JP4022217B2 - デジタルコンテンツの不正使用防止システム - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルコンテンツの不正使用を防止する不正使用防止システムに関する。
この種のデジタルコンテンツの不正使用を防止する方法としては、デジタルコンテンツが記録される記録媒体のBCA( Burst Cutting Area)領域にコピー防止情報を刻印により記録し、当該記録媒体上のデジタルコンテンツを再生装置で再生するに当たり、前記コピー防止情報の読み出しを行い、当該コピー防止情報の読み出しができない場合( 即ち、デジタルコンテンツを他の記録媒体にコピーしたものである場合) には、再生を停止するようにしたものや、デジタルコンテンツにコピーコントロール加工を施し記録媒体に記録したもの( 特許文献1参照) 等がある。これらは、いわゆるコピーコントロールディスクと呼ばれている。
特開2003−346431号公報
ところが、前者のコピーコントロールディスクは、デジタルコンテンツ自体がコピー可能であることから、不正再生される可能性があるという本質的な欠点を有している。また、後者のコピーコントロールディスクは、デジタルコンテンツのコピー自体を防止するものであることから、当該コピーコントロールディスクの販売以外にデジタルコンテンツの流通を図ることができないという別の欠点を有する。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、デジタルコンテンツをコピー可能にし、デジタルコンテンツの流通を図ることができる一方、当該デジタルコンテンツの不正使用を防止することができるデジタルコンテンツの不正使用防止方法及びこの不正使用防止方法に係るプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のデジタルコンテンツの不正使用防止システムは、暗号化されたデジタルコンテンツが、そのデータ列の一部を少なくとも一箇所、復号化ビット長と異なるビット長分だけ欠落されたデータであるデータ本体と、前記デジタルコンテンツの欠落箇所のデータである欠落データとに分離され、前記データ本体が、その欠落箇所以降のデータ列がシフトされて連続化され、且つデジタルコンテンツを配布する事業者を特定するための事業者情報が付加された状態で記録媒体に記録されていることを前提とし、第1の記録部と、第2の記録部とを有し、且つ記録媒体上のデータ本体を復号化ビット長毎に第2の記憶部に転送し、当該第2の記憶部上の前記データ本体を復号化して再生する再生装置と、この再生装置と通信回線を介して接続されており、且つ前記欠落データ及び当該欠落データがデータ本体のデータ列のどの部分であるかを示す位置情報が予め記録された欠落データ用データベースと、デジタルコンテンツの流通の促進を図るために事業者情報を記録するデータ集積データベースとを有する管理手段とを備えており、管理手段は、再生装置から欠落データの要求及び事業者情報を受信すると、前記要求に応じて欠落データ及びその位置情報を欠落データ用データベースから読み出して再生装置に送信する一方、前記事業者情報をデータ集積データベースに記録するようになっており、再生装置は、ユーザのデータ本体の再生の申し込み操作入力に応じて、当該データ本体に係る欠落データ及びその位置情報を通信回線を介して管理手段に要求すると共に、記録媒体上のデータ本体に付加された事業者情報を読み出して通信回線を介して管理手段に送信し、これに応じて管理手段から送信された欠落データ及びその位置情報を受信して第1の記憶部に記録し、その後、前記データ本体を再生するに当たり、第1の記憶部上の位置情報を第2の記憶部に転送し、当該位置情報を参照して前記データ本体のデータ列の欠落箇所を認識し、記録媒体上のデータ本体を第2の記憶部に転送する一方、第1の記憶部上の欠落データを第2の記憶部に転送し、当該第2の記憶部上で当該データ本体のデータ列の欠落部分に当該欠落データを結合し、この結合データを復号化するようになっている。
前記管理手段は、データ集積データベース上に記録された事業者情報を集計するようにしていることが好ましい。デジタルコンテンツが記録媒体に記録されている場合には、前記事業者情報は記録媒体に刻印されていることが好ましい。
デジタルコンテンツが暗号化される前に圧縮された場合には、前記再生装置は、前記データ本体を再生するに当たり、第1の記憶部上の位置情報を第2の記憶部に転送し、当該位置情報を参照して前記データ本体のデータ列の欠落箇所を認識し、記録媒体上のデータ本体を第2の記憶部に転送する一方、第1の記憶部上の欠落データを第2の記憶部に転送し、当該第2の記憶部上で当該データ本体のデータ列の欠落部分に当該欠落データを結合し、この結合データを復号化し、圧縮状態から元の状態に復元するようになっている
欠落データのビット長は復号化ビット長の約数と異なるビット長とする。デジタルコンテンツを複数箇所欠落させた場合には、欠落データのビット長×欠落箇所数は復号化ビット長の約数と異なるビット長とする。
本発明の請求項1に係るデジタルコンテンツの不正使用防止システムによる場合、暗号化されたデジタルコンテンツが、そのデータ列の一部を少なくとも一箇所、復号化ビット長と異なるビット長分だけ欠落されたデータであるデータ本体と、前記デジタルコンテンツの欠落箇所のデータである欠落データとに分離され、前記データ本体が、その欠落箇所以降のデータ列がシフトされて連続化されるように加工している。このようにデジタルコンテンツを加工しておくと、データ本体の欠落部分以降のデータのデータ列を、暗号化したときのデータ列( 即ち、欠落させる前のデータ列) と異なるデータ列とすることができるので、欠落データを取得せずに復号化ビット長毎に復号化( 所定の計算を行う) して再生しようとすると、欠落部分以降のデータが暗号化前のデータ列に戻らず、不明な数列又は英数列に変換される。このため、欠落部分の以降のデータを再生することができず、これによりデジタルコンテンツの不正使用を防止することができる。しかも、前記デジタルコンテンツは、上述した加工がされているものの、コピー防止がなされていないので複製可能である。複製したデジタルコンテンツを視聴するには、欠落データの取得が必要になるので、デジタルコンテンツの流通の促進を図りつつ、デジタルコンテンツの不正使用を防止し、当該デジタルコンテンツの2次的、3次的使用に対する料金の徴収を行うことができる。更に、管理手段のデータ集積データベースには、再生装置から欠落データの要求と共に送信された事業者情報が記録されている。よって、この事業者情報を集計すれば、事業者に対するキャッシュバックやマーケティング等に用いることができる。即ち、事業者に対するキャッシュバックやマーケティングを行うことによりデジタルコンテンツの流通の促進を図ることが可能になる。
本発明の請求項2に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法による場合、管理手段にデータ集積データベース上の事業者情報を集計させるようにすれば、事業者に対するキャッシュバックやマーケティング等を簡単に行うことができる。
本発明の請求項3に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法による場合、事業者情報がデジタルコンテンツが記録された記録媒体に刻印されている。このため、記録媒体が衝撃等を受けることにより、記録媒体上の事業者情報が消える恐れがない。よって、事業者情報が消えることによりマーケティング等が行えないという不具合を防止することができる。
本発明の請求項4に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法による場合、デジタルコンテンツが暗号化する前に圧縮されている。このため、欠落データを得ずに、復号化ビット長毎に順次復号化しようとすると、欠落部分以降のデータのデータ列が暗号化したときのデータ列と異なっていることから、不明な数列又は英数列に変換される。この不明な数列又は英数列を圧縮状態から元の状態に復元しようとすると、この復元処理がストップする。このため、欠落部分の以降のデータを再生することができない。よって、デジタルコンテンツの不正使用を防止する上で非常にメリットがある。
本発明の請求項5に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法による場合、欠落データのビット長を復号化ビット長の約数と異なるビット長としている。欠落データのビット長が復号化ビット長の約数であると、欠落部分以降のデータのデータ列が暗号化したときのデータ列( 即ち、欠落させる前のデータ列) と同じデータ列となり、これによりデジタルコンテンツの欠落部分の以外のデータが再生可能になるので、これを防止することができる。
本発明の請求項6に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法による場合、欠落データのビット長×欠落箇所数は復号化ビット長の約数と異なるビット長としている。欠落データのビット長×欠落箇所数が復号化ビット長の約数であると、欠落部分以降のデータのデータ列が暗号化したときのデータ列( 即ち、欠落させる前のデータ列) と同じデータ列となり、これによりデジタルコンテンツの欠落部分の以外のデータが再生可能になるので、これを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法を実現するためのデジタルコンテンツの不正使用防止システムの構成図、図2は同システムの再生装置の制御部により処理される再生プログラムのフローチャート、図3は同システムで使用するデジタルコンテンツの構成図あって、( a) がデジタルコンテンツのデータ本体の構成を示す図、( b)がデータ本体の加工工程を示す図、図4は同管理センタの制御部により処理される認証、課金用割込プログラムのフローチャート、図5は同システムの管理センタの制御部により処理されるユーザ登録用割込プログラムのフローチャート、図6は同システムの管理センタの制御部により処理されるデータ集計割込プログラムのフローチャートである。
図1に示すデジタルコンテンツの不正使用防止システム100は、デジタルコンテンツ10の不正使用防止方法を実現するためのシステムであって、ユーザにレンタルを目的として配布された記録媒体110上のデジタルコンテンツ10が不正使用されるのを防止するシステムである。なお、レンタルの対象であるのはデジタルコンテンツ10であり、記録媒体110自体ではない。
同システム100は、デジタルコンテンツ10が記録された記録媒体110と、図2に示す再生プログラム20を処理し、これにより同記録媒体110に記録されたデジタルコンテンツ10を再生する複数の再生装置120( 一つのみを図示する) と、この再生装置120と通信回線αを介して相互に通信可能であり且つデジタルコンテンツ10の利用を管理する管理センタ130( 管理手段) とを具備した基本構成となっている。以下、詳しく説明する。
通信回線αについては、光通信回線等のデジタル回線や電話回線等のアナログ回線等の有線又は無線のインターネット回線、又はデジタル放送、衛星放送等の電波信号の送受信を行う回線である。
記録媒体110は、DVDであって、そのBCA( Burst Cutting Area)領域には、当該記録媒体110の配布を有料又は無料で行う事業者を特定するための事業者情報が刻印されている。このようにして記録媒体110上のデジタルコンテンツ10に事業者情報が付加されている。
デジタルコンテンツ10は、音楽、動画、静止画、テキスト、ゲーム又はソフトウエア等のデータであるデータ本体11と、このデータ本体11のヘッダ部12とを有した構成となっている。ヘッダ部12には、データ本体11を再生するための再生情報、デジタルコンテンツ10のコンテンツ名等のコンテンツ情報、データ本体11に割り当てられたコンテンツID及び管理センタ130のIPアドレスの情報等が記録されている。このヘッダ部12は、再生情報だけが暗号化された状態で記録媒体110に記録される。再生情報とはデータ本体11の最初に読み込むべきアドレス値等のことである。
データ本体11は、最初の部分に当該データ本体11の開始位置を示す開始位置情報が記録されている。このデータ本体11は、MPEG等の周知の圧縮方式で圧縮され、周知の暗号化され、当該データ本体11の一部が欠落され、当該欠落部分を詰めて連続させ、その後端に欠落データ11aと同じビット長のダミーデータが付加された状態で記録媒体110に記録される( 図3参照) 。欠落データ11aは、当該欠落データ11aがデータ本体11のどの部分であるかを示す位置情報と共に、管理センタ130の欠落データDB131に転送され、記録される。位置情報とは開始位置情報から欠落部分までのデータ長や時間を示すデータのことである。
欠落データ11aのビット長は、再生装置120の復号化処理の復号化ビット長と異なるビット長であり、且つ当該復号化ビット長の約数と異なるビット長とする。データ本体11を複数箇所欠落させる場合には、欠落データ11aのビット長×欠落箇所数が復号化ビット長の約数と異なるビット長とする。例えば、復号化ビット長を10バイト( 即ち、80ビット) としたとき、欠落データ11aのビット長を10バイト及びその約数以外のバイト数のビット長である7バイト( 即ち、56ビット) 、13バイト( 即ち、104ビット) 等とする。欠落データ11aのビット長を7バイトとした場合、データ本体11を10、20箇所欠落させないようにする。なぜなら、復号化ビット長が10バイトであるときに、欠落データ11aのビット長を20バイトとすると、データ本体11の欠落部分以降の復号化ビット長のデータのデータ列が欠落データ11aを欠落させる前と欠落させた後とで同じになり、その結果、データ本体11の欠落部分以降の部分が再生可能となるからである。また、ビット長が7バイトである欠落データ11aを10箇所欠落させると、データ本体11の10箇所目の欠落部分以降の復号化ビット長のデータ列が欠落データ11aを欠落させる前と欠落させた後とで同じになり、その結果、データ本体11の10箇所目の欠落部分以降の部分が再生される可能性が生じるからである。
管理センタ130は、データ本体11に含められた著作物の著作権者等との間の契約の下、記録媒体110上のデータ本体11をユーザにレンタルさせるという事業を行う者が運営するサーバである。図中131は欠落データ11a、この欠落データ11aがデータ本体11のどの部分であるかを示す位置情報、デジタルコンテンツ10のヘッダ部12に含まれる再生情報を復号化するための復号鍵c1及びデジタルコンテンツ10のデータ本体11を復号化するための復号化c2が予め記録された欠落データDB、132はユーザID及びパスワード等のユーザ情報が記録されるユーザ情報DB、133はコンピュータ等の制御部、134は通信を行うための通信部、135はハードディスク等のメモリ部、136はデジタルコンテンツ10の流通の促進を図るために事業者情報が記録されるデータ集積DB、137は再生プログラム20が記録されたプレーヤDBである。
欠落データDB131上の欠落データ11aには、欠落データ11aに対応するデジタルコンテンツ10のコンテンツIDが付加されている。このコンテンツIDを用いて欠落データDB131上の欠落データ11aと記録媒体110上のデジタルコンテンツ10との対応関係を一致させている。
メモリ部135にはサーバとしてのオペレーションシステム等の基本プログラム以外に、図4に示す認証、課金用割込プログラム、図5に示すユーザ登録割込プログラム、図6に示すデータ集計割込プログラム及び図示しない再生プログラムダウンロード用割込プログラム等が記録されている。これらのプログラムの内容については後述するが、前記認証、課金用割込プログラムが制御部133で処理されることより、同サーバが再生装置120の欠落データ11aの要求に応じて認証、課金の上、欠落データ11a等を再生装置120に向けて送信する管理センタ130としての機能を発揮するようになっている。なお、メモリ部135には、後述する課金センタ140のIPアドレス等も記録されている。
この管理センタ130は、再生装置120だけでなく、課金センタ140と通信回線αを介して相互に通信可能に接続されている。この課金センタ140は管理センタ130を運営する者に代わって記録媒体110上のデジタルコンテンツ10のデータ本体11のレンタル使用料をユーザから回収するという事業を行う者が運営する周知のサーバである。よって、詳しい説明は省略する。
再生装置120はユーザが使用する汎用のコンピュータである。図中121はCPU等の制御部、122はモニタやスピーカ等の出力部、123はキーボードやマウス等の操作部、124は記録媒体110等に対してデータのリード/ライトを行う再生複写部、125はハードディスク等の補助記憶部(第1の記憶部)、126はDRAM等の主記憶部(第2の記憶部)、127は通信回線αに接続される通信を行うための通信部である。
補助記憶部125には、コンピュータとしてのオペレーションシステム等の基本プログラム以外に、管理センタ130から送信される図2に示す再生プログラム20、欠落データ11a等が記録される他、レンタル期間などを示すレンタル情報が記録される。再生プログラム20はユーザ登録を条件として管理センタ130から通信回線αを通じてダウンロードされた有償又は無償のソフトウエアであって、記録媒体110上のデジタルコンテンツ10を再生するのに必要なアプリケーションソフトである。
再生プログラム20の内容については後述するが、同プログラムが制御部121で処理されることより、同コンピュータがデジタルコンテンツ10のデータ本体11を復号化ビット長毎に復号化して再生する再生装置120としての機能を発揮するようになっている。また、再生装置120は、再生プログラム20を主記憶部126上で処理することにより、欠落データ11aの要求を管理センタ130に向けて送信する機能も発揮するようになっている。
以下、このデジタルコンテンツの不正使用防止システム100を用いたデジタルコンテンツの不正使用防止方法を説明すると共に、管理センタ130及び再生装置120の動作及び各制御部により処理される各プログラムの内容について説明する。なお、説明の便宜上、データ本体11は一箇所のみ欠落しているものとして説明する。
まず、ユーザが自己のコンピュータ(再生装置120に相当するコンピュータであり、図2に示す再生プログラム20がダウンロードされていない状態)の操作部123を操作して通信回線αを介して管理センタ130にアクセスし、ユーザ登録の要求を行う( 即ち、通信回線αを介して検索し、アクセスする。) これにより、管理センタ130と前記コンピュータとのコネクションが確立する。管理センタ130は、この要求に応じて図5に示すユーザ登録用割込プログラムを処理し、ユーザ登録に必要なデータを前記コンピュータに向けて送信する( s31) 。前記コンピュータは、前記データを受信すると、当該データに含まれるユーザ登録用画面のデータを出力部122に出力表示する。その後、ユーザが前記コンピュータの操作部123を通じてユーザ登録用画面が示すところに従って氏名、住所及び支払条件「自己の銀行口座番号又はクレジットカード番号等」等の登録データを入力し、この登録データを通信回線αを介して管理センタ130に送信する。管理センタ130は、前記登録データを受信すると、ユーザID及びパスワードを作成し、当該ユーザID及びパスワードを前記登録データと共にユーザ情報としてユーザ情報DB132に登録する( s32) 一方、メモリ部135上の課金センタ140のIPアドレスを参照してユーザID、パスワード及び前記登録データを課金センタ140に送信する( s33) 。課金センタ140は、当該ユーザID、パスワード及び前記登録データを受信してデータベースに記録する。そして、登録が完了した旨のデータを管理センタ130に送信する。管理センタ130は、前記データを受信すると、ユーザ登録が完了したとして、ユーザ情報DB132上のユーザID、パスワードを通信回線αを介してユーザのコンピュータに送信する( s34) 。そして、ユーザ登録用割込プログラムの処理を終了する。これにより管理センタ130と前記コンピュータとのコネクションが切れる。前記コンピュータは、当該ユーザID及びパスワードを受信すると、登録完了の旨を出力部122に出力してディスプレイに表示する。なお、ユーザIDやパスワードはユーザ登録の際にユーザ自身に入力させるようにしても良い。
その後、ユーザが自己のコンピュータを操作して上記と同様に管理センタ130にアクセスし、再生プログラム20のダウンロードの要求を入力する。すると、ユーザのコンピュータは、その要求を通信回線αを通じて管理センタ130に送信する。これにより前記コンピュータと管理センタ130とのコネクションが確立する。管理センタ130は、この要求に応じてメモリ部135上の図示しない再生プログラムダウンロード用割込プログラムを処理し、プレーヤDB137上の再生プログラム20を読み出して通信回線αを介してユーザのコンピュータに送信する。すると、再生プログラム20が同コンピュータの補助記憶部125にダウンロードされ、インストールされる。これにより前記コンピュータと管理センタ130とのコネクションが切れ、同コンピュータが再生装置120となるのである。
そして、ユーザにより再生装置120の再生複写部124に記録媒体110がセットされる一方、補助記憶部125上の再生プログラム20の実行操作が行われると、当該再生プログラム20を処理し、当該再生プログラム20に含まれる再生プレーヤ及びレンタル中のコンテンツを示すプレイリストのデータを出力部122に表示出力する。すると、当該再生プレーヤの画面上にプレイリストが表示される(s1)。即ち、レンタル中であることを示す所定のフラグが立っているデジタルコンテンツ10のヘッダ部12に含まれるコンテンツ情報をプレイリストに表示する。そして、このプレイリストに基づき操作部123を通じて再生操作がなされたか否かを判定する( s2) 。
再生操作がなされていないと判定すると、操作部123を通じて記録媒体110の読み込みの操作( DISC LOADの操作) がなされたか否かを判定する(s3)。DISC LOADの操作がなされると、レンタル中でないデジタルコンテンツ10を示すコンテンツリストを主記憶部126上に読み出し、出力部122に表示出力する(s4)。即ち、記録媒体110上のデジタルコンテンツ10のうち所定のフラグが立っていないデジタルコンテンツ10のヘッダ部12に含まれるコンテンツ情報を主記憶部126上に読み出し、コンテンツリストに表示する。
その後、ユーザによりコンテンツリスト上のデジタルコンテンツ10のレンタルの申し込み操作( 即ち、再生の申し込み操作) がなされる( s5) と、欠落データ11aの要求を行う。このとき、再生装置120は、再生プログラム20に含まれる入力データ画面のデータを出力部122に出力表示し、ユーザに操作部123を通じてユーザID、パスワード及びレンタル期間、レンタル料金等のレンタル情報を入力させる。一方、レンタルの申し込み操作がなされたデジタルコンテンツ10のヘッダ部12に含まれるコンテンツID及び管理センタ130のIPアドレス、BCA領域に記録された事業者情報を読み出す。そして、当該IPアドレスを参照して、入力させたユーザID、パスワード及びレンタル情報と、読み出したコンテンツID及び事業者情報を前記要求に付加して管理センタ130に向けて送信する( s6) 。これにより再生装置120と管理センタ130とのコネクションが確立する。
管理センタ130は、当該要求を受信すると、図4に示す認証、課金割込プログラムを処理する。そして、当該要求に係るユーザの認証を確認する( s21) 。即ち、受信したユーザのユーザIDを参照してユーザ情報DB132から当該ユーザのユーザ情報を読み出し、ユーザID及びパスワードが一致するか否か( 即ち、当該ユーザが真正のユーザであるか否か) を確認する。このとき、管理センタ130は、ユーザ情報DB132にレンタル料金の不払い等が所定以上ある不適当者リストが予め用意されており、当該認証と共に不適当者リストに該当する者でないか否かを確認する( この不適当者リストの確認は任意である) 。
管理センタ130は、申し込みに係るユーザが不正なユーザである又は真正のユーザであるものの不適当者リストに該当する者であると確認した場合、ユーザの申し込みを拒否する旨のデータを通信回線αを介して再生装置120に送信する( s22) 。そして、認証、課金用割込プログラムを処理を終了する。これにより再生装置120と管理センタ130とのコネクションが切れる。
一方、申し込みに係るユーザが真正のユーザであり且つ不適当者リストに該当しない者であることを確認した場合、ユーザのユーザIDを参照して当該ユーザのユーザ情報DB141上のユーザ情報にレンタル情報に含まれるレンタル料金のデータを課金データとして記録し( s23) 、当該課金のデータをユーザID及びパスワードと共に課金センタ140に転送する( s24) 一方、コンテンツID、事業者情報及びレンタル情報をデータ集積DB136に記録する( s25) 課金センタ140は、前記課金のデータを受信すると、ユーザID及びパスワードを参照して前記課金のデータをデータベースに記録する。そして、課金が完了した旨のデータを管理センタ130に送信する。管理センタ130は、前記データを受信すると、コンテンツIDを参照して欠落データDB131から欠落データ11a、位置情報及び復号鍵c1、c2を読み出し、当該欠落データ11a、位置情報及び復号鍵c1、c2をユーザの申し込みを了承する旨としてレンタル情報と共に再生装置120に送信する( s26) 。これにより再生装置120と管理センタ130とのコネクションが切れる。
なお、課金については、課金センタ140が、データベースに記録した課金データを逐次又は所定期間毎に集計し、銀行・カード会社に請求するか若しくは、ユーザに直接請求してユーザに振込やコンビニエンスストア等で支払いをさせるようにする。また、課金センタ140が銀行・カード会社と通信回線αを介して接続されている場合には、即時決済とすることももちろん可能である。
再生装置120は、管理センタ130から通信回線αを介して申し込みを拒否する旨のデータを受信すると(s7)、このデータに含まれるエラーメッセージのデータを出力部122に表示出力する(s8)。一方、通信回線αを介して欠落データ11a、位置情報、復号鍵c1、c2及びレンタル情報を受信すると(s7)、所定のフラグをセットする一方、欠落データ11a、位置情報、復号鍵c1、c2及びレンタル情報を補助記憶部125の所定のレジストリに記録する(s9)。と同時に、コンピュータの時計機能を用いて欠落データ11aの受信日時を補助記憶部125に記録する。そして、プレイリストを主記憶部126上に読み出して更新し、出力部122に表示出力する( s1) 。これにより、当該プレイリスト中に欠落データ11aを得たデジタルコンテンツ10のコンテンツ情報が表示される。
ステップ2において、操作部123を通じてプレイリストに基づきデジタルコンテンツ10の再生操作がなされると、記録媒体110上の当該デジタルコンテンツ10のヘッダ部12に含まれる再生情報を主記憶部126上に読み出す一方、補助記憶部125から復号鍵c1を読み出し、当該復号鍵c1を用いて当該再生情報を復号化する。そして、当該再生情報を用いて記録媒体100上のデータ本体11を復号化ビット長毎に主記憶部126に順次読み出すと共に、補助記憶部125から復号鍵c2を主記憶部126に読み出し、主記憶部126上の当該データを復号化ビット長毎に復号鍵c2を用いて順次復号化し、当該データをMPEG等のフィルタに通して圧縮状態から元の状態に順次復元し、これによりデータ本体11を再生する( s10) 。
このステップ10の処理と共に、記録媒体110からデータ本体11の開始位置情報を主記憶部126上に読み出す一方、補助記憶部125から位置情報を主記憶部126上に読み出し、当該開始位置情報から当該位置情報までのデータ長や時間のカウントを開始する( s11) 。その後、前記カウントが終了したか否かを判定する( s12) 。これにより、データ本体11の欠落部分の認識を行う。この判定の結果、カウントが終了したと判定してデータ本体11の欠落部分を認識すると、欠落データ11aのビット長が復号化ビット長よりも小さい場合には、記録媒体110からデータ本体11を、補助記憶部125から欠落データ11aを主記憶部126上に読み出して( 即ち、記録媒体110上のデータ本体11と補助記憶部125上の欠落データとを復号化ビット長のデータとして転送して) 結合する( s13) 。そして、当該主記憶部126上の復号化ビット長のデータを復号鍵c2を用いて復号化し( s14) 、当該データをMPEG等のフィルタに通して圧縮状態から元の状態に復元し( s15) 、これによりデータ本体11を再生する( s16) 。
欠落データ11aのビット長が復号化ビット長よりも大きい場合には、記録媒体110からデータ本体11を、補助記憶部125から欠落データ11aの一部を主記憶部126上に読み出して( 即ち、記録媒体110上のデータ本体11と補助記憶部125上の欠落データ11aの一部とを復号化ビット長のデータとして転送して) 結合し、続いて、補助記憶部125から残りの欠落データ11a( 復号化ビット長分のデータ) を主記憶部126上に読み出す( s13) 。そして、主記憶部126上のデータを復号化ビット長毎に復号鍵c2を用いて復号化し( s14) 、当該データをMPEG等のフィルタに通して圧縮状態から元の状態に復元し( s15) 、これによりデータ本体11を再生する( s16) 。
又は、補助記憶部125から欠落データ11aの一部( 復号化ビット長分のデータ) を主記憶部126上に読み出し、続いて、記録媒体110からデータ本体11を、補助記憶部125から残りの欠落データ11aを主記憶部126上に読み出して結合する( s13) 。そして、主記憶部126上のデータを復号化ビット長毎に復号鍵c2を用いて復号化し( s14) 、当該データをMPEG等のフィルタに通して圧縮状態から元の状態に復元し( s15) 、これによりデータ本体11を再生する( s16) 。このようにデータ本体11の欠落部分前後を再生した後、再び記録媒体110上のデータ本体11を主記憶部126に読み出し、復号化ビット長毎に復号鍵c2を用いて順次復号化し、当該データをMPEG等のフィルタに通して圧縮状態から元の状態に順次復元し、これにより続きのデータ本体11を再生する (s17) 。なお、欠落データのビット長が復号化ビットの2倍以上である場合、ステップ13の処理を連続して行う。この再生プログラム20はユーザにより終了の処理が行われることにより終了する。
また、再生プログラム20には、図示しない欠落データ削除プログラムが付加されている。再生装置120は、欠落データ11aが補助記憶部125に記録されると、欠落データ削除プログラムを処理し、これにより欠落データ11aを受信した日時と現在の日時との差を欠落データ11aが送信された時点からの経過期間として求め、これがレンタル情報に含まれるレンタル期間に達しているときはレンタル期間外であるとして補助記憶部125上の欠落データ11a及び位置情報削除する一方、所定のフラグを倒すようになっている。
管理センタ130は、所定期間毎に図6に示すデータ集計割込プログラムを処理し、データ集積DB136上のコンテンツID、事業者情報及びレンタル情報を読み出し、事業者情報毎に集計する( 41) 。そして、集計データを外部に出力する( 42) 。これによりデータ集計割込プログラムの処理を終了する。
このようなデジタルコンテンツの不正使用防止システム100により実現されるデジタルコンテンツの不正使用防止方法による場合、デジタルコンテンツ10が、圧縮され、暗号化され、復号化ビット長と異なるビット長の一部を欠落させ、その欠落部分の間を詰めて連続するように加工した状態で記録媒体110に記録されている。このようにデジタルコンテンツ10を加工しておくと、デジタルコンテンツ10の欠落部分以降のデータのデータ列を、暗号化したときのデータ列( 即ち、欠落させる前のデータ列) と異なるデータ列とすることができるので、欠落データ11aを取得せずに復号化ビット長毎に順次復号化( 所定の計算を行う) して再生しようとすると、欠落部分以降のデータが暗号化前のデータ列に戻らず、不明な数列又は英数列に変換される。この不明な数列又は英数列をMPEG等のフィルタに通すと、データ本体11の再生が止まる。このため、欠落部分の以降のデータを再生することができず、これによりデジタルコンテンツ10の不正使用を防止することができる。しかも、デジタルコンテンツ10は、上述した加工がされているものの、コピー防止がなされていないので複製可能である。複製したデジタルコンテンツを視聴するには、欠落データ11aの取得が必要になるので、デジタルコンテンツ10の流通の促進を図りつつ、デジタルコンテンツ10の不正使用を防止し、デジタルコンテンツ10の2次的、3次的使用による料金の徴収を行うことができる。更に、管理センタ130は、データ集積DB136に記録された事業者情報を所定時間毎に集計し、この集計データを外部に出力するようにしている。よって、この集計データに基づき記録媒体110を配布した事業者に対するキャッシュバックやマーケティング等を行うことができる。このように事業者にキャッシュバックを行うようにすれば、記録媒体110の値段を安価にすることが可能になり、マーケティングにより人気の高いデジタルコンテンツ10が記録された記録媒体110の流通量を多くしたりすることができる。このため、デジタルコンテンツ10の流通の促進を図ることが可能になる。
なお、デジタルコンテンツの不正使用防止方法については、暗号化されたデジタルコンテンツを復号化ビット長毎に復号化して再生する再生装置と、この再生装置と通信回線を介して相互に通信可能であり且つデジタルコンテンツの利用を管理する管理手段とを備えたシステムにおいて、デジタルコンテンツは、暗号化され、復号化ビット長と異なるビット長の一部を欠落させ、その欠落部分の間を詰めて連続しており且つ当該デジタルコンテンツにデジタルコンテンツを配布する事業者を特定するための事業者情報が付加されており、前記管理手段は、デジタルコンテンツの欠落データ及びこの欠落データがデジタルコンテンツのどの部分であるかを示す位置情報が予め記録された欠落データ用データベースと、デジタルコンテンツの流通の促進を図るために事業者情報を記録するデータ集積データベースとを有しており、前記再生装置は、ユーザのデジタルコンテンツの再生の申し込み操作に応じて、前記管理手段に欠落データの要求を行うと共にデジタルコンテンツに付加された事業者情報を送信し、前記管理手段は当該要求に応じて欠落データ用データベースから欠落データ及び位置情報を読み出して前記再生装置に向けて送信する一方、当該事業者情報をデータ集積データベースに記録し、前記再生装置は、前記欠落データ及び位置情報をメモリ部に記録し、デジタルコンテンツを再生するに当たり、前記メモリ部上の位置情報を参照してデジタルコンテンツの欠落部分を認識し、当該欠落部分に前記メモリ部から読み出した欠落データを結合し、当該データを復号化ビット長毎に復号化して再生する限りどのような設計変更を行ってもかまわない。
デジタルコンテンツ10は、データ本体11が暗号化前に圧縮されているとしたが、圧縮するか否かは任意である。データ本体11を圧縮しない場合には、当該データ本体11が不正に再生されると、データ本体11の欠落部分以降の不明な数列又は英数列の羅列として再生される。また、データ本体11だけでなく、その他のデータを欠落させることも可能である。例えば、デジタルコンテンツ10のヘッダ部12の再生情報等である。
デジタルコンテンツ10は、記録媒体110に記録されているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、デジタルコンテンツ10を管理センタ130のデータベースに予め記録し、再生装置120にダウンロードするようにしても良い。この場合、事業者情報はデジタルコンテンツ10のヘッダ部12に記録することが望ましい。勿論、ヘッダ部12以外の部分にデジタルコンテンツ10を付加することもできる。なお、事業者情報とデジタルコンテンツ10とが一体的なっている必要はない。
位置情報については、開始位置情報から欠落部分までのデータ長や時間であるとしたが、欠落部分を示すアドレス値等であっても良い。この場合、例えば、次に読み出すべき記録媒体110上のデータ本体11のアドレス値と位置情報とが一致するか否かを逐次判定し、この判定の結果、一致しないと判定したときには前記アドレス値の示す記録媒体110上のデータ本体11を読み出し、一致すると判定したときには補助記憶部125上の欠落データ11aを読み出すようにする。
また、欠落する箇所を予め決めておき、その位置情報を再生プログラム20に含めておくことも可能である。この場合、管理センタ130の欠落データDB131には位置情報を欠落データ11aと共に記録させて置かなくても良い。
再生プログラム20は、一例であり、同様の機能を実現できるものであればどのようなものを用いても良い。また、再生プログラム20にプレーヤID等を付加し、当該プレーヤIDを管理センタ130の認証に用いるようにしても良い。なお、再生プログラム20は記録媒体に記録して配布することも可能である。
管理センタ130は、認証、課金を行うとしたが、課金センタ140が認証を行い、その認証結果に応じて管理センタ130に欠落データ11aの送信を許可を与えるようにしても良い。同様に、管理センタ130がユーザ登録を行うとしたが、課金センタ140がユーザ登録を行い、このユーザ情報を管理センタ130に転送するようにすることも当然可能である。また、課金センタ140及び管理センタ130を組み合わせ、一つのサーバにて運営することが可能である。また、管理センタ130は、欠落データDB131、ユーザ情報DB132、データ集積DB136及びプレーヤDB137を有するとしたが、これらの管理センタ130の外部に設置又は設置されたDBを利用するようにすることもできる。この場合管理センタ130の外部のDBとは通信回線αを介して相互に通信する。
管理センタ130のデータ集積DB136には、少なくとも事業者情報を記録するようになっていれば良い。勿論、コンテンツID、レンタル情報以外のデータも記録することが可能である。
再生装置120はついては、コンピュータであるとしたが、同様の機能を実現できるものであればどのようなものを用いても良い。
再生装置120、管理センタ130及び課金センタ140が互いにアクセスする際に使用されるIPアドレスは、URLやそれに準じるものに代えることが可能であることは言う迄もない。
上記実施例では、デジタルコンテンツ10をレンタルする方法として説明したが、有償又は無償で配信されたデジタルコンテンツ10の不正使用を防止するシステムに設計変更することも可能であり、この場合であっても上記と同様のメリットを奏する。この場合には、再生プログラム20に付加された欠落データ削除プログラムを削除すれば良い。記録媒体110はDVDであるとしたが、これに限定されるものではない。
本発明の実施の形態に係るデジタルコンテンツの不正使用防止方法を実現するためのデジタルコンテンツの不正使用防止システムの構成図である。 同システムの再生装置の制御部により処理される再生プログラムのフローチャートである。 同システムで使用するデジタルコンテンツの構成図であって、( a) がデジタルコンテンツのデータ本体の構成を示す図、( b)がデータ本体の加工工程を示す図である。 同システムの管理センタの制御部により処理される認証、課金用割込プログラムのフローチャートである。 同システムの管理センタの制御部により処理されるユーザ登録用割込プログラムのフローチャートである。 同システムの管理センタの制御部により処理されるデータ集計割込プログラムのフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルコンテンツ
11 データ本体
12 ヘッダ部
20 再生プログラム
100 デジタルコンテンツの不正使用防止システム
110 記録媒体
120 再生装置
130 管理センタ
140 課金センタ

Claims (7)

  1. 暗号化されたデジタルコンテンツが、そのデータ列の一部を少なくとも一箇所、復号化ビット長と異なるビット長分だけ欠落されたデータであるデータ本体と、前記デジタルコンテンツの欠落箇所のデータである欠落データとに分離され、
    前記データ本体が、その欠落箇所以降のデータ列がシフトされて連続化され、且つデジタルコンテンツを配布する事業者を特定するための事業者情報が付加された状態で記録媒体に記録されていることを前提とし、
    第1の記録部と、第2の記録部とを有し、且つ記録媒体上のデータ本体を復号化ビット長毎に第2の記憶部に転送し、当該第2の記憶部上の前記データ本体を復号化して再生する再生装置と、
    この再生装置と通信回線を介して接続されており、且つ前記欠落データ及び当該欠落データがデータ本体のデータ列のどの部分であるかを示す位置情報が予め記録された欠落データ用データベースと、デジタルコンテンツの流通の促進を図るために事業者情報を記録するデータ集積データベースとを有する管理手段とを備えており、
    管理手段は、再生装置から欠落データの要求及び事業者情報を受信すると、前記要求に応じて欠落データ及びその位置情報を欠落データ用データベースから読み出して再生装置に送信する一方、前記事業者情報をデータ集積データベースに記録するようになっており、
    再生装置は、ユーザのデータ本体の再生の申し込み操作入力に応じて、当該データ本体に係る欠落データ及びその位置情報を通信回線を介して管理手段に要求すると共に、記録媒体上のデータ本体に付加された事業者情報を読み出して通信回線を介して管理手段に送信し、これに応じて管理手段から送信された欠落データ及びその位置情報を受信して第1の記憶部に記録し、
    その後、前記データ本体を再生するに当たり、第1の記憶部上の位置情報を第2の記憶部に転送し、当該位置情報を参照して前記データ本体のデータ列の欠落箇所を認識し、記録媒体上のデータ本体を第2の記憶部に転送する一方、第1の記憶部上の欠落データを第2の記憶部に転送し、当該第2の記憶部上で当該データ本体のデータ列の欠落部分に当該欠落データを結合し、この結合データを復号化するようになっていることを特徴とするデジタルコンテンツの不正使用防止システム。
  2. 請求項1記載のデジタルコンテンツの不正使用防止システムにおいて、
    前記管理手段は、データ集積データベース上に記録された事業者情報を集計するようになっていることを特徴とするデジタルコンテンツの不正使用防止システム
  3. 請求項1記載のデジタルコンテンツの不正使用防止システムにおいて、
    前記事業者情報は記録媒体に刻印されていることを特徴とするデジタルコンテンツの不正使用防止システム
  4. デジタルコンテンツが暗号化される前に圧縮されている請求項1、又は3記載のデジタルコンテンツの不正使用防止システムにおいて、
    前記再生装置は、前記データ本体を再生するに当たり、第1の記憶部上の位置情報を第2の記憶部に転送し、当該位置情報を参照して前記データ本体のデータ列の欠落箇所を認識し、記録媒体上のデータ本体を第2の記憶部に転送する一方、第1の記憶部上の欠落データを第2の記憶部に転送し、当該第2の記憶部上で当該データ本体のデータ列の欠落部分に当該欠落データを結合し、この結合データを復号化し、圧縮状態から元の状態に復元するようになっていることを特徴とするデジタルコンテンツの不正使用防止システム
  5. 請求項1、2、3又は4記載のデジタルコンテンツの不正使用防止システムにおいて、
    欠落データのビット長は復号化ビット長の約数と異なるビット長であることを特徴とするデジタルコンテンツの不正使用防止システム
  6. デジタルコンテンツのデータ列の一部が複数箇所欠落されている請求項1、2、3、4又は5記載のデジタルコンテンツの不正使用防止システムにおいて、
    欠落データのビット長×欠落箇所数は復号化ビット長の約数と異なるビット長であることをことを特徴とするデジタルコンテンツの不正使用防止システム
  7. 請求項1記載のデジタルコンテンツの不正使用防止システムにおいて、
    前記データ本体は、記録媒体ではなく、再生装置の第1の記憶部に入力され、記録されるようになっていることを特徴とするデジタルコンテンツの不正使用防止システム。
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