JP4019420B2 - 自動車のフロアパネル構造 - Google Patents
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Description
この場合、振動源として、エンジン自体の振動や、サスペンションから伝わるロードノイズが問題となり、このロードノイズには、一般に、タイヤの空洞共鳴によるものと、サスペンションの共振によるものとがある。
また、特許文献1に記載されたフロアパネル構造では、特定の周波数域の騒音を低減させるのに有用であるが、その特定周波数域以外の周波数の騒音を同時に低減させるのは難しく、広範囲の周波数帯の振動を同時に低減させるには、フロアパネルの全面に制振材を貼付ける必要があり、車体の重量が増加してしまうという問題が生じる。
一方、本発明者らは、制振材を多量に使用すると、制振材自体の剛性が高まり、その振動低減効果には一定の上限が存在し、振動及び騒音の低減を十分に図ることが出来ない場合があるという問題を見い出した。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、車体のフレーム部材からフロアパネルに伝わる振動により生ずるフロアパネルの振動を、従来より少ない重量の制振材でその振動を大きく低減して、車室内の騒音の低減及び車両の軽量化を図ることができる車体のフロアパネル構造を提供することを目的としている。
このように構成された本発明においては、ビード部をフレーム部材に接しないように直線状に延びるように設け、さらに、ビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を直線状に形成しているので、ビード部とフレーム間に設けられた平面部の剛性を高めないようにして、このビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を含む境界領域に振動エネルギを集中させることができ、さらに、この境界領域に制振材を設けているので、フレーム部材からフロアパネルに伝わる振動によるフロアパネルの振動を低減させ、フロアパネルからの放射音を低減することができる。そして、制振材は、境界領域であり且つ平面部の一部の領域にのみ設けられているので、制振材自体の剛性が高まることを防止することが出来る。そして、制振材及び境界領域の両者による剛性が、ビード部の剛性より低くなるように設定されているので、境界部を含む境界領域に振動エネルギが効果的に集中するようにして、制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。
このように構成された本発明においては、ビード部をフレーム部材に接しないように直線状に延びるように設け、さらに、ビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を直線状に形成しているので、ビード部とフレーム間に設けられた平面部の剛性を高めないようにして、このビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を含む境界領域に振動エネルギを集中させることができ、さらに、この境界領域に制振材を設けているので、フレーム部材からフロアパネルに伝わる振動によるフロアパネルの振動を低減させ、フロアパネルからの放射音を低減することができる。さらに、制振材及び境界領域の両者による剛性が、ビード部の剛性より低くなるように設定されているので、境界部を含む境界領域に振動エネルギが効果的に集中するようにして、制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。さらに、ビード部は、互いに接しないように且つ境界部が互いに平行になるように複数個設けられているので、各ビード部間の境界領域の剛性を高めないようにして、境界領域に設けた制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。さらに、制振材は、各ビード部間に設けられた制振材が互いに接しないように設けられているので、制振材自体の剛性を高めないようにすることが出来、制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。
このように構成された本発明においては、ビード部をフレーム部材に接しないように直線状に延びるように設け、さらに、ビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を直線状に形成しているので、ビード部とフレーム間に設けられた平面部の剛性を高めないようにして、このビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を含む境界領域に振動エネルギを集中させることができ、さらに、この境界領域に制振材を設けているので、フレーム部材からフロアパネルに伝わる振動によるフロアパネルの振動を低減させ、フロアパネルからの放射音を低減することができる。さらに、制振材及び境界領域の両者による剛性が、ビード部の剛性より低くなるように設定されているので、境界部を含む境界領域に振動エネルギが効果的に集中するようにして、制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。さらに、制振材は、フレーム部材に接しないように設けられているので、制振材自体の剛性を高めないようにすることが出来、制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。
このように構成された本発明においては、ビード部をフレーム部材に接しないように直線状に延びるように設け、さらに、ビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を直線状に形成しているので、ビード部とフレーム間に設けられた平面部の剛性を高めないようにして、このビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部を含む境界領域に振動エネルギを集中させることができ、さらに、この境界領域に制振材を設けているので、フレーム部材からフロアパネルに伝わる振動によるフロアパネルの振動を低減させ、フロアパネルからの放射音を低減することができる。さらに、制振材及び境界領域の両者による剛性が、ビード部の剛性より低くなるように設定されているので、境界部を含む境界領域に振動エネルギが効果的に集中するようにして、制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。さらに、制振材は、ビード部の両側面のほぼ全長に沿って連続して設けられているので、大きな振動低減効果を発揮することができる。
本発明において、好ましくは、制振材は、ビード部を跨いで互いに接しないように設けられている。
このように構成された本発明においては、ビード部を跨いで互いに接しないように設けられているので、制振材自体の剛性を高めないようにすることが出来、制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。
図1は、本発明の実施形態による車体のフロアパネル構造を備えた自動車のアンダボディを示す平面図である。
図1に示すように、自動車のアンダボディ1は、複数のフレーム部材と、フロアパネルとしての、車室の床部分(フロア部分)を構成するフロントフロアパネル2と、このフロントフロアパネル2の車体後方の一段高い位置に配設されるセンタフロアパネル4と、このセンタフロアパネル4よりも車体後方の一段高い位置に配設され荷室の床部分を構成するリアフロアパネル6と、フロントフロアパネル2の車体前方に車体前方斜め上方に延び車室とエンジンルームを仕切るダッシュパネル8とから構成されている。
フレーム部材は、フロントサイドフレーム10、サイドシル12、フロアサイドフレーム14、リアサイドフレーム16、No.1クロスメンバ18、No.2クロスメンバ20、サブクロスメンバ22、No.3クロスメンバ24及びNo.4クロスメンバ26である。
これらのフロアサイドフレーム14の前端は、エンジンルームの左右両側を囲むように設けられた一対のフロントサイドフレーム10に接合されている。このフロントサイドフレーム10には、エンジン28及びフロントサスペンションクロスメンバ30が取り付けられており、フロントサスペンションクロスメンバ30には、フロントサスペンション32が取り付けられている。
また、各サイドシル12の後方部の車幅方向内方側には、車体前後方向に延びる閉断面構造のリアサイドフレーム16が接合され、また、このリアサイドフレーム16には、リアサスペンションクロスメンバ34が取り付けられ、このリアサスペンションクロスメンバ34には、リアサスペンション36が取り付けられている。
No.2クロスメンバ20の左右両端部はそれぞれサイドシル12に接合され、サブクロスメンバ22の車幅方向内方端部はフロアサイドフレーム14に接合され、車幅方向外方端部はリアサイドフレーム16に接合されている。また、No.3クロスメンバ24の左右両端部は、それぞれ、リアサイドフレーム16に接合され、このNo.3クロスメンバ24には、上述したフロアサイドフレーム14の後端部が接合されている。No.4クロスメンバ26の左右両端部は、リアサイドフレーム16に接合されている。
フロントフロアパネル2は、車幅方向左右両端において各々車体前後方向に延びるサイドシル12、フロアサイドフレーム14、リアサイドフレーム16及びフロアトンネル部40、並びに、各々車幅方向に延びる各クロスメンバ18、20、22、24によって取り囲まれた8つのフロアパネル部S1、S2、S3、S4から構成されている。
フロアパネル部S2は、一体成形されるフロントフロアパネル2の一部を構成し、フロアトンネル部40の左右両側においてそれぞれフレーム部材であるサイドシル12、フロアサイドフレーム14、No.2クロスメンバ20及びサブクロスメンバ22に取り囲まれた空間内に設けられ、その周縁が各フレーム部材12、14、20、22に接合されている。
フロアパネル部S4は、一体成形されるフロントフロアパネル2の一部を構成し、フロアトンネル部40の左右両側においてそれぞれフロアトンネル部40と、フレーム部材であるフロアサイドフレーム14及びNo.3クロスメンバ24とに取り囲まれた空間内に設けられ、その2辺の外縁部が各フレーム部材14、24に接合されている。
図2に示すように、複数のビード部50は、それぞれ、ビード部50の両側面と平面部52とによりそれぞれ形成される境界部aが直線状になるように、その両側面が互いに平行に直線状に延び、また、その両端部が円弧状に形成されている。そして、複数のビード部50は、互いに接しないように且つ境界部aが互いに平行になるように配置されると共に、フレーム部材12、14、18、20に接しないように配置されている。また、これらのビード部50は、フロアサイドフレーム14の車体外方側の側面及びサイドシル12の車体内方側の側面に平行に延びるように配置されている。
また、図3に示すように、ビード部50は上方に突出し、その断面形状はほぼ台形状となっている。これらのビード部50は、フロアパネル自身を車体上方に突出して形成されているので、平面部52に比べて剛性が高く、上下方向及び水平方向に変形し難くなっている。
なお、ビード部50の断面形状は、例えば、三角形状や、曲線として半円や半楕円などとしても良く、この場合においても、ビード部50と平面部52との境界部aを含む境界領域cにフロアパネルの振動エネルギが集中するように、ビード部50が平面部52との境界部から所定の角度で立ち上がるようにすると良い。また、ビード部50は、下方に突出するようにしても良い。
図2及び図3に示すように、制振材54は、ビード部50の側面と平面部52とにより形成される境界部aを含む境界領域cに、ビード部50の両側面のほぼ全長に沿って連続して設けられ、フレーム部材12、14、18、20に接しないように配置されている。
これらの制振材54は、図3に示すように、各ビード部50の両側面のそれぞれの制振材54(例えば、図3中の54'、54'')が、ビード部を跨いで互いに接しないように設けられると共に、隣り合うビード部50との間に設けられた制振材(例えば、図3中の54''、54''')が、互いに接しないように設けられている。このように各制振材54が互いに接しないように配置することで、制振材54自体の剛性が上がらないように、即ち、互いの制振材54の変形を拘束しないようにしている。
フロアパネル部S2は、図1に示すように、フレーム部材12、14、20、22に取り囲まれたそれぞれの領域に、フロアパネル部S1と同様に、ビード部50、平面部52及び制振材54を有し、平面部52の外周端部がフレーム部材12、14、20、22に接合されている。また、ビード部50及びその両側面の制振材42が複数組設けられ、それぞれ互いに平行に延びると共に、フレーム部材であるフロアサイドフレーム14の車体外方側の側面及びサイドシル12の車体内方側の側面に平行に延びるように配置されている。
フロアパネル部S3は、図1に示すように、フレーム部材14、16、22、24に取り囲まれたそれぞれの領域に、フロアパネル部S1と同様に、ビード部50、平面部52及び制振材54を有し、平面部52の外周端部がフレーム部材14、16、22、24に接合されている。また、ビード部50及びその両側面の制振材42が複数組設けられ、それぞれ互いに平行に延びると共に、フレーム部材であるフロアサイドフレーム14の車体外方側の側面に平行に延びるように配置されている。
フロアパネル部S4は、フレーム部材14、24とフロアトンネル部40の裾部とにより取り囲まれた領域に、フロアパネル部S1と同様に、ビード部50、平面部52及び制振材54を有し、平面部52の2辺の外縁部がフレーム部材14、24に接合されている。また、ビード部50及びその両側面の制振材42が1組設けられ、フレーム部材であるフロアサイドフレーム14の車体内方側の側面に平行に延びるように設けられている。
フロアパネル部S6は、フレーム部材16、26と、スペアタイヤハウス42の周縁部42aと、リアボディ44とにより取り囲まれた領域に、フロアパネル部S1と同様に、ビード部50、平面部52及び制振材54を有し、平面部52の3辺の外縁部が各フレーム部材16、26に接合され、後端部がリアボディ44に接合されている。また、ビード部50及びその両側面の制振材42が複数組設けられ、その一部が、それぞれ互いに平行に延びると共に、フレーム部材であるNo.4クロスメンバ26に平行に延びるように設けられ、残りの一部が、フレーム部材であるリアサイドフレーム16に平行に延びるように設けられている。
本実施形態では、各フロアパネルS1乃至S6及びダッシュパネル8において、ビード部50をフレーム部材に接しないように直線状に延びるように設けているので、ビード部50とフレーム部材との間に設けられた平面部52の剛性を高めないようにすることが出来、そのように平面部52の剛性を高めないようにすると共に、ビード部50の両側面と平面部52とによりそれぞれ形成される境界部aを直線状に形成しているので、この境界部aを含む境界領域cに振動エネルギを集中させることが出来る。さらに、このように振動エネルギが集中している境界領域cに制振材を設けているので、フレーム部材からフロアパネルに伝わる振動によるフロアパネルの振動を低減させ、フロアパネルからの放射音を低減することができる。
また、複数のビード部50を互いに接しないように且つ境界部aが互いに平行になるように設けているので、境界領域cの剛性を高めないようにして、境界領域cに設けた制振材54の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。
さらに、両端部が円弧状に形成されているので、ビード部50とフレーム部材との間に設けられた平面部の剛性を高めないようにすると共に、境界領域cの剛性を高めないようにすることが出来、境界部aを含む境界領域cに設けた制振材の振動低減効果を大きく発揮させることが出来る。即ち、ビード部50の両端部を円弧状に形成することで、平面部に生じる曲げ振動やねじり振動等の様々な振動に対し、平面部の剛性を高めないようにすることが出来、それによって、境界部aを含む境界領域cに振動エネルギを集中させることができる。
先ず、図4により、本実施形態の振動低減構造の制振材54の配置の変形例を説明する。図4(a)に示すように、制振材54を、上記境界部aを含む境界領域cに配置すると共に、ビード部50に接する面積が小さくなるように配置しても良い。このようにして、制振材54の剛性が上がらないように、即ち、境界領域cの振動による制振材54の変形をビード部50で拘束しないようにして、制振材54の制振効果を大きく発揮させることが出来る。
また、図4(c)に示すように、制振材54を平面部52の全域に設ける場合に、制振材54に、各ビード部50の側面に平行に直線状に延びるようにスリット又は凹部56を設けても良い。このようにして、制振材54の剛性が上がらないように、即ち、境界領域cを含む平面部52の振動による制振材54の変形が拘束されないようにして、制振材54の制振効果を大きく発揮させることが出来る。
図5(a)乃至(c)に示すように、本実施形態のフロアパネル構造の変形例として、各フロアパネルS1乃至S6及びダッシュパネル8に、ビード部50の側面と平面部52との境界部aを含む境界領域cに、ビード部50の両側面のほぼ全長に沿って、平面部52よりさらに剛性が低くなるような形状及び大きさにされた溝部58を設け、この溝部58に制振材54を塗布しても良い。
本変形例では、この溝部58の剛性が平面部52より低くされて、この溝部58に振動エネルギが集中し易くされており、この溝部58に制振材54を塗布することにより、振動を大きく低減させることが出来るようになっている。
なお、溝部58は、ビード部50の片側面側のみに設けても良い。
図7から明らかなように、本実施形態のパネル62における音響放射パワーは、従来のパネル64に対して、特に、200乃至400gの範囲で大幅に低減され、同じ音響放射パワーまで下げるために必要な制振材54の重量は、例えば、83dBまで下げる必要があるとすると、従来のフラットなパネル54では、約400gの重量の制振材54が必要となるのに対し、本実施形態のパネル62では、その半分程度の約200gの重量の制振材54で済み、制振材54の重量を大幅に削減することができる。また、本実施形態のパネル62では、従来のパネル64と同じ重量の制振材を設けた場合に、上述した振動低減構造により、音響放射パワーを大幅に低減することができる。
4 センタフロアパネル
6 リアフロアパネル
8 ダッシュパネル
8a ダッシュロアパネル部
10 フロントサイドフレーム
12 サイドシル
14 フロアサイドフレーム
16 リアサイドフレーム
18 No.1クロスメンバ
20 No.2クロスメンバ
22 サブクロスメンバ
24 No.3クロスメンバ
26 No.4クロスメンバ
40 フロアトンネル部
42 スペアタイヤハウス
44 リアボディ
50 ビード部
52 平面部
54 制振材
S1〜S6 フロアパネル部
a 境界部
c 境界領域
Claims (5)
- 車体のフレーム部材に接続して設けられたフロアパネルにより自動車のフロアを構成する車体のフロアパネル構造であって、
上記フロアパネルは、上記フレーム部材に接しないように直線状に設けられたビード部と、このビード部の周囲に形成された平面部とを有し、このフロアパネルのビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部が直線状に形成され、この境界部を含む境界領域であり且つ上記平面部の一部の領域に制振材が設けられ、
この制振材及び上記境界領域であり且つ上記平面部の一部の領域の両者による剛性が、上記ビード部の剛性より低くなるように設定されていることを特徴とする車体のフロアパネル構造。 - 車体のフレーム部材に接続して設けられたフロアパネルにより自動車のフロアを構成する車体のフロアパネル構造であって、
上記フロアパネルは、上記フレーム部材に接しないように直線状に設けられたビード部と、このビード部の周囲に形成された平面部とを有し、このフロアパネルのビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部が直線状に形成され、この境界部を含む境界領域に制振材が設けられ、
この制振材及び上記境界領域の両者による剛性が、上記ビード部の剛性より低くなるように設定され、
上記ビード部は、互いに接しないように且つ上記境界部が互いに平行になるように複数個設けられており、上記制振材は、各ビード部間に設けられた制振材が互いに接しないように設けられていることを特徴とする車体のフロアパネル構造。 - 車体のフレーム部材に接続して設けられたフロアパネルにより自動車のフロアを構成する車体のフロアパネル構造であって、
上記フロアパネルは、上記フレーム部材に接しないように直線状に設けられたビード部と、このビード部の周囲に形成された平面部とを有し、このフロアパネルのビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部が直線状に形成され、この境界部を含む境界領域に制振材が設けられ、
この制振材及び上記境界領域の両者による剛性が、上記ビード部の剛性より低くなるように設定され、
上記制振材は、上記フレーム部材に接しないように設けられていることを特徴とする車体のフロアパネル構造。 - 車体のフレーム部材に接続して設けられたフロアパネルにより自動車のフロアを構成する車体のフロアパネル構造であって、
上記フロアパネルは、上記フレーム部材に接しないように直線状に設けられたビード部と、このビード部の周囲に形成された平面部とを有し、このフロアパネルのビード部の両側面と平面部とによりそれぞれ形成される境界部が直線状に形成され、この境界部を含む境界領域に制振材が設けられ、
この制振材及び上記境界領域の両者による剛性が、上記ビード部の剛性より低くなるように設定され、
上記制振材は、上記境界領域に、上記ビード部の両側面のほぼ全長に沿って連続して設けられていることを特徴とする車体のフロアパネル構造。 - 上記制振材は、上記ビード部を跨いで互いに接しないように設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車体のフロアパネル構造。
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