JP4033385B2 - 建設機械のカウンタウエイト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械のカウンタウエイトの技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベルのような建設機械においては、上部旋回体の前部にフロントアタッチメントが装着される一方、上部旋回体の後部には、上記フロントアタッチメントによる作業荷重とのバランスをとるためのカウンタウエイトが装着される。そして、該カウンタウエイトを上部旋回体に装着するにあたり、従来、カウンタウエイトとして必要な重量の全てを担う重量に設定された一体物のカウンタウエイトを、上部旋回体の架台フレームの後部に形成されるカウンタウエイト取付け座に、ボルトを用いて止着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、小旋回型油圧ショベルのような小型の機種では、カウンタウエイトの配設スペースも狭く、このため小サイズで高比重のカウンタウエイトが用いられることになる。しかもこのカウンタウエイトは、前述したようにカウンタウエイトとして必要な重量の全てを担うものであるから、該カウンタウエイトを架台フレームの取付け座に取付けるボルトには、かなり大きな荷重がかかることになる。而して、該大きな荷重がかかるボルトの破損を回避するために、サイズの大きなボルトを用いて高トルクで締付ける必要があって、カウンタウエイトの取付け性に劣るという問題があり、ここに本発明が解決しようとする課題があった。さらに、前記カウンタウエイトを架台フレームに取付けるにあたり、クレーン等に吊下げたカウンタウエイトを架台フレームの上方から降下させて取付け座に載置するようにしていたから、架台フレームに配置されるエンジンやポンプ等の装置機器類の下方にカウンタウエイトをまわり込ますことができず、このため、上記装置機器類の配設スペースとカウンタウエイトの配設スペースとを別々に確保する必要があって、レイアウト上制約を受けたり、上部旋回体のコンパクト化の妨げになるという解決すべき課題もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、架台フレームに配されるカウンタウエイトであって、該カウンタウエイト、架台フレームの後端部に一体的に固着されて架台フレームの一部を形成する架台ウエイト部と、該架台ウエイト部に取付けられる本体ウエイト部とで構成するにあたり、架台ウエイト部の前後幅を本体ウエイト部の前後幅よりも広く設定して架台ウエイト部の上面面積を本体ウエイト部が載置される面積よりも大きく設定していると共に、本体ウエイト部は、その後端位置が架台ウエイト部の後端位置と略一致していて架台ウエイト部上面から離間しない状態で架台ウエイト部の上面に載置されて架台ウエイト部の下面からボルトにより止着されていることを特徴とする建設機械のカウンタウエイトである。
そして、この様にすることにより、カウンタウエイトの重量の一部を架台ウエイトが担うことになって、その分、本体ウエイト部の重量が軽くなり、もって本体ウエイト部を取付けるボルトにかかる荷重を小さくし得て、ボルトサイズや締付けトルクを小さくしても、ボルトが破損してしまうような不具合を回避できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、1は油圧ショベルであって、該油圧ショベル1は、クローラ式の下部走行体2の上方に、上部旋回体3が旋回自在に支持されている。
【0006】
4は前記上部旋回体3の架台となる架台フレーム(旋回フレーム)であって、該架台フレーム4の前側中央部には、ブーム5、アーム6、バケット7等の部材装置からなるフロントアタッチメント8の基端部が取付けられる一方、該フロントアタッチメント8基端部の左方にはキャブ9が、右方には燃料タンクや作動油タンク等のタンク室10が、また後方にはエンジンやエンジン回りの装置機器類が収納されるエンジン室11がそれぞれ配されており、さらに該エンジン室11の後側には、後述するカウンタウエイト12が配されている。
【0007】
前記カウンタウエイト12は、上部旋回体3に働く荷重モーメントにバランスさせるためのものであって、後述する架台ウエイト部13と本体ウエイト部14とから構成されている。
上記架台ウエイト部13は、本実施の形態では鋳物で形成されている(比重量の高い材質であれば他の材質で形成しても良い)が、前記架台フレーム4の後端部に溶接により一体的に固着されていて、カウンタウエイト12の重量の一部を担うと共に、架台フレーム4の一部を形成している。
また、本体ウエイト部14は、カウンタウエイト12の残りの重量を担うものであって、上記架台ウエイト部13の上面13aに載置される状態で、ボルト15により架台ウエイト部13に止着されている。
【0008】
ここで、前記架台ウエイト部13の前後幅H1は、本体ウエイト部14の前後幅H2よりも広く設定されていると共に、本体ウエイト部14は、その後端位置が架台ウエイト13の後端位置と略一致する状態で架台ウエイト部13に取り付けられている。これにより、図1から明らかなように架台ウエイト上面から離間しない状態、つまり架台ウエイト部上面に対して隙間がない状態で載置したものになっていると共に、架台ウエイト部13の前側の上方スペースを、エンジンやポンプ等の装置機器類の配設スペースとして利用することができるようになっている。
【0009】
また、前記架台ウエイト部13は、その上面13aが架台フレーム4のフレーム上面4aよりも上位に位置するように取り付けられている。これにより、本体ウエイト部14が載置される架台ウエイト部上面13aの機械加工を、容易に行うことができるようになっている。さらに、架台ウエイト部13の高さ寸法は、架台フレーム4の側縁部に取付けられるフェンダ部(スカート部)16の高さ寸法と略等しくなるように設定されており、而して、油圧ショベル1の側面視において、フェンダ部16と架台ウエイト部13とが水平方向に連続した状態となるように構成されている。
【0010】
叙述の如く構成されたものにおいて、油圧ショベル1の上部旋回体3には、荷重モーメントにバランスさせるべくカウンタウエイト12が設けられるが、該カウンタウエイト12は、上部旋回体3の架台フレーム4の後端部に一体的に固着されて架台フレーム4の一部を形成する架台ウエイト部13と、該架台ウエイト部13の上面に載置される状態で架台ウエイト部13にボルト15止めされる本体ウエイト部14とから構成されている。
【0011】
この結果、カウンタウエイト12の重量の一部を架台ウエイト部13が担うことになって、その分、本体ウエイト部14の重量が軽くなり、もって本体ウエイト部14を取付けるボルト15にかかる荷重を小さくし得て、ボルト15のサイズや締付けトルクを小さくしても、ボルト15が破損してしまうような不具合を回避できる。
また、エンジン室11内の装置機器のメンテナンス等のために本体ウエイト部14を取外したいような場合、該本体ウエイト14は前述したように架台ウエイト13の分だけ軽いものであるから、取外しが容易であるという利点もある。
【0012】
さらに、架台ウエイト部上面13aには本体ウエイト部14が載置されることになるが、この場合に、架台ウエイト部13の前後幅H1は本体ウエイト部14の前後幅H2よりも広く設定されているから、架台ウエイト部13の上方スペースの一部を、エンジンやポンプ等の装置機器類の配設スペースとして利用できることになる。このように、架台ウエイト部上面13aの面積を本体ウエイト部14が載置される面積よりも大きく設定することにより、カウンタウエイト12の一部である架台ウエイト部13が装置機器の下方にまわり込んだ状態となって、上部旋回体3に装置機器や配管等を配設するときのレイアウトの自由度が大きくなると共に、上部旋回体3のコンパクト化に貢献できる。
【0013】
しかも、前記架台ウエイト部13は、その上面13aが架台フレーム4のフレーム上面4aよりも上位に位置するように取り付けられているから、本体ウエイト14が載置される架台ウエイト部上面13aの機械加工を容易に行うことができ、生産性の向上に寄与できる。また、架台ウエイト部13の高さ寸法は、架台フレーム4の側縁部に取付けられるフェンダ部16の高さ寸法と略等しくなるように設定されているため、フェンダ部16と架台ウエイト部13とが水平方向に連続する状態に見えることになって、デザイン的にも好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧ショベルの側面図である。
【図2】要部斜視図である。
【符号の説明】
4 架台フレーム
12 カウンタウエイト
13 架台ウエイト部
14 本体ウエイト部
15 ボルト
16 フェンダ部

Claims (1)

  1. 架台フレームに配されるカウンタウエイトであって、該カウンタウエイト、架台フレームの後端部に一体的に固着されて架台フレームの一部を形成する架台ウエイト部と、該架台ウエイト部に取付けられる本体ウエイト部とで構成するにあたり、架台ウエイト部の前後幅を本体ウエイト部の前後幅よりも広く設定して架台ウエイト部の上面面積を本体ウエイト部が載置される面積よりも大きく設定していると共に、本体ウエイト部は、その後端位置が架台ウエイト部の後端位置と略一致していて架台ウエイト部上面から離間しない状態で架台ウエイト部の上面に載置されて架台ウエイト部の下面からボルトにより止着されていることを特徴とする建設機械のカウンタウエイト。
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