JP4032112B2

JP4032112B2 - Plug-in fittings

Info

Publication number: JP4032112B2
Application number: JP2001308800A
Authority: JP
Inventors: 智之南; 文隆佐藤; 靖志藤縄; 和忠五十嵐; 誠伊林; 稔藤吉; 伸哉河西
Original assignee: Hitachi Metals Ltd; Tokyo Gas Co Ltd; SANKOH CO Ltd
Current assignee: Hitachi Metals Ltd; Tokyo Gas Co Ltd; SANKOH CO Ltd
Priority date: 2001-10-04
Filing date: 2001-10-04
Publication date: 2008-01-16
Anticipated expiration: 2021-10-04
Also published as: JP2003113975A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール性が良好な差込式管継手に関するものであり、主として蛇腹管を継手本体内に差し込み、ナット部材を回転するだけで、良好なシール性と抜け止めが行える差込式管継手に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、ガス等の流体を流すフレキシブル管を接続する差込式管継手としては、例えば実用新案公報第２５６５４６９号公報等にて開示されている継手が知られている。図１７は上記公報にて開示されている管継手を示す断面図であり、図示するようにこの管継手は、フレキシブルになされた蛇腹管Ｆが挿入される接続孔２が形成されたソケット４と、このソケット４の開口端に螺合された締付け部材６と、上記締付け部材６がねじ込み初期位置に位置決めするために上記ソケット４と上記締付け部材６の両端部間に装着した略Ｃ字状の位置決め部材８と、上記ソケット４の接続孔２の内部に放射状に配置されて内周面が上記蛇腹管Ｆの外周面に対応して凹凸状に形成された複数のリテーナ１０と、この複数のリテーナ１０を内径が拡大縮小するように弾性的に保持する保持部材１２を備えている。そして、上記蛇腹管Ｆを複数のリテーナ１０間に挿入した後、位置決め部材８を外して締付け部材６をねじ込んで締め付けることにより、このリテーナ１０を接続孔２の底部側へ押圧して、この蛇腹管Ｆをソケット４に固定するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の管継手では、蛇腹管Ｆを接続孔２内へ挿入した後、位置決め部材８を外してから締付け部材６をソケット４に締め付けるに際して、図示しない工具を用いて、これを行なうようになっている。このため、依然として工具を用いて締め付ける作業が有り、このため、例えば蛇腹管Ｆを挿入した後この締付けを忘れて漏れを発生させてしまう場合があるなどの問題がある。また、位置決め部材を外す手間が有り、簡単に接続できない。更に、複数のリテーナを保持する弾性保持部材が必要で、構造が複雑である。
【０００４】
そこで、本出願人は、先の出願（特願平１１−３１６１５５号）において、蛇腹管を差し込むだけで簡単に接続できる差込式管継手を開示した。しかしながら、この管継手の場合には、差し込むだけで接続できる、という利点は有するが、内部にスプリング等を設けていることからやや構造が複雑化する、という改良点を有していた。
また、他の従来の管継手として、特開平５−１６４２８０号公報、特開平５−３１２２８９号公報、特開平６−５８４７４号公報及び特開平６−５８４７５号公報等に開示されているものも知られている。これらの各公知例に示される管継手にあっては、いずれもリング状になされてその直径が弾性的に拡縮可能になされたリングスプリングを用い、これを蛇腹管の凹部に嵌め込んでロック状態とすることにより、蛇腹管が抜け落ちて脱落することを阻止するようになっている。
【０００５】
しかしながら、この場合には、上記リングスプリングは拡径された状態で管継手内へ装着する構造となっているために、拡径状態を保持するための部材が必要となり、部品点数が増大する、といった問題があった。また、本出願人は特願２００１−２２０４３３にて上記問題点を解決する差込式管継手を提案したが、その後の研究により、更なる改良点が見い出された。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、蛇腹管を継手本体内に挿入してナット部材を回転するだけで確実にシールして装着することができ、しかも、構造が簡単で安全な差込式管継手を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１に規定する発明は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の先端に回動自在に設けられるリング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、前記ナット部材の先端部側に摺動自在に設けられたリング状の押しスリーブと、前記押しスリーブによって押し込まれるリング状のカラー部材と、前記カラー部材により押圧された時に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、前記ナット部材の端部と前記押しスリーブの端部の内、いずれか一方の端部に押しピンを設けると共に、他方の端部には前記押しピンと接して前記ナット部材の回転により前記押しスリーブに対して前記前記継手本体の奥へ移動させる力を付与するための傾斜された押し込みテーパ面が形成されており、前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手である。
【０００７】
これによれば、蛇腹管を継手本体内へ挿入した後にナット部材を回転することにより押しスリーブ及びカラー部材が押し込まれて、カラー部材の先端がリテーナ部材と当接してこれを縮径させ、このリテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部へ嵌まり込んだ状態となり、これで挿入固定が完了する。この状態で、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、リテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部に嵌まり込んでいるので、リテーナ部材を引き抜き方向へ移動させる力が付与され、この時、ナット部材に当接したリテーナ部材はこれが縮径するように力が付与されて蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入し、ナット部材を回転させるだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことが可能となる。
【０００８】
この場合、例えば請求項２に規定するように、前記押しスリーブが押し込まれた時に前記押しスリーブを固定するストップリング部材が設けられる。
また、例えば請求項３に規定するように、前記押しスリーブの外周面には、該押しスリーブの回転を防止するために前記継手本体の内壁に形成されたガイド溝に嵌め込まれるガイドピンが形成される。
また、例えば請求項４に規定するように、前記ナット部材の内壁には、前記蛇腹管が挿入された時にこれと接する水密パッキンが設けられる。
【０００９】
また、例えば請求項５に規定するように、前記押しピンは、前記ナット部材に設けられており、前記ナット部材の半径方向外方へ向けて突出させて設けられる。
或いは、例えば請求項６に規定するように、前記押しピンは、前記ナット部材に設けられると共に、前記ナット部材の先端面より前方へ突出させて設けられる。
【００１０】
請求項７に規定する発明は、外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、前記継手本体の先端にその長手方向へ移動可能に螺合されたリング状のナット部材と、前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、前記ナット部材に押圧されて先端にストロークを拡大するためのストローク拡大テーパ面が形成されたリング状の押しスリーブと、一端面が前記ストローク拡大テーパ面と面接触して前記継手本体の長手方向へ摺動可能に設けられたカラー部材と、前記カラー部材により押圧された時に前記蛇腹管の中心方向へ弾性的に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手である。
また、例えば請求項８に規定するように、前記カラー部材の端部には、抜け防止テーパ面が形成されている。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る差込式管継手の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
＜第１実施例＞
まず、本発明の第１実施例について説明する。
図１は本発明の第１実施例の差込式管継手を示す断面図、図２は蛇腹管を示す部分断面図、図３は継手本体を示す断面図、図４はナット部材を示す図、図５は押しスリーブを示す図、図６はカラー部材を示す半断面図、図７はＣ字状のストップリング部材を示す斜視図、図８はリング状のストッパ部材を示す斜視図、図９はストッパ部材を示す図、図１０はリテーナ部材を示す斜視図、図１１はリテーナ部材の動作を説明する図である。尚、図１において、上半分は蛇腹管を挿入して固定前の状態を示し、下半分は固定後の状態を示す。
図示するように、この差込式管継手１６は、例えばステンレス鋼よりなるフレキシブルな蛇腹管Ｆを接続するためのものであり、図２にも示すようにこの蛇腹管Ｆの外周面は波山状に凹部１８及び凸部２０が形成され、また、接続される先端部を除いて、軟質塩化ビニールなどの軟質樹脂等よりなる被覆層２２により覆われている。
【００１２】
上記差込式管継手１６は、図３にも示すように上記蛇腹管Ｆを挿入するために内壁面が段部状になされて管挿入孔２４が形成された継手本体２６と、図４にも示すように中心に管挿通孔２８が形成されたリング状のナット部材３０とにより主に構成されている。尚、図３において図３（Ａ）は継手本体の断面図を示し、図３（Ｂ）は図３（Ａ）中のＡ−Ａ線矢視断面図を示す。また、図４において、図４（Ａ）はナット部材の半断面図を示し、図４（Ｂ）は平面図を示す。そして、このナット部材３０の挿入部３０Ｂ側に、本発明の特徴とするリング状の押しスリーブ１００（図５参照）、リング状のカラー部材１０２（図６参照）及びリテーナ部材５０が順次設けられる。
上記ナット部材３０は、例えば黄銅等によりリング状に形成されており、上記蛇腹管Ｆを挿通し得る大きさの管挿通孔２８を中心に有する。このナット部材３０は、例えば円柱状或いは六角柱状になされた直径の大きなヘッド部３０Ａと、これよりも直径が小さな挿入部３０Ｂとよりなる。このナット部材３０の基端部側の挿入部３０Ｂは、上記継手本体２４の先端に、予め嵌め込まれている。
【００１３】
このナット部材３０の先端側の内周面には、円形リング状の弾性体よりなる水密パッキン３６がその周方向に沿って装着されており、この水密パッキン３６の内側突部３６Ａが挿入された蛇腹管Ｆの被覆層２２と密接してシールし、外部より管継手内に腐食水等が浸入することを防止するようになっている。
上記ナット部材３０の挿入部３０Ｂの外周面には、リング状に断面矩形の第１溝部３８（図４参照）が形成されており、この第１溝部３８には、図７にも示すようなリングの一部を切り欠いたようなＣ字状のストップリング部材４０が収容されている。このストップリング部材４０は、断面円形の例えばバネ鋼により成形されており、これを縮径させて圧縮された状態で上記第１溝部３８内へ収容している。従って、このストップリング部材４０は、この状態で拡径するように作用する。また、この第１溝部３８の隣には第２溝部３９が形成されており、ここに円形リング状の弾性体よりなる水密Ｏリング３４を介在させて内部に水が浸入しないようしている。
【００１４】
上記継手本体２６の内壁の段部には、パッキン部材４２が設けられる。このパッキン部材４２は、円形リング状になされた弾性体よりなる気密パッキン４２Ａと、この先端側に連設されて円形リング状の弾性体よりなる耐火パッキン４２Ｂとが固定して設けられている。尚、この耐火パッキン４２Ｂは、弾性を有していなくてもよく、また、円形でなくても例えばＣ字形状でもよく、更に、設置位置は気密パッキン４２Ａに連設しなくてもよく、また、先端側の位置にも限定されない。
この気密パッキン４２Ａは、例えばＮＢＲ（ニトリルゴム）、フッ素ゴム等よりなり、また、上記耐火パッキン４２Ｂは、例えば膨張黒鉛とＮＢＲ等のゴム材とを一体成形してなる弾性体よりなり、火災時等の高温に晒されるとこの耐火パッキン４２Ｂの体積が膨張して内部を密閉するようになっている。そして、蛇腹管Ｆの挿入時に、上記両パッキン４２Ｂ、４２Ａの内周面を弾性的に押圧しつつこの蛇腹管Ｆを挿入し得るようになっている。
【００１５】
そして、この気密パッキン４２Ａの基端部と上記継手本体２６の内壁の段部との間には、図８及び図９にも示すようなリング状のストッパ部材４４が介在させて設けられる。図９（Ａ）はストッパ部材の平面図を示し、図９（Ｂ）は同断面図を示す。
このストッパ部材４４は、上記継手本体２６側へ固定されるリング部４６と、この内側にその周方向に沿って等間隔で設けられた複数の係合片４８とよりなる。このリング部４６の内側に蛇腹管Ｆを挿通するようになっており、この係合片４８は、リング部４６の中心方向に向かうに従って、蛇腹管Ｆの挿通方向へ所定の角度θ、例えば４５度傾斜させて設けられており、その先端の内径は蛇腹管Ｆの凸部２０における直径よりも小さく設定されている。
【００１６】
このストッパ部材４４は、例えば樹脂や金属よりなってある程度の弾性を持たせてある。従って、蛇腹管Ｆは、このリング状のストッパ部材４４に到達すると、上記係合片４８に当接しつつこれを弾性的に拡縮させながら内側を挿通して行くことになる。上記パッキン部材４２を形成する耐火パッキン４２Ｂの先端面に、これを略覆うようにしてリング状のパッキン押圧部材８０を設けている。このパッキン押圧部材８０は、例えば樹脂や金属材料よりなり、断面逆Ｌ字状になされて先端方向へ突出した屈曲突部８２が形成されている。この屈曲突部８２の長さは、後述するようにナット部材３０を回転することによりカラー部材１０２を押し込んだ施工後の状態において、このナット部材３０の先端と接した状態となるように設定するのが、シール性低下の防止の上から好ましい。
【００１７】
そして、上記パッキン押圧部材８０と前記カラー部材１０２との間にはリング状のリテーナ部材５０が設置されている。このリテーナ部材５０は、例えば全体を黄銅材、ステンレス鋼材等の金属によって形成してもよいし、樹脂と金属とを接合して形成してもよく、図１０及び図１１にも示すように、円筒体状の前方つば部５２とこの一端に、一体的になされてカラー部材１０２の押し込み時に上記パッキン押圧部材８０の端面と接することになる後方突部５４とにより構成される。具体的には、上記円筒体状の前方つば部５２の長さＬ１（図１０参照）は例えば５ｍｍ程度に設定されると共に、その外径Ｄ１は上記カラー部材１０２の基端部側の内径と略同じか、或いはこれよりも僅かに小さく設定されており、この前方つば部５２の外周面が上記カラー部材１０２の内壁に対して摺接してここで保持或いは支持できるようになっている。
【００１８】
また、この前方つば部の内径は、上記蛇腹管Ｆの凸部２０の外径よりも僅かに大きく設定されており、この前方つば部５２内に上記蛇腹管Ｆを挿通できるようになっている。この前方つば部５２に一体的に成形されている複数の後方突部５４は、特願２００１−２２０４３３にて開示した場合と異なり、無負荷時には半径方向外方へ、すなわち外側へ開くように傾斜して拡径された状態となっている。また、この後方突部５４は、やや肉厚になされており、その基端部側には半径方向の内方に向けて延びる突起５６が形成されている。この突起５６の内径は、上記蛇腹管Ｆの凸部２０の外径よりも大きく設定されている。そして、この後方突部５４の基端部側の端面５４Ａ（図１１参照）は平面状態になされて、この端面５４Ａが上記パッキン押圧部材８０の先端側の端面と当接するようになっている。そして、各後方突部５４は、上記リング状の前方つば部５２を支点として半径方向へ拡縮変形できるようになっている。
【００１９】
そして、上記各後方突部５４の内側面には、この縮径時に上記蛇腹管Ｆの凹部１８に嵌まり込む拡開テーパ面５４Ｂ（図１１参照）が形成されている。そして、この各後方突部５４の外面側の前方には、カラー部材１０２を押し込んだ時及び蛇腹管Ｆに引き抜き方向に力を付与した時に、上記カラー部材１０２に設けた後述する抜け防止テーパ面６０と当接してこの各後方突部５４を縮径方向、すなわちこの管継手１６の中心軸方向へ弾性的に屈曲変形させる縮径テーパ面５４Ｃが形成されている。尚、ここでこのナット部材３０の端部は、リテーナ部材５０を押圧した時にリテーナ部材５０を縮径させる機能を有する構造ならば、抜け防止テーパ面６０に限定されずにどのような形状でもよく、例えばテーパ面でなくてＲを付けた曲面形状にしてもよく、或いは多段に段加工された端面にしてもよく、更には単に端部を垂直に切り落としたような直角形状の端面としてもよい。
【００２０】
そして、図１に戻って、上記カラー部材１０２の基端部には、所定の角度で先端方向に沿ってこの軸心方向に所定の角度で傾斜する抜け防止テーパ面６０（図６参照）が形成されており、挿入完了した蛇腹管Ｆを引き抜き方向に力を付与した時に上記リテーナ部材５０の上記縮径テーパ面５４Ｃがこの抜け防止テーパ面６０に当接して後方突部５４を軸心方向へ移動し得るようになっている。
また、継手本体２６の中央部の内壁には、断面矩形状のストップリング収容凹部６２（図３参照）が形成されている。また、押しスリーブ１００の先端面には、この押し込み前において上記ストップリング収容凹部６２に対向するようにテーパ面１０２Ａ（図５参照）が形成される。このテーパ面１０２Ａ、継手本体２６の奥に行くに従って、その軸心方向へ傾斜している。そして、押しスリーブ１００の押し込み前において、上記ストップリング収容凹部６２とこれに対向する上記テーパ面１０２Ａとの両者間を跨がるようにして第２ストップリング部材１０４が収容されている。この第２ストップリング部材１０４も図７に示すようにＣ字状に成形され、弾性的に縮径可能になされている。この第２ストップリング部材１０４は、ここでは弾性的に拡径された状態で収容されており、従って、常時縮径するように作用している。従って、押しスリーブ１００の押し込みによって、この第２ストップリング部材１０４はその内側に入り込む上記テーパ面１０２Ａによって弾性的に拡径されるようになっている。
【００２１】
そして、上記押しスリーブ１００の略中央部の外周面には、断面矩形のストップリング用溝部１０６（図５参照）が設けられており、この押しスリーブ１００が奥に押し込まれて上記溝部１０６が上記継手本体２６のストップリング収容凹部６２に到った時に、上記第２ストップリング部材１０４が再度縮径して第２ストップリング部材１０４の内側半分がこの溝部１０６に嵌まり込むようになっている。これにより、この押しスリーブ１００は、継手本体２６側にロックされて固定状態となる。
そして、図５にも示すように、このリング状の押しスリーブ１００の他端面には、この押しスリーブ１００の中心に対して対称に一対の押し込みテーパ面１０８が形成されている。この押し込みテーパ面１０８は、この押しスリーブ１００の端面を、その周方向に行くに従って、幅方向へ次第に大きく削り取ることによって傾斜面とすることにより、形成されている。この押し込みテーパ面１０８のスリーブ周方向への長さは、半円よりも少し短くなる程度に設定されている。
また、この押しスリーブ１００の端部の外周面には、一対のガイドピン１１０が半径方向外方へ突出させて設けられている。
【００２２】
一方、これに対応して、図４にも示すように、前記ナット部材３０の挿入部３０Ｂの先端側の外周面には、これより半径方向外方へ突出させた一対の押しピン１１２が設けられており、この一対の押しピン１１２が上記押しスリーブ１００の一対の押し込みテーパ面１０８にそれぞれ当接し得るようになっている。この場合、上記ナット部材３０の挿入部３０Ｂの先端の外径Ｄ３は、上記押しスリーブ１００の先端側の内径Ｄ４よりも僅かに小さく設定されており、この挿入部３０Ｂの先端部が上記押しスリーブ１００の先端部内に、嵌まり込むようになっている。従って、上記押しピン１１２の側面が上記押し込みテーパ面１０８と当接することになる。
【００２３】
そして、図３に示すように継手本体２６の内壁には、上記押しスリーブ１００のガイドピン１１０を嵌め込むための断面矩形のガイド溝１１４が形成されると共にこのガイド溝１１４は、この継手本体２６の長さ方向に一定の長さを有しており、上記押しスリーブ１００が押し込まれる時に、これが回転するのを防止しつつ押し込み方向への移動を案内し得るようになっている。
また、この継手本体２６の一部にはこの半径方向へ抜ける貫通孔を設け、この貫通孔に内部から外部へ気体を透過するが、固体や液体は透過しない選択透過性部材６６を装着してある。尚、上記選択透過性部材６６は、必ずしも継手本体２６側に設ける必要はなく、ナット部材３０側に貫通孔を設けたり、継手本体２６とナット部材３０の間に挟むようにして設けてもよい。
【００２４】
この選択透過性部材６６は継手内部から外部へ気体が透過するので、万が一蛇腹管Ｆに釘打ち等で穴が開けられてガス漏れした際、蛇腹管Ｆの表面とこの外面に被覆した樹脂の被覆層２２との間の間隙を伝わってガスが継手内に進入し、このガスが選択透過性部材６６を透過して管継手１６の外部に噴出することになる。このため蛇腹管Ｆを配管した後、この管継手１６の選択透過性部材６６の部分にガス漏れ検出器を近づけることで、蛇腹管Ｆの穴開き不良を容易に検出することができ、未然にガス事故を防止できる。
【００２５】
次に、以上のように構成された差込式管継手の使用方法について説明する。
まず、作業者は、蛇腹管Ｆの先端部を、ナット部材３０の管挿通孔２８及び継手本体２６の管挿入孔２４内に挿通させてこれを差し込んで行く。この時、この蛇腹管Ｆは、押しスリーブ１００内及びカラー部材１０２内を順次通過して行く。そして、更に蛇腹管Ｆを押し込んで行くと、蛇腹管Ｆの先端はリング状のリテーナ部材５０内を挿通し、更にパッキン部材４２の内周と弾性的に接しつつ、その先端はストッパ部材４４に至る。そして、更に蛇腹管Ｆを挿入することにより、その先端は、ストッパ部材４４の複数の係合片４８を弾性的に押し広げつつその中に挿通されることになり、更に、蛇腹管Ｆの先端は、継手本体２６の縮径された部分に当接してその挿入が停止される。図１では、蛇腹管Ｆの先端の凸部２０の１山が挿入された状態を示しており、この状態で蛇腹管Ｆはストッパ部材４４により仮固定されて、図１中の上半分の固定前の状態となっている。尚、継手本体２６の縮径段部の位置をもっと後退させれば、複数の凸部（山）が挿入されることになるが、その数は限定されない。
【００２６】
この時、蛇腹管Ｆの凸部２０が、ストッパ部材４４に対して１山挿通される毎に、作業者はクリック感触を受けるので、蛇腹管Ｆが所定の位置まで挿入されたことが判り、従って、蛇腹管Ｆに挿入量を確認するためのマーキング等を施す必要がない。
この状態で、蛇腹管Ｆを引き抜き方向に軽く引っ張ってみて、これがストッパ部材４４により仮固定されていることを確認する。
【００２７】
次に、継手本体２６の先端に回動可能に嵌め込まれているナット部材３０を固定方向へ略半回転だけ回転させる。
すると、図１中の上半分（固定前）に示されている押しピン１１２は、下半分（固定後）に示されている押しピン１１２の位置まで略半回転することになる。この一対の押しピン１１２は、リング状の押しスリーブ１００（図５参照）の一対の押し込みテーパ面１０８に当接しているので、この押しピン１１２の回転によってカム機構のような作用が発揮されて押しピン１１２は継手本体２６の奥へ、上記押し込みテーパ面１０８の継手長さ方向の成分の長さだけ押し込まれることになる。尚、この押し込み量を変えるには、上記テーパ面１０８の傾斜角度を変えればよい。
【００２８】
また、上記押し込み時には、押しスリーブ１００の先端に位置する第２ストップリング部材１０４は、押しスリーブ１００の押し込みに従ってこのテーパ面１０２Ａにより弾性的に拡径され、この押しスリーブ１００が完全に押し込まれた時点で、縮径してストップリング用溝部１０６内にその断面積の略半分が嵌まり込み、これにより継手本体２６との間で固定された状態となる。
また更に、押しスリーブ１００の外周に設けたガイドピン１１０が継手本体２６のガイド溝１１４（図３（Ｂ）参照）に嵌まり込んでいるので、この押しスリーブ１００は回転することなく、継手本体２６の奥へ押し込まれることになる。
【００２９】
このようにして、押しスリーブ１００が押し込まれると、この先端に設置されていたカラー部材１０２も一体的に継手本体２６の奥へ押し込まれることになる。このように、カラー部材１０２が押し込まれると、このカラー部材１０２の先端部の抜け防止テーパ面６０は、図１１（Ｂ）にも示すようにリテーナ部材５０の縮径テーパ面５４Ｃに当接して、この後方突起５４を弾性的に中心方向へ変形させて押し込むように作用し、この結果、後方突起５４は蛇腹管Ｆの凹部１８に嵌まり込んで、この部分を強固に押圧して固定することになる。また、この時、リテーナ部材５０は、押し込み方向にある程度移動して、この端面５４Ａ（図１１参照）がパッキン部材４２を圧縮方向へ押圧することになるので、このパッキン部材４２が蛇腹管Ｆの外周面と圧接することになり、その分、シール性を向上させることができる。これにより、蛇腹管Ｆが継手本体２６へ拘束されるように固定されてロック状態となり、組み付け操作が完了することになる。
【００３０】
また、蛇腹管Ｆの挿入と同時に、水密パッキン３６のリング状の内側突部３６Ａは、蛇腹管Ｆの被覆層２２の外周面と当接して折り曲がった状態で接しており、その水密性が保たれることになる。
ここで、蛇腹管Ｆに引き抜き方向に力が付与された場合には、この蛇腹管Ｆの凹部１８に嵌まり込んでこれとロック状態になっているリテーナ部材５０は、一体的に僅かな距離だけ引き抜き方向へ移動するが、すると、このリテーナ部材５０の後方突部５４の縮径テーパ面５４Ｃがカラー部材１０２の抜け防止テーパ面６０と接触しているので、この後方突部５４を更に縮径方向、すなわち管継手の中心軸方向へ押圧することになる。この結果、この後方突部５４の突起５６が蛇腹管Ｆの凹部１８内に益々強固に押し付けられるので、それ以上の移動がブロックされた状態となり、この蛇腹管Ｆは管継手１６から抜けて脱落することはない。
【００３１】
このようにして、管継手１６の構造をそれ程複雑化させることなく、蛇腹管Ｆを管継手１６内へ挿入して、その後、ナット部材３０を略半回転させるだけで確実なシール性を維持しつつ装着することができる。しかも蛇腹管Ｆが管継手１６から抜け出て脱落することも防止することができる。また、ストッパ部材４４が蛇腹管Ｆの凸部２０を１つ乗り越える毎に、操作者はクリック感を感じることができるので、挿入状態を感覚的に把握することができる。
【００３２】
＜第２実施例＞
次に、本発明の第２実施例について説明する。
図１２は本発明の第２実施例の差込式管継手を示す断面図、図１３は第２実施例に用いるナット部材を示す図である。尚、図１２において、上半分は蛇腹管を挿入して固定前の状態を示し、下半分は固定後の状態を示す。また、図１３においては、図１３（Ａ）はナット部材の半断面図を示し、図１３（Ｂ）は平面図を示す。また、ここでは図１〜図１１において記載した部分と同一部分については、同一参照符号を付してその説明を省略する。
この第１実施例では、ナット部材３０の押しピン１１２（図４参照）は、半径方向外方へ突出させて設けたが、これに対して、この第２実施例では、図１２及び図１３に示すようにこの押しピン１１２Ａをナット部材３０の先端面より、この前方へ突出させて一対設けている。そして、この押しピン１１２Ａを前方へ突出させた長さ分だけ、このナット部材３０の長さＬ５を、図４に示す第１実施例の場合よりも小さく設定している。
この場合、この押しピン１１２Ａの先端面が、図５に示す押しスリーブ１００の押し込みテーパ面１０８と当接することになる。この場合にも、先に説明した第１実施例と同じ作用効果を示すことができる。
尚、上記第１及び第２実施例では押しピン１１２、１１２Ａをナット部材３０側に設け、これに対する押し込みテーパ面１０８を押しスリーブ１００側に設けたが、これらを互いに逆に設けてもよい。すなわちナット部材３０に押し込みテーパ面１０８を設け、押しスリーブ１００に押しピン１１２、１１２Ａを設けるようにしてもよい。
【００３３】
＜第３実施例＞
次に、本発明の第３実施例について説明する。
図１４は本発明の第３実施例の要部を示す断面図、図１５は第３実施例で用いる押しスリーブを示す斜視図、図１６はナット部材を押し込んでいる途中における要部拡大図である。
前記第１及び第２実施例ではナット部材３０は、継手本体２６の先端部に、その長さ方向へは移動しないで回動自在に設けられていたが、この第３実施例では、図示するように、ナット部材３０と継手本体２６とはネジ部１２４によって螺合されており、ナット部材３０を回転させることにより、これを継手本体２６に対して前進、或いは後退させることができるようになっている。
【００３４】
そして、このナット部材３０の先端側には、押しスリーブ１２６とカラー部材１２８とが順次介設されている。そして、このカラー部材１２８の前方に、前述したと同じ構造のリテーナ部材５０（図１６参照）が配置されている。上記押しスリーブ１２６は、例えば金属や樹脂よりなり、図１５にも示すようにＣ字形状に成形されており、弾性的にその直径が拡縮できるようになっている。また、この押しスリーブ１２６の断面は、例えばホームベース状に断面五角形になされており、その先端の内周面は、継手本体２６の奥に行くに従って拡径された傾斜面となってストローク拡大テーパ面１３０として構成されている。また、このストローク拡大テーパ面１３０の隣接面は、上記テーパ面１３０とは反対方向へ傾斜する縮径テーパ面１３２として形成されている。そして、この縮径テーパ面１３２は、継手本体２６の内壁に形成した本体側のテーパ面１３４と面接触しており、この押しスリーブ１２６が押し込まれた時に、これ自体が縮径しつつ継手本体の奥へ前進できるようになっている。
【００３５】
これに対して、カラー部材１２８は、先の第１及び第２実施例の場合と同様にリング状に成形されている。このカラー部材１２８の先端面は、上記押しスリーブ１２６のストローク拡大テーパ面１３０と面接触するリング状の受け側テーパ面１３６が形成されると共に、その反対側の後端面には、リテーナ部材５０と接触するように第１及び第２実施例の場合と同じような形状の抜け防止テーパ面６０が形成されている。尚、他の構成部分については、第１実施例と同じ構造なので、その説明を省略する。
【００３６】
さて、このように構成された第３実施例においては、蛇腹管Ｆをこのナット部材３０及び継手本体２６内へ挿入し（図１４（Ａ）参照）、この状態でナット部材３０を数回回転させてナット部材３０を継手本体２６側へ押し込むことにより、図１４（Ｂ）に示すように蛇腹管Ｆを強固に固定することができる。すなわち、ナット部材３０を回転してこれを継手本体２６側へ押し込むことにより、ナット部材３０の端部に位置する押しスリーブ１２６は、継手本体２６内の奥へ前進しつつ次第その直径が縮径されて行く。この途中経過は図１６に示されている。そして、この押しスリーブ１２６の前進及びその縮径に伴って、この後端に接しているカラー部材１２８も継手本体２６の奥へ押し込まれてリテーナ部材５０を第１及び第２実施例の場合と同様に中心側へ屈曲変形させて、蛇腹管Ｆを固定することになる。
【００３７】
この場合、押しスリーブ１２６のストローク拡大テーパ面１３０はカラー部材１２８の受け側テーパ面１３６と接しているので、上記ストローク拡大テーパ面１３０は、上記受け側テーパ面１３６を押圧するように接しつつ押しスリーブ１２６の縮径により受け側テーパ面１３６を更に奥へ押し出すように作用する。結果的に、このカラー部材１２８は、ナット部材３０の押し込み量よりも多く、すなわちナット部材３０の押し込みストローク量が拡大された状態で継手本体２６の奥へ押し込まれることになる。
従って、ナット部材３０を僅かな回転で押し込むことにより、この押し込みストローク量よりも大きくカラー部材１２８を奥へ押し込むことができ、その分、蛇腹管Ｆの固定時の施行性を改善することができる。
尚、上記拡実施例において、カラー部材１０２、１２８よりも奥の構成、例えばリテーナ部材５０やパッキン部材４２やストッパ部材４４等の構成は単に一例を示したに過ぎず、これら限定されない。
【００３８】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の差込式管継手によれば、次のような優れた作用効果を発揮することができる。
本発明によれば、蛇腹管を継手本体内へ挿入した後にナット部材を回転することにより押しスリーブ及びカラー部材が押し込まれて、カラー部材の先端がリテーナ部材と当接してこれを縮径させ、このリテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部へ嵌まり込んだ状態となり、これで挿入固定が完了する。この状態で、蛇腹管に引き抜き方向に力を付与すると、リテーナ部材の一端部が蛇腹管の凹部に嵌まり込んでいるので、リテーナ部材を引き抜き方向へ移動させる力が付与され、この時、ナット部材に当接したリテーナ部材はこれが縮径するように力が付与されて蛇腹管の引き抜きが阻止されるように作用するので、蛇腹管を継手本体内に十分に差し込んで挿入し、ナット部材を回転させるだけで、良好なシール性を維持した状態で蛇腹管の接続を行うことができる。従って、差込式管継手の構造をそれ程複雑化させることなく蛇腹管の接続操作を簡単に且つ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例の差込式管継手を示す断面図である。
【図２】蛇腹管を示す部分断面図である。
【図３】継手本体を示す断面図である。
【図４】ナット部材を示す図である。
【図５】押しスリーブを示す図である。
【図６】カラー部材を示す半断面図である。
【図７】Ｃ字状のストップリング部材を示す斜視図である。
【図８】リング状のストッパ部材を示す斜視図である。
【図９】ストッパ部材を示す図である。
【図１０】リテーナ部材を示す斜視図である。
【図１１】リテーナ部材の動作を説明する図である。
【図１２】本発明の第２実施例の差込式管継手を示す断面図である。
【図１３】第２実施例に用いるナット部材を示す図である。
【図１４】本発明の第３実施例の要部を示す断面図である。
【図１５】第３実施例で用いる押しスリーブを示す斜視図である。
【図１６】ナット部材を押し込んでいる途中における要部拡大図である。
【図１７】従来の管継手を示す断面図である。
【符号の説明】
１６差込式管継手
１８凹部
２０凸部
２６継手本体
３０ナット部材
４０第１ストップリング部材
４２パッキン部材
４４ストッパ部材
５０リテーナ部材
８０パッキン押圧部材
１００押しスリーブ
１０２カラー部材
１０４第２ストップリング部材
１０６ストップリング用溝部
１０８押し込みテーパ面
１１０ガイドピン
１１２押しピン
１１４ガイド溝
Ｆ蛇腹管[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a plug-in pipe joint having good sealing performance, and is mainly a plug-in pipe that can provide good sealing performance and retaining by simply inserting a bellows pipe into the joint body and rotating a nut member. It relates to joints.
[0002]
[Prior art]
In general, as a plug-in type pipe joint for connecting a flexible pipe through which a fluid such as a gas flows, a joint disclosed in, for example, Utility Model Publication No. 2565469 is known. FIG. 17 is a cross-sectional view showing a pipe joint disclosed in the above-mentioned publication. As shown in the figure, this pipe joint includes a socket 4 formed with a connection hole 2 into which a flexible bellows pipe F is inserted. The tightening member 6 screwed into the open end of the socket 4 and the substantially C-shape mounted between the both ends of the socket 4 and the tightening member 6 so that the tightening member 6 is positioned at the initial screwing position. A positioning member 8; a plurality of retainers 10 which are radially arranged inside the connection hole 2 of the socket 4 and whose inner peripheral surface is formed in an uneven shape corresponding to the outer peripheral surface of the bellows tube F; A holding member 12 is provided that elastically holds the retainer 10 so that the inner diameter is enlarged and reduced. Then, after inserting the bellows tube F between the plurality of retainers 10, the positioning member 8 is removed and the tightening member 6 is screwed and tightened to press the retainer 10 toward the bottom of the connection hole 2. The tube F is fixed to the socket 4.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-described conventional pipe joint, when the bellows pipe F is inserted into the connection hole 2 and the positioning member 8 is removed and then the fastening member 6 is fastened to the socket 4, this is performed using a tool (not shown). It is like that. For this reason, there is still a work of tightening with a tool. For this reason, for example, after inserting the bellows tube F, there is a problem that the tightening may be forgotten to cause leakage. In addition, there is a trouble of removing the positioning member, and it cannot be easily connected. Furthermore, an elastic holding member for holding a plurality of retainers is required, and the structure is complicated.
[0004]
Therefore, the present applicant has disclosed a plug-in pipe joint that can be easily connected by simply inserting the bellows tube in the previous application (Japanese Patent Application No. 11-316155). However, this pipe joint has the advantage that it can be connected simply by being inserted, but has an improvement in that the structure is somewhat complicated because a spring or the like is provided inside.
Further, as other conventional pipe joints, those disclosed in JP-A-5-164280, JP-A-5-31289, JP-A-6-58474, JP-A-6-58475 and the like are also known. It has been. In the pipe joints shown in each of these known examples, all use ring springs that are ring-shaped and elastically expandable and contractible, and are fitted into the recesses of the bellows pipe to lock the pipe joints. By doing so, the bellows tube is prevented from falling off and falling off.
[0005]
However, in this case, since the ring spring has a structure to be mounted in the pipe joint in an expanded state, a member for maintaining the expanded state is required, and the number of parts increases. There was a problem. Further, the present applicant has proposed a plug-in pipe joint that solves the above problems in Japanese Patent Application No. 2001-220433, but further improvements have been found by subsequent research.
The present invention has been devised to pay attention to the above problems and to effectively solve them. An object of the present invention is to provide a plug-in pipe joint that can be securely sealed and mounted by simply inserting a bellows pipe into a joint body and rotating a nut member, and has a simple structure and is safe. Is.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The invention defined in claim 1 is an insertion-type pipe joint for connecting a bellows tube having an uneven portion whose outer peripheral surface is formed in a wavy shape, wherein a tube insertion hole for inserting the bellows tube is formed, and an inner wall surface A joint body having a stepped shape, a ring-shaped nut member that is rotatably provided at a tip of the joint body, a packing member that is provided on the stepped portion of the inner wall surface of the joint body, and the nut A ring-shaped push sleeve slidably provided on the tip end side of the member, a ring-shaped collar member pushed by the push sleeve, and the bellows tube fixed by reducing the diameter when pressed by the collar member A ring-shaped retainer member, and a push pin is provided at one of the end of the nut member and the end of the push sleeve, and the other end is in contact with the push pin. Said An inclined push taper surface is formed for applying a force to move the push sleeve to the back of the joint body by rotation of the nut member, and the collar member feeds it to the joint body. It is a plug-in type pipe joint that contacts the retainer member when it is inserted and deforms the retainer member in a reduced diameter direction.
[0007]
According to this, by inserting the bellows tube into the joint body and then rotating the nut member, the push sleeve and the collar member are pushed in, the tip of the collar member comes into contact with the retainer member, and the diameter thereof is reduced. One end portion of the retainer member is fitted in the concave portion of the bellows tube, and the insertion and fixing are completed. In this state, when a force is applied to the bellows tube in the pulling direction, one end of the retainer member is fitted in the concave portion of the bellows tube, so that a force for moving the retainer member in the pulling direction is applied. The retainer member that is in contact with the member acts so as to prevent the bellows tube from being pulled out so that the diameter of the retainer member is reduced, so that the bellows tube is fully inserted into the joint body and the nut member is inserted. By simply rotating, the bellows tube can be connected while maintaining good sealing performance. Therefore, the bellows tube can be easily and reliably connected without complicating the structure of the plug-in type pipe joint.
[0008]
In this case, for example, as defined in claim 2, a stop ring member is provided for fixing the push sleeve when the push sleeve is pushed.
For example, as defined in claim 3, a guide pin is formed on the outer peripheral surface of the push sleeve so as to be fitted into a guide groove formed on the inner wall of the joint body in order to prevent the push sleeve from rotating. The
For example, as defined in claim 4, the inner wall of the nut member is provided with a watertight packing that comes into contact with the bellows tube when the bellows tube is inserted.
[0009]
For example, as defined in claim 5, the push pin is provided on the nut member and is provided so as to protrude outward in the radial direction of the nut member.
Alternatively, for example, as defined in claim 6, the push pin is provided on the nut member and is provided so as to protrude forward from the front end surface of the nut member.
[0010]
The invention defined in claim 7 is an insertion-type pipe joint for connecting a bellows pipe having an uneven portion whose outer peripheral surface is formed in a wavy shape, wherein a tube insertion hole for inserting the bellows pipe is formed, and an inner wall surface is formed A joint body having a stepped shape, a ring-shaped nut member screwed to the tip of the joint body so as to be movable in the longitudinal direction, and a packing provided on the stepped portion of the inner wall surface of the joint body A member, a ring-shaped push sleeve formed with a stroke expansion taper surface that is pressed by the nut member and expands the stroke at the tip, and one end surface is in surface contact with the stroke expansion taper surface and the joint body A collar member that is slidable in the longitudinal direction; and a ring-shaped retainer member that elastically shrinks the diameter of the bellows tube and fixes the bellows tube when pressed by the collar member. Preparation The collar member is the retainer member and the bayonet fitting, characterized in that contact with deforming it to diameter direction when inserting it into the fitting body.
Further, for example, as defined in claim 8, a slip-off preventing taper surface is formed at an end of the collar member.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Below, one Example of the insertion type pipe joint which concerns on this invention is explained in full detail based on an accompanying drawing.
<First embodiment>
First, a first embodiment of the present invention will be described.
1 is a sectional view showing a plug-in type pipe joint according to a first embodiment of the present invention, FIG. 2 is a partial sectional view showing a bellows pipe, FIG. 3 is a sectional view showing a joint body, and FIG. 4 is a view showing a nut member. 5 is a view showing a push sleeve, FIG. 6 is a half sectional view showing a collar member, FIG. 7 is a perspective view showing a C-shaped stop ring member, and FIG. 8 is a perspective view showing a ring-shaped stopper member. 9 is a view showing the stopper member, FIG. 10 is a perspective view showing the retainer member, and FIG. 11 is a view for explaining the operation of the retainer member. In FIG. 1, the upper half shows the state before the bellows tube is inserted and fixed, and the lower half shows the state after fixing.
As shown in the figure, this plug-in type pipe joint 16 is for connecting a flexible bellows pipe F made of, for example, stainless steel, and the outer peripheral surface of the bellows pipe F is wave-like as shown in FIG. A concave portion 18 and a convex portion 20 are formed on the surface of the substrate, and is covered with a coating layer 22 made of a soft resin such as soft vinyl chloride, except for the tip portion to be connected.
[0012]
As shown in FIG. 3, the plug-in pipe joint 16 includes a joint body 26 in which the inner wall surface is stepped to insert the bellows pipe F and a pipe insertion hole 24 is formed. As shown, it is mainly constituted by a ring-shaped nut member 30 having a tube insertion hole 28 formed at the center. 3A is a cross-sectional view of the joint body, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 3A. Further, in FIG. 4, FIG. 4 (A) shows a half sectional view of the nut member, and FIG. 4 (B) shows a plan view. Then, the ring-shaped push sleeve 100 (see FIG. 5), the ring-shaped collar member 102 (see FIG. 6), and the retainer member 50, which are the features of the present invention, are sequentially provided on the insertion portion 30B side of the nut member 30. .
The nut member 30 is formed, for example, in a ring shape from brass or the like, and has a tube insertion hole 28 having a size that allows the bellows tube F to be inserted therethrough. The nut member 30 includes a head portion 30A having a large diameter, for example, a columnar shape or a hexagonal column shape, and an insertion portion 30B having a smaller diameter. The insertion portion 30 B on the proximal end side of the nut member 30 is fitted in advance at the distal end of the joint body 24.
[0013]
A watertight packing 36 made of a circular ring-shaped elastic body is mounted along the circumferential direction on the inner peripheral surface on the tip side of the nut member 30, and the inner protrusion 36 A of the watertight packing 36 is inserted. It seals closely with the coating layer 22 of the bellows tube F, and prevents corrosive water or the like from entering the pipe joint from the outside.
On the outer peripheral surface of the insertion portion 30B of the nut member 30, a first groove portion 38 (see FIG. 4) having a rectangular cross section is formed in a ring shape, and the first groove portion 38 has a shape as shown in FIG. A C-shaped stop ring member 40 in which a part of the ring is cut out is accommodated. The stop ring member 40 is formed of, for example, spring steel having a circular cross section, and is housed in the first groove portion 38 in a compressed state with a reduced diameter. Therefore, the stop ring member 40 acts to expand the diameter in this state. Further, a second groove portion 39 is formed adjacent to the first groove portion 38, and a watertight O-ring 34 made of a circular ring-shaped elastic body is interposed therein so that water does not enter inside.
[0014]
A packing member 42 is provided on the step portion of the inner wall of the joint body 26. The packing member 42 is provided with an airtight packing 42A made of an elastic body in the form of a circular ring and a fireproof packing 42B made of a circular ring-like elastic body connected to the tip side. The fireproof packing 42B may not be elastic, may not be circular, for example, may be C-shaped, and the installation position may not be continuous with the airtight packing 42A. The position on the tip side is not limited.
The airtight packing 42A is made of, for example, NBR (nitrile rubber), fluorine rubber, or the like, and the fireproof packing 42B is made of, for example, an elastic body integrally formed with expanded graphite and a rubber material such as NBR, and in the event of a fire. When exposed to a high temperature such as the above, the volume of the fireproof packing 42B expands to seal the inside. When the bellows tube F is inserted, the bellows tube F can be inserted while elastically pressing the inner peripheral surfaces of the packings 42B and 42A.
[0015]
A ring-shaped stopper member 44 as shown in FIGS. 8 and 9 is interposed between the base end portion of the airtight packing 42A and the step portion of the inner wall of the joint body 26. FIG. 9A shows a plan view of the stopper member, and FIG. 9B shows a cross-sectional view thereof.
The stopper member 44 includes a ring portion 46 that is fixed to the joint main body 26 side, and a plurality of engagement pieces 48 that are provided at equal intervals along the circumferential direction on the inner side. The bellows tube F is inserted into the inside of the ring portion 46, and the engagement piece 48 has a predetermined angle θ in the insertion direction of the bellows tube F toward the center of the ring portion 46, for example 45. The inner diameter of the tip is set smaller than the diameter of the convex portion 20 of the bellows tube F.
[0016]
The stopper member 44 is made of, for example, resin or metal and has a certain degree of elasticity. Accordingly, when the bellows tube F reaches the ring-shaped stopper member 44, the bellows tube F passes through the inside while elastically expanding and contracting the engagement piece 48 while abutting the engagement piece 48. A ring-shaped packing pressing member 80 is provided on the front end face of the fireproof packing 42B forming the packing member 42 so as to substantially cover it. The packing pressing member 80 is made of, for example, a resin or a metal material, and has a bent protrusion 82 that has an inverted L-shaped cross section and protrudes toward the distal end. The length of the bent protrusion 82 is set so as to be in contact with the tip of the nut member 30 in a post-construction state in which the collar member 102 is pushed in by rotating the nut member 30 as will be described later. This is preferable from the viewpoint of preventing deterioration of the sealing performance.
[0017]
A ring-shaped retainer member 50 is installed between the packing pressing member 80 and the collar member 102. For example, the retainer member 50 may be entirely formed of a metal such as a brass material or a stainless steel material, or may be formed by joining a resin and a metal, as shown in FIG. 10 and FIG. A cylindrical front collar portion 52 and a rear projection 54 that is integrally formed at one end thereof and that contacts the end surface of the packing pressing member 80 when the collar member 102 is pushed in. Specifically, the length L1 (see FIG. 10) of the cylindrical front collar portion 52 is set to, for example, about 5 mm, and the outer diameter D1 is equal to the inner diameter of the collar member 102 on the proximal end side. They are set to be substantially the same or slightly smaller than this, and the outer peripheral surface of the front collar portion 52 is in sliding contact with the inner wall of the collar member 102 and can be held or supported here.
[0018]
The inner diameter of the front collar portion is set slightly larger than the outer diameter of the convex portion 20 of the bellows tube F, and the bellows tube F can be inserted into the front collar portion 52. . Unlike the case disclosed in Japanese Patent Application No. 2001-220433, the plurality of rear protrusions 54 formed integrally with the front collar portion 52 are inclined so as to open radially outward, that is, outward when no load is applied. Thus, the diameter is expanded. The rear protrusion 54 is slightly thick, and a protrusion 56 extending inward in the radial direction is formed on the base end side. The inner diameter of the projection 56 is set larger than the outer diameter of the convex portion 20 of the bellows tube F. An end face 54A (see FIG. 11) on the base end side of the rear protrusion 54 is in a flat state, and the end face 54A comes into contact with the end face on the front end side of the packing pressing member 80. Each rear projection 54 can be expanded and contracted in the radial direction with the ring-shaped front collar 52 as a fulcrum.
[0019]
An expanding taper surface 54B (see FIG. 11) that fits into the concave portion 18 of the bellows tube F when the diameter is reduced is formed on the inner side surface of each rear protrusion 54. In addition, on the front side on the outer surface side of each of the rear protrusions 54, when the collar member 102 is pushed in and when a force is applied to the bellows tube F in the pulling direction, a later-described removal preventing taper surface provided on the collar member 102 is provided. A diameter-reduced taper surface 54 C is formed which abuts on the surface 60 and elastically bends and deforms each rear protrusion 54 in the diameter-reducing direction, that is, the central axis direction of the pipe joint 16. Here, the end of the nut member 30 may have any shape as long as it has a function of reducing the diameter of the retainer member 50 when the retainer member 50 is pressed. For example, it may be a curved surface shape with R instead of a tapered surface, or may be a multi-stepped end surface, or may be a right-angled end surface that is simply cut off vertically. .
[0020]
Returning to FIG. 1, the base end portion of the collar member 102 has a slip prevention taper surface 60 (see FIG. 6) inclined at a predetermined angle in the axial direction along the distal end direction at a predetermined angle. When the inserted bellows tube F is applied with a force in the pulling direction, the reduced diameter tapered surface 54C of the retainer member 50 abuts against the slip-off preventing tapered surface 60 so that the rear protrusion 54 is axially moved. Can move to.
Further, a stop ring receiving recess 62 (see FIG. 3) having a rectangular cross section is formed on the inner wall of the central portion of the joint body 26. Further, a tapered surface 102A (see FIG. 5) is formed on the front end surface of the push sleeve 100 so as to face the stop ring housing recess 62 before the push sleeve 100 is pushed. The taper surface 102A is inclined in the axial direction as it goes deeper into the joint body 26. Before the push sleeve 100 is pushed in, the second stop ring member 104 is accommodated so as to straddle between the stop ring accommodation recess 62 and the tapered surface 102A facing the recess. The second stop ring member 104 is also formed in a C shape as shown in FIG. 7 and can be elastically reduced in diameter. Here, the second stop ring member 104 is accommodated in an elastically expanded state, and therefore acts to constantly reduce the diameter. Therefore, when the push sleeve 100 is pushed, the second stop ring member 104 is elastically expanded in diameter by the tapered surface 102A entering the inside thereof.
[0021]
Further, a stop ring groove portion 106 (see FIG. 5) having a rectangular cross section is provided on the outer peripheral surface of the substantially central portion of the push sleeve 100. The push sleeve 100 is pushed into the back so that the groove portion 106 is When the stop ring housing recess 62 of the joint body 26 is reached, the diameter of the second stop ring member 104 is reduced again, and the inner half of the second stop ring member 104 is fitted into the groove 106. . As a result, the push sleeve 100 is locked to the joint body 26 and is in a fixed state.
As shown in FIG. 5, a pair of pushing taper surfaces 108 are formed on the other end face of the ring-shaped pushing sleeve 100 symmetrically with respect to the center of the pushing sleeve 100. The pushing taper surface 108 is formed by making the end surface of the pushing sleeve 100 an inclined surface by scraping the end surface of the pushing sleeve 100 gradually in the width direction as it goes in the circumferential direction. The length of the pushing taper surface 108 in the sleeve circumferential direction is set to be slightly shorter than the semicircle.
A pair of guide pins 110 are provided on the outer peripheral surface of the end portion of the push sleeve 100 so as to protrude outward in the radial direction.
[0022]
On the other hand, as shown in FIG. 4, a pair of push pins 112 projecting radially outward from the outer peripheral surface of the insertion portion 30 B of the nut member 30 are provided correspondingly. The pair of push pins 112 can come into contact with the pair of push-in tapered surfaces 108 of the push sleeve 100, respectively. In this case, the outer diameter D3 of the distal end of the insertion portion 30B of the nut member 30 is set slightly smaller than the inner diameter D4 of the distal end side of the push sleeve 100, and the distal end portion of the insertion portion 30B is the push sleeve. It fits in the front end of 100. Accordingly, the side surface of the push pin 112 comes into contact with the pushing taper surface 108.
[0023]
As shown in FIG. 3, a guide groove 114 having a rectangular cross section for fitting the guide pin 110 of the push sleeve 100 is formed on the inner wall of the joint body 26, and the guide groove 114 is formed in the joint body 26. When the pushing sleeve 100 is pushed in, the pushing sleeve 100 can be guided to move in the pushing direction while preventing the pushing sleeve 100 from rotating.
Further, a through hole that extends in the radial direction is provided in a part of the joint body 26, and a selectively permeable member 66 that allows gas to permeate from the inside to the outside but does not permeate solid or liquid is attached to the through hole. is there. The permselective member 66 does not necessarily have to be provided on the joint body 26 side, and a through hole may be provided on the nut member 30 side or provided between the joint body 26 and the nut member 30.
[0024]
The permselective member 66 allows gas to permeate from the inside to the outside of the joint, so that if a gas leaks due to a hole in the bellows tube F by nailing or the like, the surface of the bellows tube F and the resin coated on the outer surface of the bellows tube F should be used. The gas enters the joint through the gap between the coating layer 22 and the gas permeates the selectively permeable member 66 and is ejected to the outside of the pipe joint 16. For this reason, after piping the bellows tube F, the gas leak detector can be brought close to the portion of the selectively permeable member 66 of the pipe joint 16 so that the hole opening failure of the bellows tube F can be easily detected. Gas accidents can be prevented.
[0025]
Next, the usage method of the insertion type pipe joint comprised as mentioned above is demonstrated.
First, the operator inserts the bellows tube F by inserting the distal end portion of the bellows tube F into the tube insertion hole 28 of the nut member 30 and the tube insertion hole 24 of the joint body 26. At this time, the bellows tube F sequentially passes through the push sleeve 100 and the collar member 102. When the bellows tube F is further pushed in, the tip of the bellows tube F is inserted into the ring-shaped retainer member 50 and further in elastic contact with the inner periphery of the packing member 42, and the tip of the bellows tube F contacts the stopper member 44. It reaches. Further, by inserting the bellows tube F, the tip of the bellows tube F is inserted into the stopper member 44 while elastically expanding the plurality of engagement pieces 48, and the tip of the bellows tube F is further inserted. Is brought into contact with the reduced diameter portion of the joint body 26 and its insertion is stopped. FIG. 1 shows a state in which one peak of the convex portion 20 at the tip of the bellows tube F is inserted. In this state, the bellows tube F is temporarily fixed by the stopper member 44, and the upper half in FIG. 1 is fixed. It is in the previous state. If the position of the reduced diameter step portion of the joint body 26 is further retracted, a plurality of convex portions (mountains) will be inserted, but the number is not limited.
[0026]
At this time, each time the convex portion 20 of the bellows tube F is inserted into the stopper member 44, the operator receives a click feeling, so that it can be seen that the bellows tube F has been inserted to a predetermined position. Therefore, it is not necessary to provide markings or the like for confirming the insertion amount on the bellows tube F.
In this state, the bellows tube F is slightly pulled in the pulling direction, and it is confirmed that this is temporarily fixed by the stopper member 44.
[0027]
Next, the nut member 30 that is rotatably fitted to the distal end of the joint body 26 is rotated approximately half a turn in the fixing direction.
Then, the push pin 112 shown in the upper half (before fixing) in FIG. 1 rotates approximately half to the position of the push pin 112 shown in the lower half (after fixing). Since the pair of push pins 112 are in contact with the pair of push taper surfaces 108 of the ring-shaped push sleeve 100 (see FIG. 5), the rotation of the push pins 112 exerts an action like a cam mechanism. The push pin 112 is pushed into the depth of the joint main body 26 by the length of the component of the push taper surface 108 in the joint length direction. In addition, what is necessary is just to change the inclination-angle of the said taper surface 108 in order to change this pushing amount.
[0028]
Further, at the time of the pushing, the second stop ring member 104 positioned at the tip of the pushing sleeve 100 is elastically expanded by the tapered surface 102A in accordance with the pushing of the pushing sleeve 100, and the pushing sleeve 100 is pushed completely. At that time, the diameter is reduced and approximately half of the cross-sectional area is fitted into the stop ring groove 106, thereby being fixed to the joint body 26.
Furthermore, since the guide pin 110 provided on the outer periphery of the push sleeve 100 is fitted in the guide groove 114 (see FIG. 3B) of the joint body 26, the push sleeve 100 does not rotate, and the joint body is not rotated. It will be pushed into the back of 26.
[0029]
In this way, when the push sleeve 100 is pushed in, the collar member 102 installed at the tip is also pushed into the joint body 26 as a whole. As described above, when the collar member 102 is pushed in, the slip-off preventing taper surface 60 at the tip of the collar member 102 abuts on the reduced diameter tapered surface 54C of the retainer member 50 as shown in FIG. The rear projection 54 is elastically deformed and pushed in, and as a result, the rear projection 54 fits into the concave portion 18 of the bellows tube F, and this portion is firmly pressed and fixed. It will be. At this time, the retainer member 50 moves to some extent in the pushing direction, and the end face 54A (see FIG. 11) presses the packing member 42 in the compressing direction, so that the packing member 42 is attached to the bellows tube F. It will press-contact with an outer peripheral surface, and can improve the sealing performance by that amount. Accordingly, the bellows tube F is fixed to the joint body 26 so as to be locked, and the assembly operation is completed.
[0030]
Simultaneously with the insertion of the bellows tube F, the ring-shaped inner protrusion 36A of the watertight packing 36 is in contact with the outer peripheral surface of the covering layer 22 of the bellows tube F in a bent state, and its watertightness is Will be kept.
Here, when a force is applied to the bellows tube F in the pulling direction, the retainer member 50 that is fitted in the recess 18 of the bellows tube F and is in a locked state is integrated with a slight distance. However, since the tapered diameter surface 54C of the rear protrusion 54 of the retainer member 50 is in contact with the taper surface 60 of the collar member 102, the rear protrusion 54 is further reduced. The pressing is performed in the radial direction, that is, in the central axis direction of the pipe joint. As a result, the projection 56 of the rear protrusion 54 is pressed more firmly into the concave portion 18 of the bellows tube F, so that further movement is blocked, and the bellows tube F comes off the pipe joint 16 and falls off. Never do.
[0031]
Thus, without complicating the structure of the pipe joint 16 so much, a reliable sealing performance can be maintained by inserting the bellows pipe F into the pipe joint 16 and then rotating the nut member 30 substantially half a turn. Can be installed while. Moreover, it is possible to prevent the bellows tube F from coming out of the pipe joint 16 and falling off. Further, every time the stopper member 44 gets over one convex portion 20 of the bellows tube F, the operator can feel a click, so that the insertion state can be grasped sensuously.
[0032]
<Second embodiment>
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a plug-in type pipe joint according to a second embodiment of the present invention, and FIG. 13 is a view showing a nut member used in the second embodiment. In FIG. 12, the upper half shows the state before the bellows tube is inserted and fixed, and the lower half shows the state after fixing. In FIG. 13, FIG. 13A shows a half sectional view of the nut member, and FIG. 13B shows a plan view. In addition, the same parts as those described in FIGS. 1 to 11 are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
In the first embodiment, the push pin 112 (see FIG. 4) of the nut member 30 is provided so as to protrude outward in the radial direction. On the other hand, in the second embodiment, FIGS. As shown in FIG. 5, a pair of the push pins 112A are provided so as to protrude forward from the front end surface of the nut member 30. And the length L5 of this nut member 30 is set smaller than the case of 1st Example shown in FIG. 4 by the length which made this push pin 112A protrude forward.
In this case, the front end surface of the push pin 112A comes into contact with the pushing taper surface 108 of the push sleeve 100 shown in FIG. Also in this case, the same effect as the first embodiment described above can be exhibited.
In the first and second embodiments, the push pins 112 and 112A are provided on the nut member 30 side, and the pushing taper surface 108 for the push pins 112 and 112A is provided on the push sleeve 100 side. That is, the push-in taper surface 108 may be provided on the nut member 30, and the push pins 112 and 112 A may be provided on the push sleeve 100.
[0033]
<Third embodiment>
Next, a third embodiment of the present invention will be described.
14 is a cross-sectional view showing the main part of the third embodiment of the present invention, FIG. 15 is a perspective view showing a push sleeve used in the third embodiment, and FIG. 16 is an enlarged view of the main part in the middle of pushing the nut member. is there.
In the first and second embodiments, the nut member 30 is provided at the distal end portion of the joint body 26 so as to be rotatable without moving in the length direction thereof, but in the third embodiment, the nut member 30 is illustrated. As described above, the nut member 30 and the joint main body 26 are screwed together by the threaded portion 124, and by rotating the nut member 30, the nut member 30 can be moved forward or backward with respect to the joint main body 26. ing.
[0034]
A push sleeve 126 and a collar member 128 are sequentially provided on the distal end side of the nut member 30. A retainer member 50 (see FIG. 16) having the same structure as described above is disposed in front of the collar member 128. The push sleeve 126 is made of, for example, metal or resin, and is formed in a C shape as shown in FIG. 15 so that its diameter can be elastically expanded or reduced. The cross-section of the push sleeve 126 is, for example, a pentagonal cross-section in the form of a home base, and the inner peripheral surface at the tip of the push sleeve 126 becomes an inclined surface that is enlarged in diameter toward the depth of the joint body 26, and the stroke expansion taper. It is configured as a surface 130. Further, the adjacent surface of the stroke expanding taper surface 130 is formed as a reduced diameter taper surface 132 that inclines in a direction opposite to the taper surface 130. The diameter-reduced taper surface 132 is in surface contact with a body-side taper surface 134 formed on the inner wall of the joint body 26. When the push sleeve 126 is pushed in, the diameter of the joint body is reduced. You can move forward in the back.
[0035]
On the other hand, the collar member 128 is formed in a ring shape as in the first and second embodiments. A ring-shaped receiving side taper surface 136 that is in surface contact with the stroke expanding taper surface 130 of the push sleeve 126 is formed on the front end surface of the collar member 128, and the retainer member 50 and the rear end surface on the opposite side are formed. A drop prevention taper surface 60 having the same shape as that of the first and second embodiments is formed so as to come into contact with each other. Since the other components are the same as those in the first embodiment, the description thereof is omitted.
[0036]
In the third embodiment configured as described above, the bellows tube F is inserted into the nut member 30 and the joint body 26 (see FIG. 14A), and the nut member 30 is rotated several times in this state. By pushing the nut member 30 toward the joint body 26, the bellows tube F can be firmly fixed as shown in FIG. That is, by rotating the nut member 30 and pushing the nut member 30 toward the joint body 26, the push sleeve 126 positioned at the end of the nut member 30 advances toward the inside of the joint body 26 and gradually decreases in diameter. Going to be. This progress is shown in FIG. As the push sleeve 126 advances and the diameter thereof decreases, the collar member 128 in contact with the rear end is also pushed into the interior of the joint body 26, and the retainer member 50 is moved to the case of the first and second embodiments. Similarly, the bellows tube F is fixed by bending to the center side.
[0037]
In this case, since the stroke expansion taper surface 130 of the push sleeve 126 is in contact with the receiving side taper surface 136 of the collar member 128, the stroke expansion taper surface 130 is pressed while being in contact with the receiving side taper surface 136. The diameter of the sleeve 126 acts to push the receiving side taper surface 136 further back. As a result, the collar member 128 is pushed deeper into the joint body 26 in a state where the pushing amount of the nut member 30 is larger than the pushing amount of the nut member 30, that is, the pushing stroke amount of the nut member 30 is increased.
Therefore, by pushing the nut member 30 with a slight rotation, the collar member 128 can be pushed deeper than the pushing stroke amount, and accordingly, the operability when the bellows tube F is fixed can be improved. .
In the above-described expanded embodiment, the configuration behind the collar members 102 and 128, for example, the configuration of the retainer member 50, the packing member 42, the stopper member 44, etc. is merely an example, and is not limited thereto.
[0038]
【The invention's effect】
As described above, according to the plug-in type pipe joint of the present invention, the following excellent effects can be exhibited.
According to the present invention, the push sleeve and the collar member are pushed by rotating the nut member after inserting the bellows tube into the joint body, and the tip of the collar member comes into contact with the retainer member to reduce its diameter, One end portion of the retainer member is fitted into the concave portion of the bellows tube, and the insertion and fixing are completed. In this state, when a force is applied to the bellows tube in the pulling direction, one end of the retainer member is fitted in the concave portion of the bellows tube, so that a force for moving the retainer member in the pulling direction is applied. The retainer member that is in contact with the member acts so as to prevent the bellows tube from being pulled out so that the diameter of the retainer member is reduced, so that the bellows tube is fully inserted into the joint body and the nut member is inserted. By simply rotating, the bellows tube can be connected while maintaining good sealing performance. Therefore, the connection operation of the bellows tube can be performed easily and reliably without complicating the structure of the plug-in type pipe joint so much.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a plug-in type pipe joint according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a partial cross-sectional view showing a bellows tube.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a joint body.
FIG. 4 is a view showing a nut member.
FIG. 5 is a view showing a push sleeve.
FIG. 6 is a half sectional view showing a collar member.
FIG. 7 is a perspective view showing a C-shaped stop ring member.
FIG. 8 is a perspective view showing a ring-shaped stopper member.
FIG. 9 is a view showing a stopper member.
FIG. 10 is a perspective view showing a retainer member.
FIG. 11 is a diagram illustrating the operation of the retainer member.
FIG. 12 is a sectional view showing a plug-in type pipe joint according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a view showing a nut member used in the second embodiment.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a main part of a third embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a perspective view showing a push sleeve used in the third embodiment.
FIG. 16 is an enlarged view of a main part in the middle of pushing the nut member.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing a conventional pipe joint.
[Explanation of symbols]
16 Plug-in fittings
18 recess
20 Convex
26 Fitting body
30 Nut member
40 First stop ring member
42 Packing material
44 Stopper member
50 Retainer member
80 Packing pressing member
100 push sleeve
102 Color member
104 Second stop ring member
106 Stop ring groove
108 Indented taper surface
110 Guide pin
112 push pin
114 Guide groove
F bellows tube

Claims

外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、
前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、
前記継手本体の先端に回動自在に設けられるリング状のナット部材と、
前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、
前記ナット部材の先端部側に摺動自在に設けられたリング状の押しスリーブと、
前記押しスリーブによって押し込まれるリング状のカラー部材と、
前記カラー部材により押圧された時に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、
前記ナット部材の端部と前記押しスリーブの端部の内、いずれか一方の端部に押しピンを設けると共に、他方の端部には前記押しピンと接して前記ナット部材の回転により前記押しスリーブに対して前記前記継手本体の奥へ移動させる力を付与するための傾斜された押し込みテーパ面が形成されており、
前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手。In the plug-in type pipe joint for connecting the bellows pipe having the concavo-convex part whose outer peripheral surface is formed in a wavy shape,
A joint body in which a tube insertion hole for inserting the bellows tube is formed and the inner wall surface is formed in a stepped shape; and
A ring-shaped nut member rotatably provided at the tip of the joint body;
A packing member provided at the step of the inner wall surface of the joint body;
A ring-shaped push sleeve provided slidably on the tip side of the nut member;
A ring-shaped collar member pushed by the push sleeve;
A ring-shaped retainer member that reduces the diameter when pressed by the collar member and fixes the bellows tube,
A push pin is provided at either one of the end of the nut member and the end of the push sleeve, and the other end is in contact with the push pin and rotates to the push sleeve by rotating the nut member. On the other hand, an inclined pushing taper surface for applying a force to move to the back of the joint body is formed,
The collar member is a plug-in type pipe joint, wherein when the collar member is inserted into the joint body, the collar member abuts on the retainer member and deforms the retainer member in a diameter reducing direction.

前記押しスリーブが押し込まれた時に前記押しスリーブを固定するストップリング部材が設けられることを特徴とする請求項１記載の差込式管継手。The plug-in type pipe joint according to claim 1, wherein a stop ring member is provided for fixing the push sleeve when the push sleeve is pushed.

前記押しスリーブの外周面には、該押しスリーブの回転を防止するために前記継手本体の内壁に形成されたガイド溝に嵌め込まれるガイドピンが形成されることを特徴とする請求項１または２記載の差込式管継手。3. A guide pin that is fitted in a guide groove formed in an inner wall of the joint body to prevent rotation of the push sleeve is formed on the outer peripheral surface of the push sleeve. Plug-in fittings.

前記ナット部材の内壁には、前記蛇腹管が挿入された時にこれと接する水密パッキンが設けられることを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の差込式管継手。The plug-in type pipe joint according to any one of claims 1 to 3, wherein a watertight packing that comes into contact with the bellows pipe when the bellows pipe is inserted is provided on an inner wall of the nut member.

前記押しピンは、前記ナット部材に設けられており、前記ナット部材の半径方向外方へ向けて突出させて設けられることを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の差込式管継手。5. The plug-in tube according to claim 1, wherein the push pin is provided on the nut member, and is provided to protrude radially outward of the nut member. Fittings.

前記押しピンは、前記ナット部材に設けられると共に、前記ナット部材の先端面より前方へ突出させて設けられることを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の差込式管継手。5. The plug-in type pipe joint according to claim 1, wherein the push pin is provided on the nut member and is provided so as to protrude forward from a front end surface of the nut member.

外周面が波山状になされた凹凸部を有する蛇腹管を接続する差込式管継手において、
前記蛇腹管を挿入するための管挿入孔が形成されて内壁面が段部状になされた継手本体と、
前記継手本体の先端にその長手方向へ移動可能に螺合されたリング状のナット部材と、
前記継手本体の内壁面の前記段部に設けられたパッキン部材と、
前記ナット部材に押圧されて先端にストロークを拡大するためのストローク拡大テーパ面が形成されたリング状の押しスリーブと、
一端面が前記ストローク拡大テーパ面と面接触して前記継手本体の長手方向へ摺動可能に設けられたカラー部材と、
前記カラー部材により押圧された時に前記蛇腹管の中心方向へ弾性的に縮径して前記蛇腹管を固定するリング状のリテーナ部材と、を備え、
前記カラー部材は、これを前記継手本体へ挿入した時に前記リテーナ部材と当接してこれを縮径方向へ変形させることを特徴とする差込式管継手。In the plug-in type pipe joint for connecting the bellows pipe having the concavo-convex part whose outer peripheral surface is formed in a wavy shape,
A joint body in which a tube insertion hole for inserting the bellows tube is formed and the inner wall surface is formed in a stepped shape; and
A ring-shaped nut member screwed to the distal end of the joint body so as to be movable in the longitudinal direction;
A packing member provided at the step of the inner wall surface of the joint body;
A ring-shaped push sleeve formed with a stroke expansion taper surface that is pressed by the nut member and expands the stroke at the tip;
A collar member provided so that one end surface thereof is in surface contact with the stroke expanding taper surface and is slidable in a longitudinal direction of the joint body;
A ring-shaped retainer member that elastically shrinks in diameter toward the center of the bellows tube when pressed by the collar member and fixes the bellows tube;
The collar member is a plug-in type pipe joint, wherein when the collar member is inserted into the joint body, the collar member abuts on the retainer member and deforms the retainer member in a diameter reducing direction.

前記カラー部材の端部には、抜け防止テーパ面が形成されていることを特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載の差込式菅継手。8. The plug-type scissor joint according to any one of claims 1 to 7, wherein an end portion of the collar member is formed with a taper-preventing taper surface.