JP4049800B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、試料等の収容物を出し入れするための開口部が設けられている容器部と、その開口部を閉塞すべく該開口部に着脱可能に嵌合せしめられる蓋部と、を有する、例えば試料等を保存するために用いられるサンプルチューブ等の蓋付き容器に関する。
この種の蓋付き容器の従来例を図12に示す。図12(A)は平面図、(B)は(A)のV−V矢視断面図である。図示の蓋付き器100は、一般にサンプルチューブと称される、生物系の実験室等において試料等の保存、混合、遠心沈殿等に使用される高さ4cm、直径1cm程度の容器であり、試料等の収容物を出し入れするための開口部11が設けられている容器部10と、前記開口部11を閉塞すべく該開口部11(容器部10の上端部)に着脱可能に嵌合せしめられる蓋部20と、を有する。
詳細には、前記容器部10は、その上部が円筒状とされ、図示されていない下部は、図1(B)に示されているものと同様に円錐状となっている。なお、容器部10は、透明ないし半透明とされている。この容器部10の上端近くの外周には、補強と蓋受けを兼ねるフランジ部15が一体に設けられ、このフランジ部15と蓋部20とは、可撓性を有するシート状のヒンジ部25を介して連結されている。
前記蓋部20は、容器部10の上端部(開口部11)に外嵌される断面逆凹字状の蓋本体部21と、容器部10の上端部(開口部11)に気密的に内嵌される短円筒状の内嵌部22と、蓋部20を開く際に手指を掛けるための、蓋本体部21から径方向外方(容器部10の開口面に沿う方向)に突出する(フランジ部15からも側方に突出する)突出爪状部27が設けられている。
本蓋付き容器100を構成する容器部10、フランジ部15、ヒンジ部25、蓋部20は、同一の合成樹脂材料で一体成形されている。
かかる構成の蓋付き容器100において、蓋部20を(B)に示される閉状態から開くには、前記突出爪状部27を手指で上向きに押圧するか引き上げる。これにより、(C)に示される如くに蓋部20が開く。逆に開いた状態(C)から閉じるには、蓋部20を容器部10の開口部11に被せて下向きに押圧する。これにより、(B)に示される如くに、前記内嵌部22が開口部11の内周側に圧入されて開口部11が気密的に閉じられる。
蓋部20を開く場合、開き始めに大きな力が必要となるが、開き方向に少しでも動けば後は楽に全開できる。
しかしながら、前記した従来例の蓋付き容器(サンプルチューブ)100においては、特に、試料等を容器部に入れて蓋部を閉めた状態で冷凍あるいは冷蔵保存し、その後に、保存した試料を実験、測定等に使用すべく、蓋部を開けようとしても、蓋部がきつく閉まっていて、容易には開けられないことがしばしばあった。
蓋部が開けにくいと、何百本ものサンプルチューブの開け閉めを行う場合、蓋部の開け閉めにとてつもない時間及び労力を費やすことになり、実験、測定等に支障を来たし、さらに、手指に大きな負担がかかり指先を痛めることにもなる。
また、例えばピペットで試料の吸い出しを行う場合、蓋部がきつく閉まっていると、片手では蓋部を開けることができないので、例えば、右手に持ったピペットを一旦実験台等に置き、サンプルチューブを左手で持ち、右手で蓋部をこじ開けるような操作を行わなければならないため、極めて効率が悪く、ピペットでの試料吸い出しに長時間を要する。たとえ1回当たりの時間のロスは小さくとも、何千回、何万回と蓋部の開け閉めを行わなければならない場合、トータルでの時間のロスは無視できない。
一方、上記とは逆に、従来例のサンプルチューブでは、しっかりと閉じられた状態の蓋部が不意に開いてしまうことがある。具体的には、試料を実験、測定等に供する際、試料の入ったサンプルチューブを温める必要のある場合があり、この場合は、例えば、サンプルチューブの上部(蓋部)より下の部分を湯槽内に入れて、循環移動させながら温めるようにされるのであるが、このとき、サンプルチューブの内圧が増加して、蓋部が開いてしまうことがある。蓋部が開くと、例えば、サンプルチューブの循環移動により波立っている湯面からの湯がサンプルチューブ内に飛び込み、試料を台無しにしてしまうという問題が生じる。
このような問題が発生するのを防止するため、従来においては、別体のクリップ等を蓋部−容器部間に装着する等して蓋部が不意に開かないようにロックしていた。しかしながら、蓋部を別体のクリップ等でロックする方策では、蓋部の開け閉めに際して、クリップ等の装着(ロック)、取り外し(ロック解除)操作を行わなければならないので、面倒であるとともに、時間のロスが大きくなる。
本発明は、前記のような従来の問題を解消すべくなされたもので、その目的とするところは、蓋部がきつく閉まっていても、手指に大きな負担をかけることなく、蓋部を片手で容易に開けることができるようにされ、しかも、比較的簡素な構造で低コストで製造することのできる蓋付き容器を提供することにある。
他の目的とするところは、内圧の増加等により蓋部が不意に開くことがないようにロックすることができるとともに、そのロック操作及びロック解除操作を極めて簡単容易に行うことができるようにされ、しかも、比較的簡素な構造で低コストで製造することのできる蓋付き容器を提供することにある。
さらに他の目的とするところは、前記二つの目的を同時にかつ合理的に達成することができるようにされた蓋付き容器を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る第1態様の蓋付き容器は、試料等の収容物を出し入れするための開口部が設けられている容器部と、前記開口部を閉塞すべく該開口部に着脱可能に嵌合せしめられる蓋部と、を有するサンプルチューブ等の容器であって、基本的には、前記開口部を閉じている状態の蓋部を、てこの原理を利用して開くためのてこ機構部を具備していることを特徴としている。
本発明に係る第2態様の蓋付き容器は、試料等の収容物を出し入れするための開口部が設けられている容器部と、前記開口部を閉塞すべく該開口部に着脱可能に嵌合せしめられる蓋部と、前記開口部を閉じている状態の蓋部を開かないように係止する、前記容器部及び/又は蓋部に一体的に設けられたロック機構部と、を具備して構成される。
本発明に係る係る第3態様の蓋付き容器は、試料等の収容物を出し入れするための開口部が設けられている容器部と、前記開口部を閉塞すべく該開口部に着脱可能に嵌合せしめられる蓋部と、前記開口部を閉じている状態の蓋部を、てこの原理を利用して開くためのてこ機構部と、前記開口部を閉じている状態の蓋部を開かないように係止する、前記容器部及び/又は蓋部に一体的に設けられたロック機構部と、を具備して構成される。
前記第1態様の蓋付き容器に備えられるてこ機構部は、オープナーとして機能し、具体的な好ましい態様では、手指で押圧される力点部分と前記蓋部を開くべくその外周部に圧接せしめられる作用点部分とを有するレバー部と、該レバー部を支点部分を介して揺動自在に支持する支持部と、から構成される。
前記てこ機構部としては、前記レバー部における前記力点部分と前記作用点部分との間に前記支点部分が存在する回転式のもの、及び、前記レバー部における前記力点部分と前記支点部分との間に前記作用点部分が存在する押し上げ式のものの、いずれも利用することができる。
他の好ましい態様では、前記てこ機構部のレバー部と支持部とは、前記支点部分となる可撓性を有する薄肉部を介して連設される。この場合、好ましくは、前記薄肉部は、内周面が断面円弧状ないし三角形状の溝で構成される。
より具体的な好ましい態様では、前記てこ機構部の支持部は、所定間隔をあけて前記容器部の開口面に沿う方向に突出する左右一対の支持片部を有し、該一対の支持片部間にレバー部が配在されるとともに、前記一対の支持片部と前記レバー部の力点側部分とがそれぞれ前記支点部分となる薄肉部で連結される。
ここで、少なくとも前記薄肉部が、適度な弾性を有するように作製することにより、蓋部を開いた後、レバー部から手を離すと、レバー部は元の姿勢(例えば水平姿勢)に戻り、蓋部を閉める際等の邪魔になることはない。
また、前記蓋部には、好ましくは、前記レバー部の作用点部分が圧接せしめられる、前記容器部の開口面に沿う方向に突出する突出爪状部が設けられる。
他の好ましい態様では、前記蓋部に、該蓋部が閉じられる際に前記レバー部の作用点部分を下方に押圧するレバー揺動用凸部が設けられる。これにより、蓋部を閉めた際、レバー部の力点側部分(一端側)を支点部分より上方に揺動させることが可能となり、その結果、所望のレバー比を確保したもとで、蓋部が閉じられているときにおけるレバー部の側方(水平方向)の突出長が短縮され、蓋付き容器の(特に平面視での)占有スペースを小さくすることができる。
また、他の好ましい態様では、前記レバー部の力点部分に、手指で押圧される手指押圧用凸部が設けられる。これにより、てこ機構部による蓋部の開操作を一層容易に行うことができる。
また、前記容器部と、前記蓋部と、前記てこ機構部とを、同一材料で一体成形することにより、製造コストを低く抑えることができるが、それに限定される訳ではなく、各部を別体にしてもよく、とりわけ、少なくとも前記てこ機構部のレバー部は、他の部材とは別体としてもよい。
このように、てこ機構部(オープナー)を装備した本発明に係る第1態様の蓋付き容器において、蓋部を開くには、容器部を片手で握り、その片手の親指でてこ機構部のレバー部の一端部(力点部分)を押圧する。これにより、その押圧力がレバー比(支点から力点までの長さに対する支点から作用点点までの長さの比)に応じて増大せしめられて蓋部に作用するので、蓋部がきつく閉まっていても、手指に大きな負担をかけることなく、蓋部を片手で容易に開けることができる。これにより、利便性が高められて商品価値が格段に向上する。
一方、前記第2態様の蓋付き容器に備えられるロック機構部は、好ましくは、前記容器部及び蓋部のうちの一方に設けられた第1係止部と、他方に一体成形されたロック用ヒンジ部に設けられた、前記第1係止部に係合する第2係止部と、からなっている。
この場合、好ましい態様では、前記第1係止部と第2係止部の少なくとも一方は、前記ロック用ヒンジ部の片側を前記第1係止部側に揺動させた際に弾性変形して他方に係合するようにされ、より具体的な好ましい態様では、前記第1係止部が球状とされ、前記第2係止部が前記第1係止部が嵌合する球面を有する凹部とされる。
このように、ロック機構部が一体的に設けられた本発明に係る第2態様の蓋付き容器においては、閉じられた状態の蓋部をロックするには、例えば、容器部を片手で握り、その片手(もしくは他方の手)の指で、第2係止部が設けられているロック用ヒンジ部の片側を第1係止部側に揺動させる。これにより、例えば、第1係止部と第2係止部の少なくとも一方が弾性変形して第2係止部が第1係止部に係合し、蓋部がロックされる。このようにして蓋部がロックされることにより、蓋付き容器の内圧が増加する等しても蓋部が不意に開くことがないようにされる。また、蓋部を開ける際のロック機構部によるロックの解除は、前記ロック時とは逆に、第2係止部が設けられているロック用ヒンジ部の片側を第1係止部から離れる方向に揺動させればよい。
したがって、本発明に係るロック機構部を備えた蓋付き容器では、ロック機構部が容器部及び/又は蓋部に一体的に設けられているので、蓋部を別体のクリップ等でロックするようにされた従来のものに比して、蓋部のロック操作及びロック解除操作を簡単容易に行うことができる。
一方、前記てこ機構部(オープナー)とロック機構部の両方を備えた第3態様の蓋付き容器では、好ましくは、前記てこ機構部と前記ロック機構部とが相互に連動するようにされる。
より好ましい態様では、前記蓋部の閉操作に伴い、前記ロック機構部により前記蓋部がロックされ、前記てこ機構部による前記蓋部の開操作に伴い、前記ロック機構部による前記蓋部のロックが解除されるようにされる。
さらに具体的な好ましい態様では、前記てこ機構部は、手指で押圧される力点部分と前記蓋部を開くべくその外周部に圧接せしめられる作用点部分とを有するレバー部と、該レバー部を支点部分を介して揺動自在に支持する支持部と、を有し、前記レバー部と支持部とは、前記支点部分となる可撓性を有する薄肉部を介して連設されててこ及びロック用ヒンジ部を構成しており、前記ロック機構部は、前記蓋部に設けられた第1係止部と、前記てこ及びロック用ヒンジ部における前記レバー部側に設けられた、前記第1係止部に係合する第2係止部と、から構成される。
この場合、好ましい態様では、前記ロック機構部の第1係止部が球状とされ、前記第2係止部が前記第1係止部が嵌合する球面を有する凹部とされ、前記第1係止部と第2係止部の少なくとも一方は、前記蓋部の閉操作時に弾性変形して他方に係合するようにされる。また、前記蓋部に、好ましくは、該蓋部が閉じられる際に前記レバー部の作用点部分を下方に押圧するレバー揺動用凸部が設けられる。
このように、てこ機構部とロック機構部を備えた本発明に係る第3態様の蓋付き容器において、蓋部を開くには、容器部を片手で握り、その片手の親指でてこ機構部のレバー部(てこ及びロック用ヒンジ部)の一端部(力点部分)を押圧すれば、その押圧力がレバー比に応じて増大せしめられて蓋部に作用するので、蓋部がきつく閉まっていても、手指に大きな負担をかけることなく、蓋部を片手で容易に開けることができる。この場合、好ましい態様では、前記てこ機構部と前記ロック機構部とが相互に連動、具体的には、前記てこ機構部による前記蓋部の開操作に伴い、前記ロック機構部による前記蓋部のロックが自動的に解除される。
また、蓋部をロックするには、例えば、容器部を片手で握り、その片手(もしくは他方の手)の指で、蓋部を閉める。これに連動して、つまり、蓋部の閉操作に伴い、例えば、てこ機構部のレバー部(てこ及びロック用ヒンジ部の片側)が開操作時とは逆方向に揺動せしめられて、第1係止部と第2係止部の少なくとも一方が弾性変形して第1係止部と第2係止部とが係合する。これにより、蓋部が自動的にロックされ、内圧の増加等により蓋部が不意に開くことがないようにされる。
したがって、本発明に係るてこ機構部及びロック機構部を備えた蓋付き容器では、ロック操作及びロック解除操作を、蓋部の閉操作及びてこ機構部による蓋部の開操作に連動して自動的に行うことができるので、蓋部を別体のクリップ等でロックするようにされた従来のものに比して、そのロック操作及びロック解除操作を極めて簡単容易に、しかも、確実に行うことができる。
上記に加え、てこ機構部及び/又はロック機構部は、他の部材と一体成形することもできる比較的簡素な構造であるので、蓋付き容器全体を従来のものとさほど変わらないコストで製造することができる。
また、前記各態様の蓋付き容器において、前記蓋部は、好ましくは、前記容器部に、蓋用ヒンジ部を介して揺動自在に連結される。
前記蓋用ヒンジ部は、好ましくは、前記蓋部及び容器部に一体成形された、可撓性を有するシート状部ないし線材状部、あるいは、薄肉部を有する板状部から構成される。
前記板状部からなる蓋用ヒンジ部は、横並びに形成された第1板状ヒンジ部と第2板状ヒンジ部とからなっており、前記第1板状ヒンジ部は、その中央部付近に下面開口の溝からなる折曲薄肉部が形成され、前記第2板状ヒンジ部は、その中央部付近に上方に凸の山形状部が形成されるとともに、該山形状部の左右両側に折曲薄肉部が形成される。
また、前記蓋用ヒンジ部は、好ましくは、適度な弾性を有するものとされる。
さらに好ましい態様では、前記容器部は、少なくともその上部が円筒状とされ、片手で握ることができる大きさとされる。
本発明に係る蓋付き容器は、試料等を保存するために用いられるサンプルチューブに最も適合するが、それに限定される訳ではなく、例えば、シャンプー容器、醤油、塩、コショウ等の調味料容器等、種々の液体、粉末等の保存容器にも適用できる。
また、本発明に係る蓋付き容器は、合成樹脂、金属、ガラス、セラミック、及び、それらの複合材料のうちの一種もしくは複数種の材料を用いて作製することができる。この場合、各部が別体とされている場合は、それぞれ異なる材料を使用してもよい(例えば、レバー部を金属とし、他を合成樹脂とする等)。
さらに、本発明に係る蓋付き容器の他の好ましい態様においては、前記容器部とそれ以外の部分とが別体とされる。
この場合、前記容器部以外の部分は、好ましくは、前記容器部に着脱自在に取り付けられる着脱蓋体として作製され、より好ましい態様では、前記着脱蓋体には、前記蓋部と前記てこ機構部及び/又はロック機構部とが一体的に設けられる。
また、前記容器部に前記着脱蓋体を着脱自在に取り付ける構成としては、前記容器部の上部に雄ねじ部もしくは雌ねじ部を設け、前記着脱蓋体に前記雄ねじ部もしくは雌ねじ部に螺合せしめられる雌ねじ部もしくは雄ねじ部を設けること等が挙げられる。
このように、蓋付き容器を、容器部と着脱蓋体とからなる相互に着脱可能な分割構成とすることにより、着脱蓋体と容器部とを異なる材料で作製することが可能となり、材料選択自由度が向上する。
また、てこ機構部やロック機構部等の構成が異なる、前記容器部に着脱自在に取り付けられる複数種の着脱蓋体を作製しておけば、それらのうちから、試料等の保存物の種類やその保存環境等に最も適したものを選択使用することが可能となるとともに、容器部は共通品を使用できるので、商品価値が高められるとともに、容器部とそれ以外の部分が一体のものを複数種製造する場合に比してコストを低く抑えることができる。
図1は、本発明に係る蓋付き容器の第1実施形態を示し、(A)は蓋部を開けた状態を示す平面図、(B)は(A)の側面図。 図2において、(A)は第1実施形態の蓋付き容器において蓋部を閉じた状態を示す平面図、(B)は(A)のX−X矢視断面図、(C)は(B)の状態から蓋部を開けている様子を示す断面図。 図3は、本発明に係る蓋付き容器の第2実施形態を示し、(A)は蓋部を閉じた状態を示す平面図、(B)は(A)のY−Y矢視断面図、(C)は(B)の状態から蓋部を開けている様子を示す断面図。 図4は、本発明に係る蓋付き容器の第3実施形態を示し、(A)は蓋部を閉じた状態を示す平面図、(B)は(A)のZ−Z矢視断面図、(C)は(B)の状態から蓋部を開けている様子を示す断面図。 図5は、本発明に係る蓋付き容器の第4実施形態を示し、(A)は蓋部を開けた状態を示す斜視図、(B)は蓋部を閉めている様子を示す斜視図。 図6(A)、(B)、(C)は、第4実施形態の蓋付き容器において蓋部を閉じた状態から開けている様子を段階的に示す断面図。 図7は、本発明に係る蓋付き容器の第5実施形態の蓋部を開けた状態を示す斜視図。 図8において、(A)は第5実施形態の蓋付き容器の蓋部を閉じている様子を示す斜視図、(B)は(A)の状態から蓋部を閉めた状態を示す部分切欠斜視図。 図9(A)、(B)、(C)は、第5実施形態の蓋付き容器において蓋部を開いた状態から閉じている様子を段階的に示す断面図。 図10は、本発明に係る蓋付き容器の第6実施形態を示し、(A)は蓋部を開けた状態を示す斜視図、(B)は蓋部を閉めた状態を示す断面図。 図11は、本発明に係る蓋付き容器の第7実施形態を示し、(A)は着脱蓋体と容器部とからなる蓋付き容器において、容器部から着脱蓋体を取り外した状態を示す図、(B)は(A)の着脱蓋体を容器部に取り付けた状態を示す図。 図12において、(A)は従来例の蓋付き容器において蓋部を閉じた状態を示す平面図、(B)は(A)のV−V矢視断面図、(C)は(B)の状態から蓋部を開けている様子を示す断面図。
以下、本発明に係る蓋付き容器の実施形態を図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る蓋付き容器の第1実施形態を示し、(A)は蓋部を完全に開いた状態を示す平面図、(B)はその側面図である。図1においては、前述した図12に示される従来例の蓋付き容器100の各部と対応する部分には同一の符号が付されている(後述する図2〜図11においても同様)。
本実施形態の蓋付き容器1も、図12に示されるものと同様に、生物系の実験室等において試料等の保存、混合、遠心沈殿等に使用される、高さ4cm、直径1cm程度のサンプルチューブであり、試料等の収容物を出し入れするための開口部11が設けられている容器部10と、前記開口部11を閉塞すべく該開口部11(容器部10の上端部)に着脱可能に嵌合せしめられる蓋部20と、に加えて、前記開口部11を閉じている状態の蓋部20を、てこの原理を利用して開くためのてこ機構部30を備える。
詳細には、容器部10は、その上部が円筒状でその下部は円錐状とされ、透明ないし半透明となっている。この容器部10の上端近くの外周には、図1に加えて、蓋部20を閉じた状態を示す図2(A)とそのX−X矢視断面(上部のみ)を示す図2(B)を参照すればよくわかるように、補強と蓋受けを兼ねる、平面視で左側部が部分的に切欠されているフランジ部15が一体に設けられ、このフランジ部15と蓋部20とは、可撓性を有するシート状のヒンジ部25を介して連結されている。
前記蓋部20は、容器部10の上端部(開口部11)に外嵌される断面逆凹字状の蓋本体部21と、容器部10の上端部(開口部11)に気密的に内嵌される短円筒状の内嵌部22と、蓋部20の開閉に供される、蓋本体部21から径方向外方(容器部10の開口面に沿う方向)に突出する(フランジ部15からも側方に突出する)突出爪状部27が設けられている。
前記てこ機構部30は、手指で押圧される力点P部分と蓋部20を開くべく突出爪状部27の下面に圧接せしめられる作用点Q部分とを有するレバー部33と、該レバー部33を支点O部分を介して揺動自在に支持する、前記フランジ部15に連設された支持部30A(31、32)と、から構成されている。
より詳細には、てこ機構部30の支持部30Aは、所定間隔をあけて容器部10の開口面に沿う方向(径方向)に突出する平面視L字状の左右一対の支持片部31、32を有し、該一対の支持片部31、32間に平面視T字状部分を有する(全体では平面視I字ないしローマ数字の「1」字状の)レバー部33が配在されるとともに、前記左右一対の支持片部31、32の下辺部31a、32aと前記レバー部33の上辺部33aの左右端部とがそれぞれ前記支点O部分となる、可撓性及び適度の弾性を有する薄肉部35を介して連設されている。前記薄肉部35は、内周面が断面半円弧状の溝で構成されている。
したがって、本実施形態のてこ機構部30は、レバー部33における力点P部分と作用点Q部分との間に支点O部分が存在する回転式のものとされる。
また、本実施形態の蓋付き容器1は、各部、つまり、容器部10、蓋部20、フランジ部15、てこ機構部30(支持部30A及びレバー部33)、ヒンジ部25、突出爪状部27の全ての部分が、同一材料で一体成形されている。材料としては、合成樹脂が用いられている。
かかる構成の蓋付き容器1において、蓋部20を図2(B)に示される閉状態から開くには、容器部10を片手で握り、その片手の親指で、てこ機構部30のレバー部33の一端部上面(力点P部分)を下向きに押圧する。これにより、図2(C)に示される如くに、薄肉部35(の中央)を支点Oとして(薄肉部35が弾性変形して)、レバー部33の一端部(力点P部分)が押し下げられるとともに、レバー部33の他端部(上辺部33a)上面の作用点Q部分が突出爪状部27の下面に圧接して、これを持ち上げ、蓋部20が開く。
蓋部20を開く場合、開き始めに大きな力が必要となるが、開き方向に少しでも動けば後は楽に全開できる。
この場合、てこ機構部30のレバー部33の一端部(力点P部分)を押圧すれば、その押圧力がレバー比(支点Oから力点Pまでの長さに対する支点Oから作用点Qまでの長さの比)に応じて増大せしめられて蓋部20(突出爪状部27)に作用するので、蓋部20がきつく閉まっていても、手指に大きな負担をかけることなく、蓋部20を片手で容易に開けることができる。これにより、利便性が高められて商品価値が格段に向上する。
また、てこ機構部30は、他の部材と一体成形される比較的簡素な構造であるので、蓋付き容器1全体を従来のものとさほど変わらないコストで製造することができる。
なお、蓋部20を開いた状態から閉じるには、従来のものと同様に、蓋部20を容器部10の開口部11に被せて下向きに押圧する。
また、薄肉部35は、適度な弾性を有しているので、蓋部20を開いた後、レバー部33から手を離すと、レバー部33は元の姿勢(水平姿勢)に戻り、蓋部20を閉める際等の邪魔になることはない。
[第2実施形態]
図3は、本発明に係る蓋付き容器の第2実施形態を示し、(A)は蓋部20を閉じた状態を示す平面図、(B)は(A)のY−Y矢視断面図である。
本第2実施形態の蓋付き容器2と前述した第1実施形態の蓋付き容器1とは、てこ機構部の構成が異なるだけで、他の部分(容器部10、蓋部20等)は略同一構成であるので、以下においては、てこ機構部40を重点的に説明する。
本実施形態のてこ機構部40は、手指で押圧される力点P部分と蓋部20を開くべく突出爪状部27の一端部下面に圧接せしめられる作用点Q部分とを有するレバー部43と、該レバー部43を支点O部分となる薄肉部45を介して揺動自在に支持する、前記フランジ部15の一部で構成される支持部44と、を備える。前記薄肉部45は、内周面が断面半円弧状の溝で構成され、可撓性及び適度の弾性を有する。
したがって、本実施形態のてこ機構部40は、レバー部43における力点P部分と支点O部分との間に作用点Q部分が存在する押し上げ式のものである。
また、本実施形態の蓋付き容器2は、各部、つまり、容器部10、蓋部20、フランジ部15、てこ機構部40(支持部44及びレバー部43)、ヒンジ部25、突出爪状部27の全ての部分が、同一材料で一体成形されている。材料としては、合成樹脂が用いられている。
かかる構成の蓋付き容器2において、蓋部20を図3(B)に示される閉状態から開くには、容器部10を片手で握り、その片手の親指で、てこ機構部40のレバー部43の一端部下面(力点P部分)を上向きに押圧する。これにより、図3(C)に示される如くに、薄肉部45(の中央)を支点Oとして(薄肉部45が弾性変形して)、レバー部43の一端部(力点P部分)が押し上げられるとともに、レバー部43における力点P部分と支点O部分との間に位置する作用点Q部分が突出爪状部27の一端部下面に圧接して、これを持ち上げ、蓋部20が開く。
蓋部20を開く場合、開き始めに大きな力が必要となるが、開き方向に少しでも動けば後は楽に全開できる。
この場合、てこ機構部40のレバー部43の一端部(力点P部分)を押圧すれば、その押圧力がレバー比(支点Oから力点Pまでの長さに対する支点Oから作用点Qまでの長さの比)に応じて増大せしめられて蓋部20(突出爪状部27)に作用するので、蓋部20がきつく閉まっていても、手指に大きな負担をかけることなく、蓋部20を片手で容易に開けることができる。これにより、利便性が高められて商品価値が格段に向上する。
また、てこ機構部40は、他の部材と一体成形される比較的簡素な構造であるので、蓋付き容器2全体を従来のものとさほど変わらないコストで製造することができる。
[第3実施形態]
図4は、本発明に係る蓋付き容器の第3実施形態を示し、(A)は蓋部20を閉じた状態を示す平面図、(B)は(A)のZ−Z矢視断面図である。
本第3実施形態の蓋付き容器3と前述した第1実施形態の蓋付き容器1とは、てこ機構部の構成が異なるだけで、他の部分(容器部10、蓋部20等)は略同一構成であるので、以下においては、てこ機構部50を重点的に説明する。
本実施形態のてこ機構部50は、手指で押圧される力点P部分と蓋部20を開くべく突出爪状部27の下面に圧接せしめられる作用点Q部分とを有するレバー部53と、該レバー部53を支点O部分となる支軸部55を介して揺動自在に支持する、前記フランジ部15に連設された支持部50A(51、52)と、から構成されている。
より詳細には、てこ機構部50の支持部50Aは、所定間隔をあけて容器部10の開口面に沿う方向(径方向)に突出する左右一対の支持片部51、52を有し、該一対の支持片部51、52の一端部間を橋絡するように水平に支軸部55がそれらと一体に形成されている。
また、レバー部53は、短冊状とされ、その下面部には、前記支軸部55に適度な弾発力をもって回動可能に外嵌されるC形外嵌部54が一体に設けられている。該レバー部53は、支持片部51,52及び支軸部55とは別体とされ、それらより、剛性の大きな材料で作製されている。
本実施形態のてこ機構部50は、第1実施形態のものと同様に、レバー部53における力点P部分と作用点Q部分との間に支点O部分が存在する回転式のものとされる。
また、本実施形態の蓋付き容器3は、てこ機構部50のレバー部53以外の各部、つまり、容器部10、蓋部20、フランジ部15、てこ機構部50の支持部50A(51、52)、支軸部55、ヒンジ部25、突出爪状部27の部分が、第1実施形態と同様に、同一材料で一体成形されている。材料としては、合成樹脂が用いられている。
かかる構成の蓋付き容器3においても、蓋部20を図4(B)に示される閉状態から開くには、容器部10を片手で握り、その片手の親指で、てこ機構部50のレバー部53の一端部上面(力点P部分)を下向きに押圧する。これにより、図4(C)に示される如くに、支軸部55を支点Oとして、レバー部53の一端部(力点P部分)が押し下げられるとともに、レバー部53の他端部上面の作用点Q部分が突出爪状部27の下面に圧接して、これを持ち上げ、蓋部20が開く。
蓋部20を開く場合、開き始めに大きな力が必要となるが、開き方向に少しでも動けば後は楽に全開できる。
この場合、てこ機構部50のレバー部53の一端部(力点P部分)を押圧すれば、その押圧力がレバー比(支点Oから力点Pまでの長さに対する支点Oから作用点Qまでの長さの比)に応じて増大せしめられて蓋部20(突出爪状部27)に作用するので、蓋部20がきつく閉まっていても、手指に大きな負担をかけることなく、蓋部20を片手で容易に開けることができる。これにより、利便性が高められて商品価値が格段に向上する。
[第4実施形態]
図5は、本発明に係る蓋付き容器の第4実施形態を示し、(A)は蓋部を開けた状態を示す斜視図、(B)は蓋部を閉めている様子を示す斜視図である。また、図6(A)、(B)、(C)は、第4実施形態の蓋付き容器において蓋部を閉じた状態から開けている様子を段階的に示す断面図である。
本第4実施形態の蓋付き容器4と前述した第1実施形態の蓋付き容器1とは、てこ機構部の構成が異なるだけで、他の部分(容器部10、蓋部20等)は略同一構成であるので、以下においては、てこ機構部50を重点的に説明する。
本実施形態の蓋付き容器4のてこ機構部60は、手指で押圧される力点P部分、及び、閉状態の蓋部20の外周部における突出爪状部27の下面側に突設されたレバー揺動用凸部68に圧接せしめられる作用点Q部分を有するレバー部63と、該レバー部63を支点O部分を介して揺動自在に支持する支持部61と、から構成されている。
前記支持部61は、前記フランジ部15に連設された、容器部10の開口面に沿う方向(径方向外方)に突出する左右一対の支持片部61a、61aを有し、この支持片部61a、61a間に平面視T字状部分を有するレバー部63が配在されるとともに、前記支持片部61a、61aの先端部と前記レバー部63の力点側部分63a(の左右)とがそれぞれ前記支点部分Oとなる可撓性及び適度の弾性を有する薄肉部65で連結されている。前記薄肉部65は、内周面が断面三角形状の溝で構成されている。また、前記レバー揺動用凸部68は、蓋部20が閉じられる際に前記レバー部63の作用点側部分63bを下方に押圧するようになっている。さらに、前記レバー部63の力点P部分に、手指で押圧される、先端が断面半月状の手指押圧用凸部67が設けられている。
したがって、本実施形態のてこ機構部60は、レバー部63における力点P部分と作用点Q部分との間に支点O部分が存在する回転式のものとされる。
また、蓋部20と容器部10とは、薄肉部を有する板状部からなる蓋用ヒンジ部90を介して揺動自在に一体に連結されている。前記板状部からなる蓋用ヒンジ部90は、図5を参照すればよくわかるように、適度な弾性を有し、所定間隔を開けて横並びに形成された左右一対の第1板状ヒンジ部92、92と、この第1板状ヒンジ部92、92間に配在された第2板状ヒンジ部94とからなっており、第1板状ヒンジ部92は、その中央部付近に下面開口の溝からなる折曲薄肉部92aが形成され、第2板状ヒンジ部94は、その中央部付近に上方に凸の山形状部94aが形成されるとともに、該山形状部94aの左右両側に折曲薄肉部94b、94bが形成されている。
また、本実施形態の蓋付き容器1は、各部、つまり、容器部10、蓋部20、フランジ部15、てこ機構部60、ヒンジ部90、突出爪状部27、レバー揺動用凸部68等の全ての部分が、同一材料(ポリプロピレン等の合成樹脂材料)で一体成形されている。
かかる構成の蓋付き容器1において、蓋部20を図6(A)に示される閉状態から開くには、容器部10を片手で握り、その片手の親指で、てこ機構部60のレバー部63の手指押圧用凸部67(力点P部分)を斜め下方向に押圧する。これにより、図6(B)、(C)に示される如くに、薄肉部65(の中央)を支点Oとして(薄肉部65が弾性変形して)、レバー部63の手指押圧用凸部67(力点側部分63a)が押し下げられるとともに、レバー部63の他端部(作用点側部分63b)上面の作用点Q部分がレバー揺動用凸部68の下面に圧接して、これを持ち上げ、蓋部20が開く。なお、薄肉部65は、適度な弾性を有しているので、蓋部20を開いた後、レバー部63から手を離すと、レバー部63は元の姿勢(水平姿勢)に戻り、蓋部20を閉める際等の邪魔になることはない。
蓋部20を開く場合、開き始めに大きな力が必要となるが、開き方向に少しでも動けば後は楽に全開でき、第1実施形態のものと同様な作用効果が得られる。
ここで、本実施形態の蓋付き容器4では、蓋部20にレバー揺動用凸部68が設けらているので、蓋部20を閉めた際、レバー部63の力点側部分63aを支点O部分より上方に揺動させることが可能となり、その結果、所望のレバー比を確保したもとで、蓋部20が閉じられているときにおけるレバー部の側方(水平方向)の突出長が前記した第1、第2、第3実施形態の蓋付き容器1、2、3より短縮され、蓋付き容器の(特に平面視での)占有スペースを小さくすることができる。
また、前記レバー部63の力点P部分に、手指で押圧される手指押圧用凸部67が設けられていることにより、てこ機構部60による蓋部20の開操作を一層容易に行うことができる。
また、てこ機構部30は、他の部材と一体成形される比較的簡素な構造であるので、蓋付き容器4全体を従来のものとさほど変わらないコストで製造することができる。
なお、図6(C)において仮想線で示される如くに、蓋部20を水平に開いた状態から閉じる際、蓋部20を90度近くまで揺動させると、前記蓋用ヒンジ部90の作用により、蓋部20が自動的に閉方向に倒れ込む(左回りに60度〜90度程度揺動する)ようになっており、このため、蓋部20の閉操作を楽に行うことができる。
[第5実施形態]
図7、図8、図9は、本発明に係る蓋付き容器の第5実施形態を示し、図7は蓋部を開けた状態を示す斜視図である。また、図8において、(A)は蓋部を閉じている様子を示す斜視図、(B)は(A)の状態から蓋部を閉めた状態を示す部分切欠斜視図であり、図9の(A)、(B)、(C)は、蓋部を開いた状態から閉じいる様子を段階的に示す断面図である。
本第5実施形態の蓋付き容器4は、前記した第4実施形態の蓋付き容器4に、てこ機構部60に連動するロック機構部70を追加したものであるので、以下においては、てこ機構部60及びロック機構部70を重点的に説明する。
すなわち、本第5実施形態の蓋付き容器5において、てこ機構部60は、第4実施形態と同じ構成の支持部61及びレバー部63を有し、前記レバー部63と支持部61(の支持片部61a、61a)とは、前記支点O部分となる薄肉部65を介して連設されて、てこ及びロック用ヒンジ部60Aを構成している。そして、ロック機構部70は、前記蓋部20における突出爪状部27付近から径方向外方に突出するように、該蓋部20に一体成形された球状の第1係止部(球状係止部)71と、前記てこ及びロック用ヒンジ部60Aにおける前記レバー部63の力点側部分63aの中央に設けられた、前記球状係止部71が嵌合する球面を有する凹部からなる第2係止部(球面係止凹部)72と、からなっている。なお、球面係止凹部72は、前記手指押圧用凸部67の一部を抉るように形成されている。この場合、前記球状係止部71と球面係止凹部72は、前記蓋部20の閉操作時に弾性変形(特に球面係止凹部72の開口端縁部が弾性的に拡開)して、相互にその体積の2/3程度が嵌合するようにされている(図9(B)→(C)参照)。
このように、てこ機構部60とロック機構部70を備えた第5実施形態の蓋付き容器5において、蓋部20を開くには、第4実施形態と同様に、容器部10を片手で握り、その片手の親指でてこ機構部60のレバー部63の一端部(力点P部分)を押圧すれば、その押圧力がレバー比に応じて増大せしめられて蓋部20に作用するので、蓋部20がきつく閉まっていても、手指に大きな負担をかけることなく、蓋部20を片手で容易に開けることができる。この場合、てこ機構部60とロック機構部70とが相互に連動、具体的には、てこ機構部60による蓋部20の開操作に伴い(図9の(C)→(B)→(C))、ロック機構部70による蓋部20のロックが自動的に解除される。
また、蓋部20をロックするには、例えば、容器部を片手で握り、その片手(もしくは他方の手)の指で、蓋部を閉める(図9の(A)→(B)→(C))。これに連動して、つまり、蓋部20の閉操作に伴い、てこ機構部60のレバー部63(てこ及びロック用ヒンジ部60Aの片側=力点側部分63a)が開操作時とは逆方向に揺動せしめられて、球状係止部71と球面係止凹部72が弾性変形して相互に嵌合する。これにより、蓋部20が自動的にロックされ、内圧の増加等により蓋部が不意に開くことがないようにされる。
したがって、本実施形態のてこ機構部60及びロック機構部70を備えた蓋付き容器5では、ロック操作及びロック解除操作を、蓋部20の閉操作及びてこ機構部60による蓋部20の開操作に連動して自動的に行うことができるので、蓋部を別体のクリップ等でロックするようにされた従来のものに比して、そのロック操作及びロック解除操作を極めて簡単容易に、しかも、確実に行うことができる。
上記に加え、てこ機構部60及びロック機構部70は、他の部材と一体成形することもできる比較的簡素な構造であるので、蓋付き容器全体を従来のものとさほど変わらないコストで製造することができる。
[第6実施形態]
図10は、本発明に係る蓋付き容器の第6実施形態を示し、(A)は蓋部を開けた状態を示す斜視図、(B)は蓋部を閉めた状態を示す断面図である。
本第6実施形態の蓋付き容器6は、ロック機構部70のみを設けたもので、第5実施形態の蓋付き容器5の各部に対応する部分に同一の符号を付して重複説明を省略する。
本実施形態の蓋付き容器6では、ロック機構部70が一体的に設けられており、閉じられた状態の蓋部20をロックするには、例えば、容器部10を片手で握り、その片手(もしくは他方の手)の指で、球面係止凹部72が設けられているロック用ヒンジ部60Bの片側を球状係止部71側に揺動させる。これにより、球状係止部71と球面係止凹部72が弾性変形して相互に嵌合し、蓋部20がロックされ、内圧の増加等により蓋部が不意に開くことがないようにされる。また、蓋部20を開ける際のロック機構部70によるロックの解除は、前記ロック時とは逆に、球面係止凹部72が設けられているロック用ヒンジ部60Bの片側を球状係止部71から離れる方向に揺動させればよい。
したがって、本実施形態のロック機構部70を備えた蓋付き容器6では、蓋部20を別体のクリップ等でロックするようにされた従来のものに比して、そのロック操作及びロック解除操作を簡単容易に行うことができる。
また、ロック機構部70は、他の部材と一体成形される比較的簡素な構造であるので、蓋付き容器全体を従来のものとさほど変わらないコストで製造することができる。
[第7実施形態]
図11は、本発明に係る蓋付き容器の第7実施形態を示している。本第7実施形態の蓋付き容器7は、第1実施形態の蓋付き容器1の容器部10とそれ以外の部分(蓋付き容器1の上部を構成するフランジ部15、ヒンジ部25、蓋部20、及び、てこ機構部30)とを別体とし、容器部以外の部分を容器部に着脱自在に取り付けることができるようにしたものである。
すなわち、本実施形態の蓋付き容器7は、図11(A)、(B)に示される如くに、第1実施形態と略同じ構成の蓋部20、ヒンジ部25、フランジ部15、及びてこ機構部30が、容器部10’とは別体の着脱蓋体12として作製されている。この着脱蓋体12におけるフランジ部15の下側には、円筒部16が延設され、この円筒部16の内周に容器部10’の上部外周に形成された雄ねじ部13に螺合せしめられる雌ねじ部14が形成されている。ここでは、着脱蓋体12を構成する蓋部20、ヒンジ部25、フランジ部15、てこ機構部30、及び、雌ねじ部14付き円筒部16が同じ合成樹脂材料で一体成形されており、この着脱蓋体12は、その雌ねじ部14を容器部10’の雄ねじ部13にねじ込む(フランジ部15の下面が容器部10’の上端面に接当するまで)ことにより、容器部10’に取り付けられ、上記とは逆に緩めることにより、容器部10’から取り外すことができるようになっている。
このように、蓋付き容器7を、容器部10’と着脱蓋体12とからなる相互に着脱可能な分割構成とすることにより、着脱蓋体12と容器部10’とを異なる材料で作製することが可能となり、材料選択自由度が向上する。
また、着脱蓋体として、上記第7実施形態では、蓋部20、ヒンジ部25、フランジ部15、及び、てこ機構部30が第1実施形態の構成のものを用いたが、これに限られる訳ではなく、前述した第2〜第6実施形態の構成のもの(異なる構成のてこ機構部及び/又はロック機構部等を備えているもの)を用いてもよい。このようにてこ機構部やロック機構部等の構成が異なる、前記容器部10’に着脱自在に取り付けられる(雄ねじ部13に螺合せしめられる雌ねじ部14を有する)複数種の着脱蓋体を作製しておけば、それらのうちから、試料の種類やその保存環境等に最も適したものを選択使用することが可能となるとともに、容器部10’は共通品を使用できるので、商品価値が高められるとともに、容器部とそれ以外の部分が一体のものを複数種製造する場合に比してコストを低く抑えることができる。
なお、上記実施形態では、容器部10’に着脱蓋体12を着脱自在に取り付けるための構成として両者にねじ部13、14を設けているが、これに限られるわけではなく、容器部に着脱蓋体を着脱自在に取り付けるための構成としては、例えば、両者の弾性を利用して着脱自在に嵌合させる等の手法も用いることができる。

Claims (15)

  1. 試料等の収容物を出し入れするための開口部が設けられている容器部と、前記開口部を閉塞すべく該開口部に着脱可能に嵌合せしめられる蓋部と、前記開口部を閉じている状態の蓋部を、てこの原理を利用して開くためのてこ機構部と、前記開口部を閉じている状態の蓋部を開かないように係止する、前記容器部及び/又は蓋部に一体的に設けられたロック機構部と、を具備して構成された蓋付き容器であって、
    前記てこ機構部は、手指で押圧される力点部分と前記蓋部を開くべくその外周部に圧接せしめられる作用点部分とを有するレバー部と、該レバー部を支点部分を介して揺動自在に支持する容器部に形成された支持部と、を有し、前記レバー部と支持部とは、前記支点部分となる可撓性を有する薄肉部を介して連設されててこ及びロック用ヒンジ部を構成しており、前記ロック機構部は、前記蓋部に設けられた第1係止部と、前記てこ及びロック用ヒンジ部における前記レバー部側に設けられた、前記第1係止部に係合する第2係止部と、からなり、さらに、前記蓋部には、該蓋部が閉じられる際に前記レバー部の作用点部分を下方に押圧するレバー揺動用凸部が設けられていることを特徴とする蓋付き容器。
  2. 前記ロック機構部の第1係止部が球状とされ、前記第2係止部が前記第1係止部が嵌合する球面を有する凹部とされ、前記第1係止部と第2係止部の少なくとも一方は、前記蓋部の閉操作時に弾性変形して他方に係合するようにされていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  3. 前記支持部は、容器部の開口面に沿う方向に突出する左右一対の支持片部を有し、この支持片部間に前記レバー部が配在されるとともに、前記支持片部の先端部と前記レバー部の力点側部分とがそれぞれ前記支点部分となる可撓性及び適度の弾性を有する薄肉部で連結されており、前記薄肉部は、内周面が断面三角形状の溝で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の蓋付き容器
  4. 前記蓋部は前記容器部に、蓋用ヒンジ部を介して揺動自在に連結されていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  5. 前記蓋用ヒンジ部は、前記蓋部及び容器部に一体成形された、可撓性を有するシート状部ないし線材状部、あるいは、薄肉部を有する板状部からなっていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  6. 前記板状部からなる蓋用ヒンジ部は、横並びに形成された第1板状ヒンジ部と第2板状ヒンジ部とからなっており、前記第1板状ヒンジ部は、その中央部付近に下面開口の溝からなる折曲薄肉部が形成され、前記第2板状ヒンジ部は、その中央部付近に上方に凸の山形状部が形成されるとともに、該山形状部の左右両側に折曲薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  7. 前記蓋用ヒンジ部は、適度な弾性を有していることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  8. 前記容器部は、少なくともその上部が円筒状とされ、片手で握ることができる大きさとされていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  9. 試料等を保存するために用いられるサンプルチューブと称される容器であることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  10. 各部が、同一材料で一体成形されていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  11. 各部が、合成樹脂、金属、ガラス、セラミック、及び、それらの複合材料のうちの一種もしくは複数種の材料が用いられて作製されていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  12. 前記容器部とそれ以外の部分とが別体とされていることを特徴とする請求項に記載の蓋付き容器。
  13. 前記容器部以外の部分は、前記容器部に着脱自在に取り付けられる着脱蓋体として作製されていることを特徴とする請求項12に記載の蓋付き容器。
  14. 前記着脱蓋体は、前記蓋部と前記てこ機構部及び/又はロック機構部とが一体的に設けられていることを特徴とする請求項13に記載の蓋付き容器。
  15. 前記容器部の上部に雄ねじ部もしくは雌ねじ部が設けられ、前記着脱蓋体に前記雄ねじ部もしくは雌ねじ部に螺合せしめられる雌ねじ部もしくは雄ねじ部が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の蓋付き容器。
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