JP4055720B2 - 雪上車に搭載される4サイクルエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、雪上車に搭載される4サイクルエンジンに関する。
従来、スノーモービル等の小型雪上車に搭載されるエンジンは、構造が比較的簡単で、かつ、軽量コンパクトでパワーのある2サイクルが主流となっていた。
ところが、最近では、排気ガス規制や燃費の向上を目指して4サイクルエンジン化が進んでいるが、高出力でコンパクトな2サイクルエンジンに対して、カムシャフトやオイル潤滑を必要とする4サイクルエンジンはどうしても大型となってしまう傾向にある。
そのため、4サイクルエンジンを搭載した雪上車の車体やエンジンフード形状を2サイクルエンジン搭載時と同程度の大きさにするためには、オイルパン形状、インテーク、エキゾーストや関連補機類のレイアウトに工夫が必要不可欠である。
ところで、雪上車の操舵性向上のためエンジン搭載時の重心位置を低くするにはステアリングタイロッドと同等程度までエンジン位置を下げ、かつ重心位置を車体中央に設定するにはステアリングポストまでエンジンを寄せるのが望ましい。
しかるに、雪上車のエンジンを2サイクルのものを4サイクルのものに載せ代えるときに、4サイクルエンジンのクランク中心が載せ代え前の2サイクルエンジンのクランク中心と同じ位置にした場合を検討すると、4サイクルエンジンの下部にはオイルパンがあり、エンジン全高が2サイクルエンジンよりも高くなるので、シリンダが直立方向に向くようにエンジンを配置するときにはエンジンがステアリングロッドに干渉したり、シリンダヘッドやスロットルボディがエンジンフードに干渉したりする問題が考えられる。
また、雪上車の2サイクルエンジンは、性能向上のために大容量のエキスパンションチャンバが必要であり、このチャンバは通常ドライブクラッチと反対側に取り回しを行い、マフラに接続される。このような排気系の配置にするのは、取り回しのスペースが必要であることと、左右の重量バランスをとるためであり、重量の重いクラッチの反対側にはフライホイールマグネト、チャンバ、マフラを配置する。
本発明は、上記従来技術の問題点に着目してなされたもので、雪上車に4サイクルエンジンをエンジンフードとの干渉無くかつ重心位置を低くして搭載でき、かつ、エンジン重心を車体重心に近づけかつ重心位置を低くして走行性能を向上できる雪上車に搭載される4サイクルエンジンを提供することを目的とする。
本発明は雪上車に搭載される4サイクルエンジンに係るものである。
本発明は、座席シートの直前にステアリングシャフトが配置され、このステアリングシャフトの前方に位置するエンジンフードを持ち、このエンジンフードに被われるエンジンルームを持つ雪上車に搭載される4サイクルエンジンにおいて、4サイクルエンジンは、クランク軸が車体幅方向に沿い、シリンダの中心軸線が車体垂直方向線に対して後ろ向きに傾いた状態で車体に搭載されたものであって、前記4サイクルエンジンのオイルパン内にオイルストレーナが収容され、このオイルストレーナの吸入口が側面視でシリンダ中心軸線より後方かつクローラ前部の駆動輪の軸心よりも下方に位置するように、前記オイルパンが前記エンジンルームの最底部近傍に隣接配置されると共に、前記ステアリングシャフトと前記4サイクルエンジンとの間で、かつシリンダヘッドの吸気ポートから斜め上後方に向けて設けたインテークパイプを介してシリンダヘッド上端部よりも高い位置に吸気系を構成するスロットルボディおよびエアクリーナボックスが配置され、前記エアクリーナボックスは少なくとも一部が前記シリンダヘッド上に位置して平面視でエンジンにラップしていることを特徴とする雪上車に搭載される4サイクルエンジンである。
本発明において、前記4サイクルエンジンが、ダブルオーバヘッドカム型のものにできる。
本発明において、ウォータポンプが、4サイクルエンジンの前側に配設されているものにできる。
本発明において、クランクケースの前部には、オイルフィルタが配設されているものにできる。
本発明によれば、4サイクルエンジンを後傾にするので、直立エンジンに比較してエンジン全高をはるかに抑えてエンジンフードとの干渉を避けることができる。
また、車体前部のエンジンフード内において4サイクルエンジンを後傾にすることにより、エンジン重心を車体中央部に近づけることができ、かつシリンダヘッド位置の低下によっても重心位置が低くなり、操縦性が向上し、雪上車の走行性能を向上できる。
また、エンジンの後傾でエンジン前方が広くなり、排気管など自由度を持たせて配置することができ、より一層エンジンフードの高さを低くすることができる。
以下、図に基づき本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に適用する4サイクルエンジンを搭載した雪上車の前部側方視拡大説明図、図2は同雪上車の全体側方視説明図、図3は同雪上車の全体平面視説明図、図4は図3の拡大詳細説明図、図5は雪上車の正面視説明図、図6は図4のVI−VI線断面視したバッテリの配設説明図、図7(a)、(b)は前記4サイクルエンジンの外観側面視図、正面視図、図8は4サイクルエンジンの平面視図である。
実施形態の雪上車は、図1〜図4に示すように、車体10の前部10fで、座席シート12より前方に位置するエンジンフード14内に3気筒(多気筒の一例)4サイクルエンジン16を収容して搭載したものである。
そして、前記エンジンフード14の最上部(実施形態では上側に膨出した膨出部18)の前側にヘッドランプ20を設けている。
前記4サイクルエンジン16は、クランク軸22が車体幅方向に沿いシリンダ24の中心軸線24cが車体垂直方向線10cに対して後向きに角度α傾いた後傾エンジンとしており、前記エンジン16のシリンダヘッド26後部の吸気ポート28に繋がるエアクリーナボックス30およびスロットルボディ32を含むエンジン16の吸気系34の少なくとも一部(実施形態では、エアクリーナボックス30前部30aおよびスロットルボディ32の上部)が前記エンジンフード14最上部の膨出部18空間内のヘッドランプ20後方に収容される。
そして、シリンダヘッド26前部の排気ポート36に繋がる排気系38で排気をシリンダ24前方に導出したものである。
ここで、前記雪上車の構造について、さらに詳細に説明する。
実施形態に係る雪上車は、図2や図3に示すように、前後方向に延びた車体10の前部10fの下部に左右一対の操舵用そり(スキー)40が左右方向に向くように回動自在に設置され、一方、上部に前記座席シート12を載置した車体後部10rの下部にトラックベルト42を循環させるクローラ44が配置されている。
このクローラ44は、車体後部10rの前端に配置された駆動輪44aと、後端に配置された従動輪44bと、複数の中間輪44cと、それらを懸架・緩衝するサスペンション機構44dと、各車輪の周囲に巻きかけられて循環するトラックベルト42とを有するものである。
前記車体10は、モノコックフレーム構造で構成されており、4サイクルエンジン16が搭載される車体前部(エンジンマウントフレーム)10fは、平面視で前方にいくと徐徐に絞られた形状であって上部が開口している概略船底形状を呈し、上部開口10f1にエンジンフード14を被せて塞いで内部をエンジンルーム46にするようになっている。そして、前記上部開口10f1周縁部は、やや緩やかに波打った形状になっている。
また、車体前部10fにおいて、図2に主に示すように、そのエンジンルーム46内底面は、車幅方向中央部でかつ前後方向中央部(主部という)48が最も低く形成され、その主部48の最底部近傍にエンジンオイルパン16aが隣接するように主部48上に位置して4サイクルエンジン16がその下部前部のブラケット16cを介してフローティングにより固定・搭載される。
また、前記エンジンルーム46内底面の車幅方向中央部は、前記主部48の前方部48aでは緩やかに立ち上がる斜面になっている。
主部48の左右両側位置から前方部にかけては、前記操舵用そり40の揺動およびクッションストロークでもそり40が車体に当たらないようにエンジンルーム46内部で上方に突出した(車体前部10fでは下方に向けて凹んだ)そりハウス部50になっている。
このそりハウス部50の前方部50aは、主部48近傍よりも上方に凹んで高くなっていて、そこにそり40のサスペンション機構およびステアリング機構40aを収容するようになっている(図4参照)。
また、底面で前記主部48の後方側は、主部48よりも上方へ突出した前記クローラ44前部(駆動輪44a付近)を収容するクローラハウス部52になっている。
前記エンジンフード14後部であって座席シート12の直前には、やや後傾してステアリングシャフト(ステアリングポストともいう)54が突出しており、このステアリングシャフト54上端部に操舵用のバー状のステアリングハンドル56が設けられる。
ステアリングシャフト54の下端部は前記クローラハウス部52に隣接して車体に回動自在に支持されており、この下端部には、そり40を左右に揺動操舵するステアリング機構40aに図示しないリンク機構で操舵力を伝達するようになっている。
そして、エンジンフード14内のエンジンルーム46内に搭載された前記の後傾した4サイクルエンジン16は、図1〜図8に示すように、下部のクランクケース58底部がオイルパン16aになっており、オイルパン16a内には、オイル吸上げ口にオイルストレーナ16bが収容されている。
また、前記エンジンクランクケース58上部のシリンダ24内で上下往復動するピストン24aの運動が、コネクティングロッド58aを介してクランク軸22の回転運動に変換される。
そして、シリンダ24上部に設けられたシリンダヘッド26には、シリンダ24内燃焼室に繋がる吸気ポート28・排気ポート36を開閉する吸気弁60a・排気弁62とその動弁機構60b.62bが配設されている。
このように、実施形態のエンジンは、ダブルオーバヘッドカム型の4サイクルエンジンである。
クランクケース58上方であって、エンジンシリンダ24の前部には、ウォータポンプ64が配設され、エンジンシリンダ24後部には、オルタネータ66が配設されて、それぞれにドリブンプーリ64a・66aが設けられており、これらとクランクケース58外部のクランク軸22に設けられたドライブプーリ22aとにタイミングベルト68が巻きかけられてクランク軸22の回転で駆動されるようになっている。
これらウォータポンプ64とオルタネータ66とクランク軸22との位置関係は側面視で概略逆三角形形状を呈し、タイミングベルト68の上側経路はほぼシリンダヘッド26とシリンダ24の合わせ面と概略平行になっている。
クランクケース58の前部には、概略筒状のオイルフィルタ70がその中心軸を斜め前上方に傾くように立設されており、側面視でこのオイルフィルタ70上端位置は、前記ウォータポンプ64の下縁位置とほぼ一致している。
前記エンジンフード14の最上部には、上方へ突出した膨出部18を形成しており、この膨出部18の前部に単体のヘッドランプ20が、一方、膨出部18の後部に車両状態を表示する計器パネル72が設けられており、吸気系34の少なくとも一部を、膨出部18のヘッドランプ20と計器パネル72とで挟まれた空間74内に収容したものである。
また、この膨出部18上を覆うように、運転者の風除けのためのフェアリング19がステアリングハンドル56よりも幅広に後ろ開きに形成されてエンジンフード14上に設置されている。
実施形態の吸気系34では、エアクリーナボックス30がスロットルボディ32を挟んだ位置に前後2つ(前ボックス30a,後ろボックス30b)に分かれており、前ボックス30aとスロットルボディ32の上部とが側面視で膨出部18にラップしている。
なお、前ボックス30aは、シリンダヘッド26上(シリンダヘッドカバー26a上)に位置して平面視でエンジン16にラップし、後ろボックス30bはドライブスプロケット軸84上の空間に位置している。
この吸気系34において吸気は、後ろボックス30bから前ボックス30aに流れてスロットルボディ32からインテークパイプ32aさらにはエンジン16の吸気ポート28に斜め下前方へ向けて混合気が流入する。
また、前記排気系38は、図1、図4〜図5に示すように、シリンダヘッド26前部の排気ポート36に繋がる排気マニホールド74と、エンジン16の前方に位置すると共にエキゾーストパイプ76を介して排気マニホールド74出側部に繋がる排気マフラ78とがエンジンフード14に覆われるエンジンルーム46内に配置されたものであり、該マフラ78は実施形態では前記主部前方部48a上に載置されている。
そして、該マフラ78の排気導出パイプ80が車体10下部を貫通しその開口80aを車体10下面部の車幅方向中央部位置(符号SCで示す)に設けて、該開口80aからエンジン16の排気を車体外部に向けて下向きに放出するようにしたものである。
また、前記エンジンシリンダ24よりマフラ78が下方に位置し、排気マニホールド74に繋がるエキゾーストパイプ76がマフラ78に向けて前方下がりに延在する。
排気マニホールド74は、入側部分が4サイクルエンジン16の複数の排気ポート36(実施形態ではシリンダが3気筒で3箇所)に対応して複数あり、エキゾーストパイプ76に繋がる出側部分は一括しており、この一括した部分が前方下がりになっている。
また、前記マフラ78は概略筒状体であってその筒状体軸78aが車幅方向に沿い、かつ、車幅方向一側(実施形態では車体左側)面部に概略C字形状に曲がったエキゾーストパイプ76出側が繋がれ、このエキゾーストパイプ76を介して4サイクルエンジン14からの排気が前記マフラ78内に導入されるようにしている。
前記マフラ78は、車幅方向の他側(実施形態では車体右側)に偏倚して設置されており、これにより、エンジンルーム46内壁との間隔を開けて、エキゾーストパイプ76の配設スペースを確保している。
また、エンジンフード14内では、4サイクルエンジン16をそのクランク軸22方向中心位置16Cが車体幅方向中心位置SCに対して一側に偏倚するように配置した(図4参照)。
また、エンジンフード14内には、4サイクルエンジン14を挟んで車幅方向一側(実施形態では車体左側)にクラッチ装置82を配設し、該車幅方向他側にバッテリ86を配設している。
クラッチ装置82は、エンジンクランク軸出力端に設置されたドライブクラッチプーリ82aと、クローラ用ドライブスプロケット軸84におけるスプロケット84aの反対端に設置されたドリブンクラッチプーリ82bと、断面V字形状のVベルト8cとからなるVベルト変速装置を兼用したものである。
また、バッテリ86をがたつきの無いように収容して載置するバッテリホルダ部88には、ECUやCDIユニットなどの電装品90を設置することが好ましい。
図4、図6に示すように、バッテリホルダ部88が断面L字形状の金具で形成されており、図6の(a)に示すように、電装品90をバッテリ86と背中合わせに設置したり、(b)に示すように、電装品90をバッテリ86より上方に設置したりできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、4サイクルエンジン16を後傾にしてエンジンフード14内最上部(膨出部18)のヘッドランプ20後方にエンジン16上方の吸気系の一部を収容するので、直立エンジンに比較してエンジン全高をはるかに抑えてエンジンフード14およびヘッドランプ20との干渉を避けることができる。
また、車体前部のエンジンフード14内において4サイクルエンジン16を後傾にすることにより、エンジン16重心を車体中央部に近づけることができ、かつシリンダヘッド26位置の低下によっても重心位置が低くなり、操縦性が向上し、雪上車の走行性能を向上できる。
また、エンジン16の後傾でエンジン前方が広くなり、排気管など自由度を持たせて配置することができることにより一層エンジンフード14の高さを低くすることができる。また、エンジン後部に繋げる吸気系34をエンジン16上方に設置してもそれら吸気系がエンジンフード14最上部のヘッドランプ20の後方に収容できるため、スペース効率が向上しエンジンフード全高を高くするような変更・改造をする必要がない。
なお、エンジンフード14の最上部に上方への膨出部18を形成し、この膨出部18の前部にヘッドランプ20を、膨出部18の後部に車両状態を表示する計器パネル72をそれぞれ設けており、吸気系34の少なくとも一部を、膨出部18のヘッドランプ20と計器パネル72とで挟まれた空間内に収容したものにできる。
このようにして、ヘッドランプ20と計器パネル72を配設するべきエンジンフード14最上部において、空いた空間となるヘッドランプ20後方空間内に吸気系の一部を収容してスペース効率よく吸気系を収容できエンジンフード14の形状を低くすることができる。
また、排気系38を、シリンダヘッド26前部の排気ポート36に繋がる排気マニホールド74と、エンジン前方に位置すると共にエキゾーストパイプ76を介して排気マニホールド74出側部に繋がる排気マフラ78とがエンジンフード14内に配置されたものとし、該マフラ78からの排気導出パイプ80の開口80aを車体下面部の車幅方向中央部位置に設けて該開口80aから排気を車体外部に向けて放出するようにしたものにするので、排気を車体下面の車幅方向中央部から放出でき、排気音が車体下側から両側に分かれしかも車体前部であるので、操縦者から遠くなり運転時は排気音が運転者の耳障りになることがない。
また、車幅中央であるので、運転時の排気音が車体左右に同じになり、かつ下向きとすることで雪面や操舵用そりで跳ね上げた雪による消音効果が期待できる。
また、エンジンシリンダ24よりマフラ78が下方に位置し、排気マニホールド74に繋がるエキゾーストパイプ76がマフラ78に向けて前方下がりに延在するので、エンジン16からエキゾーストパイプ76、マフラ78に亘って前下がりになり、空力性能向上のために前下がりのエンジンフード14形状に沿った形状になる。
また、マフラ78は概略筒状体であってその筒状体軸が車幅方向に沿い、車幅方向一側に繋がれたらエキゾーストパイプ76を介してエンジン16からの排気がマフラ78内に導入されるようにしているので、前後長さをとらずにエンジンフード14内にマフラ78を収容できる。
また、エンジンフード14内では、4サイクルエンジン16をそのクランク軸方向中心位置が車体幅方向中心位置に対して一側に偏倚するように配置し、他側にバッテリ86を配置してスペース利用効率を向上させている。
また、エンジンフード14内には、エンジン16を挟んで車幅方向一側にクラッチ装置82を配設し、該車幅方向他側にバッテリ86を配設したので、車体左右の重量バランスを取ることが容易にできる。
また、バッテリ86を載置するバッテリホルダ部88に電装品を設置するので、例えばECUやCDIユニットなどの電装品90をバッテリホルダ部88に設置してより重量バランスを採ることができると共に、エンジン16の直ぐ横に電装品を配設できるのでエンジン16との間のリード線を短くすることができ、配線の取り回しが簡単になる。
本発明の実施形態に適用する4サイクルエンジンを搭載した雪上車の前部側方視拡大説明図である。 同雪上車の全体側方視説明図である。 同雪上車の全体平面視説明図である。 図3の拡大詳細説明図である。 雪上車の正面視説明図である。 図4のVI−VI線断面視したバッテリの配設説明図である。 (a)、(b)は前記4サイクルエンジンの外観側面視図、正面視図である。 4サイクルエンジンの平面視図である。
符号の説明
10 車体
10c 車体垂直方向線
14 エンジンフード
16 4サイクルエンジン
16a オイルパン
16b オイルストレーナ
18 膨出部
22 クランク軸
24 シリンダ
24c シリンダ中心軸線
28 吸気ポート
30 エアクリーナボックス
32 スロットルボディ
34 吸気系
36 排気ポート
38 排気系
78 マフラ

Claims (4)

  1. 座席シートの直前にステアリングシャフトが配置され、このステアリングシャフトの前方に位置するエンジンフードを持ち、このエンジンフードに被われるエンジンルームを持つ雪上車に搭載される4サイクルエンジンにおいて、
    4サイクルエンジンは、クランク軸が車体幅方向に沿い、シリンダの中心軸線が車体垂直方向線に対して後ろ向きに傾いた状態で車体に搭載されたものであって、前記4サイクルエンジンのオイルパン内にオイルストレーナが収容され、このオイルストレーナの吸入口が側面視でシリンダ中心軸線より後方かつクローラ前部の駆動輪の軸心よりも下方に位置するように、前記オイルパンが前記エンジンルームの最底部近傍に隣接配置されると共に、前記ステアリングシャフトと前記4サイクルエンジンとの間で、かつシリンダヘッドの吸気ポートから斜め上後方に向けて設けたインテークパイプを介してシリンダヘッド上端部よりも高い位置に吸気系を構成するスロットルボディおよびエアクリーナボックスが配置され、前記エアクリーナボックスは少なくとも一部が前記シリンダヘッド上に位置して平面視でエンジンにラップしていることを特徴とする雪上車に搭載される4サイクルエンジン。
  2. 前記4サイクルエンジンは、ダブルオーバヘッドカム型のものであることを特徴とする請求項1に記載の雪上車に搭載される4サイクルエンジン。
  3. ウォータポンプは、4サイクルエンジンの前側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の雪上車に搭載される4サイクルエンジン。
  4. クランクケースの前部には、オイルフィルタが配設されていることを特徴とする請求項1に記載の雪上車に搭載される4サイクルエンジン。
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