いることが好ましい。また、位置決め腕とウェイト30との間の接着には、柔らかいゴム系又はシリコン含有の接着剤が好適に用いられる。
【0035】
図4に示すように、ベース部材11の2つのロッド支持腕29には、その上面にZ軸方向に延在する突部84が設けられている。後述のように突部84は、組立時に第1ステージ13の移動制限穴52aに嵌合される。
【0036】
第1ステージ13は、ベース部材11に対して光軸方向(Z軸方向)下流側に配置される。第1ステージ13は、ほぼ同一面内に第2ステージ12を収めるための開口51が設けられたアルミニウム製の矩形のフレーム52により構成される。第1ステージ13には、ベース部材11に固定された第1アクチュエータ59の振動伝達ロッド28に当接する第1ロッド当接部53と、後述する第2ステージ12に固定された第2アクチュエータ44の振動伝達ロッド47に当接する第2ロッド当接部54と、ベース部材11の押圧スプリング掛け27との間に押圧スプリング55を係止するための押圧スプリング掛け56と、移動制限穴52aとを備える。
【0037】
第1ロッド当接部53は、別部材であるキャップ32とスプリング31と共に第1アクチュエータ59の振動伝達ロッド28を上下から挟持し、振動伝達ロッド28に沿って摺動自在に第1アクチュエータ59に結合する。キャップ32は、一端を第1ステージ13に係止され、中央部を該振動伝達ロッド28と当接し、他端を挟持スプリング31に引っ張られることによって第1ステージ13の第1ロッド当接部53に固定される。該キャップ32と振動伝達ロッド28の接触圧は該挟持スプリング31の力量の2倍程度となる。該挟持スプリング31は捩りコイルスプリングである。該挟持スプリング31は、キャップ32の2つのフックと第1ステージ13のスプリングフックとの間にそれぞれ、両腕と中央円弧部を掛け渡している。
【0038】
移動制限穴52aは、前述したようにベース部材11のロッド支持腕29の先端の突部84とゆるく合する(図4参照)。移動制限穴52aは第1ステージ13の移動量を決めるために移動方向(X軸方向)に伸びた長穴で、第1ステージ13がX軸方向へのみ移動可能なように短辺方向(Y軸方向)に合し、その両端で移動が規制される。また、振動伝達ロッド28と第1ステージ13が移動制限穴52aの短辺方向(Y軸方向)へ移動(脱落)することを防止する。
【0039】
図5に示すように、組み上げ時にベース部材11と第1ステージ13にそれぞれ設けられた押圧スプリング掛け27,56に設けられた押圧スプリング55によって、第1ステージ13は、ベース部材11に近づく方向に付勢されており、第1ステージ13の振動伝達ロッド28を中心として、第1ステージ13が回転するのを防止している。
【0040】
第2ステージ12は、底に開口41を備えた導電樹脂製の箱体40であり、撮像素子15と放熱板16とローパスフィルタ65と第2アクチュエータ44とを保持する。放熱板16は、撮像素子15の撮像面が付されていない背面側に当接して、第2ステージ12の周壁40によって区画された開口を覆うように第2ステージ12に固定される。撮像素子15と撮像素子15の前に間隔枠を介し密着して位置するローパスフィルタ65は前方より密着スプリングによって該放熱板16に押圧される。
【0041】
第2ステージ12は、第2アクチュエータ44を保持する。第2アクチュエータ44は、箱体40の側部に設けられたロッド支持腕45に接着保持されている。振動伝達ロッド47の先端と末端(圧電素子58側)を第2ステージ12の2本のロッド支持腕45に軸嵌合させ、同じく第2ステージ12に設けられている位置決め面45a(図3参照)にウェイト46を当接させた状態で、該ウェイト46を第2ステージ12に対して接着している。接着には上述の第1アクチュエータ59の接着と同様に、振動伝達ロッド47の接着には、シリコン接着剤などの硬化後も弾性の残る接着剤、ウェイト46の接触には、柔らかいゴム系若しくはシリコン含有の接着剤が好適に用いられる。
【0042】
第2ステージ12の第2アクチュエータ44は、第1ステージ13の第2ロッド当接部54とキャップ48とで挟持される。その結果、第2ステージ12が第1ステージ13の開口51内に配置された状態で摩擦結合する。第2ロッド当接部54とキャップ48の固定には、挟持スプリング49が用いられる。キャップ48の一端は、第2ロッド当接部54に係止され、中央部は振動伝達ロッド47と当接し、他端が挟持スプリング49に引っ張られる。キャップ48と振動伝達ロッド47との接触圧は、用いられる挟持スプリング49の2倍程度となる。挟持スプリング49は、第1アクチュエータ59に用いられたものと同様に捩りコイルスプリングである。挟持スプリング49は、キャップ48の2つフックと第1ステージ13の第2ロッド当接部54のスプリングフックの間にそれぞれ端部と直線部中央とを掛け渡すようにして両者を固定する。
【0043】
第2ステージ12は、その一部に金属製の方向基準部42を有する。方向基準部42は、その表裏に剛球43をそれぞれ介して、ベース部材11と第1ステージ13と接している。第1ステージ13とベース部材11との間に押圧スプリング55が掛けられることで、2つのステージ12,13は、それぞれが摩擦結合している振動伝達ロッド28,47を中心とする回転を抑止される。
【0044】
図3乃至5に示すように、放熱板16の背面には第1基板17が設けられている。撮像素子15は、端子部69が放熱板16の通穴68を通って第1基板17に配設される。第1基板17の背面側には、撮像素子15の位置を検知するため、2つの赤外LED82X,82Yを収納したホルダ70と、撮像素子ドライバ、撮像素子15からの光電信号を処理するためのプリアンプ及び色分離回路、ホワイトバランス調整回路、アナログ処理回路などの撮像素子15の画像信号出力回路の一部が搭載される。
【0045】
2つの赤外LED82X,82Yは、検出する移動方向(ロッド)と光源が直交するようにホルダ70に保持される。ホルダにはスリット71X,71YがLED82X,82Yから離れた位置に併設されており、各LED82X,82Yから発光された光は、スリット71X,71Yを通ることによって線光源へと変換される。各LED82X,82Yは、第1基板17(移動平面)に平行であり、撮像光軸方向にかさばらないように構成されている。また、スリット71X,71Yを放熱板16(第1基板包絡線)外周に配置して、LED光路長のほとんどは放熱板16(第1基板包絡線)内を通る。
【0046】
また、第1基板17には、撮像素子15とLED82X,82Yを第2基板18とつなぐフレキシブル基板67が接続される。該フレキシブル基板67は、図7に示すように、第1基板17に接続されるのみならず、放熱板16にも接続し、該放熱板16を接地させている。具体的には、フレキシブル基板67は、第1基板17に接続されている端子88近傍に分枝部87が設けられており、この分枝部87が第1基板17に設けられた貫通穴を通過してその下に存在する放熱板16と接続されている。これにより放熱板16に接している第2ステージ12、剛球43、ベース部材11も接地されることになる。フレキシブル基板67は、水平方向に第1基板17を出た直後に、一旦光軸方向前方へ折り曲げられ、該ベース部材11付近で折り返されて第2基板18の位置で再び水平方向に折り曲げられ、第2基板18と接続される。
【0047】
PSDホルダ14は、ベース部材11と連結し前記第1ステージ13、第2ステージ12、撮像素子15(放熱板16、基板17を含む)とを周囲むようにベース部材11に固着されるとともに、第2ステージ12の移動量を検知する素子(第1及び第2PSD62X,62Y)を2つ搭載する。各々のPSD62X,62Yの受光面は、その配置部61X,61Yに設けられたXY平面に水平に伸びるスリットによって、第2ステージ12上の2つのLED82X,82Yの光束と直交する。また、図4に示すように、PSDホルダ14の内壁には、PSDホルダ14から第1ステージ13の一部を覆うように突起83が設けられており、第1ステージ13の光軸方向の脱落を防止する。
【0048】
第2基板18は、結像面の背面に位置し、PSDホルダ14の背面開口部を被覆するようにPSDホルダ14に固着されると共に、第1基板17とフレキシブル基板67で結線されている。すなわち、ベース部材11、PSDホルダ14、第2基板18は、撮像素子15とその駆動機構とを光路と移動スペースを除き密閉して内包する構造をとる。
【0049】
第2基板18には、撮像素子15又は第1基板17からの信号を処理する回路とPSD62X,62Yからの第2ステージ12の位置信号とジャイロ回路から2つのリニアアクチュエータを制御する回路とが搭載されている。第2基板18へは検出方向が直交する2つのジャイロ信号がジャイロ基板(図示なし)より入力される。また、この第2基板18からはリニアアクチュエータ制御信号と処理された撮像素子信号が出力される。
【0050】
次に光学ユニットAについて説明する。光学ユニットAは鏡筒3に複数枚の撮影レンズ4を収納して構成される。図6は、第1実施形態にかかる光学ユニットに用いられる撮影レンズの配置構成を示す図である。光学ユニットAは複数成分のレンズ4a〜4dのうち、光軸方向に最後部に位置する第4成分4a以外の成分の撮影レンズ4b〜4dを移動させて焦点距離を変更したり焦点調整をすることができるように構成されている。図6(a)は広角側、図6(b)は望遠側のレンズ構成図である。
【0051】
図6に示すように本実施形態にかかる光学系は最後尾のレンズ4aは常に固定されている。したがって、図3乃至5に示すように鏡筒3の撮影ユニット側の開口86を覆うように第4成分の撮影レンズ4aを固定することができる。したがって、鏡筒3内に存在する埃などのゴミは、撮影レンズ4aによって鏡筒3の開口86が覆われているため、撮像ユニット側へ移動できない。したがって、ゴミが付着した場合であっても撮影レンズ4aの表面までであり、撮像素子15の撮像面からの距離が離れているため、ゴミ写りが目立たなくなる。
【0052】
次に本実施形態にかかる撮像装置の動作について説明する。図8は、本実施形態にかかる手振れ補正撮像装置の駆動制御回路の電気的構造を示すブロック図である。
【0053】
制御回路は、カメラ本体すなわち、鏡胴3に入射される光軸Lのブレ5を検知して角速度信号を出力するジャイロ素子90と第2ステージ12(撮像素子15)の位置を検出するPSD62X,62Yの総合的な制御を行い、入力された信号に基づいて移動量や存在位置を演算するマイコン102と、マイコンからの駆動信号に基づいて所定周波数の駆動パルスを発生させるドライブ回路104とで構成される。ドライブ回路から発生された駆動パルスは第1及び第2アクチュエータ5944に出力され、アクチュエータ59,44に沿って第1及び第2ステージ12、13が移動する。
【0054】
ジャイロ素子90は、鏡胴3に固定されており、カメラ本体が矢印5で示すようにぶれると2軸方向(X軸方向、Y軸方向)の角速度を検出してマイコン102に出力する。
【0055】
マイコン102は、ジャイロ素子90から角速度信号が入力されると、光学系の焦点距離信号から撮像素子上(結像面上)のぶれによる像の移動量、移動速度を算出する。算出した移動速度と第2ステージ12(撮像素子15)の位置から2つのリニアアクチュエータへ印加される所定周波数の供給電圧を決定する。すなわち、マイコン102は、PSD62X,62Yから入力された信号に基づいて演算される第2ステージ12(撮像素子15)が現在存在している位置及び、ジャイロ素子90から入力された角速度信号に基づいて、撮像素子15が本来あるべき位置を計算し、現在位置との差を比較して、あるべき位置に撮像素子15が戻るようにステージを移動させるようフィードバック制御を行なう。
【0056】
ドライブ回路104は、マイコン102からの信号を受けて、アクチュエータ5944の共振周波数の7割程度の周波数の駆動パルスを出力する。駆動パルスは、圧電素子57,58に印加され、以下の原理によって、第1及び第2ステージ12,13を振動伝達ロッド28、47に沿って移動させる。
【0057】
図9(a)に示すような緩やかな立ち上がり110と急激な立下り部分112を有する鋸歯状波の駆動パルスを圧電素子57,58に印加すると、(b2)に示すように、駆動パルスの緩やかな立ち上がり部分110では圧電素子57,58が緩やかにその厚み方向に伸び変位し、圧電素子に固定されている振動伝達ロッド28,47が軸方向に緩やかに変位する。このとき振動伝達ロッド28,47に摩擦結合したステージ12,13は摩擦力により振動伝達ロッド28,47と共に移動する。
【0058】
一方、駆動パルスの急激な立下り部分112では、圧電素子57,58は、急速に厚み方向に縮み変位し圧電素子57,58に結合する振動伝達ロッド28,47も急速に軸方向に変位する。このとき、(b3)に示すように、振動伝達ロッド28,47に摩擦結合したステージ12,13は慣性力により摩擦結合力に打ち勝って実質的にその位置に留まり移動しない。結果として、(b1)に示す初期状態よりもステージは右側に移動する。圧電素子57,58に前記鋸歯状波の駆動パルスを連続的に印加することにより、ステージ12,13を連続的に軸方向に移動させることができる。なお、ここで実質的にその位置に留まり移動しないとは、振動伝達ロッド28,47の正方向及び負方向の伸縮時のいずれにおいてもステージ12,13と振動伝達ロッド28,47との間で滑りを生じつつステージ12,13がそれぞれ移動するが、移動量が対称ではないため、全体としてどちらか任意の位置方向にステージ12,13移動する場合を含む。
【0059】
なお、ステージ12,13を左方向に移動させるには、圧電素子57,58に印加する鋸歯状波の波形を変えて急速な立ち上がりと緩やかな立下りからなる駆動パルスを印加すれば上述とは逆の作用によってこれを達成することができる。なお、駆動パルスは、矩形波やその他の波形を適用することもできる。
【0060】
ベース部材11に保持された第1アクチュエータ59の圧電素子57に駆動パルスが印加された場合は、上述のように圧電素子57は伸縮を繰り返す。圧電素子57の伸縮はウェイト30と振動伝達ロッド28に伝達する。ウェイト30と振動伝達ロッド28の慣性質量の差からウェイト30はほとんど移動せず、振動伝達ロッド28のみに伸縮が伝達される。振動伝達ロッド28は、上述のように、ロッド支持腕29に接着されているが、接着剤が弾性的に撓むため伸縮が妨げられることがない。上述のように、振動伝達ロッド28の左右に移動する速度差で摩擦結合する第1ステージ13が振動伝達ロッド28に沿ってX軸方向に移動する。第1ステージ13の加減速に伴ない第1アクチュエータ59に嵌合ガタ内で移動しようとする力が働くが、振動伝達ロッド28とロッド支持腕29とが接着されているため、移動は起こらず、補正性能のみならず焦点移動による光学性能劣化も防止することができる。
【0061】
第1ステージ13がX軸方向へ移動すると、第1ステージ13に連結されている第2ステージ12も同時にX軸方向に移動する。第2ステージ12は第1ステージ13とベース部材11の間にかかる押圧スプリング55と、第2ステージ12とベース部材11との間の剛球43により、抵抗が少なくかつ光軸方向にがたつくことなく移動する。このとき第1及び第2の基板17,18を接続するフレキシブル基板67は折り曲げられた開放角度が変動して第1ステージ13の移動を吸収する。
【0062】
一方、第2ステージ12に保持された第2アクチュエータ44の圧電素子58に駆動パルスが印加された場合は、上述のように圧電素子58は伸縮を繰り返す。圧電素子58の伸縮はウェイト46と振動伝達ロッド47に伝達する。ウェイト46と振動伝達ロッド47の慣性質量の差からウェイト46はほとんど移動せず、振動伝達ロッド47のみに伸縮が伝達される。振動伝達ロッド47は、上述のように、第2ステージ12のロッド支持腕45に接着されているが、接着剤が弾性的に撓むため伸縮が妨げられることがない。上述のように、ロッドの左右に移動する速度差によって第2ステージ12が第1ステージ13に対して振動伝達ロッド47の延在方向(Y軸方向)に移動(自走)する。第2ステージ12の加減速に伴ない第2アクチュエータ44に嵌合ガタ内で移動しようとする力が働くが、振動伝達ロッド47とロッド支持腕45とが接着されているため、移動できない。よって、補正性能のみならず焦点移動による光学性能劣化も防止することができる。
【0063】
このように第2アクチュエータ44に駆動パルスが印加された場合は、第1ステージ13とは独立して第2ステージ12だけがY軸方向に移動(自走)する。第2ステージ12は第1ステージ13とベース部材11との間にかかる押圧スプリング55と、第2ステージ12と第1ステージ13の間の剛球43により、抵抗が少なく、かつ光軸方向へのがたつきを起こすことなく移動する。このとき、第1及び第2基板17、18を接続するフレキシブル基板67は、折り曲げられた曲げ部分がよれて、第2ステージ12の移動を吸収する。
【0064】
第1及び第2アクチュエータ59,44には、振動伝達ロッド28、47と第1ステージ13の2つのロッド当接部53,54との接触部分に、粘着特性を有するグリスが塗布されている。グリスを接触部分に塗布することにより、ロッド当接部53,54と振動伝達ロッド28とが使用時において繰り返し研磨された場合に生じる研磨粉がグリスの粘着特性により飛散せず、ゴミとして撮像素子15の撮像面に付着することを防止することができる。
【0065】
以上説明したように、本実施形態にかかる撮像装置によれば、PSD62X,62Yを保持するPSDホルダ14及び第2基板18を撮像素子15及びその駆動機構の密閉手段として用いることができるため、装置を小型化することができる。また、光学ユニットと撮像ユニットとの間に設けられた封止材によってこの隙間がシールされ、光路用開口を密閉することができる。よって、撮像ユニットの光軸調整をすることができると共に両者の隙間からのゴミの侵入を防止することができる。
【0066】
次に本発明の撮像装置の第2実施形態について説明する。図10は本発明の第2実施形態の撮像装置の組立分解斜視図である。本実施形態にかかる撮像装置は概ね第1実施形態にかかる撮像装置と共通した構造を有しており、異なる構成部分を中心に説明する。
【0067】
本実施形態にかかる撮像装置は、光学ユニットと撮像ユニットの2つのユニットからなる。本実施形態の鏡筒3は、撮影レンズを収納する本体と、本体よりも大径の底面3aから構成されている。2つのユニットは、互いの位置(煽りとレンズバック)を調整されて固定されている。光学ユニットに設けられた固定部20は、鏡筒3の周囲ではなく、鏡筒3の底面3a上に突状に形成されている。3ヶ所に設けられた固定部20とスプリング21は光学ユニットと撮像ユニットとの間隔を調整するものである。また、撮像ユニット全体を光学ユニットの底面3aと共に外部から密閉する防塵キャップ19を固定するためのキャップ固定穴25aが光学ユニットの底面3aに設けられている。
【0068】
撮像素子15を支持、揺動するベース部材11、第1ステージ13、第2ステージ12及びPSDホルダ14aは撮像素子15(第1基板17を含む)の周囲に位置し鏡胴3の底面3a外郭と撮像素子15外郭の余剰空間を充填するように配置される。
【0069】
ベース部材11は、中央に光軸用の大穴を有する金属フレームである。ベース部材11のフレームには、PSDホルダ14を固定するためのPSDホルダ固定穴、鏡筒3に該ベース部材11を固定するための鏡筒固定穴などが設けられている。ベース部材11からはZ軸方向に伸びるロッド支持腕が立設されており、第1アクチュエータ59の振動伝達ロッドの先端と末端を2本のロッド支持腕に軸嵌合により固定している。
【0070】
第1ステージ13及び第2ステージ12は、第1の実施形態にかかる撮像装置と同様の構造を有している。すなわち、ベース部材11に対して第1ステージ13がX軸方向に移動すると共に、第1ステージ13に対して第2ステージ12がY軸方向に移動する。よって、結果的に第2ステージ12に固定されている撮像素子15は、ベース部材11に対してXY平面上を移動することができる。
【0071】
PSDホルダ14aは、X軸及びY軸方向にそれぞれ伸びる壁体により構成され、第2ステージ12の移動量を検知する第1及び第2のPSD62X,62Yを搭載する。PSDホルダ14aは、保持するPSD62X,62Yが第1基板17に設けられているLEDからの光を受光できるようにベース部材11に固着される。
【0072】
第2基板(図示なし)は、防塵キャップ19の外側にあり、第1基板17とフレキシブル基板67と結線されている。
【0073】
防塵キャップ19は、周壁19aと底壁19bとから構成され、片面が閉じた円筒体である。防塵キャップ19は、その周壁19a下部に設けられたビス止め穴73aと鏡筒の底面3aのキャップ固定穴25aとによって、上述の撮像素子15及びその駆動機構を内包するように鏡筒の底面3aに固着される。防塵キャップ19の上面19bにはフレキシブル基板67を通すための小開口部74があり、第1基板17と接続されたフレキシブル基板67を防塵キャップ19の外側に存在する第2基板と接続可能にしている。また、小開口部74の密閉性をより向上させるために、小開口部74を密閉する密閉部材(図示なし)が設けられており、具体的には、フレキシブル基板67を折り曲げた状態で、テープなどを用いて小開口部74を閉塞する。
【0074】
以上説明したように、本実施形態にかかる撮像装置によれば、撮像素子15及びその駆動機構全体を覆うように防塵キャップ19が付されるため、鏡筒底面3aと防塵キャップ19とで完全に密閉される。したがって、撮像素子15の表面にゴミが付着することがなく、ゴミ写りの問題を軽減することができる。また、鏡筒底面3aに突状の固定部20によって、撮像ユニットの光軸調整をすることができると共に防塵キャップ19によって光路用開口が密閉されゴミ写りの問題を解消することができる。
【0075】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の撮像装置を用いたデジタルカメラの概略構成図である。
【図2】 本発明の第1実施形態にかかる撮像装置の組立分解斜視図である。
【図3】 図2の撮像装置をI−I断面で切断した断面図である。
【図4】 図2の撮像装置をII−II断面で切断した断面図である。
【図5】 図2の撮像装置をIII−III断面で切断した断面図である。
【図6】 光学ユニットに用いられる撮影レンズの配置構成を示す図である。
【図7】 フレキシブル基板を用いた放熱板の接地構造を示す概略図である。
【図8】 図2の手振れ補正撮像装置の駆動制御回路の電気的構造を示すブロック図である。
【図9】 アクチュエータの駆動原理を説明するための図である。(a)は圧電素子に印加される駆動パルスの波形の例である。(b)はアクチュエータの動きを説明する図である。
【図10】 本発明の第2実施形態の撮像装置の組立分解斜視図である。
【符号の説明】
A 光学ユニット
B 撮像ユニット
1 デジタルカメラ
2 カメラ本体
鏡筒
4 レンズ
10 撮像装置
11 ベース部材
12 第2ステージ
13 第1ステージ
14 PSDホルダ
15 撮像素子
16 放熱板
17 第1基板
18 第2基板
19 防塵キャップ
20 固定部
21 調整スプリング
22 封止材
23 フレーム
24 大穴(光路用開口)
25 PSDホルダ固定穴
44 第2アクチュエータ
59 第1アクチュエータ
62X,62Y PSD
67 フレキシブル基板
86 撮影ユニット側開口

Claims (5)

  1. 1又は複数枚の撮影レンズと該撮影レンズを収納する鏡筒からなる光学ユニット及び、被写体光を撮像する撮像手段と前記被写体光に垂直な平面上で前記撮像手段を任意の方向に移動させる移動手段と前記撮像手段の位置を検出する位置検出手段とを含む手振れ補正機能を有する撮像ユニットとで構成され、前記光学ユニット及び撮影ユニットが光軸調整できるように連結された撮像装置であって、
    記撮像ユニットが、前記撮像手段と前記移動手段と前記位置検出手段とを移動可能に内包する収納手段をさらに備え、前記被写体光を前記撮像手段に透過させるために前記収納手段に設けられた光路用開口を光学的に密閉するように前記収納手段が前記光学ユニットに連結されて、前記撮像手段と前記移動手段と前記位置検出手段とが密閉されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記位置検出手段は光検出器を含み、前記収納手段は光非透過性の部材で構成されていることを特徴とする、請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記光学ユニットは、前記鏡筒の撮像ユニット側開口を覆うように常時固定された撮影レンズを有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記光路用開口及び前記鏡筒の撮像ユニット側開口よりも大きな寸法の内腔を有するリング状の弾性部材を用い、前記弾性部材の内腔に前記光路用開口及び前記鏡筒の撮像ユニット側開口が配置されるように前記光学ユニットと撮像ユニットで前記弾性部材を挟持することによって光路用開口を密閉することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の撮像装置。
  5. 前記収納手段は、少なくとも一部が前記撮像手段から出力された信号を処理するための基板によって構成されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の撮像装置。
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