JP4058188B2 - コンバインの刈取部 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの刈取部における、詳しくは穀稈引起し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数条の穀稈を引起す穀稈引起し装置を装備したコンバインの刈取部において、前記穀稈引起し装置の引起し機構は、上側横フレーム内の上側横伝動軸にべベルギヤを介して連結された引起し第1駆動軸の下端に、引起し第2駆動軸がベベルギヤを介して連動連結され、該引起し第2駆動軸の先端部に駆動用スプロケットが取付けられ、該スプロケットを介してチェンの伝動力により穀稈を引起す引起しタインが進出・退入するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような引起し機構では、引起しタインの破損によるタインロック、或いは引起しタインの土中突っ込み等により、駆動系に過負荷が掛かった際に、上記した駆動ベベルギヤが破損するという問題点がある。
そこで、本発明は、以上のような問題点を解決すべくなされたものであり、引起し駆動系に過負荷が掛かった際に、駆動力の伝達を切断して、べベルギヤの破損を防止し、駆動系の安全を確保することができるコンバインの刈取部の穀稈引起し装置を得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような目的を達成するために、次のようなコンバインの刈取部を提供するものである。すなわち、複数条の穀稈を引起す穀稈引起し装置と、該穀稈引起し装置に引起された複数条の穀稈を刈取る刈刃装置と、該刈刃装置により刈取られた穀稈を脱穀部側へ搬送する上・下部搬送装置とを装備するコンバインの刈取部において、前記引起し装置は、伝動軸と、前記伝動軸にベベルギヤを介して連設される複数の第一駆動軸と、前記第一駆動軸にベベルギヤを介して連設される第二駆動軸と、前記第二駆動軸に配設したスプロケットと、前記スプロケットに巻回される引起しタインを取り付けた引起しチェンとからなり、前記第二駆動軸は、前記スプロケットに引起し駆動を「入」「切」させるクラッチが配設され、前記クラッチは、前記第二駆動軸に配設された圧縮バネおよびシフタとによって付勢されていることを特徴とするコンバインの刈取部である。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に示す実施例を基に説明する。
図1乃至図4に示すAは本発明に係る六条刈り用コンバインであり、機体フレーム(1)の下方に左右一対のクローラ式走行部(2)(2)を備え、機体フレーム(1)の左側前端部に刈取部(3)を取付け、該刈取部(3)直後方位置に脱穀部(4)を設け、前記脱穀部(4)の直後方位置に排藁処理部(5)を設ける一方、機体フレーム(1)の右側前部に運転部(6)を設け、該運転部(6)の直後方位置に穀粒貯留タンク(7)を設けている。(8)は脱穀部(4)の左側上部に設けたフィードチェン、(9)は穀粒排出オーガである。
【0006】
刈取部(3)は、図1に示すように、機体フレーム(1)の左側前端部に立設した支柱(10)の上端に、刈取フレーム(11)を上下回動自在に取付けている。
前記刈取フレーム(11)は図3に示すように、左右一対の支柱(10)(10)の上端間に、左右幅方向に延伸する筒状の回動支軸(12)を軸線廻りに回動自在に横架し、該回動支軸(12)の右側部より、前下方に向けて筒状の縦フレーム(13)を延伸し、該縦フレーム(13)の下側に左右幅方向に延伸する筒状の下側横フレーム(14)の中途部を連通連設し、該下側横フレーム(14)の左側後部より前方向へ向けて筒状の立上りフレーム(15)を立上げると共に、下側横フレーム(14)の右側端部より前上方に向けて支持フレーム(図示せず)を立ち上げて、両フレーム(14)(15)の上端間に上側横フレーム(16)を横架し、該上側横フレーム(16)の中途部と前記縦フレーム(13)の後部との間に上方へ凸状に湾曲する上側連結フレーム(17)を横架する一方、前記下側横フレーム(14)の左右側部よりそれぞれ前方に向けて左右一対の下側連結フレーム(18)(18)を延設して形成している。(19)は下部搬送装置支持フレームである。
【0007】
また、前記刈取フレーム(11)には、図3及び図4に示すように、植立する六条の穀稈を分草する分草板(20)と、各分草板(20)により分草された六条の穀稈を引起す穀稈引起し装置(21)と、該穀稈引起し装置(21)により引起された六条の穀稈の株元を掻込む穀稈掻込み装置(22)と、前記穀稈掻込み装置(22)により掻込まれた穀稈の株元を刈取る刈刃装置(23)と、前記刈刃装置(23)により刈取られた六条の穀稈の下部を脱穀部(4)側へ搬送する下部搬送装置(24)と、穀稈の上部を脱穀部(4)側へ搬送する上部搬送装置(25)と、穀稈の穂先部を搬送する穂先搬送装置(26)と、上・下部搬送装置(24)(25)から脱穀部(4)のフィードチェン(8)への穀稈の受渡しの補助をする補助搬送装置(27)とが取付けられている。
【0008】
分草板(20)は図3及び図4に示すように、左右幅方向に一定の条間隔を開けて計7個配置している。
また、穀稈引起し装置(21)は同じく図3及び図4に示すように、左右に隣接する分草板(20)(20)間の直後方位置に上下方向に延伸する引起しケース(30)を計6個立設し、各引起しケース(30)の上部と前記上側横フレーム(16)との間に計6個の引起し駆動ケース(29)を立設している。
【0009】
前記引起し駆動ケース(29)内には、図5に示すように、上下方向に延伸する引起し第1駆動軸(32)を挿通し、該引起し第1駆動軸(32)の上端を上側横伝動軸(28)にベベルギヤ(32a)(28a)を介して連動連結すると共に、前記引起し第1駆動軸(32)の下端に引起し第2駆動軸(35)をベベルギヤ(32b)(35a)を介して連動連結し、さらに引起し第1駆動軸(32)より穂先搬送駆動ケース(33)内に向けて下方へ穂先搬送第1駆動軸(34)を延設し、該穂先搬送第1駆動軸(34)の下端に穂先搬送第2駆動軸(36)の一端をベベルギヤ(34a)(36a)を介して連動連結し、該穂先搬送第2駆動軸(36)の他端に右側部穂先搬送機構(37)を連動連設している。
【0010】
引起しケース(30)内には、図6に示すように、引起し機構(31)を設けており、該引起し機構(31)は、引起しケース(30)内に設けた支持フレーム(31b)の上部に、引起し駆動ケース(29)より引起し第2駆動軸(35)の先端部を機体前方に延伸させ、該第2駆動軸(35)に駆動用スプロケット(31c)を取付け、さらにその先端部に動力伝達の「入」「切」をする引起し爪クラッチ(38)が嵌挿されている。
また、図7に示すように、前記引起し爪クラッチ(38)の先端部にはナット(40)を介してシフター(39)が嵌着され、その嵌着されて形成された空間部に圧縮バネ(41)が第2駆動軸(35)に捲装されて収納されており、常時は圧縮バネ(41)の付勢力が作用し、引起し第2駆動軸(35)の動力を正常に穀稈引起し装置(21)に伝達される。なお、(42)は引起し駆動ケース(29)先端部を保護するキャップである。
一方、支持フレーム(31b)の下部に従動用スプロケット(31d)を取付け、両スプロケット(31c)(31d)間に引起しチェン(31e)を巻回し、該引起しチェン(31e)に多数の引起しタイン(31a)を取付け、該引起しタイン(31a)が、従動用スプロケット(31d)の廻りを回行して上方へ移動し、さらに、駆動用スプロケット(31c)の廻りを回行する間は引起しケース(30)の一側縁部に形成したタイン進出溝(31f)より進出して穀稈を引起し可能とし、かつ、下方に移動する間は退入するように構成されている。
(31g)はテンションローラ、(31h)はテンションスプリング、(31i)はタイン退入ガイド体、(31k)はタイン進出ガイド体である。
【0011】
このような構成によれば、引起し機構(31)に引起し爪クラッチ(38)を介して穀稈引起し装置(21)に駆動力が伝達されるので、引起し部において、引起しタイン(31a)の破損によるタインロック、或いは土中突っ込み等により、駆動系に過負荷が掛かった際に、引起し爪クラッチ(38)が駆動用スプロケット(31c)から切離され、該スプロケット(31c)を空転させ、ベベルギヤ(32b)(35a)の破損防止が図れる。
また、引起しケース(30)に取付けられているキャップ(42)を外し、引起し第2駆動軸(35)の先端部に軸通されたシフター(39)を螺着しているナット(40)の締付け力を調節することにより、作動トルクの調整が自在に設定可能になる。
【0012】
また、引起しケース(30)内の引起し機構(31)を図8に示すように構成してもよい。
即ち、図7に示すものにおいては、駆動用スプロケット(31c)は引起し第2駆動軸(35)に対して片側からの保持いわゆる片持ち支持されているので、該駆動軸(35)のボールベアリング(45)にガタが生じやすい。
そこで、このような不具合を解消するために、引起しケース(30)内に設けた支持フレーム(31b)の上部に、引起し駆動ケース(29)より引起し第2駆動軸(35)の先端部を機体前方に延伸させ、該引起し第2駆動軸(35)に両側から支持するように駆動用両持ちスプロケット(31m)が取付けられている。
前記両持ちスプロケット(31m)の軸の先端にはカム(31p)を備えた鍔部(31n)が設けられ、さらに、カム(31p)面に噛合う爪クラッチ(38')の軸(31q)が両持ちスプロケット(31m)の軸内筒にスライド可能に嵌合されている。また、爪クラッチ(38')の先端には弾性バネ(43)が植込ボルト(44)を介して引起し第2駆動軸(35)に植込まれている。
【0013】
上記のように、引起し第2駆動軸(35)を両持ち形状に構成したので、引起し部において、引起しタイン(31a)破損によるタインロック、或いは土中突っ込み等により、駆動系に過負荷が掛かった際に、弾性バネ(43)の付勢力が弱まり、爪クラッチ(38')とカム(31p)の係合が解除され、第2駆動軸(35)の動力伝達が切断され、その際、引起しケース(30)内のボールベアリング(45)に掛かる荷重が低減でき、ガタがなくなり、耐久性がアップする。
また、爪クラッチ(38')を介して駆動力を引起し第2駆動軸(35)に伝達するので、駆動系のベベルギヤ(32b)(35a)の破損防止に寄与する。
そして、上記の各引起し機構は自脱型コンバインのほぼ全ての機種に適用が可能であり、引起し駆動機構の過負荷に対する安全保護に寄与する。
【0014】
次に、三条刈り用コンバインBの全体構成を図面に基づいて説明する。
図9は、三条刈り用コンバインの全体側面図、図10は、同コンバインの正面図である。
機体フレーム(1)の下方に左右一対のクローラ式走行部(2)(2)を備え、機体フレーム(1)の左右前端部に刈取部(3)を取付け、該刈取部(3)直後方位置に脱穀部(4)を設け、前記脱穀部(4)の直後方位置に排藁処理部(5)を設ける一方、機体フレーム(1)の右側前部に運転部(6)を設け、該運転部(6)の直後方位置に穀粒貯留タンク(7)を設けている。(8)は脱穀部(4)の左側上部に設けたフィードチェンである。
【0015】
また、下側連結フレーム(18)の先端に3個の分草板(20)を取付けて、3条の植立穀稈導入路を形成し、該分草板(20)後方の各下部支持杆上面に、それぞれ引起し部支持杆の上端と左右駆動軸ケースの上端部との間に、多数の引起しタイン(31a)を突設した引起しチェン(31e)を具備した引起し部を前低後高に傾斜させて架設して、引起しチェン(31e)の回動により引起しタイン(31a)で倒伏した穀稈を掻上げて引起すようにしている。
【0016】
以上のような構成を備えた三条刈りのコンバイン或いは五条刈りコンバインにおいて、倒伏稲、穀稈が絡まった稲等の刈取作業を行う場合に、引起しケース部に穀稈がブリッジ状になり、停滞して詰まりが発生するという問題が生じる。
そこで、このような問題を解決するために、図11及び図12に示すように、機体の進行方向における引起しケース(30)前面に、かつ、前記ケース(30)の上下方向に平行して回転軸(51)を備えた円筒状の2個の分草ローラ(50)(50)を定着している。
前記分草ローラ(50)の上端はブラケット(52)に取付けられ、その下端に突出した回転軸(51)は従動用スプライン(31d)の駆動軸に連通連設されたベベルギヤ(53)を介して回転駆動されるように噛合され、各分草ローラ(50)(50)は矢印で示すように引起しタイン(31a)に向いて回転させるように構成されている。
【0017】
このように分草ローラ(50)を引起しケース(30)前面に、しかも該ケース(30)の上下方向に平行して設けたので、引起しケース(30)内に引っかかりそうになる穀稈を分草ローラ(50)により両側に分草し、引起しタイン(31a)によってスムースに搬送部への搬送が可能になり、刈取作業時の引起しケース(30)に穀稈がブリッジ状になり、停滞して詰まりが発生するという問題が解決される。
【0018】
次に、前記分草ローラの変形例を説明する。
図13及び図14に示すように、分草ローラ(50)の上端部は引起しケース(30)に装備された略V字状の屈伸リンク(54)に固着され、その下端部はローラ回転軸(51)とベベルギヤ(53)間に接続されジョイント(55)を介して駆動力が伝達されるように構成されている。なお、各分草ローラ(50)の回転は前述したように引起しタイン(31a)に向けて回転するように構成されている。
このように構成されているので、屈伸リンク(54)の角度調整に応じて、ジョイント(55)を支点として分草ローラ(50)の引起しケース(30)に対する傾斜角を調整できるので、分草ローラ(50)の作用位置が任意に変更可能になり、各種稲の倒伏状態に対応ができ、刈取作業能率が向上する。
【0019】
また、分草ローラの他の変形例を説明する。
上記図11或いは図13に図示した分草ローラ(50)にリード機能を備えたスクリュー溝(56)を刻設させたローラが図15に示すもので、前記スクリュー溝(56)を備えた分草ローラ(50)が所定方向に回転することにより、穀稈を上方に引上げる作用を分草作用と同時に機能させるように構成する。
このように分草ローラ(50)にスクリュー溝(56)を刻設したので、引起しケース(30)に供給する穀稈の姿勢をきれいに整列することができ、安定した搬送ができ、さらに、引起し補助装置としても有効に機能するものである。
【0020】
さらに、引起し機構の変形例を説明する。
図6において既に説明したように、引起し機構(31)は、引起しケース(30)内に設けた支持フレーム(31b)の上部に、引起し駆動ケース(29)より引起し第2駆動軸(35)の先端部を機体前方に延伸させ、該第2駆動軸(35)に駆動用スプロケット(31c)を取付け、さらにその先端部に動力伝達の引起し爪クラッチ(38)が嵌挿されている。
一方、支持フレーム(31b)の下部に従動用スプロケット(31d)を取付け、両スプロケット(31c)(31d)間に引起しチェン(31e)を巻回し、該引起しチェン(31e)に多数の引起しタイン(31a)を取付け、該引起しタイン(31a)が従動用スプロケット(31d)の廻りを回行する間は引起しケース(30)の一側部に形成したタイン進出溝(31f)より進出して穀稈を引起し可能とし、かつ、下方に移動する間は退入するように構成されている。(31g)はテンションローラ、(31h)はテンションスプリング、(31i)はタイン退入ガイド体、(31k)はタイン進出ガイド体である。
【0021】
このような構成を具備した引起し機構において、引起しタイン(31a)が作用し始める時、該タイン(31a)が地面に突っ込んだ際のトルク変動により駆動ベベルギヤ(35a)(32b)から騒音が発生する不具合が生じる。
そこで、このような不具合を解消するために、図16に示すように、引起しケース(30)の下部に設けられた従動用スプロケット(31d)の背面側にフライホイール(57)を配備させることで、作業時のトルク変動により駆動部に生じる騒音を減少することができ、快適な作業ができる。また、引起しタイン(31a)の間欠運動が小さくなり、安定した搬送が可能になる。
また、タイン進出ガイド体(31k)を緩衝ゴム等の弾性体で構成することで、引起しタイン(31a)の回行に伴う機械的摩耗、騒音等の減少等に役立つ。
【0022】
一般的に、コンバインの刈取部のスプロケット或いはローラ部に積極的に泥や塵の侵入防止策を採用しているものは少ない。
そのため、泥水や塵の侵入により、スプロケットやローラ部のベアリングの耐久性が低下する問題がある。
このような、問題を解決するために、例えば図17に示すように、引起し第2駆動軸(35)に嵌着されている駆動用スプロケット(31c)のベアリング(58)と前記駆動軸(35)との間に生じた隙間にオイルシール(ダストシール)(59)を装着することで、泥水や塵の侵入を防止し、その結果、ベアリング(58)の耐久性が向上する。
なお、オイルシールは図に示した駆動用スプロケット(31c)のベアリング(58)に限定されるものではなく、チェンローラ等にも適用可能であることはいうまでもない。
【0023】
【発明の効果】
以上、実施例から明らかなように、本発明のコンバインの刈取部によれば、穀稈引起し装置の駆動軸に引起し駆動を「入」「切」させるクラッチを設けたので、駆動系に過負荷が掛かるとクラッチが切断され、スプラインを空転させ、駆動系のベベルギヤの破損防止が図れる。また、クラッチは爪クラッチから構成されているので、噛合いが正確であり、駆動力の伝達の接続、切断が確実に実行される。さらに、クラッチに圧縮バネを捲装したので、該圧縮バネの付勢力を調節することで、作動トルクの調節が自在に設定可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】六条刈り用コンバインの側面図
【図2】同コンバインの平面図
【図3】刈取部の側面図
【図4】同刈取部の平面図
【図5】右側部穂先搬送機構の断面側面図
【図6】引起し機構の正面図
【図7】穂先搬送機構の要部側面図
【図8】穂先搬送機構の変形例要部側面図
【図9】三条刈り用コンバインの側面図
【図10】同コンバインの正面図
【図11】引起しケースにローラを配備した正面図
【図12】同引起しケースにローラを配備した側面図
【図13】引起しケースにローラを配備した変形例正面図
【図14】同引起しケースにローラを配備した変形例側面図
【図15】引起しケースに変形ローラを配備した正面図
【図16】引起しケースにフライホイールを配備した側面図
【図17】刈取部のスプロケットにオイルシールを装着した側面図
【符号の説明】
A 六条刈り用コンバイン
B 三条刈り用コンバイン
3 刈取部
20 分草板
21 穀稈引起し装置
30 引起しケース
31 引起し機構
31a 引起しタイン
35 引起し第2駆動軸
38 引起し爪クラッチ
38’ 引起し爪クラッチ
50 分草ローラ
54 屈伸リンク
56 スクリューねじ
57 フライホイール
59 オイルシール

Claims (1)

  1. 複数条の穀稈を引起す穀稈引起し装置と、該穀稈引起し装置に引起された複数条の穀稈を刈取る刈刃装置と、該刈刃装置により刈取られた穀稈を脱穀部側へ搬送する上・下部搬送装置とを装備するコンバインの刈取部において、
    前記引起し装置は、伝動軸と、前記伝動軸にベベルギヤを介して連設される複数の第一駆動軸と、前記第一駆動軸にベベルギヤを介して連設される第二駆動軸と、前記第二駆動軸に配設したスプロケットと、前記スプロケットに巻回される引起しタインを取り付けた引起しチェンとからなり、
    前記第二駆動軸は、前記スプロケットに引起し駆動を「入」「切」させるクラッチが配設され、前記クラッチは、前記第二駆動軸に配設された圧縮バネおよびシフタとによって付勢されていることを特徴とするコンバインの刈取部。
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