JPH10151882A - ラベル付き葉書 - Google Patents

ラベル付き葉書

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JPH10151882A
JPH10151882A JP32920096A JP32920096A JPH10151882A JP H10151882 A JPH10151882 A JP H10151882A JP 32920096 A JP32920096 A JP 32920096A JP 32920096 A JP32920096 A JP 32920096A JP H10151882 A JPH10151882 A JP H10151882A
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JP
Japan
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postcard
piece
label
adhesive
sheet
Prior art date
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Application number
JP32920096A
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English (en)
Inventor
Motohiko Tezuka
元彦 手塚
Junichi Tabuchi
純一 田淵
Hidehito Sugawara
秀仁 菅原
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現行郵便法の規定に適合し、十分な通知情報
量を確保でき、再接着可能なラベルを一緒に郵送できる
親展性を有するラベル付き葉書を提供する。 【解決手段】 ラベル付き葉書1は、折り用ミシン目
2,3を介して連接した上紙片4、中紙片5、下紙片6
をジグザグに重ね合わせて接着剤7で剥離可能に接着
し、各重ね合わせ接着面には親展通知情報16,17を
表示し、中紙片5と下紙片6の重ね合わせ接着面には、
粘着剤8を塗布してなる粘着剤塗布部とこの粘着剤塗布
部よりも広い範囲に剥離剤9を塗布してなる剥離剤塗布
部を対接するように設け、粘着剤塗布部を切り用ミシン
目10で切り取り可能としてラベル部となし、中紙片5
を葉書本体シートとしてその表出面に葉書表示をなし、
上紙片4の表出面には宛名表示をなしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封書と同様に親展
性を有して所定の情報を通知できる葉書に関し、特に、
三紙片の表裏6面に情報を記載できるとともに、4面の
通知情報を被覆隠蔽した状態で親展通知情報として通知
でき、また、ラベル部を備えることによって、このラベ
ル部を切り取って使用可能なラベル付き葉書に関する。
なお、本明細書でいう親展通知情報とは、被覆隠蔽した
状態で通知される情報を意味し、単なる説明文のような
秘匿性を必要としない情報も含まれるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、他人が通知情報を視認できないよ
うに親展化して通知しうる葉書としては、葉書紙片の通
知情報表示面に隠蔽ラベルを剥離可能に接着した構成が
知られている。また、折り用ミシン目を介して連接した
2枚あるいは3枚の葉書紙片を二つ折りあるいは三つ折
りして重ね合わせ、各重ね合わせ面を親展通知情報表示
面とするとともに、これら重ね合わせ面を剥離可能に接
着した構成、さらに、2枚の葉書紙片を二つ折りしたう
え別体の葉書紙片を重ね合わせ、各重ね合わせ面を親展
通知情報表示面とするとともに、これら重ね合わせ面を
剥離可能に接着した構成、またさらには2枚あるいは3
枚の別体の葉書紙片を重ね合わせ、各重ね合わせ面を親
展通知情報表示面とするとともに、これら重ね合わせ面
を剥離可能に接着した構成が知られている。
【0003】ところで、現行の郵便法の規定では、葉書
本体には「郵便はがき」等の葉書表示が必要とされ、ま
た、葉書本体の重量は2g以上と定められているほか、
葉書全体の重量は6g以下と定められている。このた
め、3枚の葉書紙片からなる葉書では、葉書本体用の1
枚は2g以上の重量を有し、残りの2枚は2g以下の重
量でなければならない。
【0004】単純計算では、3枚の葉書紙片のすべてが
正確に2gであれば、上述の条件を満たすことになる
が、実際には、重ね合わせ面に施す接着剤や各種情報を
印字あるいは印刷するインキの重量が加わるので、全葉
書重量を6g以下とするには、葉書本体用以外の少なく
とも1枚の葉書紙片を2gに満たない重量にしなければ
ならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来にあ
っては、親展通知情報を隠蔽する機能を有しないラベ
ル、例えばラベル状に構成した応募券やクーポン券等
を、上述した3枚の葉書紙片からなる親展性を有する葉
書に、剥離可能に接着して構成することは、重量の点で
問題があり、困難であった。このため、この種の親展性
を有する葉書を利用して、ラベルを接着して郵送するこ
とはできないという不都合があった。
【0006】親展通知情報の表示量を犠牲にすれば、1
枚の葉書紙片に隠蔽ラベルを接着し、この隠蔽ラベル
を、葉書送付後に応募券やクーポン券等として再利用す
ることも考えられる。しかし、隠蔽ラベルを用いた従来
例では、一旦剥離した隠蔽ラベルを再接着可能に構成す
ると、親展通知情報を改ざんされる虞があるので、再接
着不能に構成している。したがって、この隠蔽ラベルを
剥離後に再使用することができず、応募券やクーポン券
等と兼用することはできないという不都合があった。
【0007】本発明は、これらの不都合を解消し、現行
の郵便法の規定に適合するとともに、十分な通知情報
量、特に親展通知情報量を確保でき、また、再接着可能
なラベルを一緒に郵送できる親展性を有するラベル付き
葉書を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載したラベル付き葉書は、葉
書本体シートである中紙片の上位に中紙片よりも小さい
サイズからなる宛名表示部を有する上紙片を重ね合わせ
て剥離可能に接着してなり、前記中紙片の下位に下紙片
を重ね合わせて剥離可能に接着してなり、前記中紙片の
前記上紙片から表出する部分には葉書表示を設けるとと
もに、剥離可能な重ね合わせ接着面に親展通知情報を設
けてなり、対向する重ね合わせ接着面の一方に、通常で
は粘着することなく熱、圧等の所定の条件を与えるとこ
とによって粘着性を有する粘着剤を塗布し、この粘着剤
塗布部分を切り取り部により区画してなるラベル部を設
け、粘着剤塗布部分と対向する他方の面を剥離面とした
ものである。
【0009】また、本発明の請求項2に記載したラベル
付き葉書は、中紙片の上位に葉書表示片を剥離困難に接
着して葉書本体シートとなし、前記中紙片の前記葉書表
示片と重なり合わない上位に前記中紙片よりも小さいサ
イズからなる上紙片を重ね合わせて剥離可能に接着して
なり、前記上紙片と前記葉書表示片のいずれか一方に宛
名表示部を設け、前記中紙片の下位に下紙片を重ね合わ
せて剥離可能に接着してなり、剥離可能な重ね合わせ接
着面には親展通知情報を表示してなり、対向する重ね合
わせ接着面の一方に、通常では粘着することなく熱、圧
等の所定の条件を与えるとことによって粘着性を有する
粘着剤を塗布し、この粘着剤塗布部分を切り取り部によ
り区画してなるラベル部を設け、粘着剤塗布部分と対向
する他方の面を剥離面としたものである。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施形態を添
付図面に基づいて説明する。ここにおいて、図1〜図4
は第1の実施形態を示し、図1はラベル付き葉書の概略
的な斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3はラベ
ル付き葉書の各紙片を剥離した後の展開状態を示す概略
的な平面図、図4は同状態の他面側を示す概略的な平面
図である。
【0011】また、図5〜図9は第2の実施形態を示
し、図5はラベル付き葉書の概略的な斜視図、図6は図
5のB−B線断面図、図7はラベル付き葉書の各紙片の
剥離状態を示す斜視図、図8はラベル付き葉書の各紙片
を折り重ねて接着する前の展開状態を示す概略的な平面
図、図9は同状態の他面側を示す概略的な平面図であ
る。
【0012】さらに、図10〜図14は第3の実施形態
を示し、図10はラベル付き葉書の概略的な斜視図、図
11は図10のC−C線断面図、図12はラベル付き葉
書の各紙片の剥離状態を示す斜視図、図13はラベル付
き葉書の各紙片を折り重ねて接着する前の展開状態を示
す概略的な平面図、図14は同状態の他面側を示す概略
的な平面図である。
【0013】まず、図1〜図4に基づいて、第1の実施
形態を説明する。図1及び図2に示すように、ラベル付
き葉書1は、折り用ミシン目2,3を介して連接した上
紙片4、中紙片5、下紙片6の三紙片を、前記折り用ミ
シン目2,3でジグザグ状に折り重ねて、重ね合わせ面
を剥離可能に接着してなる。この接着は、表裏両面に全
面的に設けた、接着後に剥離可能な接着剤7,7(以下
便宜上弱接着剤7,7という)により行われている。ま
た、前記上紙片4は他の二紙片5,6よりも幅が狭く形
成されている。そして、前記下紙片6には、折り用ミシ
ン目3と反対側の下隅部に三角形状の切り欠き部20
(図3及び図4参照)を設けている。
【0014】上述の弱接着剤7,7は、一般的な感圧性
接着剤をベースとしてこれに対して非親和性を有する微
粒状充填剤を添加して得ることができ、より具体的に
は、例えば天然ゴム100重量部に対して、スチレン2
〜8重量部と、メタクリル酸メチル10〜16重量部と
をグラフト共重合して得られた天然ゴムラテックスに、
テルペン樹脂系粘着付与剤2〜10重量部を添加してな
る感圧性接着剤をベースとし、この感圧性接着剤に平均
粒径1〜30μmの酸化チタン、小麦澱粉、シリカ等か
ら選択した一種あるいは複数種からなる微粒状充填剤を
150〜250重量部添加すると好適である。
【0015】図2及び図3に示すように、中紙片5と下
紙片6の剥離可能な重ね合わせ接着面には、下紙片6の
折り用ミシン目3とは反対側の上隅部分に、感圧性で通
常の粘着力を有するマイクロカプセル型の粘着剤8を塗
布してなる粘着剤塗布部8aを設ける一方、中紙片5の
折り用ミシン目3とは反対側(折り用ミシン目2側)の
上隅部分に、前記粘着剤塗布部8aよりも広い範囲に剥
離剤9を塗布してなる剥離剤塗布部9aを設けている。
前記粘着剤塗布部8aと前記剥離剤塗布部9aとは前記
折り用ミシン目3を軸として線対称な位置にあり、前記
中紙片5と前記下紙片6とを前記折り用ミシン目3で折
り重ねた時に、互いに対接するよう構成している。
【0016】そして、粘着剤塗布部8aの下紙片6の辺
縁に対応しない二辺縁には、鉤形に切り取り部たるマイ
クロミシン目10を設け、前記粘着剤塗布部8aを切り
取り可能に構成して、ラベル部11としている。図4に
示すように、この粘着剤塗布部8aの裏面側である下紙
片6の表出面には、「応募券」のタイトルと応募点数か
らなる応募券表示12を印刷している。なお、粘着剤8
と弱接着剤7,7は、ともに感圧性で、接着条件が同一
であるから、接着作業を容易に行うことができる。ま
た、剥離剤塗布部9aは前記粘着剤塗布部8aよりも広
い範囲に設けられているので、粘着剤8が前記剥離剤塗
布部9aからはみ出す虞はなく、確実に剥離可能であ
る。
【0017】図1で理解できるように、上紙片4の幅を
狭く構成したことにより表出した、中紙片5の折り用ミ
シン目3に沿った部分には、「郵便はがき」という葉書
表示13を印刷し、この中紙片5を葉書本体シートとし
ている。また、前記上紙片4の表出面は宛名表示部とな
り、ここに宛名14を印字している。この宛名14の下
には、「ここからはがして下さい」という文と折り用ミ
シン目2とは反対側の下隅部に向けた矢印とからなる剥
離開始端指示表示15を印刷している。
【0018】さらに、図2〜図4に示すように、中紙片
5と下紙片6の重ね合わせ接着面には案内文等の親展通
知情報16を表示し、上紙片4と前記中紙片5との重ね
合わせ接着面には説明文等の親展通知情報17を表示し
ている。これらの親展通知情報16,17の少なくとも
一部に、他人に見られては困る秘匿性を有する情報を含
んでいる。
【0019】一方、下紙片6の表出面には、差出人表示
18と、「ここからはがして下さい」という文と切り欠
き部20に向けた矢印とからなる剥離開始端指示表示1
9とを印刷している(図4参照)。
【0020】上述のように構成したラベル付き葉書1
は、葉書本体である中紙片5の重量を2gより若干重く
設定し、この中紙片5と同一幅で切り欠き部20を設け
た下紙片6の重量をほぼ2gに設定し、前記各紙片5,
6よりも幅が狭い上紙片4の重量を2gより十分軽く設
定することにより、葉書本体5の重量を2g以上にする
とともに、ラベル付き葉書1の全体重量を6g以下に設
定することが容易となる。したがって、ラベル付き葉書
1は郵便法の規定に適合するものとなり、官製葉書と同
様に使用可能である。
【0021】このラベル付き葉書1を受領した宛名人
は、各剥離開始端指示表示15,19にしたがい、上紙
片4と下紙片6を順次捲り上げて、それぞれ中紙片5か
ら剥離する。これによって、ラベル付き葉書1は図3及
び図4に示す展開状態となり、隠蔽されていた親展通知
情報16,17を視認することができる。そして、マイ
クロミシン目10を切り取れば、ラベル部11を分離す
ることができ、このラベル部11を粘着剤8によって所
望箇所に貼付可能である。
【0022】本実施形態においては、ラベル付き葉書1
の重ね合わせ接着面を剥離して展開状態にした後も、各
紙片4,5,6は分離することなく一体性を保持するの
で、情報が散逸することなく確認が容易であるととも
に、保存も容易であるという利点がある。
【0023】次に、図5〜図9に基づいて本発明の第2
の実施形態を説明する。図5及び図6に示すように、ラ
ベル付き葉書21は、折り用ミシン目22,23を介し
て連接した上紙片24及び葉書表示片24aを一体化し
た宛名表示片、中紙片25、下紙片26の各紙片を、前
記折り用ミシン目22,23でジグザグ状に折り重ね
て、重ね合わせ面を剥離可能に接着してなる。この接着
は、表裏両面に全面的に設けた、第1の実施形態で説明
した弱接着剤7,7と同一組成の接着後に剥離可能な接
着剤27,27(以下便宜上弱接着剤27,27とい
う)により行われている。
【0024】また、上紙片24及び葉書表示片24aを
一体化した宛名表示片と中紙片25及び下紙片26は互
いに同一幅に形成され、前記上紙片24と前記下紙片2
6にはそれぞれ、折り用ミシン目22,23と反対側の
下隅部に三角形状の切り欠き部28,29(図8及び図
9参照)を設けている。
【0025】図6及び図8に示すように、中紙片25と
下紙片26の剥離可能な重ね合わせ接着面には、下紙片
26の折り用ミシン目23とは反対側の上隅部分に、感
圧性で通常の粘着力を有するマイクロカプセル型の粘着
剤30を塗布してなる粘着剤塗布部30aを設ける一
方、中紙片25の折り用ミシン目23とは反対側(折り
用ミシン目22側)の上隅部分に、前記粘着剤塗布部3
0aよりも広い範囲に剥離剤31を塗布してなる剥離剤
塗布部31aを設けている。前記粘着剤塗布部30aと
前記剥離剤塗布部31aとは前記折り用ミシン目23を
軸として線対称な位置にあり、前記中紙片25と前記下
紙片26とを前記折り用ミシン目23で折り重ねた時
に、互いに対接するよう構成している。
【0026】そして、粘着剤塗布部30aの下紙片26
の辺縁に対応しない二辺縁には、鉤形に切り取り部たる
マイクロミシン目32を設け、前記粘着剤塗布部30a
を切り取り可能に構成して、ラベル部33としている。
図9に示すように、この粘着剤塗布部30aの裏面側で
ある下紙片26の表出面には、「応募券」のタイトルと
応募点数からなる応募券表示44を印刷している。な
お、粘着剤30と接着剤27,27は、ともに感圧性
で、接着条件が同一であるから、接着作業は容易であ
る。また、剥離剤塗布部31aは前記粘着剤塗布部30
aよりも広い範囲に設けられているので、粘着剤30が
前記剥離剤塗布部31aからはみ出す虞はなく、確実に
剥離可能である。
【0027】図5で理解できるように、上紙片24の折
り用ミシン目22側に一体化して設けた葉書表示片24
aには、「郵便はがき」という葉書表示34を印刷し、
この葉書表示片24aの裏面と、これに対向する中紙片
25の折り用ミシン目22に沿った部分には、感圧性で
接着後は剥離困難な一般的な接着剤35(以下便宜上強
接着剤35という)を塗布した強接着剤塗布部35aを
設け、中紙片25と葉書表示片24aで葉書本体シート
を構成する。前記強接着剤35は、例えば上述した第1
の実施形態における弱接着剤7のベースとなった感圧性
接着剤を用いればよい。
【0028】また、上紙片24の表出面は宛名表示部と
なり、ここに宛名36を印字している。この宛名36の
下には、「ここからはがして下さい」という文と切り欠
き部28に向けた矢印とからなる剥離開始端指示表示3
7を印刷している。
【0029】さらに、図8及び図9に示すように、中紙
片25と下紙片26の重ね合わせ接着面には案内文等の
親展通知情報38を表示し、上紙片24と前記中紙片2
5との重ね合わせ接着面には説明文等の親展通知情報3
9を表示している。これらの親展通知情報38,39の
少なくとも一部に、他人に見られては困る秘匿性を有す
る情報を含んでいる。
【0030】一方、図9に示すように、下紙片26の表
出面には、差出人表示40と、「ここからはがして下さ
い」という文と切り欠き部29に向けた矢印とからなる
剥離開始端指示表示41とを印刷している。
【0031】上述のように構成したラベル付き葉書21
は、上紙片24と葉書表示片24aを一体化してなる宛
名表示片と、中紙片25及び下紙片26の幅は同一であ
るから、切り欠き部28,29を設けない状態での宛名
表示片、中紙片25、下紙片26の各重量をほぼ2g
(2gを超えないことが望ましい)に設定しておくと、
葉書本体シートである中紙片25と葉書表示片24aの
合計重量が2gを超える一方、切り欠き部28,29を
設けた上紙片24と下紙片26の重量は2gより少なく
なるので、ラベル付き葉書21の全体重量を6g以下に
設定することが容易となる。したがって、ラベル付き葉
書21は郵便法の規定に適合するものとなり、官製葉書
と同様に使用可能である。
【0032】このラベル付き葉書21を受領した宛名人
は、各剥離開始端指示表示37,41にしたがい、図7
に示すように、上紙片24と下紙片26を順次捲り上げ
て、それぞれ中紙片25から剥離する。この時、強接着
剤塗布部35aは接着面を破壊しないと剥離できないの
で、ラベル付き葉書21は、中紙片25と葉書表示片2
4aの接着状態を維持したまま、他の重ね合わせ接着面
が剥離して、展開状態となるものである。なお、図8及
び図9は重ね合わせ面を接着する前の展開状態を示して
おり、接着した重ね合わせ面を剥離する際には、強接着
剤塗布部35aは剥離困難なのでこのように完全に展開
することはできない。
【0033】これによって、隠蔽されていた親展通知情
報38,39が露出する状態となり、これらを視認する
ことができる。そして、マシクロミシン目32を切り取
れば、ラベル部33を分離することができ、このラベル
部33を粘着剤30によって所望箇所に貼付可能であ
る。
【0034】この第2の実施形態においても、第1の実
施形態と同様に、重ね合わせ接着面を剥離後も各紙片2
4,25,26は分離することなく、一体性を保持する
ので、情報が散逸することなく確認が容易であるととも
に、保存も容易であるという利点がある。
【0035】次に、図10〜図14に基づいて本発明の
第3の実施形態を説明する。本実施形態のラベル付き葉
書51は、基本的には上述した第2の実施形態と同一構
成であり、その構成が上述した第2の実施形態と相違す
るのは、折り用ミシン目52,53を介して連接した上
紙片54及び葉書表示片54aからなる宛名表示片、中
紙片55、下紙片56の配置状態と、強接着剤35と同
一組成の強接着剤57を塗布した強接着剤塗布部57a
に対応する葉書表示片54aの配置位置と、上紙片54
と葉書表示片54aの境界に切り用ミシン目58を設け
た点である。
【0036】すなわち、上紙片54及び葉書表示片54
aと下紙片56の位置関係は、第2の実施形態と逆にな
っており、また、強接着剤塗布部57aに対応する葉書
表示片54aは、前記上紙片54の上端縁に沿って設
け、切り用ミシン目58を破断して前記上紙片54と前
記中紙片55のの重ね合わせ接着面を剥離可能に構成し
ている。本実施形態においても、中紙片55と葉書表示
片54aで葉書本体シートを構成する。その他の構成は
上述した第2の実施形態と同一であるから、対応する構
成要素に同一の符号を付するに止め、その詳細な説明は
省略する。
【0037】本実施形態のラベル付き葉書51は、第2
の実施形態のラベル付き葉書21と同様に、上紙片54
及び葉書表示片54aからなる宛名表示片と中紙片55
及び下紙片56の幅は同一であるから、切り欠き部2
8,29を設けない状態での重量をほぼ2g(2gを超
えないことが望ましい)に設定しておくと、葉書本体シ
ートである中紙片55と葉書表示片54aの合計重量が
2gを超える一方、切り欠き部28,29を設けた上紙
片54と下紙片56の重量は2gより少なくなるので、
ラベル付き葉書51の全体重量を6g以下に設定するこ
とが容易となる。したがって、ラベル付き葉書51は郵
便法の規定に適合するものとなり、官製葉書と同様に使
用可能である。
【0038】このラベル付き葉書51を受領した宛名人
は、各剥離開始端指示表示37,41にしたがい、図1
2に示すように、上紙片54と下紙片56を順次捲り上
げて、それぞれ中紙片55から剥離する。この時、前記
上紙片54は切り用ミシン目58を破断しながら捲り上
げて、葉書表示片54aは中紙片55に接着して残った
状態のまま、他の重ね合わせ接着面を剥離して、展開状
態となるものである。なお、図13及び図14は重ね合
わせ面を接着する前の展開状態を示しており、接着した
重ね合わせ面を剥離する際には、上述したように、強接
着剤塗布部57aは剥離困難で、切り用ミシン目58が
破断した状態で展開されるので、図示状態にはならな
い。ラベル部33その他の使用については、上述した第
2の実施形態と同様であるから、その説明は省略する。
【0039】この第3の実施形態においても、第1及び
第2の各実施形態と同様に、重ね合わせ接着面を剥離後
も各紙片24,25,26は分離することなく、一体性
を保持するので、情報が散逸することなく確認が容易で
あるとともに、保存も容易であるという利点がある。
【0040】なお、本発明は上述した各実施形態に限ら
れるものではなく、例えば、剥離可能に接着する弱接着
剤7,27あるいは剥離困難に接着する強接着剤35,
57や粘着剤8,30は、感圧性のものに代えて、熱の
付与を接着条件とする感熱性の接着剤やディレートタッ
ク型粘着剤を用いてもよい。また、葉書表示13,34
は「郵便はがき」のほか、郵便葉書を意味する字句であ
ればよく、「POSTCARD」のような英文字による
表示でもよいものである。
【0041】さらに、葉書1,21,51の剥離可能な
重ね合わせ接着面のすべてに秘匿性を有する情報を印
字、あるいは印刷する必要はない。また、上紙片4,2
4,54、中紙片5,25,55、下紙片6,26,5
6の三紙片が連接状態にある必要はない。またさらに、
剥離剤塗布部9a,31aは、必ずしも粘着剤塗布部8
a,30aよりも広い範囲に設ける必要はなく、同一範
囲に設ければ足りるものである。加えて、第2及び第3
の実施形態における宛名表示部は、上紙片24,54の
表出面のみならず、葉書表示片24a,54aを宛名表
示が可能な大きさにして、この葉書表示片24a,54
aの表出面に設けてもよいものである。
【0042】
【発明の効果】このようにして、本願の請求項1の発明
によれば、葉書の情報表示可能面が6面あり、そのうち
4面に親展通知情報を表示可能なので、葉書による通知
情報量、特に親展通知情報量を増大することができ、ま
た、上紙片は葉書本体シートを構成する中紙片よりも小
さいサイズからなるので、葉書本体シートの重量を2g
以上に設定しても、ラベル部を設けた葉書の重量合計を
確実に6g以下に設定することが容易となって現行郵便
法の規定に適合したものとなり、さらには、葉書ととも
にラベル部を送付して、このラベル部を再貼付して使用
することができるという効果を奏する。
【0043】また、本願の請求項2の発明によれば、葉
書の情報表示可能面が6面あり、そのうち4面に親展通
知情報を表示可能なので、葉書による通知情報量、特に
親展通知情報量を増大することができ、また、中紙片と
葉書表示片で葉書本体シートを構成したので、葉書本体
シートの重量を2g以上に設定することが容易であると
ともに、ラベル部を設けた葉書の重量合計を確実に6g
以下に設定することが容易となり、さらには、葉書の重
ね合わせ接着面を同一幅に設定できるので、葉書に広い
範囲に及ぶ段差が生じることがなく、好適な印字作業を
なし得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すラベル付き葉書
の概略的な斜視図。
【図2】同じく図1のA−A線断面図。
【図3】同じくラベル付き葉書の各紙片を剥離した後の
展開状態を示す概略的な平面図。
【図4】同じく同状態の他面側を示す概略的な平面図。
【図5】本発明の第2の実施形態を示すラベル付き葉書
の概略的な斜視図。
【図6】同じく図5のB−B線断面図。
【図7】同じくラベル付き葉書の各紙片の剥離状態を示
す斜視図。
【図8】同じくラベル付き葉書の各紙片を折り重ねて接
着する前の展開状態を示す概略的な平面図。
【図9】同じく同状態の他面側を示す概略的な平面図。
【図10】本発明の第3の実施形態を示すラベル付き葉
書の概略的な斜視図。
【図11】同じく図9のC−C線断面図。
【図12】同じくラベル付き葉書の各紙片の剥離状態を
示す斜視図。
【図13】同じくラベル付き葉書の各紙片を折り重ねて
接着する前の展開状態を示す概略的な平面図。
【図14】同じく同状態の他面側を示す概略的な平面
図。
【符号の説明】
1,21,5 ラベル付き葉書 2,3,22,23,52,53 折り用ミシン目 4,24,54 上紙片 5,25,55 中紙片 6,26,56 下紙片 7,27 弱接着剤 8,30 粘着剤 8a,30a 接着剤塗布部 9,31 剥離剤 9a,31a 剥離剤塗布部 10,32 切り用ミシン目 11,33 ラベル部 13,34 葉書表示 14,36 宛名表示 16,17,38,39 親展通知情報 24a,54a 葉書表示片 35,57 強接着剤 35a,57a 強接着部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 葉書本体シートである中紙片の上位に中
    紙片よりも小さいサイズからなる宛名表示部を有する上
    紙片を重ね合わせて剥離可能に接着してなり、前記中紙
    片の下位に下紙片を重ね合わせて剥離可能に接着してな
    り、前記中紙片の前記上紙片から表出する部分には葉書
    表示を設けるとともに、剥離可能な重ね合わせ接着面に
    親展通知情報を設けてなり、対向する重ね合わせ接着面
    の一方に、通常では粘着することなく熱、圧等の所定の
    条件を与えるとことによって粘着性を有する粘着剤を塗
    布し、この粘着剤塗布部分を切り取り部により区画して
    なるラベル部を設け、粘着剤塗布部分と対向する他方の
    面を剥離面としてなることを特徴とするラベル付き葉
    書。
  2. 【請求項2】 中紙片の上位に葉書表示片を剥離困難に
    接着して葉書本体シートとなし、前記中紙片の前記葉書
    表示片と重なり合わない上位に前記中紙片よりも小さい
    サイズからなる上紙片を重ね合わせて剥離可能に接着し
    てなり、前記上紙片と前記葉書表示片のいずれか一方に
    宛名表示部を設け、前記中紙片の下位に下紙片を重ね合
    わせて剥離可能に接着してなり、剥離可能な重ね合わせ
    接着面には親展通知情報を表示してなり、対向する重ね
    合わせ接着面の一方に、通常では粘着することなく熱、
    圧等の所定の条件を与えるとことによって粘着性を有す
    る粘着剤を塗布し、この粘着剤塗布部分を切り取り部に
    より区画してなるラベル部を設け、粘着剤塗布部分と対
    向する他方の面を剥離面としてなることを特徴とするラ
    ベル付き葉書。
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