JP4019761B2 - 選曲装置及び音楽再生システム - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、選曲装置及び音楽再生システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、カラオケ再生装置を利用する際には、利用者は、曲名とその曲に対応する数字、アルファベットなどからなる選曲番号を記載した冊子（俗に言う早見本）から演奏する曲の曲名を探し出し、これに対応する選曲番号を選曲装置に入力して演奏曲を選択していた。また、特開２００２−６８６９公報や、特開２０００−１４８１６９公報で、カラオケ店には携帯電話やパーソナル携帯情報端末の所持率の高い顧客が数多く来店することに着目し、携帯電話などパーソナル携帯情報端末をカラオケ再生装置の選曲用のツールとして用いる提案がなされている。また、特開２００１−２３６０８２公報では、携帯電話とインターネットを用いた提案もなされている。
【０００３】
さらに、昨今、携帯電話や携帯情報端末を所有する人口は増加の一途をたどり、携帯電話においては全世帯の３／４（平成１３年版情報通信白書）が保有するまでになってきている。また、携帯電話や携帯情報端末を使ってインターネットに接続し、さまざまな情報を提供するサービスも急速に発展・普及してきている。特に「着信メロディ」に代表される音楽コンテンツの市場は大幅に拡大してきている。また、携帯電話内には音楽情報である「着信メロディ」や歌詞情報等の「画面メモ」といった形で数多くの音楽情報が保管されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電話回線などの通信手段を介して楽曲データを配信する方式の、いわゆる通信カラオケ機器が一般的となった昨今、その収容曲は数万曲を数えるまでになっており、前記早見本に収録される情報量は膨大なものとなっている。このような現状では早見本を使用した選曲方式では、利用者は膨大な情報の中から目的の曲を探し出すことが必要となり、非常に不便であるという問題点があった。
【０００５】
また、前述の特開２００１−２３６０８２公報や特開２０００−１４８１６９公報に記載の発明では、携帯端末において、インターネット網上に設置されている楽曲サーバーより曲情報を取得し、端末の表示装置に表示して、利用者が選択した曲の番号を利用者が使用するカラオケ機種メーカーの曲番号に変換してＩｒＤＡから制御コマンドを送るものであった。しかし、この方式では、前提条件として、携帯電話が利用可能な状態にあることや、利用可能であったとしても、カラオケの選曲を行う為にインターネット網上の楽曲サーバーと通信を行わなくてはならない為、通信料金が別途発生してしまうという問題点があった。また、いずれの場合も、利用者が所有する携帯電話などパーソナル携帯情報端末に事前に登録された情報をカラオケの選曲の際に利用する術がない情況であった。
【０００６】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、携帯電話や携帯情報端末を用いて容易に、選曲を行うことのできる選曲装置及び音楽再生システムを実現することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項１に係る発明の選曲装置は、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段と、当該通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信する携帯情報端末データ受信手段と、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌詞名等の属性情報と対応して記憶する楽曲選択情報記憶手段と、前記携帯情報端末データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索する検索手段と、当該検索手段が検索した検索結果を記憶する検索結果記憶手段と、当該検索結果記憶手段に記憶された検索結果を表示する表示手段と、当該表示手段に表示された検索結果の選曲情報を、楽曲を再生する再生装置に出力する出力手段と前記通信制御手段により前記携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、前記検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する削除手段とを備えている。
【０００８】
この構成の選曲装置では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段は、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、楽曲選択情報記憶手段は、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌詞名等の属性情報と対応して記憶し、検索手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報と属性情報とに基づいて、楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、当該表示手段に表示された検索結果の選曲情報を、出力手段が楽曲を再生する再生装置に出力する。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する。
【０００９】
また、請求項２に係る発明の選曲装置は、請求項１に記載の発明の構成に加えて、前記表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択する選択手段を備え、前記出力手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を前記再生装置に出力することを特徴とする。
【００１０】
この構成の選曲装置では、請求項１に記載の発明の作用に加えて、選択手段により、表示手段に表示された複数の検索結果の中から所定のものを選択すると、出力手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に出力する。
【００１１】
また、請求項３に係る発明の選曲装置は、請求項１又は２に記載の発明の構成に加えて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを前記再生装置又は通信回線を介して前記再生装置に接続された外部装置から受信する書換データ受信手段と、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えるデータ書換手段とを備えたことを特徴とする。
【００１２】
この構成の選曲装置では、請求項１又は２に記載の発明の作用に加えて、書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを再生装置又は通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、データ書換手段が楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える。
【００１３】
また、請求項４に係る発明の音楽再生システムは、楽曲を再生する再生装置と、当該再生装置で再生される楽曲の選曲を行う選曲装置とから構成された音楽再生システムにおいて、前記選曲装置は、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段と、当該通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信する携帯情報端末データ受信手段と、携帯情報端末データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報を前記再生装置に送信するデータ転送手段と、前記再生装置で検索された検索結果を受信する検索結果受信手段と、当該検索結果受信手段が検索した検索結果を記憶する検索結果記憶手段と、当該検索結果記憶手段に記憶された検索結果を表示する表示手段と、当該表示手段に表示された選曲情報を前記再生装置に出力する出力手段と、前記通信制御手段により前記携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、前記検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する削除手段とを備え、前記再生装置は、選曲装置から送信される前記楽曲関連情報を受信する転送データ受信手段と、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌手名等の属性情報と対応して記憶する楽曲選択情報記憶手段と、前記転送データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索する検索手段と、当該検索手段が検索した検索結果を前記選曲装置に送信する検索結果送信手段とを備えている。
【００１４】
この構成の音楽再生システムでは、選曲装置側では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段が携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、データ転送手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報を前記再生装置に送信する。再生装置側では、転送データ受信手段が選曲装置から送信される前記楽曲関連情報を受信し、楽曲選択情報記憶手段が楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌手名等の属性情報と対応して記憶し、転送データ受信手段が受信した楽曲関連情報と属性情報とに基づいて、検索手段が楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、検索結果送信手段が当該検索手段が検索した検索結果を選曲装置に送信する。選曲装置側では、検索結果受信手段が、再生装置で検索された検索結果を受信し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、出力手段が表示手段に表示された選曲情報を再生装置に出力する。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する。
【００１５】
また、請求項５に係る発明の音楽再生システムは、請求項４に記載の発明の構成に加えて、前記選曲装置は、前記表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択する選択手段を備え、前記送信手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を前記再生装置に送信することを特徴とする。
【００１６】
この構成の音楽再生システムは、請求項４に記載の発明の作用に加えて、選曲装置の選択手段は、表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択し、送信手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に送信する
【００１７】
また、請求項６に係る発明の音楽再生システムは、請求項４又は５に記載の発明の構成に加えて、前記再生装置は、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを通信回線を介して前記再生装置に接続された外部装置から受信する書換データ受信手段と、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えるデータ書換手段とを備えている。
【００１８】
この構成の音楽再生システムは、請求項４又は５に記載の発明の作用に加えて、前記再生装置の書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、データ書換手段は、書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下、本発明の一実施例として、カラオケルームなどのカラオケ再生装置の設置場所に持ち込まれた例えばBlueToothインターフェース搭載型の携帯電話をカラオケ楽曲の選曲を行うカラオケ選曲装置の一部として利用する事例について説明する。この事例では、携帯電話１２０、カラオケ選曲装置１、カラオケ再生装置２の３つ装置を使用する。まずそれらの装置の特徴について説明する。
【００２０】
まず、図１を参照して、全体のシステム構成を説明する。図１は、音楽再生システムの全体構成を示す図である。図１に示すように、携帯電話１２０は、インターネット１１０を介して、コンテンツサーバー１００から着信用のメロディや再生用の曲データ等の音楽コンテンツを受信可能である。携帯電話１２０は、所謂、電子早見本と言われるカラオケ選曲装置１とBlueToothインターフェースにより相互に通信可能であり、携帯電話１２０からは、画面メモの歌詞データや着信メロディデータ等をカラオケ選曲装置１に送信することができる。
【００２１】
また、カラオケ選曲装置１と、カラオケ再生装置２とは、赤外線通信や無線通信で相互に通信可能であり、カラオケ選曲装置１からカラオケ再生装置２へは、選曲番号データ以外に、カラオケ選曲装置１が携帯電話１２０から受信した画面メモの歌詞データや着信メロディデータ等を送信することもできる。また、カラオケ再生装置２は、周知の通信カラオケ再生装置であり、公衆回線５０を介して、曲データをホスト装置５１から受信できるようになっている。また、曲番号検索データベース４１０も公衆回線５０を介して、ホスト装置５１から受信して、書き換えることができる。
【００２２】
次に、図２を参照して、カラオケ選曲装置１の外観の構造について説明する。図２は、カラオケ選曲装置１の平面図である。図２に示すように、カラオケ選曲装置１は、平面視、横長の長方形であり、液晶パネルから構成された表示部１ａと、数字を入力するための数字キー１ｂと、カーソルを移動させるためのカーソルキー１ｃと、選曲や入力を確定させる選曲／確定キー１ｄとから構成されている。
【００２３】
次に、図４を参照して携帯電話１２０の内部構造について説明する。図４は、携帯電話１２０のブロック図である。図４に示すように、携帯電話１２０には、携帯電話１２０の制御を司るマイコンユニット１２１が設けられ、マイコンユニット１２１には、データを記憶するメモリ１２２が設けられている。このメモリ１２２内には、電話帳、着信メロディ、画面メモ等の利用者が入力／保存した内容が収められている。また、マイコンユニット１２１には、音声信号処理部１２４と、データ転送インターフェース１２３と、表示制御回路１２８と、操作制御回路１３０と、BlueToothインターフェース１３２とが接続されている。また、BlueToothインターフェース１３２には、アンテナ共用器１３３が接続され、アンテナ共用器１３３には、アンテナ１３４が接続されている。また、操作制御回路１３０には、キー操作部１３１が接続され、表示制御回路１２８には、液晶パネル１２９が接続されている。また、音声信号処理部１２４には、送話器１２５、受話器１２６、スピーカ１２７が接続されている。
【００２４】
次に、図５を参照して、カラオケ選曲装置１の電気的構造を説明する。図５は、カラオケ選曲装置１のブロック図である。図５に示すように、カラオケ選曲装置１には、カラオケ選曲装置１全体の制御を司るマイコンユニット２１が設けられ、マイコンユニット２１には、演奏曲を特定する選曲情報と対応して、曲名、歌手名、発売日、曲のジャンル等の曲の属性情報を記憶する曲データベース記憶手段としての不揮発性の書き換え可能なメモリ２２が設けられている。このメモリ２２としては、例えば、フラッシュメモリ等を用いることができる。
【００２５】
マイコンユニット２１には、操作制御回路２６、表示制御回路２３、データ転送インターフェース３３、リモコンインターフェース３４、BlueToothインターフェース３６が接続されている。操作制御回路２６には、キー操作部２５の各種キーが接続され、表示制御回路２３には、液晶パネル２４が接続され、データ転送インターフェース３３には、図示外の赤外線発光部が接続されている。また、BlueToothインターフェース３６には、アンテナ３７が接続されている。
【００２６】
次に、図６を参照して、カラオケ再生装置２の電気的構造について説明する。図６は、カラオケ再生装置のブロック図である。図６に示すように、カラオケ再生装置２には、カラオケ再生装置２の制御を司る中央処理装置４０が設けられ、中央処理装置４０には、操作制御部４２と、通信制御装置４３と、演奏曲のＭＩＤＩデータと当該演奏曲を特定する選曲情報とテロップのデータを対応して記憶した記憶装置４１と、映像再生装置４６と、ビデオＲＡＭ４５と、ＭＩＤＩデータを再生するシンセサイザ４４とが接続されている。操作制御部４２には、操作パネル４８と、リモコン受信機４９と、表示部５６とが接続されている。また、通信制御装置４３は、公衆回線５０を介して、ホスト装置５１に接続されて、新曲データ等を公衆回線５０を介して受信できるようになっている。さらに、映像制御部４７には、背景画像及び歌詞のテロップを表示する外部の表示装置５４が接続されている。また、シンセサイザ４４には、ミキシングアンプ５２が接続され、ミキシングアンプ５２には、音楽が発声されるスピーカ５３と、マイクロフォン５７とが接続されている。
【００２７】
尚、記憶装置４１には、図９に示すように、曲番号検索データベース４１０が記憶されている。曲番号検索データベース４１０は、歌手名４１１と、曲名４１２と、選曲番号４１３とを対応させて、複数記憶しているものである。また、カラオケ選曲装置１のメモリ２２にも曲番号検索データベース４１０が記憶されている。この曲番号検索データベース４１０は、カラオケコンテンツ配信会社の手によって作成されたものが公衆回線５０を介して配信され、必要に応じて逐次更新（書き換え）されるようになっている。尚、カラオケ選曲装置１のメモリ２２内の曲番号検索データベース４１０は、カラオケ再生装置２が公衆回線５０を介して受信したものをBlueTooth経由で、転送して書き換えるようになっている。
【００２８】
以下、上記の構成を有する本実施の形態の動作について、図１１に示すフローチャートを参照して説明する。
【００２９】
（通信リンクの確立）携帯電話１２０には利用者にBlueToothインターフェースの状態を設定させる機能が用意されており、携帯電話１２０から着信メロディや画面メモの歌詞情報等をカラオケ選曲装置１の一部として機能させたい場合には、利用者はこの機能により携帯電話１２０を受信待機状態である「Stanby」状態に設定し、携帯電話１２０を通信リンク可能な状態にセットする（Ｓ１０）。カラオケ再生装置２は常に「Standby」状態となっている。カラオケ選曲装置１のBlueToothインターフェースはサービスエリア内に所定の間隔で「Stanby」状態で待機中の携帯電話１２０が存在するか探索している。サービスエリア内に「Stanby」状態の携帯電話１２０が持ち込まれると、携帯電話１２０のBlueToothインターフェース１３２との間でBlueToothプロトコルに従って、通信リンクを確立する（Ｓ２０）。
【００３０】
（プログラムのダウンロード）通信リンクが確立されると（Ｓ２０）、カラオケ選曲装置１は通信相手の携帯電話１２０のメモリ１２２に、携帯電話１２０内の着信メロディの曲情報（図７参照）や画面メモの歌詞情報（図８参照）等をカラオケ選曲装置１にダウンロードするプログラムをダウンロードする。携帯電話１２０はプログラムがダウンロードされると直ちにプログラムのインストール処理を行うと共に、同プログラムを起動する（Ｓ１２）。
【００３１】
（カラオケ選曲装置へのダウンロード）携帯電話１２０でインストールされ起動したプログラムは、携帯電話１２０のメモリ内に貯えられている着信メロディや画面メモの歌詞情報等の情報を、プログラムのダウンロードを行った「Stanby」状態で待機しているカラオケ選曲装置１に対してBlueTooth経由でダウンロードする（Ｓ２１）。
【００３２】
（カラオケ選曲装置からカラオケ再生装置へのダウンロード）カラオケ選曲装置１は携帯電話１２０から受信した上記の情報から曲番号を抽出する為に、曲番号検索データベースを搭載している「Stanby」状態で待機しているカラオケ再生装置２に対してBlueTooth経由で、携帯電話１２０から受信した携帯電話１２０のメモリ内に貯えられている着信メロディや画面メモの歌詞情報等の情報をダウンロードする（Ｓ３０）。
【００３３】
（カラオケ再生装置内での曲番号の検索）カラオケ再生装置２では、カラオケ選曲装置１から受信した着信メロディや画面メモの歌詞情報等の内容の中に、曲検索データベースのキーとなる、歌手名や曲名が含まれているかどうかを検索する。検索した結果を後述するように分別し、カラオケ選曲装置向けの検索結果データを構築する（Ｓ３１）。
１）曲名のみが含まれている場合：歌手名と曲番号を付加て、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
２）同名の曲が複数存在する場合：存在する数分、歌手名と曲番号を付加して、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
３）歌手名のみが含まれている場合：その歌手の曲として登録されている全ての曲に関して、曲名と曲番号を付加して、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
４）歌手名と曲名の相方が含まれている場合：曲番号を付加て、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
５）歌手名と曲名の相方が含まれていない場合：曲情報ではないと判断して、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録は行わない。
【００３４】
以上の検索処理を受信したデータ分行い、カラオケ選曲装置向けの検索結果データを構築する。この検索結果データ構造の一例を図１０を参照して説明する。検索結果データ２２０は、歌手名２２１と、曲名２２２と、選曲番号２２３と一対に対応させて、検出数に応じて記憶している。
【００３５】
（カラオケ再生装置からカラオケ選曲装置へのダウンロード）カラオケ再生装置２内で作成されたカラオケ選曲装置１向け検索結果データ２２０を「Stanby」状態で待機しているカラオケ選曲装置１に対してカラオケ再生装置２からBlueTooth経由でダウンロードする（Ｓ３２）。
【００３６】
（カラオケ選曲装置で表示）カラオケ選曲装置１では、図１及図３に示すように、受信したカラオケ選曲装置１向けの検索結果データ２２０を、カラオケ選曲装置１に搭載されている表示部１ａに表示し、利用者に曲名、歌手名、曲番号を提示する（Ｓ２２）。また、利用者はカラオケ選曲装置１に搭載されたカーソルキー１ｃで、表示された内容を自由に選択し、選曲／確定キー１ｄで確定すると、利用者が選択した曲情報の選曲番号を、カラオケ選曲装置１は図示外の赤外線発光部からカラオケ再生装置２のリモコン受信機４９に対して送信し、その信号を受信したカラオケ再生装置２は曲の予約処理を行う（Ｓ３３）。
【００３７】
（通信リンクの切断）利用者がカラオケルームから退出し、その利用者の携帯電話がBlueToothのサービスエリアから抜けると、カラオケ選曲装置１と携帯電話１２０との間の通信リンクは切断され、これによりカラオケ選曲装置１内に貯えられていた、携帯電話１２０内のデータを基にして作成した検索結果を削除し、個人の情報が流出しないようにする。
【００３８】
尚、上記の実施の形態では、曲番号検索データベース４１０をカラオケ再生装置２内に備え、カラオケ選曲装置１は、携帯電話１２０から受信した情報を、カラオケ再生装置２に転送して、検索を行っているが、曲番号検索データベース４１０を、カラオケ選曲装置１内に備えて、カラオケ選曲装置１側で、携帯電話１２０から受信した情報の検索を行うようにしても良い。また、携帯電話１２０に限られず、通信機能を備えた携帯情報端末を利用できることは言うまでもない。
【００３９】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、請求項１に係る発明の選曲装置では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段は、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、楽曲選択情報記憶手段は、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌詞名等の属性情報と対応して記憶し、検索手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報と属性情報とに基づいて、楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、当該表示手段に表示された検索結果の選曲情報を、出力手段が楽曲を再生する再生装置に出力することができる。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除するので、作成した検索結果を削除し、個人の情報が流出しないようにできる。従って、本発明では、利用者の所有する携帯電話などパーソナル携帯情報端末内に収められた楽曲に関する情報から、カラオケ装置メーカー、曲番号を意識することなく簡単にリモコン装置を介してカラオケ装置に選曲することができるので、カラオケの利用が一層容易になる。また、インターネット上のサーバーを介することなく選曲できるので、選曲の際に通信費が発生しない。また、一般的に携帯電話などパーソナル携帯情報端末の表示装置は小型で、表示範囲がかぎられているが、選曲装置に大型の表示装置を搭載すれば、より多くの情報を見やすい形で利用者に提供することが出来る。
【００４０】
また、請求項２に係る発明の選曲装置は、請求項１に記載の発明の効果に加えて、選択手段により、表示手段に表示された複数の検索結果の中から所定のものを選択すると、出力手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に出力することができる。
【００４１】
また、請求項３に係る発明の選曲装置は、請求項１又は２に記載の発明の効果に加えて、書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを再生装置又は通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、データ書換手段が楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えることができる。
【００４２】
また、請求項４に係る発明の音楽再生システムは、選曲装置側では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段が携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、データ転送手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報を前記再生装置に送信する。再生装置側では、転送データ受信手段が選曲装置から送信される前記楽曲関連情報を受信し、楽曲選択情報記憶手段が楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌手名等の属性情報と対応して記憶し、転送データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、検索手段が楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、検索結果送信手段が当該検索手段が検索した検索結果を選曲装置に送信する。選曲装置側では、検索結果受信手段が、再生装置で検索された検索結果を受信し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、出力手段が表示手段に表示された選曲情報を再生装置に出力することができる。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除するので、作成した検索結果を削除し、個人の情報が流出しないようにできる。従って、本発明では、利用者の所有する携帯電話などパーソナル携帯情報端末内に収められた楽曲に関する情報から、カラオケ装置メーカー、曲番号を意識することなく簡単にリモコン装置を介してカラオケ装置に選曲することができるので、カラオケの利用が一層容易になる。また、インターネット上のサーバーを介することなく選曲できるので、選曲の際に通信費が発生しない。また、一般的に携帯電話などパーソナル携帯情報端末の表示装置は小型で、表示範囲がかぎられているが、選曲装置に大型の表示装置を搭載すれば、より多くの情報を見やすい形で利用者に提供することが出来る。
【００４３】
また、請求項５に係る発明の音楽再生システムは、請求項４に記載の発明の効果に加えて、選曲装置の選択手段は、表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択し、送信手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に送信することができる。
【００４４】
また、請求項６に係る発明の音楽再生システムは、請求項４又は５に記載の発明の効果に加えて、前記再生装置の書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、データ書換手段は、書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例によるカラオケシステムの概略構成を示す図である。
【図２】 本発明の一実施例によるカラオケ選曲装置の外観を示す図である。
【図３】 本発明の一実施例によるカラオケ選曲装置に表示される画面の一表示形態を示す図である。
【図４】 本発明の一実施例による携帯電話のブロック図である。
【図５】 本発明の一実施例によるカラオケ選曲装置のブロック図である。
【図６】 本発明の一実施例によるカラオケ再生装置のブロック図である。
【図７】 携帯端末において登録されている情報を液晶パネルに表示した図である。
【図８】 携帯端末において登録されている情報を液晶パネルに表示した図である。
【図９】 本発明の一実施例によるカラオケ再生装置に搭載されるデータベースのレイアウトを示す図である。
【図１０】 本発明の一実施例によるカラオケ再生装置で作成されるデータのレイアウトを示す図である。
【図１１】 本発明の一実施例による携帯端末、カラオケ選曲装置及びカラオケ再生装置の時系列的な処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
１ カラオケ選曲装置
１ａ 表示部
１ｂ 数字キー
１ｃ カーソルキー
１ｄ 選曲／確定キー
２ カラオケ再生装置
２１ マイコンユニット
２２ メモリ
２３ 表示制御回路
２４ 液晶パネル
２５ キー操作部
２６ 操作制御回路
３３ データ転送インターフェース
３４ リモコンインターフェース
３６ BlueToothインターフェース
４０ 中央処理装置
４１ 記憶装置
４２ 操作制御部
４３ 通信制御装置
４４ シンセサイザ
４７ 映像制御部
５０ 公衆回線
５１ ホスト装置
５２ ミキシングアンプ
５３ スピーカ
５４ 表示装置
５５ 表示部
５７ マイクロフォン
１２０ 携帯電話
１００ コンテンツサーバー
１１０ インターネット
１２１ マイコンユニット
１２２ メモリ
１２３ データ転送インターフェース
１２４ 音声信号処理部
１２８ 表示制御回路
１２９ 液晶パネル
１３０ 操作制御回路
１３１ キー操作部
１３２ BlueToothインターフェース
１３３ アンテナ共用器
１３４ アンテナ
４１０ 曲番号検索データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は、選曲装置及び音楽再生システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、カラオケ再生装置を利用する際には、利用者は、曲名とその曲に対応する数字、アルファベットなどからなる選曲番号を記載した冊子（俗に言う早見本）から演奏する曲の曲名を探し出し、これに対応する選曲番号を選曲装置に入力して演奏曲を選択していた。また、特開２００２−６８６９公報や、特開２０００−１４８１６９公報で、カラオケ店には携帯電話やパーソナル携帯情報端末の所持率の高い顧客が数多く来店することに着目し、携帯電話などパーソナル携帯情報端末をカラオケ再生装置の選曲用のツールとして用いる提案がなされている。また、特開２００１−２３６０８２公報では、携帯電話とインターネットを用いた提案もなされている。
【０００３】
さらに、昨今、携帯電話や携帯情報端末を所有する人口は増加の一途をたどり、携帯電話においては全世帯の３／４（平成１３年版情報通信白書）が保有するまでになってきている。また、携帯電話や携帯情報端末を使ってインターネットに接続し、さまざまな情報を提供するサービスも急速に発展・普及してきている。特に「着信メロディ」に代表される音楽コンテンツの市場は大幅に拡大してきている。また、携帯電話内には音楽情報である「着信メロディ」や歌詞情報等の「画面メモ」といった形で数多くの音楽情報が保管されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電話回線などの通信手段を介して楽曲データを配信する方式の、いわゆる通信カラオケ機器が一般的となった昨今、その収容曲は数万曲を数えるまでになっており、前記早見本に収録される情報量は膨大なものとなっている。このような現状では早見本を使用した選曲方式では、利用者は膨大な情報の中から目的の曲を探し出すことが必要となり、非常に不便であるという問題点があった。
【０００５】
また、前述の特開２００１−２３６０８２公報や特開２０００−１４８１６９公報に記載の発明では、携帯端末において、インターネット網上に設置されている楽曲サーバーより曲情報を取得し、端末の表示装置に表示して、利用者が選択した曲の番号を利用者が使用するカラオケ機種メーカーの曲番号に変換してＩｒＤＡから制御コマンドを送るものであった。しかし、この方式では、前提条件として、携帯電話が利用可能な状態にあることや、利用可能であったとしても、カラオケの選曲を行う為にインターネット網上の楽曲サーバーと通信を行わなくてはならない為、通信料金が別途発生してしまうという問題点があった。また、いずれの場合も、利用者が所有する携帯電話などパーソナル携帯情報端末に事前に登録された情報をカラオケの選曲の際に利用する術がない情況であった。
【０００６】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、携帯電話や携帯情報端末を用いて容易に、選曲を行うことのできる選曲装置及び音楽再生システムを実現することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項１に係る発明の選曲装置は、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段と、当該通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信する携帯情報端末データ受信手段と、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌詞名等の属性情報と対応して記憶する楽曲選択情報記憶手段と、前記携帯情報端末データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索する検索手段と、当該検索手段が検索した検索結果を記憶する検索結果記憶手段と、当該検索結果記憶手段に記憶された検索結果を表示する表示手段と、当該表示手段に表示された検索結果の選曲情報を、楽曲を再生する再生装置に出力する出力手段と前記通信制御手段により前記携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、前記検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する削除手段とを備えている。
【０００８】
この構成の選曲装置では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段は、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、楽曲選択情報記憶手段は、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌詞名等の属性情報と対応して記憶し、検索手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報と属性情報とに基づいて、楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、当該表示手段に表示された検索結果の選曲情報を、出力手段が楽曲を再生する再生装置に出力する。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する。
【０００９】
また、請求項２に係る発明の選曲装置は、請求項１に記載の発明の構成に加えて、前記表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択する選択手段を備え、前記出力手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を前記再生装置に出力することを特徴とする。
【００１０】
この構成の選曲装置では、請求項１に記載の発明の作用に加えて、選択手段により、表示手段に表示された複数の検索結果の中から所定のものを選択すると、出力手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に出力する。
【００１１】
また、請求項３に係る発明の選曲装置は、請求項１又は２に記載の発明の構成に加えて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを前記再生装置又は通信回線を介して前記再生装置に接続された外部装置から受信する書換データ受信手段と、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えるデータ書換手段とを備えたことを特徴とする。
【００１２】
この構成の選曲装置では、請求項１又は２に記載の発明の作用に加えて、書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを再生装置又は通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、データ書換手段が楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える。
【００１３】
また、請求項４に係る発明の音楽再生システムは、楽曲を再生する再生装置と、当該再生装置で再生される楽曲の選曲を行う選曲装置とから構成された音楽再生システムにおいて、前記選曲装置は、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段と、当該通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信する携帯情報端末データ受信手段と、携帯情報端末データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報を前記再生装置に送信するデータ転送手段と、前記再生装置で検索された検索結果を受信する検索結果受信手段と、当該検索結果受信手段が検索した検索結果を記憶する検索結果記憶手段と、当該検索結果記憶手段に記憶された検索結果を表示する表示手段と、当該表示手段に表示された選曲情報を前記再生装置に出力する出力手段と、前記通信制御手段により前記携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、前記検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する削除手段とを備え、前記再生装置は、選曲装置から送信される前記楽曲関連情報を受信する転送データ受信手段と、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌手名等の属性情報と対応して記憶する楽曲選択情報記憶手段と、前記転送データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索する検索手段と、当該検索手段が検索した検索結果を前記選曲装置に送信する検索結果送信手段とを備えている。
【００１４】
この構成の音楽再生システムでは、選曲装置側では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段が携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、データ転送手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報を前記再生装置に送信する。再生装置側では、転送データ受信手段が選曲装置から送信される前記楽曲関連情報を受信し、楽曲選択情報記憶手段が楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌手名等の属性情報と対応して記憶し、転送データ受信手段が受信した楽曲関連情報と属性情報とに基づいて、検索手段が楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、検索結果送信手段が当該検索手段が検索した検索結果を選曲装置に送信する。選曲装置側では、検索結果受信手段が、再生装置で検索された検索結果を受信し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、出力手段が表示手段に表示された選曲情報を再生装置に出力する。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する。
【００１５】
また、請求項５に係る発明の音楽再生システムは、請求項４に記載の発明の構成に加えて、前記選曲装置は、前記表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択する選択手段を備え、前記送信手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を前記再生装置に送信することを特徴とする。
【００１６】
この構成の音楽再生システムは、請求項４に記載の発明の作用に加えて、選曲装置の選択手段は、表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択し、送信手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に送信する
【００１７】
また、請求項６に係る発明の音楽再生システムは、請求項４又は５に記載の発明の構成に加えて、前記再生装置は、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを通信回線を介して前記再生装置に接続された外部装置から受信する書換データ受信手段と、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えるデータ書換手段とを備えている。
【００１８】
この構成の音楽再生システムは、請求項４又は５に記載の発明の作用に加えて、前記再生装置の書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、データ書換手段は、書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下、本発明の一実施例として、カラオケルームなどのカラオケ再生装置の設置場所に持ち込まれた例えばBlueToothインターフェース搭載型の携帯電話をカラオケ楽曲の選曲を行うカラオケ選曲装置の一部として利用する事例について説明する。この事例では、携帯電話１２０、カラオケ選曲装置１、カラオケ再生装置２の３つ装置を使用する。まずそれらの装置の特徴について説明する。
【００２０】
まず、図１を参照して、全体のシステム構成を説明する。図１は、音楽再生システムの全体構成を示す図である。図１に示すように、携帯電話１２０は、インターネット１１０を介して、コンテンツサーバー１００から着信用のメロディや再生用の曲データ等の音楽コンテンツを受信可能である。携帯電話１２０は、所謂、電子早見本と言われるカラオケ選曲装置１とBlueToothインターフェースにより相互に通信可能であり、携帯電話１２０からは、画面メモの歌詞データや着信メロディデータ等をカラオケ選曲装置１に送信することができる。
【００２１】
また、カラオケ選曲装置１と、カラオケ再生装置２とは、赤外線通信や無線通信で相互に通信可能であり、カラオケ選曲装置１からカラオケ再生装置２へは、選曲番号データ以外に、カラオケ選曲装置１が携帯電話１２０から受信した画面メモの歌詞データや着信メロディデータ等を送信することもできる。また、カラオケ再生装置２は、周知の通信カラオケ再生装置であり、公衆回線５０を介して、曲データをホスト装置５１から受信できるようになっている。また、曲番号検索データベース４１０も公衆回線５０を介して、ホスト装置５１から受信して、書き換えることができる。
【００２２】
次に、図２を参照して、カラオケ選曲装置１の外観の構造について説明する。図２は、カラオケ選曲装置１の平面図である。図２に示すように、カラオケ選曲装置１は、平面視、横長の長方形であり、液晶パネルから構成された表示部１ａと、数字を入力するための数字キー１ｂと、カーソルを移動させるためのカーソルキー１ｃと、選曲や入力を確定させる選曲／確定キー１ｄとから構成されている。
【００２３】
次に、図４を参照して携帯電話１２０の内部構造について説明する。図４は、携帯電話１２０のブロック図である。図４に示すように、携帯電話１２０には、携帯電話１２０の制御を司るマイコンユニット１２１が設けられ、マイコンユニット１２１には、データを記憶するメモリ１２２が設けられている。このメモリ１２２内には、電話帳、着信メロディ、画面メモ等の利用者が入力／保存した内容が収められている。また、マイコンユニット１２１には、音声信号処理部１２４と、データ転送インターフェース１２３と、表示制御回路１２８と、操作制御回路１３０と、BlueToothインターフェース１３２とが接続されている。また、BlueToothインターフェース１３２には、アンテナ共用器１３３が接続され、アンテナ共用器１３３には、アンテナ１３４が接続されている。また、操作制御回路１３０には、キー操作部１３１が接続され、表示制御回路１２８には、液晶パネル１２９が接続されている。また、音声信号処理部１２４には、送話器１２５、受話器１２６、スピーカ１２７が接続されている。
【００２４】
次に、図５を参照して、カラオケ選曲装置１の電気的構造を説明する。図５は、カラオケ選曲装置１のブロック図である。図５に示すように、カラオケ選曲装置１には、カラオケ選曲装置１全体の制御を司るマイコンユニット２１が設けられ、マイコンユニット２１には、演奏曲を特定する選曲情報と対応して、曲名、歌手名、発売日、曲のジャンル等の曲の属性情報を記憶する曲データベース記憶手段としての不揮発性の書き換え可能なメモリ２２が設けられている。このメモリ２２としては、例えば、フラッシュメモリ等を用いることができる。
【００２５】
マイコンユニット２１には、操作制御回路２６、表示制御回路２３、データ転送インターフェース３３、リモコンインターフェース３４、BlueToothインターフェース３６が接続されている。操作制御回路２６には、キー操作部２５の各種キーが接続され、表示制御回路２３には、液晶パネル２４が接続され、データ転送インターフェース３３には、図示外の赤外線発光部が接続されている。また、BlueToothインターフェース３６には、アンテナ３７が接続されている。
【００２６】
次に、図６を参照して、カラオケ再生装置２の電気的構造について説明する。図６は、カラオケ再生装置のブロック図である。図６に示すように、カラオケ再生装置２には、カラオケ再生装置２の制御を司る中央処理装置４０が設けられ、中央処理装置４０には、操作制御部４２と、通信制御装置４３と、演奏曲のＭＩＤＩデータと当該演奏曲を特定する選曲情報とテロップのデータを対応して記憶した記憶装置４１と、映像再生装置４６と、ビデオＲＡＭ４５と、ＭＩＤＩデータを再生するシンセサイザ４４とが接続されている。操作制御部４２には、操作パネル４８と、リモコン受信機４９と、表示部５６とが接続されている。また、通信制御装置４３は、公衆回線５０を介して、ホスト装置５１に接続されて、新曲データ等を公衆回線５０を介して受信できるようになっている。さらに、映像制御部４７には、背景画像及び歌詞のテロップを表示する外部の表示装置５４が接続されている。また、シンセサイザ４４には、ミキシングアンプ５２が接続され、ミキシングアンプ５２には、音楽が発声されるスピーカ５３と、マイクロフォン５７とが接続されている。
【００２７】
尚、記憶装置４１には、図９に示すように、曲番号検索データベース４１０が記憶されている。曲番号検索データベース４１０は、歌手名４１１と、曲名４１２と、選曲番号４１３とを対応させて、複数記憶しているものである。また、カラオケ選曲装置１のメモリ２２にも曲番号検索データベース４１０が記憶されている。この曲番号検索データベース４１０は、カラオケコンテンツ配信会社の手によって作成されたものが公衆回線５０を介して配信され、必要に応じて逐次更新（書き換え）されるようになっている。尚、カラオケ選曲装置１のメモリ２２内の曲番号検索データベース４１０は、カラオケ再生装置２が公衆回線５０を介して受信したものをBlueTooth経由で、転送して書き換えるようになっている。
【００２８】
以下、上記の構成を有する本実施の形態の動作について、図１１に示すフローチャートを参照して説明する。
【００２９】
（通信リンクの確立）携帯電話１２０には利用者にBlueToothインターフェースの状態を設定させる機能が用意されており、携帯電話１２０から着信メロディや画面メモの歌詞情報等をカラオケ選曲装置１の一部として機能させたい場合には、利用者はこの機能により携帯電話１２０を受信待機状態である「Stanby」状態に設定し、携帯電話１２０を通信リンク可能な状態にセットする（Ｓ１０）。カラオケ再生装置２は常に「Standby」状態となっている。カラオケ選曲装置１のBlueToothインターフェースはサービスエリア内に所定の間隔で「Stanby」状態で待機中の携帯電話１２０が存在するか探索している。サービスエリア内に「Stanby」状態の携帯電話１２０が持ち込まれると、携帯電話１２０のBlueToothインターフェース１３２との間でBlueToothプロトコルに従って、通信リンクを確立する（Ｓ２０）。
【００３０】
（プログラムのダウンロード）通信リンクが確立されると（Ｓ２０）、カラオケ選曲装置１は通信相手の携帯電話１２０のメモリ１２２に、携帯電話１２０内の着信メロディの曲情報（図７参照）や画面メモの歌詞情報（図８参照）等をカラオケ選曲装置１にダウンロードするプログラムをダウンロードする。携帯電話１２０はプログラムがダウンロードされると直ちにプログラムのインストール処理を行うと共に、同プログラムを起動する（Ｓ１２）。
【００３１】
（カラオケ選曲装置へのダウンロード）携帯電話１２０でインストールされ起動したプログラムは、携帯電話１２０のメモリ内に貯えられている着信メロディや画面メモの歌詞情報等の情報を、プログラムのダウンロードを行った「Stanby」状態で待機しているカラオケ選曲装置１に対してBlueTooth経由でダウンロードする（Ｓ２１）。
【００３２】
（カラオケ選曲装置からカラオケ再生装置へのダウンロード）カラオケ選曲装置１は携帯電話１２０から受信した上記の情報から曲番号を抽出する為に、曲番号検索データベースを搭載している「Stanby」状態で待機しているカラオケ再生装置２に対してBlueTooth経由で、携帯電話１２０から受信した携帯電話１２０のメモリ内に貯えられている着信メロディや画面メモの歌詞情報等の情報をダウンロードする（Ｓ３０）。
【００３３】
（カラオケ再生装置内での曲番号の検索）カラオケ再生装置２では、カラオケ選曲装置１から受信した着信メロディや画面メモの歌詞情報等の内容の中に、曲検索データベースのキーとなる、歌手名や曲名が含まれているかどうかを検索する。検索した結果を後述するように分別し、カラオケ選曲装置向けの検索結果データを構築する（Ｓ３１）。
１）曲名のみが含まれている場合：歌手名と曲番号を付加て、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
２）同名の曲が複数存在する場合：存在する数分、歌手名と曲番号を付加して、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
３）歌手名のみが含まれている場合：その歌手の曲として登録されている全ての曲に関して、曲名と曲番号を付加して、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
４）歌手名と曲名の相方が含まれている場合：曲番号を付加て、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録する。
５）歌手名と曲名の相方が含まれていない場合：曲情報ではないと判断して、カラオケ選曲装置向けのデータとして登録は行わない。
【００３４】
以上の検索処理を受信したデータ分行い、カラオケ選曲装置向けの検索結果データを構築する。この検索結果データ構造の一例を図１０を参照して説明する。検索結果データ２２０は、歌手名２２１と、曲名２２２と、選曲番号２２３と一対に対応させて、検出数に応じて記憶している。
【００３５】
（カラオケ再生装置からカラオケ選曲装置へのダウンロード）カラオケ再生装置２内で作成されたカラオケ選曲装置１向け検索結果データ２２０を「Stanby」状態で待機しているカラオケ選曲装置１に対してカラオケ再生装置２からBlueTooth経由でダウンロードする（Ｓ３２）。
【００３６】
（カラオケ選曲装置で表示）カラオケ選曲装置１では、図１及図３に示すように、受信したカラオケ選曲装置１向けの検索結果データ２２０を、カラオケ選曲装置１に搭載されている表示部１ａに表示し、利用者に曲名、歌手名、曲番号を提示する（Ｓ２２）。また、利用者はカラオケ選曲装置１に搭載されたカーソルキー１ｃで、表示された内容を自由に選択し、選曲／確定キー１ｄで確定すると、利用者が選択した曲情報の選曲番号を、カラオケ選曲装置１は図示外の赤外線発光部からカラオケ再生装置２のリモコン受信機４９に対して送信し、その信号を受信したカラオケ再生装置２は曲の予約処理を行う（Ｓ３３）。
【００３７】
（通信リンクの切断）利用者がカラオケルームから退出し、その利用者の携帯電話がBlueToothのサービスエリアから抜けると、カラオケ選曲装置１と携帯電話１２０との間の通信リンクは切断され、これによりカラオケ選曲装置１内に貯えられていた、携帯電話１２０内のデータを基にして作成した検索結果を削除し、個人の情報が流出しないようにする。
【００３８】
尚、上記の実施の形態では、曲番号検索データベース４１０をカラオケ再生装置２内に備え、カラオケ選曲装置１は、携帯電話１２０から受信した情報を、カラオケ再生装置２に転送して、検索を行っているが、曲番号検索データベース４１０を、カラオケ選曲装置１内に備えて、カラオケ選曲装置１側で、携帯電話１２０から受信した情報の検索を行うようにしても良い。また、携帯電話１２０に限られず、通信機能を備えた携帯情報端末を利用できることは言うまでもない。
【００３９】
【発明の効果】
以上説明したことから明かなように、請求項１に係る発明の選曲装置では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段は、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、楽曲選択情報記憶手段は、楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌詞名等の属性情報と対応して記憶し、検索手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報と属性情報とに基づいて、楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、当該表示手段に表示された検索結果の選曲情報を、出力手段が楽曲を再生する再生装置に出力することができる。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除するので、作成した検索結果を削除し、個人の情報が流出しないようにできる。従って、本発明では、利用者の所有する携帯電話などパーソナル携帯情報端末内に収められた楽曲に関する情報から、カラオケ装置メーカー、曲番号を意識することなく簡単にリモコン装置を介してカラオケ装置に選曲することができるので、カラオケの利用が一層容易になる。また、インターネット上のサーバーを介することなく選曲できるので、選曲の際に通信費が発生しない。また、一般的に携帯電話などパーソナル携帯情報端末の表示装置は小型で、表示範囲がかぎられているが、選曲装置に大型の表示装置を搭載すれば、より多くの情報を見やすい形で利用者に提供することが出来る。
【００４０】
また、請求項２に係る発明の選曲装置は、請求項１に記載の発明の効果に加えて、選択手段により、表示手段に表示された複数の検索結果の中から所定のものを選択すると、出力手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に出力することができる。
【００４１】
また、請求項３に係る発明の選曲装置は、請求項１又は２に記載の発明の効果に加えて、書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを再生装置又は通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、データ書換手段が楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えることができる。
【００４２】
また、請求項４に係る発明の音楽再生システムは、選曲装置側では、携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末データ受信手段が携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信し、データ転送手段が携帯情報端末データ受信手段が受信した楽曲関連情報を前記再生装置に送信する。再生装置側では、転送データ受信手段が選曲装置から送信される前記楽曲関連情報を受信し、楽曲選択情報記憶手段が楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌手名等の属性情報と対応して記憶し、転送データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、検索手段が楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索し、検索結果送信手段が当該検索手段が検索した検索結果を選曲装置に送信する。選曲装置側では、検索結果受信手段が、再生装置で検索された検索結果を受信し、当該検索結果が検索結果記憶手段に記憶され、表示手段に検索結果記憶手段に記憶された検索結果が表示され、出力手段が表示手段に表示された選曲情報を再生装置に出力することができる。また、通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、削除手段が検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除するので、作成した検索結果を削除し、個人の情報が流出しないようにできる。従って、本発明では、利用者の所有する携帯電話などパーソナル携帯情報端末内に収められた楽曲に関する情報から、カラオケ装置メーカー、曲番号を意識することなく簡単にリモコン装置を介してカラオケ装置に選曲することができるので、カラオケの利用が一層容易になる。また、インターネット上のサーバーを介することなく選曲できるので、選曲の際に通信費が発生しない。また、一般的に携帯電話などパーソナル携帯情報端末の表示装置は小型で、表示範囲がかぎられているが、選曲装置に大型の表示装置を搭載すれば、より多くの情報を見やすい形で利用者に提供することが出来る。
【００４３】
また、請求項５に係る発明の音楽再生システムは、請求項４に記載の発明の効果に加えて、選曲装置の選択手段は、表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択し、送信手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を再生装置に送信することができる。
【００４４】
また、請求項６に係る発明の音楽再生システムは、請求項４又は５に記載の発明の効果に加えて、前記再生装置の書換データ受信手段は、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを通信回線を介して再生装置に接続された外部装置から受信し、データ書換手段は、書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例によるカラオケシステムの概略構成を示す図である。
【図２】 本発明の一実施例によるカラオケ選曲装置の外観を示す図である。
【図３】 本発明の一実施例によるカラオケ選曲装置に表示される画面の一表示形態を示す図である。
【図４】 本発明の一実施例による携帯電話のブロック図である。
【図５】 本発明の一実施例によるカラオケ選曲装置のブロック図である。
【図６】 本発明の一実施例によるカラオケ再生装置のブロック図である。
【図７】 携帯端末において登録されている情報を液晶パネルに表示した図である。
【図８】 携帯端末において登録されている情報を液晶パネルに表示した図である。
【図９】 本発明の一実施例によるカラオケ再生装置に搭載されるデータベースのレイアウトを示す図である。
【図１０】 本発明の一実施例によるカラオケ再生装置で作成されるデータのレイアウトを示す図である。
【図１１】 本発明の一実施例による携帯端末、カラオケ選曲装置及びカラオケ再生装置の時系列的な処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
１ カラオケ選曲装置
１ａ 表示部
１ｂ 数字キー
１ｃ カーソルキー
１ｄ 選曲／確定キー
２ カラオケ再生装置
２１ マイコンユニット
２２ メモリ
２３ 表示制御回路
２４ 液晶パネル
２５ キー操作部
２６ 操作制御回路
３３ データ転送インターフェース
３４ リモコンインターフェース
３６ BlueToothインターフェース
４０ 中央処理装置
４１ 記憶装置
４２ 操作制御部
４３ 通信制御装置
４４ シンセサイザ
４７ 映像制御部
５０ 公衆回線
５１ ホスト装置
５２ ミキシングアンプ
５３ スピーカ
５４ 表示装置
５５ 表示部
５７ マイクロフォン
１２０ 携帯電話
１００ コンテンツサーバー
１１０ インターネット
１２１ マイコンユニット
１２２ メモリ
１２３ データ転送インターフェース
１２４ 音声信号処理部
１２８ 表示制御回路
１２９ 液晶パネル
１３０ 操作制御回路
１３１ キー操作部
１３２ BlueToothインターフェース
１３３ アンテナ共用器
１３４ アンテナ
４１０ 曲番号検索データベース
Claims (6)
- 携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段と、
当該通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信する携帯情報端末データ受信手段と、
楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌詞名等の属性情報と対応して記憶する楽曲選択情報記憶手段と、
前記携帯情報端末データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索する検索手段と、
当該検索手段が検索した検索結果を記憶する検索結果記憶手段と、
当該検索結果記憶手段に記憶された検索結果を表示する表示手段と、
当該表示手段に表示された検索結果の選曲情報を、楽曲を再生する再生装置に出力する出力手段と、
前記通信制御手段により前記携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、前記検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する削除手段と
を備えたことを特徴とする選曲装置。 - 前記表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択する選択手段を備え、
前記出力手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を前記再生装置に出力することを特徴とする請求項１に記載の選曲装置。 - 前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを前記再生装置又は通信回線を介して前記再生装置に接続された外部装置から受信する書換データ受信手段と、
当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えるデータ書換手段と
を備えたことを特徴とする請求項１又は２に記載の選曲装置。 - 楽曲を再生する再生装置と、当該再生装置で再生される楽曲の選曲を行う選曲装置とから構成された音楽再生システムにおいて、
前記選曲装置は、
携帯情報端末との通信リンクを確立及び切断する通信制御手段と、
当該通信制御手段により携帯情報端末との通信リンクが確立されたことを条件として、携帯情報端末に記憶されている楽曲に関連した情報である楽曲関連情報を当該携帯情報端末から受信する携帯情報端末データ受信手段と、
携帯情報端末データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報を前記再生装置に送信するデータ転送手段と、
前記再生装置で検索された検索結果を受信する検索結果受信手段と、
当該検索結果受信手段が検索した検索結果を記憶する検索結果記憶手段と、
当該検索結果記憶手段に記憶された検索結果を表示する表示手段と、
当該表示手段に表示された選曲情報を前記再生装置に出力する出力手段と、
前記通信制御手段により前記携帯情報端末との通信リンクが切断されたことを条件として、前記検索結果記憶手段に記憶された検索結果を削除する削除手段とを備え、
前記再生装置は、
選曲装置から送信される前記楽曲関連情報を受信する転送データ受信手段と、
楽曲情報を特定する選曲情報を、曲名や歌手名等の属性情報と対応して記憶する楽曲選択情報記憶手段と、
前記転送データ受信手段が受信した前記楽曲関連情報と前記属性情報とに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段から該当曲を検索する検索手段と、
当該検索手段が検索した検索結果を前記選曲装置に送信する検索結果送信手段と
を備えたことを特徴とする音楽再生システム。 - 前記選曲装置は、前記表示手段に表示された複数の検索結果の中から、所定のものを選択する選択手段を備え、
前記送信手段は、当該選択手段が選択した検索結果の選曲情報を前記再生装置に送信することを特徴とする請求項４に記載の音楽再生システム。 - 前記再生装置は、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換える書換データを通信回線を介して前記再生装置に接続された外部装置から受信する書換データ受信手段と、
当該書換データ受信手段が受信した書換データに基づいて、前記楽曲選択情報記憶手段の記憶内容を書き換えるデータ書換手段と
を備えたことを特徴とする請求項４又は５に記載の音楽再生システム。
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