JP4028537B2 - 部品の管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に実装された部品を管理する部品の管理方法に関する。
電子部品をプリント基板に実装する部品実装機は、電子部品を保持する部品テープが巻きつけられたリールを備え、そのリールから部品テープを引き出しながら、その部品テープに保持された電子部品を取り出し、その電子部品をプリント基板上に実装する(例えば、特許文献1〜3参照。)。
図11は、上記特許文献2又は3の部品実装機に用いられる部品テープが巻き付けられたリールの外観を示す外観図である。
リール903は、軸芯が二枚の円板の互いの中心を連結して一体に構成されており、その軸芯に部品テープ900が巻きつけられている。
部品テープ900は、電子部品1が載置されるキャリアテープ901と、キャリアテープ901に貼り付けられたカバーテープ902とを備えている。
キャリアテープ901は薄肉の樹脂成形品や紙などからなり、複数の電子部品1は、そのキャリアテープ901上に略等間隔に離れて載置されている。そして、カバーテープ902は、例えば透光性の合成樹脂からなり、電子部品1がキャリアテープ901から外れないように電子部品1を挟み込むようにキャリアテープ901に貼り付けられている。
また、上記特許文献2のキャリアテープ901には、その長手方向に一定間隔を保って、電子部品1に関する情報を示すバーコードが複数個付されており、上記特許文献3のキャリアテープ901には、電子部品1が載置される各部位に、電子部品1に関する情報を示すバーコードが付されている。
一方、上記特許文献1の部品実装機に用いられる部品テープは、電子部品の両端を保持する2つの帯状テープを具備して構成されている。そして、この帯状テープには、上述と同様、その長手方向に一定間隔を保って、電子部品に関する情報を示すバーコードが複数個付されている。
上記特許文献1〜3の部品実装機は、バーコードリーダを備えており、上述のような部品テープを引き出しながら電子部品を取り出すとともに、そのキャリアテープ901又は帯状テープに付されたバーコードから、電子部品に関する情報をバーコードリーダで読み出す。そして、部品実装機は、その情報の内容に基づいて、取り出した部品が正しいものであるか否かの判断を行いながら部品の実装を行う。
特開平5−21995号公報 特開平5−198968号公報 特開平7−76364号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3の部品実装機を用いて基板上に実装された各電子部品がどのようなものであるかを管理しようとする場合、その電子部品に関する情報を常に読み出すことができないため、その電子部品の管理が困難になってしまうという問題がある。即ち、部品テープ上でのバーコードの位置は一定に固定されているため、部品テープが引き出されると、それに伴ってバーコードが移動する。したがって、特許文献1〜3の部品実装機は、そのバーコードがバーコードリーダの読み取り可能な位置に入ったときにのみ、そのバーコードから情報を読み取ることができ、それ以外のときには、読み取ることができない。これにより、電子部品の管理が困難になってしまうのである。また、上記特許文献1〜3の部品実装機に用いられる部品テープには、多数のバーコードを貼り付けなければならず、バーコードのコスト及びその貼り付けに要するコストだけその部品テープが高価になってしまう。このような高価な部品テープを用いるにも関わらず、電子部品に関する情報を所望のタイミングで容易に読み出すことができないのである。
そこで、本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、基板に実装された電子部品などの部品を簡単に管理する部品の管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品の管理方法は、複数の部品を保持する部品テープから部品実装機によって取り出されて基板に実装された部品を管理する部品の管理方法であって、前記部品テープには、前記部品実装機が部品を取り出すために前記部品テープを送り出しているときにも、前記部品実装機から見て所定の位置に留まる付属部材が取り付けられ、前記付属部材には、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段が取着されており、前記部品の管理方法は、前記付属部材に取着された記憶手段から前記部品情報を読み出すリードステップと、前記部品テープから部品を取り出して基板に実装する実装ステップと、前記実装ステップで実装された部品について、前記リードステップで読み出された部品情報に基づき管理情報を作成する管理情報作成ステップとを含むことを特徴とする。例えば、前記付属部材は、前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に、前記部品テープに取り付けられ、前記部品テープが部品実装機によって送り出されるときには、前記部品実装機の構成部材に係止することで前記所定の位置に留まっており、前記リードステップでは、前記部品実装機の構成部材に係止して留まる付属部材上の記憶手段から、前記部品情報を読み出す。
これにより、記憶手段から部品情報が読み出されて、部品が実装された後には、部品情報と部品及び基板とを関連付ける管理情報が作成されるため、基板に実装された各部品を基板毎に確実に管理することができる。また、部品テープが送り出されているときにも、前記記憶手段を有する付属部材が一定の位置に留まっていることから、部品情報を容易に読み出すことができ、その結果、部品の管理を簡単に行うことができる。
ここで、前記リードステップでは、前記記憶手段から、部品のロット番号、部品のシリアル番号、部品の製造メーカを示す情報、部品の形状を示す情報、部品の製造年月日、部品が封止状態から開封されたときを示す年月日、及び前記部品テープに保持されている部品の員数のうち、少なくとも一つを前記部品情報として読み出すことを特徴としても良い。
これにより、部品が実装された基板が市場に流通した後であっても、その基板の部品に対するロット番号や製造メーカ、製造年月日などを管理情報から知ることができ、部品を確実に管理することができる。
また好適には、前記リードステップでは、IC(Integrated Circuit)タグとして構成された前記記憶手段から前記部品情報を読み出す。
これにより、非接触通信で簡単に記憶手段からの読み出しを行うことができる。また、ICタグにはバーコードよりも多くの部品情報を記憶させておくことができるため、その多くの部品情報を読み出して、部品の管理を確実に行うことができる。
また、前記部品情報は、前記部品テープに保持されている部品の員数を示し、前記部品の管理方法は、さらに、前記部品の員数から、前記実装ステップで取り出された部品の個数を引いた残数を、前記記憶手段に書き込む残数書込みステップを含むことを特徴としても良い。
これにより、仕掛かりの部品テープに保持されている部品の残数が記憶手段に書き込まれているため、その記憶手段から部品の残数を読み出すことでその残数を簡単に管理することができる。
また、前記部品の管理方法は、さらに、前記管理情報作成ステップで作成された管理情報を、前記実装ステップで実装された基板上のICタグに書き込む基板書込みステップを含むことを特徴としても良い。
これにより、管理情報が基板のICタグに書き込まれているため、その基板を所持する者は、その基板のICタグから管理情報を読み出すことにより、その基板上の各部品に対する部品情報を容易に知ることができる。
また、本発明に係る部品実装機は、複数の部品を保持する部品テープから前記部品を取り出して基板に実装する部品実装機であって、前記部品テープには、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段を有する付属部材が、前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に取り付けられており、前記部品実装機は、部品の取り出しのために前記部品テープが送り出されているときに、前記付属部材と係止することで、前記付属部材を前記部品実装機から見て所定の位置に留まらせる係止手段と、前記付属部材の記憶手段から前記部品情報を読み出すリード手段と、前記部品テープから部品を取り出して基板に実装する実装手段と、前記実装手段で実装された部品について、前記リード手段で読み出された部品情報に基づき管理情報を作成する管理情報作成手段とを備えることを特徴とする。
これにより、部品テープが送り出されているときにも、係止手段によって付属部材が所定の位置に留まることにより、リード手段は常に容易にその付属部材にある記憶手段から部品情報を読み出すことができ、その結果、部品の管理を簡単に行うことができる。
ここで、前記実装手段は、前記リード手段で読み出された部品情報に応じた態様で前記部品を基板に実装することを特徴としても良い。例えば、前記実装手段は、前記部品テープから部品を吸着して基板上に載置するヘッドと、前記ヘッドを駆動させる駆動手段とを備え、前記駆動手段は、前記リード手段で読み出された部品情報に応じて前記ヘッドの吸着態様を変化させる。
これにより、部品情報に応じた態様でその部品が基板に実装されるため、部品の誤実装を防止することができる。また、その部品情報に応じてヘッドの吸着態様が変化するため、部品を適切に扱って、その部品が破損してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明に係る部品保持具は、複数の部品を保持する部品保持具であって、前記複数の部品を一列に配列させた形で保持する部品テープと、前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に、前記部品テープに取り付けられた付属部材と、前記付属部材に取着され、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段とを備えることを特徴とする。例えば、前記部品情報は、前記部品のロット番号、シリアル番号、製造メーカを示す情報、形状を示す情報、製造年月日、開封された年月日、及び前記部品テープに保持されている部品の員数のうち、少なくとも一つを示す。
これにより、付属部材が部品テープに移動自在に取り付けられているため、部品テープが送り出されているときであっても、その付属部材を部品テープに対してスライドさせることで、一定の位置に留まらせることができる。その結果、付属部材の記憶手段に記憶されている部品情報を、例えば部品実装機などに容易に読み取らせることができ、例えばロット番号などの部品情報を用いた部品の管理を容易とすることができる。
ここで好適には、前記記憶手段はIC(Integrated Circuit)タグからなる。
これにより、例えばバーコードなどに比べて多くの部品情報を記憶手段に書き込むことができ、さらに、非接触通信で部品情報を部品実装機に容易に知らせることができる。
なお、本発明は、上述のような部品の管理方法として実現することができるだけでなく、部品管理装置や、部品実装機、部品実装方法、部品の管理方法のプログラムや、そのプログラムを格納する記憶媒体としても実現することができる。
本発明の部品の管理方法は、基板に実装された部品を簡単に管理することができるという作用効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態における部品実装システムについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態における部品実装システムの構成を示す構成図である。
この部品実装システムは、電子部品3をプリント基板2上に実装する部品実装機100,200と、これらの部品実装機100,200を制御する制御装置300とを備え、プリント基板2上に実装された個々の電子部品3の管理を確実かつ簡単に行うものである。
部品実装機100,200は、それぞれ複数のリール101が配設された部品供給部102を備えている。そして部品実装機100,200は、その部品供給部102にあるリール101から部品テープ103を引き出して、その部品テープ103に収納されている電子部品3を取り出し、投入されたプリント基板2上に電子部品3を実装する。
ここで、部品テープ103には記憶手段たるテープ用IC(Integrated Circuit)タグ104が取着されており、そのテープ用ICタグ104は、その部品テープ103に収納されている電子部品3に関する内容を示す部品データ105を予め記憶している。
また、プリント基板2上には基板用IC(Integrated Circuit)タグ106が取着されており、その基板用ICタグ106は、その基板2に実装された電子部品3や実装作業結果を示す内容の管理データ107を記憶するための領域を有している。
このようなテープ用及び基板用ICタグ104,106は、いわゆるRFID(Radio Frequency Identification)技術を利用して非接触で通信を行うものであって、その通信により情報を記憶したり、記憶している情報を送信したりする。
即ち、本実施の形態における部品実装機100,200は、テープ用ICタグ104から部品テープ103に収納されている電子部品3の部品データ105を読み取り、実装作業が完了すると、実装作業を行ったプリント基板2の基板用ICタグ106に対して、実装された電子部品3に関する内容と実装作業結果を示す内容とを管理データ107として書き込む。言い換えれば、本実施の形態における部品実装機100,200は、管理データ107を作成する部品管理装置を備えている。さらに、本実施の形態における部品実装機100,200は、読み取った部品データ105の内容に応じて、実装動作を変化させる(詳細については後述する)。
また、制御装置300は、各部品実装機100,200によって基板用ICタグ106に書き込まれる管理データ107を、その部品実装機100,200から取得して一括して保存する。
図2は、本実施の形態における部品テープ103を説明するための説明図である。
本実施の形態における部品テープ103は、リール101に巻き付けられており、電子部品3が載置されるキャリアテープ103bと、キャリアテープ103bに貼り付けられたカバーテープ103aとを備える。また、本実施の形態における部品テープ103には、部品テープ103の長手方向に沿ってスライド自在な付属部材たるスライド部材103dが取り付けられており、そのスライド部材103dには上述のテープ用ICタグ104が取着されている。なお、本実施の形態では、部品テープ103、リール101、スライド部材103d、及びテープ用ICタグ104から部品保持具を構成している。
キャリアテープ103bは、薄肉の樹脂成形品や紙などからなり、複数の電子部品3は、そのキャリアテープ103b上に略等間隔に離れて形成された収納凹部103cに収納されている。
カバーテープ103aは、例えば透光性の合成樹脂からなり、電子部品3がキャリアテープ103bの収納凹部103cから外れないように、つまり各収納凹部103cを塞ぐようにキャリアテープ103bに貼り付けられている。
スライド部材103dは、キャリアテープ103bにカバーテープ103aが貼り付けられている状態で、これらを抱え込むようにキャリアテープ103b及びカバーテープ103aに係合している。言い換えれば、スライド部材103dは、部品テープ103の幅方向の両端部をそれぞれ挟持するようにその部品テープ103に取り付けられている。このようなスライド部材103dは、キャリアテープ103b及びカバーテープ103aの長手方向に沿って力を受けると、その力の向きにスライドする。このようにスライド部材103dがスライド自在に両テープ103a,103bに取着されていることにより、カバーテープ103aがキャリアテープ103bから剥がれても、その剥がれた部位にスライド部材103dを配置すれば、カバーテープ103aがキャリアテープ103bの収納凹部103cを覆い、電子部品3がその収納凹部103cから外に飛び出してしまうのを防ぐことができる。なお、スライド部材103dは、部品テープ103の長手方向に沿ってスライド自在なものであれば、必ずしも上述のような形態、つまり電子部品3の飛び出し防止の効果が得られるような形態に限定されるものではなく、どのような形態であっても良い。
テープ用ICタグ104は、スライド部材103dに取着されて、そこに記憶されている部品データ105には、電子部品3のロットや製造メーカなどを示す情報が含まれている。
例えば図2に示すように、部品データ105には、部品テープ103に収納されている各電子部品3のシリアル番号が格納されるシリアル番号欄A1と、部品テープ103に収納されている電子部品3のロット番号が格納されるロット番号欄A2と、その電子部品3の部品名が格納される部品名欄A3と、その電子部品3の製造メーカを示すベンダーコードが格納されるベンダー欄A4と、その電子部品3の形状を示す形状コードが格納される形状欄A5と、その電子部品3の寸法を示す内容が格納される寸法欄A6と、その電子部品3の製造年月日が格納される製造欄A7と、その電子部品3が製造後に封止された状態から開封された年月日が格納される開封欄A8と、その部品テープ103に収納されている電子部品3の員数が格納されている員数欄A9と、収納された各電子部品3間の間隔が格納されるピッチ欄A10とがある。
具体的に、シリアル番号欄A1には各電子部品3のシリアル番号を示す「ser0001,…,ser0500」が格納され、ロット番号欄A2には電子部品3のロット番号「lot0002」が格納され、部品名欄A3には電子部品3の部品名「1005C.R」が格納され、ベンダー欄A4には電子部品3の製造メーカを示すベンダーコード「ven0003」が格納されている。なお、上述の各電子部品3のシリアル番号はそれぞれ、例えば、電子部品3の部品テープ103上での配列順に格納されている。
また、形状欄A5には、その電子部品3の形状を示す形状コード「123」が格納され、寸法欄A6には、その電子部品3の幅「10mm」と奥行き「5mm」と高さ「2mm」とが格納されている。
さらに、製造欄A7には電子部品3の製造年月日「2002年1月31日」が格納され、開封欄A8にはその電子部品3が開封された年月日「2003年2月1日」が格納され、員数欄A9にはその部品テープ103に収納されている電子部品3の個数「500個」が格納されている。ピッチ欄A10には、部品テープ103に収納された各電子部品3の間隔が、引き出し回数(例えば「10」)として格納されている。部品テープ103のキャリアテープ103bには、長手方向に沿って配列する複数の孔が形成されており、部品実装機100,200は、部品テープ103をその各孔の間隔ごとに引き出す。この引き出しが行われる回数が上述の引き出し回数である。例えば、部品実装機100,200が、所定の位置にある部品テープ103の先端の電子部品3を取り出して、その部品テープ103を上述の引き出し回数(10回)だけ引き出すと、部品テープ103の次の電子部品3がその所定の位置に配置される。
図3は、本実施の形態における部品実装機100の内部構成を示すブロック図である。なお、部品実装機200も部品実装機100と同様の構成を有する。
部品実装機100は、部品RW部111と、ヘッド112と、ヘッド駆動部113と、基板RW部118と、データ記憶部115と、通信部116と、これらの各構成要素を制御する制御部117とを備えている。
部品RW部111は、部品実装機100に装着される部品テープ103の本数に応じた個数だけ備えられている。この部品RW部111は、部品テープ103に取着されたテープ用ICタグ104を検出してそのテープ用ICタグ104と非接触通信を行い、テープ用ICタグ104に記憶されている部品データ105を読み取ったり、テープ用ICタグ104の部品データ105を更新したりする。
ヘッド112は、部品テープ103に収納されている電子部品3を吸着してプリント基板2上に載置するものであって、先端に電子部品3を吸着する吸着ノズル112aを具備する。
ヘッド駆動部113は、制御部117からの制御に応じてヘッド112を駆動させる。
基板RW部118は、プリント基板2上に取り付けられた基板用ICタグ106と非接触通信を行い、その基板用ICタグ106に記憶されている管理データ107を読み込んだり、新たに更新された管理データ107を基板用ICタグ106に書き込んだりする。
データ記憶部115は、制御部117からの制御に応じて、管理データ107及び部品データ105を記憶する。
通信部116は、制御部117からの制御に応じて、データ記憶部115に記憶されている管理データ107や部品データ105を制御装置300に対して送信する。
また、部品実装機100の部品供給部102は、部品テープ103ごとに対応する複数の部品カセット(フィーダ)を備えている。
図4は、部品カセットを説明するための説明図である。
部品カセット114は、リール101から部品テープ103を引き出して、部品テープ103に収納された電子部品3を一つずつ部品実装機100,200の部品吸着位置にまで送り出すものであって、部品テープ103を引き出す引出機構(図示せず)と、その機構を保持するカセット筐体114aとを具備する。このような部品カセット114は、複数個がZ軸に沿って配列するように部品実装機100に装着される。
部品テープ103は、部品カセット114の引出機構により、カセット筐体114aの取込口114cからそのカセット筐体114a内部に送り込まれる。その内部に送り込まれた部品テープ103の各電子部品3は順次、カセット筐体114aの吸着口114bを臨む位置、つまり上述の部品吸着位置に配置される。
部品実装機100,200に備えられたヘッド112の吸着ノズル112aは、その先端をカセット筐体114aの吸着口114bからカセット筐体114a内に挿入させ、部品カセット114の部品吸着位置にある電子部品3を吸着して、これをカセット筐体114a外部に取り出す。そして、吸着ノズル112aは、吸着した電子部品3をプリント基板2上に実装する。
図5は、部品カセット114のカセット筐体114a内に送り込まれる部品テープ103の様子を説明するための説明図である。
部品テープ103は、上述のように部品カセット114の取込口114cからカセット筐体114a内部に送り込まれるが、部品テープ103、つまりキャリアテープ103b及びカバーテープ103aのみが内部に送り込まれ、スライド部材103dはカセット筐体114aの取込口114c周辺に係止する。即ち、キャリアテープ103b及びカバーテープ103aが、部品カセット114の引出機構によりカセット筐体114a内部に送り込まれる一方、スライド部材103dは、カセット筐体114aに係止するため、キャリアテープ103b及びカバーテープ103aに対してスライドし、取込口114c周辺の位置に留まる。
また、部品RW部111は、各部品カセット114付近に配設されており、上述のように取込口114c周辺に留まるスライド部材103dのテープ用ICタグ104と通信可能な位置にある。
図6は、カセット筐体114a内において部品テープ103が送り出される様子を説明するための説明図である。
この図6に示すように、部品テープ103のキャリアテープ103b及びカバーテープ103aは、カセット筐体114aの取込口114cからカセット筐体114a内部に送り込まれるが、スライド部材103dは、カセット筐体114aの取込口114c周辺に係止してその場に留まる。これにより、部品RW部111は、部品テープ103が引き出されている状態、つまり部品実装が行われている状態であっても、常に、スライド部材103dにあるテープ用ICタグ104と通信することができる。
また、カセット筐体114aの内部に送り込まれたカバーテープ103aは、キャリアテープ103bから剥がされて、カバーテープ用リール119に巻き取られる。そしてカバーテープ103aが剥がされたキャリアテープ103bの収納凹部103cが部品吸着位置に到達すると、その収納凹部103cに収納されている電子部品3は、ヘッド112の吸着ノズル112aで吸着される。
管理データ107は、そのプリント基板2に対して実装作業を行った各設備(部品実装機など)の作業結果を示す内容の作業結果情報107aと、各設備で実装された電子部品3に関する内容を示す実装部品情報107bとからなる。
図7は、作業結果情報107aの内容を示す情報内容表示図である。
この作業結果情報107aには、プリント基板2を識別するために割り当てられた基板ID(例えば「PB01ID」)と、そのプリント基板2のロット番号(例えば「PB01Rt」)とが含まれている。
さらに、その作業結果情報107aには、プリント基板2に対して作業を行った設備の名称(設備名)が格納される設備名欄B1と、その設備にプリント基板2が投入された日時が格納される投入日時欄B2と、その設備で作業に要した時間(タクト)が格納されるタクト欄B3と、その設備がプリント基板2に対して実行したプログラムの名称が格納されるPG欄B4と、プログラムの実行中にエラーが生じた場合にそのエラーに関する内容が格納されるエラー欄B5と、その設備の作業に関連する実装部品情報107bを指し示すインデックスが格納されるインデックス欄B6とがある。ここで、作業結果情報107aにインデックスを含めることにより、作業結果情報107aは設備毎に実装部品情報107bに関連付けられている。
例えば、設備名欄B1には、部品実装機100の設備名「CM402」が格納され、投入日時欄B2には、部品実装機100にプリント基板2が投入された日時「2003/01/06 11:16:34」が格納され、タクト欄B3には、部品実装機100で実装作業に要した時間「35秒」が格納され、PG欄B4には、部品実装機100でそのプリント基板2に対して実行されたプログラムの名称「PTESTA」が格納され、インデックスB6欄には、部品実装機100で実装された電子部品3に関連する実装部品情報107bのインデックス「Idx01」が格納されている。また、エラー欄B5には、例えば、プログラムを実行させたときに発生したエラーの発生日時「2003/01/06 11:16:55」と、そのエラーのエラーコード「MC0005」と、エラーが発生したステップ「100」とが格納されている。
図8は、実装部品情報107bの内容を示す情報内容表示図である。
実装部品情報107bには各設備毎に上述のインデックスが割り当てられており、各実装部品情報107bはそのインデックスにより識別される。
例えば、インデックス「Idx01」の実装部品情報107bには、部品実装機100で実装された各電子部品3の部品名やシリアル番号などが含まれている。
即ち、その実装部品情報107bには、プリント基板2上の位置(実装点)が格納される位置欄C1と、その位置に実装された電子部品3の部品名が格納される部品名欄C2と、その電子部品3のシリアル番号が格納されるシリアル番号欄C3と、その電子部品3のロット番号が格納されるロット番号欄C4と、その電子部品3のリール101(部品カセット114)が配置されていた場所(Z軸の位置)が格納されるZ軸欄C5とがある。
例えば、位置欄C1には実装された電子部品3のプリント基板2上の位置「X1,Y1」が格納され、部品名欄C2にはその電子部品3の部品名「1005C.R」が格納され、シリアル番号欄C3にはその電子部品3のシリアル番号「ser0001」が格納され、ロット番号欄C4にはその電子部品3のロット番号「rot0002」が格納され、Z軸欄C5にはその電子部品3のリール101が配置されていたZ軸の位置「10」が格納されている。なお、Z軸とは、部品実装機100の部品供給部102に配置されている複数のリール101の配列方向をいう。
本実施の形態における部品実装機100の制御部117は、リール101が部品カセット114に取り付けられると、又は、リール101が取り付けられた部品カセット114が部品実装機100に装着されると、そのリール101に巻きつけられた部品テープ103のテープ用ICタグ104から部品データ105を、部品RW部111に読み出させ、その部品データ105をデータ記憶部115に記憶させる。ここで、部品データ105をデータ記憶部115に記憶させるときには、制御部117は、その部品データ105を読み出した部品RW部111に対応する部品カセット114(リール101)のZ軸の位置を特定し、そのZ軸の位置に対応付けて部品データ105をデータ記憶部115に記憶させる。なお、制御部117は、例えばZ(Z軸の位置)=1であることを示す情報を部品RW部111が制御部117に通知することにより、部品カセット114のZ軸の位置を特定する。
また、制御部117は、プリント基板2が部品実装機100に投入されると、基板RW部118を制御することにより、そのプリント基板2に取着されている基板用ICタグ106から管理データ107を読み取り、データ記憶部115に記憶させる。
そして、そのプリント基板2に対して実装作業が終了すると、制御部117は、データ記憶部115に記憶されている管理データ107にその実装作業結果を書き込んでこれを更新し、再び基板RW部118を制御して、その更新された管理データ107を基板用ICタグ106に書き込む。
管理データ107を更新するときには、制御部117は、作業を行った設備の名称や、プリント基板2の投入日時などを作業結果情報107aに書き込んでこれを更新するとともに、実装された電子部品3に対応する部品データ105をデータ記憶部115から読み出し、その内容に基づいて実装部品情報107bを更新する。具体的に、制御部117は、各電子部品3を実装するときには、その各電子部品3を取り出した部品カセット114のZ軸位置と実装点(電子部品3がプリント基板2上に実装された位置)を記憶しており、管理データ107の実装部品情報107bを更新するときには、その記憶していたZ軸位置に対応付けられた部品データ105をデータ記憶部115から読み出す。制御部117はこの読み出した部品データ105に含まれる部品名やシリアル番号などの各内容と、上記Z軸位置及び実装点とを、実装部品情報107bの該当欄に書き込む。
これにより、プリント基板2に取り付けられた基板用ICタグ106には、図8に示すように、各設備ごとにそのプリント基板2に実装された個々の電子部品3に対するシリアル番号やロット番号、実装点などが示されることとなる。
また、部品実装機100の制御部117は、部品カセット114の部品テープ103から電子部品3を取り出すごとに、その部品テープ103のテープ用ICタグ104に記憶されている員数を更新する。即ち、制御部117は、ヘッド112の吸着ノズル112aで部品テープ103の電子部品3が1つ吸着されると、データ記憶部115に記憶されているその部品テープ103に対応する部品データ105の員数を1つデクリメントする。そして、制御部117は、そのデクリメントされた員数(残数)がテープ用ICタグ104の部品データ105に書き込まれるように、部品RW部111を制御する。なお、このようなテープ用ICタグ104への書込みは、そのテープ用ICタグ104に対応する部品カセット114やリール101が部品実装機100から取り外されるときに、行われても良い。
これにより本実施の形態では、仕掛かりの部品テープ103がリール101ごと部品実装機100又は部品カセット114から取り外されたときでも、その部品テープ103に収納されている電子部品3の員数(残数)がテープ用ICタグ104に記録されているため、電子部品3の在庫管理を容易にすることができる。また、本実施の形態では、スライド部材103dをスライドさせることにより、その仕掛かりの部品テープ103を部品カセット114から外したときにも、電子部品3が部品テープ103から外れてしまうのを防ぐことができる。即ち、仕掛かりの部品テープ103の先端側では、カバーテープ103aがキャリアテープ103bから剥がれており、仮に、スライド部材103dがなければ、電子部品3が収納凹部103cから飛び出してしまうことがある。しかし、本実施の形態では、スライド部材103dがスライド自在にカバーテープ103a及びキャリアテープ103bに取着されているため、そのスライド部材103dを部品テープ103の先端側にスライドさせれば、剥がれたカバーテープ103aはキャリアテープ103bに密着し、その結果、電子部品3は飛び出すことができないのである。
また、制御部117は、部品RW部111に読み取らせた部品データ105に基づいて、部品テープ103の電子部品3の形状又は寸法を特定し、その電子部品3の形状等に応じてヘッド112の吸着態様が変化するようにヘッド駆動部113を制御する。
例えば、制御部117は、電子部品3の高さが低いと判断したときには、ヘッド112の吸着ノズル112aがその高さに応じて低くなるようにヘッド駆動部113を制御する。これにより、電子部品3を吸着し損ねることを防いで、その電子部品3を破損させることなく確実且つ安全に実装することができる。
また、制御部117は、例えば部品テープ103の電子部品3がプリント基板2に実装されるべき電子部品と異なると判断したときには、ヘッド112の吸着動作を停止させるようにヘッド駆動部113を制御する。これにより、電子部品3の誤実装を防止することができる。
図9は、本実施の形態における部品実装機100の動作を示すフロー図である。
まず、部品実装機100は、部品テープ103に取り付けられたテープ用ICタグ104から部品データ105を読み出し(ステップS100)、さらに、投入されたプリント基板2の基板用ICタグ106から管理データ107を読み込み(ステップS102)、その部品データ105及び管理データ107を記憶する。
次に、部品実装機100は、部品テープ103を引き出しながら、そこに収納されている電子部品3のプリント基板2に対する実装を開始する(ステップS104)。ここで、電子部品3の実装を行うときには、部品実装機100は、ステップS100で読み出した部品データ105の形状や寸法に基づいて吸着態様を変化させ、確実かつ安全に実装を行う。
そして、部品実装機100は、ステップS100で読み出された部品データ105の示す電子部品3の員数と、部品テープ103から取り出された電子部品3の個数とに基づいて、現時点で部品テープ103にある電子部品3の員数を特定し、自らが保持する部品データ105の員数を、その特定した員数に更新する(ステップS106)。また、部品実装機100は、テープ用ICタグ104と通信することにより、そのテープ用ICタグ104に記憶されている部品データ105の員数も、その特定した員数に更新する。
さらに、部品実装機100は、ステップS104の部品実装作業結果と、ステップS100で読み出した部品データ105とに基づいて、管理データ107を更新する(ステップS108)。
このように本実施の形態における部品実装機100,200が行う電子部品3の管理方法では、電子部品3に関する部品データ105の内容を、基板に実装された電子部品3に関連付けるように管理データ107を作成するため、その実装された電子部品3を確実に管理することができる。また、カセット筐体114aの取込口114c付近に留まるスライド部材103d上のテープ用ICタグ104から部品データ105を読み出すため、その部品データ105を常時に容易に読み出すことができ、プリント基板2上に実装された電子部品3を簡単に管理することができる。また例えば、仕掛かり状態(電子部品3の取り出しが途中まで行われた状態)で部品実装機100,200から取り外して保管されてあった部品テープ103を、再度、部品実装機100,200に装着して部品実装を行う場合でも、いつでも部品テープ103のテープ用ICタグ104から部品データ105を読み出すことができる。
また、この電子部品3の管理方法では、テープ用ICタグ104から部品データ105を読み出すことにより、部品データ105を非接触で容易に読み出すことができる。
また、この電子部品3の管理方法では、プリント基板2に実装された全ての電子部品3に関する内容が管理データ107として基板用ICタグ106に記憶されるので、そのプリント基板2を所有する者は、基板用ICタグ106から管理データ107を読み出せば、プリント基板2上に実装された各電子部品3のロットなどを特定することができる。
このように本実施の形態における部品テープ103には、テープ用ICタグ104を有するスライド部材103dが取り付けられているため、そのテープ用ICタグ104に記憶されている部品データ105を常時、部品実装機100,200に読み取らせ易くすることができる。
さらに、本実施の形態では、制御装置300が各部品実装機100,200と通信して管理データ107を一括して所持するため、作業員は、わざわざ各プリント基板2の基板用ICタグ106から管理データ107を読み出すことなく、各プリント基板2に実装された電子部品3に関する内容や、作業結果を示す内容を一元管理することができる。
(変形例1)
ここで、上記本実施の形態における部品カセット114のZ軸位置の特定方法に関する変形例を説明する。
上記本実施の形態では、部品カセット114ごとに部品RW部111を備えて、これらの部品RW部111を識別することにより部品カセット114のZ軸位置を特定した。
本変形例では、部品RW部111を1つ又は2つだけ備えて、この部品RW部111とテープ用ICタグ104との通信状況に基づいて各部品カセット114のZ軸位置を特定する。
1つ又は2つの部品RW部111は、各テープ用ICタグ104より受信する電波の方向に基づいて、各テープ用ICタグ104に対応する部品カセット114のZ軸位置を特定する。
図10は、1つの部品RW部111が部品カセット114のZ軸位置を特定する様子を説明するための説明図である。
例えば、部品実装機100は、1つの部品RW部111と、その部品RW部111から、部品供給部102における各部品カセット114のテープ用ICタグ104付近にまで配設されたアンテナ111aとを備える。
このようにアンテナ111aが各テープ用ICタグ104の近くにまであることにより、部品RW部111は、テープ用ICタグ104の電波を確実に受信することができる。即ち、部品RW部111は、その受信結果である各テープ用ICタグ104の電波強度や受信方向に基づいて、各テープ用ICタグ104の位置を正確に特定することができる。さらに、部品RW部111は、その位置から部品カセット114のZ軸位置を正確に特定することができる。
また、各テープ用ICタグ104付近にまで至るアンテナを各テープ用ICタグ104ごとに切り換え可能に敷設しても良い。この場合には、各アンテナは、各Z軸位置(Z=1,2,…)に対応しているため、部品RW部111は、各アンテナの出力を切り換えて取得することにより、切り換えられたアンテナに対応するテープ用ICタグ104(部品カセット114)のZ軸位置を特定し、そのテープ用ICタグ104から部品データ105を取得する。
即ち、各アンテナにはスイッチが設けられており、そのスイッチがオンすることにより、そのスイッチに対応するアンテナからの出力が、部品RW部111に取得される。部品RW部111は、各アンテナに対応するスイッチの中から、Z=1に対応するアンテナのスイッチのみをオンし、次にZ=2に対応するアンテナのスイッチのみをオンするように、各スイッチを順にオンすることで、各アンテナの出力を切り換えて取得する。
(変形例2)
次に、上記本実施の形態における管理データ107の更新のタイミングに関する変形例について説明する。
上記本実施の形態では、部品実装機100は、プリント基板2上に全ての電子部品3が実装された後に管理データ107を更新したが、本変形例の部品実装機100は、それ以外のときにも管理データ107を更新する。
例えば、部品実装機100は、プリント基板2が部品実装機100に投入され、そのプリント基板2の基板用ICタグ106から管理データ107を読み出すタイミングで、その管理データ107の実装部品情報107bを更新する。
即ち、プリント基板2が投入されたときには、既に部品実装機100は、装着された部品テープ103の部品データ105を記憶しており、そのプリント基板2に対して、何れのZ軸位置の部品テープ103から電子部品3を取り出し、何れの位置にその電子部品3を実装するかを認識している。これにより、部品実装機は、プリント基板2が投入されて管理データ107を読み込んだ時点で、そのZ軸位置に対応付けて記憶している部品データ105の内容を、管理データ107の実装部品情報107bの各欄に書き込んでその実装部品情報107bを更新する。
また、部品実装機100は、各電子部品3がプリント基板2上に装着されるタイミングで、管理データ107の実装部品情報107bを随時更新しても良い。
例えば、部品実装機100は、Z軸位置(Z=1)にある部品テープ103から電子部品3を取り出して、その電子部品3をプリント基板2上に装着したときには、上記Z=1のZ軸位置に対応付けて記憶している部品データ105の内容を、管理データ107の実装部品情報107bの各欄に書き込んでその実装部品情報107bを更新する。
以上、本発明について実施の形態及び変形例を用いて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、本実施の形態及び変形例では、管理データ107の実装部品情報107bに、部品名やシリアル番号やロット番号を格納したが、さらに、部品データ105に含まれるベンダーコードや形状、製造年月日、開封年月日などを格納しても良い。これらを格納することにより、プリント基板2上に実装された電子部品3をベンダーコードや開封年月日などで管理することができる。
また、本実施の形態及び変形例では、管理データ107を基板用ICタグ106に書き込んだが、制御装置300で管理データ107が保存されていれば、必ずしも基板用ICタグ106に書き込まなくても良い。
また、本実施の形態及び変形例では、テープ用ICタグ104を部品テープ103に取着したが、部品データ105を記憶し得るものであれば他の記憶手段であっても良い。さらに、本実施の形態及び変形例では、スライド部材103dを部品テープ103に取り付けたが、部品実装機100,200から見て所定の位置に留まるものであれば他の付属部材であっても良い。
また、本実施の形態及び変形例では、部品実装機100,200が部品管理装置を備えたが、制御装置300が部品管理装置を備えて管理データ107を作成しても良い。
本発明の部品の管理方法は、基板に実装された電子部品などを確実に管理することができるという効果を有し、電子機器生産業などに適用することができる。
本発明の実施の形態における部品実装システムの構成を示す構成図である。 同上の部品テープを説明するための説明図である。 同上の部品実装機の内部構成を示すブロック図である。 同上の部品カセットを説明するための説明図である。 同上の部品カセットのカセット筐体内に送り込まれる部品テープの様子を説明するための説明図である。 同上のカセット筐体内において部品テープが送り出される様子を説明するための説明図である。 同上の作業結果情報の内容を示す情報内容表示図である。 同上の実装部品情報の内容を示す情報内容表示図である。 同上の部品実装機の動作を示すフロー図である。 同上の変形例に係る1つの部品RW部が部品カセットのZ軸位置を特定する様子を説明するための説明図である。 従来の部品テープが巻き付けられたリールの外観を示す外観図である。
符号の説明
2 基板
3 電子部品
100 部品実装機
101 リール
102 部品供給部
103 部品テープ
103d スライド部材
104 テープ用ICタグ
105 部品データ
106 基板用ICタグ
107 管理データ
200 部品実装機
300 制御装置

Claims (10)

  1. 複数の部品を保持する部品テープから部品実装機によって取り出されて基板に実装された部品を管理する部品の管理方法であって、
    前記部品テープには、前記部品実装機が部品を取り出すために前記部品テープを送り出しているときにも、前記部品実装機から見て所定の位置に留まる付属部材が、前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に取り付けられ、前記付属部材には、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段が取着されており、
    前記部品の管理方法は、
    前記付属部材に取着された記憶手段から前記部品情報を読み出すリードステップと、
    前記部品テープから部品を取り出して基板に実装する実装ステップと、
    前記実装ステップで実装された部品について、前記リードステップで読み出された部品情報に基づき管理情報を作成する管理情報作成ステップと
    を含むことを特徴とする部品の管理方法。
  2. 前記付属部材は、前記部品テープが部品実装機によって送り出されるときには、前記部品実装機の構成部材に係止することで前記所定の位置に留まっており、
    前記リードステップでは、
    前記部品実装機の構成部材に係止して留まる付属部材上の記憶手段から、前記部品情報を読み出す
    ことを特徴とする請求項1記載の部品の管理方法。
  3. 前記リードステップでは、
    前記記憶手段から、部品のロット番号、部品のシリアル番号、部品の製造メーカを示す情報、部品の形状を示す情報、部品の製造年月日、部品が封止状態から開封されたときを示す年月日、及び前記部品テープに保持されている部品の員数のうち、少なくとも一つを前記部品情報として読み出す
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の部品の管理方法。
  4. 前記部品情報は、前記部品テープに保持されている部品の員数を示し、
    前記部品の管理方法は、さらに、
    前記部品の員数から、前記実装ステップで取り出された部品の個数を引いた残数を、前記記憶手段に書き込む残数書込みステップを含む
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の部品の管理方法。
  5. 前記部品の管理方法は、さらに、
    前記管理情報作成ステップで作成された管理情報を、前記実装ステップで実装された基板上のICタグに書き込む基板書込みステップを含む
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の部品の管理方法。
  6. 複数の部品を保持する部品テープから部品実装機によって取り出されて基板に実装された部品を管理する部品管理装置であって、
    前記部品テープには、前記部品実装機が部品を取り出すために前記部品テープを送り出しているときにも、前記部品実装機から見て所定の位置に留まる付属部材が、前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に取り付けられ、前記付属部材には、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段が取着されており、
    前記部品管理装置は、
    前記付属部材に取着された記憶手段から前記部品情報を読み出すリード手段と、
    部品実装機によって前記部品テープから取り出されて基板に実装された部品について、前記リード手段で読み出された部品情報に基づき管理情報を作成する管理情報作成手段と
    を備えることを特徴とする部品管理装置。
  7. 複数の部品を保持する部品テープから前記部品を取り出して基板に実装する部品実装方法であって、
    前記部品テープには、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段を有する付属部材が、前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に取り付けられており、
    前記部品実装方法は、
    部品の取り出しのために前記部品テープが送り出されているときに、係止手段が前記付属部材と係止することで、前記付属部材を前記部品実装機から見て所定の位置に留まらせる係止ステップと、
    前記付属部材の記憶手段から前記部品情報を読み出すリードステップと、
    前記部品テープから部品を取り出して基板に実装する実装ステップと、
    前記実装ステップで実装された部品について、前記リードステップで読み出された部品情報に基づき管理情報を作成する管理情報作成ステップと
    を含むことを特徴とする部品実装方法。
  8. 複数の部品を保持する部品テープから前記部品を取り出して基板に実装する部品実装機であって、
    前記部品テープには、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段を有する付属部材が、前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に取り付けられており、
    前記部品実装機は、
    部品の取り出しのために前記部品テープが送り出されているときに、前記付属部材と係止することで、前記付属部材を前記部品実装機から見て所定の位置に留まらせる係止手段と、
    前記付属部材の記憶手段から前記部品情報を読み出すリード手段と、
    前記部品テープから部品を取り出して基板に実装する実装手段と、
    前記実装手段で実装された部品について、前記リード手段で読み出された部品情報に基づき管理情報を作成する管理情報作成手段と
    を備えることを特徴とする部品実装機。
  9. 複数の部品を保持する部品保持具であって、
    前記複数の部品を一列に配列させた形で保持する部品テープと、
    前記部品テープの長手方向に沿って移動自在に、前記部品テープに取り付けられた付属部材と、
    前記付属部材に取着され、前記複数の部品に関する部品情報を予め記憶している記憶手段と
    を備えることを特徴とする部品保持具。
  10. 請求項1〜の何れか1項に記載の部品の管理方法に含まれるステップをコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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