JP4047685B2 - インストルメントパネル取付構造 - Google Patents

インストルメントパネル取付構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、インストルメントパネル取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車などの車両では、車室内にインストルメントパネルが取付られている。このインストルメントパネルは、通常、車体側パネルに前端部をネジ止めされている。
【0003】
しかし、インストルメントパネルの前端部を車体側パネルにネジ止めするようにした場合、インストルメントパネルを位置決めした状態で保持する作業と、インストルメントパネルの前端部をネジ止めする作業とに複数の人員を要するため、組付性が悪く、コストや時間がかかっていた。
【0004】
そこで、インストルメントパネル幅方向中央部の前端部に係止ピンを設けると共に、車体側パネル幅方向中央部に係止ピンを受ける係止孔を設け、また、インストルメントパネル幅方向両端部に棚部を設けると共に、車体側パネル幅方向両端部に棚部を載置する係合部を設けて、インストルメントパネルを車体側パネルの係合部に棚部を介して載置し、この状態でインストルメントパネルを水平移動させることにより、係止ピンを係止孔へ挿入させるようにして、インストルメントパネルを車体側パネルへ取付けるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平08−310273号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報のインストルメントパネル取付構造では、インストルメントパネルの前端部をネジ止めする場合に比べると大幅に組付性が向上しているものの、インストルメントパネルを車体側パネルに載置する工程とインストルメントパネルを水平移動させる工程との2つの工程を要するため、工程短縮による組付性向上の余地がまだ残されているという問題があった。
【0007】
また、係止ピンを係止孔へ挿入させる際の誤差吸収に対する検討がなされていないという問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解消し、組付性を向上することのできるインストルメントパネル取付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、インストルメントパネル幅方向中央部の前端部またはこれに対応する車体側パネル幅方向中央部のどちらか一方に取付けられるピン結合部、および、他方に取付けられて、前記ピン結合部に係合し、ピン結合部の上下動を許容するセンター受部材と、インストルメントパネル幅方向両端部またはこれに対応する車体側パネル幅方向両端部のどちらか一方に取付けられる一対のクリップ、および、他方に取付けられて、前記クリップに係合する一対の受部材とからなり、前記受部材は幅方向へ移動可能に取付けられ、前記クリップは先端にV溝形状のガイド部を有する嵌合部を備え、前記受部材は前記嵌合部に嵌合し、嵌合部の前後方向移動を許容するレール部を有するインストルメントパネル取付構造を特徴としている。
【0010】
このように構成された請求項1にかかる発明によれば、インストルメントパネルの前端部を斜め下方へ向けた状態にして車体側パネルの斜め上方に配置し、先ず、センター受部材へピン結合部を挿入することによって、インストルメントパネル幅方向中央部を車体側パネル幅方向中央部に保持させる。次に、インストルメントパネル後端部を下方へ押下げて行く。すると、インストルメントパネルは、センター受部材およびピン結合部を中心として後端部が下方に回動することにより、クリップの嵌合部が受部材のレール部に係合する。これにより、インストルメントパネル幅方向両端部が車体側パネル幅方向両端部に取付けられるので、組付性が向上する。
【0011】
この取付けの際、センター受部材がピン結合部の上下動を許容するので、インストルメントパネル後端部の下方回動が支障無く行われる。
【0012】
また、クリップのV溝形状のガイド部が受部材をガイドして受部材を幅方向へ移動させることにより、クリップと受部材との幅方向の位置決めが行われる。
【0013】
更に、クリップの嵌合部が受部材のレール部に沿って前後方向へ移動されることにより、前後方向の位置調整が行われる。
【0014】
ここで、インストルメントパネル前端部は通常、前側に凸の曲線形状を呈しているため、幅方向中央部に対し幅両端部は後方に位置している。そのため、インストルメントパネルを前端部の幅方向中央部を中心として下方回動するようにして取付けると、前端部の幅両端部も円弧状の軌跡を描いて下方へ回動することになる。よって、嵌合時にクリップと受部材との間で前後方向の変位が生じるが、受部材がレール部を備え、クリップの嵌合部がレール部に沿って前後方向へ移動できるようにすることにより、嵌合時の前後方向の変位を吸収するので、嵌合が容易にでき嵌合を確実に行うことができる。
【0015】
また、インストルメントパネルを左右に傾いた状態で取付けようとした場合でも、即ち、インストルメントパネル前端部の幅両端部が幅方向中央部を中心として前後方向へズレた状態で取付けようとした場合でも、嵌合時にクリップの嵌合部が受部材のレール部に沿って前後方向へ移動されることにより、左右に傾きの無い状態で、即ち、インストルメントパネル前端部の幅両端部が前後方向にズレていない状態で取付けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態について、図示例と共に説明する。
【0017】
図1〜図15は、この発明の実施の形態を示すものである。
【0018】
まず、構成を説明すると、自動車などの車両では、図1、図2に示すように、車室内における(車両)前後方向1の前部に車体側パネル2が設けられている。この車体側パネル2は、例えば、ダッシュパネルなどで構成されている。この車体側パネル2に対しインストルメントパネル3が取付られる。このインストルメントパネル3には、一体物や、アッパインストルメントパネル4とロワインストルメントパネル5とに2分割されているものなどがある。この実施の形態では、アッパインストルメントパネル4とロワインストルメントパネル5とに2分割されているものについて説明する。
【0019】
この実施の形態のものでは、インストルメントパネル3の幅方向6中央部の前端部にピン結合部7が取付けられる。そして、これに対応する車体側パネル2の幅方向6中央部にセンター受部材8が取付けられる。センター受部材8は、ピン結合部7に係合して、ピン結合部7の上下動を許容するように構成されている。また、センター受部材8は、ピン結合部7の左右動を許容しないように構成されている。なお、インストルメントパネル3の側にセンター受部材8を取付け、車体側パネル2の側にピン結合部7を取付けるようにしても良いことはいうまでもない。
【0020】
一方、インストルメントパネル3の幅方向6両端部に一対のクリップ9が取付けられる。そして、これに対応する車体側パネル2の幅方向6両端部に一対の受部材10が取付けられる。受部材10はクリップ9に係合するように構成されている。なお、インストルメントパネル3の側に受部材10を取付け、車体側パネル2の側にクリップ9を取付けるようにしても良いことはいうまでもない。
【0021】
上記ピン結合部7は、図3、図4に示すように、インストルメントパネル3の幅方向6中央部に設けられた取付座11に取付けられる。即ち、ピン結合部7はピン部12と取付部13とを備えており、取付部13は位置決凸部14とネジ孔15とを有しており、取付座11に設けられた図示しない位置決孔に位置決凸部14を嵌合し、ネジ孔15を通して取付座11に設けられたボス16にネジ17を螺着することにより固定される。
【0022】
上記センター受部材8は、図5、図6に示すように、車体側パネル2の幅方向6中央部に設けられた取付部18に取付けられる。即ち、取付部18は、略ハット状のブラケットより成っている。この取付部18は、両脚先端部19が車体側パネル2に溶接固定される。また、取付部18の上部から突出された取付片20が車体側パネル2に溶接固定される。取付部18の中央突出部21には、取付孔22が形成されている。取付孔22は縦長の略矩形状を呈している。そして、この取付孔22にセンター受部材8が嵌着係止される。
【0023】
センター受部材8は、取付孔22と対応する大きさの略矩形筒状の嵌合部23と、中央突出部21に係止されるフランジ部24とを備えている。そして、嵌合部23の側面には、取付孔22の縁部に係止可能な係止爪25が形成されている。この係止爪25の根本部を除く両側部および先端部の周囲には、略コ字状にスリット26が形成されて、係止爪25の弾性変形を助成している。
【0024】
そして、センター受部材8の内部には、ピン結合部7のピン部12を収容する長孔27が貫通形成されている。この長孔27は略上下方向に延設されている。また、長孔27の内部には、略上下方向へ延びるピン係止部28が形成されている。これに対応して、図4に示すように、ピン部12にはピン係止部28に係止される被係止部29が形成されている。この被係止部29は、ピン部12の先端部外周に形成された凹溝とされている。これらピン結合部7とセンター受部材8とは、図7に示すように挿入嵌合される。ピン結合部7およびセンター受部材8はそれぞれ樹脂によって一体成形されている。
【0025】
上記クリップ9は、図8、図9に示すように、インストルメントパネル3の幅方向6両端部にそれぞれ設けられた取付座30に取付けられる。即ち、クリップ9は、嵌合部31と取付部32とを備えている。取付部32は位置決凸部33とネジ孔34とを有しており、取付座30に設けられた図示しない位置決孔に位置決凸部33を嵌合し、ネジ孔34を通して取付座30に設けられたボス35にネジ36を螺着することにより固定される。
【0026】
クリップ9は、図10に示すように、嵌合部31の先端にV溝形状のガイド部37を有している。ガイド部37は下方から上方へ向けて幅が徐々に狭くなっている。そして、ガイド部37の上端には、ガイド部37の上端よりも幅の広い嵌合凹部38を有している。嵌合凹部38は略円形状を呈している。また、ガイド部37と嵌合凹部38との間には、戻り止め機能を有する弾性爪部39が設けられている。
【0027】
上記受部材10は、図11に示すように、車体側パネル2の幅方向6両端部にそれぞれ設けられた取付部40に取付けられる。即ち、取付部40は、略ハット状のブラケットより成っている。この取付部40は、両脚先端部41が車体側パネル2に溶接固定される。取付部40の中央突出部42には、取付孔43が形成されている。取付孔43は横長の略矩形状を呈している。そして、この取付孔43に受部材10が嵌着係止される。
【0028】
受部材10は、取付孔43と高さ寸法が同じ(H1=H2)で且つ幅寸法が小さい(W1>W2)略矩形状の嵌合部44と、中央突出部42に係止されるフランジ部45とを備えており、受部材10の幅方向6への移動を可能としている。そして、嵌合部44の上下面には、取付孔43の縁部に係止可能な係止爪46が形成されている。この係止爪46の根本部を除く両側部などの周囲には、スリット47が形成されて、係止爪46の弾性変形を助成している。
【0029】
そして、受部材10のフランジ部45には、嵌合部31の嵌合凹部38に嵌合し、嵌合部31の前後方向1への移動を許容するレール部48が形成されている。このレール部48は、フランジ部45に取付けた支持部49,50によって上下両端を支持・補強されている。レール部48は、嵌合凹部38に合致する略円形状の断面を呈している。なお、レール部48と嵌合凹部38は円形状に限るものでないことはいうまでもない。これらクリップ9と受部材10とは、図12に示すように係合される。クリップ9および受部材10はそれぞれ樹脂によって一体成形されている。また、クリップ9は、側面視略く字状を呈しており、取付後の状態ではクリップ9の嵌合部31は略垂直上下方向に向けられる。また、受部材10のレール部48は車体側パネル2に取付けた状態では、略水平方向に向けられる。
【0030】
次に、この実施の形態の作用について説明する。
【0031】
インストルメントパネル3(この実施の形態ではアッパインストルメントパネル4、以下同じ)の幅方向6中央部の前端部またはこれに対応する車体側パネル2の幅方向6中央部のどちらか一方に取付けられたピン結合部7と、他方に取付けられてピン結合部7の上下動を許容するセンター受部材8とを係合し、ピン結合部7を中心としてインストルメントパネル3の後端部を下方回動することにより、インストルメントパネル3の幅方向6両端部またはこれに対応する車体側パネル2の幅方向6両端部のどちらか一方に取付けられて、その先端にV溝形状のガイド部37を有する一対のクリップ9の嵌合部31と、他方に幅方向6へ移動可能に取付けられた一対の受部材10における嵌合部31の前後方向1移動を許容するレール部48とを係合させるようにして、インストルメントパネル3を車体側パネル2に取付けるようにする。
【0032】
即ち、予め、インストルメントパネル3の幅方向6中央部の前端部にピン結合部7を取付けておくと共に、インストルメントパネル3の幅方向6両端部に一対のクリップ9を取付けておく。
【0033】
同様に、予め、車体側パネル2の幅方向6中央部にセンター受部材8を取付けておくと共に、車体側パネル2の幅方向6両端部に一対の受部材10を取付けておく。
【0034】
そして、図13〜図15に示す手順でインストルメントパネル3を取付ける。先ず、図13に示すように、インストルメントパネル3の前端部を若干斜め下方へ向けた状態にして車体側パネル2の略斜め上方に配置し、センター受部材8へピン結合部7の先端を挿入する。この状態から、図14に示すように、センター受部材8へピン結合部7全体を挿入することによって、インストルメントパネル3の幅方向6中央部を車体側パネル2の幅方向6中央部に位置決め保持させる。この際、センター受部材8とピン結合部7とは、被係止部29とピン係止部28とが係止した状態となるため抜け止めが行われる。また、ピン結合部7はセンター受部材8の長孔27によって上下動が可能となっている。なお、図14では、受部材10に対してクリップ9を軽く当接させて(嵌合凹部38にレール部48が嵌まる前の、V溝形状のガイド部37がレール部48の上部に接触した状態)、インストルメントパネル3の幅方向6両端部を軽く保持させる(預ける)ようにしている。
【0035】
次に、図15に示すように、実線の状態から仮想線の状態へと、インストルメントパネル3後端部を下方へ押下げて行く。すると、インストルメントパネル3は、センター受部材8およびピン結合部7を中心として後端部が下方に回動することにより、クリップ9の嵌合部31が受部材10のレール部48に係合する。即ち、嵌合凹部38にレール部48が嵌合し、弾性爪部39によって離脱が規制された状態となる。これにより、インストルメントパネル3の幅方向6両端部が車体側パネル2の幅方向6両端部に取付けられる。
【0036】
このように、簡単な操作で組付が行われるので、組付性が向上する。即ち、ピン結合部7をセンター受部材8へ挿入してインストルメントパネル3後端部を下方回動するだけの操作で組付けができる。しかも、インストルメントパネル3後端部を下方回動する操作は、実質的に、持っていたインストルメントパネル3を手離す操作、或いは、インストルメントパネル3を手離した後にインストルメントパネル3を上から抑える操作であり、特段の注意を要しない容易なものである。
【0037】
この取付けの際、センター受部材8の長孔27がピン結合部7の上下動を許容するので、インストルメントパネル3後端部の下方回動は支障無く行われる。
【0038】
また、クリップ9のV溝形状のガイド部37が受部材10をガイドして受部材10を取付孔43に沿って幅方向6へ移動させることにより、クリップ9と受部材10との幅方向6の位置合せが行われる。よって、幅方向6の位置ズレや誤差があってもこれに影響を受けることなく取付けることが可能となる。
【0039】
更に、クリップ9の嵌合部31が受部材10のレール部48に沿って前後方向1へ移動されることにより、前後方向1の位置調整が行われる。よって、前後方向1の位置ズレや誤差があってもこれに影響を受けることなく取付けることが可能となる。
【0040】
例えば、インストルメントパネル3前端部は通常、前側に凸の曲線形状を呈しているため、幅方向6中央部に対し幅両端部は、図15中、距離aだけ後方に位置している。そのため、インストルメントパネル3を、前端部の幅方向6中央部を中心として下方回動するようにして取付けると、前端部の幅両端部も円弧状の軌跡を描いて下方へ回動することになる。よって、嵌合時にクリップ9と受部材10との間で前後方向1の変位(図15中、ズレ量b)が生じるが、受部材10がレール部48を備え、クリップ9の嵌合部31がレール部48に沿って前後方向1へ移動できるようにすることにより、嵌合時の前後方向1の変位を吸収するので、嵌合が容易にでき嵌合を確実に行うことができる。
【0041】
また、仮に、インストルメントパネル3を左右に傾いた状態で取付けようとした場合でも、即ち、インストルメントパネル3前端部の幅両端部が幅方向6中央部を中心として前後方向1へズレた状態で取付けようとした場合でも、嵌合時にクリップ9の嵌合部31が受部材10のレール部48に沿って前後方向1へ移動されることにより、左右に傾きの無い状態で、即ち、インストルメントパネル3前端部の幅両端部が前後方向1にズレていない状態で取付けることができる。なお、このインストルメントパネル3の左右の傾きの修正は、取付時にインストルメントパネル3が自己の剛性などによって最も抵抗の少ない位置へ無理なく納まろうと挙動することによって、作業者が意図しなくとも自然に行われることとなる。
【0042】
以上、この発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、実施の形態はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施の形態の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1の発明によれば、インストルメントパネルの幅方向中央部の前端部またはこれに対応する車体側パネルの幅方向中央部のどちらか一方に取付けられたピン結合部と、他方に取付けられてピン結合部の上下動を許容するセンター受部材とを係合し、ピン結合部を中心としてインストルメントパネルの後端部を下方回動することにより、インストルメントパネルの幅方向両端部またはこれに対応する車体側パネルの幅方向両端部のどちらか一方に取付けられて、その先端にV溝形状のガイド部を有する一対のクリップの嵌合部と、他方に幅方向へ移動可能に取付けられた一対の受部材における嵌合部の前後方向移動を許容するレール部とを係合させるようにして、インストルメントパネルを車体側パネルに取付けるようにすることにより、組付性をより向上することができる、という実用上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の全体分解斜視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】ピン結合部の取付状態を示す上側から見た斜視図である。
【図4】ピン結合部の取付状態を示す下側から見た斜視図である。
【図5】センター受部材の取付状態を示す斜視図である。
【図6】センター受部材の正面図である。
【図7】ピン結合部とセンター受部材との嵌合状態を示す斜視図である。
【図8】クリップの取付状態を示す上側から見た斜視図である。
【図9】クリップの取付状態を示す下側から見た斜視図である。
【図10】クリップの斜視図である。
【図11】受部材の取付状態を示す斜視図である。
【図12】クリップと受部材との嵌合状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態の図2と同様の作動図である。
【図14】図13に続く作動図である。
【図15】図14に続く作動図である。
【符号の説明】
1 前後方向
2 車体側パネル
3 インストルメントパネル
6 幅方向
7 ピン結合部
8 センター受部材
9 クリップ
10 受部材
31 嵌合部
37 ガイド部
48 レール部

Claims (1)

  1. インストルメントパネル幅方向中央部の前端部またはこれに対応する車体側パネル幅方向中央部のどちらか一方に取付けられるピン結合部、および、他方に取付けられて、前記ピン結合部に係合し、ピン結合部の上下動を許容するセンター受部材と、
    インストルメントパネル幅方向両端部またはこれに対応する車体側パネル幅方向両端部のどちらか一方に取付けられる一対のクリップ、および、他方に取付けられて、前記クリップに係合する一対の受部材とからなり、
    前記受部材は幅方向へ移動可能に取付けられ、
    前記クリップは先端にV溝形状のガイド部を有する嵌合部を備え、前記受部材は前記嵌合部に嵌合し、嵌合部の前後方向移動を許容するレール部を有することを特徴とするインストルメントパネル取付構造。
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