JP4006133B2 - 可溶性イソフラボン組成物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可溶性イソフラボン組成物、その製造方法、及びそれを含む食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
大豆等の豆類等に含まれるイソフラボンは、近年の研究によって、エストロジェン作用、抗酸化作用、抗菌作用、抗癌作用、骨密度低下抑制などの生理作用を有する物質であることが解明されつつあり、乳癌や前立腺癌等の癌、骨粗鬆症等の予防や健康増進の点から、その必要性が再認識されている。
従来、日本人は、豆腐、豆乳、湯葉、納豆、煮豆、味噌、醤油等の加工食品を多く食するため、特に意識をしなくてもイソフラボンを多く摂取できたが、食生活の洋風化によってこれらの加工食品を食する回数や量の減少、或は味覚の問題からイソフラボン等の含量を減少させた加工食品の増加から、イソフラボンの摂取量が少なくなり、このことが、例えば更年期の女性に多くみられる骨粗鬆症患者の増加原因の一つになっているとも考えられている。
【0003】
イソフラボンは、大豆等から分離された粉末として商品化されている。しかし、これらの粉末品は水に対する溶解度が低く、苦味、渋味、収斂味が強く、ざらつきも感じられて食品等への利用に制約がありその改善が望まれていた。
この点を改善する方法として、イソフラボンをサイクロデキストリンで包接化することでイソフラボンを可溶化させる方法が提案されている。例えば、特開平9−309902号には、大豆または納豆に含まれるイソフラボン誘導体をβ−サイクロデキストリンまたはγ−サイクロデキストリンの少なくとも1種で包接させたイソフラボン誘導体が、また、特開平10−298175号には、大豆原料から得られた抽出物を、水溶液中でサイクロデキストリンと接触させ、不溶物を除去して水易溶性大豆イソフラボンを製造する方法が開示されている。しかし、果実飲料やジュース等の飲料は、それぞれ固有のフレーバ成分を含有していたり、香料を添加することで差別化をはかったり、好みの香りなどを付与しているが、サイクロデキストリンを使用するとこのようなフレーバ成分や香気成分も包接してしまい、香りの発現が悪くなる。また、溶解性が必ずしも充分でなく、透明性を必要とする飲料等では濁りもみられて、商品価値が低下するという問題が見られた。
このように、従来の方法で可溶化させたイソフラボンは、水に対する溶解性が充分でなかったり、食品によってはその利用が制限される等の問題があり、このような問題のない可溶性イソフラボン組成物が強く望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、水に対する溶解性が高く、かつ容易に溶解し、長期間安定であり、各種の食品にその食品の特性を変化させることなく添加し得る可溶性イソフラボン組成物及びその製造方法を提供することである。
本発明の他の目的は、上記可溶性イソフラボン組成物を含有する食品を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記の問題を解決すべく鋭意努力の結果、プロピレングリコール及び/又はオクテニルコハク酸澱粉を可溶化剤として用いることにより上記の目的が達成できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
本発明は、イソフラボンと、無水又は含水プロピレングリコール及び/又はオクテニルコハク酸澱粉からなる可溶化剤とを含有する可溶性イソフラボン組成物を提供するものである。
【0006】
可溶化剤が無水又は含水プロピレングリコールである場合、イソフラボン対プロピレングリコールの重量比率は、好ましくは1〜10:100、さらに好ましくは1〜7:100である。
可溶化剤がオクテニルコハク酸澱粉である場合、イソフラボン対オクテニルコハク酸澱粉の重量比率は、好ましくは2〜25:100、さらに好ましくは2〜20:100である。
可溶化剤が無水又は含水プロピレングリコール及びオクテニルコハク酸澱粉である場合、イソフラボン対プロピレングリコールの重量比率は、好ましくは1〜10:100、さらに好ましくは1〜7:100であり、イソフラボン対オクテニルコハク酸澱粉の重量比率は、好ましくは2〜25:100、さらに好ましくは2〜20:100である。
本発明の可溶性イソフラボン組成物は、好ましくはストック溶液又は粉末の形態にある。
【0007】
本発明はまた上記可溶性イソフラボン組成物を含有する食品を提供するものである。このような食品としては、果汁、ジュース、スポーツドリンク、スープ、ゼリー、コーヒー、紅茶等が挙げられる。
本発明はさらに、イソフラボンと、プロピレングリコール及び/又はオクテニルコハク酸澱粉からなる可溶化剤とを、水の存在下で加熱してイソフラボンを溶解させることを特徴とする可溶性イソフラボン組成物の製造方法を提供するものである。
加熱温度は、イソフラボンが溶解する温度であれば特に制限されないが、好ましくは70℃〜100℃、さらに好ましくは80〜95℃、最も好ましくは85〜95℃である。
本発明はまた、イソフラボンと、オクテニルコハク酸澱粉からなる可溶化剤とを、水の存在下で加熱してイソフラボンを溶解させた後、乾燥することを特徴とする粉末の形態にある可溶性イソフラボン組成物の製造方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
イソフラボンとは、大豆等の豆類に存在する、ダイズイン、グリシチン、ゲニスチンなどのイソフラボン誘導体の総称である。これらのイソフラボンを純粋な形態で大豆等から分離することは難しく、多くの場合はイソフラボンの他に大豆サポニン、大豆蛋白等を含む混合物の形態で市販されている。本発明では、純粋なイソフラボンの他、イソフラボンの他に大豆サポニン、大豆蛋白等を含む混合物、好ましくはイソフラボンを30重量%以上含むものも「イソフラボン」と指称する。
【0009】
このようなイソフラボンは、例えば特開平4−266898号に記載された、大豆胚軸を粉砕し、5倍量の70%含水アルコールで3回抽出し、さらにブタノール−水で抽出後減圧乾燥する方法、特開平10−23878号に記載された、脱脂大豆フレークのエタノール抽出物から、エタノールを除去した大豆モラセス水溶液を加温し、限外ろ過した透過液を冷却してイソフラボンを沈澱させて回収する方法、或は透過液を吸着樹脂で吸着させたイソフラボンをアルコール−水溶媒で溶出させる方法、特開平10−316671号に記載された、大豆類のアルコール抽出物からアルコールを除去し、アルカリ性にしてイソフラボン化合物を可溶化し、酸性にしてイソフラボンを沈澱させて回収する方法等によって製造される。
【0010】
本発明において「可溶性イソフラボン」とは、水に難溶性の未処理イソフラボンを本発明の可溶化剤で処理することにより水に対する溶解性が向上したイソフラボンを意味する。
【0011】
本発明はイソフラボンの可溶化剤として、無水又は含水プロピレングリコール及び/又はオクテニルコハク酸澱粉を使用することを特徴とするものである。
イソフラボンを無水又は含水プロピレングリコール中で、70〜100℃、好ましくは80〜95℃、さらに好ましくは85〜95℃に加熱すると、イソフラボンは完全に溶解し、透明な溶液となる。加熱温度が、70℃未満ではイソフラボンが無水又は含水プロピレングリコールに充分溶解しなくて透明な液が得られ難いし、100℃を越えても溶液の透明性は変わらない。
イソフラボン対プロピレングリコールの重量比率は、好ましくは1〜10:100、さらに好ましくは1〜7:100とする。
【0012】
含水プロピレングリコール中のプロピレングリコール濃度は、イソフラボンを含水プロピレングリコール中で加熱した際にイソフラボンの溶解量が水に対する溶解量より高くなるものであれば、特に限定されない。しかし、イソフラボンを含水プロピレングリコール中で加熱して溶解した時、プロピレングリコールの濃度が20重量%付近からイソフラボンの溶解量が急激に向上し、80重量%程度で溶解量が最大に達し、プロピレングリコールそのものでもイソフラボンが高濃度に溶解することから、プロピレングリコールの濃度は、好ましくは20〜100重量%であり、さらに好ましくは50〜100重量%、最も好ましくは60〜100重量%である。
可溶化されたイソフラボン、すなわち本発明の可溶性イソフラボン組成物は、水に加えるだけで容易に水溶液となり、60℃程度以上に保持されると透明な溶液状態を維持する。また、本発明の可溶性イソフラボン組成物は長期保存も可能であり、保存して必要時に使用することもできる。一方、室温や冷蔵で保存されると、溶液に濁りやイソフラボンの沈澱がみられることもあるが、イソフラボンを単に水に懸濁させた場合に比べて沈澱物が小さくて分散が容易である。
【0013】
イソフラボンは、使用時にその都度、無水又は含水プロピレングリコールに溶解してもよいが、イソフラボンを予め無水又は含水プロピレングリコールに溶解したストック溶液にしておくとより便利である。ストック溶液は一般に室温付近で保存されるが、プロピレングリコールの濃度60〜100重量%程度の含水又は無水プロピレングリコールに溶解したイソフラボンは、長期に保存しても安定な溶液状態を保持する。
こうして得られるイソフラボン溶液は、加熱状態、特に60℃以上では透明性を維持する。従って、本発明の組成物を、コーヒー、紅茶、スープ等の熱飲料に添加した場合、濁りや沈殿を生じることはない。また、冷蔵保存されて多少の沈殿を生じても、この沈澱粒子は小さくて分散が容易であるため、果実飲料のように元来濁りのある飲料等に添加する場合には、格別問題とはならない。
【0014】
本発明に可溶化剤として用いるオクテニルコハク酸澱粉は、澱粉に無水オクテニルコハク酸等のエステル化剤を作用させて得られるものであり、低分子化したオクテニルコハク酸澱粉も包含する。
オクテニルコハク酸澱粉は、熱水可溶性、冷水可溶性の何れであってもよい。イソフラボンを一般的な用途に使用する場合には、オクテニルコハク酸澱粉分子の大きさはさほど問題とならないが、透明性を必要とする飲料等にイソフラボンを使用する場合には、低分子のオクテニルコハク酸澱粉、即ち20重量%水溶液の粘度が10〜100cp程度のものがより好ましい。水溶液の粘度が、10cpより低いものでは同じ効果を得るのにより多くの量を必要とし、100cpを越えると溶液の透明性が幾分悪くなる。尚、20重量%水溶液の粘度は、試料40gと水160gを内容量200ccのビ−カ−に秤取し、試料が冷水可溶の場合はそのまま溶解し、熱水可溶の場合は90℃まで昇温後冷却し蒸発水分補正後、B型回転粘度計によって30℃における粘度を測定したものである。
【0015】
オクテニルコハク酸澱粉を低分子化する方法としては、硫酸、塩酸などの酸や次亜塩素酸ソ−ダなどの酸化剤を添加して粒子状のままで澱粉を分解する可溶性澱粉の製造方法や、蓚酸、塩酸などの酸やアミラーゼを添加して加熱し、澱粉を糊化して分解するマルトデキストリンを製造する方法等が利用できる。可溶性澱粉のようなタイプは熱水に溶解し、マルトデキストリンのようなタイプは冷水に溶解する。また、可溶性澱粉タイプは、分解後エステル化することもできる。尚、可溶性澱粉タイプのように熱水可溶タイプの場合には、ドラムドライヤーやエクスツルーダ等で処理して冷水に溶解する特性を付与することもできる。
用いる澱粉原料に特に制限はなく、各種澱粉の何れでもよく、具体例としては馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉、小麦澱粉、コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、サゴ澱粉やもち米澱粉などの天然澱粉の他、天然澱粉を別の処理、例えば漂白処理やヒドロキシプロピル化処理などをしたものを挙げることができる。
【0016】
可溶化剤がオクテニルコハク酸澱粉である場合には、イソフラボン対オクテニルコハク酸澱粉の重量比率は、好ましくは2〜25:100、さらに好ましくは2〜20:100である。
イソフラボンの4〜50倍量に相当するオクテニルコハク酸澱粉を含む水中でイソフラボンを、好ましくは70〜100℃、さらに好ましくは80〜95℃程度に加熱することでイソフラボンが可溶化され、イソフラボンの水溶液が得られる。この水溶液中のイソフラボン濃度は、1重量%程度までにとどめるのが適当である。
オクテニルコハク酸澱粉がイソフラボンの4倍量未満では透明な水溶液が得るのが困難な場合があり、また、50倍量を越えても得られるイソフラボン水溶液の安定性は変わらない。一方、加熱温度が80℃、とりわけ70℃より低いと、イソフラボンの溶解が不十分となり透明な水溶液が得られない場合があり、また、95℃を越えても水溶液の透明性に変化はみられない。
【0017】
オクテニルコハク酸澱粉は、加熱溶解タイプ、冷水溶解タイプの何れも使用できる。イソフラボンとオクテニルコハク酸澱粉をそのまま、或は両者を粉末状で予め混合してから水に添加してから加熱してもよいし、水にオクテニルコハク酸澱粉を予め溶解させた後、この水溶液にイソフラボンを投入してから加熱してもよい。いずれにしろ、オクテニルコハク酸澱粉の存在下でイソフラボンを加熱することが肝要である。
【0018】
このようにして得られた可溶化されたイソフラボン水溶液は、加熱保存、室温保存、冷蔵保存しても、長期間透明性に優れている。従って、コンソメスープ等の透明性を必要とする食品等に用いるのに特に適している。
【0019】
オクテニルコハク酸澱粉を用いて溶解した可溶性イソフラボン組成物は水で自由に希釈できるので、目的とする濃度より高い濃度に溶解してストック溶液として用いることもできる。この場合、溶解できるイソフラボンの濃度は低温で0.2重量%程度まで、高温で1重量%程度と比較的低い。
そこで、より好ましい可溶性イソフラボン組成物の形態として、上記方法で出来るだけ高濃度に溶解したイソフラボンの水溶液を乾燥して粉末化する方法が挙げられる。乾燥方法としては、凍結乾燥、噴霧乾燥、ドラムドライヤーによる乾燥など従来の乾燥方法を用いることができる。その際、乾燥効率を挙げる手段の一つとして、砂糖、グルコース、マルトース、乳糖、DE3〜25程度に分解した澱粉分解物やそれらの還元澱粉分解物など食品の成分として適当なものを選んで加え、水溶液の濃度をより高くして乾燥することもできる。
【0020】
このようにして粉末化された可溶性イソフラボン組成物は、冷水、熱水に簡単に溶解する。この組成物は、より長期の保存が可能であり、必要時、必要量を添加することができる。また、熱湯を加えるだけでできるスープ類などに添加することもできる。
【0021】
可溶化剤としてオクテニルコハク酸澱粉を使用してイソフラボンを可溶化する場合にはオクテニルコハク酸澱粉とイソフラボンを共存させて加熱する必要があり、またストック溶液とするにはイソフラボンの濃度が比較的低いという問題がある。
【0022】
この点を改善する方法として、オクテニルコハク酸澱粉とプロピレングリコールの両者を使用して可溶化する方法が挙げられる。即ち、上述のイソフラボンを無水又は含水プロピレングリコールに溶解し、比較的高濃度のイソフラボンを含有する液をストック溶液として製造し、このストック溶液をオクテニルコハク酸澱粉の水溶液に添加することにより、比較的高濃度のイソフラボンを含みかつ冷蔵でも長期間安定なイソフラボン水溶液が得られる。オクテニルコハク酸澱粉を予め水溶液としておくことにより、食品製造時の所望時点、所望温度で添加溶解することができ、簡便である。尚、この場合のオクテニルコハク酸澱粉とイソフラボンの比率は上述のオクテニルコハク酸澱粉を使用してイソフラボンを可溶化する時と同程度にするのが、得られた溶液の安定性の上から好ましい。
【0023】
このように、無水又は含水プロピレングリコールとオクテニルコハク酸澱粉を併用すると、プロピレングリコールを使用することで高濃度のイソフラボンのストック溶液が得られ、その溶液は長期保存が可能であり、オクテニルコハク酸澱粉を使用することにより、その都度イソフラボンを溶解する手間が省けるだけでなく、冷蔵状態や酸性状態における水溶液を安定に保持することができ、広範囲の食品に添加することが可能になる。
【0024】
オクテニルコハク酸澱粉を使用し、又はオクテニルコハク酸澱粉と無水又は含水プロピレングリコールを併用して製造されたイソフラボンの水溶液は透明性に優れ、チルドで長期間保存しても変化することはなく、種々の食品、特に透明性を必要とする飲料、スープなどへの利用に適している。
【0025】
尚、成人が1日に必要とするイソフラボンの量は、有効成分として40mg程度とされている。ある程度の量のイソフラボンは日常の食事から摂取されるが、その量は民族或は生活習慣などの違いによって相当な差がみられる。元来大豆食品が多いアジア系の民族でも加工食品の普及などから必要量が満たされないケースが増えている。本発明の可溶性イソフラボン組成物は、飲料やスープなどの食品に添加して、現代の食生活において不足しがちなイソフラボンを容易に適量補充することができるものである。
従って、本発明の可溶性イソフラボン組成物を含有する食品は、イソフラボンを、その食品の1日当りの通常摂取量中、有効成分として5〜40mg程度含有するものが好ましい。
また、本発明の可溶性イソフラボン組成物の製造に使用する水は、他の成分、例えば、砂糖、異性化糖、果糖、合成甘味料などの甘味料、各種果汁、酸味料、香料等を含有していてもよい。
【0026】
【実施例】
以下、参考例及び実施例をあげて、本発明をより具体的に説明する。参考例及び実施例において「部」、「%」とあるのは、他に明記しない限り、それぞれ「重量部」、「重量%」である。
【0027】
【参考例1】
30℃の水125部にもち米澱粉100部を分散した澱粉乳液を調製し、撹拌下で3%水酸化ナトリウム溶液を添加し、pHを8〜9に維持しながら、無水オクテニルコハク酸3部を添加し、澱粉乳液のpHが変化しなくなるまで反応後、5重量%硫酸溶液で中和し、水洗後脱水した。水に脱水ケーキを分散させ、ボーメ18の澱粉乳液とし、澱粉乳液のpHが6±0.2になっていることを確認した後、クライスターゼKD(大和化成製のアルファアミラーゼ)を澱粉に対して0.1重量%添加し、85℃まで昇温後、10分間保持し、95℃まで昇温して澱粉を液化した。得られた水溶液を87℃まで冷却し、クライスターゼKDを対澱粉0.1重量%添加した。87±1℃で30分間反応後、蓚酸を投入してpHを3.5まで低下して酵素を失活させ、炭酸カルシウムで中和し、活性炭で脱色後、噴霧乾燥することにより、20重量%水溶液の粘度が25cpのオクテニルコハク酸澱粉を製造した。
【0028】
【実施例1】
表1に示す無水又は含水プロピレングリコール100gに、「NOVASOY」(米国、ADM社のイソフラボンで有効成分50重量%含有)を所定量分散し、86℃まで加熱して無水又は含水プロピレングリコール100g当りの最大溶解量を調べた。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【実施例2】
濃度80重量%の含水プロピレングリコール100gに、「NOVASOY」7gを分散し、実施例1と同じように86℃まで加熱して溶解し、透明な溶液を得た。この溶液を室温まで冷却し、1月間保存したが、透明な溶液の状態が保持された。
【実施例3】
表2に示す無水又は含水プロピレングリコール100gに、「NOVASOY」4gを分散し、実施例1と同じように86℃まで加熱して溶解し、透明な溶液を得た。この溶液を、1月間室温で保存した。1月間保存後の溶液の状態を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】
【実施例4】
実施例3において、濃度60%又は100%のプロピレングリコールを使用し、1月間室温で保存したイソフラボンのストック溶液を、70℃の水で10倍に希釈したところ、イソフラボンが透明に溶解した水溶液となった。
【0033】
【実施例5】
参考例1で得られたオクテニルコハク酸澱粉、「NOVASOY」を、水100gに対して表3の割合になるように添加し、85℃まで加熱した後、室温まで冷却し、溶液の状態を観察した。結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】
【実施例6】
撹拌下の水90部に、参考例1のオクテニルコハク酸澱粉0.1部、「NOVASOY」0.02部を添加し、85℃まで加熱して溶解し、果糖6部、リンゴ酸0.06部、酒石酸0.036部を順次添加し、混合し、水を加えて、全量を100部とするジュースを製造した。
得られたジュースを冷蔵庫に入れ、4〜7℃で1月間保存後、その状態を観察したところ、透明感に優れたものであった。尚、このジュースは100g当りイソフラボンを有効成分として10mg含有するので、例えば200g飲用することでイソフラボンを有効成分として20mg補充できる。
【0036】
【実施例7】
85重量%プロピレングリコールを含む含水プロピレングリコール95部に、「NOVASOY」5部を分散し、85℃まで加熱して溶解させ、5%の「NOVASOY」溶液を製造し、室温まで冷却した。
撹拌下の水85部に、参考例1のオクテニルコハク酸澱粉を0.5部添加して溶解し、上記5%の「NOVASOY」溶液を1部添加して混合し、さらに砂糖10部、リンゴ酸0.06部、酒石酸0.03部を順次添加混合して溶解させ、水を加えて全量を100部とするジュースを製造した。得られたジュースを冷蔵庫に入れ、4〜7℃で1月間保存後、その状態を観察したところ、透明感に優れたものであった。尚、このジュースは100g当りイソフラボンを有効成分として25mg含有する。
【0037】
【実施例8】
撹拌下にある水670部に、参考例1のオクテニルコハク酸澱粉19部、「NOVASOY」1部を投入し、85℃まで加熱して「NOVASOY」を溶解後、凍結乾燥した。得られた粉末(イソフラボンを有効成分として約2.5重量%含有)0.5gを常温の水100部に投入し、撹拌すると速やかに溶解して透明な溶液となった。
【0038】
【実施例9】
撹拌下にある水170部に、参考例1のオクテニルコハク酸澱粉を19部、「TK−16」(松谷化学工業株式会社のDEが約17のマルトデキストリン)を5部、「NOVASOY」を1部投入し、94℃まで加熱して「NOVASOY」を溶解させた後、噴霧乾燥した。得られた粉末(イソフラボンを有効成分として約2重量%含有)0.5gを常温の水100部に投入し、撹拌すると、速やかに溶解して透明な溶液となった。
【0039】
【実施例10】
鍋に水750部、参考例1のオクテニルコハク酸澱粉5部、及び「NOVASOY」0.5部を入れ、ガスコンロを用いて内温85℃まで加熱して「NOVASOY」を溶解させた後、表4の原材料を添加し、20分間煮込み、水を加えて、全量を1000部とするチキンコンソメスープを製造した。得られたスープは透明性が良好で、美味しいものであった。
【0040】
【表4】
チキンがらスープ 120 部
タマネギ 100 部
タイム(ハーブ粉末) 0.01部
ロール(ハーブ粉末) 0.02部
グローブ(ハーブ粉末) 0.01部
ブラックペッパー 0.02部
食塩 8 部
ぶどう糖 4 部
グルタミン酸ソーダ 1.4 部
【0041】
【発明の効果】
本発明の可溶性イソフラボン組成物は、水に対する溶解性が高く、かつ水に容易に溶解し、しかも長期間安定である。
Claims (10)
- イソフラボンと、可溶化剤とを含有する可溶性イソフラボン組成物において、該可溶化剤が、
(1)オクテニルコハク酸澱粉、又は
(2)無水又は含水プロピレングリコールとオクテニルコハク酸澱粉の混合物
からなることを特徴とする可溶性イソフラボン組成物。 - 可溶化剤がオクテニルコハク酸澱粉であり、イソフラボン対オクテニルコハク酸澱粉の重量比率が2〜25:100である請求項1記載の可溶性イソフラボン組成物。
- 可溶化剤が無水又は含水プロピレングリコール及びオクテニルコハク酸澱粉であり、イソフラボン対プロピレングリコールの重量比率が1〜10:100であり、イソフラボン対オクテニルコハク酸澱粉の重量比率が2〜25:100である請求項1記載の可溶性イソフラボン組成物。
- 粉末の形態にある請求項1〜3のいずれか1項記載の可溶性イソフラボン組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の可溶性イソフラボン組成物を含有する食品。
- イソフラボンと、
(1)オクテニルコハク酸澱粉、又は
(2)無水又は含水プロピレングリコールとオクテニルコハク酸澱粉の混合物
からなる可溶化剤とを、水の存在下で加熱してイソフラボンを溶解させることを特徴とする可溶性イソフラボン組成物の製造方法。 - 70℃以上に加熱することを特徴とする請求項6記載の可溶性イソフラボン組成物の製造方法。
- イソフラボンと、オクテニルコハク酸澱粉からなる可溶化剤とを、水の存在下で加熱してイソフラボンを溶解させた後、乾燥することを特徴とする粉末の形態にある可溶性イソフラボン組成物の製造方法。
- イソフラボンを無水又は含水プロピレングリコールに溶解し、イソフラボンを含有する液をストック溶液として製造し、このストック溶液をオクテニルコハク酸澱粉の水溶液に添加することを特徴とする可溶性イソフラボン組成物の製造方法。
- イソフラボンを無水又は含水プロピレングリコールに溶解し、イソフラボンを含有する液をストック溶液として製造し、このストック溶液をオクテニルコハク酸澱粉の水溶液に添加してイソフラボン水溶液を調製し、次いでこのイソフラボン水溶液を乾燥することを特徴とする粉末の形態にある可溶性イソフラボン組成物の製造方法。
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