JP4344760B2 - 固体撮像装置およびそれを備えた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、製造時および使用時に光路上へのゴミの付着を防ぐことのできる固体撮像装置に関するものである。
携帯電話等に使用される撮像用のカメラモジュール(固体撮像装置)は、固体撮像素子(CCD(charge-coupled device)またはCMOS(complementary metal-oxide semiconductor)センサーIC(integrated circuits)),赤外線フィルタ,および端子を有する配線基板と、レンズと、レンズ保持具とが一体となったモジュールである。昨今では、カメラモジュールの小型化に対応するため、固体撮像素子の製造プロセスの微細化が進んでいる。カメラモジュールの小型化が進むと、光路上に存在する微小なゴミ(例えば、25μm以上)によって、画像不良が起こる。画像不良の原因は、光路上のゴミの影が、黒色の点やシミとして撮像画面に写し出されることにある。なお、カメラモジュールにおける光路とは、例えば、固体撮像素子の受光部分(受光面)、または、リッドガラス上などを示す。
このような画像不良の原因となるゴミは、例えば、カメラモジュールの構成部品の入荷時に元々付着していたもの,製造工程中の発塵によって生じたものなどである。ここで、入荷時に付着していたゴミは、微小な樹脂片であることが多い。一方、製造工程中の発塵によって生じたゴミは、金属であることが多い。この金属は、カメラモジュールの製造装置(組立て装置)が磨耗して生じたものである。
このようにして生じたゴミが、光路上に付着していれば、カメラモジュールの製造工程に含まれる出荷検査時に、そのゴミを除去することができる。しかし、光路以外の部分に一時的に付着したゴミは、出荷検査時には検出できないため、良品として出荷されてしまう。このため、出荷後のカメラモジュールの搬送中および運送中に、振動や衝撃が加えられると、一時的に付着したゴミが、光路上に移動して付着してしまう。その結果、出荷先(ユーザ元;例えば、カメラ付携帯電話の販売者)で、画像不良が生じてしまう。
従来は、このような画像不良の対策の1つとして、カメラモジュールの構成部品の納品時に、その部品に既に付着しているゴミのスクリーニングが行われる。そして、ゴミの付着程度によっては、エアブローを用いたゴミの吹き飛ばし、超音波を用いた水洗浄,またはHFE(Hydrofluoroether;ハイドロフルオロエーテル)洗浄が行われる。
一方、製造工程中の発塵によって、カメラモジュールの構成部品に付着するゴミを防ぐために、製造ラインのクリーン度を高める試みがなされている。例えば、外界と遮断されたクリーンルーム内での製造が行われている。
しかし、この場合、設備投資,維持管理,および製造工程メンテナンス(装置クリーニングや磨耗する部品の交換)などが必要になってしまう。すなわち、クリーンルームの設置,空気循環の為の設備(エアカーテン,空気循環,ろ過設備,洗浄設備)などへの投資、および、それらの設備の維持管理に、膨大な費用がかかる。しかも、前述のように、クリーンルーム内でのカメラモジュールの組立て時に、ゴミの混入を防いだとしても、昨今ではカメラモジュールの使用時にも、その内部での発塵の可能性がある。このため、ゴミを除去するには、製造工程のクリーン度を確保するだけでは、充分ではなくなった。
そこで、特許文献1および2には、画像不良となるゴミを、粘着材を用いて固着する固体撮像装置が開示されている。
図17は、特許文献1の固体撮像装置を示す断面図である。この構成では、パッケージ111と固体撮像素子112と封じ用窓ガラス114とによって形成された空間内(パッケージ111の内壁面)に、粘着材115が塗布されている。粘着材115は、その空間内に発生したゴミ113を付着する。
一方、図18は、特許文献2の固体撮像装置の断面図である。この構成では、レンズホルダ216の凹部218の内側および基板202によって区画された空間220内に、帯電フィルム230が設けられている。さらに、帯電フィルム230上には、空間220内に露出するように、粘着材234が設けられている。粘着材234は、帯電フィルム230が静電気の作用により吸引したゴミ232を固着する。
また、特許文献3には、固体撮像素子へのゴミの付着を防止する固体撮像装置が開示されている。図19は、特許文献3の固体撮像装置の断面図である。この固体撮像装置では、鏡胴320と鏡筒取付け枠322との連接用ネジ(内ネジ308および外ネジ324を含む)が、鏡筒取付け枠322の外部に形成される。これにより、鏡胴320と固体撮像素子327との距離を調整して焦点調整する時に、鏡胴320と鏡筒取付け枠322との摩擦により生じたゴミが、固体撮像素子327に付着するのを防止することが可能となっている。
特開昭62−261158号公報(1987年11月13日公開) 特開2006−42230号公報(2006年 2月 9日公開) 特開2007−06502号公報(2007年 1月11日公開)
しかしながら、従来の構成では、ゴミ対策が不十分であるとともに、固体撮像装置を小型化することもできないという問題がある。
具体的には、特許文献1および2の構成では、発生したゴミを粘着材に付着させており、特許文献3の構成では、固体撮像素子へのゴミの付着を防止している。すなわち、特許文献1〜3の構成は、発生したゴミを回収するものである。しかし、ゴミの発生を防止する対策は何ら講じられていない。
また、前述のように、特許文献1の構成では、固体撮像素子112と同じ空間に設けられた粘着材115に、ゴミを付着させる。一方、特許文献2の構成では、粘着材234に加え、帯電フィルム230によって吸引したゴミを、粘着材234に付着させる。
しかし、特許文献1の構成では、固体撮像素子112の延長線上の封じ用窓ガラス114表面に、ゴミが付着してしまう。すなわち、光路中にゴミが付着してしまう。このため、そのゴミによる画像不良が生じてしまう。
また、特許文献2の構成では、帯電フィルム230によって、ゴミを吸引する。しかし、この帯電フィルム230は、光路中にも設けられている。このため、たとえ、光路中に粘着材234を設けなくとも、ゴミは光路中の帯電フィルム230に引き寄せられる。しかも、粘着材234は、レンズユニット212側には設けられていない。これらの結果、光路中の帯電フィルム230の両面にもゴミが付着してしまう。このように、特許文献2の構成でも、光路中にゴミが付着するため、画像不良が生じてしまう。
しかも、特許文献2の構成では、ゴミを吸引するために用いる静電気が、固体撮像素子206の誤作動の原因となるという問題や、金属のゴミなど静電気では吸引できないゴミもあるという問題もある。
一方、特許文献3の構成では、特許文献1および2のような、粘着材や静電気を利用せず、鏡筒取付け枠322の外部にゴミが発生するため、固体撮像素子327にはゴミが付着しない。しかし、鏡胴320と鏡筒取付け枠322との連接用ネジを、鏡筒取付け枠322の外部に設ける必要がある。このため、鏡筒取付け枠322の外周面に凸台325を延設する必要がある上、鏡胴320にも内面に内ネジ308を備えた第2胴部304を設ける必要がある。このため、特許文献3の固体撮像装置は、大型化してしまう。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製造時および使用時のゴミの発生を防止しつつ、小型の固体撮像装置を提供することにある。
本発明の固体撮像装置は、上記の課題を解決するために、被写体像を形成する光学構造体と、光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、光学構造体を内部に保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部とを備えた固体撮像装置において、
光学構造体と保持部との間に、互いの接触による衝撃を緩和する緩衝部材が、光学構造体の光路を避けて配置されており、緩衝部材が、非金属からなることを特徴としている。
上記の構成によれば、光学構造体と保持体との間に配置された緩衝部材が、非金属から構成される。これにより、緩衝部材が、光学構造体を削って発塵することはない。従って、製造時および使用時のゴミの発生を防止することができる。しかも、上記の構成によれば、保持部の内部に光学構造体が保持されるため、固体撮像装置が大型化することもない。従って、製造時および使用時のゴミの発生を防止しつつ、小型の固体撮像装置を実現することが可能となる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材は、光学構造体との接触面が、フッ素樹脂によりコーティングされていることが好ましい。
上記の構成によれば、緩衝部材の光学構造体との接触面が、耐久性および潤滑性に優れたフッ素樹脂によりコーティングされている。従って、製造時および使用時のゴミの発生を、より確実に防止することができる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材は、光学構造体との接触面の一部が除去された第1除去部を有することが好ましい。
上記の構成によれば、緩衝部材の光学構造体との接触面が、一部除去されているため、緩衝部材は、光学構造体と部分的に接触(部分接触)することになる。これにより、緩衝部材が第1除去部を有さない構成(すなわち光学構造体と全面的に接触する構成)よりも、光学構造体との接触面積が小さくなる。従って、緩衝部材と光学構造体との摩擦を減らし、製造時および使用時のゴミの発生を、より確実に防止することができる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材に、グリースが塗布されていることが好ましい。
上記の構成によれば、緩衝部材にグリースが塗布されているため、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、そのゴミをグリースに吸着させることができる。つまり、上記の構成では、ゴミの発生を防止するだけでなく、発生したゴミをグリースによって捕捉することができる。従って、ゴミによる画像不良を、長期的に防止(または軽減)することができる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材の側面に、複数の穴が形成されており、その穴にグリースが注入されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、緩衝部材の側面に形成された穴に、グリースが充填されている。これにより、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、そのゴミをグリースに吸着させることができる。さらに、吸着したゴミを穴の中に保持することもできる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材は、側面の周囲が除去された第2除去部を有しており、第2除去部に、グリースが注入されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、緩衝部材の側面の周囲に形成された第2除去部に、グリースが注入されている。これにより、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、そのゴミをグリースに吸着させることができる。さらに、吸着したゴミを第2除去部に保持することもできる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材は、光学構造体から離れるにしたがって、光学構造体との接触面に対して平行な断面が小さくなっており、上記緩衝部材の側面に、グリースが塗布されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、緩衝部材は、光学構造体から離れるにしたがって、光学構造体との接触面に対して平行な断面が、小さくなっている。言い換えれば、緩衝部材の形状は、逆円錐台状(テーパ状)である。つまり、緩衝部材は、ゴミのたまりやすい下方(保持部側)が細くなっている。そして、緩衝部材の側面には、グリースが塗布されている。これにより、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、特にゴミのたまりやすい緩衝部材の下方にて、そのゴミをグリースに吸着させることができる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材の裏面に、周縁部から中心に向かって、複数の溝が形成されており、その溝にグリースが塗布されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、緩衝部材の裏面に放射状に形成された複数の溝に、グリースが注入されている。これにより、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、特にゴミのたまりやすい緩衝部材の裏面にて、そのゴミをグリースに吸着させることができる。さらに、吸着したゴミを溝に保持することもできる。
本発明の固体撮像装置では、上記緩衝部材は、保持部との接触面の一部が除去された第3除去部を有しており、第3除去部にグリースが注入されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、緩衝部材が第3除去部を有するため、緩衝部材における保持部との接触面(緩衝部材の裏面)が、一部除去された構成となる。これにより、緩衝部材と保持部とが、互いに接触状態および非接触状態を繰り返すうちに、グリースが塗布された部分にゴミが移動するため、グリースにゴミを吸着させて捕捉することができる。
本発明の固体撮像装置は、オートフォーカス機能、ズーム機能、およびマクロ機能の少なくともいずれか1つの機能を有することが好ましい。
上記の構成によれば、光学構造体からゴミが発生しやすいオートフォーカス機能、ズーム機能、およびマクロ機能を有している。これにより、各機能を実行するときにゴミが生じたとしても、そのゴミをグリースにより吸着することができる。
本発明の固体撮像装置は、以上のように、光学構造体と保持部との間に、互いの接触による衝撃を緩和するための緩衝部材が、光学構造体の光路を避けて配置されるとともに、非金属から構成されている。それゆえ、製造時および使用時のゴミの発生を防止しつつ、小型の固体撮像装置を実現することが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の一形態について、図1〜図16に基づいて説明する。
本発明の固体撮像装置は、光学構造体と保持部との間に設けられた非金属製の緩衝部材を備えることにより、製造時および使用時のゴミの発生を防止しつつ、小型の固体撮像装置を実現するものである。
本発明の固体撮像装置は、カメラ付き携帯電話,ディジタルスチルカメラ,セキュリティカメラなどの撮影可能な電子機器に好適である。本実施形態では、カメラ付き携帯電話機に適用されるカメラモジュール(固体撮像装置)について説明する。
図2は、本実施形態のカメラモジュールの外観を示す斜視図である。図2に示すように、カメラモジュール1は、配線基板2,光学構造体3,レンズホルダ4,およびレバー5を備え、これらが一体となった構成である。すなわち、配線基板2上に、撮像のための光学構造体3を保持するレンズホルダ4が形成されており、レンズホルダ4上に撮影モードを切替えるレバー5が形成されている。レバー5の中央部には開口部が形成されており、光学構造体3は、その開口部から露出している。なお、以下の説明では便宜上、光学構造体3側を表側(上側),配線基板2側を裏側(下側)と表現する。
ここで、カメラモジュール1の各部の構成について、図1を用いてより詳細に説明する。図1は、図2のカメラモジュール1のA−A矢視断面図である。
配線基板2は、図示しないパターニングされた配線を有する基板である。配線基板2の中央部には、固体撮像素子21が搭載されている。配線基板2と固体撮像素子21とは、ボンディングワイヤ22によって、電気的に接続されており、互いに電気信号の送受が可能となっている。
固体撮像素子21は、光学構造体3が形成する被写体像を電気信号に変換するものである。つまり、光学構造体3から入射された入射光を光電変換するセンサーデバイスである。固体撮像素子21の表面(上面)には、複数の画素がマトリクス状に配置された受光面(図示せず)が形成されている。そして、受光面に結像された光学像を電気信号に変換して、アナログの画像信号として出力する。固体撮像素子21は、例えば、CCDまたはCMOSセンサーICである。
固体撮像素子21上には、接着部23を介して、透光性蓋部24が配置されている。透光性蓋部24は、固体撮像素子21の表面に複数の受光素子が配列された有効画素領域を少なくとも覆うように、固体撮像素子21と対向して配置されている。透光性蓋部24は、例えばガラスなどの透光性材料からなるものである。なお、透光性蓋部24は、接着部23を介して、固体撮像素子21上に配置されるため、固体撮像素子21(有効画素領域)と透光性蓋部24とは、互いに接触しない。また、透光性蓋部24のサイズは、固体撮像素子21よりも小さい。このように、透光性蓋部24は、固体撮像素子21の有効画素領域を覆うように配置されているため、有効画素領域を外部から保護することが可能となる。すなわち、有効画素領域を外部の湿気、ダスト(ゴミ、切り屑)等から保護することが可能となる。また、透光性蓋部24には、IRカットコーティング処理が施されているため、透光性蓋部24は、外部からの赤外線を遮断する機能を有する。
なお、配線基板2上には、図示しない、光軸を調整するためのDSP(digital signal processor),プログラムに従って各種演算処理を行うCPU,そのプログラムを格納するROM,各処理過程のデータ等を格納するRAMなどの電子部品も備えている。これらによって、カメラモジュール1全体が制御される。
光学構造体3は、被写体像を形成する撮影光学系である。つまり、光学構造体3は、被写体からの光を、固体撮像素子21に結像するための光学系である。光学構造体3は、中央にレンズ31を保持したレンズ部32,レンズ部32を保持するレンズバレル(鏡筒)33,レバー5の操作時の光学構造体3とレンズホルダ4との衝撃を緩和する緩衝部材34から構成される。レンズ31の光軸は、レンズバレル33の中心軸と一致している。なお、本実施形態では、レンズ部32およびレンズバレル33は、いずれも樹脂製である。
緩衝部材34は、非金属製の部材であり、光学構造体3とレンズホルダ4との間に、光学構造体3の光路を遮断しないように配置されている。緩衝部材34は、レンズホルダ4の内側面が中心へ突出した部分に保持されている。また、緩衝部材34は、緩衝部材34の外側面と、レンズホルダ4との間に間隔を空けて配置されている。緩衝部材34の詳細については後述する。
レンズホルダ4は、樹脂製の筒状部材であり、上部に光学構造体3を保持するとともに、下部に固体撮像素子21を収容(封止)する空間Sを有する。
このようなカメラモジュール1による撮像は、レンズ31および透光性蓋部24を透過した入射光を、固体撮像素子21が取り込むことによって行われる。
ここで、前述のように、特許文献1〜3には、固体撮像装置の使用中に発生したゴミを回収する構成が開示されている。しかし、ゴミの発生を防止する対策については、一切開示されていない。本発明者等は、固体撮像装置の使用中に発生するゴミの原因を検討した結果、テンションリングに問題があることを明らかにした。図14は、テンションリングを備えた従来の固体撮像装置400の断面図である。図15は、テンションリングの構成を示す図であり、図16は、テンションリングとレンズバレルとの接触状態を示す図(図14における破線部の拡大図)である。図14のように、固体撮像装置400では、本実施形態の緩衝部材34に替わる部材として、金属製のテンションリング434を備えている。テンションリングは、図15のように開口を有する金属製の部材である。図16のように、レンズバレル433により下方の圧力がかかると、その圧力により、テンションリング434が外側に向かって延びる。本発明者等は、このときに、金属製のテンションリング434がレンズバレル433との接触面を削って、ゴミDを発生させていることを突き止めた。
そこで、本実施形態のカメラモジュール1では、緩衝部材34を非金属から構成している。図6は、緩衝部材34の斜視図である。本実施形態では、緩衝部材34は、光学構造体3と接触する第1部材35と、レンズホルダ4と接触しレンズホルダ4に保持される第2部材36とから構成されている。緩衝部材34(第1部材35および第2部材36)の中央部には、開口が形成されており、光学構造体3から固体撮像素子21までの光路は確保されている。なお、緩衝部材34は、光学構造体3から固体撮像素子21までの光路が確保されていれば、開口を有さない構成でもよい。例えば、緩衝部材34が透光性材料から形成されている場合も、光路は確保される。第1部材35と第2部材36とは単一の部材であってもよいし、それぞれ独立した部材を組合わせたものであってもよい。
図7は、第1部材35の構成を示す図である。本実施形態のカメラモジュール1のように、緩衝部材34が第1部材35と第2部材36とから構成されている場合、少なくとも第1部材35が非金属製であればよい。
このように、光学構造体3とレンズホルダ4との間に配置された緩衝部材34が、非金属から構成されていると、緩衝部材34が、光学構造体3(レンズバレル33)を削って発塵することはない。従って、製造時および使用時のゴミの発生を防止することができる。
一方、図8は、別の第1部材35aを示す図である。図8の第1部材35aは、光学構造体3との接触面の一部が除去された溝(第1除去部)37を有している。つまり、溝37は、第1部材35aの開口と同心円状であり、第1部材35aにおける光学構造体3との接触面が、一部除去されている。このため、第1部材35aは、光学構造体3と部分的に接触(部分接触)することになる。これにより、図7のように溝37を有さない構成(すなわち光学構造体3と全面的に接触する構成)よりも、光学構造体3との接触面積が小さくなる。従って、緩衝部材34と光学構造体3との摩擦を減らし、製造時および使用時のゴミの発生を、より確実に防止することができる。
カメラモジュール1では、レバー5の回転に連動して、光学構造体3が上下に移動する。このとき、緩衝部材34(特に緩衝部材34における光学構造体3との接触面)に圧力がかかる。このため、緩衝部材34を構成する材料は、弾性力を有するゴム、樹脂、エラストマであることが好ましい。これにより、緩衝部材の弾性力によって、効率よく衝撃を緩和することができる。なお、緩衝部材34の具体例は、ワッシャである。
また、緩衝部材34は、光学構造体3との接触面(つまり第1部材35・35aの表面)が、フッ素樹脂によりコーティングされていることが好ましい。「フッ素樹脂」は、フッ素を含むオレフィンの重合により得られる合成樹脂である。例えば、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))、ポリクロロトリフルオロエチレン等を挙げることができる。ポリテトラフルオロエチレンは、フッ素樹脂の中でも、特に、耐久性および潤滑性に優れており、化学薬品に対しても極めて安定である。一方、ポリクロロトリフルオロエチレンは、加工しやすいという利点がある。
なお、フッ素樹脂コーティングされた緩衝部材34には、非金属製の緩衝部材34にフッ素樹脂を塗布してコーティングしたもの、非金属製の緩衝部材34にフッ素樹脂の成型体を被せたものであってもよい。
ところで、本実施形態では、カメラモジュール1が、マクロ機能を有しており、通常撮影モードと、接写モードとの切替が可能である。各モードの切替えは、レバー5の操作によって、レンズ部32を昇降させることにより行う。レバー5は、カメラ付き携帯電話機の外部に出ており、撮影者がレバー5を操作できるようになっている。例えば、レバー5を左に倒すと通常撮影モードの焦点距離に調整され、右に倒すと接写モードの焦点距離に調整される。
図3〜図5は、カメラモジュール1のマクロ機能を説明する断面図であり、光学構造体3の状態が示される。図3は通常撮影モード時,図4は通常撮影モードと接写モードとの切替え途中,図5は接写モード時を示している。
図3〜図5に示されるように、レンズ部32およびレンズバレル33は可動式であり、レバー5の操作によりモードを切替えると、レンズ部32およびレンズバレル33が移動する。これにより、各モードの焦点距離にレンズ31の位置が変わる。各モードの焦点距離は、各モードでのピントが合うように予め設定されている。なお、焦点距離とは、固体撮像素子21の撮像面から、レンズ31の中心までの距離を示す。このように、図2〜図4の状態が繰り返されることによって、各モードが切替えられる。
なお、レンズホルダ4とレンズバレル33との接触部、および、レンズ部32とレンズバレル33との接触部は、それぞれ互いに係合するネジ構造を有しており、レバー5の操作により各部がスムーズに移動するようになっている。
ここで、モードの切替え時、例えば、図3の状態から図4の状態への移行時には、図4の破線部に示すように、レンズ部32とレンズバレル33との摩擦部分がでてくる。同様に、図4の状態から図5の状態への移行時には、レンズバレル33とレンズホルダ4との摩擦部分(破線部)がでてくる。このため、カメラモジュール1の使用とともに、摩擦部分から発塵しゴミDが発生してしまう。
しかも、カメラモジュール1では、摩擦部分から生じるゴミに加えて、元々カメラモジュール1内に付着したゴミもある。すなわち、製造工程中に、カメラモジュール1内に混入し、出荷検査時に検出されなかったゴミもある。このため、カメラモジュール1に振動や衝撃が加わると、そのゴミが、カメラモジュール1内を移動してしまう。
このように、カメラモジュール1には、使用中に摩擦部分から生じるゴミ(使用時のゴミ)と、製造工程中に混入したゴミ(製造時のゴミ)とが生じる可能性がある。このようなゴミが光路中に付着すると、付着したゴミの影が、黒色の点やシミとして撮像画面に写し出されてしまう。つまり、光路中に付着したゴミは、画像不良の原因となる。
そこで、本実施形態のカメラモジュール1では、緩衝部材34に、グリースが塗布されていることが好ましい。緩衝部材34にグリースが塗布されていると、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、そのゴミをグリースに吸着させることができる。つまり、緩衝部材34を非金属製としてゴミの発生を防止するだけでなく、発生したゴミをグリースによって捕捉することができる。従って、ゴミによる画像不良を、長期的に防止(または軽減)することができる。
グリースが塗布された緩衝部材34の構成(形状)は、特に限定されるものではないが、例えば、図9〜図13のようにすることができる。図9〜図13は、図6における第2部材36にグリースが塗布された緩衝部材34の構成を示す図である。各図において、上段が斜視図であり、下段が側面図である。
図9は、第2部材36aの側面に、複数の穴38が形成されており、その穴にグリースGが注入されている構成である。この構成によれば、緩衝部材34(第2部材36a)の側面に形成された穴38に、グリースGが充填されている。これにより、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、そのゴミをグリースGに吸着させることができる。さらに、吸着したゴミを穴38の中に保持することもできる。
図10は、第2部材36bの側面の周囲が除去された環状の溝39(第2除去部)を有しており、溝39に、グリースGが注入されている構成である。この構成によれば、緩衝部材34(第2部材36b)の側面の周囲に形成された溝39に、グリースGが注入されているため、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、そのゴミをグリースGに吸着させることができる。さらに、吸着したゴミを溝39に保持することもできる。
図11は、第2部材36cが、光学構造体3から離れるにしたがって、光学構造体3との接触面に対して平行な断面が小さくなっており、第2部材36cの側面に、グリースGが塗布されている構成である。この構成によれば、緩衝部材34(第2部材36c)の形状は、逆円錐台状(テーパ状)である。つまり、緩衝部材34(第2部材36c)は、ゴミのたまりやすい下方(保持部側)が細くなっている。そして、緩衝部材34(第2部材36c)の側面には、グリースGが塗布されている。これにより、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、特にゴミのたまりやすい緩衝部材34(第2部材36c)の下方にて、そのゴミをグリースGに吸着させることができる。また、この構成では、第2部材36cの側面のテーパ部分全域にグリースGが塗布されているため、ゴミの吸着力を高めることができる。
図12は、第2部材36dの裏面に、周縁部から中心(開口)に向かって、複数の溝41が形成されており、その溝41にグリースが塗布されている構成である。この構成では、緩衝部材34(第2部材36d)の裏面に放射状に形成された複数の溝41に、グリースGが注入されている。これにより、製造時および使用時にゴミが発生したとしても、特にゴミのたまりやすい緩衝部材34(第2部材36d)の裏面にて、そのゴミをグリースGに吸着させることができる。さらに、吸着したゴミを溝に保持することもできる。
図13は、第2部材36eの裏面に、レンズホルダ4の接触面4aとの接触部の一部が除去された溝(第3除去部)42を有しており、溝42にグリースが注入されている構成である。言い換えれば、第2部材36eは、図8の第1部材35aを逆向きにしたのと同様の構成である。すなわち、第2部材36eの裏面に形成された溝42は、第2部材36eの開口と同心円状となっている。これにより、例えば、レバー5の操作により、緩衝部材34が、接触面4aとの接触(圧縮)状態(図1または図3)と、非接触(開放)状態(図4または図5)とを繰り返すうちに、グリースGの塗布部分に、ゴミが移動する。従って、グリースGにゴミを捕捉することができる。
なお、グリースGは、半固体状または液体に近い、油脂の一種であり、例えば、半固体状(または固体に近い状態)、または、ペースト状の潤滑剤から構成することができる。グリースGは、例えば、二硫化モリブデン系潤滑剤,白色系潤滑剤,シリコーン系潤滑剤,パーフルオロポリエーテル系潤滑剤などを用いることができる。また、グリースGは、鉱油を主成分とする鉱油系グリース,ポリαオレフィン油を主成分とするポリαオレフィン系グリース,シリコーンオイルを主成分とするシリコーン系グリース,フルオロシリコーン系グリース,パーフルオロポリエーテルを主成分とするパーフルオロポリエーテル系グリースなどを用いることができる。これらのグリースGは、単独または2種以上を混合して用いることができる。また、グリースGは、例えば、リチウム石鹸,カルシウム石鹸,ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)など、グリース用の添加物を含むものであってもよい。グリースGは、にじみ出しの少ないものであることが好ましい。グリースGとしては、例えば、東レ・ダウコーニング株式会社製のモリコート(商品名)EMD−D110を用いることが好ましい。
グリースGの塗布量は、ゴミDを付着させることができる程度であればよく、特に限定されるものではない。また、グリースGの塗布量は、グリースGの特性に応じて設定すればよい。また、ゴミDが発生しやすい部分には、グリースGを多めに塗布すればよい。
以上のように、本実施形態のカメラモジュール1では、緩衝部材34が非金属からなるものであるため、製造時および使用時のゴミの発生を防止することができる。しかも、レンズホルダ4の内部に光学構造体3が保持されるため、特許文献3の構成のように、カメラモジュール1が大型化することもない。従って、カメラモジュール1によれば、製造時および使用時のゴミの発生を防止しつつ、小型のカメラモジュール1を実現することが可能となる。
なお、グリースGを用いると、以下のような効果もある。
(a)グリースGは、ゴミDを付着させるだけではなく、グリースGの塗布前に塗布位置に付着しているゴミをコーティングすること(塗りこむこと)ができる。
(b)グリースGは、流動性を有するため、塗布位置に浸透させやすい。
(c)グリースGは、特性(例えば、耐熱性,耐候性などの物性)の劣化が少ない。
(d)無毒である。
(e)グリースGの組成を変えることによって、容易にグリースの特性を変更すること(例えば、粘度調整)が可能である。
(f)メンテナンスが不要である。
また、グリースに替えて、熱硬化性樹脂,光硬化性樹脂,粘着テープなどの粘着材を用いても、同様の効果が得られる。
なお、カメラモジュール1は、例えば、別々に製造された、固体撮像素子21を有する配線基板2と、光学構造体3を保持したレンズホルダ4とを組み合わせることにより製造することができる。なお、緩衝部材34へのグリースGの塗布は、例えば、ディスペンサ方式を適用して実現することができる。カメラモジュール1では緩衝部材34を非金属製とする以外は、公知のカメラモジュールの製造方法(例えば、特開2002−062462号公報)を適用できるため、ここでは説明を省略する。
なお、本実施形態では、マクロ機能を有するカメラモジュール1について説明したが、オートフォーカス(AF)機能,ズーム機能など、焦点調整機能を有するカメラモジュールにも適用可能である。これらの機能を実行すると光学構造体3からゴミが発生しやすい。しかし、各機能を実行するときにゴミが生じたとしても、そのゴミをグリースGにより吸着することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の固体撮像装置は、非金属から構成された緩衝部材によって、製造時および使用時のゴミの発生を防止しつつ、小型化が可能となる。従って、本発明の固体撮像装置は、カメラ付携帯電話,ディジタルスチルカメラ,セキュリティカメラ等に好適に利用することができる。そして、固体撮像装置の使用時(操作時または持ち歩きした時)および製造時のゴミの発生を防止(低減)するとともに、たとえゴミが発生したとしてもそのゴミをグリースに付着させて捕捉することができる。従って、固体撮像素子へのゴミの付着を防止することができるため、品質向上と大幅な歩留まり向上によるコストダウンとを図ることが可能である。
本発明のカメラモジュールの断面図である。 図1のカメラモジュールの斜視図である。 図1のカメラモジュールにおける、通常撮影モード時の光学構造体を示す断面図である。 図1のカメラモジュールにおける、通常撮影モードと接写モードとの切替え途中の光学構造体を示す断面図である。 図1のカメラモジュールにおける、接写モード時の光学構造体を示す断面図である。 本発明のカメラモジュールにおける緩衝部材の斜視図である。 図6の緩衝部材における第1部材の構成を示す図である。 図6の緩衝部材における別の第1部材の構成を示す図である。 図6の緩衝部材における第2部材の構成を示す図である。 図6の緩衝部材における別の第2部材の構成を示す図である。 図6の緩衝部材における別の第2部材の構成を示す図である。 図6の緩衝部材における別の第2部材の構成を示す図である。 図6の緩衝部材における別の第2部材の構成を示す図である。 テンションリングを備えた従来のカメラモジュールの断面図である。 図14のカメラモジュールにおけるテンションリングの構成を示す図である。 図14のカメラモジュールにおけるテンションリングとレンズバレルとの接触状態を示す図である。 特許文献1に記載の固体撮像装置の断面図である。 特許文献2に記載の固体撮像装置の断面図である。 特許文献3に記載の固体撮像装置の断面図である。
符号の説明
1 カメラモジュール(固体撮像装置)
2 配線基板
3 光学構造体
4 レンズホルダ(保持部)
5 レバー
6 透光性蓋部
31 レンズ
32 レンズ部
33 レンズバレル
34 緩衝部材
35 第1部材(緩衝部材)
36 第2部材(緩衝部材)
37 溝(第1除去部)
38 穴
39 溝(第2除去部)
41 溝
42 溝(第3除去部)
D ゴミ
G グリース
S 空間

Claims (10)

  1. 被写体像を形成する光学構造体と、
    光学構造体によって形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、
    光学構造体を内部に保持するとともに、固体撮像素子を内部に収容する保持部とを備えた固体撮像装置において、
    光学構造体と保持部との間に、互いの接触による衝撃を緩和する緩衝部材が、光学構造体の光路を避けて配置されており、
    光学構造体が、光軸方向に昇降するようになっており、
    緩衝部材が、非金属からなり、
    上記緩衝部材に、グリースが塗布されていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 上記緩衝部材は、光学構造体との接触面が、フッ素樹脂によりコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 上記緩衝部材は、光学構造体との接触面の一部が除去された第1除去部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 上記緩衝部材の側面に、複数の穴が形成されており、
    その穴にグリースが注入されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 上記緩衝部材は、側面の周囲が除去された第2除去部を有しており、
    第2除去部に、グリースが注入されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 上記緩衝部材は、光学構造体から離れるにしたがって、光学構造体との接触面に対して平行な断面が小さくなっており、
    上記緩衝部材の側面に、グリースが塗布されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 上記緩衝部材の裏面に、周縁部から中心に向かって、複数の溝が形成されており、
    その溝にグリースが注入されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 上記緩衝部材は、保持部との接触面の一部が除去された第3除去部を有しており、
    第3除去部に、グリースが注入されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  9. オートフォーカス機能、ズーム機能、およびマクロ機能の少なくとも1つの機能を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の固体撮像装置を備えた電子機器。
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