JP4060109B2 - 乗客コンベア装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエスカレーターや移動歩道などの乗客コンベアに関し、とくにお年寄や小児、目の不自由な人などが安全に乗降できるようにする案内装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
乗客コンベアはある距離の間の階段や歩道をコンベアにして、連続運転により乗客を運ぶ装置であり、乗客は固定床から動く踏み台(段)へ、さらに動く踏み台から固定床に乗降することを強いられ、乗り込みや降りるときにタイミングを失すると、固定床と踏み台の境界につまづいたり、転倒するという危険がある。
【0003】
このため、停止床に近い踏み台や手すりに、境界に接近していることを知らせる発光装置を設置したり、手すりに振動装置を取付けて、注意を喚起することが行われている。
【0004】
発光装置を備えるものでは乗降板に複数の発光体を設け、踏み台の移動速度に合わせて進行方向に順次点灯する。また、振動による刺激で利用者の乗降を支援する装置では、乗客コンベアの乗降部近傍の手すり部分を振動させたり、変形などさせ、また踏み台のレールに凹凸をつけて踏み台自体を振動させて利用者の乗降の案内としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの案内装置は注意を喚起るだけに止まり、利用者各人の踏み出すタイミングを教えてくれるものではない。また音声による案内では、踏み台に連続して利用者が乗っている場合、利用者個々に対して適切なタイミングで通知することが難しいため、降り口が接近していることしか認知させられず、利用支援としては同様に不十分である。
【0006】
このためにお年寄や目の不自由な人などは、付き添いを必要とし、エスカレーターの利用を躊躇することになり、行動範囲を狭めてしまう。
【0007】
したがって、本発明はハンディキャップをもつ人を含めて安全に乗客コンベアを利用できる案内装置を備えたコンベア装置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、乗り口乗降板と降り口乗降板間の移動路に沿って移動可能にされ連結された複数の踏み台と、
前記踏み台を移動させる駆動装置と、
前記移動路の両側に設けられ前記移動路よりも長く設定され前記乗り口乗降板び降り口乗降板に延びる手すりフレームと、
前記手すりフレームに設けられ前記踏み台の移動に同期して移動する手すりベルトと、
前記降り口乗降板端を含む鉛直面よりも前記踏み台の移動方向手前にあって、該移動方向に互いに間隔をあけて配置され、前記踏み台、踏み台下および手すりフレームの少なくとも1つに設けられた前記乗降板への乗移りタイミングを設定する2個の第1の感覚認識発生手段と、
前記第1の感覚認識発生手段よりも前記乗降板側にあって、前記踏み台、踏み台下および手すりの少なくとも1つに設けられた前記乗降板への乗移り開始を設定する第2の感覚認識発生手段と
を具備し
前記乗り口または降り口乗降板端を含む鉛直面と前記第2の感覚認識発生手段との距離をMとし、前記第1の感覚認識発生手段同士および前記第1の感覚認識発生手段と前記第2の感覚認識発生手段との距離をLとすると、
M>L
であり、かつ、
前記移動路は、前記乗り口乗降板及び前記降り口乗降板に隣接する各水平部と、これらの水平部の間に接続された傾斜部と、前記水平部および傾斜部が接続される傾斜変更部とを有し、この傾斜変更部が前記第1の感覚認識発生手段同士または前記第1の感覚認識発生手段と前記第2の感覚認識発生手段とによってはさまれる位置にある乗客コンベア装置にある。
【0011】
さらに、前記第1および第2の感覚認識発生手段が前記踏み台または前記手すりフレームに設けられた振動発生装置である乗客コンベア装置にある。
【0012】
さらに、前記第1および第2の振動発生装置の振動の強さが異なることを特徴とする乗客コンベア装置にある。
【0013】
さらに、踏み台内部に振動発生装置が設けられ、利用者が乗っている場合にのみ、踏み台が乗降板に接近してから到達する間での間、一定時間の振動が複数回、一定の間隔で発生することを特徴とする乗客コンベア装置にある。
【0014】
さらに、前記第1および第2の感覚認識発生手段が発光装置である乗客コンベア装置にある。
【0015】
さらに、前記第1および第2の感覚認識発生手段がそれぞれ異なる複数色の発光装置を有し、進行方向の前後に隣接する乗客ごとに発光色を異ならしめる乗客コンベア装置にある。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1および図2により本実施形態を説明する。本実施形態は一般のエスカレーターに適用されたもので、異なる階の床間に移動階段として設置される。各踏み台(段)1は前軸2と後軸3を有し、各軸はさらに前輪4と後輪5を備える。前輪4と後輪5は前輪用ガイドレール6と後輪用ガイドレール7に案内され、滑らかに各レール上を移動する。各踏み台1は前軸2の両端部分で無端状チェーン8によって連結される。チェーン8はドライブギア9に噛合しており、このドライブギア9を、駆動チェーン10を介しモーター11の出力軸12に係合することによって駆動する。これにより踏み台1はモーター11の出力軸12の回転運動によってガイドレール6およびガイドレール7に沿って上り運転時には下階の乗降板60の端(コーム部)62から迫り出し、上階の乗降板61の端(コーム部)21に潜入する無限軌道状の動作を行う。踏み台の下降運転時はこれが逆転する。
【0017】
ドライブギア9の軸上に設けられたギア13はチェーン14と係合し、手すりベルト駆動用ローラー15を回転させる。すなわち踏み台1が移動する移動路の両側に手すりフレーム17が配置され、手すりフレーム上面を手すりベルト16が走行する。手すりベルト16は無端状態で設けられて、踏み台1の移動方向に同期して同一方向に運動する。
【0018】
手すりフレーム17は踏み台1の移動距離よりも長く形成されて、上下階の乗降板60、61側に延長されて、利用者が乗降の前後で手すりにつかまることにより、利用者の固定床から移動段に、またその逆の乗降動作を支援する。
【0019】
図2(a)は上り運転時の降り口付近で、両側の手すりフレーム17におけるそれぞれその手すりベルト16の走行面の下側に3個の振動装置18、19、20を組込んでいる。これらの振動装置は、降り口乗降板61の端21を含む鉛直面Pに遠い方から乗降板端21にかけて、すなわち移動方向手前から第1振動装置18、第2振動装置19、第3振動装置20が配置される。第1振動装置18および第2振動装置19がタイミング設定手段となり、第3振動装置20が乗移り開始設定手段になる。
【0020】
各振動装置18〜20の設置間隔を共通のLとし、降り口に最も近い第3の振動装置20と降り口の乗降板61端21であるコーム部との水平距離をMとすると、MとLの間の関係をM<Lとする。
【0021】
振動装置18〜20の手すりフレーム17への組み込み部分の断面は図2(b)に示す。偏芯おもり27を出力軸22に取り付けたモーター23は、制御装置50から供給される電力によって常時回転する。モーター23はべース24に固定され、このべース24はさらにバネ25によって手すりフレーム17に支持される。モーター23の回転は偏芯おもり27によって振動運動となり、これがべース24を介して手すりを断面C字状に囲んで移動する手すりベルト16に伝わる。この振動運動はバネ25の部分で吸収されるため、フレーム17側には伝わらない。
【0022】
手すりベルト16を掴んでいる利用者26が降り口に接近すると、振動装置18〜20上を手すりベルト16が通過する際、手に3回の断続的な振動を感じる。利用者26が立つ踏み台1と手すりベルト16は同じ速度Vで同期して移動し、なおかつ振動装置18〜20は等間隔Lで設置されているため、利用者26は身体の移動速度に同調した一定間隔の時間L/Vで手すりベルト16を掴む自分の手に振動を感じる。
【0023】
利用者26は第3の振動装置20により「イチ!ニ!サン!」とタイミングを合わせ、「サン!」の次に同じ間隔(L/V)後に脚を上げ、さらに同間隔(L/V)後、脚を下ろして接地する。この「イチ!ニ!サン!脚上げ!接地!」の各々等間隔なテンポを感覚的に把握することにより、まごつくことなく円滑に降りだす動作をとることができる。また踏み台の標準的な移動速度は50cm/秒前後であることから、M=2L+αの関係においてα=10cm〜20cm程度にしておけば、上げた脚を下ろす前にコーム部が後足に接触することなく確実に最初の一歩を踏み出すことができる。
【0024】
この振動装置18〜20の個数を2個以上のK個としてタイミング間隔設定用と乗移り開始用とし、その設置間隔Lおよびコーム21との水平距離Mが標準規格として統一されれば、利用者はどの乗用コンベアにおいても乗り口または降り口での初めの一歩を踏み込むタイミングを体で習得でき、ハンディキャップを持つ利用者でも安全で確実な利用ができる。また振動装置18〜20が片側2個以上の複数個で構成されていることにより、1回きりの刺激で慌てたりすることもなく、さらに「イチ!ニ!サン!ハイ!」のように、利用者が自分なりのタイミングの取り方を容易に習得することできる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態と構成は同じであるが、本実施形態は振動装置18〜20の各々が発生させる振動の強さを、これらを駆動する制御装置50の出力をそれぞれ変化させて独立して任意に変更できるようにさせたものである。
【0025】
利用者26が手すりベルト16を介して振動装置18〜20の発する振動を感じ取るが、個々の振動装置18〜20が発する振動の強さは固定ではなく、設定により任意に調節できる。3個の振動装置のうち、利用者が移動する間、まず感受する第1振動装置18と次に感受する第2振動装置19は乗降のタイミング間隔を設定するものであり、最終の第3振動装置20は乗移り開始を設定する振動装置であるから、振動装置18、19を弱く、振動装置20を強く振動させて、利用者が乗移りのタイミング間隔と、乗移り開始時期の合図をより的確に把握することが可能になる。すなわち弱、弱、強というリズムとL/Vのテンポにより最適な乗移りタイミングを設定することができる。
【0026】
また、乗り口側に振動装置51、52を設けることができ、これらの振動装置に対しても、振動を付与する制御装置53が発生させる振動の強さをそれぞれ独立して任意に変更できるように調節することができる。振動装置51、52は乗降板60側に延長された手すり部分に乗降板端62であるコーム部の鉛直面から移動方向手前に離して配置することは言うまでもない。
【0027】
また、振動の強弱を任意に設定できることにより、利用者が冬季に手袋などを着用している場合でも、確実に振動を伝達することができる。また振動装置18〜20において、降り口に近いものほど順に強い振動になるよう設定すれば、利用者に対し、次第に降り口が近づいているという状況を伝えることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は感覚認識発生装置として発光装置を利用する。図3(a)、(b)は上り運転時におけるエスカレーターの降り口付近を示すものである。降り口付近の両手すりフレーム17には片側あたり3個の発光体28〜30が等間隔Lで組み込まれている。各発光体28〜30の設置間隔をLとし、降り口に最も近い発光体30と乗降板61端21のコーム部またはその鉛直面との水平距離をMとするとすると、MとLの間の関係はM<Lとする。
【0028】
各発光体28〜30は図3(c)のように、青(色1)・緑(色2)・橙(色3)・赤(色4)の4色からなるLED31〜34を複数個、分布配列した構成となっており、各色のグループごとに独立した点灯が可能となるよう接続されている。また、各色を組合わせて多数の発光色を得ることもできる。
【0029】
踏み台1の後軸3を案内するガイドレール7上には、左右それぞれ1個づつ、最下部の発光体28から水平距離でN離れた踏み台の移動方向手前の位置に荷重検知機構部35を有する。この荷重検知機構部35は、利用者の乗っていない空の踏み台が通過した時の出力をオフセット値になるよう設定されている。
【0030】
図3(c)のように、左右どちらかのフレーム17内には発光体点灯制御装置36を1個有し、荷重検知機構部35と発光体点灯制御装置36および各発光体28〜30は電気的に接続されている。
【0031】
利用者の乗った踏み台1が荷重検機構部35を通過すると、出力信号が発光体点灯制御装置36に入力する。この信号を受けた発光体点灯制御装置36は、発光体28から発光体30までをそれぞれ一定時間s2ずつの間、色1〜色4のうちの同一色にて踏み台1の移動方向と同一方向へ一カ所ずつ順次点灯させる。つまり、最初のs2間は発光体28の点灯、次のs2間は発光体29、その次のs2間は発光体30、というように順次点灯発光体が切替えられる。一定時間s2は踏み台1の移動速度Vにあわせたタイミングと同じになるようs2=L/Vにて設定されている。
【0032】
荷重検知機構部35は最初の発光体28よりも水平距離でNだけ移動方向手前側に存在するため、順次点灯していく発光体28〜30は、常に利用者26に対して位置的に水平距離N分だけ先行する形となる。最も降り口に近い発光体30は乗移り開始設定用として乗降板61のコーム部21に対して水平距離でM進行方向手前に離れた所に存在する。利用者はこの最後の発光体30の点灯を引き金にして降りる際の最初の一歩を踏み出し、それまでの発光体28〜30の点灯タイミングと同じ間隔で足を接地させれば、実施例1同様に「イチ!ニ!サン!脚上げ!接地!」のタイミングで円滑に降りる動作を行うことができる。
【0033】
発光体点灯制御装置36は、4色の点灯色を順番に使用していくものとする。したがって、例えば連続した2つ以上の踏み台1に利用者Aと利用者Bがいる場合、最初に荷重検知機構部35を通過する利用者Aに対しては色1による点灯で案内を行い、直後の利用者Bに対しては色2の点灯による案内を行うものとする。これにより複数の踏み台1それぞれに連続して複数の利用者が乗っている場合においても、隣接する発光体28〜30が同一色で点灯することはない。
【0034】
手すりベルト16に手の届かない小さな子供であっても、幼少時から降り口でのタイミングを自然に取得できるようになる。また同一点灯色が隣接しないため、隙間無く踏み台1に利用者26が乗る混雑時においても戸惑うことがない。更に発光体28〜30は利用者の有無に関係なく常に同じサイクルで点灯を繰り返している訳ではなく、利用者が乗っている踏み台1の通過に対して適宜動作するため、利用者は発光体28〜30の点灯動作が自分に対する案内であるという認識を持つことができる。
(第4の実施形態)
本実施形態は感覚認識発生手段として、踏み台1に振動装置を備えた機構を有する。
【0035】
図4(a)は上り運転時におけるエスカレーターの降り口付近を示している。図4(b)は同じくそのD−D線断面である。全ての踏み台1には1個ないし複数個の振動装置37と2個の荷重検知器(ロードセル)38および一対の集電ブラシ39およびスイッチングリレー40を有する。
【0036】
エスカレーターの本体フレーム41にはフレーム両側一対の電極板42〜44が3組、一定間隔Lにて取り付けられている。なお電極板は最低2組以上N組設けることができる。最も降り口に近い電極板44と乗降板コーム21との水平距離をMとし、LとMの間の関係はM>Lとする。
【0037】
振動装置37の基本構造は第1の実施形態の振動装置18〜20と同様で、図2(b)に示す構造と同様に、外部電源を動力源とするモーターを踏み台1の内面に取り付け、その出力軸に偏芯させて取り付けた質量を回転させることによって、踏み台1を振動させる。
【0038】
図4(c)は電極板42〜44、集電ブラシ39、荷重検知器38、スイッチングリレー40、振動装置37の関係の概略を模したものである。電極板42〜44から集電ブラシ39を介して踏み台1の内部に取り込まれた外部電力は、振動装置37の駆動用と、荷重検知器38およびスイッチングリレー40動作用の2つに分岐する。
【0039】
荷重検知器38は踏み台1各々における後軸3の左右軸受け部分に各一個ずつ設けられ、それぞれのオフセット値を無負荷状態(利用者が当該の踏み台1土に存在しない状態)と設定する。荷重検知器38の出力はスイッチングリレー40に入力される。スイッチングリレー40の出力側には、集電ブラシ39からの電源と振動装置37が接続されている。
【0040】
利用者が乗った踏み台1が電極板42〜44上を通過している間、集電ブラシ39から取り込まれた電力は荷重検知器38を駆動し、その出力がスイッチングリレー40を作動させる。これにより振動装置37へも電力が供給されることになり、振動装置37が動作し、踏み台1が振動する。
【0041】
利用者の乗った踏み台1が降り口に接近して、電極板42〜44の区間を一定速度Vにて通過する際、利用者の足に3回の断続的な振動を感じる。電極板42〜44は等間隔Lで設置されているため、利用者は身体の移動速度に同調した一定間隔L/Vで振動を感じる。
【0042】
利用者は最後の振動を感じた時に降りる際に踏み出す最初の一歩を持ち上げ、それまでの振動と同じ間隔で接地するようにすれば、M>Lの条件であることからイチ!ニ!サン!脚上げ!接地!のタイミングで円滑かつ確実に降りる動作を行うことができる。
【0043】
電極板42〜44が存在しない区間では、踏み台1に外部電源が供給されないため、利用者が乗っていても踏み台1は振動しない。
【0044】
このように、個々の踏み台1側に振動装置37を組み込むことで、利用者の乗っている踏み台1だけを振動させることができるため、利用者の有無に関わらず常に特定領域通過時に振動する従来の方式と比較して、製品寿命を長くすることができる。なお、以上は同一利用者に対して振動する踏み台の数を3個としたが、タイミング間隔の設定と、乗移り開始の合図用に2個以上あればよい。
【0045】
以上、本発明を上り運転時のエスカレーターの実施形態について説明したが、降り運転時においても同様に適用されるものである。また移動歩道のような平坦なものについても適用されるものであることは言うまでも無い。
【0046】
【発明の効果】
乗客コンベアに乗り口または降り口で、利用者は乗降板端付近で一定間隔で発せられている振動あるいは光の刺激を感じて、例えば降り口に達する際に乗移りのタイミング時間間隔を学習することができ、乗移り開始の感覚認識により、適正なタイミングで初めの一歩を踏み出すことができる。したがって本発明の案内装置によれば、タイミングが取り易く、ハンディキャップをもつ人や小児でも容易にエスカレーターや移動歩道を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の第1の実施形態のエスカレーターの側面概略図、(b)は(a)のA−A線断面概略図。
【図2】 (a)は第1の実施形態を説明する、上り方向運転時のエスカレーターの降り口の側面概略図、(b)は(a)のB−B線断面概略図。
【図3】 (a)は第3の実施形態の上り方向運転時のエスカレーターにおける降り口付近の側面概略図、(b)は(a)のC−C線断面概略図、(c)は第3の実施形態の発光体の構成を示す概略図、(d)は第3の実施形態のシステム構成を示す概略図。
【図4】 (a)は上り方向運転時のエスカレーターにおける降り口付近の側面概略図、(b)は(a)のD−D線断面概略図、(c)は第4の実施形態のシステム構成を示す概略図。
【符号の説明】
1:踏み台
10:駆動チェーン
11:モーター
16:手すりベルト
17:手すりフレーム
18:振動装置(第1の感覚認識発生手段)
19:振動装置(第1の感覚認識発生手段)
20:振動装置(第2の感覚認識発生手段)
21:乗降板端(コーム部)
26:利用者
28、29、30:発光体
37:振動装置
38:加重検知器(ロードセル)
50、53:制御装置
60、61:乗降板
62:乗降板端(コーム部)
70:乗り口
71:降り口

Claims (6)

  1. 乗り口乗降板と降り口乗降板間の移動路に沿って移動可能にされ連結された複数の踏み台と、
    前記踏み台を移動させる駆動装置と、
    前記移動路の両側に設けられ前記移動路よりも長く設定され前記乗り口乗降板び降り口乗降板に延びる手すりフレームと、
    前記手すりフレームに設けられ前記踏み台の移動に同期して移動する手すりベルトと、
    前記降り口乗降板端を含む鉛直面よりも前記踏み台の移動方向手前にあって、該移動方向に互いに間隔をあけて配置され、前記踏み台、踏み台下および手すりフレームの少なくとも1つに設けられた前記乗降板への乗移りタイミングを設定する2個の第1の感覚認識発生手段と、
    前記第1の感覚認識発生手段よりも前記乗降板側にあって、前記踏み台、踏み台下および手すりの少なくとも1つに設けられた前記乗降板への乗移り開始を設定する第2の感覚認識発生手段と
    を具備し
    前記乗り口または降り口乗降板端を含む鉛直面と前記第2の感覚認識発生手段との距離をMとし、前記第1の感覚認識発生手段同士および前記第1の感覚認識発生手段と前記第2の感覚認識発生手段との距離をLとすると、
    M>L
    であり、かつ、
    前記移動路は、前記乗り口乗降板及び前記降り口乗降板に隣接する各水平部と、これらの水平部の間に接続された傾斜部と、前記水平部および傾斜部が接続される傾斜変更部とを有し、この傾斜変更部が前記第1の感覚認識発生手段同士または前記第1の感覚認識発生手段と前記第2の感覚認識発生手段とによってはさまれる位置にある乗客コンベア装置。
  2. 前記第1および第2の感覚認識発生手段が前記踏み台または前記手すりフレームに設けられた振動発生装置である請求項1記載の乗客コンベア装置。
  3. 前記第1および第2の振動発生装置の振動の強さが異なることを特徴とする請求項2記載の乗客コンベア装置。
  4. 前記振動発生装置が前記踏み台内部に設けられ、利用者が乗っている場合にのみ、前記振動発生装置が作動するように構成されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の乗客コンベア装置。
  5. 前記第1および第2の感覚認識発生手段が発光装置である請求項1記載の乗客コンベア装置。
  6. 前記第1および第2の感覚認識発生手段がそれぞれ異なる複数色の発光装置を有し、進行方向の前後に隣接する乗客ごとに発光色を異ならしめる請求項5記載の乗客コンベア装置。
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