JP7427718B2 - 乗客コンベア - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアに関する。
エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアでは、乗客の安全な乗り降りをサポートするため、乗降口付近に設けたコムライトと呼ばれる照明装置やスピーカを動作させて、降り口に近づいた乗客が、降り口に存在する段差部に気付くように注意喚起している(下記特許文献1~5参照)。
特開2020-147414号公報 特開2017-88375号公報 特開2005-53669号公報 特開2021-123481号公報 特開2020-083576号公報
しかし、照明装置やスピーカによる注意喚起は乗客コンベアを利用する全ての乗客に効果があるとは限らない。例えば、照明装置の場合、視力の弱い乗客やスマートフォンの操作に夢中な乗客などは、照明装置による注意喚起に気が付きにくいことがある。また、スピーカの場合、聴力の弱い乗客やイヤホンを耳に装着して音楽を聞いている乗客などにはアナウンスが聞こえにくいことがある。
そこで、本発明の実施形態では、乗客が降り口にある段差部に気が付きやすくなり、乗客が乗客コンベアから降りる際に転倒することを防止できる乗客コンベアを提供することを目的とする。
本発明の実施形態は、乗り口から降り口まで伸びる左右一対の欄干と、左右一対の前記欄干の下部にそれぞれあるスカート部と、左右一対の前記スカート部の間を走行する複数のステップと、前記降り口付近の前記スカート部に設けられた送風口と、前記送風口に空気を供給して前記送風口から前記ステップの上方へ空気を送風する送風装置と、を備え、前記スカート部の上端部に前記ステップの幅方向外側に行くほど上方へ向かうように傾斜する傾斜部を備え、前記送風装置が前記傾斜部によって上方が覆われている空間に収納されているものである。
本発明の一実施形態の乗客コンベアを概略的に示す側面図 図1のA-A線断面図 図1の上階側の乗降口付近を拡大して示す側面図 本発明の一実施形態の乗客コンベアの電気構成を示すブロック 変更例1の乗客コンベアを概略的に示す側面図 変更例2の乗客コンベアを概略的に示す側面図
以下、本発明の一実施形態の乗客コンベア1について図面を参照して説明する。
本実施形態では、乗客コンベア1として、多数のステップ30(以下、「踏段30」ということがある)が上階側の乗降口17と下階側の乗降口18との間で循環移動するエスカレータについて説明するが、本発明は、ステップが水平方向に移動する動く歩道に対しても適用することができる。
なお、以下の説明において、トラス2の長手方向を前後方向、トラス2の幅方向を左右方向ということがある。また、前後方向や左右方向は下階から上階を見たときの方向を示し、上階側が前側、下階側が後側であるものとする。
(1)乗客コンベア1
図1に示すように、乗客コンベア1の枠組みである前後方向(踏段30の移動方向)に延びるトラス2が、建屋の上階と下階に跨がって支持アングル(不図示)を用いて支持されている。なお、図1では、乗客コンベア1の右側の部材を省略している。
乗客コンベア1は、上下階の乗降口17,18付近に位置し、踏段30が水平方向へ移動する水平部と、所定の傾斜角度で踏段30が直線移動する中間傾斜部と、水平部と中間傾斜部とをなだらかに繋ぎ、踏段30が曲線状に移動する、上下一対の曲線部とから構成されている。
踏段30は、その両側に配置された無端状の踏段チェーン11によって連結されており、建物の床下に設置されたトラス2内に配置されている。
踏段30は、側面形状が略三角形状の左右一対の踏段フレーム31と、この踏段フレーム31の上面に形成されたクリート面32と、踏段フレーム31の後面に形成されたライザ面33とを備える。踏段フレーム31とクリート面32とライザ面33とは、アルミダイカストで一体に形成されている。
クリート面32の表面、つまり、踏段30において乗客が搭乗する面には、踏段30の移動方向(前後方向)に沿って延びる複数本のクリート突条が所定間隔をあけて互いに平行に設けられ、隣接するクリート突条の間にクリート溝が形成されている。
左右一対の踏段フレーム31の前端部には、踏段30の幅方向外方へ突出する支軸にベアリングを介して左右一対の前輪35が設けられている。また、左右一対の踏段フレーム31の後下端部には、踏段フレーム31と一体に形成された取付部の先端部の外側にベアリングを介して左右一対の後輪37が設けられている。
図2に示すように、踏段30の幅方向の両側には、支持部材40を介してトラス2に固定された左右一対の前案内レール42及び後案内レール43が踏段30の進行方向に沿って配設されている。前案内レール42は、踏段30に設けられた前輪35が転動する転動面を備え、前輪35を踏段30の進行方向に沿って案内する。後案内レール43は、踏段30に設けられた後輪37が転動する転動面を備え、後輪37を踏段30の進行方向に沿って案内する。
トラス2の上端部にある上階側の機械室5内部には、踏段30を走行させる駆動装置6、左右一対の駆動スプロケット7、左右一対の手摺ベルトスプロケット(図示せず)、及び制御部16が設けられている。
駆動装置6は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータと、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する踏段チェーン11と、モータの回転を停止させ、かつ、停止状態を保持するディスクブレーキとを有している。駆動スプロケット7は駆動チェーン8により回転する。左右一対の駆動スプロケット7と左右一対の手摺ベルトスプロケットとは、不図示の連結ベルトにより連結されて同期して回転する。
トラス2の下端部にある下階側の機械室9内部には、従動スプロケット10が設けられている。上階側の駆動スプロケット7と下階側の従動スプロケット10との間には、左右一対の無端の踏段チェーン11が掛け渡されている。左右一対の踏段チェーン11には、複数の踏段30の前輪35が等間隔に取り付けられている。
駆動装置6から回転力を受けて駆動スプロケット7が回転すると、踏段チェーン11が駆動スプロケット7と従動スプロケット10の間を循環移動する。これに伴って、踏段30に設けられた前輪35及び後輪37が、前案内レール52及び後案内レール53を走行すると共に、駆動スプロケット7の外周部にある凹部と従動スプロケット10の外周部にある凹部に係合して、踏段30が上下に反転する。これにより、踏段30は、一方の乗降口(乗り口)17,18から他方の乗降口(降り口)18,17に向かって移動して乗客を搬送する往路と、往路の下方において降り口から乗り口に向かって移動する帰路とを交互に通って、上階側の乗降口17と下階側の乗降口18との間を循環移動する。
上階側及び下階側の乗降口17,18には、機械室5,9の上面を覆うように乗降板19,20が設けられている。乗降板19,20の先端には複数の櫛歯が等間隔で突出するコム44,45が設けられている。この櫛歯は、先端側ほど細く下方へ傾斜し、端部が屈曲して丸みをおびており、踏段30に設けられたクリート突条と噛み合うことで、踏段30上の乗客の足や異物等を乗降板19,20上にすくい上げ、乗客の足や異物等が踏段30と乗降板19,20との間に挟まれることを防止している。
トラス2の左右両側には、左右一対の欄干13が立設されている。この欄干13の上部に手摺りレール14が設けられ、この手摺りレール14に沿って手摺りベルト15が踏段30と同期して移動する。
欄干13の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード21が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード22が設けられている。上階側及び下階側の正面スカートガード21,22には、手摺りベルト15の出入口であるインレット部23,24がそれぞれ突出している。
また、左右一対の上階側の正面スカートガード21の一方(例えば右側の正面スカートガード21)の内側面には、操作盤46とスピーカ48が設けられている。また、左右一対の下階側の正面スカートガード22のいずれか一方の内側面には、操作盤47とスピーカ49が設けられている。
操作盤46,47には、乗客コンベア1を起動させるための不図示の起動スイッチが設けられている。この起動スイッチの操作によって運転指令信号が制御部16に出力される。制御部16は、運転指令信号を受けると、駆動装置6のモータを制御することで、乗客コンベア1の運転及び停止を切り替えたり、踏段30が下階側の乗降口18から上階側の乗降口17へ移動する上昇運転と、踏段30が上階側の乗降口17から下階側の乗降口18へ移動する下降運転とを切り替えたりする。
乗降口17から乗降口18に伸びる左右一対の欄干13のそれぞれの側面下部には、前後方向に沿ってスカート部25が設けられている。スカート部25は、図2に示すように、欄干13下部の踏段30側(幅方向内側)を覆う板状の内レッジ26と、欄干13下部の外側を覆う外レッジ27と、踏段30の側面に対向して上下方向に配置された板状のスカートガード28とを備える。左右一対のスカートガード28の間で踏段30が走行する。内レッジ26は、スカートガード28とともに乗客の足元を保護するもので、スカートガード28の上端部と欄干13下部の踏段30側との間に傾斜して取り付けられている。
スカート部25は、図1に示すように、上階側から下階側に向かって順番に、上階側水平部25a、上階側湾曲部25b、中間傾斜部25c、下階側湾曲部25d及び下階側水平部25eから構成されている。
上階側水平部25aは、スカート部25の上階側端部をなす部分であって、スカート部25の上端部(つまり、内レッジ26及び外レッジ27)が水平方向に延びている部分である。下階側水平部25eは、スカート部25の下階側端部をなす部分であって、スカート部25の上端部が水平方向に延びている部分である。中間傾斜部25cは、スカート部25の前後方向中央部に設けられ部分であって、スカート部25の上端部が踏段30の移動方向に沿って傾斜している部分である。上階側湾曲部25bは、上階側水平部25aと中間傾斜部25cとの間をなだらかに繋ぐ部分であって、スカート部25の上端部が上方へ膨らむように湾曲している部分である。下階側湾曲部25dは、下階側水平部25eと中間傾斜部25cとの間をなだらかに繋ぐ部分であって、スカート部25の上端部が下方へ膨らむように湾曲している部分である。
左右一対のスカート部25は、上階側の乗降口17付近と下階側の乗降口18付近に、もうすぐ降り口に到達することを乗客に知らせる降り口近接案内装置100A,100Bがそれぞれ設けられている。
(2)降り口近接案内装置100A,100B
次に、降り口近接案内装置100A,100Bについて図1~図3を参照して説明する。なお、上階側の乗降口17付近に設けられた降り口近接案内装置100Aと、下階側の乗降口18付近に設けられた降り口近接案内装置100Bとは、同一の構成を有しているため、ここでは、上階側の乗降口17付近に設けられた降り口近接案内装置100Aについて説明する。
降り口近接案内装置100Aは、スカート部25の上階側湾曲部25bに設けられた送風装置101と送風管102と乗客検出部103とを備える。
図2及び図3に示すように、送風装置101は、圧縮空気を生成するコンプレッサを有しており、コンプレッサで生成した圧縮空気を、送風管102を介して上階側の乗降口17付近に設けられた送風口104から踏段30の上方、具体的にはクリート面32かそれよりもやや上へ向けて斜め下方へ吐出して、踏段30上の乗客の膝より下側部分に空気を吹き付ける。
本実施形態では、複数の送風口104が上階側湾曲部25bの上端部の湾曲形状に沿って踏段30の移動方向に間隔をあけてスカートガード28の上部に設けられている。送風管102は、途中で分岐し、複数の送風口104のそれぞれに接続されており、送風装置101で生成した圧縮空気を各送風口104から吐出させる。
乗客検出部103は、左右一対のスカートガード28の一方に設けられた発光部と、他方のスカートガード28に設けられた受光部とから構成された光電センサである。乗客検出部103の発光部から常に光が受光部へ送られ、乗客の足がこの光を遮ったときに、上階側湾曲部25bを通過した乗客を検出したと判断して制御部16に乗客検出信号を出力する。このような乗客検出部103は、空気が吹き出す送風口104よりも下階側(つまり、上昇運転における踏段30の移動方向上流側)に設けられている。
なお、本実施形態では、降り口近接案内装置100Aの送風口104を上階側湾曲部25bに設けたが、乗降口17に設けられたコム44の先端より下階側であれば上階側水平部25aに送風口104を設けてもよい。また、送風口104は、コム44の先端から下階側へ1段分の踏段30のクリート面32の長さ(例えば40cm)以上であって、3段分の踏段30のクリート面32の長さ(例えば120cm)以下の範囲内に設けることが好ましい。
(3)乗客コンベア1の電気的構成
乗客コンベア1の電気的構成について図4のブロック図を参照して説明する。
制御部16には、駆動装置6のモータが接続され、また、操作盤46,47、スピーカ48,49、上階側の降り口近接案内装置100Aの送風装置101及び乗客検出部103、下階側の降り口近接案内装置100Bの送風装置101及び乗客検出部103が接続されている。制御部16は、操作盤46,47から運転指令信号が入力され、降り口近接案内装置100A,100Bの乗客検出部103から乗客検出信号が入力され、入力された信号に基づいて乗客コンベア1の動作を制御する。
(4)降り口近接案内装置100A,100Bの動作
次に、降り口近接案内装置100A,100Bの動作について説明する。
乗客コンベア1が上昇運転を行っている場合、乗り口となる下階側の乗降口18付近に設けられた降り口近接案内装置100Bは作動せず、降り口となる上階側の乗降口17付近に設けられた降り口近接案内装置100Aが作動する。
具体的には、下階側の乗降口18付近に設けられた降り口近接案内装置100Bでは、乗客検出部103が乗客を検出するか検出しないかに関わらず、送風装置101が作動せず、送風口104から踏段30へ向けて空気が吐出されない。一方、上階側の乗降口17付近に設けられた降り口近接案内装置100Aでは、乗客検出部103が乗客を検出しない間、送風装置101が作動せず、乗客検出部103が乗客を検出すると、左右のスカート部25に設けられた各送風装置101が作動して、送風口104から踏段30へ向けて空気が吐出される。これにより、上階側の乗降口17付近において踏段30上の乗客の足に空気を吹き付けて、もうすぐ降り口に到達することを乗客に知らせる。
また、乗客コンベア1が下昇運転を行っている場合、乗り口となる上階側の乗降口17付近に設けられた降り口近接案内装置100Aでは、乗客検出部103が乗客を検出するか検出しないかに関わらず、送風装置101が作動せず、送風口104から踏段30へ向けて空気が吐出されない。一方、下階側の乗降口18付近に設けられた降り口近接案内装置100Bでは、乗客検出部103が乗客を検出しない間、送風装置101が作動せず、乗客検出部103が乗客を検出すると、左右のスカート部25に設けられた各送風装置101が作動して、送風口104から踏段30へ向けて空気が吐出される。これにより、下階側の乗降口18付近において踏段30上の乗客に空気を吹き付けて、もうすぐ降り口に到達することを乗客に知らせる。
(5)効果
本実施形態の乗客コンベア1では、乗客が降り口に近づくと、降り口付近に設けられ送風口104から踏段30上の乗客の足に空気を吹き付けるため、乗客は視覚や聴覚によらず触覚によって、もうすぐ降り口に到達することを認識できる。特に、送風口104がスカートガード28の上部に設けられているので、乗客の靴に当たるのでなく、それより上の足に当たるため、乗客は空気が当たっていることに気づきやすい。これにより、視力や聴力の弱い乗客やスマートフォンの操作に夢中な乗客を含め、乗客コンベアを利用する種々の乗客に対して降り口での転倒を防止することができる。
また、本実施形態において、降り口近接案内装置100A,100Bは、乗客検出部103が乗客を検出すると送風装置101を作動させて送風口104より空気を吐出するため、送風口104から不必要に空気が吐出されることがない。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以下では複数の変更例について説明するが、上記実施形態に対して、複数の変更例のうちいずれか1つを適用しても良いし、複数の変更例のうちいずれか2つ以上を組み合わせて適用しても良い。
(変更例1)
図5に示すように、上階側の乗降口17付近や下階側の乗降口18付近を照明する照明装置110,112を設け、降り口側の降り口近接案内装置100A,100Bの乗客検出部103が乗客を検出すると、降り口付近に設けられた一方の照明装置110,112の点灯状態を変更してもよい。
具体的には、照明装置110,112が、スカート部25の上階側水平部25aや下階側水平部25eのスカートガード28に設けられている。照明装置110,112は、乗客コンベア1の運転中、コム44,45付近において乗客の足下を照らし続けている。
そして、乗客コンベア1が上昇運転を行っている場合、降り口となる上階側の乗降口17付近に設けられた降り口近接案内装置100Aの乗客検出部103が乗客を検出すると、上階側の送風口104から空気が吹き出るとともに、上階側の乗降口17付近を照明する照明装置110が点滅を開始する。
また、下降運転を行っている場合、降り口となる下階側の乗降口18付近に設けられた降り口近接案内装置100Bの乗客検出部103が乗客を検出すると、下階側の送風口104から空気が吹き出るとともに、下階側の乗降口18付近を照明する照明装置112が点滅を開始する。
本変更例では、乗客は触覚に加え視覚によっても、もうすぐ降り口に到達することを認識でき、乗客が、もうすぐ降り口に到達することを、より一層認識しやすくなる。
なお、本変更例では、スカートガード28に設けられた照明装置110,112の点灯状態を変更したが、例えば、欄干13に設けられた照明装置の上階側端部及び下階側端部の点灯状態を変更したり、乗降口17,18の上方に位置するよう建屋に設けられた照明装置の点灯状態を変更したりしてもよい。
また、本実施形態では、乗客検出部103が乗客を検出すると照明装置110,112を常時点灯状態から点滅状態に変更したが、照明装置110,112の点灯色を変化させたり、照明装置110,112が乗降口17,18を照明する明るさを変化させたりしてもよい。
(変更例2)
図6に示すように、降り口近接案内装置100A,100Bの送風口104を上下方向に間隔をあけて複数設けても良い。このように上下方向に送風口104を複数設けることで、送風口104から吹き出した空気が、乗客の風を感じやすい箇所に当たりやすくなり、乗客がもうすぐ降り口に到達することに気が付きやすくなる。
(変更例3)
上記した実施形態では、降り口近接案内装置100A,100Bに乗客検出部103を設け、降り口側の乗客検出部103が乗客を検出すると、送風装置101を作動させて送風口104から空気を吐出したが、乗客コンベア1の運転中、常時、降り口側の降り口近接案内装置100A,100Bを動作させて、送風口104から空気を吐出し続けてもよい。
(変更例4)
上記した実施形態では、乗客検出部103として、左右一対のスカートガード28の一方に設けられた発光部と、他方のスカートガード28に設けられた受光部とから構成された光電センサを採用した場合について説明したが、人の体の一部が接近したことを検出する近接センサを乗客検出部103に採用してもよい。
乗客検出部103として近接センサを採用した降り口近接案内装置100A,100Bを左右のスカート部25にそれぞれ設ける場合、左右一方側の近接センサが乗客を検出せず、他方側の近接センサのみが乗客を検出すると、一方側のスカートガード28に設けられた送風口104から空気を吐出させず、乗客を検出した側のスカートガード28に設けられた送風口104から空気を吐出させても良い。
(変更例5)
上記した実施形態では、送風装置101としてコンプレッサを採用したが、モータでファンを回転する送風機を用いて風を発生させ、送風管102を介して送風口104から送風機で発生させた風を吐出させても良い。
1…乗客コンベア、2…トラス、13…欄干、16…制御部、17…乗降口、18…乗降口、25…スカート部、25a…上階側水平部、25b…上階側湾曲部、25c…中間傾斜部、25d…下階側湾曲部、25e…下階側直線部、26…内レッジ、27…外レッジ、28…スカートガード、30…踏段、44…コム、45…コム、46…操作盤、47…操作盤、48…スピーカ、49…スピーカ、100A…降り口近接案内装置、100B…降り口近接案内装置、101…送風装置、102…送風管、103…乗客検出部、104…送風口

Claims (7)

  1. 乗り口から降り口まで伸びる左右一対の欄干と、
    左右一対の前記欄干の下部にそれぞれあるスカート部と、
    左右一対の前記スカート部の間を走行する複数のステップと、
    前記降り口付近の前記スカート部に設けられた送風口と、
    前記送風口に空気を供給して前記送風口から前記ステップの上方へ空気を送風する送風装置と、を備え、
    前記スカート部の上端部に前記ステップの幅方向外側に行くほど上方へ向かうように傾斜する傾斜部を備え、前記送風装置が前記傾斜部によって上方が覆われている空間に収納されている、乗客コンベア。
  2. 前記ステップが建屋の上階と下階との間を移動する乗客コンベアであって、
    前記スカート部は前記降り口付近に上端部が湾曲する湾曲部を有し、
    前記送風口が前記湾曲部に設けられている、請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記ステップの移動方向に沿って前記送風口より前記ステップの移動方向の上流側に、前記ステップに乗った乗客を検出する乗客検出部を備え、
    前記乗客検出部が乗客を検出すると前記送風装置が前記送風口へ空気を送風する、請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
  4. 前記降り口付近を照明する照明装置を備え、
    前記乗客検出部が乗客を検出すると前記照明装置の点灯状態を変更する、請求項3に記載の乗客コンベア。
  5. 前記ステップが一方の乗降口から他方の乗降口へ移動する第1運転と、前記ステップが前記他方の乗降口から前記一方の乗降口へ移動する第2運転と、を切替可能な乗客コンベアであって、
    前記送風口は、前記一方の乗降口付近の前記スカート部に設けられた第1送風口と、前記他方の乗降口付近の前記スカート部に設けられた第2送風口とを備え、
    前記送風装置は、前記第1運転時に前記第2送風口に空気を供給して前記第2送風口から前記ステップの上方へ空気を送風し、前記第2運転時に前記第1送風口に空気を供給して前記第1送風口から前記ステップの上方へ空気を送風する、請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
  6. 空気が前記送風口から斜め下方へ吹き出す、請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
  7. 前記送風口が上下方向に間隔をあけて複数個前記スカート部に設けられている、請求項1又は2に記載の乗客コンベア。
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