JP4055867B2 - 重ね合わせ葉書用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、封書と同様に親展性を有して所定の情報を通知できる重ね合わせ葉書とするための重ね合わせ葉書用シートに関し、特に、折り部を介して連接した3紙片の表裏面である6面に情報を記載できるとともに、4面の通知情報を被覆隠蔽した状態で親展通知情報として通知できる葉書とするための葉書用シートに関する。なお、本明細書でいう親展通知情報とは、被覆隠蔽した状態で通知される情報を意味し、単なる説明文のような秘匿性を必要としない情報も含まれるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、他人が通知情報を視認できないように親展化して通知しうる葉書として、6面に情報を記載できるとともに、4面の通知情報を被覆隠蔽した状態で親展通知情報として通知できる重ね合わせ葉書が知られており、また、このような重ね合わせ葉書を作成するための3枚のシートからなる葉書用シートも知られている。
【0003】
しかしながら、従来の重ね合わせ葉書用シートは、3枚のシート部を重ね合わせて重ね合わせ面を接着するには、シートの折り機構及び圧着または熱着する接着機構を備えた専用の葉書作成機が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来の重ね合わせ葉書用シートは、大量処理には適しているが、少数の重ね合わせ葉書を必要とする、一般家庭や小事務所などの高価な専用の葉書作成機を備えることができないものの需要には、応えることがでなかった。
【0005】
また、現行の郵便法の規定では、葉書本体に「郵便葉書」等の葉書表示が必要とされ、また、葉書本体の重量は2g以上と定められているほか、葉書全体の重量は6g以下と定められている。このため、3枚のシートからなる葉書用シートでは、葉書本体シート部は2g以上の重量を有し、残りの2枚のシートの総重量が4g以下でなければならない。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、専用の葉書作成機を備えることなく、通知情報量の多い重ね合わせ葉書を簡便に作成できるとともに、現行の郵便法の規定にも合致する重ね合わせ葉書用シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載した重ね合わせ葉書用シートは、葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、前記葉書本体補助シート部は折り部を介して葉書本体シート部に連接し、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体補助シート部は折り部を介して葉書本体シート部に連接し、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の各重ね合わせ面の対接する各一方には透視可能なシートを剥離可能または剥離困難に接着し、前記葉書本体シート部と前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面の一方にはシートを剥離困難に接着し、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の各重ね合わせ面の対接する各一方に設けた各透視可能なシートの表出面には、前記剥離可能で透視可能なシートには剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆する一方、前記剥離困難で透視可能なシートには剥離可能な弱粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記葉書本体シート部と前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面の一方に設けたシートの表出面には剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたものである。
【0008】
また、上記目的を達成するために、本発明の請求項2に記載した重ね合わせ葉書用シートは、葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部の他面に接着する貼着シート部と葉書本体補助シート部によって、宛て名表示シート部を構成し、この宛て名表示シート部及びもう一方の貼着シート部はそれぞれ折り部を介して葉書本体シート部と連接し、前記葉書本体シート部と葉書本体シート部とほぼ同一サイズの前記貼着シート部との重ね合わせ面の一方には、剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は一端側を露出するように剥離紙で被覆してなる接着体を、前記一端側を露出した強粘着剤により捲り上げ可能に貼着し、前記葉書本体シート部と前記宛て名表示シート部との重ね合わせ面の一方には、前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難に接着し、他の部分は剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は前記葉書本体補助シート部に対応する部分を露出するように剥離可能部分のみを剥離紙で被覆してなる接着体を、露出した前記強粘着剤で前記葉書補助シート部に対応する部分に捲り上げ可能に貼着し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたものである。
【0009】
さらに、上記目的を達成するために、本発明の請求項3に記載した重ね合わせ葉書用シートは、葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部の他面に接着する貼着シート部と葉書本体補助シート部によって、宛て名表示シート部を構成し、この宛て名表示シート部及びもう一方の貼着シート部はそれぞれ折り部を介して葉書本体シート部と連接し、前記葉書本体シート部と葉書本体シート部とほぼ同一サイズの前記貼着シート部との重ね合わせ面の一方には、透視可能なシートを剥離可能または剥離困難に接着し、この透視可能なシートの表出面には、剥離可能で透視可能なシートには剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆する一方、剥離困難で透視可能なシートには剥離可能な弱粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記葉書本体シート部と前記宛て名表示シート部の重ね合わせ面の一方には、前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難に接着し、他の部分は剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は前記葉書本体補助シート部に対応する部分を露出するように剥離可能部分のみを剥離紙で被覆してなる接着体を、露出した前記強粘着剤で前記葉書補助シート部に対応する部分に捲り上げ可能に接着し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたものである。
【0010】
またさらに、上記目的を達成するために、本発明の請求項4に記載した重ね合わせ葉書用シートは、葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部の他面に接着する貼着シート部と葉書本体補助シート部によって、宛て名表示シート部を構成し、この宛て名表示シート部及びもう一方の貼着シート部はそれぞれ折り部を介して葉書本体シート部と連接し、前記葉書本体シート部と葉書本体シート部とほぼ同一サイズの前記貼着シート部との重ね合わせ面の一方には、剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は一端側を露出するように剥離紙で被覆してなる接着体を、前記一端側に露出した強粘着剤により捲り上げ可能に貼着する一方、前記葉書本体シート部と前記宛て名表示シート部の重ね合わせ面の一方には、透視可能なシートを前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難に、他の部分は剥離可能または剥離困難に接着し、この透視可能なシートの表出面には、前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難な強粘着剤を設け、他の部分は、剥離可能で透視可能なシートには剥離困難な強粘着剤を設ける一方、剥離困難で透視可能なシートには剥離可能な弱粘着剤を設け、これら各粘着剤を剥離紙で被覆し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたものである。
【0011】
さらにまた、上記目的を達成するために、本発明の請求項5に記載した重ね合わせ葉書用シートは、上述した請求項1〜請求項4のいずれか1項の構成に加えて、次のような特徴を備える。各重ね合わせ面に設けた透視可能なシートの表出面に、剥離困難な強粘着剤を介して、または剥離可能な弱粘着剤を介して、設けた剥離紙の少なくとも一枚を控とし、葉書本体シート部または各貼着シート部への記入によって前記控の一面側に複写記入するための複写構造、例えば顕色剤層と染料内包マイクロカプセル層との組み合わせや自己発色剤層からなる複写構造、を設けたものである。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。ここにおいて、図1〜図6は第1の実施形態を示し、図1は重ね合わせ葉書用シートの概略的な斜視図、図2は図1の全構成要素を示すA−A線断面図、図3は作成した重ね合わせ葉書の概略的な斜視図、図4は図3の全構成要素を示すB−B線断面図、図5は控たる剥離紙の複写記入状態を示す概略的な平面図、図6は重ね合わせ面を剥離した状態を示す重ね合わせ用葉書の概略的な斜視図、図7は第2の実施形態を示す重ね合わせ葉書用シートの全構成要素を示す断面図、図8及び図9は第3の実施形態を示し、図8は重ね合わせ葉書用シートの概略的な斜視図、図9は図8の全構成要素を示すC−C線断面図である。
【0013】
まず、図1〜図6に基づいて、第1の実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、重ね合わせ葉書用シート1は、葉書本体シート部2と、この葉書本体シート部2の表裏面に重ね合わせて剥離可能に接着する2枚の貼着シート部3,4とを備えている。貼着シート部4は折り用ミシン目5から前記葉書本体シート部2の表面側(葉書本体シート部2の図1に表示した面を表面側とする、以下同じ)に重ね合わせるもので、前記葉書本体シート部2とほぼ同一サイズである。
【0014】
一方、貼着シート部3は葉書本体シート部2の裏面側に重ね合わせるもので、前記葉書本体シート部2よりも小さいサイズからなり、この貼着シート部3には、折り用ミシン目6から前記葉書本体シート部2の裏面側に重ね合わせて剥離困難に接着する、図1上仮想線Pと前記折り用ミシン目6に挟まれた帯状の部分で形成する、葉書本体補助シート部7を一体的に形成して、前記葉書本体シート部2とほぼ同一サイズとしている。
【0015】
葉書本体シート部2表面と貼着シート部4との重ね合わせ面の一方側である貼着シート部4面には、折り用ミシン目5に沿った部分に、接着体15を強粘着剤12によって捲り上げ可能に接着している。この接着体15は、熱溶着によって形成した不完全溶着層8を介して剥離可能に疑似的に接着した、熱可塑性樹脂からなる2枚の透明シート9,10の各表出面に、剥離困難な強粘着剤11,12を設け、強粘着剤11は全面的に剥離紙13で被覆し、強粘着剤12は一端縁に沿った部分を除いて剥離紙14で被覆してなる。前記剥離紙13には剥離開始動作を容易にするためのスリット16を形成している。
【0016】
上述の透明シート9,10は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、メタクリル樹脂等のなかから適宜選択して使用することができる。
【0017】
また、剥離紙13は控となるもので、図2に示すように、その表出面には顕色剤層17を設けている。一方、葉書本体シート部2の表面側には、同じく図2に示すように、染料内包マイクロカプセル剤層18を設けている。これら顕色剤層17と染料内包マイクロカプセル剤層18とによって、前記葉書本体シート部2の裏面側への記入により、前記剥離紙13に複写記入するための複写構造を構成している。
【0018】
顕色剤層17を形成する顕色剤は、レジンや活性白土等から適宜選択して使用することができる。染料内包マイクロカプセル剤層18を形成する染料内包マイクロカプセル剤は、例えば、芯物質をロイコ系染料とし、酸触媒及び乳化機能を有するスチレン−無水マレイン酸の部分加水分解物と、メラミンまたは尿素とホルマリンあるいはこれらのプレポリマを用い、インサイチュ法によって尿素−ホルマリン樹脂を形成し、これをカプセル壁材として生成した染料内包マイクロカプセル剤について、そのカプセル壁材を覆うような状態でカプセル壁材及びインキビヒクルの双方に親和性のある界面活性剤層を設け、さらに真空蒸留法をもって水分を選択的に気化し、除去することで、水系で生成された染料内包マイクロカプセルを、この界面活性剤層を介してインキビヒクル中に分散状態で置換せしめて得ることができる。
【0019】
さらに、図2に示すように、葉書本体シート部2裏面と貼着シート部3との重ね合わせ面の一方側である貼着シート部3面には、葉書本体補助シート部7に対応する部分に、接着体27を強粘着剤23によって捲り上げ可能に接着している。この接着体27は、前記葉書本体補助シート部7に対応する熱溶着によって形成した完全溶着層20部分は剥離困難に、同じく熱溶着によって形成した他の部分は不完全溶着層19を介して剥離可能に疑似的に接着した、熱可塑性樹脂からなる2枚の透明シート21,22の各表出面に、剥離困難な強粘着剤23,24を設け、強粘着剤24は全面的に剥離紙26で被覆し、強粘着剤23は一端縁に沿った部分を除いて剥離紙25で被覆してなる。また、前記剥離紙26には剥離を容易にするためのスリット28を形成している。
【0020】
図1及び図2に示すように、葉書本体補助シート部7の重ね合わせ面とは反対側面には「郵便はがき」という葉書表示29を設け、葉書本体シート部2と各貼着シート部3,4の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としている。また、各貼着シート部3,4には、折り用ミシン目6,5とそれぞれ反対側の下隅部に、剥離紙26,13にまで及ぶ切り込みによって、三角形状の切り欠き部30,31を設けている。さらに、各貼着シート部3,4には、これら切り欠き部30,31に向けた矢印と「ここからはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示32(貼着シート部4については図示せず)をあらかじめ印刷している。
【0021】
次に、上述した重ね合わせ葉書用シート1から重ね合わせ葉書を作成する手順を説明する。まず、折り用ミシン目5で葉書本体シート部2の表面側に貼着シート部4を折り重ね、葉書本体シート部2の裏面側に親展通知情報33(図4参照)を記入する。すると、図5に示すように、この親展通知情報33が、染料内包マイクロカプセル剤層18と顕色剤層17の作用によって、控である剥離紙13に控情報34として複写記入される。
【0022】
次いで、再び図1状態に展開し、接着体15を貼着シート部4から捲り上げて、前記貼着シート部4の葉書本体シート部2との重ね合わせ面に親展通知情報35(図4参照)を記入する。また、前記葉書本体シート部2の表面側には親展通知情報36(図4参照)を記入し、貼着シート部3の表出面には宛名情報37(図3、図4参照)を記入する。さらに、接着体27を貼着シート部3から捲り上げて、前記貼着シート部3の葉書本体シート部2との重ね合わせ面に親展通知情報38(図4参照)を記入し、貼着シート部4の表出面には差出人情報(図示せず)を記入する。
【0023】
続いて、各接着体15,27を順次捲り上げて各剥離紙14,25を剥離し、露出した強粘着剤12,23によって各貼着シート部4,3に、対応する透明シート10,21を接着する。さらに、各剥離紙13,26を剥離し、各貼着シート部4,3を葉書本体シート部2の表裏面に各折り用ミシン目5,6から折り重ね、露出した強粘着剤11,24によって、前記葉書本体シート部2の表裏面に対応する透明シート9,22を接着する。これによって、図3及び図4に示す重ね合わせ葉書39が作成される。
【0024】
この重ね合わせ葉書39は、所定金額の切手を貼付すれば、通常の官製葉書と同様に投函可能となる。一方、この重ね合わせ葉書39を受領した宛名人は、各剥離開始端指示表示32(一方のみ図示)にしたがい、貼着シート部3を切り欠き部30から捲り上げるとともに、貼着シート部4を切り欠き部31から捲り上げる。すると、剥離困難な完全溶着層20に対応する葉書本体補助シート部7部分を除いて、それぞれ剥離可能に疑似的に接着している透明シート21,22及び9,10が剥離し、図6に示すように、葉書本体シート部2の表裏面から前記各貼着シート部3,4が剥離して、各透明シート9,10,21,22を透して隠蔽されていた親展通知情報33,38,35,36を視認することができる。
【0025】
次に、図7に基づいて本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態の重ね合わせ葉書用シート41が、上述した第1の実施形態の重ね合わせ葉書用シート1と相違するのは、2枚の透明シート9,10及び21,22を有する各接着体15,27に換えて、1枚の透明シート45,46を強粘着剤47,48によって、剥離困難に各貼着シート部43,44の葉書本体シート部42との重ね合わせ面に接着し、各透明シート45,46の表出面には、葉書本体補助シート部57に対応する部分は剥離困難な強粘着剤58を、他の部分は剥離可能な弱粘着剤49,50を塗布して、剥離紙51,52で被覆した点である。
【0026】
本実施形態では、各透明シート45,46は各貼着シート部43,44と剥離困難であるため、各貼着シート部43,44にあらかじめ所定の親展通知情報53,54を印字あるいは印刷したうえ、各透明シート45,46を接着している。なお、図7において、55,56は折り用ミシン目、59は顕色剤層,60は染料内包マイクロカプセル層,61は葉書表示である。
【0027】
上述した重ね合わせ葉書用シート41から重ね合わせ葉書(図示せず)を作成する手順で第1の実施形態と相違するのは、各貼着シート部43,44の重ね合わせ面には親展通知情報53,54があらかじめ印字あるいは印刷されているので、葉書本体シート部42の表裏面にのみ親展通知情報を記入する点だけである。そして、剥離紙52が控となり、葉書本体シート部42の裏面側に記入した親展通知情報が、控情報として複写記入される。
【0028】
また、この第2の実施形態では、作成された重ね合わせ葉書の重ね合わせ面を各貼着シート部43,44を捲り上げて剥離すると、各透明シート45,46は各貼着シート部43,44側に接着した状態となり、葉書本体シート部42の表裏面には透明シート45,46が存在しない状態となる。
【0029】
次に、図8及び図9に基づいて、第3の実施形態を説明する。図8及び図9に示すように、重ね合わせ葉書用シート71は、葉書本体シート部72と、この葉書本体シート部72の表裏面に重ね合わせて剥離可能に接着する2枚の貼着シート部73,74とを備えている。貼着シート部74は折り用ミシン目75から前記葉書本体シート部72の表面側に重ね合わせるもので、前記葉書本体シート部72とほぼ同一サイズである。
【0030】
一方、貼着シート部73は葉書本体シート部72の裏面側に重ね合わせるもので、前記葉書本体シート部72よりも小さいサイズからなり、この貼着シート部73には、折り用ミシン目76から前記葉書本体シート部72の裏面側に重ね合わせて剥離困難に接着するための、前記折り用ミシン目76に対して直交方向に伸びる切り用ミシン目77と前記折り用ミシン目76で囲まれた部分で構成する葉書本体補助シート部78を連接して、前記葉書本体シート部72とほぼ同一サイズとしている。
【0031】
葉書本体シート部72表面と貼着シート部74との重ね合わせ面の一方側である貼着シート部74面には、折り用ミシン目75に沿った部分に、接着体79を強粘着剤80によって捲り上げ可能に接着している。この接着体79の構成は、顕色剤層がない点を除き、上述した第1の実施形態の接着体15と同一であり、不完全溶着層(図示せず)により剥離可能に疑似的に接着した2枚の透明シート95,96と、剥離紙81で被覆された前記透明シート95に設けた強粘着剤(図示せず)と、強粘着剤80の一部を露出して被覆する剥離紙97とを備えている。剥離紙81には、剥離開始動作を容易にするためのスリット82を設けている。
【0032】
図9に示すように、葉書本体シート部72裏面と貼着シート部73との重ね合わせ面の一方側である貼着シート部73面には、熱可塑性樹脂からなる透明シート83を剥離困難な強粘着剤84によって接着している。前記透明シート83の前記貼着シート部73とは反対面側には、同じく熱可塑性樹脂からなる透明シート85を、熱溶着によって形成した前記葉書本体補助シート部78に対応する完全溶着層86部分は剥離困難に、その他の不完全溶着層87部分は剥離可能に疑似的に接着している。したがって、前記透明シート85は、前記葉書本体補助シート部78には剥離困難に、前記貼着シート部73には不完全溶着層87から剥離可能に接着している。なお、切り用ミシン目77は、前記透明シート85の表面にまで達している。
【0033】
本実施形態では、透明シート83は貼着シート部73と剥離困難であるため、貼着シート部73にあらかじめ所定の親展通知情報93を印字あるいは印刷したうえ、透明シート83を接着している。また、透明シート85の表出面には、剥離困難な強粘着剤88を設けたうえ、剥離紙89で被覆している。この剥離紙89は控となるもので、その表出面には顕色剤層90を設けている。一方、図示してはいないが、葉書本体シート部72の裏面側には、染料内包マイクロカプセル剤層(図2参照)を設け、これら顕色剤層90と染料内包マイクロカプセル剤層とによって、前記葉書本体シート部72の表面側への記入により、前記剥離紙89に複写記入するための複写構造を構成している。
【0034】
なお、図8に示すように、剥離紙89には剥離動作を容易にするためのスリット91を設けている。また、92は葉書本体補助シート部7の重ね合わせ面とは反対側面に設けた葉書表示92である。さらに、貼着シート部73には、剥離紙89にまで及ぶ切り込みによって、切り用ミシン目77の折り用ミシン目76とは反対側端に三角形状の切り欠き部94を設けている。なお、前記切り用ミシン目77は透明シート85面まで達するように形成されている。
【0035】
上述した重ね合わせ葉書用シート71から重ね合わせ葉書(図示せず)を作成する手順で第1の実施形態と相違するのは、貼着シート部73の重ね合わせ面には親展通知情報93があらかじめ印字あるいは印刷されているので、この貼着シート部73の重ね合わせ面を除いた、葉書本体シート部72の表裏面及び貼着シート部74の重ね合わせ面に親展通知情報を記入する点だけである。そして、剥離紙89が控となり、葉書本体シート部72の表面側に記入した親展通知情報が、控情報として複写記入される。
【0036】
また、この第3の実施形態では、作成された重ね合わせ葉書の重ね合わせ面を剥離するには、貼着シート部73は切り用ミシン目77を破断しながら捲り上げるものである。これによって、葉書本体補助シート部78が葉書本体補助シート部72に接着した状態で、各透明シート83,85を透して葉書本体シート部72及び各貼着シート部73,74の重ね合わせ面に表示した親展通知情報を視認することができる。
【0037】
なお、本発明は上述した各実施形態に限られるものではなく、例えば、各重ね合わせ面に設ける透明シート9,10,21,22,45,46,83,85,95,96は、2枚同士あるいは1枚同士ではなく、2枚と1枚とを組み合わせてもよい。また、葉書表示29,61,92は「郵便はがき」のほか、郵便葉書を意味する字句であればよく、「POST CARD」のような英文字による表示でもよいものである。
【0038】
控である剥離紙13,52,89は1枚に限らず2枚以上であってもよい。さらに、控情報を複写記入するための複写構造は、顕色剤層17,59,90と染料内包マイクロカプセル剤層18,60との組み合わせに限らず、自己発色剤層を利用したものでもよい。また、重ね合わせ葉書用シートには、作成した葉書39の重ね合わせ面を剥離する時の指掛け部として、切り欠き部30,31を設けるほか、各透明シート9,10,21,22,45,46,83,85,95,96の幅を各貼着シート部3,4,43,44,73,74及び葉書本体シート部2,42,72の幅よりも狭く設定したり、各透明シート9,10,21,22,45,46,83,85,95,96の端縁に凹部を形成することもできる。
【0039】
【発明の効果】
このようにして、本願の請求項1の発明である重ね合わせ葉書用シートによれば、専用の葉書作成機を備えることなく、通知情報量の多い重ね合わせ葉書を簡便に作成できるとともに、現行の郵便法の規定にも合致する重ね合わせ葉書を作成できるという効果を奏する。
【0040】
また、本願の請求項2の発明である重ね合わせ葉書用シートによれば、上記請求項1の発明の効果に加えて、全ての重ね合わせ面に通知情報を記入することができるという効果を奏する。
【0041】
さらに、本願の請求項3及び請求項4の発明である重ね合わせ葉書用シートによれば、それぞれ上記請求項1の発明の効果に加えて、各重ね合わせ面を剥離可能に接着する構成として、1枚の透視可能なシートと2枚の透視可能なシートとを組み合わせて用いるので、多様なニーズに対応できるという効果を奏する。
【0042】
またさらに、本願の請求項5の発明である重ね合わせ葉書用シートによれば、上記請求項1〜請求項4の発明の効果に加えて、通知情報を複写記入した控を得られるので、通知情報の管理が容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の重ね合わせ葉書用シートの概略的な斜視図。
【図2】 同じく図1の全構成要素を示すA−A線断面図。
【図3】 同じく作成した重ね合わせ葉書の概略的な斜視図。
【図4】 同じく図3の全構成要素を示すB−B線断面図。
【図5】 同じく控たる剥離紙の複写記入状態を示す概略的な平面図。
【図6】 同じく重ね合わせ面を剥離した状態を示す重ね合わせ用葉書の概略的な斜視図。
【図7】 本発明の第2の実施形態を示す重ね合わせ葉書用シートの全構成要素を示す断面図。
【図8】 本発明の第3の実施形態を示す重ね合わせ葉書用シートの概略的な斜視図。
【図9】 同じく図8の全構成要素を示すC−C線断面図。
【符号の説明】
1,41,71 重ね合わせ葉書用シート
2,42,72 葉書本体シート部
3,4,43,44,73,74 貼着シート部
5,6,55,56,75,76 折り用ミシン目
7,57,78 葉書本体補助シート部
8,19,87 不完全溶着層
9,10,21,22,45,46,83,85,95,96 透明シート
11,12,23,24,47,48,58,84,88 強粘着剤
13,14,25,26,51,52,81,89 剥離紙
15,27,79 接着体
17,59,90 顕色剤層
18,60 染料内包マイクロカプセル剤層
20,86 完全溶着層
29,61,92 葉書表示
33,35,36,38,53,54,93 親展通知情報
34 控情報
39 重ね合わせ葉書
49,50 弱粘着剤
77 切り用ミシン目

Claims (5)

  1. 葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、折り部を介して葉書本体シート部に連接し、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体補助シート部は折り部を介して葉書本体シート部に連接し、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の各重ね合わせ面の対接する各一方には透視可能なシートを剥離可能または剥離困難に接着し、前記葉書本体シート部と前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面の一方にはシートを剥離困難に接着し、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の各重ね合わせ面の対接する各一方に設けた各透視可能なシートの表出面には、前記剥離可能で透視可能なシートには剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆する一方、前記剥離困難で透視可能なシートには剥離可能な弱粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記葉書本体シート部と前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面の一方に設けたシートの表出面には剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたことを特徴とする重ね合わせ葉書用シート。
  2. 葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部の他面に接着する貼着シート部と葉書本体補助シート部によって、宛て名表示シート部を構成し、この宛て名表示シート部及びもう一方の貼着シート部はそれぞれ折り部を介して葉書本体シート部と連接し、前記葉書本体シート部と葉書本体シート部とほぼ同一サイズの前記貼着シート部との重ね合わせ面の一方には、剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は一端側を露出するように剥離紙で被覆してなる接着体を、前記一端側を露出した強粘着剤により捲り上げ可能に貼着し、前記葉書本体シート部と前記宛て名表示シート部との重ね合わせ面の一方には、前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難に接着し、他の部分は剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は前記葉書本体補助シート部に対応する部分を露出するように剥離可能部分のみを剥離紙で被覆してなる接着体を、露出した前記強粘着剤で前記葉書補助シート部に対応する部分に捲り上げ可能に貼着し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたことを特徴とする重ね合わせ葉書用シート。
  3. 葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部の他面に接着する貼着シート部と葉書本体補助シート部によって、宛て名表示シート部を構成し、この宛て名表示シート部及びもう一方の貼着シート部はそれぞれ折り部を介して葉書本体シート部と連接し、前記葉書本体シート部と葉書本体シート部とほぼ同一サイズの前記貼着シート部との重ね合わせ面の一方には、透視可能なシートを剥離可能または剥離困難に接着し、この透視可能なシートの表出面には、剥離可能で透視可能なシートには剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆する一方、剥離困難で透視可能なシートには剥離可能な弱粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記葉書本体シート部と前記宛て名表示シート部の重ね合わせ面の一方には、前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難に接着し、他の部分は剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は前記葉書本体補助シート部に対応する部分を露出するように剥離可能部分のみを剥離紙で被覆してなる接着体を、露出した前記強粘着剤で前記葉書補助シート部に対応する部分に捲り上げ可能に接着し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたことを特徴とする重ね合わせ葉書用シート。
  4. 葉書本体シート部と、2枚の貼着シート部と、葉書本体補助シート部を連接してなる重ね合わせ葉書用シートであり、前記貼着シート部の一方は前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズで、前記貼着シート部の他方は前記葉書本体シート部よりも小さく、葉書本体補助シート部と合せて前記葉書本体シート部とほぼ同一サイズであり、前記葉書本体シート部の一面には一方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に接着し、前記葉書本体シート部の他面には他方の貼着シート部を重ね合わせて剥離可能に、葉書本体補助シート部を重ね合わせて剥離困難にそれぞれ接着するものであって、前記葉書本体シート部の他面に接着する貼着シート部と葉書本体補助シート部によって、宛て名表示シート部を構成し、この宛て名表示シート部及びもう一方の貼着シート部はそれぞれ折り部を介して葉書本体シート部と連接し、前記葉書本体シート部と葉書本体シート部とほぼ同一サイズの前記貼着シート部との重ね合わせ面の一方には、剥離可能に疑似的に接着した2枚の透視可能なシートの各表出面に剥離困難な強粘着剤を設けたうえ、一面側の強粘着剤は全面的に剥離紙で被覆し、他面側の強粘着剤は一端側を露出するように剥離紙で被覆してなる接着体を、前記一端側に露出した強粘着剤により捲り上げ可能に貼着する一方、前記葉書本体シート部と前記宛て名表示シート部の重ね合わせ面の一方には、透視可能なシートを前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難に、他の部分は剥離可能または剥離困難に接着し、この透視可能なシートの表出面には、前記葉書本体補助シート部に対応する部分は剥離困難な強粘着剤を設け、他の部分は、剥離可能な透視可能なシートには剥離困難な強粘着剤を設ける一方、剥離困難な透視可能なシートには剥離可能な弱粘着剤を設け、これら各粘着剤を剥離紙で被覆し、前記葉書本体補助シート部の重ね合わせ面とは反対側面に葉書表示を設け、前記葉書本体シート部と前記各貼着シート部の重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としたことを特徴とする重ね合わせ葉書用シート。
  5. 透視可能なシートの表出面に、剥離困難な強粘着剤を介して、または剥離可能な弱粘着剤を介して、設けた剥離紙の少なくとも一枚を控とし、葉書本体シート部または各貼着シート部への記入によって前記控の一面に複写記入するための複写構造を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の重ね合わせ葉書用シート。
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