JP4046037B2 - 引き出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車室内のインストルメントパネルなどに配置され、カップホルダや灰皿、小物入れなどとして用いられる引き出し装置に関する。
特許文献1には、ケースとホルダ本体とを備えるカップホルダが紹介されている。ホルダ本体は、ケースに対し引き出し、収容可能である。ホルダ本体は、スプリングにより、引き出し方向に常時付勢されている。したがって、ホルダ本体は、ケースから自動的に引き出される。特許文献2には、ケースと灰皿本体とを備える灰皿が紹介されている。この灰皿も特許文献1記載のカップホルダ同様に、灰皿本体が引き出し方向に常時付勢されている。特許文献3には、ケースとホルダ本体とを備えるカップホルダが紹介されている。このカップホルダも特許文献1記載のカップホルダ同様に、ホルダ本体が引き出し方向に常時付勢されている。
実開平7−27943号公報 実開平5−56602号公報 特開平7−291013号公報
上記文献記載のカップホルダあるいは灰皿の場合、ホルダ本体あるいは灰皿本体が、引き出し方向に常時付勢されている。このため、ホルダ本体あるいは灰皿本体をケース内に収容する場合、操作者は、付勢力に打ち勝つだけの操作力を、収容する間継続的にホルダ本体あるいは灰皿本体に加え続ける必要がある。このため、上記文献記載のカップホルダあるいは灰皿は、操作性が悪い。
また、付勢力は常時引き出し方向に作用している。このため、収容状態を維持するのに、別部材が必要となる。例えば、特許文献1のカップホルダの場合、ロック爪によりホルダ本体を係止して、収容状態を維持している。また、特許文献2の灰皿および特許文献3のカップホルダの場合、ハートカムにより灰皿本体あるいはホルダ本体を係止して、収容状態を維持している。このように、上記文献記載のカップホルダあるいは灰皿は、部品点数が多く構造が複雑である。
本発明の引き出し装置は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、引き出し部材を引き出し方向および収容方向の双方向に付勢可能な引き出し装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため本発明の引き出し装置は、パネルに埋設されたケースと、該ケースに対して引き出し、収容可能な引き出し部材と、を備えてなる引き出し装置であって、さらに、前記引き出し部材が収容方向に押圧されることによって加えられた操作力を正方向と逆方向とに切り替えて出力可能なスイッチ部材と、該スイッチ部材の出力を受け前記引き出し部材を引き出し方向と収容方向とに切り替えて付勢可能な付勢方向切り替え部材と、を持ち、前記スイッチ部材は、正方向用入力部と、逆方向用入力部と、を備え、前記操作力が該正方向用入力部に入力されると正方向に揺動し、前記操作力が該逆方向用入力部に入力されると逆方向に揺動する揺動スイッチであり、前記付勢方向切り替え部材は、前記操作力によって前記揺動スイッチが所定量揺動するまでは付勢力を蓄積し、かつ該揺動スイッチが所定量を越えて揺動したときに付勢方向を反転させて蓄積した該付勢力を解放するターンオーバースプリングであり、前記ターンオーバースプリングは、前記揺動スイッチが正方向に所定量を越えて揺動したときは前記引き出し部材を引き出し方向に付勢し、該揺動スイッチが逆方向に所定量を越えて揺動したときは該引き出し部材を収容方向に付勢することを特徴とする。
(2)好ましくは、さらに、前記引き出し部材を駆動する駆動ギアを備え、前記操作力によって前記揺動スイッチが正方向に所定量を越えて揺動したときは、前記ターンオーバースプリングが該駆動ギアを正方向に付勢することにより、該駆動ギアが前記引き出し部材を前記ケースから引き出し、前記操作力によって前記揺動スイッチが逆方向に所定量を越えて揺動したときは、前記ターンオーバースプリングが該駆動ギアを逆方向に付勢することにより、該駆動ギアが該引き出し部材を該ケース内に収容する構成とする方がよい。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記駆動ギアは弧状ガイド溝を有し、
前記ターンオーバースプリングの一端が前記弧状ガイド溝に貫通されるとともに前記揺動スイッチのスプリング係止孔に挿入され、該ターンオーバースプリングの他端が前記ケースのスプリング揺動孔に挿入されて、該ターンオーバースプリングは該他端を中心に揺動可能であり、前記揺動スイッチが揺動することで前記ターンオーバースプリングの前記一端が前記弧状ガイド溝内を揺動し、付勢方向を反転させた該ターンオーバースプリングの該一端が該弧状ガイド溝の端部に当接することで該ターンオーバースプリングが前記駆動ギアを付勢する構成とする方がよい。
本発明の引き出し装置によると、引き出し部材を収容方向に押圧するという簡単な操作のみによって、引き出し部材を引き出し方向および収容方向の双方向に、切り替えて付勢することができる。このため、操作性が良い。また、付勢方向切り替え部材により、引き出し状態および収容状態を、それぞれ維持することができる。このため、前記特許文献1、2、3に記載されているロック爪、ハートカムのような別部材は不要である。したがって、部品点数が少なく構造が簡単である。また、付勢方向切り替え部材としてターンオーバースプリングを用いているので、比較的安価かつ簡単に付勢方向切り替え部材を配置することができる。さらに、スイッチ部材として揺動スイッチを用いているので、ターンオーバースプリングの付勢方向を比較的簡単に正逆反転させることができる。
以下、本発明の引き出し装置を車両用の引き出し式のカップホルダとして具現化した実施の形態について説明する。
まず、本実施形態のカップホルダの構成について説明する。図1に、本実施形態のカップホルダの分解図を示す。図2に、同カップホルダの引き出し状態における上方透過図を示す。図3に、同カップホルダの引き出し状態における側方透過図を示す。なお、図2、図3には、ケースを省略して示す。
図に示すように、カップホルダ1は、ケース2とホルダ本体3と揺動スイッチ4と駆動ギア5とターンオーバースプリング6とギア群7とを備えている。カップホルダ1は、本発明の引き出し装置に含まれる。また、ホルダ本体3は、本発明の引き出し部材に含まれる。
ケース2は、樹脂製であって、車室内方向および上方に開口する直方体箱状を呈している。ケース2は、インストルメントパネル8に埋設されている。インストルメントパネルは、本発明のパネルに含まれる。ケース2の底壁内面からは、駆動ギア揺動突起20と第一ギア揺動軸21と第二ギア揺動軸22とが、所定間隔ごとに離間して突設されている。また、ケース2の底壁内面の車室外方向端には、スプリング揺動孔23が穿設されている。また、ケース2の車室外方向端壁には、出力突起収容孔24が穿設されている。
ホルダ本体3は、カップ胴支持部30とカップ底支持部31と従動部32とを備えている。カップ胴支持部30は、樹脂製であって、下方に開口する直方体箱状を呈している。カップ胴支持部30は、前記ケース2に対して、車室内−車室外方向に、引き出し、収容可能に配置されている。カップ胴支持部30の上底壁には、円形の支持孔300が開設されている。また、上底壁内面からは、支持片301が突設されている。支持片301には、底支持部揺動孔302が穿設されている。支持片301は、車幅方向に所定間隔離間して、合計二つ配置されている。カップ胴支持部30の車室内方向端壁の内面からは、コイルスプリング支持突起303が突設されている。コイルスプリング支持突起303は、車幅方向に所定間隔離間して、合計二つ配置されている。一方、カップ胴支持部30の車室外方向端壁の外面からは、逆方向用出力突起304が突設されている。逆方向用出力突起304は、後述する収容状態において、前記ケース2の出力突起収容孔24に収容される。
カップ底支持部31は、樹脂製であって、車室外方向に向かって開口するC字状を呈している。カップ底支持部31の互いに対向するC字端からは、それぞれ底支持部揺動軸310が突設されている。底支持部揺動軸310は、前記底支持部揺動孔302に挿入されている。すなわち、カップ底支持部31は、底支持部揺動軸310を中心に、揺動可能である。図3に一点鎖線で示すように、引き出し状態においては、カップ胴支持部30から下方にカップ底支持部31が展開されている。そして、カップ底支持部31と支持孔300とにより、紙コップ9などのカップが支持される。
従動部32は、樹脂製であって、車室内方向に向かって開口するC字状を呈している。従動部32は、カップ胴支持部30内に収容されている。従動部32の一対のC字端には、突起収容孔320が穿設されている。突起収容孔320には、コイルスプリング321が環装された前記コイルスプリング支持突起303が、挿入されている。言い換えると、コイルスプリング321は、カップ胴支持部30内面と従動部32外面との間に介装されている。従動部32の車幅方向両壁内面には、一対のラック322が形成されている。ラック322は、車室内−車室外方向に延在している。
駆動ギア5は、樹脂製であって、ギア本体50とガイド部51と駆動ギア揺動孔52とを備えている。ギア本体50は扇状を呈している。ガイド部51は、駆動ギア揺動孔52を中心に、ギア本体50と対向している。ガイド部51には、弧状ガイド溝510が形成されている。駆動ギア揺動孔52には、前記ケース2の駆動ギア揺動突起20が挿入されている。すなわち、駆動ギア5は、駆動ギア揺動突起20を中心に、揺動可能である。なお、ギア本体50および弧状ガイド溝510の曲率中心と、駆動ギア揺動突起20の中心軸とは、一致している。
揺動スイッチ4は、樹脂製であって細板状を呈している。揺動スイッチ4の長手方向一端には、スイッチ揺動孔40が穿設されている。スイッチ揺動孔40には、前記駆動ギア揺動孔52を貫通した駆動ギア揺動突起20が挿入されている。すなわち、揺動スイッチ4は、駆動ギア5の上方に配置されている。また、揺動スイッチ4は、駆動ギア5同様、駆動ギア揺動軸20を中心に、揺動可能である。一方、揺動スイッチ4の長手方向他端には、スプリング係止孔41が穿設されている。また、スイッチ揺動孔40付近からは、所定角度だけ離間して、正方向用入力突起42と逆方向用入力突起43とが、上方に向かって突設されている。正方向用入力突起42は、本発明の正方向用入力部に含まれる。逆方向用入力突起43は、本発明の逆方向用入力部に含まれる。図2に示すように、引き出し状態においては、前記逆方向用出力突起304が逆方向用入力突起43に当接している。
ターンオーバースプリング6の一端60は、前記弧状ガイド溝510を下から上に貫通した後、前記スプリング係止孔41に挿入されている。一方、ターンオーバースプリング6の他端61は、前記ケース2のスプリング揺動孔23に挿入されている。すなわち、ターンオーバースプリング6は、他端61を中心に、揺動可能である。
ギア群7は、小ギア70と第一大ギア71と第二大ギア72とを備えている。小ギア70は、樹脂製であって円板状を呈している。第一大ギア71は、樹脂製であって小ギア70よりも大径の円板状を呈している。第一大ギア71は、小ギア70の上方同軸上に配置されている。また、小ギア70と第一大ギア71とは、一体に形成されている(図1においては説明の便宜のため分解して示す)。小ギア70および第一大ギア71は、前記ケース2の第一ギア揺動軸21に揺動可能に枢支されている。小ギア70は、前記駆動ギア5のギア本体50と噛合している。また、第一大ギア71は、前記一対のラック322のうち一方のラック322と噛合している。
第二大ギア72は、樹脂製であって第一大ギア71と同径の円板状を呈している。第二大ギア72は、第一大ギア71の側方に並置されている。第二大ギア72は、前記ケース2の第二ギア揺動軸22に揺動可能に枢支されている。第二大ギア72は、前記一対のラック322のうち他方(第一大ギア71と噛合していない方)のラック322と噛合している。また、第二大ギア72は、第一大ギア71と噛合している。
次に、本実施形態のカップホルダの動きについて説明する。図4に、本実施形態のカップホルダの収容状態における上方透過図を示す。なおケースは省略して示す。まず、引き出し状態から収容状態に切り替える場合の動きについて説明する。前出図2において、操作者がカップ胴支持部30の車室内方向端壁を矢印a方向に押圧すると、コイルスプリング321の付勢力に抗して、カップ胴支持部30全体が矢印a方向に移動する。このため、逆方向用出力突起304も矢印b方向に移動する。引き出し状態において、揺動スイッチ4の逆方向用入力突起43は、逆方向用出力突起304に当接している。このため、逆方向用出力突起304に押され、揺動スイッチ4は矢印c方向に揺動する。揺動スイッチ4のスプリング係止孔41には、ターンオーバースプリング6の一端60が挿入されている(前出図3参照)。このため、揺動スイッチ4とともに一端60は、弧状ガイド溝510内を矢印c方向に揺動する。ところで、ターンオーバースプリング6の付勢力は、一端60が反転線L(一端60と他端61との間隔が最小となる線)を超えるまでは、矢印c逆方向に作用する。このため、弧状ガイド溝510内において、一端60が反転線Lを超えるまでは、操作者は、ターンオーバースプリング6およびコイルスプリング321の付勢力に抗して、矢印d方向に一端60を揺動させることになる。一端60が反転線Lを超えると、ターンオーバースプリング6の付勢方向が切り替わる。すなわち、ターンオーバースプリング6の付勢力は、矢印c方向に作用するようになる。このため、操作者の操作力は不要になる。ターンオーバースプリング6の付勢力により、一端60は弧状ガイド溝510の矢印c方向端に当接する。一端60の押圧力は、弧状ガイド溝510の矢印c方向端を介して、駆動ギア5に伝達される。このため、駆動ギア5は矢印e方向に揺動する。ここで、駆動ギア5のギア本体50と小ギア70とは噛合している。したがって、小ギア70は矢印f方向に揺動する。また、第一大ギア71は小ギア70と一体に形成されている。このため、第一大ギア71は矢印g方向に揺動する。第一大ギア71と第二大ギア72とは、噛合している。したがって、第二大ギア72は、矢印h方向に揺動する。また、第一大ギア71と、従動部32の一対のラック322のうち一方のラック322とは、噛合している。並びに、第二大ギア72と、従動部32の一対のラック322のうち他方のラック322とは、噛合している。したがって、従動部32は、矢印i方向に移動する。従動部32が移動すると、ケース2(前出図1参照)の開口下縁に規制され、カップ底支持部31がカップ胴支持部30内に折り畳まれる。そして、この状態で、ホルダ本体3全体がケース2内に収容され、カップ胴支持部30の逆方向用出力突起304がケース2の出力突起収容孔24に挿入される。このようにして、引き出し状態から、図4に示す収容状態への切り替えが行われる。
次いで、収容状態から引き出し状態に切り替える場合の動きについて説明する。図4において、操作者がカップ胴支持部30の車室内方向端壁を矢印a’方向に押圧すると、コイルスプリング321の付勢力に抗して、カップ胴支持部30全体が矢印a’方向に移動する。このため、支持孔300周縁も矢印b’方向に移動する。収容状態において、揺動スイッチ4の正方向用入力突起42は、支持孔300周縁に当接している。このため、支持孔300周縁に押され、揺動スイッチ4は矢印c’方向に揺動する。すなわち、収容状態から引き出し状態への切り替えの場合は、支持孔300周縁が前記逆方向用出力突起304同様の機能を果たす。揺動スイッチ4とターンオーバースプリング6の一端60とは、弧状ガイド溝510内を矢印c’方向に揺動する。弧状ガイド溝510内において、一端60が反転線Lを超えるまでは、操作者は、ターンオーバースプリング6およびコイルスプリング321の付勢力に抗して、矢印d’方向に一端60を揺動させることになる。一端60が反転線Lを超えると、ターンオーバースプリング6の付勢方向が切り替わる。すなわち、ターンオーバースプリング6の付勢力は、矢印c’方向に作用するようになる。このため、操作者の操作力は不要になる。ターンオーバースプリング6の付勢力により、一端60は弧状ガイド溝510の矢印c’方向端に当接する。一端60の押圧力は、弧状ガイド溝510の矢印c’方向端を介して、駆動ギア5に伝達される。このため、駆動ギア5は矢印e’方向に揺動する。駆動ギア5が揺動すると、小ギア70は矢印f’方向に揺動する。また、第一大ギア71は矢印g’方向に揺動する。そして、第一大ギア71と噛合している第二大ギア72は、矢印h’方向に揺動する。このため、第一大ギア71および第二大ギア72と噛合しているラック322の作用により、従動部32は、矢印i’方向に移動する。従動部32が移動すると、ケース2(前出図1参照)の開口下縁に規制されながら、カップ底支持部31がカップ胴支持部30内から下方に展開される。このようにして、収容状態から前出図2に示す引き出し状態への切り替えが行われる。
次に、本実施形態のカップホルダの効果について説明する。本実施形態のカップホルダ1によると、ホルダ本体3を引き出し方向および収容方向の双方向に、切り替えて付勢することができる。すなわち、ターンオーバースプリング6の一端60が前出図2、図4に示す反転線Lを超えるまで操作者が操作力を加えさえすれば、その後は自動的に収容方向、あるいは引き出し方向にホルダ本体3が移動する。このため、操作性が良い。
また、本実施形態のカップホルダ1によると、引き出し状態および収容状態を、ターンオーバースプリング6の付勢力により、それぞれ維持することができる。このため、前記特許文献1、2、3に記載されているロック爪、ハートカムのような、状態維持用の別部材は不要である。したがって、部品点数が少なく構造が簡単である。
また、本実施形態のカップホルダ1によると、付勢方向切り替え部材として、ターンオーバースプリング6を用いている。このため製造コストが低い。また、本実施形態のカップホルダ1によると、スイッチ部材として揺動スイッチ4を用いている。このため、駆動ギア5に対するターンオーバースプリング6の付勢方向を比較的簡単に正逆反転させることができる。
また、本実施形態のカップホルダ1によると、カップ胴支持部30内面と従動部32外面との間に、コイルスプリング321が介装されている。このため、操作者は、操作時においてターンオーバースプリング6およびコイルスプリング321の付勢力に抗して、ターンオーバースプリング6の付勢方向を正逆反転させる必要がある。したがって、本実施形態のカップホルダ1によると、誤作動のおそれが小さい。また、収容状態および引き出し状態の状態維持性が高い。また、本実施形態のカップホルダ1によると、操作時に、カップ底支持部31が自動的に折り畳まれ、あるいは展開される。この点においても、操作性が良い。
また、本実施形態のカップホルダ1によると、引き出し方向切り替えの場合、支持孔300周縁が、収容方向切り替えの場合における逆方向用出力突起304と同様の機能を果たす。このため、別途正方向用出力突起を配置する必要がない。したがって、この点においても部品点数が少なくて済む。
以上、本発明の収容装置の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定される訳ではない。当業者が行いうる種々の変形的、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明をカップホルダとして具現化した。しかしながら、灰皿、小物入れなどとして具現化してもよい。また、上記実施形態においては、ラック322をホルダ本体3(移動側)に、ギア群7をケース2(固定側)に、それぞれ配置した。しかしながら、この配置は逆であってもよい。
また、固定側部材(上記実施形態の場合は揺動スイッチ4、駆動ギア5、ターンオーバースプリング6、ギア群7)は、ケース2以外の部位に配置してもよい。また、上記実施形態においては、インストルメントパネル8とケース2とを別体に作製したが、両部材は一体であってもよい。
本発明の一実施形態のカップホルダの分解図である。 同カップホルダの引き出し状態における上方透過図である。 同カップホルダの引き出し状態における側方透過図である。 同カップホルダの収容状態における上方透過図である。
符号の説明
1:カップホルダ(引き出し装置)、2:ケース、20:駆動ギア揺動突起、21:第一ギア揺動軸、22:第二ギア揺動軸、23:スプリング揺動孔、24:出力突起収容孔、3:ホルダ本体(引き出し部材)、30:カップ胴支持部、300:支持孔、301:支持片、302:底支持部揺動孔、303:コイルスプリング支持突起、304:逆方向用出力突起、31:カップ底支持部、310:底支持部揺動軸、32:従動部、320:突起収容孔、321:コイルスプリング、322:ラック、4:揺動スイッチ、40:スイッチ揺動孔、41:スプリング係止孔、42:正方向用入力突起(正方向用入力部)、43:逆方向用入力突起(逆方向用入力部)、5:駆動ギア、50:ギア本体、51:ガイド部、510:弧状ガイド溝、52:駆動ギア揺動孔、6:ターンオーバースプリング、60:一端、61:他端、7:ギア群、70:小ギア、71:第一大ギア、72:第二大ギア、8:インストルメントパネル(パネル)、9:紙コップ。

Claims (3)

  1. パネルに埋設されたケースと、該ケースに対して引き出し、収容可能な引き出し部材と、を備えてなる引き出し装置であって、
    さらに、前記引き出し部材が収容方向に押圧されることによって加えられた操作力を正方向と逆方向とに切り替えて出力可能なスイッチ部材と、該スイッチ部材の出力を受け前記引き出し部材を引き出し方向と収容方向とに切り替えて付勢可能な付勢方向切り替え部材と、を持ち、
    前記スイッチ部材は、正方向用入力部と、逆方向用入力部と、を備え、前記操作力が該正方向用入力部に入力されると正方向に揺動し、前記操作力が該逆方向用入力部に入力されると逆方向に揺動する揺動スイッチであり、
    前記付勢方向切り替え部材は、前記操作力によって前記揺動スイッチが所定量揺動するまでは付勢力を蓄積し、かつ該揺動スイッチが所定量を越えて揺動したときに付勢方向を反転させて蓄積した該付勢力を解放するターンオーバースプリングであり、
    前記ターンオーバースプリングは、前記揺動スイッチが正方向に所定量を越えて揺動したときは前記引き出し部材を引き出し方向に付勢し、該揺動スイッチが逆方向に所定量を越えて揺動したときは該引き出し部材を収容方向に付勢することを特徴とする引き出し装置。
  2. さらに、前記引き出し部材を駆動する駆動ギアを備え、
    前記操作力によって前記揺動スイッチが正方向に所定量を越えて揺動したときは、前記ターンオーバースプリングが該駆動ギアを正方向に付勢することにより、該駆動ギアが前記引き出し部材を前記ケースから引き出し、
    前記操作力によって前記揺動スイッチが逆方向に所定量を越えて揺動したときは、前記ターンオーバースプリングが該駆動ギアを逆方向に付勢することにより、該駆動ギアが該引き出し部材を該ケース内に収容する請求項1に記載の引き出し装置。
  3. 前記駆動ギアは弧状ガイド溝を有し、
    前記ターンオーバースプリングの一端が前記弧状ガイド溝に貫通されるとともに前記揺動スイッチのスプリング係止孔に挿入され、該ターンオーバースプリングの他端が前記ケースのスプリング揺動孔に挿入されて、該ターンオーバースプリングは該他端を中心に揺動可能であり、
    前記揺動スイッチが揺動することで前記ターンオーバースプリングの前記一端が前記弧状ガイド溝内を揺動し、付勢方向を反転させた該ターンオーバースプリングの該一端が該弧状ガイド溝の端部に当接することで該ターンオーバースプリングが前記駆動ギアを付勢する請求項2に記載の引き出し装置。
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