JP2010104258A - 自脱型コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、走行機体2の前部に昇降自在に備えた刈取り部3に、複数の分草フレーム36、分草具9、引起し装置10、刈取り装置、補助搬送装置12及び供給搬送装置13と、分草フレーム36に刈取り部の刈高さを検出する刈高さ検出装置37を備えた自脱型コンバインにおいて、補助搬送装置に穀稈の詰まりが発生した場合に詰まった穀稈の除去作業を容易に行えるようにするとともに、刈高さ検出装置の保守点検も容易に行えるようにすることにある。
【解決手段】刈高さ検出装置37を左右端の分草フレーム36から機体左右方向内側に隣接する分草フレーム36に取付け、刈高さ検出装置37よりも機体左右方向内側で、且つ右又は左の刈高さ検出装置37に隣接する引起し装置10を含む複数の引起し装置10を隣接する引起し装置10の間に位置する分草具9とともに持上げ可能に構成してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動刈高さ制御に利用される刈高さ検出装置を備えた4条刈以上の多条刈りの自脱型コンバインに関する。
自脱型コンバインにおいては、走行機体2の前部に植立穀稈を刈取って脱穀装置5に向けて搬送する刈取り部3の構造として、走行機体2の前部に機体横軸芯P周りに昇降自在に刈取り部3を備え、刈取り部3に、刈取り部3を支持する刈取り部フレーム11より前方に延設された左右複数の分草フレーム15と、左右複数の各分草フレーム15の前端部に位置して植立穀稈を分草する分草具18と、分草具18の後方に位置して植立穀稈を引起す複数の引起し装置7と、植立穀稈を刈取る刈取り装置8と、刈取られた穀稈を後方のフィードチェーン9に向けて搬送する供給搬送装置10とを備え、分草フレーム15に刈取り部3の刈高さを検出する刈高さ検出装置37を備え、刈高さ検出装置37の検出に基づいて刈取り部3を機体横軸芯P周りで昇降制御する制御手段を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この自脱型コンバインにおいては、刈高さ検出装置37の保守点検を容易に行えるようにすることについての配慮はなされていない。
他方、刈取り部3の供給搬送装置20の保守点検を行えるようにするために、複数の引起し装置13を分草フレーム49とともに持上げ可能に構成してある自脱型コンバインが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−204197号公報 特開2007−37441号公報
上記特許文献1に示された従来構造においては、引起し装置を持上げることができないので刈高さ検出装置自体の保守点検が行い難いだけでなく、刈高さ検出装置の保守点検も行い難いものであった。
本発明は、補助搬送装置等に穀稈の詰まりが発生した場合に、詰まった穀稈を取り除く作業を行い易くするとともに、刈高さ検出装置の保守点検も容易に行えるようにすることを目的としている。
〔第1発明の構成〕
第1発明は、走行機体の前部に機体横軸芯周りに昇降自在に刈取り部を備え、刈取り部に、刈取り部を支持するメインフレームより前方に延設された左右複数の分草フレームと、左右複数の各分草フレームの前端部に位置して植立穀稈を分草する分草具と、分草具の後方に位置して植立穀稈を引起す複数の引起し装置と、引起し装置で引起された植立穀稈を掻き込んで挟持搬送する補助搬送装置と、植立穀稈を刈取る刈取り装置と、刈取られた穀稈を後方のフィードチェーンに向けて搬送する供給搬送装置とを備え、分草フレームに刈取り部の刈高さを検出する刈高さ検出装置を備え、刈高さ検出装置の検出に基づいて刈取り部を機体横軸芯周りで昇降制御する制御手段を備えてある自脱型コンバインの刈取り部構造において、刈高さ検出装置を、右端の分草フレームから機体左右方向内側に隣接する分草フレームと、左端の分草フレームから機体左右方向内側に隣接する分草フレームとに取付け、刈高さ検出装置よりも機体左右方向内側で、且つ右又は左の刈高さ検出装置に隣接する引起し装置を含む複数の引起し装置を、隣接する引起し装置の間に位置する分草具とともに持上げ可能に構成してあることを特徴とする。
〔第1発明の作用〕
第1発明においては、2個の刈高さ検出装置を、左右端の両分草フレームのそれぞれ機体左右方向一つ内側の分草フレームに振り分けて取付けてあるので、刈高さ検出装置を左右端に取付ける場合に比べて左右の検出値の差が大きすぎたりすることもなく、左右方向の地面の凹凸の中間値(平均の高さ)も検出しやすく、更に左右の刈高さ検出装置による検出値の平均値でもって刈取り部の刈高さ制御を行えることから、良好な刈高さ制御を行うことが可能となる。
第1発明においては、引起し装置のうち、刈高さ検出装置よりも機体左右方向内側で、且つ右又は左の刈高さ検出装置に隣接する引起し装置を含む複数の引起し装置を、隣接する引起し装置の間に位置する分草具とともに持上げ可能に構成してあるので、補助搬送装置や供給搬送装置に穀稈の詰まりが生じたときは、複数の引起し装置を持上げることにより、穀稈の詰まりを解消させるための広いメンテナンス空間を確保することができ、このメンテナンス空間に作業者が入り込んで詰まっている穀稈を容易に取り除くことができる。
又、刈高さ検出装置よりも機体左右方向内側で、且つ右又は左の刈高さ検出装置に隣接する引起し装置を含む複数の引起し装置を、隣接する引起し装置の間に位置する分草具とともに持上げ可能に構成してあるので、刈高さ検出装置に作動不良が生じたと思われるときも、複数の引起し装置を持上げることで、容易に刈高さ検出装置の保守点検作業を行うことができる。
〔第1発明の効果〕
上記構成によると、補助搬送装置や供給搬送装置に穀稈の詰まりが生じたときに、引起し装置を持上げて詰まっている穀稈を取り除く詰まり解消作業が容易に行えるだけでなく、右又は左の刈高さ検出装置に隣接する引起し装置を含む複数の引起し装置を、隣接する引起し装置の間に位置する分草具とともに持上げできるようにしてあるので、刈高さ検出装置に隣接する引起し装置と一緒に複数の引起し装置を上方に持上げておくことにより、藁の噛み込み等による刈高さ検出装置の作動不良等の保守点検作業も容易に行うことができるに至った。
刈取り部において全ての引起し装置を持上げるように構成するのではなく、上記構成によると、穀稈の詰まりの取り除き及び刈高さ検出装置の保守点検を行うのに必要な引起し装置(刈高さ検出装置の内側の引起し装置)を持上げるように構成しているので、引起し装置の持上げ構造の簡素化という面でも有利である。
〔第2発明の構成〕
第2の発明は、上記第1の発明において、刈高さ検出装置を、分草フレームの背後で、且つ、引起し装置よりも前方部分の分草フレームに取り付けてある。
〔第2発明の作用効果〕
刈高さ検出装置を分草フレームの背後に取り付けてあるので、刈高さ検出装置に穀稈の排藁が巻き付いたりや泥土等が被って作動不良が生じることを低減できるとともに、刈高さ検出装置に作動不良等が生じて保守点検が必要な場合は、引起し装置を持上げた状態で、刈取り部を上昇させることで、作業者が分草具背後の刈高さ検出装置よりも後方に回って刈高さ検出装置よりも後ろのメンテナンス空間から刈高さ検出装置を十分に保守点検することできる。
〔第3発明の構成〕
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、補助搬送装置の搬送チェーンを緊張状態と非緊張状態とに切換えるレバーを備えてある。
〔第3発明の作用効果〕
補助搬送装置に詰まりが生じたときには、引起し装置を持上げて作業者がメンテナンス空間に入り込んで補助搬送装置の点検を行い、補助搬送装置の搬送チェーンの緊張状態を切換えるレバーを非緊張状態に切換えることによって搬送チェーンの張りを緩めることで補助搬送装置の詰まりを容易に解消することができる。
図1は自脱型コンバインの全体側面を示し、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1を備えた走行機体2の前部に、4条分の植立穀稈を刈り取って後方へ搬送する刈取り部3を機体横軸芯P1周りに上下揺動自在に連結し、かつ、走行機体2に、運転席4を備えた運転部5や、フィードチェーン6により挾持搬送される刈取穀稈に対して脱穀処理を施すとともに脱穀処理後の処理物に対して選別処理を施す脱穀装置7や、選別処理後の穀粒を貯留するグレンタンク8等を搭載して4条刈り用に構成されている。
図1及び図2に示すように、前記刈取り部3は、植立穀稈の株元側に作用して分草する分草具9と、分草された植立穀稈を引き起こす引起装置10と、引き起こされた植立穀稈の株元側を切断するバリカン形式の刈取装置11と、刈り取られた穀稈を左右に寄せ集めながら後方へ搬送する補助搬送装置12と、左右に寄せ集められた刈取穀稈を左右中央に寄せ集めた後に起立姿勢から横倒し姿勢に徐々に変更しながら脱穀装置7の左横一側部に設けられたフィードチェーン6に向けて供給搬送する供給搬送装置13及びそれらを支持する固定フレームとしての伝動ケース兼用のメインフレーム14を設けて、油圧シリンダ15で機体横軸芯P1周りに上下に駆動揺動されるように構成されている。
前記補助搬送装置12は、刈取穀稈の穂先側を左右に寄せ集めながら後方に向けて係止搬送する四基の突起付きの回動ベルト機構16と、刈取穀稈の株元側を左右に寄せ集めながら後方に向けて係止搬送する四基の回転パッカー17とを設けて構成されている。
前記供給搬送装置13は、補助搬送装置12により搬送された刈取穀稈の穂先側を左右中央に寄せ集めながら後方に向けて係止搬送する左右の穂先側係止搬送装置18L,18Rと、補助搬送装置12により搬送された刈取穀稈の株元部を左右中央に寄せ集めながら後方に向けて挾持搬送する左右の第1株元挾持搬送装置19L,19Rと、左右の第1株元挾持搬送装置19L,19Rにより左右中央に寄せ集められた刈取穀稈の株元部を左後方に向けて挾持搬送する第2株元挾持搬送装置20、及び第2株元挾持搬送装置20により搬送された刈取穀稈の株元部を受け取って脱穀装置7のフィードチェーン6に供給する補助株元挾持搬送装置21を設けて構成されている。
前記第1株元挾持搬送装置19L,19Rと、第2株元挾持搬送装置20と、補助株元挾持搬送装置21は、それぞれ突起付きの無端回動体としての搬送チェーン22、及び搬送チェーン22側にバネ付勢された挾持レール23を設けて構成され、挾持レール23と搬送チェーン22との間で刈取穀稈を挾持搬送するように構成されている。尚、第2株元挾持搬送装置20は、その前端側に設定された軸芯周りに揺動自在に装備されており、その揺動操作により、その後端部の補助株元挾持搬送装置21に対する穀稈受渡し位置を変更することによって、脱穀装置7における刈取穀稈の扱深さを調節できるようになっている。
図3に示すように、左側の第一株元挾持搬送装置19Lの搬送チェーン22は、搬送始端側に位置する回転輪としての従動スプロケット24と搬送終端側に位置する回転輪としてのローラ25とを介して搬送フレーム26に回動自在に支持されているとともに、駆動スプロケット27を介して駆動され、スプリング28を介して一方向に揺動付勢されたテンションローラ29を介して張力が付与されるように構成されている。
また、前記搬送フレーム26には搬送チェーン22に摺接して搬送チェーン22の挾持搬送経路Lを形成するためのガイドレール32が取付けられている。
更に、前記搬送チェーン22の搬送終端側に位置するローラ25も、この搬送チェーン22の搬送終端部を巻回支持する状態で該搬送チェーン22に張力を付与するように構成されている。即ち、前記搬送フレーム26に摺動自在に支持されたスライド棒31の先端部に、ローラ25を回転自在に支持するブラケット30を固定し、スライド棒31を前後に移動させることで、従動スプロケット24に対してローラ25が離れる方向に移動して搬送チェーン22に張力を付与するテンション位置と、テンション位置から搬送チェーン22に囲まれた領域内に退避する退避位置とにローラ25を位置変更可能に構成してある。
前記搬送フレーム26にはローラ25をテンション位置に位置保持する保持手段33が設けられている。この保持手段33は、搬送チェーン22の回動面に直交する軸芯P2周りで回転自在なカム34と、カム34を軸芯P2周りで回転させる切換レバー35と、図3のテンション状態で、切換レバー35を搬送フレーム26に固定する固定具66とで構成されている。固定具66は、図5に示すように、スライド棒31を摺動自在に案内するガイド枠67に固定した雌ネジ材68と切換レバー35に形成した孔に挿通して切換レバー35を固定する雄ネジ材69とで構成されている。
搬送チェーン22の張りを緩めるときは、図3の状態から雄ネジ材69を外して、図4に示すように、切換レバー35を後方に回動させることによって、搬送チェーン22の張力でローラ25をスライド棒31とともに前方下方に移動させて搬送チェーン22の張り力を緩めることができ、これによって穀稈の詰まりが生じたときに、搬送チェーン22を緩めて詰まっている穀稈を容易に取り除くことができ、詰まりを解消することができるようになっている。
図1、図2に示すように、刈取り部3を支持するメインフレーム14より前方に左右方向複数(5本)の分草フレーム36を延設し、前記各分草フレーム36の前端部に配置した分草具9の背後に刈取り部3の刈高さを検出し、刈高さの検出に基づいて刈取り部3を機体横軸芯P1周りで昇降制御して穀稈の刈取り高さを自動制御するための刈高さ検出装置37を備えてある。
図2に示すように、刈高さ検出装置37は、5個の分草フレーム36のうち、右端の分草フレーム36から機体左右方向内側に隣接する分草フレーム36と、左端の分草フレーム36から機体左右方向内側に隣接する分草フレーム36とに取付けてある。
図6に示すように、左右の刈高さ検出装置37から得られた検出信号と運転部5に設けられた刈取り部3の高さ設定具によって設定操作される設定器70による設定信号とを制御手段としての制御装置71に送り、制御装置71で2つの検出信号の平均値を設定器70による設定信号の値とを比較演算され、この演算結果に基づいて出力された信号を基に電磁バルブ72の開度を自動制御し、これによって制御される油圧シリンダ15の作動により刈取り部3が自動昇降制御(自動刈高さ制御)される。即ち、自動刈高さ制御では、刈取り部3の対地高さ(刈高さ)を設定値に維持するように電磁バルブ72を操作して刈取り部3を自動昇降制御するように構成されている。
図7に示すように、この刈高さ検出装置37は地面(圃場面)に対する刈取り部3の高さを接地式に検知するものであり、山形に屈曲された分草フレーム36の前端に縦板状ブラケット38が形成され、この縦板状ブラケット38に分草具9の裏面に取付けられた縦板材39をボルト40で連結することにより分草具9を分草フレーム36に対して位置調節自在および脱着自在に取付けられているとともに、刈高さ検出装置37が装着されている。
刈高さ検出装置37は、縦板材39に連結されたセンサブラケット41、このセンサブラケット41の側面に取付けられた検知ケース42、検知ケース42の側面前部に横向きの前部支点P3を中心に上下揺動可能に支持された接地体43、検知ケース42の側面に取付けられた回転式ポテンショメータ利用の角度センサ(図示せず)を備えた樹脂製の保護カバー44等を備えている。
前記角度センサを覆う保護カバー44の後端から導出されたハーネス45が走行機体2側に備えた制御装置71に連結されている。
図8,9に示すように、引起し装置10は、引起しケース46の上部に配備された駆動スプロケット47およびテンションプレート48と、ケース下部に配備された案内ローラ49とに亘って引起しチェーン50が巻回張設されるとともに、この引起しチェーン50に多数本の引起し爪51が起伏自在に所定ピッチで枢着されて構成されている。
図10に示すように、引起し装置10の上部にパイプ製の支持アーム52が連結され、この支持アーム52の前端に横長の支持フレーム53が連結されている。
図9〜図11に示すように、支持フレーム53の横方向の複数に、板金構造の支持ブラケット54がボルト連結され、各支持ブラケット54にアルミダイキャスト成型された縦長筒状の引起し駆動ケース55の上端部の支持筒55aが、横向き支点P4周りに上下揺動可能に嵌合支持されている。引起し駆動ケース55は、左右対称形の左右二つ割り構造に構成されており、その上端部に前記横向き支点P4と同心に六角軸からなるカウンタ軸56が貫通支持されている。
各引起し駆動ケース55にはケース長手方向に沿って縦向きに伝動軸57が支承され、この伝動軸57がベベルギヤG1,G2を介してカウンタ軸56に連動連結されるとともに、引起し駆動ケース55の下部に前後方向に向けて支承された引起し駆動軸58と前記伝動軸57とがベベルギヤG3,G4を介して連動連結されている。各引起し駆動ケース55の下部に引起しケース46の上部が連結されるとともに、前記引起し駆動軸58が引起しケース46の前方に貫通突出され、その突出部に前記駆動スプロケット47が連結されている。前記カウンタ軸56へは、伝動ケースを兼用するメインフレーム14内に内蔵された伝動軸より伝動される縦向きの伝動軸75よりベベルギヤG5,G6を介して動力が伝達される。
引起し装置10の背部における穀稈搬送経路での詰まり除去作業や搬送手段の点検整備作業を容易にするために、並列配備された引起し装置10を振り上げ揺動して(持上げて)、刈取り部3の前方を開放することができるよう構成されている。
図9に示すように、左右外側の引起し装置10の下部は、分草フレーム36に前部においてL字状に立設した連結フレーム59に連結支持されている。中央2個の引起し装置10の下部は取付ブラケット60で連結され、その前側に分草具9が前記取付ブラケット60と分草具側ブラケット61を介してボルトで固定されているとともに、分草具9の下部は、分草フレーム36の前端の縦板状ブラケット38に対して分草具側ブラケット61がボルト62を介して着脱自在に連結されている。
中央の分草フレーム36における引起しケース46の後方位置に下部支持杆63aを立設し、下部支持杆63aと支持フレーム53に亘って連結固定された支持杆63が固定されており、この支持杆63と引起し駆動ケース55とに亘ってガススプリング64が架設されている。
中央2個の引起し装置10は、分草フレーム36前端の縦板状ブラケット38と分草側ブラケット61とを連結しているボルト62を外すことにより、引起し装置10の上部の横向き支点P4周りに上方に振り上げることができる。振り上げられた引起し装置13は、ガススプリング64の伸長付勢力によってその振り上げ姿勢に保持されるとともに、ガススプリング64の最大伸長ストロークによって引起し装置10の最大揺動高さが制限されている。
図10、図11に示すように、前記支持フレーム53の前端には、支持フレーム53と各引起しケース46の間の前方を覆う化粧カバー65が支点P5周りに上下揺動可能に装着されており、引起し装置10を振り上げ揺動すると化粧カバー65が上方に持上げ揺動されることになる。
〔別実施の形態〕
発明を実施するための最良の形態では、4条刈りの自脱型コンバインについて説明したが、5条刈り以上の多条刈りに自脱型コンバインに適用してもよい。5条刈りの場合は、左右の刈高さ検出装置37の内側に3個の引起し装置10と2個の分草具9が備えられることになるが、これらの引起し装置10と分草具9を一緒に持上げるように構成する。
6条刈りの自脱型コンバインの場合は、左右の刈高さ検出装置37の内側に4個の引起し装置10と3個の分草具9が備えられることになるが、これらの引起し装置10と分草具9を一緒に持上げるように構成してもよいし、右側の刈高さ検出装置に近い2個の引起し装置と左側の刈高さ検出装置に近い2個の引起し装置とをそれぞれ別々に持上げられるように構成してもよい。
コンバインの全体側面図 刈取り部の各装置の概略的な配置を示す平面図 第1株元挟持搬送装置の搬送チェーンのローラのテンション位置の状態を示す平面図 第1株元挟持搬送装置の搬送チェーンを緩めた状態を示す平面図 図3の状態における第1株元挟持搬送装置の搬送チェーンのテンション状態を切換える切換レバーの固定状態を示す断面図 刈高さ検出装置に関する制御系のブロック図 刈高さ検出装置を示す側面図 引起し駆動系の概略を示す斜視図 引起し装置の正面図 刈取り部の内部構造を示す概略側面図 引起し装置を持ち上げて開放した状態を示す刈取り部の部分側面図
符号の説明
2 走行機体
3 刈取り部
6 フィードチェーン
7 脱穀装置
9 分草具
10 引起し装置
11 刈取り装置
12 補助搬送装置
13 供給搬送装置
14 メインフレーム
22 搬送チェーン
36 分草フレーム
37 刈高さ検出装置
P1 機体横軸芯

Claims (3)

  1. 走行機体の前部に機体横軸芯周りに昇降自在に刈取り部を備え、前記刈取り部に、刈取り部を支持するメインフレームより前方に延設された左右複数の分草フレームと、前記左右複数の各分草フレームの前端部に位置して植立穀稈を分草する分草具と、前記分草具の後方に位置して植立穀稈を引起す複数の引起し装置と、引起された植立穀稈を掻き込んで挟持搬送する補助搬送装置と、植立穀稈を刈取る刈取り装置と、刈取られた穀稈を後方のフィードチェーンに向けて搬送する供給搬送装置とを備え、
    前記分草フレームに刈取り部の刈高さを検出する刈高さ検出装置を備え、前記刈高さ検出装置の検出に基づいて前記刈取り部を前記機体横軸芯周りで昇降制御する制御手段を備えてある自脱型コンバインにおいて、
    前記刈高さ検出装置を、右端の分草フレームから機体左右方向内側に隣接する分草フレームと、左端の分草フレームから機体左右方向内側に隣接する分草フレームとに取付け、
    前記刈高さ検出装置よりも機体左右方向内側で、且つ前記右又は左の刈高さ検出装置に隣接する引起し装置を含む複数の引起し装置を、隣接する引起し装置の間に位置する分草具とともに持上げ可能に構成してあることを特徴とする自脱型コンバイン。
  2. 前記刈高さ検出装置を、前記分草具の背後で、且つ、前記引起し装置よりも前方部分の前記分草フレームに取り付けてある請求項1に記載の自脱型コンバイン。
  3. 前記補助搬送装置の搬送チェーンを緊張状態と非緊張状態とに切換えるレバーを備えてある請求項1または2記載の自脱型コンバイン。
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