JP4018067B2 - 包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、アルコールや保湿剤、界面活性剤等を含む薬液を含浸させた繊維シート等の収容物が収容され、この収容物の取出口がシート状の開閉蓋で閉塞された包装体に関する。
従来、アルコール、保湿剤、界面活性剤等を含む薬液を紙、織布又は不織布の繊維素材に含浸させたウェットティッシュは、気密性や液密性を有する包装体に収容される。ウェットティッシュは、皮膚の汚れ拭き取り、化粧落とし、幼児のお尻拭き等、様々な用途に用いられている。この種の包装体は、包装体の一箇所に設けられた取出口を覆うように、繰り返し剥離、貼着が可能なシート状の開閉蓋が取り付けられている。この開閉蓋は、包装体との接着面に感圧接着剤を塗布され、包装体の取出口を閉塞することで、包装体内部に収容されたウェットティッシュの乾燥を防止し、気密状態を保つようにしている。また、取出口は、ウェットティッシュの取出しを容易に行えるように様々な工夫が施されている。
例えば、特許文献1は、ウェットティッシュを取り出す際に、開閉蓋を開いた状態を保持することができるように、開閉蓋に舌片部を設けることが記載されている。この舌片部は、開閉蓋を開いたときに元に戻ろうとする開閉蓋の支持部となり、開いたままの状態を保つ。この特許文献1の包装体では、一方の手で元に戻ろうとする開閉蓋を押さえ、他方の手によってウェットティッシュを取出すといったように両手を使う必要がなくなる。すなわち、この包装体では、片手で、開閉蓋を開きウェットティッシュを取り出すことができる。
また、ウェットティッシュの包装体は、開閉蓋を有するプラスチック製等からなる収納ケースの詰め替え用としても用いられることがある。
特開平9−117387号公報
特許文献1のような繰り返し剥離、貼着が可能なシート状の開閉蓋を有する包装体は、その包装体単体で使用することから、収納ケースの詰め替え用として用いるには適していない。この包装体は、本来の詰め替え用の包装体のように、開閉蓋を引き剥がす構成となっていない。このため、繰り返し剥離、貼着が可能なシート状の開閉蓋を包装体から引き剥がすと、開閉蓋とともに取出口を起点に包装体自体も裂け、内部に収容されているウェットティッシュが散乱してしまうおそれがある。
また、このような包装体は、開閉蓋を引き剥がし、詰め替え用として収納ケースに収容されたときに、ウェットティッシュが繰り返し取り出されると、ウェットティッシュと取出口の周縁端部とが擦れ、包装体が取出口から裂けてしまうおそれもある。上述のような包装体の取出口が裂けた状態になると、たとえ気密性や液密性を有する容器に収納されていても、ウェットティッシュと空気が触れる面積が増えることになり、結果としてウェットティッシュが乾燥して、含浸された溶液の効果を得られなくなることもある。
そこで、本発明は、包装体単体で使用する場合には、繰り返し剥離、貼着が可能であり、容易にウェットティッシュの取出しが行なうことができ、詰め替え用としてウェットティッシュの包装体を用いる場合には、容易に開閉蓋を引き剥がすことができるとともに、包装体の十分な強度を確保できる包装体を提案することを目的とする。
本発明に係る包装体は、収容物を収容し、この収容物を取出す取出口が形成され、この取出口を閉塞するように開閉蓋が設けられた包装体であり、この包装体の開閉蓋は、一方の面に、包装体に対して再接着再剥離可能な接着層が形成された可撓性を有するシート体であり、一端側に摘み部が形成され、他端側に包装体の取出口周縁部に固定される固定部が形成されるとともに切込みによって舌片部が形成されている。この開閉蓋は、摘み部より固定部側に引き上げられたとき、固定部手前まで剥離され舌片部で起立され、収容物の取り出し可能な状態にする。また、舌片部より摘み部側に引き上げられたとき、切込みを起点として切込みと連続して取出口の周縁部近傍に形成された切裂部に沿って取出口を覆う切除部が固定部と取出口の両側縁部を残して切除される。詰め替え用として用いる場合、この状態で包装体は、収納ケースに収納される。固定部と取出口の両側縁部は、収納ケースの取出口より収容物を取り出す際の包装体の取出口の補強部として機能する。
本発明は、この包装体単体で使用する場合には、開閉蓋の摘み部を固定部側に引き上げると、固定部近傍に形成された舌片部が支えになり、開閉蓋が起立した状態を保つことができ、包装体に収容された収容物の取出しを容易に行うことができる。また、本発明は、詰め替え用として用いる場合、開閉蓋の舌片部を摘み部側に引き上げ、開閉蓋の舌片部を形成した切込みを起点として、取出口の周縁部近傍に形成された切裂部に沿って容易に固定部と取出口の両側縁部を残して引き剥がし、この状態で、収納ケースに収納される。このとき、固定部と取出口の両側縁部は、収納ケースの取出口より収容物を取り出す際の包装体の取出口の補強部として機能し、収容物が繰り返し取り出されても、収容物が取出口の周縁端部と擦れ、包装体の取出口が裂けることを防止することができる。したがって、収容物がウェットティッシュ等であっても、ウェットティッシュと収納ケース内で外気と触れる面積を小さくすることができ、収納ケース内でウェットティッシュの乾燥を防止することができる。
すなわち、本発明は、利便性、強度面において優れ、ユーザの使用形態に簡単に対応することができる。
以下、本発明を適用したウェットティッシュの包装体について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明を適用した包装体は、気密性及び/又は液密性を有するフィルム素材からなる包装体1の上面11の略中央部に開閉蓋3が貼着されており、包装体1の内部には一枚毎に繰り出し可能に積層されたウェットティッシュの束体2が収納されている。また、包装体1の上面11の略中央部には、ウェットティッシュを取り出すための取出口12が形成されている。
包装体1は、柔軟で気密性及び/又は液密性を有するシート、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の単材又は複合材で形成されている。なお、包装体1は、上述に限らず、上述の合成樹脂とアルミホイル、紙等とを貼りあわせた複合材からなるものであってもよい。この包装体1は、フィルムの長辺の一端部及び短辺の両端部がシールされた、いわゆるピロータイプの包装体であり、その内部には、ウェットティッシュの束体2が封入されている。
なお、包装体1は、上述のようないわゆるピロータイプに限らず、柔軟で気密性及び/又は液密性を有するシート状のものからなり、その内部にウェットティッシュ等を収容できる包装体であれば、どのようなものであってもよい。
包装体1に収納されるウェットティッシュの束体2は、パルプ、綿、合成繊維などからなる不織布、天然パルプ、合成パルプなどからなる紙、又はガーゼ等の布など湿潤強度を有する繊維素材等に水、アルコール、香料、化粧水、薬剤、界面活性剤などの液体成分、又は溶液を含浸させたものである。ウェットティッシュの束体2は、ウェットティッシュの一枚一枚が互いに重なりあって折り畳まれており、連続してウェットティッシュを包装体1の取出口12から取り出せるように包装体1に収納されている。
なお、ウェットティッシュの束体2は、上述に限らず、例えば、ウェットティッシュの原反に所定の間隔でミシン目を入れることにより、1枚ごとに繰り出し可能に構成してもよく、また、折り畳んだウェットティッシュを重なり合わさないで積層したものであってもよい。
包装体1に形成される取出口12は、図1に示すように、包装体1の上面11の略中央部に、包装体1の長手方向に平行で両端が円弧をなすように形成されている。なお、取出口12は、開閉蓋3によって取出口12全体が被覆でき、ウェットティッシュを取出すことができれば、図1に示すような形状に限らず、楕円形や矩形であってもよい。また、取出口12は、予め取出口12を形成したものに開閉蓋3を被覆したものに限らず、包装体1の所定の位置に取出口12を形成するための薄肉部又は切り込みを設け、開閉蓋3を被覆した際、開閉蓋3の包装体1と対向する面に塗布された接着剤によって、開閉蓋3と一体に包装体1の取出口12を形成する領域のシートが切り取られるようにしてもよい。
このような取出口12を閉塞する開閉蓋3は、図1及び図2に示すように、取出口12を閉塞するような大きさを有しており、包装体1に対向する面に、後述する包装体1に繰り返し剥離、貼着ができる接着層304(後述する)が形成され、包装体1の上面11に接着されている。
開閉蓋3は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シートの複合材、又はこれら合成樹脂シートとアルミホイル、紙等とを貼り合わせた複合シートからなる柔軟で気密性及び/又は液密性を有するシートにより形成されている。具体的に開閉蓋3は、図3に示すように、ポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレートからなる基材層301と、基材層301上面で所定の文字、図形等が印刷されるとともに、保護層303を貼り合わせるための接着剤が塗られた印刷接着層302と、延伸ポリプロピレンからなる保護層303と、基材層301の下面で包装体と繰り返し剥離、貼着を行うための再剥離接着剤が塗られた接着層304との4層からなる複合シートである。
基材層301は、ポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレート等のシート体で形成された層であり、開閉蓋3の剥離、貼着動作を繰り返し行った場合にも傷まず、適度な柔軟性を保てるような厚みを有している。例えば、その厚みは、50〜80μmである。
保護層303は、印刷接着層302に転写されたインクをコーティングする層であり、基材層301の柔軟性を損なわない程度の厚さに形成され、更に、印刷接着層302を透視できるように透明性を有し、更にまた、ウェットティッシュの乾燥を防ぐため防湿性を有する層であり、その厚みが10〜60μmである、例えば延伸ポリプロピレンで形成されている。
接着層304は、包装体1と開閉蓋3とを繰り返し剥離、貼着可能にするための再剥離接着剤糊が塗布された層であり、その厚みは10〜30μmである。この接着層304としては、例えば、ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の感圧接着剤が用いられる。
なお、開閉蓋3は、上述の材質に限らず、全体として開閉蓋3の剥離、貼着動作を繰り返し行った場合にも傷まず、適度な柔軟性、気密性や液密性を保てるものであればよい。
開閉蓋3は、主面が略矩形のシート体からなり、一端に開閉蓋3を繰り返し剥離、貼着するため摘み部3bが形成されている。また、開閉蓋3は、他端側に、ユーザによる剥離動作において開閉蓋3が完全に剥がれないようにするためのストッパ31、31と、取出口12を開いたときに開閉蓋3を支持する舌片部32とが形成されている。更に、開閉蓋3には、取出口12が開口状態にするための切裂部34が形成されている。
摘み部3bは、長手方向の一端に略円弧突出して形成されている。摘み部3bは、摘みやすくするため、接着層304が塗布されておらず、包装体1に接着されていない。なお、摘み部3bは、上述に限らず、開閉蓋3の端部に形成されて、ユーザによって剥離動作を容易に行なえるものであればよく、その形状が、例えば、矩形、台形等であってもよい。また、摘み部3bは、上述に限らず、ユーザによって摘み部3bを容易に摘めるものであればよく、接着層304が塗布されていない代わりに、接着層304の所定の位置に、いわゆる糊殺しや糊抑えといった接着不能にする層をさらに形成するようにしてもよい。
開閉蓋3の他端側に設けられたストッパ31、31は、開閉蓋3の長辺端部近傍に形成された切裂き部であり、その形状は、直線部31a、31aと半円形に湾曲した湾曲部31b、31bから構成されている。これは開閉蓋3を包装体1から剥離したときに剥離を停止することが容易なように剥離する力を吸収して弱めるように作用するストッパ31、31であり、湾曲した半円形の湾曲部31b、31bで、剥離する力を効率よく吸収し、開閉蓋3が破れたりすることを防止する。舌片部32は、開閉蓋3が取出口12を開いたままの状態に保つことができる、すなわち開閉蓋3が起立した状態を保持する支持部としての機能を有しており、開閉蓋3のストッパ31、31に挟まれた開閉蓋3の幅方向略中央部に形成された舌片部形成切込み33と舌片部形成切込み33の両端部を結ぶことによって台形状に形成されている。舌片部形成切込み33は、開閉蓋3の幅方向略中央部に形成された切込みであり、その形状は、摘み部3b側が開放された開ループで山型に形成されている。なお、舌片部形成切込み33は、上述に限らず、舌片部形成切込み33は、摘み部3b側が開放された開ループであり、舌片部32によって開閉蓋3を開いたままの状態にできる形状であればよく、略矩形や半円形であってもよい。また、舌片部32は、上述した摘み部3bと同様に、摘みやすいように、接着層304が塗布されていないものでもよく、または、接着層304の所定の位置に、いわゆる糊殺しや糊抑えといった接着不能にする層をさらに形成するようにしてもよい。
切裂部34は、一端は舌片部形成切込み33の端部であり、他端は取出口12の摘み部3b寄りの円弧状部近傍で、開閉蓋3の長手方向に平行な直線状に形成されている。また、切裂部34は、舌片部形成切込み33の両端部と連続しており、切裂部34と舌片部形成切込み33とによって取出口12を囲むような位置に形成されたミシン目である。切裂部34は、ミシン目に沿って開閉蓋3を引き剥がした際に、包装体1の取出口12が露出するような幅に形成されている。なお、上述に限らず、切裂部34は、ミシン目の代わりに、例えば、開閉蓋3の基材層301のみに切込みを入れて薄肉部を形成したものであってもよい。また、切裂部34は、摘み部3bを用いた剥離動作において切裂部34が裂けないような強度を持つものであれば、摘み部3b側の端部まで切裂部34を設けたものであってもよい。
以上のような構成の開閉蓋3は、取出口12を閉塞するように、接着層304によって包装体1の上面11に貼着される。開閉蓋3は、摘み部3bから引きはがされるとき、舌片部形成切込み33の山型の頂部33aより他端側がユーザによって剥離動作が行われた場合であっても包装体1と貼着されている固定部3aとなる。すなわち、固定部3aは、ストッパ31、31の湾曲部31b、31bを結んだ幅方向の仮想線L上に折り曲げ線を形成する。なお、ストッパ31、31は、上述に限らず、剥離する力を吸収して固定部を形成するものであればよく、例えば、ストッパ31、31を設ける代わりに、固定部3aを溶着等によって包装体1に再剥離できないようにしてもよく、また、ストッパ31、31の形状を湾曲した半円形の代わりに、波型に形成したものでもよい。
次いで、上述のような構成をした包装体1を用いて、ウェットティッシュを取り出す場合について図面を参照して説明する。
まず、ユーザは、図1に示すような開閉蓋3が包装体1の上面11に貼着されている状態において、摘み部3bを指で摘んで、摘み部3bを上側に引っ張ることにより、開閉蓋3は、摘み部3bから固定部3a側に向けて順次包装体1の上面11から剥離し、取出口12が露出する。このように、開閉蓋3は、摘み部3bを摘んで開閉蓋3を、図4の矢印Xの方向に開いていくと、固定部3aの手前の仮想線L近傍まで剥離されていく。ユーザは、摘み部3bを仮想線Lを越えて引っ張り続けると、開閉蓋3の剛性により、舌片部32が取出口12側に突出したような形になる。ユーザは、摘み部3bを放すと、開閉蓋3はその剛性により元に戻ろうとするが、舌片部32が取出口12側に突出したような形になって支持部の機能を有していることから、図4及び図5に示すように、開閉蓋3が元の状態に戻らなくなり起立する。このように開閉蓋3が自立している状態によって、ユーザは、例えば片手で取出口12からウェットティッシュ21を容易に取り出すことができる。
また、ユーザは、ウェットティッシュの使用が終わると、開閉蓋3の支持部となっている舌片部32を、元の位置である固定部3a側に指で戻すことにより、開閉蓋3を簡単に取出口12を被覆し、包装体1の上面11に貼着することが可能となる。
以上のようにして、ユーザは、包装体1に封入されているウェットティッシュを容易に取り出すことができる。なお、摘み部3bを摘まんでの剥離動作においては、切裂部34が摘み部3b側端部まで形成されておらず、開閉蓋3は一体的に剥離され、切裂部34に沿って開閉蓋3が裂けることはない。
次に、包装体1を詰め替え用として用いる場合に、この包装体1を詰め替えパックとして収納ケースに入れる場合について図6〜図9を用いて説明する。
包装体1が詰め替えパックとして詰め込まれる収納ケース5は、図8に示すように、上部が開放されたケース本体51と、ケース本体51の上部と気密性や液密性を有するように嵌合される天板52と、天板52の略中央部に形成され、包装体1の取出口12から繰り出されるウェットティッシュを一枚ずつ取出せる大きさに形成された取出口53と、天板52とヒンジを介して接続され取出口53を密閉する開閉蓋54とから構成され、気密性や液密性を有する容器である。収納ケース51は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂などで形成されている。収納ケース51は、包装体1を収容することができる大きさであり、水分不透過性及び密閉性があるものであればよく、上述のような合成樹脂のほか、金属板、あるいは紙器を用いてもよい。
続いて、上述のような収納ケース5に、包装体1を詰め替える場合について説明する。まず、ユーザは、図1に示すような開閉蓋3が包装体1の上面11に貼着されている状態において、舌片部32を指で摘んで、舌片部32を引っ張ることにより、開閉蓋3が舌片部32から摘み部3b側に向けて順次包装体1の上面11から切裂部34に沿って引き剥がれ、取出口12が露出する。ユーザは、切裂部34の端部まで引き剥がし、さらに、図6の矢印Yの示す方向に引っ張り続けると、開閉蓋3は摘み部3b側に裂け、切裂部34と舌片部32とによって形成される切除部35が、図7に示すように、完全に開閉蓋3から引き剥がされる。このとき、包装体1には、取出口12を囲むようにして、固定部3aと開閉蓋3の両側縁部36、36が残されている。包装体1は、取出口12の周囲に開閉蓋3を残すと、例えば、繰り返しウェットティッシュを取り出すことによって包装体1の取出口12端部に亀裂ができ、その亀裂によって包装体1が破れ、ウェットティッシュの束体2が露出することを防止することができる。
次に、このよう状態の包装体1は、図8に示すように、収納ケース5の内部に封入する。ユーザは、このような収納ケース5に、切除部35が引き剥がされた包装体1を収容することができ、開閉蓋54を閉めることにより、収納ケース5内部の気密性や液密性を保つことができる。また、ユーザは、包装体1に収容されたウェットティッシュを取り出す場合は、図9に示すように、開閉蓋54を開け、取出口12から繰り出され、続いて取出口53から繰り出されるウェットティッシュ21を取り出すことができる。ウェットティッシュが繰り返し取り出されても、ウェットティッシュが取出口12の周縁端部と擦れ、取出口12が裂けることを防止することができる。したがって、ウェットティッシュと収納ケース内で外気と触れる面積を小さくすることができ、収納ケース内でウェットティッシュの乾燥を防止することができる。
以上のように、開閉蓋3を有する包装体1を収納ケースに詰め替える場合は、ユーザが舌片部32を摘んで、開閉蓋3を切裂部34に沿って引っ張ると、容易に取出口12が露出するように切除部35を引き剥がすことができ、包装体1に貼着されたままの固定部3aおよび両側縁部36、36は、ウェットティッシュの繰り返し取出しによる包装体1の破れを防止することができる。また、取出口12が露出した包装体1は、収納ケース5に簡単に詰め替えることができる。
また、開閉蓋3を有する包装体1は、詰め替え用として用いない場合は、開閉蓋3を繰り返し剥離、貼着可能とするので、いずれの使い方においても、煩わしさがない。
なお、本発明に係るシート状開閉蓋は、上述に限らず、例えば、図10に示す領域Aのように、舌片部32を含む領域にも、摘み部3bと同様に感圧接着剤を塗布しないようにした開閉蓋60とすることもできる。このようにすると、ユーザは、詰め替え用として取出口12が露出するように開閉蓋3を引き剥がすときに舌片部32を摘みやすくなる。なお、図10において、開閉蓋60は、開閉蓋3と同様な構成の部材には、同様の符号を付し、該符号の説明を省略する。
また、上述の開閉蓋3、60の他に、図11に示すように、切裂部71を舌片部形成切込み33と閉ループになるように設けた開閉蓋70であってもよい。開閉蓋70の切裂部71は、取出口12よりも若干大きく取出口12を覆うように、舌片部形成切込み33と開ループになるように設けられたミシン目である。このように構成された切裂部71は、詰め替え用として取出口12が露出するように開閉蓋70を引き剥がした場合、包装体1には、取出口12が露出し、その取出口12の周囲には円環状の開閉蓋70を残すことができ、取出口12周縁部からの破れを防止することができる。
本発明を適用した包装体の斜視図である。 本発明を適用した包装体の開閉蓋を示す平面図である。 本発明を適用した包装体の開閉蓋の断面図である。 本発明を適用した包装体において、開閉蓋が自立している様子を示した斜視図である。 本発明を適用した包装体において、開閉蓋が自立している様子を示した断面図である。 本発明を適用した包装体の短冊片を引き剥がす様子を示した斜視図である。 本発明を適用した包装体の短冊片を引き剥がした様子を示した斜視図である。 本発明を適用した包装体を収納ケースに詰め替える様子を示した斜視図である。 本発明を適用した包装体を収納ケースに詰め替え、収容されているウェットティッシュを取出す様子を示した断面図である。 本発明の第2の実施の形態を適用した包装体の開閉蓋を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態を適用した包装体の開閉蓋を示す平面図である。
符号の説明
1 包装体、2 束体、3 開閉蓋、3a 固定部、3b 摘み部、5 収納ケース、11 上面、12 取出口、31 ストッパ、32 舌片部、33 舌片部形成切込み、34 切裂部、35 切除部、36 側縁部、301 基材層、302 印刷接着層、303 保護層、304 接着層

Claims (3)

  1. 収容物を収容し、該収容物を取出す取出口が形成され、該取出口を閉塞するように開閉蓋が設けられた包装体において、
    上記開閉蓋は、一方の面に、上記包装体に対して再接着再剥離可能な接着層が形成された可撓性を有するシート体であり、一端側に摘み部が形成され、他端側に包装体の取出口周縁部に固定される固定部が形成されるとともに切込みによって舌片部が形成され、
    上記開閉蓋は上記摘み部より上記固定部側に引き上げられたとき、上記固定部手前まで剥離されて舌片部で起立され、
    上記舌片部より上記摘み部側に引き上げられたとき、上記切込みを起点として上記切込みと連続して上記取出口の周縁部近傍に形成された切裂部に沿って上記取出口を覆う切除部が上記固定部と上記取出口の両側縁部を残して切除されることを特徴とする包装体。
  2. 上記切裂部は、上記開閉蓋の上記取出口の周縁部近傍に形成されたミシン目によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装体。
  3. 上記開閉蓋は、少なくとも上記摘み部及び上記舌片部が形成された領域が、上記接着層の非接着部となっていることを特徴とする請求項1記載の包装体。

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