JP4024420B2 - 異常検出装置及び異常検出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異常検出装置及び異常検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動車両においては、DCブラシレスモータ、リラクタンスモータ等のモータが使用され、該モータはステータ及びロータを備える。そして、前記ステータに配設されたステータコイルに電流を供給することによってロータを回転させ、前記モータを駆動するようになっている。
【0003】
そのために、モータ制御回路及びベースドライブ回路が配設され、前記モータ制御回路において、前記ロータの位置、すなわち、磁極の位置に対応させてU相、V相及びW相の正弦波信号が発生させられるとともに、正弦波信号、及び車両制御回路から送られた電流指令値に基づいて、該電流指令値に対応するパルス幅を有する各相のパルス幅変調信号が発生させられ、該パルス幅変調信号がベースドライブ回路に送られる。
【0004】
該ベースドライブ回路は、前記パルス幅変調信号に対応させてトランジスタ駆動信号を発生させ、該トランジスタ駆動信号をインバータブリッジに対して出力する。該インバータブリッジは、6個のトランジスタを有し、前記トランジスタ駆動信号がオンの間だけトランジスタをオンにして各相の電流を発生させ、該各相の電流を前記ステータコイルに供給する。このようにして、前記モータを駆動し、電動車両を走行させることができる。
【0005】
また、前記インバータブリッジにバッテリが接続され、該バッテリからの直流電流がインバータブリッジによって各相の電流に変換されるようになっている。そして、バッテリ残量が少なくなると前記バッテリが充電される。
【0006】
そのために、充電制御装置が配設され、バッテリを充電する場合、充電制御装置側のプラグを電源系としての商用電源のコンセントに差し込み、充電制御装置と商用電源とを接続し、該商用電源から供給される交流電流を各相のステータコイルに相電流として均等に供給し、前記インバータブリッジの各アームにおいて一対のトランジスタを交互にオン・オフさせることによって直流電流を発生させるようにしている。この場合、モータの各ステータコイルがリアクトル(充電アキュムレータ)として使用される。
【0007】
また、モータを駆動して電動車両を走行させる場合、前記プラグを前記コンセントから抜き、充電制御装置と商用電源とを分離させるとともに、前記インバータブリッジの各アームにおいて一対のトランジスタを交互にオン・オフさせることによって相電流を発生させ、モータを駆動するようにしている。
【0008】
ところで、各相電流を各相のステータコイルに供給するに当たり、各相電流の電圧位相とトランジスタのオン・オフとを対応させる必要がある。そこで、商用電源の電源電圧に基づいてゼロクロス判定用電圧が電圧位相検出部に発生させられ、該電圧位相検出部において、前記ゼロクロス判定用電圧に基づいてゼロクロスオン・オフの判定が行われる。
【0009】
また、前記充電制御装置と商用電源とが接続されているかどうかを判断するために、接続状態判断部が配設される。該接続状態判断部は、前記ゼロクロスオンの判定が行われたかどうかを判断し、ゼロクロスオンの判定が行われた場合、充電制御装置と商用電源とが接続されていると判断し、ゼロクロスオフの判定が行われた場合、充電制御装置と商用電源とが接続されていないと判断する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の充電制御装置においては、充電が開始された後に、商用電源において断線、停電等の異常が発生しても、該異常を検出することができない。
【0011】
すなわち、充電が開始された後は、前記インバータブリッジにおいてトランジスタがオン・オフさせられるので、たとえ、商用電源において断線、停電等の異常が発生しても、バッテリを電源として、インバータブリッジ、モータ及び電圧位相検出部から成る電流のループが形成される。この場合、トランジスタのオン・オフ、すなわち、スイッチングが継続されていると、該スイッチングに伴って正と負とが反転する電圧が電圧位相検出部に発生させられる。したがって、前記電圧に基づいてゼロクロスオンの判定が行われてしまうので、前記異常を検出することができなくなってしまう。
【0012】
本発明は、前記従来の充電制御装置の問題点を解決して、充電が開始された後に異常を検出することができる異常検出装置及び異常検出方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明の異常検出装置においては、モータと、バッテリと、前記モータとバッテリとの間に接続され、スイッチング信号に従って、商用電源からの交流電流を、モータを介して直流電流に変換して前記バッテリに供給する交流・直流変換手段と、前記モータと商用電源との間に接続され、商用電源の商用電源電圧についてゼロクロスオン・オフの判定を行うとともに、前記商用電源電圧の電圧位相を検出する電圧位相検出手段と、前記モータのコイルに流れる交流電流を検出する第1の電流検出手段と、前記交流・直流変換手段からバッテリに供給される直流電流を検出する第2の電流検出手段と、充電用指令値、前記第2の電流検出手段による検出結果、及び前記電圧位相に基づいて交流電流指令値を発生させる指令値発生手段と、前記交流電流指令値及び前記第1の電流検出手段による検出結果に基づいて前記スイッチング信号を発生させるスイッチング信号発生手段と、前記交流電流指令値及び前記第1の電流検出手段による検出結果に基づいて異常検出条件が成立したかどうかを判断し、異常検出条件が成立した場合に、前記スイッチング信号を停止させ、スイッチング信号を停止させた状態における電圧位相検出手段によるゼロクロスオン・オフの判定結果に基づいて異常を検出する異常検出手段とを有する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照にしながら詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態における異常検出装置の機能ブロック図である。
【0019】
図において、31はモータ、33は蓄電手段としてのバッテリ、40は前記モータ31とバッテリ33との間に接続され、スイッチング信号としてのトランジスタ駆動信号に従って、電源系としての商用電源32からの交流電流を、モータ31を介して直流電流に変換して前記バッテリ33に供給する交流・直流変換手段としてのインバータブリッジである。
【0020】
また、25は前記モータ31と商用電源32との間に接続され、商用電源32の商用電源電圧についてゼロクロスオン・オフの判定を行うとともに、電圧位相を検出する電圧位相検出手段としての電圧位相検出部、52は前記モータ31のコイルとしてのステータコイル17に流れる交流電流を検出する第1の電流検出手段としての電流センサ、62は前記インバータブリッジ40からバッテリ33に供給される直流電流を検出する第2の電流検出手段としての電流センサである。なお、モータ31にステータコイル17だけが示されているが、モータ31が3相である場合、ステータコイル17のほかに2個のステータコイルが配設される。
【0021】
そして、91は充電用指令値、前記電流センサ62による検出結果、及び前記電圧位相に基づいて交流電流指令値を発生させる指令値発生手段、93は前記交流電流指令値及び前記電流センサ52による検出結果に基づいて前記トランジスタ駆動信号を発生させるスイッチング信号発生手段、92は前記交流電流指令値及び前記電流センサ52による検出結果に基づいて異常を検出する異常検出手段である。
【0022】
図2は本発明の実施の形態における充電制御装置のモータ駆動部を示す図である。
【0023】
図において、31はモータであり、該モータ31は、複数の相のコイルとしてのステータコイル15〜17、該ステータコイル15〜17がそれぞれ巻装された図示されないステータ、及び前記ステータコイル15〜17の内側において回転自在に配設された図示されないロータを備え、該ロータは、2個の極から成る磁極対を少なくとも一つ備える。本実施の形態において、前記モータ31は、U相、V相及びW相の3相のDCブラシレスモータによって構成され、前記ロータは2個の極から成る磁極対を三つ備える。なお、モータ31がリラクタンスモータによって構成される場合、ロータは2個の突極鉄心から成る突極鉄心対を少なくとも一つ備える。また、本実施の形態において、前記ロータは、ステータコイル15〜17の内側において回転自在に配設されるが、ステータコイル15〜17の外側において回転自在に配設することもできる。
【0024】
前記モータ31を駆動して電動車両を走行させる場合、バッテリ33からの直流電流がインバータブリッジ40によって各相の相電流に変換され、該各相の相電流はそれぞれ各ステータコイル15〜17に供給される。
【0025】
そのために、前記インバータブリッジ40は、コンデンサ13及び各相のアーム21〜23を備え、前記アーム21にトランジスタTr1、Tr2が、前記アーム22にトランジスタTr3、Tr4が、前記アーム23にトランジスタTr5、Tr6がそれぞれ配設されるとともに、各トランジスタTr1〜Tr6のエミッタ・コレクタ間にそれぞれダイオードD1〜D6が接続される。そして、前記ステータコイル15〜17の中性点P3と前記トランジスタTr1、Tr2の中間点P4とがステータコイル15によって、前記中性点P3と前記トランジスタTr3、Tr4の中間点P5とがステータコイル16によって、前記中性点P3と前記トランジスタTr5、Tr6の中間点P6とがステータコイル17によってそれぞれ接続される。
【0026】
したがって、モータ31を駆動する場合、前記ロータの位置、すなわち、磁極の位置が検出され、該磁極の位置に対応させて各相の正弦波信号が発生させられるとともに、各正弦波信号及び電流指令値に基づいて、該電流指令値に対応するパルス幅を有する各相のパルス幅変調信号が発生させられ、該パルス幅変調信号が図示されないベースドライブ回路に送られる。
【0027】
該ベースドライブ回路は、前記パルス幅変調信号に対応させてトランジスタ駆動信号を発生させ、該トランジスタ駆動信号をインバータブリッジ40に対して出力し、前記各トランジスタTr1〜Tr6を選択的にオン・オフさせる。そして、前記トランジスタ駆動信号がオンの間だけトランジスタTr1〜Tr6がオンにされ、前記バッテリ33から供給された直流電流が各相の相電流に変換され、該相電流は前記ステータコイル15〜17に供給される。その結果、モータ31を駆動し、電動車両を走行させることができる。
【0028】
ところで、前記バッテリ33のバッテリ残量が少なくなると、充電制御装置によってバッテリ33を充電することができるようになっている。
【0029】
そのために、前記インバータブリッジ40の各アーム21〜23と並列に整流手段としての充電用アーム24が接続され、前記インバータブリッジ40及び充電用アーム24によって電流供給手段が構成される。前記充電用アーム24は、2個のダイオードD7、D8から成る。
【0030】
そして、前記中性点P3と前記ダイオードD7、D8の中間点P7とが、電圧位相検出部(V)25及び外付けのリアクトル26を介して接続され、前記電圧位相検出部25と商用電源32(図1)とが図示されないフィルタを介して接続される。
【0031】
次に、充電制御装置について説明する。なお、図1及び2と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。
【0032】
図3は本発明の実施の形態における充電制御装置のブロック図、図4は本発明の実施の形態における充電制御装置の動作を示すメインフローチャートである。
【0033】
図において、27はコンデンサ、トランス、抵抗、コイル等から成るフィルタであり、該フィルタ27は、商用電源32と電圧位相検出部25との間に配設され、商用電源32の端子t1、t2間に発生する端子電圧の波形からノイズを除去し、ノイズが除去された後のゼロクロス判定用電圧を電圧位相検出部25の端子t3、t4間に印加する。前記電圧位相検出部25は、ゼロクロス判定用電圧に基づいてゼロクロス信号を発生させるとともに、該ゼロクロス信号に基づいて商用電源電圧の電圧位相を検出したり、商用電源電圧についてゼロクロスオン・オフの判定を行ったりする。なお、前記フィルタ27が配設されていない場合、前記商用電源32の商用電源電圧をゼロクロス判定用電圧として使用することができる。
【0034】
そのために、電圧位相検出部25は、例えば、充電制御装置と商用電源32とが接続されたときに計時を開始し、80〔ms〕が経過するまでにゼロクロス信号VZ の立上りが検出された場合に、ゼロクロスオンの判定を行い、80〔ms〕が経過してもゼロクロス信号VZ の立上りが検出されない場合に、ゼロクロスオフの判定を行う。なお、ゼロクロスオン・オフの判定結果は、判定信号として演算器53、交流電流指令値発生器56、第2の制御手段としての動作要素(PI)63等に送られる。
【0035】
前記充電制御装置側の図示されないプラグを前記商用電源32の図示されないコンセントに差し込み、充電制御装置と商用電源32とを前記端子t1、t2を介して接続すると、前記商用電源32から供給された交流電流IA が、フィルタ27を介して3等分され、交流電流IU 、IV 、IW になって各相のステータコイル15〜17に均等に供給される。
【0036】
そして、インバータブリッジ40の各アーム21(図2)〜23(図3においてはアーム23だけが示される。)において、前記交流電流IU 、IV 、IW は直流電流IUD、IVD、IWDに変換され、該各直流電流IUD、IVD、IWDは加算されて直流電流ID としてバッテリ33に供給される。このとき、リアクトル26及びモータ31の各ステータコイル15〜17がリアクトル(充電アキュムレータ)として使用される。
【0037】
この場合、原理上は、例えば、アーム23でトランジスタTr6をオン・オフさせるだけで交流電流IW を直流電流IWDに変換することができるが、モータ31の中性点P3を介してステータコイル17に交流電流IW を流すようになっているので、一つのステータコイル17にだけ交流電流IW を流すと、トルクが発生し、騒音、振動等を発生させてしまう。そこで、ステータコイル15〜17に同じ交流電流IU 、IV 、IW が流れるように前記トランジスタTr2、Tr4、Tr6を同時に、かつ、同じタイミングでオン・オフさせるようにしている。
【0038】
このように、各アーム21〜23のトランジスタTr2、Tr4、Tr6を互いに同じタイミングでオン・オフさせることによって、各アーム21〜23で同時に、かつ、同じ位相で直流電流IUD、IVD、IWDが発生させられるので、アーム23における動作についてだけ説明する。
【0039】
すなわち、第1段階で、前記商用電源32から供給される交流電流IA が正の値を採る間だけトランジスタTr6をオンにすると、商用電源32から供給された交流電流IA は、中性点P3、ステータコイル17、中間点P6、トランジスタTr6、ダイオードD8、中間点P7及びリアクトル26から成るループを流れ、このとき、ステータコイル17及びリアクトル26に電気エネルギーが蓄えられる。そして、ステータコイル17から中間点P6に向けて流れる交流電流IW は電流センサ52によって検出され、交流電流IW の検出結果としての検出値IM は減算器61に送られる。
【0040】
続いて、第2段階で、前記商用電源32から供給される交流電流IA が負の値を採る間だけトランジスタTr6をオフにすると、前記ステータコイル17及びリアクトル26に蓄えられていた電気エネルギーが直流電流IWDになって放出され、中性点P3、ステータコイル17、中間点P6、ダイオードD5、バッテリ33、ダイオードD8、中間点P7及びリアクトル26から成るループを流れ、バッテリ33が充電される。そして、該バッテリ33に供給される直流電流ID は、電流センサ62によって検出され、直流電流ID の検出結果としての検出値は演算器53に送られる。
【0041】
該演算器53は、前記電流センサ62によって検出された直流電流ID を制御周期ごとにサンプリングしてサンプリング値を加算するとともに、ゼロクロス判定用電圧に基づいてゼロクロスオンの判定が行われるたびに、サンプリング値の平均値、すなわち、サンプリング平均電流Ib を算出し、減算器51に送る。なお、電圧位相検出部25によってゼロクロスオンの判定が行われるたびに、判定結果が演算器53に送られる。
【0042】
そして、減算器51は、上位装置としての図示されない車両制御装置から送られた充電用指令値Ib * と、演算器53から送られたサンプリング平均電流Ib との偏差ΔID
ΔID =Ib * −Ib
を算出し、該偏差ΔID を第1の制御手段としての動作要素(PI)54に送る。該動作要素54は、ゼロクロスオンの判定が行われるたびに、前記偏差ΔID に基づいて交流電流の波高値(0とピーク値との間の値)を算出し、該波高値を交流電流振幅指令として交流電流指令値発生器56に送る。このようにして、直流電流のフィードバック制御が行われる。
【0043】
前記交流電流指令値発生器56は、交流電流振幅指令を受け、図示されない記憶装置にあらかじめ格納されている正弦波データに基づいて、各相ごとの電流波形を発生させるとともに、該電流波形の位相を電圧位相検出部25によって検出された電圧位相に基づいて補正し、交流電流指令値IW * を算出し、該交流電流指令値IW * を減算器61に送る。なお、減算器51、演算器53及び交流電流指令値発生器56によって指令値発生手段91(図1)が構成される。
【0044】
前記減算器61は、交流電流指令値発生器56から送られた交流電流指令値IW * と、電流センサ52から送られた検出値IM との偏差ΔIW を算出し、該偏差ΔIW を動作要素63に送る。該動作要素63は、前記偏差ΔIW を受けると、電圧指令値VM
VM =KP ・ΔIW +KI ・∫ΔIW dt
を算出する。なお、KP 、KI は係数である。
【0045】
ところで、前記充電制御装置と商用電源32とが接続されているかどうかを判断するために、また、充電が開始された後に、商用電源32において断線、停電等の異常が発生したかどうかを判断するために、前記動作要素63内に異常検出手段92が配設される。該異常検出手段92は、異常検出処理を行うことによって、充電制御装置と商用電源32とが接続されているかどうかを判断したり、商用電源32において断線、停電等の異常が発生したかどうかを判断したりする。そして、前記動作要素63内の図示されない表示手段は、前記異常検出手段92による判断結果を図示されない表示部に表示する。
【0046】
充電制御装置と商用電源32とが接続されているとともに、異常が発生していない場合、前記動作要素63は、電圧指令値VM の許容値、すなわち、電圧リミットを算出し、該電圧リミットを超えない範囲で前記電圧指令値VM をパルス幅変調信号発生器41に送る。該パルス幅変調信号発生器41は、電圧指令値VM に対応するパルス幅を有するパルス幅変調信号を発生させ、該パルス幅変調信号をドライバ39に送る。
【0047】
また、該ドライバ39は、前記パルス幅変調信号に基づいてトランジスタ駆動信号を発生させ、該トランジスタ駆動信号をトランジスタTr6に送る。したがって、前記トランジスタ駆動信号がハイレベルである間、トランジスタTr6はオンにされる。なお、ドライバ39及びパルス幅変調信号発生器41によってスイッチング信号発生手段93が構成される。
【0048】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 充電用指令値Ib * とサンプリング平均電流Ib との偏差ΔID を算出する。
ステップS2 交流電流の波高値を算出する。
ステップS3 交流電流指令値IW * を算出する。
ステップS4 交流電流指令値IW * と検出値IM との偏差ΔIW を算出する。
ステップS5 電圧指令値VM を算出する。
ステップS6 異常検出処理を行う。
ステップS7 電圧リミットを算出する。
ステップS8 パルス幅変調信号を発生させる。
【0049】
次に、ステップS6の異常検出処理のサブルーチンについて説明する。
【0050】
図5は本発明の実施の形態における異常検出処理のサブルーチンを示す図、図6は本発明の実施の形態における充電制御装置の動作波形図である。なお、図6において、横軸に時間を、縦軸に電流及び電圧を採ってある。
【0051】
図6において、V1は商用電源32(図3)の端子t1、t2間に発生する端子電圧、V2は電圧位相検出部25の端子t3、t4間に印加されるゼロクロス判定用電圧、IW は電流センサ52によって検出された交流電流、VZ はゼロクロス信号である。
【0052】
タイミングtARまでの充電が正常に行われているときは、図に示されるように、端子電圧V1及びゼロクロス判定用電圧V2の各波形は、商用電源32の商用電源電圧の波形に対応して変化し、正弦波、すなわち、交流波形の形状を有する。そして、前記電流センサ52によって検出される交流電流IW の波形も、端子電圧V1及びゼロクロス判定用電圧V2と位相を180〔°〕異ならせて変化し、交流波形の形状を有する。また、ゼロクロス信号VZ は、前記ゼロクロス判定用電圧V2が負の値を採っている間、ハイレベルになり、前記ゼロクロス判定用電圧V2が正の値を採っている間、ローレベルになる。したがって、ゼロクロス信号VZ は、前記ゼロクロス判定用電圧V2が負の値から正の値に変化するときに立ち下がり、前記ゼロクロス判定用電圧V2が正の値から負の値に変化するときに立ち上がる。
【0053】
ところで、充電が行われている間に、タイミングtARで商用電源32において断線、停電等の異常が発生すると、前記交流電流IW はほぼ0になり、直流波形に近い形状を有するようになる。ところが、このとき、バッテリ33を電源として、インバータブリッジ40、モータ31及び電圧位相検出部25から成る電流のループが形成される。この場合、トランジスタTr2(図2)、Tr4、Tr6のオン・オフ、すなわち、スイッチングが継続されていると、電圧位相検出部25に、スイッチングに伴って正と負とが反転する電圧が発生させられる。
【0054】
ところで、減算器61は、交流電流指令値発生器56から送られた交流電流指令値IW * と、電流センサ52から送られた検出値IM との偏差ΔIW を算出し、該偏差ΔIW を動作要素63に送る。
【0055】
ここで、商用電源32において異常が発生していない場合、前記検出値IM の波形は、交流電流指令値IW * の波形にほぼ追従した交流波形になるので、偏差ΔIW はほぼ0になる。これに対して、商用電源32において異常が発生すると、交流電流IW はほぼ0になり、直流波形に近い形状を有するようになるとともに、検出値IM も直流波形に近い形状を有するようになるので、偏差ΔIW は大きくなる。
【0056】
そこで、動作要素63内の図示されない積分手段は、前記偏差ΔIW を積分することによって偏差積分値(累積値)を算出する。また、異常検出手段92(図1)は、前記偏差積分値があらかじめ設定された許容値より大きいかどうかを判断することによって、異常検出条件が成立したかどうかを判断する。そして、異常検出条件が成立した場合、前記異常検出手段92は、充電制御装置に異常が発生したと判断し、シャットダウン信号をオンにして、ドライバ39によるトランジスタ駆動信号の発生を停止させる。この場合、充電制御装置の異常には、商用電源32において発生した断線、停電等のほかに、モータ31の巻線の断線、電流センサ52、62の破損等が含まれる。
【0057】
このようにして、トランジスタ駆動信号の発生が停止させられると、トランジスタTr2、Tr4、Tr6のスイッチングが停止させられるので、電圧位相検出部25に、正と負とが反転する電圧が発生しなくなる。なお、偏差積分値が前記許容値以下である場合、動作要素63は通常制御処理を行い、トランジスタTr2、Tr4、Tr6のスイッチングを継続してバッテリ33の充電を行う。
【0058】
続いて、前記異常検出手段92は、電圧位相検出部25から送られた判定信号によってゼロクロスオンの判定が行われたかどうかを判断する。そして、ゼロクロスオンの判定が行われた場合、モータ31の巻線の断線、電流センサ52、62の破損等の異常が発生したと判断する。また、ゼロクロスオンの判定が行われない場合、商用電源32において断線、停電等の異常が発生したと判断する。なお、前記シャットダウン信号は電圧位相検出部25に送られ、シャットダウン信号がオンにされると、ゼロクロスオン・オフの判定を行うための計時が開始される。
【0059】
このようにして、各種の異常が検出されると、前記表示手段は、異常が発生したこと、異常が発生した部位、異常の内容等を表示部に表示する。また、必要に応じて、動作要素63内の警報手段は、アラームを出力する。
【0060】
次に、図5の異常検出処理のサブルーチンについて説明する。
ステップS6−1 偏差積分値が許容値より大きいかどうかを判断する。偏差積分値が許容値より大きい場合はステップS6−2に、偏差積分値が許容値以下である場合はステップS6−3に進む。
ステップS6−2 シャットダウン信号をオンにする。
ステップS6−3 通常制御処理を行う。
ステップS6−4 ゼロクロスオンの判定が行われたかどうかを判断する。ゼロクロスオンの判定が行われた場合はステップS6−6に、行われない場合はステップS6−5に進む。
ステップS6−5 商用電源32において断線、停電等の異常が発生したと判断する。
ステップS6−6 モータ31の巻線の断線、電流センサ52、62の破損等の異常が発生したと判断する。
【0061】
なお、充電が開始される前においては、動作要素63は、電圧位相検出部25から送られた判定信号によってゼロクロスオンの判定が行われたかどうかを判断する。そして、ゼロクロスオンの判定が行われた場合、前記充電制御装置と商用電源32とが接続されていると判断し、ゼロクロスオフの判定が行われた場合、前記充電制御装置と商用電源32とが接続されていないと判断する。前記充電制御装置と商用電源32とが接続されていないと判断された場合、必要に応じてその旨を表示部に表示したり、アラームを出力したりすることができる。
【0062】
このように、交流電流指令値IW * と検出値IM との偏差ΔIW 、及びゼロクロスオン・オフの判定結果に基づいて、充電を開始した後に、商用電源32において発生した断線、停電等の異常を検出することができるだけでなく、モータ31の巻線の断線、電流センサ52、62の破損等の異常を検出することができる。
【0063】
また、異常を検出するための特別のセンサを新たに配設する必要がないので、異常検出装置のコストを低くすることができる。
【0064】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0065】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、異常検出装置においては、モータと、バッテリと、前記モータとバッテリとの間に接続され、スイッチング信号に従って、商用電源からの交流電流を、モータを介して直流電流に変換して前記バッテリに供給する交流・直流変換手段と、前記モータと商用電源との間に接続され、商用電源の商用電源電圧についてゼロクロスオン・オフの判定を行うとともに、前記商用電源電圧の電圧位相を検出する電圧位相検出手段と、前記モータのコイルに流れる交流電流を検出する第1の電流検出手段と、前記交流・直流変換手段からバッテリに供給される直流電流を検出する第2の電流検出手段と、充電用指令値、前記第2の電流検出手段による検出結果、及び前記電圧位相に基づいて交流電流指令値を発生させる指令値発生手段と、前記交流電流指令値及び前記第1の電流検出手段による検出結果に基づいて前記スイッチング信号を発生させるスイッチング信号発生手段と、前記交流電流指令値及び前記第1の電流検出手段による検出結果に基づいて異常検出条件が成立したかどうかを判断し、異常検出条件が成立した場合に、前記スイッチング信号を停止させ、スイッチング信号を停止させた状態における電圧位相検出手段によるゼロクロスオン・オフの判定結果に基づいて異常を検出する異常検出手段とを有する。
【0066】
この場合、スイッチング信号に従って、商用電源からの交流電流を、モータを介して直流電流に変換してバッテリに供給する。
【0067】
そして、商用電源の商用電源電圧についてゼロクロスオン・オフの判定を行い、前記商用電源電圧の電圧位相を検出し、前記モータのコイルに流れる交流電流、及び前記バッテリに供給される直流電流を検出するとともに、充電用指令値、前記直流電流の検出結果、及び前記電圧位相に基づいて交流電流指令値を発生させ、該交流電流指令値及び前記交流電流の検出結果に基づいて前記スイッチング信号を発生させる。また、前記交流電流指令値及び前記交流電流の検出結果に基づいて異常を検出する。
【0068】
したがって、充電が開始された後に充電制御装置に発生した異常を検出することができる。また、異常を検出するための特別のセンサを新たに配設する必要がないので、異常検出装置のコストを低くすることができる。
【0069】
そして、ゼロクロスオンの判定が行われた場合、モータの巻線の断線、電流検出手段の破損等の異常が発生したと判断することができる。また、ゼロクロスオンの判定が行われない場合、商用電源において断線、停電等の異常が発生したと判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における異常検出装置の機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における充電制御装置のモータ駆動部を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における充電制御装置のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における充電制御装置の動作を示すメインフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における異常検出処理のサブルーチンを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における充電制御装置の動作波形図である。
【符号の説明】
15〜17 ステータコイル
25 電圧位相検出部
31 モータ
32 商用電源
33 バッテリ
39 ドライバ
40 インバータブリッジ
41 パルス幅変調信号発生器
51 減算器
52、62 電流センサ
53 演算器
56 交流電流指令値発生器
91 指令値発生手段
92 異常検出手段
93 スイッチング信号発生手段
Ib * 充電用指令値
IM 検出値
IW * 交流電流指令値
Claims (2)
- モータと、バッテリと、前記モータとバッテリとの間に接続され、スイッチング信号に従って、商用電源からの交流電流を、モータを介して直流電流に変換して前記バッテリに供給する交流・直流変換手段と、前記モータと商用電源との間に接続され、商用電源の商用電源電圧についてゼロクロスオン・オフの判定を行うとともに、前記商用電源電圧の電圧位相を検出する電圧位相検出手段と、前記モータのコイルに流れる交流電流を検出する第1の電流検出手段と、前記交流・直流変換手段からバッテリに供給される直流電流を検出する第2の電流検出手段と、充電用指令値、前記第2の電流検出手段による検出結果、及び前記電圧位相に基づいて交流電流指令値を発生させる指令値発生手段と、前記交流電流指令値及び前記第1の電流検出手段による検出結果に基づいて前記スイッチング信号を発生させるスイッチング信号発生手段と、前記交流電流指令値及び前記第1の電流検出手段による検出結果に基づいて異常検出条件が成立したかどうかを判断し、異常検出条件が成立した場合に、前記スイッチング信号を停止させ、スイッチング信号を停止させた状態における電圧位相検出手段によるゼロクロスオン・オフの判定結果に基づいて異常を検出する異常検出手段とを有することを特徴とする異常検出装置。
- スイッチング信号に従って、商用電源からの交流電流を、モータを介して直流電流に変換してバッテリに供給し、商用電源の商用電源電圧についてゼロクロスオン・オフの判定を行い、前記商用電源電圧の電圧位相を検出し、前記モータのコイルに流れる交流電流、及び前記バッテリに供給される直流電流を検出し、充電用指令値、前記直流電流の検出結果、及び前記電圧位相に基づいて交流電流指令値を発生させ、該交流電流指令値及び前記交流電流の検出結果に基づいて前記スイッチング信号を発生させ、前記交流電流指令値及び前記交流電流の検出結果に基づいて異常検出条件が成立したかどうかを判断し、異常検出条件が成立した場合に、前記スイッチング信号を停止させ、スイッチング信号を停止させた状態におけるゼロクロスオン・オフの判定結果に基づいて異常を検出することを特徴とする異常検出方法。
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