JP4046993B2 - シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート給送装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシート間の間隔を所定の間隔に保つ制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像形成装置においては、シート収納部に収納されたシートをシート給送手段により送り出した後、シート搬送手段により画像形成部に搬送するようにしたシート給送装置を備えており、さらにこのようなシート給送装置としては、連続して搬送されるシートの間隔を所定の間隔に調整する手段を備えたものがある。
【0003】
ここで、このようなシート間隔調整手段としては、シート間隔を調整する調整部を備え、この調整部を先行シートが通過した後、この調整部に所定の間隔よりも狭い間隔で後行シートを送り込むと共に、この後行シートの先端を搬送路上に設けられたセンサで検知し、その検知タイミングを用いて後行シートを所定時間停止させることにより先行シートとの間隔を調整するといったものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシート間隔調整方法を用いた従来のシート給送装置においては、先行シートに後行シートが連れ送りされ、下流側の先行シートと上流側の後行シートとの間隔が極端に狭くなったり、先行シートの後端部と後行シートの先端部とが重なって搬送されてくる重送が発生したりすると、センサが上流側の後行シートの先端を検知することができなくなる。
【0005】
そして、このように後行シートの先端を検知することができなくなると、後行シートの停止時間の計算を行うことができなくなるのでシート間隔の調整が不可能となる。
【0006】
さらに、このようにシート間隔を所定の間隔に調整する手段として、調整部よりも上流で予め所定の間隔よりも短い間隔になるように後行シートを送り込むような構成をとった場合、余り短い間隔で後行シートを送り込むようにすると、シート間隔検知がより困難なものとなるため、実用上限界があった。
【0007】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートに重送等が生じた場合でも、適正なシート間隔調整を行うことのできるシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シート収納部に収納されたシートを送り出すシート給送手段、前記シート給送手段により送り出されたシートを搬送する正逆転可能なシート搬送手段と、前記正逆転可能なシート搬送手段の下流に設けられ、該シート搬送手段により搬送されたシートを検知するシート検知手段と、前記シート検知手段から前記シートを検知した検知信号が入力された後、次のシートを検知した検知信号が所定のタイミングよりも早く入力された場合には、前記正逆転可能なシート搬送手段を逆転させて前記次のシートを逆送し、前記シートと次のシートの間隔を広げるように調整するシート間隔調整手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
また本発明は、前記シート間隔調整手段は、前記シート検知手段が前記逆送された次のシートの先端を検知すると、シートの間隔が所定の間隔となるタイミングで前記正逆転可能なシート搬送手段の正転を再開することを特徴とするものである。
【0011】
また本発明は、前記シート検知手段の、前記逆送された次のシートの先端を検知するタイミングを所定の誤差範囲に抑えるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記正逆転可能なシート搬送手段の正転時のシート搬送速度及び逆転時のシート搬送速度の少なくとも一方を可変とし、前記シート間隔調整手段は、前記正逆転可能なシート搬送手段の逆転で前記シートと次のシートの間隔の調整ができない場合には、前記正転時と逆転時のシート搬送速度の比率を変えるようにすることを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記シート間隔調整手段は、前記シートの搬送方向長さと、前記正逆転可能なシート搬送手段の正転時のシート搬送速度と、前記シートと次のシートの所定の間隔に基づいて前記逆転時のシート搬送速度を決定することを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、シート収納部に収納されたシートを送り出すシート給送手段前記シート給送手段により送り出されたシートを搬送するシート搬送手段、前記シート給送手段により送り出されたシートを前記シート収納部に戻す方向に回転する一方、該シート搬送手段の回転に連れ回りするように構成された逆送手段と、前記シート搬送手段の下流に設けられ、該シート搬送手段により搬送されたシートを検知するシート検知手段と、前記シート検知手段から前記シートを検知した検知信号が入力された後、次のシートを検知した検知信号が所定のタイミングよりも早く入力された場合には前記シート搬送手段の回転を停止すると共に前記逆送手段により前記次のシートを逆送し、前記シートと次のシートの間隔を広げるように調整するシート間隔調整手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0017】
また本発明は、前記シート間隔調整手段は、前記シート検知手段が前記逆送された次のシートの先端を検知すると、前記シート搬送手段の回転を再開することを特徴とするものである。
【0018】
また本発明は、前記シート検知手段の、前記逆送された次のシートの先端を検知するタイミングを所定の誤差範囲に抑えるようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、前記シート搬送手段のシート搬送速度及び前記逆送手段の逆送速度の少なくとも一方を可変とし、前記シート間隔調整手段は、前記逆送手段による逆送により前記シートと次のシートの間隔の調整ができない場合には、前記シート搬送手段のシート搬送速度及び前記逆送手段の逆送速度の比率を変えるようにすることを特徴とするものである。
【0021】
また本発明は、前記シート間隔調整手段は、前記シートの搬送方向長さと、前記シート搬送手段のシート搬送速度と、前記シートと次のシートの所定の間隔に基づいて前記逆送手段の逆送速度を決定することを特徴とするものである。
【0022】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する上記のいずれかに記載のシート給送装置を備えたことを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図であり、本シート給送装置はカット紙等のシートPを収納するシート収納部であるカセット8と、カセット8からシートPを送り出すシート給送手段であるピックアップローラ7と、ピックアップローラ7を上下動させるピックアップローラ上下動駆動源12と、ピックアップローラ7によりピックアップされたシートPをくり出す第1搬送ローラ2と、この第1搬送ローラ2の下流に設けられた第2搬送ローラ11とを備えている。なお、1は第1搬送ローラ2に当接するコロである。
【0025】
また、このシート給送装置は、シート給送動作を制御する制御手段50を備えており、この制御手段50の制御により、シート給送動作が開始されると、まずピックアップローラ上下動駆動源12が動作し、これによりカセット8の上方に位置していたピックアップローラ7が下降し、シートP上に押し当てられる。そして、この状態でピックアップローラ7が回転することにより、シートPは第1搬送ローラ2まで送り出される。
【0026】
次に、このようにピックアップローラ7により搬送路4に設けられた正逆転可能なシート搬送手段である第1搬送ローラ2まで送り出されたシートPは、第1搬送ローラ2により下流に位置する第2搬送ローラ11に搬送される。そして、この第2搬送ローラ11によりシートPは、例えばこのシート給送装置が、電子写真方式により画像を形成する画像形成装置に備えられているものである場合には、この後、不図示の画像形成部に搬送される。
【0027】
ここで、ピックアップローラ7は第1駆動源6及びクラッチ10により選択的に回転駆動され、第1搬送ローラ2は第2駆動源5によって回転駆動される。また、第2搬送ローラ11の回転は第3駆動源9によって行われる。なお、第1搬送ローラ2は通常時、ピックアップローラ7と同じ回転速度でシートPを第2搬送ローラ11へ搬送する方向に回転する。
【0028】
また、第1〜第3駆動源5,6,9にはステッピングモータが使用されている。なお、本実施の形態においては、第1〜第3駆動源5,6,9をそれぞれ独立としているが、特に独立した構成に限定されるものではない。
【0029】
ところで、本シート給送装置は、同図に示すように第1搬送ローラ2の下流にシート検知手段である給紙センサ3を備えている。なお、本実施の形態において、この給紙センサ3は、例えばシートPと接触することにより不図示の遮光板が不図示のフォトインタラブタを遮光することで検知位置にシートPがあることを検知する構成のものを用いている。
【0030】
そして、この給紙センサ3は第1搬送ローラ2の下流近傍でのシートの有無を検知することができるように配置されると共に、このシート検知情報をシート間隔調整手段である制御装置50に入力するようにしている。
【0031】
ここで、この制御装置50は、先行シートが通過した後、給紙センサ3からの信号を所定のタイミングでサンプリングする(取り込む)ことにより、シートPの搬送状態、例えば図2の(a)に示す先行シートP1及び次のシートである後行シートP2が正常に搬送されている状態、(b)に示す後行シートP2が突っ込んでいる状態、及び(c)に示す先行シートP1及び後行シートP2に重送が発生している状態、の3つの状態を検知することが可能となっている。
【0032】
なお、本実施の形態において、制御装置50は給紙センサ3が先行シートP1の先端を検知した後、先行シートP1の後端が給紙センサ3を抜けるタイミングT0に先行シートP1の搬送遅れ分αを加算した時点から、所定の周期t1で給紙センサ3からの信号をサンプリングするようにしている。
【0033】
ここで、シートP1,P2が正常に搬送されている状態のときは、給紙センサ3が先行シートP1の後端を検知した後、先行シートP1と後行シートP2との間隔が所定の間隔よりも狭い間隔となるようなタイミングで制御装置50がクラッチ10を作動させると、後行シートP2の先端が、後行シートP2が正常に搬送されて来る所定のタイミングT1で検知されるようになる。
【0034】
一方、図2の(b)に示すように後行シートP2の突っ込みが発生している場合には、後行シートP2の先端が、後行シートP2が正常に搬送されて来る所定のタイミングT1となるまでの間に給紙センサ3が後行シートP2の先端を検知する。また、図2の(c)に示すように重送が発生している場合には、T0+αの時点において給紙センサ3は後行シートP2を検知する。
【0035】
ここで、このように給紙センサ3による後行シートP2の検知タイミングにより、後行シートP2の突っ込み又は重送を検知した際には、制御装置50は第2駆動源5を逆転させて後行シートP2を逆送し、後行シートP2を第2搬送ローラ11により下流に搬送される先行シートP1から分離、或は離間するようにしている。
【0036】
なお、このように後行シートP2を逆送した後、周期t1でサンプリングしている給紙センサ3からの検知信号が入力されなくなると、この時点で逆送を終了するようにしている。そして、このように逆送を終了した後、所定のタイミングで第2駆動源5を正転させることにより、後行シートP2を、先行シートP1との間隔が所望する所定の間隔となるタイミングで再搬送することができる。
【0037】
なお、図3及び図4は、重送を検知して所望する所定のシート間隔に調整するまでの流れを示す図であり、図3の(a)に示すように先行シートP1に後行シートP2が重送され、これを給紙センサ3からの信号により検知すると、制御装置50は図3の(b)に示すように第2駆動源5を逆転させて後行シートP2を逆送する。
【0038】
そして、このように逆送された後行シートP2が給紙センサ3を通過し、これを給紙センサ3からの信号により検知すると、図4の(a)に示すように第2駆動源5を停止させ、この後、図4の(b)に示すように先行シートP1の後端と、後行シートP2の先端との間隔が所望する所定の間隔となるようなタイミングで第2駆動源5を駆動し、第1搬送ローラ2を再スタートする。これにより、後行シートP2は先行シートP1に対して所定の間隔を形成しながら搬送される。
【0039】
このように、給紙センサ3からの後行シート検知信号が入力されるタイミングに基づき、正逆転可能な第1搬送ローラ2を選択的に逆転させて後行シートP2を逆送させることにより、重送等が生じた場合でも、適正なシート間隔調整を行うことができる。
【0040】
ところで、実際には給紙センサ3が逆送される後行シートP1の通過を検知した後、直ちに第2駆動源5が停止する訳ではないので、第2駆動源5が停止するまで後行シートP2は逆送される。また、既述したように給紙センサ3を周期t1でサンプリングしているため、サンプリングが終了した直後に、後行シートP2が給紙センサ3を通過する場合がある。
【0041】
この場合、次のサンプリングが行われるまでは後行シートP2は検出されないので、給紙センサ3が後行シートP2の通過を検知するのは、後行シートP2の逆送速度pとすると、図5に示すように給紙センサ3の検知位置からp*t1だけ離れた位置となる。
【0042】
したがって、既述した制御を行う場合には、最大、この搬送距離p*t1と、同図に示す第2駆動源5が停止するまでに搬送される距離Lの合計分の誤差を生じることとなるが、この誤差はサンプリング周期t1を狭め、停止中の搬送距離Lを抑えることにより、小さくすることができる。
【0043】
そして、このように給紙センサ3によるシート検知誤差を小さくすることにより、後行シートP2の先端を給紙センサ3の検知位置に近づけることが可能となり、先行シートP1との間隔を正確に確保することが可能となる。
【0044】
なお、後行シートP2の先端が、後行シートP2が正常に搬送されて来るタイミングT1までの間に、逆送する後行シートP2の通過を検知できなかった場合には、これ以上後行シートP2を逆送すると、シート間隔が拡がりすぎるので、これを防ぐよう機器を停止する、もしくは逆送を中止して後行シートP2の正常搬送に移る、もしくは搬送タイミングを変更し、後行シートP2の後端通過を検知できたタイミングで正常搬送を再開する等の選択肢が考えられる。
【0045】
なお、本実施の形態のように、後行シートP2を所望する所定のシート間隔よりも狭い間隔で送り出した後、後行シートP2を停止させ、或は重送等が生じた場合には後行シートP2を逆送するように構成することにより、給紙センサ3として高い検知精度を有するものを使用する必要なくなるので、コストを下げることができる。
【0046】
なお、図6は、本実施の形態に係るシート間隔調整制御の一例を示すフローチャートであり、同図に示すように、給紙が開始され、T0+αが経過すると(S101,S102)、まず後行シートP2が正常に搬送されて来る所定のタイミングT1となるまで周期t1毎に給紙センサ3のサンプリングを行う(S103,S110)。
【0047】
次に、所定のタイミングT1となるまでの間に給紙センサ3が後行シートP2の先端通過を検知すると(S111のY)、第2搬送ローラ11を逆転して逆送を開始する(S112)。なお、この後、T1が経過すると、第2搬送ローラ11を正転させる(S113のY,S104,S105)。
【0048】
また、T1が経過するまでに、逆送する後行シートP2の先端通過を検知できなかった場合には、これ以上後行シートP2を逆送すると、シート間隔が拡がりすぎるので、これを防ぐよう機器を停止する(S113,S114,S115)。
【0049】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0050】
図7は、本実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図である。なお、同図において、図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0051】
同図において、102はピックアップローラ7によりピックアップされたシートをくり出す搬送手段である第1搬送ローラ、101は第1搬送ローラ102に当接するように配置されると共にカセット8に戻す方向に回転する一方、第1搬送ローラ102の回転に連れ回りするように構成された逆送手段であるリタードローラ、104はリタードローラ101の回転方向を制御するためのトルクリミッタである。
【0052】
ここで、この第1搬送ローラ102の回転はピックアッローラ7と同じ第1駆動源6、同じクラッチ10によって行われる。また、リタードローラ101は、ピックアッローラ7、第1搬送ローラ102と同じ第1駆動源6により行われ、本実施の形態においては、第2搬送ローラ11も第1搬送ローラ102及びピックアッローラ7と同様、第1駆動源6により駆動される。なお、このように構成することにより、駆動系部品点数を削減することができ、コストの削減が可能となる。
【0053】
また、本実施の形態において、リタードローラ101は、第1搬送ローラ102がクラッチ10を介して第1駆動源6により駆動されている際にはトルクリミツタ104のリミットを超えるためシート搬送方向に連れ回り、第1搬送ローラ102が駆動されていない場合には、後行シートP2の突っ込み、或は重送を防止するために逆転方向に回転する構成になっている。
【0054】
そして、このような構成のシート給送装置では、シート給送動作が開始されると、まずピックアップローラ7が下降し、シートP上に押し当てられる。そして、この状態でピックアップローラ7が回転することにより、シートPは第1搬送ローラ102まで送り出される。
【0055】
次に、このようにピックアップローラ7により第1搬送ローラ102まで送り出されたシートPは、第2搬送ローラ11に搬送され、この後、不図示の画像形成部に搬送される。
【0056】
ところで、本実施の形態のように、第2搬送ローラ11を第1駆動源6により駆動するようにした場合、第2搬送ローラ11は常に正転駆動させる必要があるため、第1駆動源6を停止、或は逆転させることはできない。なお、第1駆動源6を停止、或は逆転させるようにした場合には、カセット内のシート先端からリタードローラ101と第1搬送ローラ102とのニップまでの間でシート先端がばらつく可能性がある。
【0057】
そこで、本実施の形態では、既述した第1の実施の形態と同様の方法で、給紙センサ3により重送および突っ込みを検知する一方、このように重送および突っ込みを検知した場合には、制御装置50は後行シートの搬送を開始した段階でクラッチ10をOFFとし、リタードローラ101の逆転により後行シートを逆送させるようにしている。
【0058】
その後、給紙センサ3をt3の間隔でサンプリングし、給紙センサ3がシートPを検知できなくなった際には、再びクラッチ10をONにする。この動作を、後行シートが、給紙センサ3に来る正常なタイミングT4まで繰り返すことにより、後行シートの先端をセンサ検知位置に保持することが可能である。
【0059】
そして、このように構成することにより、駆動源6を個別に停止させることができない系においても、シート間隔を所望する所定の間隔に調整することができる。
【0060】
なお、このような構成において、後行シートの正転、逆転搬送速度をp、この後行シートが反転中に搬送される距離L1とすると、図8に示すように、この後行シートは正常な紙聞から前後p*t3+L1の範囲に収まっていることが保証される。したがって、この誤差をサンプリング周期t3を狭め、停止中の搬送距離L1を抑えて小さくすることにより、後行シートP2の先端を給紙センサ3の検知位置に近づけることが可能となり、先行シートP1との間隔を正確に確保することが可能となる。
【0061】
また、図9は本実施の形態に係るシート間隔調整制御の一例を示すフローチャートである。なお、同図に示す制御の流れは、S215において、給紙センサ3が後行シートP2の先端を検知すると、第1搬送ローラ102による搬送を再開させるようにすること以外は、既述した図6と同じである。
【0062】
ところで、シートの既述した第1及び第2の実施の形態では、後行シートの先端が正常に搬送されて来るタイミングまでの間に、逆送が完了せず、以降の給紙タイミング、もしくはシート間隔が正常に調整されない可能性がある。
【0063】
そこで、このような場合には、第1の実施の形態においては、第1搬送ローラ2の正転時のシート搬送速度及び逆転時のシート搬送速度の少なくとも一方を可変とし、正転時と逆転時のシート搬送速度の比率を変えるようにする。
【0064】
例えば、シートPの長さをPL、正転方向の搬送速度をp、予定のシート間隔をKLとすると、制御装置50は逆転時の搬送速度をP*(PL)/(KL)として設定することにより、すべての逆送を後行シートの先端が正常に搬送されて来るタイミング内で終了することが可能となり、重送時においても正常なシート間隔に補正することができる。
【0065】
なお、第2の実施の形態においては、第1搬送ローラ102のシート搬送速度及びリタードローラ101の逆送速度の少なくとも一方を可変とし、シート搬送速度及びリタードローラ101の逆送速度の比率を変えるようにする。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、シート搬送手段により搬送されたシートをシート検知手段により検知すると共に、シート検知手段からシートを検知した検知信号が入力された後、次のシートを検知した検知信号が入力されるタイミングに基づき、次のシートを逆送することにより、シートに重送等が生じた場合でも、適正なシート間隔調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図。
【図2】上記シート給送装置の、(a)はシートが正常に搬送されている状態、(b)は後行シートが突っ込んでいる状態、(c)は重送が発生している状態を示す図。
【図3】上記シート給送装置の重送を検知して所望のシート間隔に調整する流れを示す第1の図。
【図4】上記シート給送装置の重送を検知して所望のシート間隔に調整する流れを示す第2の図。
【図5】上記シート給送装置のシート間隔調整の際に生じる誤差を説明する図。
【図6】上記シート給送装置のシート間隔調整制御を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るシート給送装置の構成を示す図。
【図8】上記シート給送装置のシート間隔調整の際に生じる誤差を説明する図。
【図9】上記シート給送装置のシート間隔調整制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
2 第1搬送ローラ
3 給紙センサ
7 ピックアップローラ
8 カセット
50 制御装置
101 リタードローラ
102 第1搬送ローラ
P シート
P1 先行シート
P2 後行シート

Claims (11)

  1. シート収納部に収納されたシートを送り出すシート給送手段
    前記シート給送手段により送り出されたシートを搬送する正逆転可能なシート搬送手段と、
    前記正逆転可能なシート搬送手段の下流に設けられ、該シート搬送手段により搬送されたシートを検知するシート検知手段と、
    前記シート検知手段から前記シートを検知した検知信号が入力された後、次のシートを検知した検知信号が所定のタイミングよりも早く入力された場合には、前記正逆転可能なシート搬送手段を逆転させて前記次のシートを逆送し、前記シートと次のシートの間隔を広げるように調整するシート間隔調整手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート間隔調整手段は、前記シート検知手段が前記逆送された次のシートの先端を検知すると、シートの間隔が所定の間隔となるタイミングで前記正逆転可能なシート搬送手段の正転を再開することを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  3. 前記シート検知手段の、前記逆送された次のシートの先端を検知するタイミングを所定の誤差範囲に抑えるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。
  4. 前記正逆転可能なシート搬送手段の正転時のシート搬送速度及び逆転時のシート搬送速度の少なくとも一方を可変とし、前記シート間隔調整手段は、前記正逆転可能なシート搬送手段の逆転で前記シートと次のシートの間隔の調整ができない場合には、前記正転時と逆転時のシート搬送速度の比率を変えるようにすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  5. 前記シート間隔調整手段は、前記シートの搬送方向長さと、前記正逆転可能なシート搬送手段の正転時のシート搬送速度と、前記シートと次のシートの所定の間隔に基づいて前記逆転時のシート搬送速度を決定することを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  6. シート収納部に収納されたシートを送り出すシート給送手段
    前記シート給送手段により送り出されたシートを搬送するシート搬送手段
    前記シート給送手段により送り出されたシートを前記シート収納部に戻す方向に回転する一方、該シート搬送手段の回転に連れ回りするように構成された逆送手段と、
    前記シート搬送手段の下流に設けられ、該シート搬送手段により搬送されたシートを検知するシート検知手段と、
    前記シート検知手段から前記シートを検知した検知信号が入力された後、次のシートを検知した検知信号が所定のタイミングよりも早く入力された場合には前記シート搬送手段の回転を停止すると共に前記逆送手段により前記次のシートを逆送し、前記シートと次のシートの間隔を広げるように調整するシート間隔調整手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  7. 前記シート間隔調整手段は、前記シート検知手段が前記逆送された次のシートの先端を検知すると、前記シート搬送手段の回転を再開することを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  8. 前記シート検知手段の、前記逆送された次のシートの先端を検知するタイミングを所定の誤差範囲に抑えるようにしたことを特徴とする請求項6又は7記載のシート給送装置。
  9. 前記シート搬送手段のシート搬送速度及び前記逆送手段の逆送速度の少なくとも一方を可変とし、前記シート間隔調整手段は、前記逆送手段による逆送により前記シートと次のシートの間隔の調整ができない場合には、前記シート搬送手段のシート搬送速度及び前記逆送手段の逆送速度の比率を変えるようにすることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  10. 前記シート間隔調整手段は、前記シートの搬送方向長さと、前記シート搬送手段のシート搬送速度と、前記シートと次のシートの所定の間隔に基づいて前記逆送手段の逆送速度を決定することを特徴とする請求項記載のシート給送装置。
  11. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する前記請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート給送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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