JP4002166B2 - 継電装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
継電装置は、例えば、自動車の車体側とラゲージドアとの間を電気的に接続するワイヤハーネスのハーネススプールとして使用される。ハーネススプールは、そのスプールケース内にワイヤハーネスの一部を巻回して収容し、ワイヤハーネスの一端は、スプールケースの外周面に露出した状態で固定され、その他端はスプールケースから外部へ延出されている。そして、ハーネススプールは車体側に設置され、そこから外部へ延出したワイヤハーネスの一端が車体側の電気機器に接続され、他端がラゲージドア側の電気機器に接続されることにより、ドア開閉の際の車体側とラゲージドア側との電気的接続を確保している。
【0003】
しかし、例えば、自動車の走行に伴ってハーネススプールが振動すると、ワイヤハーネスもその巻回軸に垂直な方向に振動し、ハーネススプールの内壁面に衝突して、いわゆる叩き音又は踊り音と呼ばれる振動音が発生する。
このような振動音の発生を防止する対策としては、幾つかの提案が既になされている。例えば、実開昭63−141057号公報では、同心円状に且つ相対的に回転可能に組み合わされステータとロールとから形成されるリング状の室内に渦巻状に収容されたフラットケーブルの振動を抑制するため、前記室内に振動抑制板が収容され、この振動抑制板を渦巻状のフラットケーブルの端面側に付勢するばね片がステータ及びロールの何れかに一体成形で設けられているブラシレス伝送装置が提案されている。
【0004】
また、特開平11−67401号公報では、固定体と回転自在な可動体とから形成される円環状のケーブル収容室内に渦巻状に収容されたフラットケーブルの摺動音及び振動音を低減するため、フラットケーブルの自重方向の端部が摺動するケーブル収容室の摺動面に発泡材からなる吸音板が配置されているケーブルリールが提案されている。
【0005】
また、特開平11−329651号公報では、互いに相対回転自在に組み合わされた固定ケースと回転ケースとから形成される環状の空間に渦巻状に収容された帯状伝送線の振動を抑制するため、帯状伝送線を押圧するリング状の制振板が配置され、更にこの制振板による押圧力を調整するためのばね部が制振板の周方向に沿って複数箇所に設けられている回転コネクタが提案されている。
【0006】
【特許文献1】
実開昭63−141057号公報
【特許文献2】
特開平11−67401号公報
【特許文献3】
特開平11−329651号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、ばね片はステータ又はロールに一体成形されているものの、振動抑制板は、ステータやロールの成型体とは別部品となっている。また、特許文献2では、吸音板が、固定体や可動体の成型体とは別部品となっている。また、特許文献3では、制振板及びばね部が、固定ケースや回転ケースの成型体とは別部品となっている。
【0008】
このため、特許文献1〜3に係る提案を継電装置に適用する際には、構成部品の点数が多くなる。その結果、継電装置のサイズが大きくなり、重量も重くなり、延いては、継電装置の配置上の自由度が制約されるという問題があった。更に、継電装置の組立も困難になるという問題もあった。
本発明は上記事情を考慮してなされたものであり、振動音の発生を防止すると共に、構成部品の点数が少なく、その結果、小形で軽量であり、配置上の自由度が大きく、組立てが容易な継電装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、開口面を有するケース本体と、前記ケース本体の開口面を覆うカバーと、前記ケース本体の周壁に形成された引出し口とを有するスプールケースと、前記スプールケース内に設けられたスプール軸と、前記スプールケース内にて前記スプール軸の周囲に巻回された巻回部を有し、一端が前記引出し口から外部に延出する可撓性をもつ帯状の配線体と、前記カバーと一体に成形され、前記カバーの所定の位置から前記スプールケース内に向かって傾斜しつつ前記スプール軸の半径方向に延びるばね性をもつ抑え板とを具備し、前記抑え板は、前記スプールケース内にて巻回された前記配線体の縁部の摺動を許容しつつ、前記縁部を押圧することを特徴とする継電装置が提供される。
【0010】
ここで、前記抑え板は、前記仕切り板側の面上に形成され、前記抑え板の長手方向に延びる突条を有していることが好適である。
また、前記配線体は、絶縁材により被覆された導線列からなり、前記スプールケース内に巻回状態で収容されたときにばね性を発揮することが好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】
先ず、本発明の一実施の形態に係る継電装置の概略を、図1〜図5を参照しつつ説明する。
図1に示されるように、継電装置10は、スプールケース12を具備している。このスプールケース12は、上面が開口し、帯状の配線体14を巻回状態で収容する略円筒形状のケース本体16と、ケース本体16の開口上面を覆うカバー18と、ケース本体16の周壁に形成された引出し口20とを有する。この引出し口20は、配線体14を外部に引き出し又は外部から巻き戻すための出入口である。また、カバー18の4箇所には、カバー18と一体に成形されたばね性をもつ抑え板22が設けられている。
【0012】
ここで、配線体14は、テープ状のフラット配線材24が複数積層されて貼り合されたもの又は単に複数積層されたものであり、このフラット配線材24は、平行に配列された扁平な電気導線からなる導線列が可撓性の絶縁材により被覆されたものである。ここで、絶縁材としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド等が用いられ、貼合せ用の接着剤としては、例えばポリエステル系、ナイロン系、アクリル系、ウレタン系、エラストマー系等が用いられる。このため、フラット配線材24、延いては配線体14は、可撓性を有し、少なくとも1ターン巻回することでばね性を発揮して復元力が付与されると共に、折れ曲がり難いという特長をもっている。
【0013】
尚、配線体14は、電気導体を有しない扁平な絶縁材が複数層のフラット配線材24中にダミー層として配置されていてもよい。このダミー層の配置は、配線体14の復元力を強化するためである。従って、ダミー層には、導線列を被覆する絶縁材と同一の材料を用いてもよいし、復元力を強化する観点から別の材料を選択してもよい。また、フラット配線材24は、導線列の他に光ファイバを含んでいてもよい。また、フラット配線材24は、導線列上に直接押出し法を用いて絶縁材を被覆することにより作製することも可能である。
【0014】
次に、継電装置10の内部構造を、図2〜図4を用いて説明する。尚、図2では、内部構造を明瞭に示すため、カバー18を透明体として描いている。
図2及び図3に示されるように、ケース本体16は、その周壁に配線体14の一端を固定する固定口26を有する。そして、ケース本体16内の略中心部には、その底面から中空円柱形状のスプール軸28が立設されている。
【0015】
但し、このスプール軸28の立設位置は、ケース本体16の中心から引出し口20側に僅かに偏心している。もし、スプール軸28がケース本体16の中心に立設されていると、引出し口20から外部に引き出された配線体14がスプールケース12内に巻き戻される際、配線体14がケース本体16の周壁に全面的に接触して大きな摩擦を生じ、配線体14の円滑な巻戻し動作が阻害されたり、配線体14が折れ曲がったりする危険性が高い。これに対し、スプール軸28の立設位置が引出し口20側に偏心していると、巻き戻される配線体14がケース本体16の周壁の一部にしか接触せず、摩擦抵抗が低減される。
【0016】
スプール軸28の外側には、例えば2枚の仕切り板30,32がスプール軸28と一体に成形されている。これら仕切り板30,32は、スプール軸28からその半径方向にケース本体16の内壁面まで延び、ケース本体16をスプール軸28の軸方向に区分する。即ち、ケース本体16内は、仕切り板30,32を基準にして、ケース本体16の底面側の第1の収容部(以下、「下側収容部」という)34と、カバー18側の第2の収容部(以下、「上側収容部」という)36との2段に区分されている。
【0017】
そして、配線体14は、前述した固定口26から延び、下側収容部34内のスプール軸28の周囲に1.5ターン巻回された後、下側収容部34から上側収容部36に移行されて、上側収容部36内のスプール軸28の周囲に1.5ターン巻回され、更に引出し口20からスプールケース12の外部に延出されている。即ち、配線体14は、合計3ターン巻回された状態でスプールケース12内に収容されている。
【0018】
このため、配線体14が外部に引き出される際、上側収容部36内に巻回された配線体14が急に大きな引張力を受けても、そのような急激な力の変化は、下側収容部34内に巻回されている配線体14により吸収される。この下側収容部34内の配線体14による緩衝機能は、配線体14が外部から急に巻き戻される際にも、どうように発揮される。従って、固定口26に固定されている配線体14の端部やそこに設けられている固定コネクタにかかる負荷が低減される。
【0019】
尚、配線体14のターン数は、上記の場合に限定されるものではなく、スプールケース12から外部に引き出す配線体14の長さ等に応じて決定することが可能である。但し、配線体14に十分な復元力を発揮させるためには、下側及び上側収容部34,36内のスプール軸28の周囲にそれぞれ配線体14を1.5ターン以上巻回し、スプールケース12内にて合計3ターン以上巻回することが望ましい。
【0020】
図3及び図4に示されるように、カバー18の抑え板22は、スプールケース12内に向かって傾斜しつつ、スプール軸28の半径方向に延びている。この抑え板22の下面には、突条38が長手方向に形成されている。そして、この抑え板22は、そのばね性により、突条38を介して、上側収容部36内にて巻回されている配線体14の最外側部分の上縁部を適度な押圧力で押圧する。
【0021】
ここで、突条38は、その厚みが先端部からカバー18側に向かって連続的に厚くなっている。このため、突条38は、配線体14の上縁部に略水平に摺接する。また、「適度な押圧力で押圧する」とは、配線体14の上縁部が抑え板22の突条38に対して摺動することを許容する程度の押圧力で押圧することを意味する。このため、抑え板22は、配線体14の引出し又は巻戻しの動作を阻害することなく、同時に、例えば自動車に装着された継電装置10が自動車の走行に伴って振動する場合における上側収容部36内での配線体14の振動を抑止する。その結果、配線体14がカバー18の天井面に衝突することに起因する振動音の発生が防止される。
【0022】
尚、図示は省略するが、配線体14の固定口26に固定されている一端には、例えば自動車の車体側の電気回路に接続させるための固定コネクタが設けられ、引出し口20から外部に延出している他端には、例えばラゲージドアの電気回路に接続させるための可動コネクタが設けられている。
次に、スプールケース12の各構成要素を、図5〜図7を参照しつつ具体的に説明する。
【0023】
図5に示されるように、ケース本体16は、平坦な底面40と、周壁42とを有している。周壁42の外側には、カバー18を安定的に固定するための複数個の係止突起44が形成されている。また、スプールケース12の引出し口20に対応するケース本体16の領域は、引出し部46となっている。
また、底面40には、円筒状の軸受け部48が形成されている。この軸受け部48には、スプール軸28の下端部が嵌挿される。また、底面40には、例えば6本の突条50が形成されている。これら突条50は、軸受け部46の外周から放射状に周壁42まで延びており、下側収容部34内に収容された配線体14の下縁部と底面40との接触を防止する。但し、突条50の個数や形状は、種々の変形が可能である。
【0024】
また、底面40には、例えば1個のリブ状部材52が形成されている。配線体14が下側収容部34内にて1ターン以上巻回されると、スプール軸28の半径方向に重なる部分が生じるが、この重なり合った配線体14の間にリブ状部材52が位置する。このため、リブ状部材52は、重なり合った配線体14を離間し、配線体14のフラット面同士の接触を防止する。但し、リブ状部材52の個数や形状も、種々の変形が可能である。
【0025】
図6に示されるように、カバー18は、既に説明した抑え板22を有している。また、その外縁部には、ケース本体16の係止突起44に対応して、リング状の係止片54が形成されている。これら係止突起44及び係止片54により、ケース本体16とカバー18との接合が固定される。また、スプールケース12の引出し口20に対応するカバー18の領域は、引出し部56となっている。即ち、ケース本体16とカバー18とが接合された際、ケース本体16の引出し部46とカバー18の引出し部56とにより、引出し口20が形成される。
【0026】
また、カバー18の天井面側には、底面40の軸受け部48に対応して、円筒状の軸受け部58が形成されている。この軸受け部58には、スプール軸28の上端部が嵌挿される。また、軸受け部58の周囲には、例えば4個の突起60が配置されている。
また、引出し部56の近傍には、棒状ガイド62が形成されている。この棒状ガイド62には、上側収容部36内から引出し口20を通って外部に延出する配線体14の上縁部が接触する。このため、配線体14の引出し又は巻戻しが行われる際に、仕切り板30から引出し口20に到る経路にて、配線体14はその上縁部が棒状ガイド62に接触するだけで、例えばケース本体16の底面40及び周壁42並びにカバー18の天井面に接触することはない。
【0027】
図7に示されるように、スプール軸28は、その軸方向の中央部に中央ガイド筒64を有している。この中央ガイド筒64には、配線体14が巻回される。また、中央ガイド筒64の下端部66及び上端部68には、それぞれ複数の凹部70,72が形成されている。これら凹部70,72は、中央ガイド筒64の下端部66及び上端部68がケース本体16及びカバー18の軸受け部48,58にそれぞれ嵌挿される際に、ケース本体16の突条50及びカバー18の突起60にそれぞれ嵌合される。
【0028】
また、スプール軸28には、2枚の仕切り板30,32がスプール軸28に一体に成形されている。これら仕切り板30,32は、中央ガイド筒64の軸方向の略中央から軸方向と垂直な半径方向に延びている。一方の仕切り板30は、一定幅をもって周壁42まで延び、そこで折れ曲がって先端が底面40に当接している。他方の仕切り板32は、扇状に周壁42まで延びている。
【0029】
また、仕切り板30,32は、配線体14の巻回方向に所定の間隔をおいて配置されている。この間隔により、配線体14がスプールケース12内にてスプール軸28の周囲に巻回される際に、下側収容部34から上側収容部36に移行するための空間が確保される。
また、仕切り板30,32の下側収容部34側の裏面と上側収容部36側の表面、即ち、仕切り板30,32の裏表の両面には、突条74,76がそれぞれ形成されている。これら突条74,76は、下側収容部34内に収容された配線体14の上縁部と仕切り板30,32との接触及び上側収容部36内に収容された配線体14の下縁部と仕切り板30,32との接触をそれぞれ防止する。
【0030】
尚、ケース本体16、カバー18、スプール軸28及び仕切り板30,32のポリブチレンテレフタレート)等を材料としては、例えばポリプロピレン、ナイロン、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等を用いることが可能であるが、これらの材料に限定されるものではない。
次に、継電装置10を組み立てる手順について説明する。
【0031】
先ず、ケース本体16において、配線体14の一端を折り曲げ、その折り曲げ部を固定口26に固定する。そして、配線体14の他端側をケース本体16の底面40に沿って軸受け部48の周囲に1.5ターン巻回する。このとき、配線体14の下縁部は、突条50に接触し、底面40に直接に接触することはない。また、1ターン目は、リブ状部材52より外側に巻回し、次のターンは、リブ状部材52の内側に巻回する。即ち、1.5ターン巻回した配線体14が重なる部分は、その間にリブ状部材52を介在させ、配線体14同士が接触しないようにする。
【0032】
続いて、2枚の仕切り板30,32を備えたスプール軸28をケース本体16に装着する。具体的には、ケース本体16の軸受け部48に、スプール軸28の下端部66を嵌挿すると共に、突条50と凹部70とを嵌合させる。このとき、スプール軸28は配線体14の巻回部内に位置付けられる。このため、配線体14は、スプール軸28の中央ガイド筒64の周囲に1.5ターン巻回された状態となる。
【0033】
続いて、配線体14の他端側を仕切り板30,32の下方から上方に移行させ、更に中央ガイド筒64の周囲に1.5ターン巻回した後、ケース本体16の引出し部46から外部に延出させる。このとき、配線体14の下縁部は、突条74に接触し、仕切り板30,32の表面に直接に接触することはない。
続いて、カバー18をケース本体16に装着する。具体的には、カバー18をケース本体16の開口上面に冠着し、軸受け部58にスプール軸28の上端部68を嵌挿させると共に、突起60と凹部72とを嵌合させる。このとき、ケース本体16内は、仕切り板30,32を基準にして下側収容部34と上側収容部36との2段に区分される。また、引出し部46、53が接合され、引出し口20が形成される。更に、上側収容部36内にて巻回された配線体14の最外側部分の上縁部が、抑え板22の突条38により適度の押圧力で押圧される。
【0034】
その後、カバー18の係止片54をケース本体16の係止突起44に係止させ、ケース本体16へのカバー18の冠着状態を安定的に固定し、スプールケース12を形成する。こうして、図1〜図3に示されるようにスプールケース12内に配線体14が巻回状態で収容された継電装置10が組み立てられる。
以上のように本実施形態に係る継電装置10によれば、カバー18に設けられた4枚のばね性をもつ抑え板22が上側収容部36内にて巻回されている配線体14の最外側部分の上縁部を適度の押圧力で押圧しているため、継電装置10が振動した場合における上側収容部36内での配線体14の振動は抑止される。従って、配線体14がカバー18の天井面に衝突することに起因する振動音の発生を防止できる。また、配線体14が引き出され又は巻き戻される際にも、上側収容部36内の配線体14の縁部は抑え板22の突条38に略水平に摺接して移動し、カバー18の天井面に直接に摺動することはない。従って、配線体14の摺動音を低減することができる。しかも、抑え板22はカバー18と一体に成形され、振動抑制板などの別部品を必要としないため、構成部品の点数の増加を抑制することが可能になる。従って、継電装置の小形化、軽量化を実現し、延いては、継電装置の配置上の自由度を向上することが可能になる。更に、継電装置の組立も容易になる。
【0035】
また、配線体14として、復元力の強いテープ状のフラット配線材24が複数積層されて貼り合されたもの又は単に複数積層されたものが使用されるため、スプールケース12から引き出された配線体14は、引張力が解放されると、それ自体のもつ復元力によってケース本体16内に巻き戻され、元の状態に復帰する。従って、従来の継電装置のようにワイヤハーネスを巻き戻すための巻取ばねが不要になり、構成部品の点数が少なくなくなる分だけ継電装置10を小形化し、軽量化することができる。その結果、継電装置10の配置上の自由度を増大させることができる。また、巻取ばねを組み込む必要がなくなるため、継電装置10の組立てを容易に行うことができる。
【0036】
また、スプールケース12内の2段に区分された下側及び上側収容部34,36のそれぞれに配線体14が巻回されているため、スプールケース内が2段に区分されていない従来の場合と同じターン数を上下各段に巻回すると、スプールケース12内に収容できる配線体14の長さが従来の2倍になる。従って、継電装置10からの配線体14の引出し長さを大幅に長くすることができる。
【0037】
また、スプールケース12内に巻回されている配線体14を上記の従来の場合と同じ長さにすると、下側及び上側収容部34,36内のそれぞれにて巻回するターン数が大幅に減少し、配線体14の巻回外径が小さくなり、スプールケース12、延いては継電装置10を小形化できる。しかも、この場合、配線体14が引き出された状態における上側収容部36内での巻回外径が上記した従来の場合の巻回外径よりも縮小するため、配線体14の反発力がより大きくなり、巻戻し力をより大きくできるというメリットも生じる。
【0038】
また、上側収容部36内の配線体14が引き出され又は巻き戻される際に急激な力の変化を受けても、下側収容部34内の配線体14がその力の変化を吸収する緩衝機能を果たすため、固定口26に固定されている配線体14の一端部やそこに設けられている固定コネクタにかかる負荷を低減できる。
また、下側及び上側収容部34,36の間には、仕切り板30,32が介在しているため、上下2段に巻回された配線体14の縁部が互いに接触することはない。しかも、仕切り板30,32の両面には、突条74,76がそれぞれ形成され、抑え板22の下面及びケース本体16の底面40にも、突条38、50がそれぞれ形成されているため、仕切り板30,32、抑え板22、又は底面40と配線体14の縁部との直接的な接触も防止される。従って、配線体14の引出し又は巻戻しの動作が阻害されたり、配線体14の縁部が磨耗されたりすることを防止できる。
【0039】
また、リブ状部材52により、下側収容部34内にて1ターン以上に巻回され、スプール軸28の半径方向に重なる配線体14が離間されるため、配線体14のフラット面同士の接触が防止される。従って、配線体14の引出し又は巻戻しの動作を行う際の摩擦抵抗が低減され、非常に円滑に動作を実現できる。また、配線体14をケース本体16内にて容易に巻回することが可能になり、継電装置10の組立ての際の作業性を向上できる。
【0040】
また、引出し口20の近傍に棒状ガイド62が形成されているため、仕切り板30から引出し口20に到る経路において、配線体14はその上縁部を棒状ガイド62に接触させるだけで、引出し又は巻戻しの動作が可能になる。従って、配線体14は、摩擦抵抗が低減され、非常に円滑に動作できる。
また、配線体14が外部に引き出される際、特に上側収容部36内に収容された配線体14の巻径が縮小するが、この巻径の縮小は中央ガイド筒64の径によりその下限が規定されているため、配線体14が折れ曲がることを防止できる。
【0041】
また、スプール軸28がスプールケース12の中心から引出し口20側に僅かに偏心しているため、外部に引き出された配線体14が復元力によって巻き戻される際、配線体14はケース本体16の周壁の一部にしか接触しない。従って、配線体14の摩擦抵抗が低減され、その結果、配線体14の巻戻しが阻害されたり、配線体14が折れ曲がったりすることのない円滑な動作を実現できる。
【0042】
尚、上記の実施形態において、配線体14は、その上縁部を棒状ガイド62に接触させて外部に延出しているが、例えば、仕切り板30から引出し口20に到る経路にて配線体14を90°捻り、配線体14の平坦面を棒状ガイド62に接触させて外部に延出することも可能である。これにより、引出し口20から外部に延出する配線体14の向きを90°変更し、カバー18に垂直な上方に引き出すことが可能になる。
【0043】
この場合、図5に示されるように、引出し部56は、配線体14の延出方向に沿って湾曲面をなすことが好ましい。そして、この際でも、配線体14は、その上縁部の代わりにフラット面が棒状ガイド62に接触するだけなので、配線体14の摩擦抵抗が抑制され、何らの不具合も発生しない。
また、スプールケース12は、固定口26及び引出し口20の代わりに、配線体14の両端を外部に引き出すための2つの引出し口を有していてもよい。この場合には、2つの引出し口から延出する配線体14の一端に、例えば自動車の車体側の電気回路に接続させるための固定コネクタが設けられ、他端に、例えばラゲージドアの電気回路に接続させるための可動コネクタが設けられる。
【0044】
また、配線体14は、1本のフラット配線材24から構成されてもよい。この場合でも、第1及び第2のケース本体16a,36内の各スプール軸28の中央ガイド筒64の周囲にそれぞれ1.5ターン以上巻回し、ケース本体16内に合計3ターン以上巻回すれば、配線体14は巻戻しに必要な復元力を発揮することが可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ばね性をもつ抑え板が、カバーからスプールケース内に向かって傾斜しつつスプール軸の半径方向に延び、スプールケース内にて巻回された配線体の縁部を押圧しているため、継電装置が振動しても、スプールケース内の配線体が振動してカバーの天井面に衝突することを阻止し、振動音の発生を防止することができる。このとき、抑え板は、配線体の縁部の摺動を許容しているので、スプールケース内の配線体が引き出され又は巻き戻される際、抑え板が大きな抵抗となることはない。しかも、配線体がカバーの天井面に直接に摺動することもなくなり、配線体の摺動音を低減することができる。
【0046】
更に、抑え板がカバーと一体に成形されているため、構成部品の点数が少なくなり、その結果、小形で軽量であり、配置上の自由度が大きく、組立てが容易な継電装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る継電装置の外観を示す斜視図である。
【図2】図1の継電装置の内部構造を示す斜視図である。
【図3】図2の継電装置のA−A線断面図である。
【図4】図3の継電装置のカバーに設けられた抑え板を拡大して示す斜視図である。
【図5】図1の継電装置のケース本体を示す斜視図である。
【図6】図1の継電装置のカバーを示す斜視図である。
【図7】図1の継電装置のスプール軸及び仕切り板を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 継電装置
12 スプールケース
14 配線体
16 ケース本体
18 カバー
20 引出し口
22 抑え板
24 フラット配線材
26 固定口
28 スプール軸
30,32 仕切り板
34 下側収容部(第1の収容部)
36 上側収容部(第2の収容部)
38 突条
40 底面
42 周壁
44 係止突起
46 引出し部
48 軸受け部
50 突条
52 リブ状部材
54 リング状の係止片
56 引出し部
58 軸受け部
60 突起
62 棒状ガイド
64 スプール軸の中央ガイド筒
66 スプール軸の下端部
68 スプール軸の上端部
70,72 凹部
74,76 突起

Claims (2)

  1. 開口面を有するケース本体と、前記ケース本体の開口面を覆うカバーと、前記ケース本体の周壁に形成された引出し口とを有するスプールケースと、
    前記スプールケース内に設けられたスプール軸と、
    前記スプールケース内にて前記スプール軸の周囲に巻回された巻回部を有し、一端が前記引出し口から外部に延出する可撓性をもつ帯状の配線体と、
    前記カバーと一体に成形され、前記スプールケース内に向かって傾斜しつつ前記スプール軸の半径方向に延びるばね性をもつ抑え板とを具備する継電装置であって
    (a)前記ケース本体の底面には、少なくとも1個のリブ状部材が形成され、
    (b)前記スプール軸は前記引出し口側に偏心して立設され、
    (c)前記スプール軸の外側からその半径方向に前記ケース本体の内壁面まで延びる2枚の仕切り板が、前記スプール軸と一体に成形され、該仕切り板により前記ケース本体を前記スプール軸方向に上側収容部と下側収容部とに区分し、
    (d)前記各収容部には、前記配線体がそれぞれ1.5ターン以上巻回されて収容され、
    (e)前記抑え板の下面には、突条が、長手方向に沿って先端部からカバー側に向って連続的に厚さが増加するように形成され、前記スプールケース内にて巻回された前記配線体の縁部に略水平に摺接する、
    ことを特徴とする継電装置。
  2. 前記配線体は、絶縁材により被覆された導線列からなり、前記スプールケース内に巻回状態で収容されたときにばね性を発揮する、請求項1に記載の継電装置。
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