JP4026372B2 - 車両の防振装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のエンジン、トランスミッションマウントにおける車両の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、エンジンとトランスミッションから成るパワーユニットを車体に取り付けるマウント構造として、例えば図5に示すようなものがある。尚、図5の(a)は正面図で、(b)は平面図である。
【0003】
これは、パワーユニットを車幅方向に所謂横置きする場合であって、パワーユニットPU側に一端がボルトにより取り付けられたブラケット100 の他端にマウントインシュレータ101 を装着し、このマウントインシュレータ101 を閉断面構造のサイドメンバ102 内に取付孔103 を介して埋設した後、マウントインシュレータ101 の端部外周に溶接した取付フランジ104 部において、サイドメンバ102 の車幅方向内側壁102aにボルト105 及びナット106 で取り付けられるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したようなマウント構造にあっては、マウントインシュレータ101 の取付面がサイドメンバ102 の車幅方向内側壁102aの2面(車両前後方向)しか設定されていないため、取付剛性が低い。そのため、取付剛性を高めるためにはサイドメンバ102 の板厚を上げたり、取付面部に補強材を付設したりしなければならず、大幅な重量増となると共にコストアップを招来するという問題点があった。
【0005】
また、図4の(a)にも示すように、サイドメンバ102 の断面においては、エンジンからの振動がオフセット入力となる(図中ハッチングで示した車幅方向内側壁102aに入力される)ことから、サイドメンバ102 において図心回りに捩じれ入力が発生し、振動・騒音が大きくなるという問題点もあった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、大きな重量増を伴わずにサイドメンバにおける取付剛性を高めると共に、捩じれ入力も効果的に抑制することができる車両の防振装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明に係る車両の防振装置は、エンジンとトランスミッションから成るパワーユニットを車体に取り付けるためのブラケットと、前記ブラケットに対して外側に位置する閉断面構造のサイドメンバと、前記サイドメンバの車幅方向内側壁の所定位置に穿設された取付孔と、前記ブラケットに装着されたマウントインシュレータと、前記マウントインシュレータの外周に嵌装された有頂筒状の取付部材と、を有し、前記取付部材の筒状本体部を前記取付孔に挿入してその頂部をサイドメンバの車幅方向外側壁に取り付けると共に、前記筒状本体部に付設した外向きフランジを車幅方向内側壁にそれぞれ取り付け、サイドメンバにおける取付剛性を高めると共に、捩じれ入力も抑制できるようにした。
【0008】
また、前記取付部材は、同取付部材に予め取り付けられたスタッドボルトを介して前記サイドメンバの車幅方向外側壁に取り付けられると、サイドメンバ内の取付作業が無くなり取付作業性が向上する。
【0009】
また、前記取付部材は、同取付部材に予め取り付けられたナットを介して前記サイドメンバの車幅方向外側壁にボルトにより取り付けられると、サイドメンバ内の取付作業が無くなり取付作業性が向上すると共に、タイヤスペース側への出っ張りも少なくて済む。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の防振装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施例を示す車両の防振装置の斜視図、図2は同じく要部断面図、図3はサイドメンバの車幅方向外側壁における取付部の変形例の断面図、図4は捩じれ入力に関する比較説明図である。
【0012】
図1に示すように、エンジン1とトランスミッション2から成るパワーユニットPUは、車両前部(エンジンルーム)の車幅方向に所謂横置きされて左右の閉断面構造のサイドメンバ3間に取付部材4(マウントインシュレータ8)を介してマウントされる。
【0013】
詳細には、図2にも示すように、パワーユニットPU側に一端が一対のスタッドボルト5及びナット6で取り付けられたブラケット7の他端にマウントインシュレータ(ゴムブッシュ)8が装着され、このマウントインシュレータ8が外向きフランジ4a付きの有頂筒状の前記取付部材4に嵌装される。
【0014】
前記取付部材4の頂部4b中央にはスタッドボルト9が外向きに植設されている。また、前記取付部材4の外向きフランジ4aには前後二箇所に亙ってボルト10が挿通するボルト挿通孔11が穿設されている。
【0015】
一方、前記サイドメンバ3の車幅方向内側壁3aには、前記取付部材4の筒状本体部4cが挿入可能な取付孔12が穿設されると共に、前記外向きフランジ4aのボルト挿通孔11に対応するボルト挿通孔13が穿設される。このボルト挿通孔13に対応した車幅方向内側壁3aの裏面側には前記ボルト10に螺合するナット14が取り付けられている。前記サイドメンバ3の車幅方向外側壁3bには、前記スタッドボルト9が挿通するボルト挿通孔15が穿設されている。尚図中16は前記スタッドボルト9に螺合するナットである。
【0016】
このように構成されるため、パワーユニットPUを車両前部(エンジンルーム)の車幅方向にマウントするにあたっては、予めパワーユニットPU側に取り付けられたマウントインシュレータ8及び取付部材4を取付孔12を介してサイドメンバ3内に埋設した後、取付部材4の外向きフランジ4a部をサイドメンバ3の車幅方向内側壁3aにボルト10とナット14で取り付けられると共に、取付部材4の頂部4bをサイドメンバ3の車幅方向外側壁3bにスタッドボルト9とナット16で取り付ければ良い。
【0017】
このようにして、本実施例では、マウントインシュレータ8が取付部材4を介してサイドメンバ3の車幅方向内側壁3aの車両前後方向の2面と車幅方向外側壁3bの1面の計3面に亙って取り付けられるので、取付剛性が高められると共に、取付孔12が空いて強度低下したサイドメンバ3自身も補強されることにもなり、車体剛性がさらに向上される。その結果、サイドメンバ3の板厚を上げたり、取付面部に補強材を付設したりする必要が無くなり、大幅な重量増を回避してコストダウンが図れる。
【0018】
また、図4の(b)に示すように、サイドメンバ3の断面においては、エンジンからの振動が断面全体に均一に入力される(図中ハッチングで示した車幅方向内側壁3aと車幅方向外側壁3bに入力される)ことから、サイドメンバ3において図心回りに発生する捩じれ入力が抑制される。その結果、振動・騒音が大幅に低減される。
【0019】
また、図3の(a)に示すように、前記取付部材4の頂部4bとサイドメンバ3の車幅方向外側壁3bとの取付けを、スタッドボルト9とナット16との取付けに代えて、前記頂部4bの裏面側に取り付けられたナット20に前記車幅方向外側壁3bの表面側からボルト21を螺合させることで取り付けるようにしても良い。これによれば、前記スタッドボルト9とナット16との取付けと同様にサイドメンバ3内の取付作業が無くなり取付作業性が向上すると共に、タイヤスペース側への出っ張りも少なくて済む。
【0020】
また、図3の(b)に示すように、図3の(a)に示す結合構造において、サイドメンバ3の車幅方向外側壁3bのボルト取付部に予め凹部22を形成して前記取付部材4の頂部4bと取り付けるようにしても良い。これによれば、タイヤスペース側への出っ張りがより一層少なくて済む。
【0021】
尚、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。また、本発明はパワーユニットを縦置きする場合にも適用できる。また、FF,MR,FR及びRR車を問わず適用できる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、エンジンとトランスミッションから成るパワーユニットを車体に取り付けるためのブラケットと、前記ブラケットに対して外側に位置する閉断面構造のサイドメンバと、前記サイドメンバの車幅方向内側壁の所定位置に穿設された取付孔と、前記ブラケットに装着されたマウントインシュレータと、前記マウントインシュレータの外周に嵌装された有頂筒状の取付部材と、を有し、前記取付部材の筒状本体部を前記取付孔に挿入してその頂部をサイドメンバの車幅方向外側壁に取り付けると共に、前記筒状本体部に付設した外向きフランジを車幅方向内側壁にそれぞれ取り付けたので、サイドメンバにおける取付剛性を高められると共に、捩じれ入力も抑制でき振動・騒音が低減できる。
【0023】
また、請求項2の発明によれば、前記取付部材は、同取付部材に予め取り付けられたスタッドボルトを介して前記サイドメンバの車幅方向外側壁に取り付けられるので、サイドメンバ内の取付作業が無くなり取付作業性が向上する。
【0024】
また、請求項3の発明によれば、前記取付部材は、同取付部材に予め取り付けられたナットを介して前記サイドメンバの車幅方向外側壁にボルトにより取り付けられるので、サイドメンバ内の取付作業が無くなり取付作業性が向上すると共に、タイヤスペース側への出っ張りも少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両の防振装置の斜視図である。
【図2】同じく要部断面図である。
【図3】サイドメンバの車幅方向外側壁における取付部の変形例の断面図である。
【図4】捩じれ入力に関する比較説明図である。
【図5】従来のマウント構造の説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 トランスミッション
3 サイドメンバ
3a 車幅方向内側壁
3b 車幅方向外側壁
4 取付部材
4a 外向きフランジ
4b 頂部
4c 筒状本体部
5 スタッドボルト
6 ナット
7 ブラケット
8 マウントインシュレータ
9 スタッドボルト
10 ボルト
11 ボルト挿通孔
12 取付孔
13 ボルト挿通孔
14 ナット
15 ボルト挿通孔
16 ナット
PU パワーユニット

Claims (3)

  1. エンジンとトランスミッションから成るパワーユニットを車体に取り付けるためのブラケットと、
    前記ブラケットに対して外側に位置する閉断面構造のサイドメンバと、
    前記サイドメンバの車幅方向内側壁の所定位置に穿設された取付孔と、
    前記ブラケットに装着されたマウントインシュレータと、
    前記マウントインシュレータの外周に嵌装された有頂筒状の取付部材と、
    を有し、
    前記取付部材の筒状本体部を前記取付孔に挿入してその頂部をサイドメンバの車幅方向外側壁に取り付けると共に、前記筒状本体部に付設した外向きフランジを車幅方向内側壁にそれぞれ取り付けたことを特徴とする車両の防振装置。
  2. 前記取付部材は、同取付部材に予め固着されたスタッドボルトを介して前記サイドメンバの車幅方向外側壁に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の車両の防振装置。
  3. 前記取付部材は、同取付部材に予め固着されたナットを介して前記サイドメンバの車幅方向外側壁にボルトにより取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の車両の防振装置。
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