JP4032112B2 - 差込式管継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール性が良好な差込式管継手に関するものであり、主として蛇腹管を継手本体内に差し込み、ナット部材を回転するだけで、良好なシール性と抜け止めが行える差込式管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガス等の流体を流すフレキシブル管を接続する差込式管継手としては、例えば実用新案公報第2565469号公報等にて開示されている継手が知られている。図17は上記公報にて開示されている管継手を示す断面図であり、図示するようにこの管継手は、フレキシブルになされた蛇腹管Fが挿入される接続孔2が形成されたソケット4と、このソケット4の開口端に螺合された締付け部材6と、上記締付け部材6がねじ込み初期位置に位置決めするために上記ソケット4と上記締付け部材6の両端部間に装着した略C字状の位置決め部材8と、上記ソケット4の接続孔2の内部に放射状に配置されて内周面が上記蛇腹管Fの外周面に対応して凹凸状に形成された複数のリテーナ10と、この複数のリテーナ10を内径が拡大縮小するように弾性的に保持する保持部材12を備えている。そして、上記蛇腹管Fを複数のリテーナ10間に挿入した後、位置決め部材8を外して締付け部材6をねじ込んで締め付けることにより、このリテーナ10を接続孔2の底部側へ押圧して、この蛇腹管Fをソケット4に固定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の管継手では、蛇腹管Fを接続孔2内へ挿入した後、位置決め部材8を外してから締付け部材6をソケット4に締め付けるに際して、図示しない工具を用いて、これを行なうようになっている。このため、依然として工具を用いて締め付ける作業が有り、このため、例えば蛇腹管Fを挿入した後この締付けを忘れて漏れを発生させてしまう場合があるなどの問題がある。また、位置決め部材を外す手間が有り、簡単に接続できない。更に、複数のリテーナを保持する弾性保持部材が必要で、構造が複雑である。
【0004】
そこで、本出願人は、先の出願(特願平11−316155号)において、蛇腹管を差し込むだけで簡単に接続できる差込式管継手を開示した。しかしながら、この管継手の場合には、差し込むだけで接続できる、という利点は有するが、内部にスプリング等を設けていることからやや構造が複雑化する、という改良点を有していた。
また、他の従来の管継手として、特開平5−164280号公報、特開平5−312289号公報、特開平6−58474号公報及び特開平6−58475号公報等に開示されているものも知られている。これらの各公知例に示される管継手にあっては、いずれもリング状になされてその直径が弾性的に拡縮可能になされたリングスプリングを用い、これを蛇腹管の凹部に嵌め込んでロック状態とすることにより、蛇腹管が抜け落ちて脱落することを阻止するようになっている。
【0005】
しかしながら、この場合には、上記リングスプリングは拡径された状態で管継手内へ装着する構造となっているために、拡径状態を保持するための部材が必要となり、部品点数が増大する、といった問題があった。また、本出願人は特願2001−220433にて上記問題点を解決する差込式管継手を提案したが、その後の研究により、更なる改良点が見い出された。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、蛇腹管を継手本体内に挿入してナット部材を回転するだけで確実にシールして装着することができ、しかも、構造が簡単で安全な差込式管継手を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に規定する発明は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の先端に回動自在に設けられるリング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、前記ナット部材の先端部側に摺動自在に設けられたリング状の押しスリーブと、前記押しスリーブによって押し込まれるリング状のカラー部材と、前記カラー部材により押圧された時に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、前記ナット部材の端部と前記押しスリーブの端部の内、いずれか一方の端部に押しピンを設けると共に、他方の端部には前記押しピンと接して前記ナット部材の回転により前記押しスリーブに対して前記前記継手本体の奥へ移動させる力を付与するための傾斜された押し込みテーパ面が形成されており、前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手である。
【0007】
これによれば、蛇腹管を継手本体内へ挿入した後にナット部材を回転することにより押しスリーブ及びカラー部材が押し込まれて、カラー部材の先端がリテーナ部材と当接してこれを縮径させ、このリテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部へ嵌まり込んだ状態となり、これで挿入固定が完了する。この状態で、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、リテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部に嵌まり込んでいるので、リテーナ部材を引き抜き方向へ移動させる力が付与され、この時、ナット部材に当接したリテーナ部材はこれが縮径するように力が付与されて蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入し、ナット部材を回転させるだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことが可能となる。
【0008】
この場合、例えば請求項2に規定するように、前記押しスリーブが押し込まれた時に前記押しスリーブを固定するストップリング部材が設けられる。
また、例えば請求項3に規定するように、前記押しスリーブの外周面には、該押しスリーブの回転を防止するために前記継手本体の内壁に形成されたガイド溝に嵌め込まれるガイドピンが形成される。
また、例えば請求項4に規定するように、前記ナット部材の内壁には、前記蛇腹管が挿入された時にこれと接する水密パッキンが設けられる。
【0009】
また、例えば請求項5に規定するように、前記押しピンは、前記ナット部材に設けられており、前記ナット部材の半径方向外方へ向けて突出させて設けられる。
或いは、例えば請求項6に規定するように、前記押しピンは、前記ナット部材に設けられると共に、前記ナット部材の先端面より前方へ突出させて設けられる。
【0010】
請求項7に規定する発明は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の先端にその長手方向へ移動可能に螺合されたリング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、前記ナット部材に押圧されて先端にストロークを拡大するためのストローク拡大テーパ面が形成されたリング状の押しスリーブと、一端面が前記ストローク拡大テーパ面と面接触して前記継手本体の長手方向へ摺動可能に設けられたカラー部材と、前記カラー部材により押圧された時に前記蛇腹管の中心方向へ弾性的に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手である。
また、例えば請求項8に規定するように、前記カラー部材の端部には、抜け防止テーパ面が形成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る差込式管継手の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
<第1実施例>
まず、本発明の第1実施例について説明する。
図1は本発明の第1実施例の差込式管継手を示す断面図、図2は蛇腹管を示す部分断面図、図3は継手本体を示す断面図、図4はナット部材を示す図、図5は押しスリーブを示す図、図6はカラー部材を示す半断面図、図7はC字状のストップリング部材を示す斜視図、図8はリング状のストッパ部材を示す斜視図、図9はストッパ部材を示す図、図10はリテーナ部材を示す斜視図、図11はリテーナ部材の動作を説明する図である。尚、図1において、上半分は蛇腹管を挿入して固定前の状態を示し、下半分は固定後の状態を示す。
図示するように、この差込式管継手16は、例えばステンレス鋼よりなるフレキシブルな蛇腹管Fを接続するためのものであり、図2にも示すようにこの蛇腹管Fの外周面は波山状に凹部18及び凸部20が形成され、また、接続される先端部を除いて、軟質塩化ビニールなどの軟質樹脂等よりなる被覆層22により覆われている。
【0012】
上記差込式管継手16は、図3にも示すように上記蛇腹管Fを挿入するために内壁面が段部状になされて管挿入孔24が形成された継手本体26と、図4にも示すように中心に管挿通孔28が形成されたリング状のナット部材30とにより主に構成されている。尚、図3において図3(A)は継手本体の断面図を示し、図3(B)は図3(A)中のA−A線矢視断面図を示す。また、図4において、図4(A)はナット部材の半断面図を示し、図4(B)は平面図を示す。そして、このナット部材30の挿入部30B側に、本発明の特徴とするリング状の押しスリーブ100(図5参照)、リング状のカラー部材102(図6参照)及びリテーナ部材50が順次設けられる。
上記ナット部材30は、例えば黄銅等によりリング状に形成されており、上記蛇腹管Fを挿通し得る大きさの管挿通孔28を中心に有する。このナット部材30は、例えば円柱状或いは六角柱状になされた直径の大きなヘッド部30Aと、これよりも直径が小さな挿入部30Bとよりなる。このナット部材30の基端部側の挿入部30Bは、上記継手本体24の先端に、予め嵌め込まれている。
【0013】
このナット部材30の先端側の内周面には、円形リング状の弾性体よりなる水密パッキン36がその周方向に沿って装着されており、この水密パッキン36の内側突部36Aが挿入された蛇腹管Fの被覆層22と密接してシールし、外部より管継手内に腐食水等が浸入することを防止するようになっている。
上記ナット部材30の挿入部30Bの外周面には、リング状に断面矩形の第1溝部38(図4参照)が形成されており、この第1溝部38には、図7にも示すようなリングの一部を切り欠いたようなC字状のストップリング部材40が収容されている。このストップリング部材40は、断面円形の例えばバネ鋼により成形されており、これを縮径させて圧縮された状態で上記第1溝部38内へ収容している。従って、このストップリング部材40は、この状態で拡径するように作用する。また、この第1溝部38の隣には第2溝部39が形成されており、ここに円形リング状の弾性体よりなる水密Oリング34を介在させて内部に水が浸入しないようしている。
【0014】
上記継手本体26の内壁の段部には、パッキン部材42が設けられる。このパッキン部材42は、円形リング状になされた弾性体よりなる気密パッキン42Aと、この先端側に連設されて円形リング状の弾性体よりなる耐火パッキン42Bとが固定して設けられている。尚、この耐火パッキン42Bは、弾性を有していなくてもよく、また、円形でなくても例えばC字形状でもよく、更に、設置位置は気密パッキン42Aに連設しなくてもよく、また、先端側の位置にも限定されない。
この気密パッキン42Aは、例えばNBR(ニトリルゴム)、フッ素ゴム等よりなり、また、上記耐火パッキン42Bは、例えば膨張黒鉛とNBR等のゴム材とを一体成形してなる弾性体よりなり、火災時等の高温に晒されるとこの耐火パッキン42Bの体積が膨張して内部を密閉するようになっている。そして、蛇腹管Fの挿入時に、上記両パッキン42B、42Aの内周面を弾性的に押圧しつつこの蛇腹管Fを挿入し得るようになっている。
【0015】
そして、この気密パッキン42Aの基端部と上記継手本体26の内壁の段部との間には、図8及び図9にも示すようなリング状のストッパ部材44が介在させて設けられる。図9(A)はストッパ部材の平面図を示し、図9(B)は同断面図を示す。
このストッパ部材44は、上記継手本体26側へ固定されるリング部46と、この内側にその周方向に沿って等間隔で設けられた複数の係合片48とよりなる。このリング部46の内側に蛇腹管Fを挿通するようになっており、この係合片48は、リング部46の中心方向に向かうに従って、蛇腹管Fの挿通方向へ所定の角度θ、例えば45度傾斜させて設けられており、その先端の内径は蛇腹管Fの凸部20における直径よりも小さく設定されている。
【0016】
このストッパ部材44は、例えば樹脂や金属よりなってある程度の弾性を持たせてある。従って、蛇腹管Fは、このリング状のストッパ部材44に到達すると、上記係合片48に当接しつつこれを弾性的に拡縮させながら内側を挿通して行くことになる。上記パッキン部材42を形成する耐火パッキン42Bの先端面に、これを略覆うようにしてリング状のパッキン押圧部材80を設けている。このパッキン押圧部材80は、例えば樹脂や金属材料よりなり、断面逆L字状になされて先端方向へ突出した屈曲突部82が形成されている。この屈曲突部82の長さは、後述するようにナット部材30を回転することによりカラー部材102を押し込んだ施工後の状態において、このナット部材30の先端と接した状態となるように設定するのが、シール性低下の防止の上から好ましい。
【0017】
そして、上記パッキン押圧部材80と前記カラー部材102との間にはリング状のリテーナ部材50が設置されている。このリテーナ部材50は、例えば全体を黄銅材、ステンレス鋼材等の金属によって形成してもよいし、樹脂と金属とを接合して形成してもよく、図10及び図11にも示すように、円筒体状の前方つば部52とこの一端に、一体的になされてカラー部材102の押し込み時に上記パッキン押圧部材80の端面と接することになる後方突部54とにより構成される。具体的には、上記円筒体状の前方つば部52の長さL1(図10参照)は例えば5mm程度に設定されると共に、その外径D1は上記カラー部材102の基端部側の内径と略同じか、或いはこれよりも僅かに小さく設定されており、この前方つば部52の外周面が上記カラー部材102の内壁に対して摺接してここで保持或いは支持できるようになっている。
【0018】
また、この前方つば部の内径は、上記蛇腹管Fの凸部20の外径よりも僅かに大きく設定されており、この前方つば部52内に上記蛇腹管Fを挿通できるようになっている。この前方つば部52に一体的に成形されている複数の後方突部54は、特願2001−220433にて開示した場合と異なり、無負荷時には半径方向外方へ、すなわち外側へ開くように傾斜して拡径された状態となっている。また、この後方突部54は、やや肉厚になされており、その基端部側には半径方向の内方に向けて延びる突起56が形成されている。この突起56の内径は、上記蛇腹管Fの凸部20の外径よりも大きく設定されている。そして、この後方突部54の基端部側の端面54A(図11参照)は平面状態になされて、この端面54Aが上記パッキン押圧部材80の先端側の端面と当接するようになっている。そして、各後方突部54は、上記リング状の前方つば部52を支点として半径方向へ拡縮変形できるようになっている。
【0019】
そして、上記各後方突部54の内側面には、この縮径時に上記蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込む拡開テーパ面54B(図11参照)が形成されている。そして、この各後方突部54の外面側の前方には、カラー部材102を押し込んだ時及び蛇腹管Fに引き抜き方向に力を付与した時に、上記カラー部材102に設けた後述する抜け防止テーパ面60と当接してこの各後方突部54を縮径方向、すなわちこの管継手16の中心軸方向へ弾性的に屈曲変形させる縮径テーパ面54Cが形成されている。尚、ここでこのナット部材30の端部は、リテーナ部材50を押圧した時にリテーナ部材50を縮径させる機能を有する構造ならば、抜け防止テーパ面60に限定されずにどのような形状でもよく、例えばテーパ面でなくてRを付けた曲面形状にしてもよく、或いは多段に段加工された端面にしてもよく、更には単に端部を垂直に切り落としたような直角形状の端面としてもよい。
【0020】
そして、図1に戻って、上記カラー部材102の基端部には、所定の角度で先端方向に沿ってこの軸心方向に所定の角度で傾斜する抜け防止テーパ面60(図6参照)が形成されており、挿入完了した蛇腹管Fを引き抜き方向に力を付与した時に上記リテーナ部材50の上記縮径テーパ面54Cがこの抜け防止テーパ面60に当接して後方突部54を軸心方向へ移動し得るようになっている。
また、継手本体26の中央部の内壁には、断面矩形状のストップリング収容凹部62(図3参照)が形成されている。また、押しスリーブ100の先端面には、この押し込み前において上記ストップリング収容凹部62に対向するようにテーパ面102A(図5参照)が形成される。このテーパ面102A、継手本体26の奥に行くに従って、その軸心方向へ傾斜している。そして、押しスリーブ100の押し込み前において、上記ストップリング収容凹部62とこれに対向する上記テーパ面102Aとの両者間を跨がるようにして第2ストップリング部材104が収容されている。この第2ストップリング部材104も図7に示すようにC字状に成形され、弾性的に縮径可能になされている。この第2ストップリング部材104は、ここでは弾性的に拡径された状態で収容されており、従って、常時縮径するように作用している。従って、押しスリーブ100の押し込みによって、この第2ストップリング部材104はその内側に入り込む上記テーパ面102Aによって弾性的に拡径されるようになっている。
【0021】
そして、上記押しスリーブ100の略中央部の外周面には、断面矩形のストップリング用溝部106(図5参照)が設けられており、この押しスリーブ100が奥に押し込まれて上記溝部106が上記継手本体26のストップリング収容凹部62に到った時に、上記第2ストップリング部材104が再度縮径して第2ストップリング部材104の内側半分がこの溝部106に嵌まり込むようになっている。これにより、この押しスリーブ100は、継手本体26側にロックされて固定状態となる。
そして、図5にも示すように、このリング状の押しスリーブ100の他端面には、この押しスリーブ100の中心に対して対称に一対の押し込みテーパ面108が形成されている。この押し込みテーパ面108は、この押しスリーブ100の端面を、その周方向に行くに従って、幅方向へ次第に大きく削り取ることによって傾斜面とすることにより、形成されている。この押し込みテーパ面108のスリーブ周方向への長さは、半円よりも少し短くなる程度に設定されている。
また、この押しスリーブ100の端部の外周面には、一対のガイドピン110が半径方向外方へ突出させて設けられている。
【0022】
一方、これに対応して、図4にも示すように、前記ナット部材30の挿入部30Bの先端側の外周面には、これより半径方向外方へ突出させた一対の押しピン112が設けられており、この一対の押しピン112が上記押しスリーブ100の一対の押し込みテーパ面108にそれぞれ当接し得るようになっている。この場合、上記ナット部材30の挿入部30Bの先端の外径D3は、上記押しスリーブ100の先端側の内径D4よりも僅かに小さく設定されており、この挿入部30Bの先端部が上記押しスリーブ100の先端部内に、嵌まり込むようになっている。従って、上記押しピン112の側面が上記押し込みテーパ面108と当接することになる。
【0023】
そして、図3に示すように継手本体26の内壁には、上記押しスリーブ100のガイドピン110を嵌め込むための断面矩形のガイド溝114が形成されると共にこのガイド溝114は、この継手本体26の長さ方向に一定の長さを有しており、上記押しスリーブ100が押し込まれる時に、これが回転するのを防止しつつ押し込み方向への移動を案内し得るようになっている。
また、この継手本体26の一部にはこの半径方向へ抜ける貫通孔を設け、この貫通孔に内部から外部へ気体を透過するが、固体や液体は透過しない選択透過性部材66を装着してある。尚、上記選択透過性部材66は、必ずしも継手本体26側に設ける必要はなく、ナット部材30側に貫通孔を設けたり、継手本体26とナット部材30の間に挟むようにして設けてもよい。
【0024】
この選択透過性部材66は継手内部から外部へ気体が透過するので、万が一蛇腹管Fに釘打ち等で穴が開けられてガス漏れした際、蛇腹管Fの表面とこの外面に被覆した樹脂の被覆層22との間の間隙を伝わってガスが継手内に進入し、このガスが選択透過性部材66を透過して管継手16の外部に噴出することになる。このため蛇腹管Fを配管した後、この管継手16の選択透過性部材66の部分にガス漏れ検出器を近づけることで、蛇腹管Fの穴開き不良を容易に検出することができ、未然にガス事故を防止できる。
【0025】
次に、以上のように構成された差込式管継手の使用方法について説明する。
まず、作業者は、蛇腹管Fの先端部を、ナット部材30の管挿通孔28及び継手本体26の管挿入孔24内に挿通させてこれを差し込んで行く。この時、この蛇腹管Fは、押しスリーブ100内及びカラー部材102内を順次通過して行く。そして、更に蛇腹管Fを押し込んで行くと、蛇腹管Fの先端はリング状のリテーナ部材50内を挿通し、更にパッキン部材42の内周と弾性的に接しつつ、その先端はストッパ部材44に至る。そして、更に蛇腹管Fを挿入することにより、その先端は、ストッパ部材44の複数の係合片48を弾性的に押し広げつつその中に挿通されることになり、更に、蛇腹管Fの先端は、継手本体26の縮径された部分に当接してその挿入が停止される。図1では、蛇腹管Fの先端の凸部20の1山が挿入された状態を示しており、この状態で蛇腹管Fはストッパ部材44により仮固定されて、図1中の上半分の固定前の状態となっている。尚、継手本体26の縮径段部の位置をもっと後退させれば、複数の凸部(山)が挿入されることになるが、その数は限定されない。
【0026】
この時、蛇腹管Fの凸部20が、ストッパ部材44に対して1山挿通される毎に、作業者はクリック感触を受けるので、蛇腹管Fが所定の位置まで挿入されたことが判り、従って、蛇腹管Fに挿入量を確認するためのマーキング等を施す必要がない。
この状態で、蛇腹管Fを引き抜き方向に軽く引っ張ってみて、これがストッパ部材44により仮固定されていることを確認する。
【0027】
次に、継手本体26の先端に回動可能に嵌め込まれているナット部材30を固定方向へ略半回転だけ回転させる。
すると、図1中の上半分(固定前)に示されている押しピン112は、下半分(固定後)に示されている押しピン112の位置まで略半回転することになる。この一対の押しピン112は、リング状の押しスリーブ100(図5参照)の一対の押し込みテーパ面108に当接しているので、この押しピン112の回転によってカム機構のような作用が発揮されて押しピン112は継手本体26の奥へ、上記押し込みテーパ面108の継手長さ方向の成分の長さだけ押し込まれることになる。尚、この押し込み量を変えるには、上記テーパ面108の傾斜角度を変えればよい。
【0028】
また、上記押し込み時には、押しスリーブ100の先端に位置する第2ストップリング部材104は、押しスリーブ100の押し込みに従ってこのテーパ面102Aにより弾性的に拡径され、この押しスリーブ100が完全に押し込まれた時点で、縮径してストップリング用溝部106内にその断面積の略半分が嵌まり込み、これにより継手本体26との間で固定された状態となる。
また更に、押しスリーブ100の外周に設けたガイドピン110が継手本体26のガイド溝114(図3(B)参照)に嵌まり込んでいるので、この押しスリーブ100は回転することなく、継手本体26の奥へ押し込まれることになる。
【0029】
このようにして、押しスリーブ100が押し込まれると、この先端に設置されていたカラー部材102も一体的に継手本体26の奥へ押し込まれることになる。このように、カラー部材102が押し込まれると、このカラー部材102の先端部の抜け防止テーパ面60は、図11(B)にも示すようにリテーナ部材50の縮径テーパ面54Cに当接して、この後方突起54を弾性的に中心方向へ変形させて押し込むように作用し、この結果、後方突起54は蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込んで、この部分を強固に押圧して固定することになる。また、この時、リテーナ部材50は、押し込み方向にある程度移動して、この端面54A(図11参照)がパッキン部材42を圧縮方向へ押圧することになるので、このパッキン部材42が蛇腹管Fの外周面と圧接することになり、その分、シール性を向上させることができる。これにより、蛇腹管Fが継手本体26へ拘束されるように固定されてロック状態となり、組み付け操作が完了することになる。
【0030】
また、蛇腹管Fの挿入と同時に、水密パッキン36のリング状の内側突部36Aは、蛇腹管Fの被覆層22の外周面と当接して折り曲がった状態で接しており、その水密性が保たれることになる。
ここで、蛇腹管Fに引き抜き方向に力が付与された場合には、この蛇腹管Fの凹部18に嵌まり込んでこれとロック状態になっているリテーナ部材50は、一体的に僅かな距離だけ引き抜き方向へ移動するが、すると、このリテーナ部材50の後方突部54の縮径テーパ面54Cがカラー部材102の抜け防止テーパ面60と接触しているので、この後方突部54を更に縮径方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧することになる。この結果、この後方突部54の突起56が蛇腹管Fの凹部18内に益々強固に押し付けられるので、それ以上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管Fは管継手16から抜けて脱落することはない。
【0031】
このようにして、管継手16の構造をそれ程複雑化させることなく、蛇腹管Fを管継手16内へ挿入して、その後、ナット部材30を略半回転させるだけで確実なシール性を維持しつつ装着することができる。しかも蛇腹管Fが管継手16から抜け出て脱落することも防止することができる。また、ストッパ部材44が蛇腹管Fの凸部20を1つ乗り越える毎に、操作者はクリック感を感じることができるので、挿入状態を感覚的に把握することができる。
【0032】
<第2実施例>
次に、本発明の第2実施例について説明する。
図12は本発明の第2実施例の差込式管継手を示す断面図、図13は第2実施例に用いるナット部材を示す図である。尚、図12において、上半分は蛇腹管を挿入して固定前の状態を示し、下半分は固定後の状態を示す。また、図13においては、図13(A)はナット部材の半断面図を示し、図13(B)は平面図を示す。また、ここでは図1〜図11において記載した部分と同一部分については、同一参照符号を付してその説明を省略する。
この第1実施例では、ナット部材30の押しピン112(図4参照)は、半径方向外方へ突出させて設けたが、これに対して、この第2実施例では、図12及び図13に示すようにこの押しピン112Aをナット部材30の先端面より、この前方へ突出させて一対設けている。そして、この押しピン112Aを前方へ突出させた長さ分だけ、このナット部材30の長さL5を、図4に示す第1実施例の場合よりも小さく設定している。
この場合、この押しピン112Aの先端面が、図5に示す押しスリーブ100の押し込みテーパ面108と当接することになる。この場合にも、先に説明した第1実施例と同じ作用効果を示すことができる。
尚、上記第1及び第2実施例では押しピン112、112Aをナット部材30側に設け、これに対する押し込みテーパ面108を押しスリーブ100側に設けたが、これらを互いに逆に設けてもよい。すなわちナット部材30に押し込みテーパ面108を設け、押しスリーブ100に押しピン112、112Aを設けるようにしてもよい。
【0033】
<第3実施例>
次に、本発明の第3実施例について説明する。
図14は本発明の第3実施例の要部を示す断面図、図15は第3実施例で用いる押しスリーブを示す斜視図、図16はナット部材を押し込んでいる途中における要部拡大図である。
前記第1及び第2実施例ではナット部材30は、継手本体26の先端部に、その長さ方向へは移動しないで回動自在に設けられていたが、この第3実施例では、図示するように、ナット部材30と継手本体26とはネジ部124によって螺合されており、ナット部材30を回転させることにより、これを継手本体26に対して前進、或いは後退させることができるようになっている。
【0034】
そして、このナット部材30の先端側には、押しスリーブ126とカラー部材128とが順次介設されている。そして、このカラー部材128の前方に、前述したと同じ構造のリテーナ部材50(図16参照)が配置されている。上記押しスリーブ126は、例えば金属や樹脂よりなり、図15にも示すようにC字形状に成形されており、弾性的にその直径が拡縮できるようになっている。また、この押しスリーブ126の断面は、例えばホームベース状に断面五角形になされており、その先端の内周面は、継手本体26の奥に行くに従って拡径された傾斜面となってストローク拡大テーパ面130として構成されている。また、このストローク拡大テーパ面130の隣接面は、上記テーパ面130とは反対方向へ傾斜する縮径テーパ面132として形成されている。そして、この縮径テーパ面132は、継手本体26の内壁に形成した本体側のテーパ面134と面接触しており、この押しスリーブ126が押し込まれた時に、これ自体が縮径しつつ継手本体の奥へ前進できるようになっている。
【0035】
これに対して、カラー部材128は、先の第1及び第2実施例の場合と同様にリング状に成形されている。このカラー部材128の先端面は、上記押しスリーブ126のストローク拡大テーパ面130と面接触するリング状の受け側テーパ面136が形成されると共に、その反対側の後端面には、リテーナ部材50と接触するように第1及び第2実施例の場合と同じような形状の抜け防止テーパ面60が形成されている。尚、他の構成部分については、第1実施例と同じ構造なので、その説明を省略する。
【0036】
さて、このように構成された第3実施例においては、蛇腹管Fをこのナット部材30及び継手本体26内へ挿入し(図14(A)参照)、この状態でナット部材30を数回回転させてナット部材30を継手本体26側へ押し込むことにより、図14(B)に示すように蛇腹管Fを強固に固定することができる。すなわち、ナット部材30を回転してこれを継手本体26側へ押し込むことにより、ナット部材30の端部に位置する押しスリーブ126は、継手本体26内の奥へ前進しつつ次第その直径が縮径されて行く。この途中経過は図16に示されている。そして、この押しスリーブ126の前進及びその縮径に伴って、この後端に接しているカラー部材128も継手本体26の奥へ押し込まれてリテーナ部材50を第1及び第2実施例の場合と同様に中心側へ屈曲変形させて、蛇腹管Fを固定することになる。
【0037】
この場合、押しスリーブ126のストローク拡大テーパ面130はカラー部材128の受け側テーパ面136と接しているので、上記ストローク拡大テーパ面130は、上記受け側テーパ面136を押圧するように接しつつ押しスリーブ126の縮径により受け側テーパ面136を更に奥へ押し出すように作用する。結果的に、このカラー部材128は、ナット部材30の押し込み量よりも多く、すなわちナット部材30の押し込みストローク量が拡大された状態で継手本体26の奥へ押し込まれることになる。
従って、ナット部材30を僅かな回転で押し込むことにより、この押し込みストローク量よりも大きくカラー部材128を奥へ押し込むことができ、その分、蛇腹管Fの固定時の施行性を改善することができる。
尚、上記拡実施例において、カラー部材102、128よりも奥の構成、例えばリテーナ部材50やパッキン部材42やストッパ部材44等の構成は単に一例を示したに過ぎず、これら限定されない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の差込式管継手によれば、次のような優れた作用効果を発揮することができる。
本発明によれば、蛇腹管を継手本体内へ挿入した後にナット部材を回転することにより押しスリーブ及びカラー部材が押し込まれて、カラー部材の先端がリテーナ部材と当接してこれを縮径させ、このリテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部へ嵌まり込んだ状態となり、これで挿入固定が完了する。この状態で、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、リテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部に嵌まり込んでいるので、リテーナ部材を引き抜き方向へ移動させる力が付与され、この時、ナット部材に当接したリテーナ部材はこれが縮径するように力が付与されて蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入し、ナット部材を回転させるだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の差込式管継手を示す断面図である。
【図2】蛇腹管を示す部分断面図である。
【図3】継手本体を示す断面図である。
【図4】ナット部材を示す図である。
【図5】押しスリーブを示す図である。
【図6】カラー部材を示す半断面図である。
【図7】C字状のストップリング部材を示す斜視図である。
【図8】リング状のストッパ部材を示す斜視図である。
【図9】ストッパ部材を示す図である。
【図10】リテーナ部材を示す斜視図である。
【図11】リテーナ部材の動作を説明する図である。
【図12】本発明の第2実施例の差込式管継手を示す断面図である。
【図13】第2実施例に用いるナット部材を示す図である。
【図14】本発明の第3実施例の要部を示す断面図である。
【図15】第3実施例で用いる押しスリーブを示す斜視図である。
【図16】ナット部材を押し込んでいる途中における要部拡大図である。
【図17】従来の管継手を示す断面図である。
【符号の説明】
16 差込式管継手
18 凹部
20 凸部
26 継手本体
30 ナット部材
40 第1ストップリング部材
42 パッキン部材
44 ストッパ部材
50 リテーナ部材
80 パッキン押圧部材
100 押しスリーブ
102 カラー部材
104 第2ストップリング部材
106 ストップリング用溝部
108 押し込みテーパ面
110 ガイドピン
112 押しピン
114 ガイド溝
F 蛇腹管

Claims (8)

  1. 外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、
    前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、
    前記継手本体の先端に回動自在に設けられるリング状のナット部材と、
    前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、
    前記ナット部材の先端部側に摺動自在に設けられたリング状の押しスリーブと、
    前記押しスリーブによって押し込まれるリング状のカラー部材と、
    前記カラー部材により押圧された時に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、
    前記ナット部材の端部と前記押しスリーブの端部の内、いずれか一方の端部に押しピンを設けると共に、他方の端部には前記押しピンと接して前記ナット部材の回転により前記押しスリーブに対して前記前記継手本体の奥へ移動させる力を付与するための傾斜された押し込みテーパ面が形成されており、
    前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手。
  2. 前記押しスリーブが押し込まれた時に前記押しスリーブを固定するストップリング部材が設けられることを特徴とする請求項1記載の差込式管継手。
  3. 前記押しスリーブの外周面には、該押しスリーブの回転を防止するために前記継手本体の内壁に形成されたガイド溝に嵌め込まれるガイドピンが形成されることを特徴とする請求項1または2記載の差込式管継手。
  4. 前記ナット部材の内壁には、前記蛇腹管が挿入された時にこれと接する水密パッキンが設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の差込式管継手。
  5. 前記押しピンは、前記ナット部材に設けられており、前記ナット部材の半径方向外方へ向けて突出させて設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の差込式管継手。
  6. 前記押しピンは、前記ナット部材に設けられると共に、前記ナット部材の先端面より前方へ突出させて設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の差込式管継手。
  7. 外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、
    前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、
    前記継手本体の先端にその長手方向へ移動可能に螺合されたリング状のナット部材と、
    前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、
    前記ナット部材に押圧されて先端にストロークを拡大するためのストローク拡大テーパ面が形成されたリング状の押しスリーブと、
    一端面が前記ストローク拡大テーパ面と面接触して前記継手本体の長手方向へ摺動可能に設けられたカラー部材と、
    前記カラー部材により押圧された時に前記蛇腹管の中心方向へ弾性的に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、
    前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手。
  8. 前記カラー部材の端部には、抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の差込式菅継手。
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