JP4059397B2 - パターンデータ生成方法、パターンデータ生成プログラム、露光マスク製造方法およびパターン形成方法 - Google Patents

パターンデータ生成方法、パターンデータ生成プログラム、露光マスク製造方法およびパターン形成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体分野におけるパターンデータ生成方法、パターンデータ生成プログラム、露光マスク製造方法およびパターン形成方法に関し、特に設計パターンの形状を補正する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体製造技術の進歩は非常に目覚しく、半導体素子の微細化は、マスクプロセス技術およびエッチング技術などの微細パターン形成技術の飛躍的な進歩により実現されている。パターンサイズが十分に大きい場合には、ウェハ上に形成したいLSIパターンの平面形状をそのまま設計パターンとして描き、その設計パターンに忠実なマスクパターンを作成し、そのマスクパターンを投影光学系によってウェハ上に転写し、エッチングすることによってほぼ設計パターン通りのパターンを基板上に形成することができる。
【0003】
また、配線基板を高集積化するには、配線基板を多層化し、且つ上下配線間接続を高信頼度で且つ微細に形成する必要がある。そのために、例えば薄い銅板(銅箔)等を一方の表面側からエッチングすることにより針状のバンプを形成し、上下配線間を導通する層間導通手段として用いられている(例えば特許文献1)。
【0004】
ここで、図5に、ウエットエッチングにより銅のバンプを形成するための一般的な手順を示す。図5(a)に示すように、基板71上に銅箔72を成膜する。次に、銅箔72の上にレジストを塗布し、フォトリソグラフィ技術によって露光および現像することにより、図5(b)に示すレジストパターン73を形成する。このとき使用する露光マスクには、図5(e)に示すように、露光マスク75内に同一の径を有する円形パターン76が同一のピッチで形成されている。そして、図5(c)に示すように、銅箔72をウエットエッチングし、その後レジストを剥離することにより図5(d)に示すようなバンプ74を形成していく。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−141629号公報(段落[0018]、[0019])
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、パターンサイズが大きい場合においては、ほぼ設計パターン通りのパターンを基板上に形成することができたが、パターンの微細化および集積化が進むにつれて、各プロセスでパターンを忠実に形成することが困難になってきており、最終的な仕上がりサイズが設計パターン通りにならない問題が生じていた。
【0008】
特に、ウエットエッチングでは、レジストパターンの厚さおよび隣接するレジストパターンの間隔がエッチング溶液の流れを阻害する原因となり、設計通りのパターンを形成することができなかった。配線基盤の上下配線間を導通する層間導通手段として用いられているバンプを形成するためにはウエットエッチングが行われるが、上記の通りパターンが微細化および集積化すると設計通りのバンプを形成することができなかった。
【0009】
例えば、前述した図5(e)のマスクパターンの場合、周囲のバンプの数および各バンプ間の距離が、ウエットエッチング後のバンプのパターンサイズに影響を与える。ここで、図6を参照しつつ、その影響について説明する。図6は、周囲の円形パターン数および各円形パターン間の距離がウエットエッチング後の各バンプの径に与える影響を示したバンプの上面図である。ここでは、径が一定の円形パターンが使用されている。
【0010】
図6(a)〜(c)は周囲に存在するバンプの数が各バンプの径に与える影響を表したバンプの上面図である。例えば、図6の(a)に示すように、バンプの周囲に他のバンプが存在しないと、バンプのエッチング速度は速くなり、ウエットエッチング後のバンプの径は小さくなる。一方、(b)に示すように、一定の領域内にバンプが2つ存在する場合は、エッチング速度は(a)より遅くなり、ウエットエッチング後の各バンプの径は(a)の径より大きくなる。さらに、(c)に示すように、一定の領域内にバンプが4つ存在する場合は、エッチング速度は(b)より遅くなり、ウエットエッチング後の各バンプの径は(b)より更に大きくなる。従って、レジスト径およびエッチング時間が同じであれば、バンプの周囲に多くの他のバンプが存在するほど、各バンプのエッチング速度は遅くなり、ウエットエッチング後のバンプの径は大きくなる。
【0011】
図6(d)〜(f)は各バンプ間の距離がバンプの径に与える影響を表したバンプの上面図である。(f)に示すように、バンプ間の距離が遠いとエッチング速度は速くなり、ウエットエッチング後のバンプの径は小さくなる。一方、(e)に示すように、各バンプ間の距離が(f)より近くなると、エッチング速度は(f)より遅くなり、バンプの仕上がり径は(f)より大きくなる。また、(d)に示すように、各バンプ間の距離が(e)より近くなると、エッチング速度は(e)より遅くなり、さらにウエットエッチング後のバンプの径は大きくなる。従って、レジスト径およびエッチング時間が同じであれば、周囲に存在するバンプの数が同じであっても、各バンプ間の距離が近いほどエッチング速度は遅くなり、ウエットエッチング後のバンプの径は大きくなる。
【0012】
従って、ウエットエッチング後のバンプの径を同一にするためには、周囲のバンプの数、各バンプ間の距離に応じて露光マスクのパターンデータを変更する必要がある。
【0013】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、予めバンプの数および各バンプ間の距離に応じて設計パターンの形状を補正することにより、所望のバンプを形成するための露光マスクのパターンデータ生成方法およびその方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供するものである。さらに、本発明のパターンデータ作成方法を用いることにより、所望のバンプを形成することができる露光マスクを作成する方法およびその露光マスクを使用して所望のバンプを形成する方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、複数の円形パターンを含む所望の露光マスクを形成するためのパターンデータを作成するパターンデータ作成方法であって、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンに対して、前記第1の円形パターン以外の円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、該係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算ステップと、を含むことを特徴とするものである。
【0015】
請求項2記載の発明は、複数の円形パターンを含む所望の露光マスクを形成するためのパターンデータ作成方法であって、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンと、前記複数の円形パターンから任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成ステップと、前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、前記接線形成ステップと係数算出ステップとを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算ステップと、を含むことを特徴とするものである。
【0016】
請求項3記載の発明は、複数の円形パターンを含む所望の露光マスクを形成するためのパターンデータを作成するために、コンピュータに、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンに対して、前記第1の円形パターン以外の円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出機能と、該係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算機能と、を実現させるためのプログラムであることを特徴とするものである。
【0017】
請求項4記載の発明は、複数の円形パターンを含む所望の露光マスクを形成するためのパターンデータを作成するために、コンピュータに、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンと、前記複数の円形パターンから任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成機能と、前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出機能と、前記接線形成機能と係数算出機能とを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算機能と、を実現させるためのプログラムであることを特徴とするものである。
【0018】
請求項5記載の発明は、請求項3および請求項4に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であることを特徴とするものである。
【0019】
請求項6記載の発明は、所望の複数の円形パターンが形成された露光マスクを製造するためのマスク製造方法であって、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンに対して、前記第1の円形パターン以外の円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、該係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算し、露光マスクのパターンデータを取得するステップと、前記パターンデータに基づいて、マスク基板上に前記第1の円形パターンを形成するステップと、を含むことを特徴とするものである。
【0020】
請求項7記載の発明は、所望の複数の円形パターンが形成された露光マスクを製造するためのマスク製造方法であって、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンと、前記複数の円形パターンから任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成ステップと、前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、前記接線形成ステップと係数算出ステップとを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算し、露光マスクのパターンデータを取得するステップと、前記パターンデータに基づいて、マスク基板上に前記第1の円形パターンを形成するステップと、を含むことを特徴とするものである。
【0021】
請求項8記載の発明は、所望の複数の円形パターンを形成するためのパターン形成方法であって、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンに対して、前記第1の円形パターン以外の円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、該係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算し、露光マスクのパターンデータを取得するステップと、前記パターンデータに基づいて、マスク基板上に前記第1の円形パターンを形成して露光マスクを製造するステップと、前記露光マスクを用いてレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記レジストパターンの下地をエッチングするステップと、を含むことを特徴とするものである。
【0022】
請求項9記載の発明は、所望の複数の円形パターンを形成するためのパターン形成方法であって、前記複数の円形パターンから任意に選択された第1の円形パターンと、前記複数の円形パターンから任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成ステップと、前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、前記接線形成ステップと係数算出ステップとを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算し、露光マスクのパターンデータを取得するステップと、前記パターンデータに基づいて、マスク基板上に前記第1の円形パターンを形成して露光マスクを製造するステップと、前記露光マスクを用いてレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記レジストパターンの下地をエッチングするステップと、を含むことを特徴とするものである。
【0023】
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成し、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングして作製するバンプ付銅箔であることを特徴とする。
【0024】
請求項11に記載の発明は、請求項6に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成し、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングして複数の銅バンプを形成して作製するバンプ付銅箔であることを特徴とする。
【0025】
請求項12に記載の発明は、請求項7に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成し、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングして作製するバンプ付銅箔であることを特徴とする。
【0026】
請求項13に記載の発明は請求項7に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成し、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングして複数の銅バンプを形成して作製するバンプ付銅箔であることを特徴とする。
【0027】
請求項14に記載の発明は、請求項6に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングするステップと、を含むバンプ付銅箔の製造方法であることを特徴とする。
【0028】
請求項15に記載の発明は、請求項6に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成するステップと、を含むバンプ付銅箔の製造方法であることを特徴とする。
【0029】
請求項16に記載の発明は、請求項7に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングするステップと、を含むバンプ付銅箔の製造方法であることを特徴とする。
【0030】
請求項17に記載の発明は、請求項7に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成するステップと、を含むバンプ付銅箔の製造方法であることを特徴とする。
【0031】
請求項18に記載の発明は、請求項10乃至請求項13のいずれかに記載のバンプ付銅箔であって、前記銅箔の上に、エッチングストッパー層を有することを特徴とする。
【0032】
請求項19に記載の発明は、請求項14乃至請求項17のいずれかに記載のバンプ7付銅箔の製造方法であって、前記銅箔の上に、エッチングストッパー層を成膜するステップと、前記エッチングストッパー層の上に、更に銅箔を成膜し、その銅箔をエッチングすることにより銅バンプを形成するステップと、を含むことを特徴とする
【0033】
請求項20に記載の発明は、請求項6に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して下部銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記下部銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成してバンプ付銅箔を作製するステップと、前記バンプ付銅箔の上に上部銅箔を圧着して設けるステップと、を含むバンプ電極構造製造方法であることを特徴とする。
【0034】
請求項21に記載の発明は、請求項7に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して下部銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記下部銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成してバンプ付銅箔を作製するステップと、前記バンプ付銅箔の上に上部銅箔を圧着して設けるステップと、を含むバンプ電極構造製造方法であることを特徴とする。
【0035】
請求項22に記載の発明は、請求項6に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して下部銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記下部銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成してバンプ付銅箔を作製するステップと、前記バンプ付銅箔によって配線層を挟んで圧着するステップと、を含む多層配線基板製造方法であることを特徴とする。
【0036】
請求項23に記載の発明は、請求項7に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して下部銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、前記レジストパターンをマスクにして前記下部銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成してバンプ付銅箔を作製するステップと、前記バンプ付銅箔によって配線層を挟んで圧着するステップと、を含む多層配線基板製造方法であることを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の一例について、図1乃至図4を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態のパターンデータ作成システムのブロック図である。また、図2は、本発明の実施形態において補正量を算出し、露光マスクおよびパターンを形成するまでの流れを示すフローチャートである。また、図3は、本発明の実施形態における影響係数を算出するために用いられる円形パターンが示されている上面図である。また、図4は、補正係数を算出するために使用される補正関数が表されたグラフである。
【0038】
(構成)
図1のブロック図に示すように、本発明のマスクデータ作成システム1は、パターン抽出手段2と、入力手段3と、記憶手段4と、補正処理手段5と、出力手段6とを備えている。さらに、補正処理手段5は、影響係数算出手段51と、補正係数算出手段52と、補正量算出手段53と、特殊補正手段54とを備えている。パターンデータ作成システム1は、例えばパーソナルコンピュータで構成されており、コンピュータ本体、キーボード、およびモニタなどを備えている。
【0039】
パターン抽出手段2は、補正処理を行うパターンデータを取り込み、そのパターンデータ内のバンプ形成用の円形パターンデータを抽出する手段である。さらに、その円形パターンデータから1つの基準となる基準パターンを選択して、有効範囲内の円形パターンを抽出する手段である。ここで、有効範囲とは、複数のバンプ形成用の円形パターンの中から基準となる1つの円形パターンを選択して、その円形パターンを基準パターンとして扱った場合に、その基準パターンを中心とした範囲のことをいう。
【0040】
入力手段3は、露光マスクの基準レジスト径、最大補正値、補正関数および補正関数に与えるパラメータ値を入力する手段である。ここで、基準レジスト径とは、有効範囲内に基準パターン以外の円形パターンが1つもない状態の円形パターンの径のことであり、ウエットエッチング後に製造される各バンプ間の距離、バンプの高さおよび目的とするバンプの径などから決定する。また、最大補正値とは、有効範囲内にある円形パターン1つあたりの最大の影響量であり、バンプ高さおよび目的のバンプの径などから決定する。また、補正関数とは、基準パターンから基準パターン以外の各円形パターンまでの距離に基づいて、エッチング後のバンプの径に与える影響を表す補正係数を算出するための関数である。この入力手段3は、キーボードなどの入力機器で構成されている。
【0041】
記憶手段4は、例えばROMなどのメモリやHDDなどの記憶装置で構成されており、入力手段2によって入力された設定値、パターン抽出手段3によって取り込まれたパターンデータやバンプ形成用の円形パターンデータおよび後述する補正処理手段5によって補正されたパターンデータを記憶する手段である。
【0042】
補正処理手段5は、円形パターン径の最適値を求めるために用いられる補正値を算出する手段である。影響係数算出手段51は、基準パターンの周囲に存在する円形パターンの数が、基準パターンに与える影響を表す影響係数を算出する手段である。補正係数算出手段52は、基準パターンから基準パターン以外の円形パターンまでの距離により、補正関数を用いて補正係数を算出する手段である。さらに、補正量算出手段53は、最大補正値、補正係数および影響係数を積算することにより補正量を算出する手段である。特殊補正手段54は、目的の径が異なるバンプを形成するための補正を行う手段である。
【0043】
出力手段6は、補正処理手段5によって補正されたパターンデータを外部の装置、例えば、露光マスク作成装置などに出力する手段である。
【0044】
(作用)
以上のような補正処理手段5を備えたパターンデータ作成システム1によれば、次のような作用が奏される。
【0045】
パターン抽出手段2によってパターンデータからバンプ形成用の円形パターンデータが抽出され、さらに、有効範囲内の円形パターンデータが抽出される。パターンデータや抽出された円形パターンデータなどは記憶手段4に記憶される。入力手段3によって、予め必要な設定値が入力され、それらの入力されたパラメータは記憶手段4に記憶される。補正処理手段5は、記憶手段4に記憶された設定値および有効範囲内にある円形パターンの数および各円形パターン間の距離に基づいて、各円形パターンに対する補正量を算出する。そして、基準レジスト径から補正量を減算することにより、補正処理後の円形パターンの径が得られる。そして、そのパターンデータを用いて露光マスクを作成し、その露光マスクを使用してパターンを形成すると、バンプ個々のバンプ径を一定にすることが可能となる。
【0046】
次に、図2乃至図4を参照しつつ、本発明の実施形態におけるパターンデータ作成、露光マスクの作成およびパターン形成までの流れについて説明する。
【0047】
図2に示すように、パターン抽出手段2によってパターンデータ作成システム1にパターンデータを取り込む(S01)。そして、パターンデータ内のバンプ形成用の円形パターンデータを抽出し、更に、それらの円形パターンデータから基準パターンを選択するとともに有効範囲内の円形パターンを抽出する(S02)。なお、本実施形態における有効範囲は1.500mmとしている。
【0048】
次に、入力手段3により基準レジスト径および最大補正値からなる基本設定値と、補正関数と、関数下限値、しきい値1、しきい値2および関数上限値からなる関数設定値を入力する(S03)。補正関数および関数設定値については、後述する。
【0049】
そして、補正量は、有効範囲内の円形パターンに対して基準パターンからの距離が近い円形パターン順に、以下のS04からS14の処理を行うことにより求められる。まず、影響係数算出手段51が影響係数を算出し、次に補正係数算出手段が補正係数を算出する。そして、最大補正量、影響係数および補正係数を積算することにより補正量を算出する。以下に補正量の詳細な算出方法の流れについて説明する。
【0050】
まず、影響係数算出手段51が、影響係数を算出する(S04〜S09)。ここで、図3を参照しつつ影響係数の算出方法について説明する。前述したように基準となる1つの円形パターンを選択し、その円形パターンを基準パターンとして扱い、基準パターンの周囲に存在する円形パターンの数が基準パターンに与える影響を影響係数として算出する。
【0051】
ここでは、パターン61を基準パターンとした場合に、基準パターン以外の各パターンの存在が基準パターン61に与える影響を表す影響係数の算出方法について説明する。例えば、パターン63が基準パターン61に与える影響について説明する。まず、基準パターン61に接する、接線61aと接線61bが引かれる。これらの2本の接線は、パターン63より近いパターン62の接線となるとともに、基準パターン61とパターン62との間で交差するように引かれる。このような接線を引くことにより、有効範囲はパターン62が含まれている領域と、それ以外の領域に分けられる。そして、パターン63のようにパターン62が含まれている領域内に含まれている場合は、基準パターン61の径に影響を与たえないため、影響係数は「0」と算出される(S05)。
【0052】
次に、パターン65が基準パターン61に与える影響を求める。前述した方法と同様に、基準パターン61に接するとともに、パターン65より近いパターン62の接線となる接線61aと接線61bが引かれ、有効範囲はパターン62が含まれている領域と、それ以外の領域に分けられる。パターン65のようにパターン62が含まれている領域内に含まれていない場合は、パターン61の径に影響を与えるため、影響係数は「1」と算出される(S06)。
【0053】
次にパターン64が基準パターン61に与える影響を求める。前述したパターン63およびパターン65の場合と同様に、基準パターン61に接するとともに、パターン64より近いパターン62の接線となる接線61aと接線61bが引かれ、有効範囲はパターン62が含まれている領域と、それ以外の領域に分けられる。この場合、パターン64の1部分が、パターン62が含まれている領域内に含まれているため、パターン64の面積からその含まれている1部分の面積を減算する(S07)。さらに、前述した方法と同様に、パターン64より近いパターン66に接する接線61cおよび接線61dを引き、有効範囲はパターン62が含まれている領域と、それ以外の領域に分けられる。そして、パターン66が含まれている領域内にパターン64が含まれているか判断する。1部分が存在する場合は、パターン64の面積からその含まれている1部分の面積を減算する(S07)。すべての含まれている部分を減算した結果、値がマイナス値となった場合は、影響係数は「0」と算出される。減算した結果、値がプラス値であれば、減算した値とパターン64との面積比が影響係数として算出される(S09)。
【0054】
次に、補正係数算出手段52が、基準パターン61から基準パターン以外の各円形パターンまでの距離と補正関数を用いて補正係数を求める(S10)。この補正係数の算出方法については、図4を参照しつつ説明する。図4には、補正係数を算出するために用いられる補正関数のグラフが表されている。ここで、図4のx軸は基準パターンから各円形パターンまでの距離を示しており、y軸はその距離に対する補正係数を示している。補正係数の最小値は「0」であり、最大値は「1」である。ここでは、補正関数として4種類の関数が使用されている。
【0055】
補正関数1は、関数下限値から関数上限値まで直線を描く関数である。また、補正関数2は、関数下限値から関数上限値までcosX曲線(Xは0〜90)を描く関数である。また、補正関数3は、関数下限値から関数上限値までcosX曲線(Xは90〜180)を描くが、しきい値1からしきい値2まではcosX曲線ではなく直線を描く複合関数である。また、補正関数4は、関数下限値から関数上限値までcosX曲線(Xは0〜180)を描く関数である。
【0056】
本発明の実施形態においては、補正関数3を用いることで、ウエットエッチング後のバンプの径を一定にすることができるパターンデータを作成することが可能となる。また、関数下限値、しきい値1、しきい値2、および関数上限値からなる関数設定値は、前述したS03の段階で入力手段3によって入力される。S03の入力手段3によって、「関数下限値」には補正係数が「1」となる円形パターンの距離が指定され、しきい値1には直線関数の始点となる円形パターンの距離が指定され、しきい値2には直線関数と曲線関数が切り替わる境界値が指定され、関数上限値には補正係数が「0」となる基準パターンからの距離が指定される。そして、基準パターン61から有効範囲内にある各円形パターンまでの距離に対する補正係数を算出する。
【0057】
次に、補正量算出手段53が、任意に設定した最大補正値、影響係数算出手段51が求めた影響係数および補正係数算出手段52が算出した補正係数を積算することにより補正量を算出する(S11)。そして、S01において任意に設定された基準レジスト径から補正量を減算し、バンプの径を一定にするための円形パターンの径を算出する(S12)
【0058】
また、エッチング後の径が異なるバンプを形成する場合は、特殊補正手段54によって補正後の円形パターンの径に特殊補正値が加算される(S13)。ここで、特殊補正値は、目的のバンプの高さまたは径などから決定され、入力手段3によって入力される。そして、補正後の円形パターンの径に特殊補正値を加算した結果が、実際に使用される円形パターンの径となる。
【0059】
上記のS04〜S13での処理によって、ある1つの円形パターンを基準パターンとして扱った場合に、その基準パターンの補正後の径の値が算出される。ここで、円形パターンデータ中のすべての円形パターンに対して補正処理が終了しているかが判断される(S14)。そして、すべての円形パターンに対して補正処理が終了している場合は、出力手段6によって補正後のパターンデータが出力され(S15)、補正処理は終了する。一方、すべての円形パターンに対して補正処理が終了していない場合は、補正処理が終了していない円形パターンを基準パターンとして扱い、前述したS04〜S13の処理をその基準パターンに対して行う。
【0060】
すべての円形パターンに対して補正処理が終了して補正処理後の円形パターンデータが出力された場合、そのデータを露光装置に入力する。そして、マスク基板上の遮光膜を加工し、露光マスクを作成する(S16)。そして、その露光マスクを使用して、例えば銅箔上に露光プロセスおよび現像プロセスによってレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして銅箔をウエットエッチングすることにより所望のバンプを形成する(S17)。
【0061】
次に、本発明のバンプ付銅箔の製造方法およびバンプ電極構造の製造方法の実施形態について、図7を参照しつつ説明する。まず、図7(a)に示すように、下部銅箔701上にエッチングストッパー層702を成膜し、さらにその上にバンプを形成するための銅箔703を成膜する。このエッチングストッパー層702は、銅箔703をエッチングする際に下部銅箔701までエッチングされるのを防止する。次に、図7(b)に示すように、銅箔703上にレジスト膜を成膜し、さらに、本発明の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して、フォトリソグラフィ技術により露光および現像してレジストパターン704を形成する。このレジストパターン704の形状は、本発明のパターンデータ作成方法によって補正された、円形状の形状をしている。
【0062】
そして、図7(c)に示すように、ウエットエッチングにより銅箔703をエッチングし、銅バンプ705を形成する。尚、本発明の露光マスクを使用することにより、エッチングによって作製された銅バンプ705のバンプ径は、すべて同一となる。また、エッチングストッパー層702が存在するために、下部銅箔701までエッチングされることはない。そして、図7(d)に示すようにレジスト704を剥離し、さらに図7(e)に示すようにエッチングストッパー層702を剥離する。
【0063】
次に、図7(f)に示すように、銅バンプ705を覆うように絶縁樹脂706を成膜し、さらにその上に保護シート707を成膜し、それらを下部銅箔701および銅バンプ705に密着させる。そして、銅バンプ705の一定の高さが残るように、絶縁樹脂706および保護シート707を研磨する。その後、図7(g)に示すように保護シート707を剥離する。
【0064】
そして、図7(h)に示すように、上部銅箔708を銅バンプ705の上に配置し、下部銅箔701と上部銅箔708を加熱しながらプレスすることにより、それらを密着させる。そして、図7(i)に示すように、銅バンプ705と接触していない下部銅箔701と上部銅箔708をエッチングにより削り、銅バンプ705を層間接続手段とするバンプ電極構造709を形成する。
【0065】
次に、本発明の多層配線基板製造方法の実施形態について、図8を参照しつつ説明する。図8(a)に示すように、例えば、銅配線810が形成された配線層803の上下に、銅バンプ805が形成されたバンプ付銅箔801を設ける。本実施形態に使用される配線層803には、スルーホール812が形成されている。また、バンプ付銅箔801は、図7(g)に示されている銅バンプ705が形成された銅箔に対応する。このとき、銅バンプ805の位置と銅配線810の位置が一致するように位置を合わせる。そして、図8(b)に示すように、配線層803とバンプ付銅箔801を加熱しながら圧着することにより、多層配線基板813を形成する。尚、本実施形態に使用される配線層803には、スルーホール812が形成されているが、本発明はこのような配線層に限られず、当然スルーホールが存在しないような配線層を用いても構わない。
【0066】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
【0067】
【発明の効果】
請求項1および請求項2記載のパターンデータ作成方法および請求項3および請求項4記載のプログラムによると、ウエットエッチングを行うときの周辺の円形パターンの数および各円形パターン間の距離に基づいて、エッチング後のバンプ個々のバンプ径を均一化させるためのマスクデータを作成することが可能となる。
【0068】
また、請求項6および請求項7記載のマスク製造方法によると、ウエットエッチングを行うときの周辺の円形パターンの数および各円形パターン間の距離に基づいて、エッチング後のバンプ個々のバンプ径を均一化させるための露光マスクを製造することが可能となる。
【0069】
また、請求項8および請求項9記載のパターン形成方法によると、エッチング後のバンプ個々のバンプ径を均一化させることができる。
【0070】
さらに、請求項10乃至請求項19に記載の発明は、バンプ個々のバンプ径が均一であるバンプ付銅箔を提供することが可能となる。
【0071】
さらに、請求項20および請求項21に記載のバンプ電極構造製造方法によると、バンプ径が均一である銅バンプの電極を製造することができる。また、請求項22および請求項23に記載の多層配線基板製造方法によると、バンプ径が均一である銅バンプを層間接続手段とする多層配線基板を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のパターンデータ作成システムを示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における補正値を算出し、露光マスクおよびパターンを形成するまでの流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施形態における影響係数を算出するために用いられる円形パターンが示されている上面図である。
【図4】本発明の実施形態で使用される補正関数が表されたグラフを示す図である。
【図5】ウエットエッチングによりバンプを形成するための手順を示した図である。
【図6】周囲の円形パターンの数および各円形パターン間の距離がエッチング後のバンプの径に与える影響を示したバンプの上面図である。
【図7】本発明の実施形態におけるバンプ電極構造製造方法の工程を示す図である。
【図8】本発明の実施形態における多層配線基板製造方法の工程を示す図である。
【符号の説明】
2 パターン抽出手段
3 入力手段
4 記憶手段
5 補正処理手段
51 影響係数算出手段
52 補正係数算出手段
53 補正量算出手段
54 特殊補正手段
61 基準パターン
61a、61b、61c、61d 接線
62 基準パターンにより近い円形パターン
63、64、65、66 円形パターン
71 基板
72、703 銅箔
73、704 レジスト
74 エッチング後のパターン形状(バンプ)
75 露光マスク
76 円形パターン
701、804 下部銅箔
702、807 エッチングストッパー層
705、805 銅バンプ
706、806 絶縁樹脂
707 保護シート
708 上部銅箔
709 バンプ電極
801 バンプ付銅箔
803 配線層
810 銅配線
812 スルーホール
813 多層配線基板

Claims (10)

  1. 複数の円形パターンを含む露光マスク用のパターンデータであり、ウエットエッチングにより形成するバンプの径を均一化するためのパターンデータを作成するパターンデータ作成方法であって、
    補正処理を行う対象であってバンプ形成用の複数の円形パターンを含むパターンのデータを取り込み、該データ内の複数の円形パターンのデータを抽出するステップと、
    前記複数の円形パターンのデータから任意に選択された第1の円形パターンと、該第1の円形パターンを始点とした任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成ステップと、
    前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、
    前記接線形成ステップと係数算出ステップとを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算ステップと、
    前記径の演算が終了した第1のパターン以外の各円形パターンについて、それぞれの円形パターンを第1の円形パターンとして、前記接線形成ステップと、前記係数算出ステップと、前記演算ステップとを実行するステップと
    を含むことを特徴とするパターンデータ作成方法。
  2. 複数の円形パターンを含む露光マスク用のパターンデータであり、ウエットエッチングにより形成するバンプの径を均一化するためのパターンデータを作成するために、コンピュータに、
    補正処理を行う対象であってバンプ形成用の複数の円形パターンを含むパターンのデータを取り込み、該データ内の複数の円形パターンのデータを抽出する機能と、
    前記複数の円形パターンのデータから任意に選択された第1の円形パターンと、該第1の円形パターンを始点とした任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成機能と、
    前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出機能と、
    前記接線形成機能と係数算出機能とを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算機能と、
    前記径の演算が終了した第1のパターン以外の各円形パターンについて、それぞれの円形パターンを第1の円形パターンとして、前記接線形成機能と、前記係数算出機能と、前記演算機能とを実行する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  3. 請求項2に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  4. 複数の円形パターンを含む露光マスク用のパターンデータであり、ウエットエッチングにより形成するバンプの径を均一化するためのパターンデータに基づいて、複数の円形パターンが形成された露光マスクを製造するためのマスク製造方法であって、
    補正処理を行う対象であってバンプ形成用の複数の円形パターンを含むパターンのデータを取り込み、該データ内の複数の円形パターンのデータを抽出するステップと、
    前記複数の円形パターンのデータから任意に選択された第1の円形パターンと、該第1の円形パターンを始点とした任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成ステップと、
    前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、
    前記接線形成ステップと係数算出ステップとを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算ステップと、
    前記径の演算が終了した第1のパターン以外の各円形パターンについて、それぞれの円形パターンを第1の円形パターンとして、前記接線形成ステップと、前記係数算出ステップと、前記演算ステップとを実行するステップと、
    前記各円形パターンについて演算した各径に基づいて補正したパターンデータに基づいて、マスク基板上に前記各円形パターンを形成するステップと、
    を含むことを特徴とする露光マスク製造方法。
  5. 複数の円形パターンを含む露光マスク用のパターンデータであり、ウエットエッチングにより形成するバンプの径を均一化するためのパターンデータに基づいて、複数の円形パターンを形成するためのパターン形成方法であって、
    補正処理を行う対象であってバンプ形成用の複数の円形パターンを含むパターンのデータを取り込み、該データ内の複数の円形パターンのデータを抽出するステップと、
    前記複数の円形パターンのデータから任意に選択された第1の円形パターンと、該第1の円形パターンを始点とした任意の方向の1つにおいて選択された前記第1の円形パターンに最近接して配置される第2の円形パターンとの双方に接し、かつ、当該双方の間で交差する一対の接線を形成する接線形成ステップと、
    前記一対の接線に挟まれ、かつ、前記第2の円形パターンを含む領域の部分領域を除く全領域にある円形パターンの面積とそれらの位置に基づいて、係数を算出する係数算出ステップと、
    前記接線形成ステップと係数算出ステップとを、前記方向のすべてについて行って求めた係数に基づいて、前記第1の円形パターンの径を演算する演算ステップと、
    前記径の演算が終了した第1のパターン以外の各円形パターンについて、それぞれの円形パターンを第1の円形パターンとして、前記接線形成ステップと、前記係数算出ステップと、前記演算ステップとを実行するステップと、
    前記各円形パターンについて演算した各径に基づいて補正したパターンデータに基づいて、マスク基板上に前記各円形パターンを形成して、露光マスクを製造するステップと、
    前記露光マスクを用いてレジストパターンを形成するステップと、
    前記レジストパターンをマスクにして前記レジストパターンの下地をエッチングするステップと、
    を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  6. 請求項4に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、
    前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングするステップと、を含むことを特徴とするバンプ付銅箔の製造方法。
  7. 請求項4に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、
    前記レジストパターンをマスクにして前記銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成するステップと、を含むことを特徴とするバンプ付銅箔の製造方法。
  8. 前記銅箔の上に、エッチングストッパー層を成膜するステップと、
    前記エッチングストッパー層の上に、更に銅箔を成膜し、その銅箔をエッチングすることにより銅バンプを形成するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項又は請求項に記載のバンプ付銅箔の製造方法。
  9. 請求項4に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して下部銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、
    前記レジストパターンをマスクにして前記下部銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成してバンプ付銅箔を作製するステップと、
    前記バンプ付銅箔の上に上部銅箔を圧着して設けるステップと、
    を含むことを特徴とするバンプ電極構造製造方法。
  10. 請求項4に記載の露光マスク製造方法によって製造された露光マスクを使用して下部銅箔の上にレジストパターンを形成するステップと、
    前記レジストパターンをマスクにして前記下部銅箔をエッチングすることにより、複数の銅バンプを形成してバンプ付銅箔を作製するステップと、
    前記バンプ付銅箔によって配線層を挟んで圧着するステップと、
    を含むことを特徴とする多層配線基板製造方法。
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