JPH072224Y2 - 葉 書 - Google Patents

葉 書

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JPH072224Y2
JPH072224Y2 JP1989124837U JP12483789U JPH072224Y2 JP H072224 Y2 JPH072224 Y2 JP H072224Y2 JP 1989124837 U JP1989124837 U JP 1989124837U JP 12483789 U JP12483789 U JP 12483789U JP H072224 Y2 JPH072224 Y2 JP H072224Y2
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JP
Japan
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adhesive
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sheet pieces
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JP1989124837U
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JPH0362876U (ja
Inventor
範男 寳珍
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エバーコート株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は葉書、さらに詳しくは、通信文等の情報の隠蔽
を目的として使用される葉書、特にコンピューターのプ
リンターやレーザープリンター等の自動印字機で印字し
て使用される葉書に関するものである。
(従来の技術) 従来、上記のような情報隠蔽の目的で使用される葉書と
しては、たとえば実開昭52−90129号,実開昭54−10224
2号,実開昭60−91462号等の種々の葉書がある。
すなわち、これらの葉書は、2つ折り可能に形成され且
つその2つ折りされるシート片間が接着されることによ
り内面側の記載事項を隠蔽して使用されるものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような葉書は、上記シート片間を
接着するための接着剤がシート片の周縁部のみに設けら
れているため、接着剤の設けられていない部分に隙間が
生ずるおそれがあり、両シート片間の密着性が維持でき
ないという問題点があった。
また、このような葉書の接着剤は、主として粘着性の接
着剤であるため、その取扱時においても手にべたつきを
生じさせる等の支障がある。
さらに、このように周辺部のみに接着剤を設けること自
体、作業性が必ずしも良好ではない。
しかるに、上記のような従来の葉書は、主として一般個
人用として考案されたものであり、従って作業性はさほ
ど問題ではないが、たとえば銀行,証券会社,その他の
企業が大量に郵送する場合に、プリンター等を利用して
連続的に印字し、それを裁断して形成するような葉書に
応用すると、その作業能率の低下は著しいものとなる。
そこで、以上のような問題をすべて解決するために、た
とえば特開昭64−36493号,実開昭57−147069号,実開
昭62−3770号のようにシート片の内面全面に接着剤を設
けた葉書も存在するが、そもそもシート片の内面側は情
報を筆記,印字等によって表示する面であり、この面全
面に接着剤が設けられれば、文字等の筆記,印字等によ
る表示が困難になるとともに、仮に表示できたとして
も、シート片間の剥離後に表示された文字が一方のシー
ト片から他方のシート片側へ転移する可能性がある。
本考案は、上述のような問題点をすべて解決するために
なされたもので、葉書を構成するシート片間の密着性を
維持し、且つ各種OA機器のプリンター等での自動的な大
量生産が可能で、しかもシート片間の剥離後にも文字等
を転移させることのない葉書を提供することを課題とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、このような課題を解決するためになされたも
ので、その課題を解決するための手段は、葉書本体1が
相互に重合可能な少なくとも2枚のシート片1a,1bから
なり、且つ相互に重合されるシート片1a,1bの内面側
に、熱接着性の接着剤4が略全面に設けられた葉書にお
いて、前記シート片1a,1b間の接着剤4を、アクリル共
重合体を主成分とし、これにワックス等の剥離剤を添加
した接着剤としたことにある。
(作用) そして、上記のような構成からなる葉書を使用する場合
には、先ず、シート片の内面側に必要な情報を印字等に
よって表示する。この場合において、シート片の内面側
には接着剤4が設けられているが、その接着剤4は文字
等を表示可能ならしめるものであるため、接着剤4の存
在によって文字の印字等が妨げられることもない。
次に、上記のように必要な情報を表示した後、シート片
を折り畳んで重合するとともに、その重合されたシート
片を加熱圧着すると、上記接着剤4が熱接着性のもので
あるため、シート片間がただちに接着されることとな
る。
このようにシート片が重合接着されることによって葉書
が形成され、郵送が可能となる。
次に、上記のような葉書を受信した受信者は、上記葉書
のシート片間を剥離することによってシート片の内面側
に表示された情報を判読することができる。この場合に
おいて、上記熱接着性の接着剤4が上記のようにワック
ス等の剥離剤を添加したものであるために、シート片間
の剥離が容易に行え、しかも、表示された情報が一方の
シート片から他方のシート片側に転移することもないの
である。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面に従って説明する。
第1図は一実施例としての葉書を示し、(イ)は正面
図、(ロ)は背面図、(ハ)は(イ)のA−A線拡大断
面図、(ニ)は(ハ)のB部拡大断面図である。
第1図において、1は1枚のシートからなる紙製の葉書
本体で、同じ大きさからなる2枚のシート片1a,1bが連
設して構成されてなる。
一方のシート片1aの外面側には宛先,宛名表示部2が設
けられて、宛先,宛名がレーザープリンターの印字によ
り表示され、又、両シート片1a,1bの内面側には第2図
(イ)に示すようにそれぞれ情報表示部3a,3bが設けら
れてなるとともに、その内面側には、熱接着性で且つそ
の接着後に前記シート片1a,1bを剥離可能とし、しかも
上面に印字,複写等によって文字が表示可能であるとと
もに、その文字を前記シート片1a,1bの剥離後、対面す
るシート片側に転移させることのない接着剤、すなわ
ち、アクリル共重合体を主成分とし、これに少量のワッ
クスを添加した接着剤4が全面に設けられてなる。
そして、この接着剤4の上面にレーザープリンターによ
り必要な情報としての文字が印字されてなる。
さらに、2枚のシート片1a,1bは、前記情報表示部3a,3b
が内面側となるように折曲部5を介して折り曲げられ、
且つそのシート片1a,1b間の全面が前記熱接着性の接着
剤4,4を介して剥離可能に熱接着されてなる。
6は、前記シート片1bの外面側に設けられた宣伝,広告
欄を示す。
尚、前記葉書本体1は、第1図(ニ)に示すように、2
枚の紙7,7間に、アルミ蒸着フィルムからなる不透明シ
ート8を介装して3層に構成されている。
本実施例の葉書9は、上述のように両面側の略全面に熱
接着性の接着剤4を介して情報表示部3a,3bを隠蔽すべ
く対面するシート片1a,1bが重合接着されて構成された
ものなるため、両シート片1a,1b間に隙間が生ずること
もなく、シート片1a,1b間の密着性が保持されることと
なる。
さらに、該シート片1a,1bの内面側に印字された情報
は、両シート片1a,1bによっ完全に隠蔽された状態とな
る。従って、郵送中においてはその伝達文の記載内容は
完全に秘密状態に保持されるのである。
特に、葉書本体1が上記のように2枚の紙7,7間にアル
ミ蒸着フィルムからなる不透明シート8を介装して3層
に構成されているため、情報表示部3a,3bに表示された
情報は、該不透明シート8によって外部への透視が阻止
され、従って秘密保持効果が非常に良好となるのであ
る。
一方、この葉書9を受信した受信者は、第2図に示すよ
うに両シート片1a,1b間を剥離することによって葉書が
展開されて情報表示部3a,3bに表示された情報が判読で
きることとなる。
この場合において、上記熱接着性の接着剤4は、少量の
ワックスを含んでいるために、シート片1a,1b間の剥離
が容易に行える。
しかも、表示された情報が一方のシート片1aから他方の
シート片1b側に転移することもなく、また他方のシート
片1bから一方のシート片1a側に転移することもないので
ある。
尚、上記実施例では、シート片1a,1bの内面側の全面が
接着されてなるが、必ずしも全面で接着されている必要
はとなく、たとえば一部の非接着部を形成し、その非接
着部分に上記のような熱接着性の接着剤とは別に剥離不
能な接着剤が設けられていてもよい。
要は、シート片1a,1b間の略全面が接着されていればよ
い。すなわち、本考案にいう「略全面が接着される」と
は、完全に全面が接着されている場合の他、上記実施例
のような先端側の一部の非接着面を残して全面接着され
ているような場合をも広く含む意味である。
尚、葉書本体1は、上記実施例のような2つ折りに限ら
ず、たとえば3つ折りであってもよく、その折りかたは
問うものではない。
さらに該実施例では剥離剤としてのワックスが接着剤の
主成分としてのアクリル共重合体に混合されてなるが、
たとえば剥離剤のみを予めマイクロカプセル内に封入
し、この剥離剤封入のマイクロカプセルを接着剤の主成
分に混合することも可能である。この場合には、接着剤
の主成分と剥離剤とが直接混合されることはなく、マイ
クロカプセル内の剥離剤が、マイクロカプセルの壁材か
ら徐々に流出し、接着剤の主成分中に徐々に混入するた
め、接着剤の剥離効果を長時間にわたって持続でき、従
って剥離性低下等の接着剤の経時変化を生じさせること
がないという利点がある。
さらに、上記実施例では葉書本体1がアルミ蒸着フィル
ムからなる不透明シート8を介装した3層の構成からな
るため、情報表示部3a,3bの情報を外部から透視される
のを阻止できるという好ましい効果が得られたが、葉書
本体1の構造も該実施例に限定されるものではなく、任
意に変更可能であり、このような透視防止手段も本考案
に必須の条件ではない。
さらに、上記実施例では情報をレーザープリンターによ
って印字する場合について説明したが、レーザープリン
ターに限らず、たとえばドットプリンターによって印字
することも可能であり、さらにはこのような印字以外の
複写,筆記等の手段で表示してもよく、情報表示のため
の手段は問うものではない。
尚、本考案においては、上記実施例のようにアルミ蒸着
フィルム等を紙間に介装したものや、紙のみからなるも
の等、葉書本体1としてあくまで紙製の素材を使用する
ことを主眼とするものではあるが、紙以外の素材を使用
することを妨げるものではない。
さらに、葉書本体1の開封手段もハサミによる切断やミ
シン目の分断等、その手段は問わない。
また、本考案は、プリンター等により自動的且つ連続的
に製作する業務用の葉書を主眼とするものではあるが、
必ずしも業務用に限定されるものではなく、一般の家庭
用として使用される葉書も本考案の範囲に属するもので
ある。
(考案の効果) (イ)叙上のように、本考案は、隠蔽すべき情報が表示
される面を内面側とすべく葉書本体が少なくとも2枚以
上の重合状態に形成され、且つその重合されるシート片
間の略全面が熱接着性樹脂を介して剥離可能に接着され
てなるため、葉書を構成するート片間に隙間が生ずるこ
とがほとんどなく、シート片間の密着性を確実に維持す
ることができ、その密着性が上記のような従来の葉書に
比べて著しく良好になるという効果がある。
(ロ)さらに重要な点は、熱接着性の接着剤が文字等の
表示可能なものであるため、接着剤の存在によって文字
の印字,複写等が妨げられることもなく、さらには、こ
の接着剤が剥離可能なものであり且つシート片間の文字
の転移を防止する性質を具備するものなるため、シート
片間の剥離が容易に行え、しかも、表示された情報が一
方のシート片から他方のシート片側に転移することもな
い。
(ハ)従って、シート片間の略全面が接着されるにもか
かわらず、接着剤の上面に文字等が表示可能でしかもそ
の文字等の転移が生じさせることがなく、上記(イ),
(ロ)のような、どちらかといえば相反する効果を併備
した画期的な通信媒体としての葉書を提供しうるという
効果を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例としての葉書を示し、(イ)は正面
図、(ロ)は背面図、(ハ)は(イ)のA−A線拡大断
面図、(ニ)は(ハ)のB部拡大断面図。 第2図はシート片の剥離状態を示し、(イ)は正面図、
(ロ)は(イ)のC−C線拡大断面図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】葉書本体1が相互に重合可能な少なくとも
    2枚のシート片1a,1bからなり、且つ相互に重合される
    シート片1a,1bの内面側に、熱接着性の接着剤4が略全
    面に設けられた葉書において、前記シート片1a,1b間の
    接着剤4が、アクリル共重合体を主成分とし、これにワ
    ックス等の剥離剤を添加した接着剤であることを特徴と
    する葉書。
JP1989124837U 1989-10-24 1989-10-24 葉 書 Expired - Lifetime JPH072224Y2 (ja)

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