JP3986111B2 - 重ね合わせ葉書用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、封書と同様に親展性を有して所定の情報を通知できる重ね合わせ葉書とするための重ね合わせ葉書用シートに関し、特に、3紙片の表裏面である6面に情報を記載できるとともに、4面の通知情報を被覆隠蔽した状態で親展通知情報として通知できる葉書とするための、折り部を介して連接した2枚のシートと、これらシートの一方に重ね合わせる別体の1枚のシートとからなる葉書用シートに関する。なお、本明細書でいう親展通知情報とは、被覆隠蔽した状態で通知される情報を意味し、単なる説明文のような秘匿性を必要としない情報も含まれるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、他人が通知情報を視認できないように親展化して通知しうる葉書として、6面に情報を記載できるとともに、4面の通知情報を被覆隠蔽した状態で親展通知情報として通知できる重ね合わせ葉書が知られており、また、このような重ね合わせ葉書を作成するための3枚のシートからなる葉書用シートも知られている。
【0003】
しかしながら、従来の重ね合わせ葉書用シートは、3枚のシートを重ね合わせて重ね合わせ面を接着するには、シートの折り機構及び圧着または熱着する接着機構を備えた専用の葉書作成機が必要であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、従来の重ね合わせ葉書用シートは、大量処理には適しているが、少数の重ね合わせ葉書を必要とする、一般家庭や小事務所などの高価な専用の葉書作成機を備えることができないものの需要には、応えることがでなかった。
【0005】
また、現行の郵便法の規定では、葉書本体に「郵便葉書」等の葉書表示が必要とされ、また、葉書本体の重量は2g以上と定められているほか、葉書全体の重量は6g以下と定められている。このため、3枚のシートからなる葉書用シートでは、葉書本体シートは2g以上の重量を有し、残りの2枚のシートは総重量が4g以下でなければならない。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、専用の葉書作成機を備えることなく、通知情報量の多い重ね合わせ葉書を簡便に作成できるとともに、現行の郵便法の規定にも合致する重ね合わせ葉書用シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に記載した重ね合わせ葉書用シートは、折り部を介して連接した2枚のシートと、これらシートの一方に重ね合わせる別体の1枚のシートとからなり、前記連接した2枚のシートのうち前記別体の1枚のシートを重ね合わせるシートを葉書本体シートとなし、他の各シートはこの葉書本体シートの表裏面に重ね合わせて剥離可能に接着するための貼着シートとなし、葉書本体シートの一面には葉書表示を設け、この葉書本体シートの葉書表示面側に重ね合わせる貼着シートは、前記葉書本体シートと重ね合わせた時に前記葉書表示が表出するよう、その幅を前記葉書本体シートよりも狭く、または切り欠き部を設けて構成し、前記葉書本体シートと前記各貼着シートの重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面とする一方、前記葉書本体シートと前記各貼着シートの各重ね合わせ面の対接する各一方には、透視可能なシートを剥離可能または剥離困難に接着し、各透視可能なシートの表出面には、前記透視可能なシートが剥離可能であれば剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記透視可能なシートが剥離困難であれば剥離可能な弱粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記透明なシートの表出面に剥離困難な強粘着剤を介して、または剥離可能な弱粘着剤を介して設けた剥離紙のうち葉書本体シートと連接した粘着シート側の剥離紙を控とし、葉書本体シートに前記控を重ね合わせ、葉書本体シートへの記入によって前記控の一面に複写記入するために、前記控の一面側に設けた顕色剤層と、この一面側と折り重なる前記葉書本体シート面に設けた塗料内包マイクロカプセル剤層とからなる複写構造を設けてなるものである。
【0008】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。ここにおいて、図1〜図6は第1の実施形態を示し、図1は重ね合わせ葉書用シートの概略的な斜視図、図2は図1の全構成要素を示すA−A線断面図、図3は作成した重ね合わせ葉書の概略的な斜視図、図4は図3の全構成要素を示すB−B線断面図、図5は控たる剥離紙の複写記入状態を示す概略的な平面図、図6は重ね合わせ面を剥離した状態を示す重ね合わせ葉書の概略的な斜視図、図7は第2の実施形態を示す重ね合わせ葉書用シートの全構成要素を示す断面図、図8〜図10は第3の実施形態を示し、図8は重ね合わせ葉書用シートの概略的な斜視図、図9は同じく裏面側を示す概略的な平面図、図10は図8の全構成要素を示すC−C線断面図である。
【0009】
まず、図1〜図6に基づいて、第1の実施形態を説明する。図1及び図2に示すように、重ね合わせ葉書用シート1は、折り用ミシン目5を介して連接した葉書本体シート2及び貼着シート3と前記葉書本体シート2の表面側(葉書本体シート2の図1に表示した面を表面側とする、以下同じ)に重ね合わせてなる貼着シート4とからなる。前記貼着シート3は前記折り用ミシン目5から葉書本体シート2の裏面側に重ね合わせて剥離可能に接着するもので、前記貼着シート4は重ね合わされている前記葉書本体シート2の表面側に剥離可能に接着するものである。
【0010】
貼着シート3は葉書本体シート2とほぼ同一サイズである。一方、貼着シート4は、葉書本体シート2よりも小さいサイズからなる。そして、前記葉書本体シート2のこの貼着シート4と重なり合わない折り用ミシン目5に沿った部分には、「郵便はがき」という葉書表示6を設けている。また、前記葉書本体シート2と前記各貼着シート3,4との重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面としている。
【0011】
葉書本体シート2裏面と貼着シート3との重ね合わせ面の一方側である貼着シート3面には、折り用ミシン目5に沿った部分に、接着体15を強粘着剤12によって捲り上げ可能に接着している。この接着体15は、熱溶着によって形成した不完全溶着層8を介して剥離可能に疑似的に接着した、熱可塑性樹脂からなる2枚の透明シート9,10の各表出面に、剥離困難な強粘着剤11,12を設け、強粘着剤11は全面的に剥離紙13で被覆し、強粘着剤12は一端縁に沿った部分を除いて剥離紙14で被覆してなる。前記剥離紙13には剥離開始動作を容易にするためのスリット16を形成している。
【0012】
また、剥離紙13は控となるもので、図2に示すように、その表出面には顕色剤層17を設けている。一方、葉書本体シート2の裏面側には、同じく図2に示すように、染料内包マイクロカプセル剤層18を設けている。これら顕色剤層17と染料内包マイクロカプセル剤層18とによって、前記葉書本体シート2の表面側への記入により、前記剥離紙13に複写記入するための複写構造を構成している。
【0013】
顕色剤層17を形成する顕色剤は、レジンや活性白土等から適宜選択して使用することができる。染料内包マイクロカプセル剤層18を形成する染料内包マイクロカプセル剤は、例えば、芯物質をロイコ系染料とし、酸触媒及び乳化機能を有するスチレン−無水マレイン酸の部分加水分解物と、メラミンまたは尿素とホルマリンあるいはこれらのプレポリマを用い、インサイチュ法によって尿素−ホルマリン樹脂を形成し、これをカプセル壁材として生成した染料内包マイクロカプセル剤について、そのカプセル壁材を覆うような状態でカプセル壁材及びインキビヒクルの双方に親和性のある界面活性剤層を設け、さらに真空蒸留法をもって水分を選択的に気化し、除去することで、水系で生成された染料内包マイクロカプセルを、この界面活性剤層を介してインキビヒクル中に分散状態で置換せしめて得ることができる。
【0014】
さらに、図2に示すように、葉書本体シート2面と貼着シート4との重ね合わせ面には、接着体27を強粘着剤23,24によって前記各シート2,4に対して捲り上げ可能に接着している。この接着体27は、上述した接着体15と同一構成であり、熱溶着によって形成した不完全溶着層19を介して剥離可能に疑似的に接着した、熱可塑性樹脂からなる2枚の透明シート20,21の各表出面に、剥離困難な強粘着剤23,24を設け、各強粘着剤23,24を一端縁に沿った部分を除いて剥離紙25,26で被覆してなる。
【0015】
上述の各透明シート9,10,20,21は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、メタクリル樹脂等のなかから適宜選択して使用することができる。
【0016】
図1に示すように、各貼着シート3,4の表出面側にはそれぞれ、貼着シート3の左下隅部と、貼着シート4の右下隅部とに向けた矢印と「ここからはがして下さい」という文からなる剥離開始端指示表示30,31をあらかじめ印刷している。
【0017】
そして、図1及び図2に示すように、各接着体15,27の幅は、葉書本体シート2及び各貼着シート3の幅よりも狭く構成し、突出した各シート端2,3,4が、重ね合わせ葉書を作成した時に、各重ね合わせ面を剥離する際の指掛け部となる。
【0018】
次に、上述した重ね合わせ葉書用シート1から重ね合わせ葉書を作成する手順を説明する。まず、折り用ミシン目5で葉書本体シート2の裏面側に貼着シート3を折り重ね(図3参照)、葉書本体シート2から接着体27を捲り上げて、前記葉書本体シート2の表面側に親展通知情報32(図4参照)を記入する。すると、図5に示すように、この親展通知情報32が、染料内包マイクロカプセル剤層18と顕色剤層17の作用によって、控である剥離紙13に控情報33として複写記入される。
【0019】
次いで、重ね合わせ葉書用シート1を再び展開するとともに、図1状態とは表裏面を反対にしたうえ、貼着シート4から接着体27を捲り上げて、前記貼着シート4の葉書本体シート2との重ね合わせ面に親展通知情報34(図4参照)を記入する。また、貼着シート3から接着体15を捲り上げて、前記貼着シート3の葉書本体シート2との重ね合わせ面に親展通知情報35(図4参照)を記入する。さらに、前記葉書本体シート2の裏面側には親展通知情報36(図4参照)を記入する。
【0020】
続いて、重ね合わせ葉書用シート1の表裏面を再び反対にし、図1状態にしたうえ、貼着シート4の表出面には宛名情報37(図3、図4参照)を記入し、貼着シート3の表出面には差出人情報(図示せず)を記入する。
【0021】
さらに続いて、接着体27を葉書本体シート2及び貼着シート4から順次捲り上げて各剥離紙25,26を剥離し、露出した強粘着剤23,24によって前記葉書本体シート2と前記貼着シート4との重ね合わせ面を、透明シート20,21を介して接着する。
【0022】
さらに、剥離紙14を剥離し、透明シート10を露出した強粘着剤12により、貼着シート3の裏面(葉書本体シート2との重ね合わせ面)側に接着する。そして、控である剥離紙13を剥離し、貼着シート3を葉書本体シート2の裏面に折り用ミシン目5から折り重ね、露出した強粘着剤11によって、前記葉書本体シート2の裏面に透明シート9を接着して、前記各シート2,3の重ね合わせ面を、2枚の透明シート9,10を介して剥離可能に接着する。これによって、図3及び図4に示す重ね合わせ葉書38が作成される。
【0023】
この重ね合わせ葉書38は、所定金額の切手を貼付すれば、通常の官製葉書と同様に投函可能となる。一方、この重ね合わせ葉書38を受領した宛名人は、各剥離開始端指示表示30,31にしたがい、各貼着シート3,4を順次捲り上げる。すると、それぞれ剥離可能に疑似的に接着している透明シート20,21及び9,10が剥離し、図6に示すように、葉書本体シート2の表裏面から前記各貼着シート3,4が剥離して、各透明シート9,10,20,21を透して隠蔽されていた親展通知情報36,35,32,34を視認することができる。
【0024】
次に、図7に基づいて本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態の重ね合わせ葉書用シート41は、第1の実施形態における2枚の透明シート9,10及び20,21を有する各接着体15,27に換えて、1枚の透明シート45,46を強粘着剤47,48によって、剥離困難に各貼着シート43,44の葉書本体シート42との重ね合わせ面に接着している。
【0025】
そして、各透明シート45,46の強粘着剤47,48塗布面とは反対面には、剥離可能な弱粘着剤49,50を塗布し、弱粘着剤49は一部を露出するように剥離紙51で被覆する一方、弱粘着剤50は全面的に剥離紙52で被覆して、貼着シート44を前記弱粘着剤49によって葉書本体シート42に捲り上げ可能に接着している。前記剥離紙52には、剥離動作を容易にするためのスリット52aを設けている。
【0026】
また、重ね合わせ葉書を作成した時の指掛け部とするために、各透明シート45,46及び剥離紙51,52の端部が、葉書本体シート42及び各貼着シート43,44の端部の内側に位置している。
【0027】
本実施形態では、各透明シート45,46は各貼着シート43,44と剥離困難であるため、各貼着シート43,44にあらかじめ所定の親展通知情報53,54を印字あるいは印刷したうえ、各透明シート45,46を接着している。なお、図7において、55は折り用ミシン目、56は葉書表示、57は顕色剤層、58は染料内包マイクロカプセル剤層である。
【0028】
上述した重ね合わせ葉書用シート41から重ね合わせ葉書(図示せず)を作成する手順で第1の実施形態と相違するのは、各貼着シート43,44の重ね合わせ面には親展通知情報53,54があらかじめ印字あるいは印刷されているので、葉書本体シート42の表裏面にのみ親展通知情報を記入する点だけである。そして、剥離紙52が控となり、貼着シート43を葉書本体シート42の裏面側に折り用ミシン目55から折り重ねた状態で、貼着シート44を捲り上げて葉書本体シート42の表面側に記入した親展通知情報(図示せず)が、控情報として前記剥離紙52に複写記入される。
【0029】
また、この第2の実施形態では、作成された重ね合わせ葉書の重ね合わせ面を各貼着シート43,44を捲り上げて剥離すると、各透明シート45,46は各貼着シート43,44側に接着した状態となり、葉書本体シート42には透明シート45,46が存在しない状態となって、葉書本体シート42の表裏面に記入した親展通知情報(図示せず)は露出した状態で視認可能になる一方、各貼着シート43,44に記入した親展通知情報53,54は各透明シート45,46を透して視認可能となる。
【0030】
次に、図8〜図10に基づいて、第3の実施形態を説明する。図8〜図10に示すように、重ね合わせ葉書用シート61は、折り用ミシン目65を介して連接した葉書本体シート62及び貼着シート64と、前記葉書本体シート62の表面側に重ね合わせてなる貼着シート63とからなる。各貼着シート63,64は葉書本体シート62とほぼ同一サイズであり、前記貼着シート63は重ね合わされている前記葉書本体シート62の表面側に剥離可能に接着するものである。
【0031】
貼着シート64は、折り用ミシン目65から葉書本体シート62の裏面側に重ね合わせるもので、その上端部分に切り欠き部66を備えている。そして、図9に示すように、この貼着シート64を前記葉書本体シート62の裏面側に重ね合わせた時に、前記切り欠き部66に対応する前記葉書本体シート62の裏面には、「郵便はがき」という葉書表示67を設けている。また、前記葉書本体シート62と各貼着シート63,64との重ね合わせ面をそれぞれ通知情報表示面としている。
【0032】
図10に示すように、葉書本体シート62表面と貼着シート63との重ね合わせ面には、接着体68を強粘着剤69,70によって前記各シート62,63に対して捲り上げ可能に接着している。この接着体68の構成は、上述した第1の実施形態の接着体27と同一であり、不完全溶着層71により剥離可能に疑似的に接着した2枚の透明シート72,73と、これら透明シート72,73に設けた前記強粘着剤69,70の一部を露出して被覆する剥離紙74,75とを備えている。
【0033】
同じく図10に示すように、葉書本体シート62裏面と貼着シート64との重ね合わせ面の一方側である貼着シート64面には、熱可塑性樹脂からなる透明シート76を剥離困難な強粘着剤77によって接着している。前記透明シート76の前記貼着シート64とは反対面側には、同じく熱可塑性樹脂からなる透明シート78を、熱溶着によって形成した不完全溶着層79を介して剥離可能に疑似的に接着している。したがって、前記透明シート78は、前記貼着シート64に不完全溶着層79から剥離可能に接着している。
【0034】
本実施形態では、透明シート76は貼着シート64と剥離困難であるため、貼着シート64にあらかじめ所定の親展通知情報80を印字あるいは印刷したうえ、透明シート76を接着している。また、透明シート78の表出面には、剥離困難な強粘着剤81を設けたうえ、剥離紙82で被覆している。この剥離紙82は控となるもので、その表出面には顕色剤層83を設けている。そして、上述の切り欠き部66は、透明シート76、不完全溶着層79、透明シート78及び剥離紙82にまで及ぶよう設けられている。
【0035】
一方、葉書本体シート62の裏面側には、染料内包マイクロカプセル剤層84を設け、これら顕色剤層83と染料内包マイクロカプセル剤層84とによって、接着体68を捲り上げて前記葉書本体シート62の表面側へ記入することにより、前記剥離紙82に複写記入するための複写構造を構成している。なお、各剥離紙74,75,82には剥離動作を容易にするためのスリット85,86,87をそれぞれ設けている。
【0036】
さらに、重ね合わせ葉書を作成した時の指掛け部を形成するために、接着体68、各透明シート76,78及び剥離紙82の各一端部が、葉書本体シート62、貼着シート63,64の各一端部の内側に位置するよう構成している。
【0037】
上述した重ね合わせ葉書用シート61から重ね合わせ葉書(図示せず)を作成する手順で第1の実施形態と相違するのは、貼着シート64の重ね合わせ面には親展通知情報80があらかじめ印字あるいは印刷されているので、この貼着シート64の重ね合わせ面を除いた、葉書本体シート62の表裏面及び貼着シート63の重ね合わせ面に親展通知情報を記入する点だけである。そして、剥離紙82が控となり、貼着シート64を葉書本体シート62の裏面側に折り用ミシン目65から折り重ねた状態で、接着体68を捲り上げて葉書本体シート62の表面側に記入した親展通知情報(図示せず)が、控情報として前記剥離紙82に複写記入される。
【0038】
また、この第3の実施形態では、作成された重ね合わせ葉書の重ね合わせ面を剥離するには、各貼着シート63,64を捲り上げればよい。これによって、各透明シート72,73,76,78を透して葉書本体シート62及び各貼着シート63,64の重ね合わせ面に表示した親展通知情報80(貼着シート64についてのみ図示)を視認することができる。
【0039】
なお、本発明は上述した各実施形態に限られるものではなく、例えば、各重ね合わせ面に設ける透明シート9,10,20,21,45,46,72,73,76,78は、2枚同士あるいは1枚同士ではなく、2枚と1枚とを組み合わせてもよい。また、葉書表示6,56,67は「郵便はがき」のほか、郵便葉書を意味する字句であればよく、「POST CARD」のような英文字による表示でもよいものである。
【0040】
ね合わせ葉書用シート1,41,61には、作成した葉書38の重ね合わせ面を剥離する時の指掛け部として、各透明シート9,10,20,21,45,46,72,73,76,78の幅を各貼着シート3,4,43,44,63,64や葉書本体シート2,42,62の幅よりも狭く設定するほか、各貼着シート3,4,43,44,63,64の隅部に切り欠き部を設けたり、各透明シート9,10,20,21,45,46,72,73,76,78の端縁に凹部を形成することもできる。
【0041】
【発明の効果】
このようにして、本願の請求項1の発明である重ね合わせ葉書用シートによれば、専用の葉書作成機を備えることなく、通知情報量の多い重ね合わせ葉書を簡便に作成できるとともに、現行の郵便法の規定にも合致する重ね合わせ葉書を作成でき、通知情報を複写記入した控を得られるので、通知情報の管理が容易になるうえ、従来は葉書作成後に廃棄していた剥離紙を控として利用することができるほか、貼着シートを控とともに意識的に折り重ねないと複写できないので、不用意な取り扱いで誤って複写されることがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の重ね合わせ葉書用シートの一部構成要素を省略した概略的な斜視図。
【図2】 同じく図1の全構成要素を示すA−A線断面図。
【図3】 同じく作成した重ね合わせ葉書の概略的な斜視図。
【図4】 同じく図3の全構成要素を示すB−B線断面図。
【図5】 同じく控たる剥離紙の複写記入状態を示す概略的な平面図。
【図6】 同じく重ね合わせ面を剥離した状態の重ね合わせ葉書の概略的な斜視図。
【図7】 第2の実施形態の重ね合わせ葉書用シートの全構成要素を示す断面図。
【図8】 第3の実施形態の重ね合わせ葉書用シートの概略的な斜視図。
【図9】 同じくその裏面側を示す平面図
【図10】 同じく図8の全構成要素を示すC−C線断面図
【符号の説明】
1,41,61 重ね合わせ葉書用シート
2,42,62 葉書本体シート
3,4,43,44,63,64 貼着シート
5,55,65 折り用ミシン目
6,56,67 葉書表示
8,19,71,79 不完全溶着層
9,10,20,21,45,46,72,73,76,78 透明シート
11,12,23,24,47,48,69,70,77,81 強粘着剤
13,14,25,26,51,52,74,75,82 剥離紙
15,27,68 接着体
17,57,83 顕色剤層
18,58,84 染料内包マイクロカプセル剤層
32,34,35,36,53,54,80 親展通知情報
33 控情報
38 重ね合わせ葉書
49,50 弱粘着剤
66 切り欠き部

Claims (1)

  1. 折り部を介して連接した2枚のシートと、これらシートの一方に重ね合わせる別体の1枚のシートとからなり、前記連接した2枚のシートのうち前記別体の1枚のシートを重ね合わせるシートを葉書本体シートとなし、他の各シートはこの葉書本体シートの表裏面に重ね合わせて剥離可能に接着するための貼着シートとなし、葉書本体シートの一面には葉書表示を設け、この葉書本体シートの葉書表示面側に重ね合わせる貼着シートは、前記葉書本体シートと重ね合わせた時に前記葉書表示が表出するよう、その幅を前記葉書本体シートよりも狭く、または切り欠き部を設けて構成し、前記葉書本体シートと前記各貼着シートの重ね合わせ面をそれぞれ通知情報記載面とする一方、前記葉書本体シートと前記各貼着シートの各重ね合わせ面の対接する各一方には、透視可能なシートを剥離可能または剥離困難に接着し、各透視可能なシートの表出面には、前記透視可能なシートが剥離可能であれば剥離困難な強粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記透視可能なシートが剥離困難であれば剥離可能な弱粘着剤を設けるとともに剥離紙で被覆し、前記透明なシートの表出面に剥離困難な強粘着剤を介して、または剥離可能な弱粘着剤を介して設けた剥離紙のうち葉書本体シートと連接した粘着シート側の剥離紙を控とし、葉書本体シートに前記控を重ね合わせ、葉書本体シートへの記入によって前記控の一面に複写記入するために、前記控の一面側に設けた顕色剤層と、この一面側と折り重なる前記葉書本体シート面に設けた塗料内包マイクロカプセル剤層とからなる複写構造を設けてなることを特徴とする重ね合わせ葉書用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017042229A1 (de) * 2015-09-09 2017-03-16 Schreiner Group Gmbh & Co. Kg Anordnung für ein etikett und verfahren zum herstellen eines etiketts sowie verfahren zur verarbeitung eines etiketts

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