JP2009143375A - 開閉装置 - Google Patents

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Shinji Kumazawa
慎二 熊沢
Minoru Shibata
実 柴田
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Abstract

【課題】1つの押圧操作部材で蓋体の開動作と閉動作とを操作できる開閉装置を提供すること。
【解決手段】開閉装置を、蓋体3と、押圧操作部材4と、第1伝達部材1と、第2伝達部材2と、駆動手段とで構成し、第1伝達部材1と第2伝達部材2とを押圧操作部材4の移動領域内に交互に配置されるようにする。そして、押圧操作部材4が第1伝達部材1を押圧すると駆動手段が蓋体3を開動作させるとともに第2伝達部材2を押圧操作部材4の移動領域内に移動させ、押圧操作部材4が第2伝達部材2を押圧すると駆動手段が蓋体3を閉動作させるとともに第1伝達部材1を押圧操作部材4の移動領域内に移動させるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、収容空間を持つケース本体に取り付けられ、収容空間を開閉する蓋体と、蓋体を開閉するための開閉手段と、を持つ開閉装置に関する。
開閉装置は、自動車のコンソールボックス等に代表される収容装置に配設される装置である。開閉装置は、収容装置の一部を構成するケース本体の収容空間を開閉する。この種の開閉装置としては、従来より種々のものが知られている。開閉装置には、蓋体を開閉動作させるための開閉手段を設けるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に紹介されている従来の開閉装置は、蓋体と、蓋体を開閉動作させる為の開閉手段を持つ。この開閉手段は、蓋体を開操作するための押圧操作部材(開釦)と、蓋体を閉操作するための押圧操作部材(閉釦)とを持つ。開釦と閉釦とは別体である。このためこの種の開閉装置によると、ユーザーが手探りで開閉操作し難い問題があった。また、2つの押圧操作部材を設けることで、収容装置の意匠性が悪くなる問題もあった。さらに、2つの押圧操作部材を設けることで開閉装置が大型化し、開閉装置を配設するために広い空間を必要とする問題もあった。
特開2002−362237号公報
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、1つの押圧操作部材で蓋体の開動作と閉動作とを操作できる開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の開閉装置は、収容空間93を持つケース体90に取り付けられ、収容空間93を開く開位置と収容空間93を閉じる閉位置との間を移動する蓋体3と、ケース体90に対して往復移動可能に取り付けられている押圧操作部材4と、少なくとも一部が押圧操作部材4の移動領域内に配置される出位置と、全体が押圧操作部材4の移動領域外に配置される入位置と、の間を移動する第1伝達部材1および第2伝達部材2と、蓋体3と第1伝達部材1と第2伝達部材2とに接続されている駆動手段と、を持ち、駆動手段は、第1伝達部材1の出位置から入位置への移動に伴って蓋体3を閉位置から開位置に移動させるとともに第2伝達部材2を入位置から出位置に移動させ、第2伝達部材2の出位置から入位置への移動に伴って蓋体3を開位置から閉位置に移動させるとともに第1伝達部材1を入位置から出位置に移動させ、第1伝達部材1と第2伝達部材2とは、押圧操作部材4によって交互に押圧されて出位置から入位置に移動することを特徴とする。
本発明の開閉装置は、下記の構成(1)〜(4)の何れかを備えるのが好ましい。構成(1)〜(4)の複数を備えるのがさらに好ましい。
(1)上記駆動手段は、上記蓋体3に接続され、上記蓋体3を開位置に移動させる開駆動位置と、上記蓋体3を閉位置に移動させる閉駆動位置と、の間を移動する蓋駆動部材5と、ターンオーバースプリングからなり、一端が上記ケース体90に固定されるとともに他端が蓋駆動部材5にスライド可能に係合して、蓋駆動部材を開駆動位置に付勢する開付勢位置と、蓋駆動部材を閉駆動位置に付勢する閉付勢位置と、の間を移動する第1付勢部材61と、上記第1伝達部材1に接続されている第1連絡部材71と、上記第2伝達部材2に接続されている第2連絡部材72と、を持ち、第1連絡部材71は、上記第1伝達部材1が上記出位置から上記入位置に移動する際に第1付勢部材61を押圧して第1付勢部材61を閉付勢位置から開付勢位置に移動させ、第2連絡部材72は、上記第2伝達部材2が上記出位置から上記入位置に移動する際に第1付勢部材61を押圧して第1付勢部材61を開付勢位置から閉付勢位置に移動させ、第1付勢部材61は、開付勢位置から閉付勢位置に移動する際に第1連絡部材71を押圧して第1連絡部材71に接続されている上記第1伝達部材1を上記出位置に付勢し、閉付勢位置から開付勢位置に移動する際に第2連絡部材72を押圧して第2連絡部材72に接続されている上記第2伝達部材2を上記出位置に付勢する。
(2)上記駆動手段は、ターンオーバースプリングからなり一端が上記第1伝達部材1に固定され他端が上記第2伝達部材2に固定されている第2付勢部材62を持ち、上記第1連絡部材71は上記第1伝達部材1に枢支され、上記第2連絡部材72は上記第2伝達部材2に枢支され、第2付勢部材62は、上記第1伝達部材1を上記出位置に付勢するとともに上記第2伝達部材2を上記入位置に付勢する第1出付勢位置と、上記第1伝達部材1を上記入位置に付勢するとともに上記第2伝達部材2を上記出位置に付勢する第2出付勢位置と、の間を移動する。
(3)上記駆動手段は、長溝状の第1案内溝81および第2案内溝82を持つ案内部材8を持ち、上記第1伝達部材1は、上記第1連絡部材71を枢支する枢支軸とは異なる位置に形成され第1案内溝81にスライド可能に係合している第1案内ピン10を持ち、上記第2伝達部材2は、上記第2連絡部材72を枢支する枢支軸とは異なる位置に形成され第2案内溝82にスライド可能に係合している第2案内ピン20を持ち、上記第1伝達部材1と上記第2伝達部材2とは、第1案内溝81と第1案内ピン10とが係合し第2案内溝82と第2案内ピン20とが係合することで相対的に位置決めされている。
(4)上記案内部材8は上記ケース体90に枢支されている。
本発明の開閉装置は、押圧操作部材と第1伝達部材と第2伝達部材と駆動手段との協働によって、第1伝達部材と第2伝達部材とを交互に出位置に配置できる。このため1つの押圧操作部材を操作することで、第1伝達部材と第2伝達部材とを交互に押圧して出位置から入位置に移動させることができる。駆動手段は、第1伝達部材の出位置から入位置への移動に伴って、蓋体を閉位置から開位置に移動させる。また、駆動手段は、第2伝達部材の出位置から入位置への移動に伴って、蓋体を開位置から閉位置に移動させる。よって、本発明の開閉装置によると、1つの押圧操作部材で蓋体を開閉操作できる。
また、本発明の開閉装置によると、押圧操作部材の動作を第1伝達部材および第2伝達部材に信頼性高く伝達でき、蓋体を信頼性高く開閉操作できる。
例えば、第1伝達部材および第2伝達部材と押圧操作部材との間にリンク部材を介在させ、このリンク部材を押圧操作部材の移動に伴って移動させて第1伝達部材と第2伝達部材とを交互に押圧することでも、1つの押圧操作部材で蓋体を開閉操作できる。しかしこの場合には、押圧操作部材への押圧力はリンク部材を介して第1伝達部材および第2伝達部材に伝達する。このため、リンク部材、第1伝達部材および第2伝達部材が寸法精度に劣る場合や、リンク部材、第1伝達部材および第2伝達部材の形状や組付位置などによっては、押圧操作部材に加わった力を第1伝達部材および第2伝達部材に信頼性高く伝達し難い場合がある。
一方、本発明の開閉装置は蓋体を開操作するための第1伝達部材と、蓋体を閉操作するための第2伝達部材とを、押圧操作部材の移動領域内に交互に配置することで、蓋体を開閉操作する。このため、押圧操作部材に加わった力は、第1伝達部材および第2伝達部材に直接伝達する。よって、本発明の開閉装置によると、押圧操作部材に加わった力を第1伝達部材および第2伝達部材に信頼性高く伝達でき、蓋体を信頼性高く開閉操作できる。
本発明の開閉装置が上記構成(1)を備える場合には、駆動手段を簡単な構成にでき、蓋体を信頼性高く開閉操作できる開閉装置を安価に製造できる利点がある。
本発明の開閉装置が上記構成(2)を備える場合には、第1伝達部材および第2伝達部材の移動領域を小さくでき、蓋体を信頼性高く開閉操作できる開閉装置を小型化できる利点がある。
本発明の開閉装置が上記構成(3)を備える場合には、第1伝達部材および第2伝達部材を精度高く位置決めでき、蓋体をさらに信頼性高く開閉操作できる。
本発明の開閉装置が上記構成(4)を備える場合には、第1伝達部材および第2伝達部材をさらに精度高く位置決めでき、蓋体をさらに信頼性高く開閉操作できる。
以下、本発明の開閉装置を図面を基に説明する。
(実施例1)
実施例1の開閉装置は、自動車のコンソールボックスに配設されるものである。実施例1の開閉装置は、上記構成(1)〜(4)を備える。実施例1の開閉装置の主要構成部材を模式的に表す分解斜視図を図1に示す。実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図を図2〜図8に示す。以下、実施例において上、下、左、右、前、後とは図1に示す上、下、左、右、前、後を指す。また、実施例において時計回り、反時計回りとは、図1における時計回り、反時計回りを指す。
実施例1の開閉装置は、第1伝達部材1と、第2伝達部材2と、蓋体3と、押圧操作部材4と、駆動手段と、を持つ。
駆動手段は、蓋駆動部材5と、第1付勢部材61と、第2付勢部材62と、第1連絡部材71と、第2連絡部材72と、案内部材8と、を持つ。
図1に示すように、コンソールボックスはケース体90を持つ。ケース体90は上方に開口する箱状をなす。ケース体90の側壁は、内周側壁91と外周側壁92との2重構造になっている。収容空間93は内周側壁91の内側に形成されている。
実施例1の開閉装置における蓋体3は、第1蓋体31と第2蓋体32とからなる。第1蓋体31および第2蓋体32は、ケース体90の長手方向(前後方向)に延設されている。第1蓋体31は左側に配置され、第2蓋体32は右側に配置されている。第1蓋体31は、長尺板状をなす蓋本体33と、蓋本体33の長手方向の2端部に形成されている脚部35とを持つ。第2蓋体32も同様に、蓋本体34と脚部36とを持つ。第1蓋体31の脚部35および第2蓋体32の脚部36は、ケース体90に枢支されている。第1蓋体31および第2蓋体32は回動して、蓋本体33、34が収容空間93を閉じる閉位置(図2)と、蓋本体33、34が内周側壁91と外周側壁92との間に収容されて収容空間93を開く開位置(図6)との間を移動する。
第2蓋体32の2つの脚部36(第2前脚部360、第2後脚部361)の下端部はギヤ状をなす。第1蓋体31の後側の脚部35(第1後脚部351)の下端部もまたギヤ状をなす。図3に示すように、第2蓋体32の第2後脚部361と、第1蓋体31の第1後脚部351とは、2つの蓋接続ギヤ370、371を介して接続されている。また、第2蓋体32の第2後脚部361には、第1蓋体31および第2蓋体32を緩やかに回動させるためのダンパ372が接続されている。
ケース体90には、略板状の2つのベース体(上側ベース体95、下側ベース体96)が固定されている。上側ベース体95は、内周側壁91の前面上側に固定されている。下側ベース体96は、内周側壁91の前面下側に固定されている。
上側ベース体95の上部には、枠状の操作保持部950が形成されている。操作保持部950は上方に向けて開口する枠状をなす。操作保持部950の下壁には貫通孔が形成されている。押圧操作部材4は、略柱状の押圧端40と押圧端40から延びる略柱状の脚部41とを持つ。脚部41は操作保持部950に収容されている。また、脚部41の先端部分は操作保持部950の貫通孔に挿通されている。押圧操作部材4は、操作保持部950に案内されつつ、押圧端40が操作保持部950の上方に張り出す押圧開始位置(図2)と、押圧端40が操作保持部950の内部に引っ込む押圧停止位置(図5)との間を上下にスライド移動する。押圧端40の下側部分と操作保持部950との間には図略の第3付勢部材が介在している。第3付勢部材は巻きバネからなり、押圧操作部材4を押圧開始位置に付勢する。
図1に示すように、第1伝達部材1および第2伝達部材2は、それぞれ、略棹状をなす。第1伝達部材1の上側部分と第2伝達部材2の上側部分とは、後述する案内部材8に内装されている。第1伝達部材1の略中央部には、後述する第1連絡部材71に枢支される枢支軸が形成されている。第1伝達部材1の上側部分には、前方に突起する第1案内ピン10が取り付けられている。第1伝達部材1の下側部分は、右方に屈曲し、その先端部分にはターンオーバースプリングからなる第2付勢部材62の一端が固着されている。第2伝達部材2の略中央部には、後述する第2連絡部材72に枢支される枢支軸が形成されている。第2伝達部材2の上側部分には、後方に突起する第2案内ピン20が取り付けられている。第2伝達部材2の下側部分は、左方に屈曲し、その先端部分にはターンオーバースプリングからなる第2付勢部材62の他端が固着されている。第2付勢部材62は、第1伝達部材1を出位置に付勢するとともに第2伝達部材2を入位置に付勢する第1出付勢位置(図2)と、第1伝達部材1を入位置に付勢するとともに第2伝達部材2を出位置に付勢する第2出付勢位置(図6)と、の間を移動する。
案内部材8は上側ベース体95に枢支されている。図1に示すように、案内部材8は略枠状をなす。案内部材8の前壁および後壁には、それぞれ、長溝状をなす第1案内溝81および第2案内溝82が形成されている。第1案内溝81は、案内部材8の前壁および後壁の左部分に形成されている。第2案内溝82は、案内部材8の前壁および後壁の右部分に形成されている。第1案内溝81は、一端部が上方に延び他端部が左方に延びる略L字状をなす。第2案内溝82は第1案内溝81と線対称な略L字状をなす。案内部材8の前壁に形成されている第1案内溝81には、第1伝達部材1の第1案内ピン10が挿入されている。第1案内ピン10は、第1案内溝81にスライド可能に係合している。案内部材8の後壁に形成されている第2案内溝82には、第2伝達部材2の第2案内ピン20が挿入されている。第2案内ピン20は、第2案内溝82にスライド可能に係合している。また、案内部材8の左壁と右壁とには、それぞれ、上方に延びる案内ストッパ83が形成されている。
図1に示すように、第1連絡部材71と第2連絡部材72とは、それぞれ略腕状をなす。第1連絡部材71の上端右側部分と第2連絡部材72の上端左側部分とは、上側ベース体95に枢支されている。図2に示すように、第1連絡部材71の左上部分には、第1伝達部材1が枢支されている。第1連絡部材71の下部分は右方に湾曲している。第2連絡部材72の右上部分には、第2伝達部材2が枢支されている。第2連絡部材72の下部分は左方に湾曲している。第1連絡部材71の湾曲端面(第1押圧面710)と第2連絡部材72の湾曲端面(第2押圧面720)とは、互いに対向しつつ離間している。
蓋駆動部材5は、扇状をなすギヤ部50と、扇状をなす入力部51とを持つ。入力部51とギヤ部50とは同軸的に一体化され、下側ベース体96に枢支されている。ギヤ部50は第2蓋体32の第2前脚部360の下端部と噛合する。ギヤ部50には、弧状をなす駆動ガイド溝500が形成されている。駆動ガイド溝500には、ケース体90の内周側壁91に形成されている突起状のストッパ52が挿通されている。入力部51には直線状に延びる長溝510が形成されている。
蓋駆動部材5は、枢支軸を中心として、駆動ガイド溝500の一端壁がストッパ52と係合する開駆動位置(図6)と、駆動ガイド溝500の他端壁がストッパ52と係合する閉駆動位置(図2)との間を回動する。また、蓋駆動部材5が回動する際の長溝510の軌跡は、第1連絡部材71が回動する際の第1押圧面710の軌跡、および、第2連絡部材72が回動する際の第2押圧面720の軌跡と交叉し、一部で交わっている。
入力部51の長溝510には、ターンオーバースプリングからなる第1付勢部材61の一端(スライド端部610)が挿通されている。スライド端部610の先端は、長溝510の前側に露出している。第1付勢部材61の他端(回動端部611)は内周側壁91に枢支されている。第1付勢部材61は、回動端部611を中心に、蓋駆動部材5を開駆動位置に付勢する開付勢位置(図6)と、蓋駆動部材5を閉駆動位置に付勢する閉付勢位置(図2)と、の間を移動する。スライド端部610は、第1連絡部材71の第1押圧面710と第2連絡部材72の第2押圧面720との間に配置されている。
実施例1の開閉装置は、以下のように動作する。
(1.蓋体の開操作)
図2に示すように、第1蓋体31および第2蓋体32が閉位置に配置され、押圧操作部材4が押圧開始位置に配置されている時には、第1伝達部材1は出位置に配置され、第2伝達部材2は入位置に配置されている。第1伝達部材1の下側先端部分は、第2伝達部材2の下側先端部分よりも上方に配置されている。また、蓋駆動部材5は閉駆動位置に配置され、第1付勢部材61は閉付勢位置に配置され、第2付勢部材62は第1出付勢位置に配置されている。
このとき、押圧操作部材4を下方に押圧すると、図4に示すように、押圧操作部材4の移動領域内に配置されている第1伝達部材1が押圧操作部材4に押圧される。すると、第1伝達部材1は、枢支軸を中心として時計回りに回動しつつ、下方に移動する。このとき、第1伝達部材1の移動方向は、第1案内ピン10と第1案内溝81とによって案内される。
このとき第2伝達部材2は、押圧操作部材4の移動領域外に配置されているため、押圧操作部材4に押圧されない。このため、第1伝達部材1の下側先端部分と第2伝達部材2の下側先端部分とが近づき、第2付勢部材62が圧縮して付勢力を蓄積する。
第1伝達部材1が下方に移動すると、第1伝達部材1に押圧された第1連絡部材71が枢支軸を中心として反時計回りに回動する。このとき、第1連絡部材71の第1押圧面710は、第1付勢部材61のスライド端部610を右方に押圧する。スライド端部610は、蓋駆動部材5(入力部51)の長溝510を右方にスライドする。このため、第1付勢部材61は圧縮して付勢力を蓄積する。
押圧操作部材4を図4に示す位置よりもさらに下方に押圧すると、図5に示すように、第1伝達部材1は、枢支軸を中心としてさらに時計回りに回動しつつ、下方に移動する。第1伝達部材1の下側先端部分と第2伝達部材2の下側先端部分との距離が所定以下になると、第2付勢部材62は第2出付勢位置に向けて反時計回りに揺動し付勢力を放出する。第2付勢部材62に付勢された第1伝達部材1は、下側先端部分を下方に向ける。また、第2付勢部材62に付勢された第2伝達部材2は、下側先端部分を上方に向ける。第1伝達部材1の第1案内ピン10は第1案内溝81にスライド可能に係合し、第2伝達部材2の第2案内ピン20は第2案内溝82にスライド可能に係合している。このため、第1伝達部材1と第2伝達部材2とは、案内部材8によって相対的に位置決めされつつ移動する。なお、案内部材8は枢支軸を中心に回動して、第1伝達部材1と第2伝達部材2との位置ズレを吸収する。
第1伝達部材1が下方に移動すると、第1伝達部材1に押圧された第1連絡部材71は、枢支軸を中心として反時計回りにさらに回動する。第1連絡部材71の第1押圧面710は、第1付勢部材61のスライド端部610をさらに右方に押圧する。スライド端部610は、第2連絡部材72の第2押圧面720を右方に押圧する。このため、第2連絡部材72は枢支軸を中心に反時計回りに回動する。すると、第2伝達部材2の枢支軸が上方に移動し、第2伝達部材2は上動する。
スライド端部610が所定位置よりも右方に移動すると、第1付勢部材61は開付勢位置に向けて時計回りに回動し、付勢力を放出する。第1付勢部材61に付勢された蓋駆動部材5は、枢支軸を中心として反時計回りに回動する。蓋駆動部材5のギヤ部50は、第2蓋体32の第2前脚部360と噛合している。このため、蓋駆動部材5が反時計回りに回動すると、第2蓋体32が時計回りに回動する。また、図3に示すように、第1蓋体31の第1後脚部351は、2つの蓋接続ギヤ370、371を介して第2蓋体32の第2後脚部361と接続されている。このため、第2蓋体32が時計回りに回動すると、第1蓋体31が反時計回りに回動する。したがって、第1蓋体31および第2蓋体32は、閉位置から開位置に向けて移動する。
第1付勢部材61に付勢された蓋駆動部材5は、図6に示すように、駆動ガイド溝500の端壁がストッパ52と係合すると、回動を停止する。このとき蓋駆動部材5は開駆動位置に配置される。そして、第1蓋体31および第2蓋体32は、開位置に配置され、収容空間93を開く。第1付勢部材61と第2付勢部材62とに付勢された第2伝達部材2は、出位置に配置される。押圧操作部材4に押圧され、第2付勢部材62に付勢された第1伝達部材1は、入位置に配置される。押圧操作部材4は、第3付勢部材に付勢されて、押圧開始位置に移動する。第1伝達部材1の下側先端部分は、第2伝達部材2の下側先端部分よりも下方に配置される。
(2.蓋体の閉操作)
図6に示すように、第1蓋体31および第2蓋体32が開位置に配置され、押圧操作部材4が押圧開始位置に配置されている時に、押圧操作部材4を下方に押圧すると、図7に示すように、押圧操作部材4の移動領域内に配置されている第2伝達部材2が、押圧操作部材4に押圧される。第2伝達部材2は、枢支軸を中心として反時計回りに回動しつつ、下方に移動する。このため、第2伝達部材2の下側先端部分と第1伝達部材1の下側先端部分とが近づき、第2付勢部材62が圧縮して付勢力を蓄積する。
第2伝達部材2が下方に移動すると、第2伝達部材2に押圧された第2連絡部材72が枢支軸を中心として時計回りに回動する。このとき、第2連絡部材72の第2押圧面720は、第1付勢部材61のスライド端部610を左方に押圧する。したがって、スライド端部610は蓋駆動部材5の長溝510を左方にスライドし、第1付勢部材61は圧縮して付勢力を蓄積する。
押圧操作部材4を図7に示す位置よりもさらに下方に押圧すると、図8に示すように、第2伝達部材2はさらに反時計回りに回動しつつ、下方に移動する。第2伝達部材2の下側先端部分と第1伝達部材1の下側先端部分との距離が所定以下になると、第2付勢部材62は第1出付勢位置に向けて時計回りに揺動し付勢力を放出する。第2付勢部材62に付勢された第2伝達部材2は、下側先端部分を下方に向ける。第2付勢部材62に付勢された第1伝達部材1は、下側先端部分を上方に向ける。そして、第1伝達部材1と第2伝達部材2とは、案内部材8によって相対的に位置決めされつつ移動する。
第2伝達部材2が下方に移動すると、第2伝達部材2に押圧された第2連絡部材72はさらに時計回りに回動する。このため、第2連絡部材72の第2押圧面720は、第1付勢部材61のスライド端部610をさらに左方に押圧する。スライド端部610は、第1連絡部材71の第1押圧面710を左方に押圧する。このため、第1連絡部材71は枢支軸を中心に時計回りに回動し、第1伝達部材1は上動する。
スライド端部610が所定位置よりも左方に移動すると、第1付勢部材61は閉付勢位置に向けて時計回りに回動し、付勢力を放出する。第1付勢部材61に付勢された蓋駆動部材5は、枢支軸を中心として時計回りに回動する。このため、第2蓋体32は反時計回りに回動し、第1蓋体31は時計回りに回動する。したがって、第1蓋体31および第2蓋体32は、開位置から閉位置に向けて移動する。
駆動ガイド溝500の端壁がストッパ52と係合すると、蓋駆動部材5の回動が停止する。このとき蓋駆動部材5は閉駆動位置に配置される。そして、第1蓋体31および第2蓋体32は、閉位置に配置され、収容空間93を閉じる。第1付勢部材61と第2付勢部材62とに付勢された第1伝達部材1は、出位置に配置される。押圧操作部材4に押圧され、第2付勢部材62に付勢された第2伝達部材2は、入位置に配置される。押圧操作部材4は、第3付勢部材(図略)に付勢されて、押圧開始位置に移動する。第2伝達部材2の下側先端部分は、第1伝達部材1の下側先端部分よりも下方に配置される(図2)。
実施例1の開閉装置は、押圧操作部材4と第1伝達部材1と第2伝達部材2と駆動手段との協働によって、第1伝達部材1と第2伝達部材2とを交互に出位置に配置できる。詳しくは、駆動手段は、第1伝達部材1の出位置から入位置への移動に伴って、蓋体3を閉位置から開位置に移動させ、かつ、第2伝達部材2を入位置から出位置に移動させる。また、駆動手段は、第2伝達部材2の出位置から入位置への移動に伴って、蓋体3を開位置から閉位置に移動させ、かつ、第1伝達部材1を入位置から出位置に移動させる。このため1つの押圧操作部材4によって、第1伝達部材1と第2伝達部材2とを交互に押圧して出位置から入位置に移動させ、蓋体3を開閉操作できる。よって、実施例1の開閉装置によると、1つの押圧操作部材4で蓋体3を開閉操作できる。
また、実施例1の開閉装置では、第1伝達部材1と第2伝達部材2とを押圧操作部材4の移動領域内に交互に配置する。したがって、押圧操作部材4は第1伝達部材1と第2伝達部材2とを直接押圧する。したがって、押圧操作部材4に加わった力は、第1伝達部材1および第2伝達部材2に直接伝達する。よって、実施例1の開閉装置は蓋体3を信頼性高く開閉操作できる。
さらに、第1蓋体31および第2蓋体32は、ターンオーバースプリングからなる第1付勢部材61によって、開位置または閉位置に付勢される。そして、第1伝達部材1を入位置に向けて移動させる際には、第1付勢部材61が第2連絡部材72を介して第2伝達部材2を出位置に付勢する。第2伝達部材2を入位置に向けて移動させる際には、第1付勢部材61が第1連絡部材71を介して第1伝達部材1を出位置に付勢する。このため、実施例1の開閉装置における駆動手段は簡単な構成であり、かつ、蓋体3を信頼性高く開閉操作できる。
さらに、実施例1の開閉装置では、第1伝達部材1は第1連絡部材71に枢支され、第2伝達部材2が第2連絡部材72に枢支されている。このため、第1伝達部材1および第2伝達部材2の移動領域は小さい。よって実施例1の開閉装置は小型である。
さらに、第1伝達部材1および第2伝達部材2は、案内部材8によっても位置決めされるため、精度高く位置決めされる。さらに、案内部材8が回動して第1伝達部材1と第2伝達部材2との位置ズレを吸収するため、第1伝達部材1および第2伝達部材2はさらに精度高く位置決めされる。このため、実施例1の開閉装置は蓋体3を信頼性高く開閉操作できる。
(実施例2)
実施例2の開閉装置は、上記構成(1)を備える。実施例2の開閉装置は、第1伝達部材と第1連絡部材とが一体化されていること、第2伝達部材と第2連絡部材とが一体化されていること、第2付勢部材を持たないこと、および、案内部材を持たないこと以外は実施例1の開閉装置と同じものである。実施例2の開閉装置の動作を模式的に表す説明図を図9〜図12に示す。以下、実施例2において時計回り、反時計回りとは、図9における時計回り、反時計回りを指す。
実施例2の開閉装置は、第1蓋体31と、第2蓋体32と、押圧操作部材4と、第1伝達部材1と、第2伝達部材2と、駆動手段と、を持つ。第1蓋体31、第2蓋体32、および、押圧操作部材4は実施例1の開閉装置と同じものである。駆動手段は、蓋駆動部材5と、第1付勢部材61とを持つ。第1伝達部材1の略中央部および第2伝達部材2の略中央部は、図略のケース体に枢支されている。第1伝達部材1の下端部は、実施例1の開閉装置における第1連絡部材71と同様に、第1付勢部材61のスライド端部610に向けて延びる。第2伝達部材2の下端部は、実施例1の開閉装置における第2連絡部材72と同様に、第1付勢部材61のスライド端部610に向けて延びる。第1伝達部材1の下側端面は、第1押圧面710を構成する。第2伝達部材2の下側端面は、第2押圧面720を構成する。第1押圧面710と第2押圧面720とは、第1付勢部材61のスライド端部610を挟んで、互いに対向している。
実施例2の開閉装置は、以下のように動作する。
(1.蓋体の開操作)
図9に示すように、第1蓋体31および第2蓋体32が閉位置に配置され、押圧操作部材4が押圧開始位置に配置されている時には、第1伝達部材1は出位置に配置され、第2伝達部材2は入位置に配置されている。蓋駆動部材5は閉駆動位置に配置され、第1付勢部材61は閉付勢位置に配置されている。
このとき、押圧操作部材4を下方に押圧すると、図10に示すように、押圧操作部材4の移動領域内に配置されている第1伝達部材1が、押圧操作部材4に押圧される。すると、第1伝達部材1は、枢支軸を中心として反時計回りに回動する。
第1伝達部材1が反時計回りに回動すると、第1押圧面710が第1付勢部材61のスライド端部610を右方に押圧する。スライド端部610は、蓋駆動部材5の長溝510を右方にスライドする。このため、第1付勢部材61は圧縮して付勢力を蓄積する。
押圧操作部材4を図10に示す位置よりもさらに下方に押圧すると、第1伝達部材1は、枢支軸を中心としてさらに反時計回りに回動する。すると、第1押圧面710がスライド端部610をさらに右方に押圧する。スライド端部610は、第2伝達部材2の第2押圧面720を右方に押圧する。このため、第2伝達部材2は枢支軸を中心に反時計回りに回動する。
スライド端部610が所定位置よりも右方に移動すると、図11に示すように、第1付勢部材61は開付勢位置に向けて時計回りに回動し、付勢力を放出する。第1付勢部材61に付勢された蓋駆動部材5は反時計回りに回動し、第1蓋体31は時計回りに回動し、第2蓋体32は反時計回りに回動する。すなわち、第1蓋体31および第2蓋体32は開位置に向けて移動して収容空間を開く。第1付勢部材61に付勢された第2伝達部材2は、出位置に配置される。押圧操作部材4に押圧された第1伝達部材1は、入位置に配置される。押圧操作部材4は、第3付勢部材に付勢されて、押圧開始位置に移動する。
(2.蓋体の閉操作)
図11に示すように、第1蓋体31および第2蓋体32が開位置に配置され、押圧操作部材4が押圧開始位置に配置されている時に、押圧操作部材4を下方に押圧すると、図12に示すように、押圧操作部材4の移動領域内に配置されている第2伝達部材2が、押圧操作部材4に押圧されて時計回りに回動する。
第2伝達部材2が時計回りに回動すると、第2伝達部材2の第2押圧面720が第1付勢部材61のスライド端部610を左方に押圧する。したがって、スライド端部610は蓋駆動部材5の長溝510を左方にスライドし、第1付勢部材61は圧縮して付勢力を蓄積する。
押圧操作部材4を図12に示す位置よりもさらに下方に押圧すると、第2伝達部材2はさらに時計回りに回動する。このため、第2伝達部材2の第2押圧面720は、第1付勢部材61のスライド端部610をさらに左方に押圧する。そして、スライド端部610は第1伝達部材1の第1押圧面710を左方に押圧する。このため、第1伝達部材1は時計回りに回動する。
スライド端部610が所定位置よりも左方に移動すると、第1付勢部材61は閉付勢位置に向けて時計回りに回動し、付勢力を放出する。第1付勢部材61に付勢された蓋駆動部材5は時計回りに回動する。このため、第2蓋体32は反時計回りに回動し、第1蓋体31は時計回りに回動する。したがって、第1蓋体31および第2蓋体32は閉位置に向けて移動して収容空間93を閉じる。このとき蓋駆動部材5は閉駆動位置に配置される。第1付勢部材61に付勢された第1伝達部材1は、出位置に配置される。押圧操作部材4に押圧された第2伝達部材2は、入位置に配置される。押圧操作部材4は、第3付勢部材に付勢されて、押圧開始位置に移動する(図9)。
実施例2の開閉装置は、第1伝達部材1の一部と第2伝達部材2の一部とが駆動手段の一部を構成している。換言すると、駆動手段の一部が第1伝達部材1と第2伝達部材2とに一体化している。このような実施例2の開閉装置であっても、押圧操作部材4と第1伝達部材1と第2伝達部材2と駆動手段との協働によって、第1伝達部材1と第2伝達部材2とを交互に出位置に配置できる。このため1つの押圧操作部材4によって、第1伝達部材1と第2伝達部材2とを交互に押圧して出位置から入位置に移動させ、蓋体3を開閉操作できる。よって、実施例2の開閉装置によると、1つの押圧操作部材4で蓋体3を開閉操作できる。
実施例1〜2の開閉装置は2つの蓋体3(第1蓋体31、第2蓋体32)を持つが、本発明の開閉装置における蓋体3は1つのみであっても良い。実施例1〜2の開閉装置では、蓋体3が回動して収容空間を開閉するが、その他の方法で収容空間を開閉しても良い。例えば、蓋体3はスライド移動して収容空間を開閉しても良い。この場合には、蓋体3にラックを形成し、このラックとギヤ部50とを噛合わせればよい。
押圧操作部材4は上下動するものに限らない。例えば、押圧操作部材4として左右方向や前後方向にスライド移動するものを用いても良い。この場合には、第1伝達部材1、第2伝達部材2、および駆動手段を、押圧操作部材4の移動方向に沿って配設すれば良い。
駆動手段は、第1伝達部材1の出位置から入位置への移動に伴って蓋体3を閉位置から開位置に移動させるとともに第2伝達部材2を入位置から出位置に移動させ、かつ、第2伝達部材2の出位置から入位置への移動に伴って蓋体3を開位置から閉位置に移動させるとともに第1伝達部材1を入位置から出位置に移動させ得るものであれば良く、実施例1〜2の構造に限定されない。例えば、ラックアンドピニオン機構や複数のギヤ群によって、蓋体3、第1伝達部材1および第2伝達部材2をこのように動作させても良い。
実施例1の開閉装置の主要構成部材を模式的に表す分解斜視図である。 実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例1の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例2の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例2の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例2の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。 実施例2の開閉装置の動作を模式的に表す説明図である。
符号の説明
1:第1伝達部材 2:第2伝達部材
3:蓋体 4:押圧操作部材
5:蓋駆動部材 8:案内部材
10:第1案内ピン 20:第2案内ピン
31:第1蓋体 32:第2蓋体
61:第1付勢部材 62:第2付勢部材
71:第1連絡部材 72:第2連絡部材
81:第1案内溝 82:第2案内溝
90:ケース体 93:収容空間

Claims (5)

  1. 収容空間を持つケース体に取り付けられ、該収容空間を開く開位置と該収容空間を閉じる閉位置との間を移動する蓋体と、
    該ケース体に対して往復移動可能に取り付けられている押圧操作部材と、
    少なくとも一部が該押圧操作部材の移動領域内に配置される出位置と、全体が該押圧操作部材の移動領域外に配置される入位置と、の間を移動する第1伝達部材および第2伝達部材と、
    該蓋体と該第1伝達部材と該第2伝達部材とに接続されている駆動手段と、を持ち、
    該駆動手段は、該第1伝達部材の該出位置から該入位置への移動に伴って該蓋体を該閉位置から該開位置に移動させるとともに該第2伝達部材を該入位置から該出位置に移動させ、該第2伝達部材の該出位置から該入位置への移動に伴って該蓋体を該開位置から該閉位置に移動させるとともに該第1伝達部材を該入位置から該出位置に移動させ、
    該第1伝達部材と該第2伝達部材とは、該押圧操作部材によって交互に押圧されて該出位置から該入位置に移動することを特徴とする開閉装置。
  2. 前記駆動手段は、
    前記蓋体に接続され、前記蓋体を開位置に移動させる開駆動位置と、前記蓋体を閉位置に移動させる閉駆動位置と、の間を移動する蓋駆動部材と、
    ターンオーバースプリングからなり、一端が前記ケース体に固定されるとともに他端が該蓋駆動部材にスライド可能に係合して、該蓋駆動部材を該開駆動位置に付勢する開付勢位置と、該蓋駆動部材を該閉駆動位置に付勢する閉付勢位置と、の間を移動する第1付勢部材と、
    前記第1伝達部材に接続されている第1連絡部材と、
    前記第2伝達部材に接続されている第2連絡部材と、を持ち、
    該第1連絡部材は、前記第1伝達部材が前記出位置から前記入位置に移動する際に該第1付勢部材を押圧して該第1付勢部材を該閉付勢位置から該開付勢位置に移動させ、
    該第2連絡部材は、前記第2伝達部材が前記出位置から前記入位置に移動する際に該第1付勢部材を押圧して該第1付勢部材を該開付勢位置から該閉付勢位置に移動させ、
    該第1付勢部材は、該開付勢位置から該閉付勢位置に移動する際に該第1連絡部材を押圧して該第1連絡部材に接続されている前記第1伝達部材を前記出位置に付勢し、該閉付勢位置から該開付勢位置に移動する際に該第2連絡部材を押圧して該第2連絡部材に接続されている前記第2伝達部材を前記出位置に付勢する請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記駆動手段は、ターンオーバースプリングからなり一端が前記第1伝達部材に固定され他端が前記第2伝達部材に固定されている第2付勢部材を持ち、
    前記第1連絡部材は前記第1伝達部材に枢支され、
    前記第2連絡部材は前記第2伝達部材に枢支され、
    該第2付勢部材は、前記第1伝達部材を前記出位置に付勢するとともに前記第2伝達部材を前記入位置に付勢する第1出付勢位置と、前記第1伝達部材を前記入位置に付勢するとともに前記第2伝達部材を前記出位置に付勢する第2出付勢位置と、の間を移動する請求項2に記載の開閉装置。
  4. 前記駆動手段は、長溝状の第1案内溝および第2案内溝を持つ案内部材を持ち、
    前記第1伝達部材は、前記第1連絡部材を枢支する枢支軸とは異なる位置に形成され該第1案内溝にスライド可能に係合している第1案内ピンを持ち、
    前記第2伝達部材は、前記第2連絡部材を枢支する枢支軸とは異なる位置に形成され該第2案内溝にスライド可能に係合している第2案内ピンを持ち、
    前記第1伝達部材と前記第2伝達部材とは、該第1案内溝と該第1案内ピンとが係合し該第2案内溝と該第2案内ピンとが係合することで相対的に位置決めされている請求項2または請求項3に記載の開閉装置。
  5. 前記案内部材は前記ケース体に枢支されている請求項4に記載の開閉装置。
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