JP2001250011A - ディジタルデータ処理装置および端末装置 - Google Patents

ディジタルデータ処理装置および端末装置

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JP2001250011A
JP2001250011A JP2000395135A JP2000395135A JP2001250011A JP 2001250011 A JP2001250011 A JP 2001250011A JP 2000395135 A JP2000395135 A JP 2000395135A JP 2000395135 A JP2000395135 A JP 2000395135A JP 2001250011 A JP2001250011 A JP 2001250011A
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JP2000395135A
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Tatsuya Inoguchi
達也 猪口
Yoichiro Sako
曜一郎 佐古
Kaoru Kijima
薫 木島
Junichi Kudo
淳一 工藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用履歴情報を記憶するメモリのオーバーフ
ローを防止し、また、利用履歴情報の転送を確実に行
う。 【解決手段】 プレーヤに対して聴取権データを渡すた
めの聴取権データチャージャ204において、使用状況
ログデータメモリの容量の残量または容量の使用量が監
視されている。例えば残量が10%になると、チャージ
ャ204の表示部303に再生ログの転送を促すメッセ
ージが表示される。この表示に応じてユーザがチャージ
ャ204を電話線に接続すると、それが感知され、ユー
ザが表示をみながら、または自動的に再生ログを決済セ
ンターに対して転送する。実際に再生ログの転送が行わ
れるまでの間、新たな再生ログの記憶の必要性を無くす
ために、聴取権データのチャージが禁止される。また、
使用状況ログデータメモリの容量の残量または容量の使
用量を表示する表示部303aが設けられる。さらに、
残量または使用量が予め定め値に達すると、点灯、点滅
するような警告ランプ303bが設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば音楽配信
に適用されるディジタルデータ処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(Compact Disc;C
D) 、DVD(Digital Versatile Discまたは Digita
l Video Disc)等において、著作権保護のために、違法
なコピーを防止するためのコピー防止技術が種々提案さ
れ、また、実用化されている。例えばSCMS(Serial
Copy Management System) は、CDからMD(Mini Dis
c;登録商標)への1世代目のコピーを許可しても、M
Dから他の媒体へのコピー、CDからみて2世代目のコ
ピーを禁止するものである。親となる信号源から音楽等
のデータを何世代目までコピーを作成できるかを制限す
るコピー世代制限の方式も知られている。
【0003】一方、最近では、インターネットを始めと
する急速なネットワークの発展の下で、ネットワークを
介して音楽コンテンツが流通するようになってきてい
る。このような状況において、インターネット、衛星放
送等のネットワークを利用したEMD(Electronic Musi
c Distribution) が開始され、EMDにおける著作権管
理の方法が提案されている。EMDにおいては、対価を
支払うことによって、即ち課金によってユーザが音楽コ
ンテンツを入手することができる。このEMDにおいて
も、違法コピーを防止するために上述したようなSCM
S、コピー世代制限等の技術が使用されようとしてい
る。
【0004】上述したように、従来の著作権保護の方法
は、コピー防止技術を用いてコピーを制限し、著作権者
の権利を保護するものであったために、音楽コンテンツ
を広く、且つ短時間に流通させる上では、障害となって
いた。例えば従来の著作権保護のシステムの一つとし
て、賦課金制度がある。これは、DAT(Digital Audio
Taperecorder)、MDで実施されているもので、ディジ
タル録音機器の利用者が製品価格に上乗せされた補償金
を支払うものである。ネットワークが発展している今日
では、ネットワークを介して配信されたコンテンツをパ
ソコン(パーソナルコンピュータ)により受信し、再生
することが行われるように、ハードウエア(プレーヤ、
メディア)とコンテンツが1対1に対応しないことが多
く、かかる賦課金制度は、著作権の保護のシステムとし
て、適しているとは言えない。
【0005】メディア例えばCDに複数の曲が記録され
ている場合に、ユーザは、その内の特定の1曲または数
曲のみを聞きたい場合があり、ユーザとしてはメディア
全体、この場合にはCD1枚を購入したくはない場合も
ある。さらに、コピー防止技術のために、音楽コンテン
ツの宣伝・流通が阻害されることになる。むしろ、無料
で音楽コンテンツを配信する方がその音楽コンテンツの
宣伝・流通を短時間に行うことが可能となり、宣伝・流
通のための費用を削減することも可能となる。そこで、
コンテンツの流通が容易且つ迅速に行われ、また、著作
権者が正当な対価を得ることを可能とするために、配付
自体は、無料で行われるが、復号、再生または入手する
時に課金処理がなされるシステムが考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そのようなシステムに
おいて、利用履歴情報例えばコンテンツの再生履歴情報
を音楽コンテンツの配信を行っている管理機構、管理セ
ンターへユーザ側の端末からアップロードすることは、
ユーザの嗜好、コンテンツのセキュリティの向上にとっ
て有効である。但し、再生履歴情報を無制限に記憶する
ことは不可能であって、再生履歴情報を記憶しているメ
モリがオーバーフローする前に、再生履歴情報を転送す
る必要がある。若し、ユーザが再生履歴情報を管理セン
ター等に転送することを忘れると、メモリがオーバーフ
ローし、正しい再生履歴情報を転送できなくなるおそれ
がある。
【0007】したがって、この発明の目的は、利用履歴
情報を確実に転送することを可能としたディジタルデー
タ処理装置および端末装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、その利用が有料とされたデ
ィジタルデータをデータ記録媒体またはネットワークを
介して受け取り、利用権データを使用して受け取ったデ
ィジタルデータを利用するようにしたディジタルデータ
処理装置において、ディジタルデータの利用履歴情報を
記憶している記憶手段を有し、利用履歴情報によってデ
ィジタルデータの利用の累積を監視し、利用の累積が予
め設定した値に達した時に、利用履歴情報の転送を促す
ことを特徴とするディジタルデータ処理装置である。
【0009】請求項4の発明は、その利用が有料とされ
たディジタルデータをデータ記録媒体またはネットワー
クを介して受け取り、利用権データを使用して受け取っ
たディジタルデータを利用するようにしたディジタルデ
ータ処理装置において、ディジタルデータの利用履歴情
報を記憶している記憶手段と、決済センターとの通信手
段とを有し、利用履歴情報によってディジタルデータの
利用の累積を監視し、利用の累積が予め設定した値に達
した時に、利用履歴情報を通信手段を介して決済センタ
ーに対して自動的に転送することを特徴とするディジタ
ルデータ処理装置である。
【0010】請求項6の発明は、その利用が有料とされ
たディジタルデータをデータ記録媒体またはネットワー
クを介して受け取り、利用権データを使用して受け取っ
たディジタルデータを利用するようにしたディジタルデ
ータ処理装置において、ディジタルデータの利用履歴情
報を記憶している記憶手段を有し、予め設定された期日
になると、利用履歴情報の転送を促すことを特徴とする
ディジタルデータ処理装置である。
【0011】請求項8の発明は、その利用が有料とされ
たディジタルデータをデータ記録媒体またはネットワー
クを介して受け取り、利用権データを使用して受け取っ
たディジタルデータを利用するようにしたディジタルデ
ータ処理装置において、ディジタルデータの利用履歴情
報を記憶している記憶手段と、決済センターとの通信手
段とを有し、予め設定された期日になると、利用履歴情
報を通信手段を介して決済センターに対して自動的に転
送することを特徴とするディジタルデータ処理装置であ
る。
【0012】請求項9の発明は、その利用が有料とされ
たディジタルデータをデータ記憶媒体またはネットワー
クを介して受け取り、利用権データを使用して受け取っ
たディジタルデータを利用するようにしたディジタルデ
ータ処理装置において、ディジタルデータの利用履歴情
報を記憶している記憶手段と、記憶手段の容量の使用料
または容量の残量を表示する表示手段とを有することを
特徴とするディジタルデータ処理装置である。
【0013】請求項11の発明は、その利用が有料とさ
れたディジタルデータをデータ記憶媒体またはネットワ
ークを介して受け取るディジタルデータ処理装置におい
て、ディジタルデータの利用履歴情報を記憶している記
憶手段を有し、利用履歴情報によってディジタルデータ
の利用の累積を監視し、利用の累積が予め設定した値に
達した時に、ディジタルデータの利用を禁止するように
したことを特徴とするディジタルデータ処理装置であ
る。
【0014】請求項13の発明は、暗号化処理及び/又
は圧縮処理が施された複数のコンテンツデータが記録さ
れる媒体から読み出されたコンテンツデータに再生に必
要な信号処理を施す信号処理部と、信号処理部によって
処理が施されたコンテンツデータの再生履歴データが書
き込まれる記憶部と、記憶部に書き込まれた再生履歴デ
ータが所定の値になったときに記憶部に記憶されている
再生履歴データの外部への転送を促す制御部を備えてい
るデータ再生端末装置である。
【0015】請求項17の発明は、暗号化処理及び/又
は圧縮処理が施された複数のコンテンツデータが記録さ
れる媒体から読み出されたコンテンツデータの再生処理
を行う再生部から転送されてきた再生履歴データが書き
込まれる記憶部と、記憶部に書き込まれた再生履歴デー
タが所定の値になったときに記憶部に記憶されている再
生履歴データの外部への転送を促す制御部を備えている
データ処理端末装置である。
【0016】請求項25の発明は、暗号化処理及び/又
は圧縮処理が施された複数のコンテンツデータと各コン
テンツデータに付随する付随データとが記録される媒体
から読み出されたコンテンツデータに再生に必要な信号
処理を施す信号処理部と、媒体から読み出されたコンテ
ンツデータが再生にあたって課金処理が必要であるか否
かを告知する告知手段と、信号処理部によって信号処理
を行うにあたって媒体から読み出されたコンテンツデー
タが再生にあたって課金処理が必要であるか否かを判別
し、判別の結果、媒体から読み出されたコンテンツデー
タが再生にあたって課金処理が必要であるときには、告
知手段を駆動する制御部を備えているデータ再生端末装
置である。
【0017】請求項33の発明は、ダウンロードされて
きた暗号化処理及び/又は圧縮処理が施された複数のコ
ンテンツデータと各コンテンツデータに付随する付随デ
ータとが記憶される記憶部と、記憶部から読み出された
コンテンツデータに再生に必要な信号処理を施す信号処
理部と、記憶部から読み出されたコンテンツデータが再
生にあたって課金処理が必要であるか否かを告知する告
知手段と、信号処理部によって信号処理を行うにあたっ
て記憶部から読み出されたコンテンツデータが再生にあ
たって課金処理が必要であるか否かを判別し、判別の結
果、記憶部から読み出されたコンテンツデータが再生に
あたって課金処理が必要であるときには、告知手段を駆
動する制御部を備えている端末装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明を音楽配信システ
ムEMD(Electronic Music Distribution)に適用した
一実施形態について説明する。最初に図1を参照して音
楽配信システムの概略について説明する。図1におい
て、指示符号101が音楽コンテンツ供給事業者例えば
レコード会社を示し、指示符号102がコンテンツサー
バを示す。レコード会社101が音楽コンテンツの制作
およびその配給を行う。音楽コンテンツに関しての圧縮
符号化、暗号化、ウォーターマークの埋め込みもレコー
ド会社101が行う。コンテンツサーバ102には、レ
コード会社101が制作したコンテンツが蓄積される。
【0019】指示符号103は、著作権管理機構を示
す。例えばJASRAC(日本音楽著作権協会)は、著
作権管理機構102の具体例である。レコード会社10
1は、著作権管理機構103から複製等の許諾を受け、
著作権管理機構103に著作権料を支払う。
【0020】指示符号104は配信された音楽コンテン
ツの再生機能を有するユーザデバイスを示す。ユーザデ
バイス104は、配信された音楽コンテンツを受信し、
受信したコンテンツを再生すると共に、再生課金の処理
を行う機能を有する。すなわち、ユーザデバイス104
は受信した音楽コンテンツのデータに施されている暗号
を復号し、また、データに施されている圧縮符号を復号
することによって、配信されてきた音楽コンテンツを再
生することができ、コンテンツデータの復号に対して課
金処理が行われる。コンテンツサーバ102とユーザデ
バイス104との間には、必要に応じてコンテンツ配信
事業者が介在し、ユーザに対してコンテンツサーバ10
2内のコンテンツのうちユーザ側から要求のあったコン
テンツを配信する。配信事業者が使用する配信手段とし
ては、幾つかのものがある。その一つは、販売店105
である。例えば販売店10で販売される雑誌の付録とし
て、コンテンツが記録されたメディアがユーザに配付さ
れる。別な手段としてインターネット、CATV(cable
television)のような有線ネットワーク106がコンテ
ンツの配信手段として使用される。さらに、携帯電話網
107、衛星放送、衛星通信等の衛星ネットワーク10
8もコンテンツの配信手段として使用される。
【0021】本発明では、上述したコンテンツ配信手段
として、有料で配信されるコンテンツの配信手段を利用
することを妨げるものではない。例えば媒体としてのC
D(Compact Disc;CD、登録商標) の場合には、記録さ
れている楽曲に対しての著作権料がCDの価格に含まれ
ている。配付を無料とし、復号(再生)に課金されるコ
ンテンツをCD上の有料コンテンツが記録された領域と
は別の領域に記録するようにしても良い。
【0022】図1中では、販売店105が販売すること
によってユーザに配付される媒体の一つとしての拡張C
D121が示されている。拡張CD121の内周側の領
域122は、既存のCDと同一のフォーマットで、配付
が有料で、再生が無料とされた楽曲データ、即ち非圧縮
のリニアPCM信号が記録された領域である。拡張CD
121の外周側の領域123は、配付が無料で、再生が
有料のコンテンツデータが記録された領域である。コン
テンツデータは、圧縮符号化されているので、領域12
3が少なくても必要な長さの音楽データ、例えば伸張さ
れた状態で領域122に記録されている楽曲データと同
等の時間のデータを記録することができる。
【0023】CD以外にMD、メモリカード等の媒体の
場合にも、互いに区別できる領域として、配付が有料
で、且つ再生が無料のコンテンツデータが記憶される領
域と、配付が無料で、且つ再生が有料のコンテンツデー
タが記憶される領域を設け、上述した拡張CD121と
同様に記録することができる。衛星テレビジョン放送を
利用して音楽コンテンツを配信するサービスとして配付
が無料で、再生が有料のコンテンツを配信しても良い。
【0024】ユーザデバイス104は、配信されてきた
コンテンツデータを無料で受け取ることができる。ユー
ザデバイス104からはユーザの意志によって受け取っ
たコンテンツデータの再配付も自由に行うことができ
る。ここで、「無料」というのは、通信費、電気代等の
実費を含まず、著作権料に関して無料という意味であ
る。ユーザデバイス104が受け取ったコンテンツデー
タを再生、より具体的には、コンテンツデータに施され
ている暗号を復号する時に課金処理が行われる。課金処
理のために、聴取権データ109が使用される。聴取権
データ109は、ICカード、セキュアデコーダ内のメ
モリに格納されている。聴取権データ109は、電子マ
ネー又は電子利用権として聴取権データ管理会社の管理
下で、ユーザが所有する課金チャージャまたは最寄りの
販売店に設置された販売端末によって書き換えることが
できる。聴取権データ109は、例えば再生可能な度数
であり、ユーザデバイス104が課金の対象のコンテン
ツを再生する度に、例えば度数が減算される。
【0025】以下の説明では、聴取権データ109を例
に挙げて説明するが、所謂電子マネーをコンテンツの再
生の支払いに当てることもできる。さらに、電子マネ
ー、聴取権データ等を一括して扱うことができる多目的
ICカードを上述した聴取権データとして使用すること
もできる。
【0026】レコード会社101、著作権管理機構10
3、ユーザデバイス104と関係して代金決済のため
に、決済センター110が存在している。決済センター
110は、認証/課金サーバ111を備えている。決済
センター110は、銀行、クレジットカード会社208
との間で、代金の決済を行う。
【0027】ユーザデバイス104が受け取ったコンテ
ンツの再生のために聴取権データを要求すると、認証/
課金サーバ111に対してユーザデバイス104の認証
を要求する(A1の経路で示す)。認証/課金サーバ1
11は、ユーザデバイス104が正規のものであり、ユ
ーザデバイス104の認証が成立すると、認証/課金サ
ーバ111は、ユーザデバイス104に対して課金の要
求を行う(経路A2)。ユーザデバイス104は、決済
センター110との間で、課金の要求に対応する代金決
済を行う(経路A3)。
【0028】決済センター110は、認証/課金サーバ
111に対して、経路A4で示すように、ユーザによ
る、又はユーザデバイス104による課金がされたこと
または課金が可能であることを伝達すると共に、コンテ
ンツサーバ102に対してコンテンツの鍵データ情報を
要求する(経路A5)。コンテンツサーバ102が認証
/課金サーバ111に暗号化を復号するためのマスター
となる鍵データを渡す(経路A6)。認証/課金サーバ
111がユーザデバイス104に対して、聴取権データ
と共に鍵データを渡す(経路A7)。ユーザデバイス1
04は、この鍵データによって、コンテンツデータに施
されている暗号を復号化し、コンテンツデータを再生す
ることができる。コンテンツデータが復号化されること
をもって、そのコンテンツの再生がされたものと判断さ
れ、聴取権データ109の度数が例えば「−1」され
る。聴取権データ109の度数が「0」に達すると、ユ
ーザデバイス109はコンテンツデータの復号化ができ
なくなる。図1ではマスターとなる鍵データを聴取権デ
ータと共に伝達する場合について示したが、この他、あ
らかじめユーザデバイスの製造時に固定の鍵データを記
憶させておく方法や、解読が困難な符号化でコンテンツ
に鍵データを埋め込み、コンテンツと共に鍵データを伝
達する方法、また、これらを組み合わせた方法を用いて
も良い。
【0029】図2は、聴取権データ109に関するシス
テムの一例を示し、音楽コンテンツの配付、コンテンツ
の暗号化の復号化のためのデータの授受については、省
略されている。ユーザデバイス104に対応するものと
して、プレーヤ201が示されている。プレーヤ201
は、セキュアデコーダ202を内蔵している。プレーヤ
201は、例えば携帯形オーディオ機器である。図2に
おいて、破線で示すように、プレーヤ201が再生する
媒体(光ディスク、メモリカード等)には、音楽コンテ
ンツのコンテンツデータが記録、記憶されている。音楽
コンテンツの配信の方法は、図1に示したように、種々
のものが使用できる。
【0030】指示符号204は、ユーザ端末としての聴
取権データチャージャを示す。データチャージャ204
は、プレーヤ201のセキュアデコーダ202と決済セ
ンター110またはレコード店、コンビニエンスストア
等に設置されているデータ販売端末206との間に存在
して聴取権データの中継器として機能する。
【0031】図3は、データチャージャ204の機能を
概略的に示すものである。図3において、家庭内に設置
される可能性のあるプレーヤ201の具体例が示されて
いる。指示符号51がアンプとスピーカとが別体とされ
たオーディオ再生システムであり、指示符号52がチュ
ーナ、CDプレーヤ(またはMDレコーダ)が一体化さ
れた再生機器であり、指示符号53が携帯型CDプレー
ヤであり、指示符号54が携帯型MDプレーヤであり、
指示符号55がパーソナルコンピュータである。これら
のプレーヤには、IC構成のセキュアデコーダ51a、
52a、53a、54a、55aが装備されている。こ
れらのプレーヤに対して、データチャージャ204が共
用され、専用接続線あるいは非接触無線通信、またはU
SB(Universal Serial Bus)あるいはIEEE(Institu
te of Electrical and Electronics Engineers) 139
4によって、聴取権データ109のユーザデバイスとし
てのプレーヤへの送信と、プレーヤ側からの再生履歴情
報の吸い上げを行うことができる。データチャージャ2
04は、携帯可能な構成とされている。
【0032】プレーヤ201内のセキュアデコーダ20
2とデータチャージャ204とが有線または無線の通信
路を介して通信を行い、聴取権データ109がデータチ
ャージャ204からセキュアデコーダ202内のメモリ
に対して転送される。聴取権データ109は、例えばプ
レーヤ201の再生可能回数情報例えば、上述した度数
または再生可能時間に対応している。
【0033】プレーヤ201からデータチャージャ20
4に対して、有線または無線の通信路205を介してプ
レーヤ201の再生履歴情報(再生ログ)が伝送され
る。再生ログは、プレーヤ201で復号したコンテンツ
データとしてのディジタルデータの識別子および/また
は復号の条件を含む。具体的には、再生ログは聴取した
音楽コンテンツの種類、再生回数、再生時間等の情報を
含んでいる。再生ログには、ユーザデバイスとしてのプ
レーヤの所有者、ユーザデバイスとしてのプレーヤの識
別子等の課金対象者を特定するための識別子が含まれて
いる。セキュアデコーダ202とデータチャージャ20
4とは、必要に応じて認証を行い、認証が成立すると、
セキュアデコーダ202とデータチャージャ204との
間で暗号化された聴取権データおよび再生ログの伝送が
なされる。
【0034】聴取権データ109は、決済センター11
0から通信路207例えば電話回線を介してデータチャ
ージャ204に渡される。または、決済センター110
から通信路209を介して販売端末206に渡された聴
取権データ109が通信路205を介してデータチャー
ジャ204に渡される。この場合にも、セキュリティの
確保のために、認証と暗号化とがなされる。
【0035】プレーヤ201からデータチャージャ20
4に吸い上げられた再生ログは、通信路207を介して
決済センター110に送られる。または、再生ログは通
信路205を介して販売端末206に渡される。販売端
末206は、通信路209を介して決済センター110
から聴取権データ109を受け取ると共に、データチャ
ージャ204から送信されてきた再生ログを決済センタ
ー110へ送る。販売端末206は、入手した聴取権デ
ータの代金を決済センター110に支払う。通信路20
9は、例えば電話回線、インターネット等である。
【0036】決済センター110とデータチャージャ2
04との間では、通信路207を介して聴取権データ1
09および再生ログの送受信がなされる。この場合に
も、セキュリティの確保のために、決済センター110
とデータチャージャ204との間では認証とデータの暗
号化による送受信がなされる。聴取権データ109の決
済に関して、銀行、クレジットカード会社208が存在
している。銀行、クレジットカード会社208は、予め
登録してあるユーザの銀行口座から決済センター110
の依頼に基づいて、データチャージャ204に書き込ん
だ聴取権データ109に相当する金額を引き落とす。
【0037】決済センター110は、レコード会社10
1から聴取権データ109に関するサービスの管理の委
託を受ける。決済センター110は、レコード会社10
1に対して聴取権データ109に関する技術の提供を行
い、さらに、楽曲聴取料を支払う。レコード会社101
は、図1を参照して説明したように、著作権管理機構1
03に対して著作権の登録を行うことによって、著作権
の使用に応じて著作権料を支払う。
【0038】図2では省略しているが、データチャージ
ャ204は、他のデータチャージャとの間で、通信装置
例えば非接触通信装置を通じて、聴取権データの一部ま
たは全部を移動・合算・分割可能とされている。データ
チャージャ204は、プレーヤ201のセキュアデコー
ダ202以外に課金処理のためのICカードの構成のプ
リペイドカードに対して聴取権データ109を転送可能
とされている。
【0039】図4は、図2に示される課金処理システム
におけるレコード会社101、決済センター110、デ
ータチャージャ204、聴取権データ販売端末206お
よび銀行、クレジットカード会社208の相互の関係を
抜き出したものである。決済センター110がチャージ
ャ204および販売端末206との間で、聴取権データ
の販売を行い、また、チャージャ204、端末206か
ら再生ログを収拾し、販売した聴取権データに基づいて
は決済センター110は代金の決済を行う機能を有す
る。
【0040】図5は、聴取権データ端末210(データ
チャージャ204または販売端末206)と接続された
決済センター110の機能をより詳細に示すものであ
る。図5中で、実線の経路は、課金処理を実行する上で
必要な処理を意味し、破線経路が課金処理を行う準備と
して必要な処理を意味する。多くの場合、破線の経路が
郵送(文書の授受)によりなされ、実線の経路の処理が
通信網を利用するデータ通信で行われる。
【0041】最初に破線経路による処理について説明す
る。レコード会社101と決済センター110の間で
は、レコード会社101が決済センター110に対して
業務委託登録を行う(ブロック211)。決済センター
110は、レコード会社110に対してマーケティング
データを渡したり、各種報告を行う(ブロック21
2)。
【0042】データチャージャ204の所有者である顧
客213は、銀行、クレジットカード会社208との間
で、料金の支払い、口座からの料金の引き落とし等の契
約を結ぶ。顧客213が契約内容の変更等を決済センタ
ー110に連絡し、決済センター110が顧客情報の入
力・修正を行う(ブロック214)。決済センター11
0が顧客213に対して請求書・領収書の発行とその郵
送を行う(ブロック215)。
【0043】次に実線経路による処理について説明す
る。決済センター110が顧客の要求に応じてデータ端
末210に対して聴取権データ109を送る。その場
合、決済センター110は顧客の特定がなされ、端末2
10に通信サーバ216を介して認証・暗号化の処理が
されたデータを送る。顧客管理システム217は、デー
タベース218中の顧客情報を参照して、認証した顧客
を特定する。システム217は転送した聴取権データの
量に基づいて、金融決済システム219に対して、料金
の引き落としを依頼する。金融決済システム219はシ
ステム217からの依頼に基づいて銀行、クレジットカ
ード会社208に対して顧客の口座からの料金の支払い
を依頼し、顧客、即ちユーザの口座から料金の支払いが
実行される。銀行、クレジットカード会社208から支
払いの完了の報告を決済センター110が受け取ると、
決済センター110は顧客への領収書の発行がなされ
る。
【0044】決済センター110はデータ端末210に
対して、聴取権データ109を転送するのに先行して端
末210の認証がなされる。データ端末210から通信
サーバ216を介して再生ログを決済センター110が
受け取る。受け取った再生ログが通信サーバ216にて
再生ログに施されている暗号が復号され、復号された再
生ログが再生ログ管理システム220へ送られる。再生
ログには、顧客(データ端末210)を特定するための
端末識別子と、復号・再生した音楽コンテンツを特定す
る識別子と、各音楽コンテンツを聴取した回数、時間、
期間のデータとが含まれている。顧客を特定する端末識
別子は、主として上述したような決済センター110か
ら端末210へ聴取権データを転送したり、顧客、即ち
ユーザの口座への課金のために使用される。
【0045】再生ログ管理システム220が再生ログを
一旦データベース218に格納し、予め決められた時、
例えば1カ月毎にバッチ処理で再生ログまたは再生ログ
を処理したデータを聴取料決済システム221に渡す。
聴取料決済システム221は、レコード会社101から
業務委託時にデータベース218に登録した曲等の情報
を参照して、受け取った再生ログに関するデータに基づ
いて曲毎の聴取料(著作権使用料)を算出する。曲以外
に作曲家、作詞家、歌手、演奏者等の項目毎に聴取料を
算出することも可能である。聴取料決済システム221
が算出した曲毎の聴取料がレコード会社101に対して
支払われる。
【0046】上述したように、決済センター110が顧
客213への聴取権データ109の転送と、聴取料の請
求を行い、一方、決済センター110が曲毎の聴取料を
算出し、上述したように聴取料の分配する処理を行うの
で、レコード会社101が顧客管理を行ったり、聴取料
を算出したり、分配する業務を行う必要がない。決済セ
ンター110は、レコード会社101と独立した機関で
あるので、複数のレコード会社との間で業務委託の契約
を行うことができ、複数のレコード会社が参加すること
によって顧客が選択できる音楽コンテンツの種類を豊富
とすることができる。
【0047】図6は、セキュアデコーダ202を有する
ユーザ端末210としてのプレーヤ201の信号処理部
の構成を示す。セキュアデコーダ201は、破線で示す
ように、1チップのICとして構成されたものである。
セキュアデコーダ201は、所謂タンパーレジスタント
(tamper resistant)の構成とされている。すなわち、セ
キュアデコーダ202は外部からは、デコーダ202の
内容が分からないような構成とされ、デコーダ202の
内容を改ざんできない構成としている。
【0048】媒体1には、圧縮符号化され、また、暗号
化されたデータ、例えば音楽データが記録されている。
さらに、再生課金処理に必要なデータが圧縮符号化、暗
号化されたデータに付随している。圧縮符号化、暗号化
されたデータをコンテンツデータと称し、再生課金処理
のためのデータを付随データと称する。但し、この発明
では、圧縮符号化と暗号化との両方が施されていること
は、必ずしも必要ではない。コンテンツデータに施され
るのは圧縮符号化のみでも、その復号方法が非公開であ
れば、著作権保護の目的を果たすことが可能である。
【0049】媒体1としては、メモリカード、記録可能
な光ディスク、読み出し専用の光ディスク等を使用でき
る。記録可能な媒体には、上述したように、衛星ネット
ワーク、携帯電話ネットワーク、インターネット等のネ
ットワークを介して配信されたデータをダウンロード、
即ち記録、記憶することができる。媒体1から読み出さ
れたコンテンツデータおよび付随データがインターフェ
ース2を介してセキュアデコーダ202に供給される。
セキュアデコーダ202からは、媒体1から読み出され
たコンテンツデータに基づくアナログオーディオ信号が
出力される。セキュアデコーダ202から出力されたア
ナログオーディオ信号は、図示しないアンプ等を介して
図示しないスピーカ、ヘッドフォン等によって再生され
る。
【0050】セキュアデコーダ202は、暗号を解く復
号器11と、圧縮符号化の復号を行う伸張器12と、D
/A変換器13とを有している。コンテンツデータに施
されている暗号化としては、DES(Data Encryption S
tandard)を使用できる。DESは、平文をブロック化
し、ブロック毎に暗号変換を行うブロック暗号の一つで
ある。DESは、64ビットの入力に対して64ビット
(56ビットの鍵と8ビットのパリティ)のキーを用い
てデータの暗号変換を行い、64ビットの暗号化された
データを出力する。DES以外の暗号化を使用しても良
い。例えばDESは、暗号化と復号化に同一の鍵データ
を使う共通鍵方式であるが、暗号化と復号化に異なる鍵
データを使う公開鍵暗号の一例であるRSA暗号を採用
しても良い。鍵データは、上述したように、認証が成立
したサーバ111からユーザデバイス104、即ちここ
ではプレーヤ201に対して渡される。
【0051】セキュアデコーダ202には、CPUを含
む制御部14と、制御部14と外部のCPUとの通信を
行うためのCPUインターフェース15と、メモリ部1
6と、聴取権データ109をデータチャージャ204か
ら受信し、再生ログをデータチャージャ204に伝送す
るための通信部17およびアンテナ18とが設けられて
いる。制御部14は、復号器11における復号の前段で
媒体1から読み出されたデータから分離された付随デー
タを受け取り、付随データの復号化、伸張化の処理を行
うための制御を行う。
【0052】通信部17およびアンテナ18は、非接触
でデータチャージャ204との間で通信を行うためのも
のである。この通信は、プレーヤ201、即ちセキュア
デコーダ202とチャージャ204との間で相互に認証
がされることを条件として、暗号化されたプロトコルを
使用してなされる。プレーヤ201はデータのみなら
ず、電力をチャージャ204から通信部17とアンテナ
18を介して受信可能とされているので、プレーヤ20
1全体の電源がオフであっても、チャージャ204から
の聴取権データ109の受信と、チャージャ204への
再生ログの送信とを行うことができる。チャージャ20
4から受け取った聴取権データ109は、メモリ部16
に格納される。さらに、プレーヤ201で行われるコン
テンツの再生に伴って生じる再生ログもメモリ部16に
記憶される。メモリ部16は、プレーヤ201の電源が
オフとされても、その記憶内容が保持される不揮発性メ
モリである。
【0053】セキュアデコーダ202からはコピー出力
が復号器11からセキュアデコーダ202の外部に出力
することが可能とされている。セキュアデコーダ202
からコピー出力を出力するか否かは、制御部14により
制御される。セキュアデコーダ202から出力されるコ
ピー出力は、付随データとコンテンツデータである。復
号器11および伸張器12は、制御部14の指示に基づ
いて、復号処理および伸長処理をそれぞれ省略する機能
を有している。それによって、元々暗号化および圧縮符
号化がされていないオーディオデータ、例えばリニアP
CM信号を再生することが可能とされている。
【0054】プレーヤ201の全体の動作を制御するた
めに、指示符号21で示すシステムコントローラが備え
られている。システムコントローラ21は、CPUで構
成され、セキュアデコーダ202内の制御部14と通信
を行うことによって、セキュアデコーダ202の動作を
制御する。システムコントローラ21とバスを介して操
作部22、ディスプレイ23、メモリ部24、モデム2
5が接続されている。さらに、システムコントローラ2
1が媒体1の再生動作、並びに媒体インターフェース2
の動作を制御する。
【0055】操作部22は、ユーザが操作する複数のス
イッチ、キー等から構成されており、ユーザによって操
作されたスイッチ、キーに基づいて、プレーヤ201の
動作を制御する命令信号を発生する。ディスプレイ23
は、例えば液晶表示素子からなるもので、プレーヤ20
1の動作を制御するためのメニューを表示したり、プレ
ーヤ201の動作状態を表示するために使用される。メ
モリ部24は、システムコントローラ21内のメモリの
容量が少ないために設けられた外部メモリである。モデ
ム25は、公衆回線と接続され、外部の機器とのデータ
の通信に使用される。例えば、セキュアデコーダ202
のメモリ部16内の再生ログをメモリ部24に転送する
ことによって、システムコントローラ21が 残りの再
生可能回数または再生可能時間をディスプレイ23に表
示したり、再生ログをモデム25を介して外部、例えば
決済センター110へ送信することが可能とされてい
る。さらに、聴取権データ109をモデム25を介して
決済センター110から受信することも可能である。こ
のように、プレーヤ自体がデータチャージャの機能を合
わせ持っていても良い。
【0056】ユーザが操作部22を操作することによっ
て、媒体1に記録、記憶されている所望のコンテンツの
再生を指示する。再生せんとしているコンテンツが再生
に関して無料のものであれば、セキュアデコーダ202
によって信号処理されてアナログ信号として出力されて
も、メモリ部16に格納されている聴取権データ109
は変更されない。若し、再生したコンテンツが再生課金
の対象である場合には、メモリ部16内の聴取権データ
109が変更される。
【0057】再生せんとしている又は再生したコンテン
ツが再生課金の対象である場合に行われる課金処理のタ
イプとしては、種々のタイプが可能である。課金処理と
しては、大きく分けて、買取型と、グロスに視聴料金を
とるタイプと、セキュアデコーダで暗号の復号化を行う
ごとに視聴料金を課する度数タイプとがある。買取型の
場合は、一旦コンテンツを買い取った後では、コンテン
ツの再生処理に対して課金されない、課金処理が発生し
ないタイプである。グロスに視聴料金をとるタイプは、
視聴料金をまとめて支払う月極めタイプ、視聴期間、視
聴時間を限定するタイプ等である。
【0058】セキュアデコーダ202でコンテンツデー
タに施されている暗号の復号化を行うごとに視聴料金を
課す度数タイプとして、幾つかの形態が可能である。第
1の形態は、予め設定された金額(プリペイドカード、
電子マネー)または度数からコンテンツの再生処理の度
に、金額または度数を減算するものである。予め設定さ
れた金額の残高または残り度数が不足する場合には、コ
ンテンツの再生ができなくなる。第2の形態は、コンテ
ンツの再生処理の度に、金額または度数が加算されるも
のである。予め設定した金額または度数に累積金額また
は累積度数が達すると、コンテンツの再生ができなくな
る。第3の形態は、コンテンツの再生時間に応じて、度
数または金額が加算または減算されるものである。
【0059】ここで用いられる予め定められた金額また
は度数から加算又は減算される金額又は度数は、一定の
ものであっても良く、また、再生されるコンテンツの種
類等に応じて重み付けされたものでも良い。課金処理
は、コンテンツの1タイトル(音楽の例では、1曲)ま
たはコンテンツの複数タイトル(音楽の例では、アルバ
ム)に対応して行われる。
【0060】コンテンツの再生されたことの定義の方法
としては、コンテンツ全体を再生した場合に、コンテン
ツの再生が行われたものとしても良いし、また、コンテ
ンツの再生時間が所定時間以上の場合をコンテンツの再
生が行われたものとしても良い。普及・流通を促進する
ためのプロモーション用のコンテンツの再生に対しては
課金されない。再生が課金の対象となるコンテンツであ
っても、例えばコンテンツの先頭部分例えば先頭から1
0秒間の再生を無料としたり、コンテンツのハイライト
部分のみの再生を無料としても良い。このように、再生
処理に対して課金されるコンテンツと、再生処理が無料
のコンテンツとが混在する場合に、付随データによって
課金/無料が識別される。
【0061】付随データは、コンテンツデータ(圧縮符
号化および暗号化されたコンテンツ例えばオーディオデ
ータ)の前に付加されたデータである。付随データは、
必要に応じて暗号化される。記録可能な媒体には、付随
データがコンテンツデータの前に付加されて記録される
か、または媒体1のデータ管理用領域に記録される。読
み出し専用の媒体の場合には、データ管理領域に付随デ
ータが記録される。媒体が光ディスクの場合では、一般
的にディスクの最内周側の領域にデータ管理領域として
の管理領域が設けられ、この管理領域に付随データが記
録される。メモリカードの場合には、例えば音楽データ
の1曲を1ファイルとして扱うようにしたファイル管理
データが規定される。
【0062】付随データには、再生にあたって課金され
るコンテンツか、無料のコンテンツかを示す課金識別
子、並びに上述したような買取型、グロス型、度数型等
の課金タイプを区別し、各課金タイプにおける課金条件
を指示する再生条件ラベルが含まれる。一例として、課
金処理のタイプが買取型の場合では、コンテンツの買取
価格のデータが再生条件ラベルに記述され、グロス型の
再生回数を制限する場合では、コンテンツの再生回数の
データが再生条件ラベルに記述され、グロス型の再生期
間を制限する場合では、コンテンツの再生期間のデータ
(1日、1週間、1ヵ月等)が再生条件ラベルとして記
述され、度数型の場合では、度数のデータ(1円/2
分、1円/1分、1円/30秒、・・・)が再生条件ラ
ベルとして記述される。さらに、再生にあたって課金を
前提としているコンテンツであっても、無料で視聴でき
る場合の条件を再生条件ラベルに記述することもでき
る。
【0063】付随データ中に、コンテンツデータの圧縮
符号化の種類を示すための情報、暗号の種類および暗号
のパラメータを示すための情報、チャンネル数の情報、
ビットレートの情報等を記録しても良い。
【0064】付随データ中には、CD、MD、記録可能
な光ディスク、不揮発性メモリを含むメモリカード等の
媒体を一意に識別可能とするためのメディアID例えば
シリアル番号が含まれる。付随データ中には、デコーダ
IDが配置される。デコーダIDは、ユーザの端末、ユ
ーザのプレーヤ201等に内蔵されているセキュアデコ
ーダ202を一意に識別可能とするためのID例えばシ
リアル番号である。
【0065】次に、図7のフローチャートを参照してプ
レーヤ201(図6参照)においてなされる課金処理の
一例について説明する。この課金処理は、セキュアデコ
ーダ202内の制御部14およびシステムコントローラ
21によって行われる。最初のステップS1は、媒体1
にユーザによって指定されたコンテンツ、即ち再生しよ
うとするコンテンツが存在しているような再生スタンバ
イ状態である。具体的には、EMDにより配信されたコ
ンテンツデータが媒体1に格納されている場合、媒体1
に既にコンテンツデータが記録されている場合等が再生
スタンバイに該当する。ステップS2では、ユーザが操
作部22の再生ボタンを押すことによって再生指示がさ
れたかどうかが判定される。
【0066】ステップS2の結果が否定であることは、
コンテンツのコピーの操作を意味するものとされステッ
プS3に進む。ステップS3において、無料再生用コン
テンツのコピーか否かが判定される。無料再生用コンテ
ンツとは、コンテンツの再生にあたって課金されないコ
ンテンツを意味する。付随データ中に含まれる課金識別
子を参照してステップS3の判定がなされる。ステップ
S3で再生せんとしているコンテンツが無料再生用コン
テンツであれば、著作権保護のために、セキュアデコー
ダ202からの暗号が復号化されたコピー出力が禁止さ
れる(ステップS4)。
【0067】若し、ステップS3で再生せんとしている
コンテンツが無料再生用コンテンツのコピーでない、す
なわち、課金再生用コンテンツのコピーであるとステッ
プS3で判定されると、課金再生用コンテンツのコピー
データがセキュアデコーダ202から出力される(ステ
ップS5)。課金再生用コンテンツのコピーは、自由に
なされる。但し、セキュアデコーダ202から出力され
るコピーデータは、付随データと暗号化、圧縮符号化が
されたコンテンツデータである。
【0068】ステップS2において、ユーザによって再
生動作が指示されたものと判定されると、ステップS6
において、ユーザに課金処理を受け入れるか否かが問わ
れる。例えばプレーヤ201のディスプレイ23に課金
処理が必要である旨等のメッセージが表示され、ディス
プレイ23の表示に基づいてユーザが操作部22の操作
によって回答する。ステップS6でユーザが課金処理を
受け入れない場合には、コンテンツの無料再生ができな
い(ステップS7)。但し、コンテンツデータのうち付
随データの再生条件ラベルによって指示される部分的無
料再生例えば曲の先頭部分またはハイライト部分の再生
を無料で行うことが許される場合もある。ステップS6
でユーザが課金処理を受け入れると判定された場合に
は、ステップS8において、ディスプレイ23上に、現
に再生しようとするコンテンツに関する再生課金条件が
提示される。付随データ中の再生条件ラベルの情報に基
づいて課金条件がディスプレイ23に表示される。
【0069】ステップS9では、課金タイプが買取型か
どうかが判定される。課金タイプが買取型であれば、買
取用の課金処理が行われる(ステップS10)。ステッ
プS11において、セキュアデコーダ202の復号器1
1では、サーバ111から送信されてきた鍵データを使
用してコンテンツデータに施されている暗号を復号化
し、ステップS12において、コンテンツの無料再生を
行う。この場合、セキュアデコーダ202から無料再生
するコンテンツのコピーデータの出力が禁止される。但
し、ムーブ、すなわち、コピー処理と異なり元のデータ
が残らない処理、例えば移動元となるプレーヤから出力
されたコンテンツデータを移動先となるプレーヤに記憶
した後には、移動元となったプレーヤでは移動させたコ
ンテンツデータの再生ができないようにする処理は可能
である。
【0070】ステップS9において、課金タイプが買取
型でないと判定されると、ステップS13において課金
タイプがグロス型例えば月極型かどうかが判定される。
ステップS9で月極契約が存在していると判定されたと
きには、ステップS14において、再生せんとしている
コンテンツとしての楽曲が契約された楽曲か否かが判定
される。ステップS14で契約された楽曲であると判定
されると、ステップS15において、コンテンツが無料
再生される。課金再生用コンテンツデータのコピーは自
由に行うことができる。
【0071】ステップS13において、課金タイプが月
極型でないと判定されると、再生せんとしているコンテ
ンツは、度数型で課金されるものと判定される。ステッ
プS17において、コンテンツデータに施されている暗
号の復号化がなされ、ステップS18において、課金再
生がなされる。課金再生では、上述したように、コンテ
ンツの再生の度数、コンテンツの再生時間等に応じて課
金処理が行われる。課金再生用コンテンツデータのコピ
ーは、自由にできる。さらに、ステップS14におい
て、再生せんとしているコンテンツが月極契約の範囲に
含まれていないと判定された場合も、課金再生の処理
(ステップS17、ステップS18)がなされる。
【0072】この発明の一実施形態では、データチャー
ジャ204またはセキュアデコーダ202において、通
常は、決済センター110から聴取権データ109を購
入または受け取る時に、再生ログに関するデータを決済
センター110に転送するようにしている。この場合、
聴取権データ109がコンテンツの再生によって無くな
る前に、再生ログを記憶しているプレーヤ201のメモ
リの部16、24又はチャージャ204のメモリ309
が一杯になってしまうおそれがある。そこで、メモリ部
24、16又はメモリ部309が一杯になってしまった
時、またはそのおそれがある時に、ディスプレイ23に
再生ログの転送を促す表示または告知(警告音、ブザー
音、振動等)を行うか、または再生ログを転送する。そ
れによって、メモリ部16,24又はメモリ部309の
オーバーフローを防止するものである。尚、再生ログの
転送、プレーヤ201のセキュアデコーダ202からチ
ャージャ204への転送が終了するまではプレーヤ20
1のコントローラ21はセキュアデコーダ202による
コンテンツの再生を禁止し、セキュアデコーダ204は
再生ログの決済センター110への転送が終了するまで
CPU301によってプレーヤ201からの再生ログの
メモリ部309への書き込みが禁止される。
【0073】例えば決算を行うために、1か月に1回、
再生ログを回収する必要があるような場合には、予め設
定した期日になると、再生ログの転送を促す表示を例え
ばプレーヤ201のディスプレイ23に行うか、または
告知(警告音、ブザー音、振動等)を行うか、または決
済センター110に再生ログを転送する。それによっ
て、プレーヤ201のメモリ部24、セキュアデコーダ
202のメモリ部16のオーバーフローを防止するもの
である。
【0074】さらに、プレーヤ201やデータチャージ
ャ204が常時電話線に接続されているように、決済セ
ンター110と自動的にオンライン状態にできる場合に
は、ユーザに転送を催促することなく、自動的に再生ロ
グが決済センターに転送される。再生ログの転送が行わ
れるまでの間、メモリ部24、16への新たな再生ログ
を記憶する必要性をなくすために、プレーヤ201が聴
取権データ109の受け取りができないようにロックす
る。ユーザは、プレーヤ201のディスプレイ23に表
示される表示の案内に従って操作部22を操作し、聴取
権データ109のやり取りを行わずに、再生ログのみを
決済センター110又はデータチャージャ204に転送
する。再生ログの転送完了後は、プレーヤ201の聴取
権データの受け取りができないようにしたロックを解除
する。
【0075】上述したこの発明の一実施形態をより詳細
に説明する。図8は、データチャージャ204の一例の
構成を示す。チャージャ204は、例えば持ち運び可能
な可搬型の端末装置として構成されている。指示符号3
01がチャージャ204全体を制御するCPUを示し、
指示符号302が暗号化・復号化モジュールを示し、指
示符号303がディスプレイ(例えば液晶ディスプレ
イ)を示し、指示符号304がユーザによって操作され
る複数のキーやボタンを示す。ディスプレイ303に
は、チャージャ204の動作に関連するメニュー、課金
処理条件等が表示される。暗号化・復号化モジュール3
02は、再生ログ等の送信時の再生ログへの暗号化の処
理と、聴取権データ等の受信時の聴取権データの暗号の
復号化の処理とを行う。指示符号305は、データチャ
ージャ個別IDを示す。データチャージャ個別ID30
5は、例えば再生ログと共に決済センター110へ送信
され、データチャージャ204と再生ログの対応関係が
分かるようになされる。
【0076】データチャージャ204には決済センタ
ー、例えば図2中の決済センター110との通信のため
に、モデム306およびUSB(Universal Serial Bus)
通信モジュール307が設けられている。モデム306
によって、データチャージャ204は電話回線を介して
決済センター110との通信が行われ、決済センター1
10から聴取権データ109を受け取り、決済センター
110に対して再生ログを送信することができる。US
B通信モジュール307を使用し、パーソナルコンピュ
ータおよびインターネットによって同様に決済センター
110との通信が可能である。
【0077】決済センター110からデータチャージャ
204が受信した聴取権データ109が聴取権データメ
モリ308に格納される。プレーヤ201のセキュアデ
コーダ202から受け取った再生ログがデータチャージ
ャ204の使用状況メモリ309に格納される。必要に
応じてチャージャ204のログがプレーヤ201から吸
い上げた再生ログに付加されたログデータが決済センタ
ー110へ送信される。メモリ308および309は、
データチャージャ204が電源オフとされても、その記
憶内容が保持される不揮発性メモリである。
【0078】非接触通信モジュール310およびアンテ
ナ311は、非接触でプレーヤ201との間で通信を行
うためのものである。プレーヤ201とデータチャージ
ャ204との間の通信は、プレーヤ201とチャージャ
204との間で相互に認証がされることを条件として、
暗号化されたプロトコルを使用してなされる。データの
みならず、データチャージャ204からはセキュアデコ
ーダ202が動作するのに必要な電力をプレーヤ201
に送信可能とされている。したがって、プレーヤ201
のメインの電源がオフであっても、データチャージャ2
04はセキュアデコーダ202との間で聴取権データお
よび再生ログの授受が可能とされている。データチャー
ジャ204はアンテナ311以外にライン接続用の端子
も備えている。なお、非接触通信モジュール310およ
びアンテナ311またはラインを使用してデータチャー
ジャ204は聴取権データ販売端末206との通信を行
うようになされる。
【0079】上述したデータチャージャ204におい
て、CPU301によって、使用状況ログデータメモリ
309の記憶容量の残量または記憶容量の使用量が監視
されている。例えば残量が10%になると、図9Aに示
すように、CPU301によってチャージャ204の表
示部303に再生ログの転送を促すメッセージが表示さ
れる。例えば表示部303に「再生ログの転送のために
電話線をつないで下さい」とのメッセージが表示され
る。表示部303への表示の代わり、または表示と共
に、警告音、音声、振動を発生するようにしても良い。
この表示に応じてユーザがチャージャ204を電話線に
接続すると、それが感知され、ユーザが表示部303の
表示をみながら、または自動的に再生ログを決済センタ
ー110に対して転送する。実際に決済センター110
に再生ログの転送が行われるまでの間、メモリ309に
新たな再生ログの記憶の必要性を無くすために、データ
チャージャ204には聴取権データのチャージが禁止さ
れる。
【0080】また、図9Bに示すように、CPU301
によって使用状況ログデータメモリ309の記憶容量の
残量または記憶容量の使用量を表示する表示部303a
をチャージャ204に設けても良い。この表示部303
aは、メモリ309の記憶可能残量またはメモリ309
の使用量に応じて棒(バー)状の表示の長さが変化する
ものである。さらに、メモリ309の上述した残量また
は使用量が予め定めた値に達すると、点灯、点滅するよ
うな警告ランプ303bを設けても良い。勿論、表示部
303a、警告ランプ303bは表示部303と別体に
設けるのではなく、表示部303に表示されるものであ
ってもよい。
【0081】なお、チャージャ204がカレンダーを持
ち、上述したように、カレンダーによって予め設定した
期日になったことが検出されると、例えばディスプレイ
303に再生ログの転送を催告し、ユーザに再生ログを
決済センターに送信させる、または、再生ログを自動的
に転送するようにしても良い。
【0082】図10は、セキュアデコーダ202のより
詳細な構成、すなわち、課金処理に関する機能的構成を
示す。図6に示される構成要素と対応する部分には、同
一符号を付して示す。媒体1から読み出された暗号化さ
れ、且つ圧縮符号化されたコンテンツデータと付随デー
タとからなるデータが復号器11に供給される。復号器
11には、上述したコンテンツデータ及び付随データと
ともに媒体1を一意に識別可能とするためのメディア個
別IDも供給される。復号器11によってコンテンツデ
ータ、付随データに施されている暗号の復号がなされ
る。
【0083】復号器11の出力データが再生条件ラベル
検出部401に供給され、検出部401によって付随デ
ータ中の再生条件ラベルが検出される。検出部401に
よって検出された再生条件ラベルがセキュアデコーダ2
02の処理に使用される。伸張器12では、復号器11
で暗号が解かれたコンテンツデータに施されている圧縮
符号化の復号がなされる。伸張器12の出力データがウ
ォーターマーク検出部402に供給される。ウォーター
マーク検出部402は、後述するようにコンテンツデー
タをアナログ信号に変換して出力する前に付加したウォ
ーターマークを検出し、検出されたウォーターマークと
検出部401によって検出された再生条件ラベルとに基
づいて、再生条件ラベルが改ざんされたか否かをチェッ
クする。
【0084】指示符号403は、聴取権カウンタを示
す。聴取権カウンタ403においては、コンテンツデー
タを復号する度に、聴取権データ109に対して変更を
加える。例えば聴取権カウンタ403は、メモリ部16
に格納されている聴取権データ109、例えば度数デー
タを減算する処理を行う。メモリ部16に格納される聴
取権データ109は、アンテナ18(またはライン)と
通信モジュール17とによって、上述したデータチャー
ジャ204から送信されたものである。通信モジュール
17内には、再生ログ等の送信時の暗号化と、聴取権デ
ータ109の受け取り時に聴取権データ109に施され
ている暗号を復号するためのモジュールが設けられてい
る。なお、本発明では、楽曲データを取り扱うために、
聴取権の用語を使用しているが、映像データを含めて考
えた時には、聴取権の代わりに視聴権の用語が使用され
る。
【0085】聴取権カウンタ403において、コンテン
ツデータの復号に伴う聴取権に関する処理がされると、
ウォーターマーク付加部404において、出力されるデ
ータに対してウォーターマークが付加される。付加部4
04で付加されるウォーターマークは、楽曲データに存
在する冗長な部分例えば出力されるオーディオデータの
下位のビットを利用することでウォーターマークを付加
できる。このようにオーディオデータの下位ビットに付
加されたウォーターマークは、オーディオデータをアナ
ログ信号に変換してもアナログ信号中に残り、且つウォ
ーターマークをアナログ信号から除去することが不可能
か、非常に困難なものである。付加部404で付加され
るウォーターマークは、再生条件ラベルの全体または一
部のデータと、デコーダ個別ID405の情報を含むも
のである。ウォーターマークが付加されたデータがD/
A変換器13によってアナログ信号に変換され、セキュ
アデコーダ202の外部へ出力される。上述したウォー
ターマーク検出部402は、付加部404で付加された
ウォーターマークを検出するものである。なお、指示符
号406は、セキュアデコーダ202の全体を制御する
と共に、プレーヤ201等のシステムコントローラ21
との通信のためのコントローラである。
【0086】セキュアデコーダ202がICカードのイ
ンターフェースを持ち、データチャージャ204が決済
センターまたは金融会社から電子マネーを受け取り、受
け取った電子マネーをセキュアデコーダ202に設けら
れたインターフェースを介してICカードに書き込むよ
うにしても良い。すなわち、セキュアデコーダ202に
聴取権データの書き込みに対して、オプショナルなもの
として電子マネーの記録装置としての機能を持たせるこ
とができる。
【0087】聴取権カウンタ403によってなされる課
金処理の概略を説明する。一例として、課金処理が度数
型で行われる場合に適用される例について説明する。す
なわち、予め設定された度数からコンテンツデータとし
ての楽曲データの再生処理の度に、度数を減算したり、
楽曲データの再生処理の度に、度数が加算されたり、楽
曲データの再生時間に応じて、度数が加算または減算さ
れる。コンテンツデータとともに媒体から読み出された
付随データから再生条件ラベル検出部401が再生条件
ラベルを抜き出す。再生条件ラベルには、課金条件が含
まれている。例えば、再生時間に応じて課金処理を行う
ことを示しているときには、楽曲データが伸張器12か
ら出力されている期間を30秒、1分等の単位時間によ
って計測し、計測された時間の長さに対して課金され
る。すなわち、この再生時間に基づいて課金処理を行う
場合には単位時間が一つの度数に対応される。
【0088】計測された時間と再生条件ラベルに基づい
て、聴取権カウンタ403によって度数が制御される。
すなわち、カウンタ403は、再生条件ラベルを参照し
て、メモリ部16に格納されている聴取権データ109
に対して減算または加算処理を行い、メモリ部16の聴
取権データ109を書き換える。また、再生時間または
再生期間を再生条件としている場合には、例えばカウン
タ403に内蔵されているタイマー/カレンダーに対し
て、再生時間の累積処理または現在日時と再生可能期限
との照合処理がなされる。
【0089】聴取権カウンタ403またはコントローラ
406は、さらに、聴取権データの残量に基づいてコン
テンツの再生が可能かどうかを判断する。例えば再生し
た度数を聴取権データから減算して、残りが0となる
と、コンテンツの再生が不可能と判断する。聴取権デー
タの累積度数が設定された度数に到達したり、再生時間
の累積が設定された時間に到達したり、コンテンツの再
生を行わんとしている現在の日時がコンテンツの再生期
限を越えたりすると、上述の場合と同様に、コンテンツ
の再生が不可能と判断する。コンテンツの再生が可能な
場合には、セキュアデコーダ202からアナログ信号に
変換されて楽曲データが出力され、一方、コンテンツの
再生が不可能な場合には、セキュアデコーダ202から
の楽曲データの出力が禁止される。
【0090】上述したセキュアデコーダ202におい
て、コントローラ406は、メモリ部16内の再生ログ
記憶用に割り当てられる記憶容量の残量または記憶容量
の使用量を監視する。データチャージャ204の場合と
同様に、メモリ部16の再生ログ記憶用に割り当てられ
た記憶容量が予め規定した値に達すると、または設定し
た期日になると、プレーヤ201のディスプレイ23に
再生ログをデータチャージャ204に対して転送するこ
とを催促する表示、警告等がなされる。プレーヤ201
のシステムの構成によっては、データチャージャ204
に自動的に再生ログの転送がなされる。
【0091】実際にデータチャージャ204に再生ログ
の転送が行われるまでの間、メモリ部16に新たな再生
ログの記憶の必要性を無くすために、コントローラ40
6は、復号器11または図示しないゲート回路を制御す
ることによって、復号器11によるコンテンツデータの
復号またはコンテンツの再生を実質的に禁止するように
ロックをかける。これによって、復号または再生の履歴
が再生ログに反映されなくなる事態の発生を防止するこ
とができる。データチャージ204へ再生ログデータの
転送終了後は、復号器11のロックが解除される。
【0092】なお、上述した実施形態では、主としてオ
ーディオコンテンツについて説明したが、オーディオ以
外のビデオデータ、静止画像データ、文字データ、コン
ピュータグラフィックデータ、ゲームソフトウェア、お
よびコンピュータプログラム等のコンテンツに対して
も、上述したのと同様にこの発明を適用することができ
る。
【0093】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、利用履歴情報を記憶するメモリのオーバー
フローを防止し、利用履歴情報を確実に転送することが
でき、利用履歴情報を正しいものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のシステム全体の概略を
示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態における聴取権データに
関する説明のためのブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態における聴取権データチ
ャージャに関する説明のためのブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態における聴取権データに
関する説明のためのブロック図である。
【図5】この発明の一実施形態における決済センターの
果たす機能に関する説明のためのブロック図である。
【図6】この発明の一実施形態におけるプレーヤの一例
のブロック図である。
【図7】この発明の一実施形態における課金処理の一例
を説明するためのフローチャートである。
【図8】この発明の一実施形態における聴取権データチ
ャージャの一例のブロック図である。
【図9】この発明の一実施形態における聴取権データチ
ャージャにおける再生ログの転送の催促とメモリ容量の
残量または使用量の説明のための略線図である。
【図10】この発明の一実施形態におけるセキュアデコ
ーダのより詳細なブロック図である。
【符号の説明】
1・・・コンテンツの格納された媒体、11・・・暗号
化の復号器、12・・・圧縮符号化の伸長器、21・・
・システムコントローラ、101・・・レコード会社、
103・・・著作権管理機構、104・・・ユーザデバ
イス、109・・・聴取権データ、110・・・決済セ
ンター、201・・・プレーヤ、202・・・セキュア
デコーダ、204・・・聴取権データチャージャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10K 15/02 G10K 15/02 G10L 19/00 H04N 7/16 C H04N 7/16 7/173 630 7/173 630 G10L 9/00 N (72)発明者 木島 薫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 工藤 淳一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その利用が有料とされたディジタルデー
    タをデータ記録媒体またはネットワークを介して受け取
    り、利用権データを使用して受け取ったディジタルデー
    タを利用するようにしたディジタルデータ処理装置にお
    いて、 ディジタルデータの利用履歴情報を記憶している記憶手
    段を有し、 上記利用履歴情報によって上記ディジタルデータの利用
    の累積を監視し、上記利用の累積が予め設定した値に達
    した時に、上記利用履歴情報の転送を促すことを特徴と
    するディジタルデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記利用履歴情報の転送を促した後に、
    実際に上記利用履歴情報が転送されるまでの間、上記利
    用権データの利用または操作ができないようにする請求
    項1に記載のディジタルデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記ディジタルデータは、オーディオデ
    ータ、ビデオデータ、静止画像データ、文字データ、コ
    ンピュータグラフィックデータ、ゲームソフトウェア、
    およびコンピュータプログラムの内の少なくとも1つで
    ある請求項2に記載のディジタルデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 その利用が有料とされたディジタルデー
    タをデータ記録媒体またはネットワークを介して受け取
    り、利用権データを使用して受け取ったディジタルデー
    タを利用するようにしたディジタルデータ処理装置にお
    いて、 ディジタルデータの利用履歴情報を記憶している記憶手
    段と、 決済センターとの通信手段とを有し、 上記利用履歴情報によって上記ディジタルデータの利用
    の累積を監視し、上記利用の累積が予め設定した値に達
    した時に、上記利用履歴情報を上記通信手段を介して上
    記決済センターに対して自動的に転送することを特徴と
    するディジタルデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記ディジタルデータは、オーディオデ
    ータ、ビデオデータ、静止画像データ、文字データ、コ
    ンピュータグラフィックデータ、ゲームソフトウェア、
    およびコンピュータプログラムの内の少なくとも1つで
    ある請求項4に記載のディジタルデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 その利用が有料とされたディジタルデー
    タをデータ記録媒体またはネットワークを介して受け取
    り、利用権データを使用して受け取ったディジタルデー
    タを利用するようにしたディジタルデータ処理装置にお
    いて、 ディジタルデータの利用履歴情報を記憶している記憶手
    段を有し、 予め設定された期日になると、上記利用履歴情報の転送
    を促すことを特徴とするディジタルデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 上記利用履歴情報の転送を促した後に、
    実際に上記利用履歴情報が転送されるまでの間、上記利
    用権データの利用または操作ができないようにする請求
    項6に記載のディジタルデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 その利用が有料とされたディジタルデー
    タをデータ記録媒体またはネットワークを介して受け取
    り、利用権データを使用して受け取ったディジタルデー
    タを利用するようにしたディジタルデータ処理装置にお
    いて、 ディジタルデータの利用履歴情報を記憶している記憶手
    段と、 決済センターとの通信手段とを有し、 予め設定された期日になると、上記利用履歴情報を上記
    通信手段を介して上記決済センターに対して自動的に転
    送することを特徴とするディジタルデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 その利用が有料とされたディジタルデー
    タをデータ記憶媒体またはネットワークを介して受け取
    り、利用権データを使用して受け取ったディジタルデー
    タを利用するようにしたディジタルデータ処理装置にお
    いて、 ディジタルデータの利用履歴情報を記憶している記憶手
    段と、 上記記憶手段の容量の使用料または上記容量の残量を表
    示する表示手段とを有することを特徴とするディジタル
    データ処理装置。
  10. 【請求項10】 上記ディジタルデータは、オーディオ
    データ、ビデオデータ、静止画像データ、文字データ、
    コンピュータグラフィックデータ、ゲームソフトウェ
    ア、およびコンピュータプログラムの内の少なくとも1
    つである請求項9に記載のディジタルデータ処理装置。
  11. 【請求項11】 その利用が有料とされたディジタルデ
    ータをデータ記憶媒体またはネットワークを介して受け
    取るディジタルデータ処理装置において、 ディジタルデータの利用履歴情報を記憶している記憶手
    段を有し、 上記利用履歴情報によって上記ディジタルデータの利用
    の累積を監視し、上記利用の累積が予め設定した値に達
    した時に、上記ディジタルデータの利用を禁止するよう
    にしたことを特徴とするディジタルデータ処理装置。
  12. 【請求項12】 上記ディジタルデータは、オーディオ
    データ、ビデオデータ、静止画像データ、文字データ、
    コンピュータグラフィックデータ、ゲームソフトウェ
    ア、およびコンピュータプログラムの内の少なくとも1
    つである請求項11に記載のディジタルデータ処理装
    置。
  13. 【請求項13】 暗号化処理及び/又は圧縮処理が施さ
    れた複数のコンテンツデータが記録される媒体から読み
    出されたコンテンツデータに再生に必要な信号処理を施
    す信号処理部と、 上記信号処理部によって処理が施されたコンテンツデー
    タの再生履歴データが書き込まれる記憶部と、 上記記憶部に書き込まれた再生履歴データが所定の値に
    なったときに上記記憶部に記憶されている再生履歴デー
    タの外部への転送を促す制御部を備えているデータ再生
    端末装置。
  14. 【請求項14】 上記装置は、更に表示部を備え、上記
    表示部には上記制御部によって上記記憶部に書き込まれ
    た再生履歴データが所定の値になったときに上記記憶部
    に記憶されている再生履歴データの外部への転送を促す
    表示がされる請求項13に記載のデータ再生端末装置。
  15. 【請求項15】 上記制御部は、上記記憶部に記憶され
    ている再生履歴データの外部への転送が終了するまでは
    上記信号処理部による信号処理を禁止する請求項13に
    記載のデータ再生端末装置。
  16. 【請求項16】 上記装置は、更に上記上記記憶部に記
    憶されている再生履歴データの外部への転送するための
    通信部を備えている請求項13に記載のデータ再生端末
    装置。
  17. 【請求項17】 暗号化処理及び/又は圧縮処理が施さ
    れた複数のコンテンツデータが記録される媒体から読み
    出されたコンテンツデータの再生処理を行う再生部から
    転送されてきた再生履歴データが書き込まれる記憶部
    と、 上記記憶部に書き込まれた再生履歴データが所定の値に
    なったときに上記記憶部に記憶されている再生履歴デー
    タの外部への転送を促す制御部を備えているデータ処理
    端末装置。
  18. 【請求項18】 上記制御部は、上記再生部に転送する
    上記再生部で有料の上記コンテンツデータを再生する際
    に必要とされる電子視聴権に関するデータを外部から受
    け入れるときに、上記記憶部に記憶されている再生履歴
    データを転送する請求項17に記載のデータ処理端末装
    置。
  19. 【請求項19】 上記装置は、更に上記上記記憶部に記
    憶されている再生履歴データの外部への転送及び上記再
    生部へ上記電子視聴権に関するデータを送信する通信部
    を備えている請求項18に記載のデータ処理端末装置。
  20. 【請求項20】 上記装置は、更に表示部を備え、上記
    表示部には上記制御部によって上記記憶部に書き込まれ
    た再生履歴データが所定の値になったときに上記記憶部
    に記憶されている再生履歴データの外部への転送を促す
    表示がされる請求項17に記載のデータ処理端末装置。
  21. 【請求項21】 上記装置は、更に更なる表示部を備
    え、上記更なる表示部には上記記憶部の使用状況が上記
    制御部によって表示される請求項20に記載のデータ処
    理端末装置。
  22. 【請求項22】 上記装置は、更に上記記憶部に書き込
    まれた再生履歴データが所定の値になったことを示す警
    告表示部を備えている請求項21に記載のデータ処理端
    末装置。
  23. 【請求項23】 上記制御部は、上記記憶部に記憶され
    ている再生履歴データの外部への転送が終了するまでは
    上記再生部からの再生履歴情報の上記記憶部への書き込
    みを禁止する請求項17に記載のデータ処理端末装置。
  24. 【請求項24】 上記制御部は、予め設定した期日にな
    ると上記再生履歴データを上記外部に転送する請求項1
    7に記載のデータ処理端末装置。
  25. 【請求項25】 暗号化処理及び/又は圧縮処理が施さ
    れた複数のコンテンツデータと上記各コンテンツデータ
    に付随する付随データとが記録される媒体から読み出さ
    れたコンテンツデータに再生に必要な信号処理を施す信
    号処理部と、 上記媒体から読み出されたコンテンツデータが再生にあ
    たって課金処理が必要であるか否かを告知する告知手段
    と、 上記信号処理部によって信号処理を行うにあたって上記
    媒体から読み出されたコンテンツデータが再生にあたっ
    て課金処理が必要であるか否かを判別し、上記判別の結
    果、上記媒体から読み出されたコンテンツデータが再生
    にあたって課金処理が必要であるときには、上記告知手
    段を駆動する制御部を備えているデータ再生端末装置。
  26. 【請求項26】 上記制御部は、上記判別結果が上記媒
    体から読み出されたコンテンツデータが再生にあたって
    課金処理が必要でなかったときには、上記媒体から読み
    出されたコンテンツデータの再生を開始する請求項25
    に記載のデータ再生端末装置。
  27. 【請求項27】 上記制御部は、上記コンテンツデータ
    の付随データに基づいて上記媒体から読み出されたコン
    テンツデータが再生にあたって課金処理が必要であるか
    を判別する請求項25に記載のデータ再生端末装置。
  28. 【請求項28】 上記制御部は、上記媒体から読み出さ
    れたコンテンツデータが再生にあたって課金処理が必要
    であることを上記告知手段を駆使して告知した後に上記
    付随データに基づいて課金処理を行い、上記媒体から読
    み出されたコンテンツデータの再生を行う請求項27に
    記載のデータ再生端末装置。
  29. 【請求項29】 上記告知手段は、表示部から構成さ
    れ、上記表示部には上記制御部によって上記媒体から読
    み出されたコンテンツデータが再生にあたって課金処理
    が必要であることが表示される請求項25に記載のデー
    タ再生端末装置。
  30. 【請求項30】 上記表示部は、上記媒体から読み出さ
    れたコンテンツデータが再生にあたって課金処理が必要
    なコンテンツデータを再生中であることを示す課金表示
    部である請求項29に記載のデータ再生端末装置。
  31. 【請求項31】 上記装置は、更に上記媒体から読み出
    されたコンテンツデータが再生にあたって課金処理が必
    要であるときには、上記コンテンツデータの再生を禁止
    の操作を行う操作部を備えている請求項25に記載のデ
    ータ再生端末装置。
  32. 【請求項32】 上記装置は、上記操作部によって上記
    媒体から読み出されたコンテンツデータが再生にあたっ
    て課金処理が必要であるコンテンツデータの再生を禁止
    する操作が解除されているときには、上記媒体から読み
    出されたコンテンツデータが再生にあたって課金処理が
    必要であるか否かに関わらず再生を可能とする請求項3
    1に記載のデータ再生端末装置。
  33. 【請求項33】 ダウンロードされてきた暗号化処理及
    び/又は圧縮処理が施された複数のコンテンツデータと
    上記各コンテンツデータに付随する付随データとが記憶
    される記憶部と、 上記記憶部から読み出されたコンテンツデータに再生に
    必要な信号処理を施す信号処理部と、 上記記憶部から読み出されたコンテンツデータが再生に
    あたって課金処理が必要であるか否かを告知する告知手
    段と、 上記信号処理部によって信号処理を行うにあたって上記
    記憶部から読み出されたコンテンツデータが再生にあた
    って課金処理が必要であるか否かを判別し、上記判別の
    結果、上記記憶部から読み出されたコンテンツデータが
    再生にあたって課金処理が必要であるときには、上記告
    知手段を駆動する制御部を備えている端末装置。
  34. 【請求項34】 上記告知手段は、表示部を備え、上記
    表示部には上記端末装置に対してダウンロード可能な少
    なくとも複数のコンテンツデータのタイトルに関する表
    示と再生にあたって課金処理が必要であるか否かを示す
    マークが表示が行われる請求項33に記載の端末装置。
  35. 【請求項35】 上記装置は、更にモード切り替え操作
    部を備え、上記制御部は上記モード切り替え部によって
    設定された条件を満足するコンテンツデータをダウンロ
    ードする請求項33に記載の端末装置。
  36. 【請求項36】 上記制御部は、上記コンテンツデータ
    の付随データに基づいて上記モード切り替え部によって
    設定された条件を満足するコンテンツデータをダウンロ
    ードする請求項35に記載の端末装置。
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JP2003244769A (ja) * 2002-02-18 2003-08-29 Panasonic Mobile Communications Co Ltd 移動通信端末認識システムおよびそのシステムを用いた移動通信端末認識方法
JP2007293380A (ja) * 2006-04-20 2007-11-08 Sony Corp 情報配信装置、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び制御プログラム
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