JP3998856B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタルカラー複写機やカラーイメージスキャナ,カラープリンタ等の画像形成装置、特に形成する画像の色の補正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー複写機等では原稿の画像の色を忠実に再現する必要がある。このため、例えば特開平9ー186900号公報に示されているように、カラー画像を形成するトナー固有の特性と経時変化する複写機等の固有の特性に応じてカラーバランスの自動設定を実現するに際して、カラーバランス条件の算出やバランス設定のための演算処理の簡素化と操作者の作業が容易にできるテストシートを作成して使用するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらカラー複写機で一度複写したものを原稿にして二度目の複写を行い、二度目に複写したものを原稿にして三度目の複写を行うといったことを繰り返すと、複写した原稿の色は一般的にはどんどんオリジナルの色から離れていってしまう。
【0004】
また、複写したものを原稿にして再度転写紙に複写する場合に、同じカラー複写機で複写されるとは限らないし、色味もマニアル操作で故意に変えられている場合もある。このためカラー複写機には色を調整する機能は有っても、オリジナルの色が分からないため、上記のように何度も複写を繰り返すとオリジナルの色を転写紙に再現することはほとんど不可能だった。
【0005】
この発明はかかる短所を改善し、複写した画像を原稿にして複写することを繰り返してもオリジナルの色から複写した画像の色がずれることを防ぐことができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る画像形成装置は、原稿読取部で読み取った原稿の画像データを画像形成部の感光体に書き込む書込制御部には、基準色データメモリと画像処理ユニットとセレクタと基準色パターン認識部と濃度変換部を有し、前記基準色データメモリには各色ごとの基準色を示す基準色画像データが格納され、前記画像処理ユニットは前記原稿読取部で読み取った原稿の画像データを処理して前記セレクタと前記基準色パターン認識部に送り、前記セレクタは前記濃度変換部に対する前記基準色データメモリと前記画像処理ユニットとの接続を切り換え、前記基準色パターン認識部は前記画像処理ユニットで処理している画像信号に基準色パッチパターンがあるか否かを認識し、基準色パッチパターンがないことを確認すると前記セレクタを前記基準色データメモリ側に接続して前記濃度変換部に各色の基準色を示す基準色画像データを送り、前記濃度変換部は送られた基準色画像データを操作者が指定した原稿の画像の色合いや濃度に応じて変更し、変更した基準色画像信号をレーザドライバに送り、変更した基準色画像信号による画像を感光体に書き込ませ、その後、前記基準色パターン認識部は前記セレクタを前記画像処理ユニット側に切り換え、読み取った画像の画像信号を前記画像処理ユニットから前記濃度変更部に送り、前記濃度変更部は送られた原稿の画像信号を基準色画像信号に加えた色合いや濃度と同じ値で変更してレーザドライバに送り、変更した画像信号による画像を感光体に書き込ませ、前記画像形成部は感光体に書き込まれた変更した画像信号による画像とともに変更した基準色画像信号による画像を転写材に形成することを特徴とする。
【0007】
前記濃度変換部で変更した基準色画像信号の画像は、階調性を有する少なくもイエロー,マゼンタ,シアンのパッチパターンであることが望ましい。
【0008】
前記書込制御部に基準色ズレ量判定部を有し、前記基準色パターン認識部は前記画像処理ユニットで処理している画像信号に基準色パッチパターンがあることを認識すると、前記セレクタを前記画像処理ユニット側に接続し、前記基準色ズレ量判定部は前記基準色パターン認識部で認識した基準色パッチパターンの色と前記基準色データメモリに格納されている基準色画像データの色を比較して基準色パッチパターンの色ズレ量を判定し、前記濃度変換部は前記基準色ズレ量判定部で判定した基準色パッチパターンの色ズレ量が最小になるように前記画像処理ユニットから送られる基準色パッチパターンと原稿の画像信号の色を補正してレーザドライバに送ると良い。
【0009】
また、前記濃度変換部は原稿の画像信号の色を補正するとき、原稿の定められた位置で画像補正のための情報を読み取った結果、高濃度のパターンは読み取れても地肌濃度と濃度差がなく、低濃度のパターンを読み取れない場合は、地肌濃度に一定の値を加えた値を低濃度のパターンを読み取った値と置き換えて複写する画像の色味を補正すると良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の画像形成装置の書込制御部には画像処理ユニットと基準色パターン認識部と基準色データメモリとセレクタと濃度変換部と基準色ズレ量判定部とセレクト信号発生部を有する。
【0015】
画像処理ユニットに原稿の画像信号が送られると、基準色パターン認識部は画像処理ユニットで処理している画像信号に基準色パッチパターンがあるかどうかを確認し、オリジナル原稿を読み取ったときには、オリジナル原稿には基準色パッチパターンがないからセククタを基準色データメモリ側に接続し、あらかじめ定められた一定時間後に基準色データメモリからクロック信号に同期して濃度変換部にイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の基準色を示す基準色画像データを送り出す。濃度変換部は送られた基準色画像データを操作者が指定した原稿の画像の色合いや濃度に応じて変更し、変更した基準色画像信号をレーザドライバに送り、レーザ発光部を点灯して感光体に基準色画像信号による静電潜像を書き込む。その後、基準色パターン認識部はセレクタを画像形成ユニット側に切り換え、読み取った画像の画像信号を画像処理ユニットから濃度変更部に送る。濃度変更部は送られた原稿の画像信号を基準色画像信号に加えた色合いや濃度と同じ値で変更してレーザドライバに送り、感光体に原稿の画像信号に応じた静電潜像を形成する。この感光体に形成された基準色画像の静電潜像と原稿の画像の静電潜像を現像装置で現像して転写紙に転写し、転写紙に基準色パッチパターンと原稿から読み取った画像を形成する。
【0016】
この基準色パッチパターンを有する転写紙に形成されたフルカラーの画像を原稿にして複写する場合、読み取った画像信号が画像処理ユニットに送られると、基準色パターン認識部は画像処理ユニットで処理している画像信号に基準色パッチパターンがあることを確認するとセレクタを画像処理ユニット側に接続したままにして、基準色ズレ量判定部に基準色パッチパターンの各色信号を送る。基準色ズレ量判定部は送られた基準色パッチパターンの色と基準色データメモリに格納してある基準色とのズレ量を判定し、判定した結果をセレクト信号発生部に送る。セレクト信号発生部は送られたズレ量が最小になるように濃度変換部の補正値を選択する。濃度変換部は選択された補正値で画像処理ユニットから送られる基準色パッチパターンと転写紙に形成された画像の色を補正してレーザドライバに送り、感光体に静電潜像を形成する。
【0017】
【実施例】
図1はこの発明の一実施例のデジタルカラー複写機の構成図である。図に示すように、カラー複写機1は原稿読取部2とイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の4ドラム式の画像形成部3を有する。原稿読取部2はコンタクトガラス4と、反射器6,7を有する露光ランプ5と、露光ランプ5と共に移動する移動ミラー8と、移動ミラー8の1/2の移動速度で同一方向に移動する移動ミラー9,10と、レンズ11と、ダイクロイックミラー12及びCCD13B,13G,13Rを有する。
【0018】
画像形成部3はイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の感光体21Y,21M,21C,21Kと、各感光体21Y〜21Kに画像を書き込むポリゴンミラー22Y〜22Kとスキャナモータ23Y〜23Kと、各感光体21Y〜21Kの周囲に配置された帯電手段24Y〜24Kと現像装置25Y〜25Kと除電手段26Y〜26Kと転写手段27Y〜27Kとクリーニング手段28Y〜28Kと、駆動ローラ29と従動ローラ30に巻き回され、給紙手段31に貯蔵された転写紙32を各感光体21Y〜21Kと転写手段27Y〜27Kの間に搬送する搬送ベルト33及び搬送ベルト33の下流側に設けられた定着手段34を有する。
【0019】
このカラー複写機1の書込制御部には図2のブロック図に示すように増幅・A/D変換部41B,41G,41Rと同期メモリ42B,42G,42Rと画像処理ユニット43と基準色パターン認識部44と基準色データメモリ45Y,45M,45C,45Kとセレクタ46と濃度変換部47Y,47M,47C,47Kと基準色ズレ量判定部48とセレクト信号発生部49とレーザドライバ50Y,50M,50C,50K及びレーザ発光部51Y,51M,51C,51Kを有する。基準色パターン認識部44は画像処理ユニット43で処理している画像信号に基準色パッチパターンがあるか否を認識する。基準色データメモリ45Y〜45Kにはイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の基準色を示す基準色画像データが格納されている。濃度変換部47Y〜47Kは例えば図3に示すように、イエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の各色毎に、図4に示すように、入力信号に対して出力信号を変更する複数の補正特性例えば3種類の補正特性a〜補正特性cを格納したメモリを有する色補正回路471a〜471cが設けられ、操作者の操作パネル14の操作や基準色ズレ量判定部48の判定結果によりセレクト信号発生部49で選択したセレクト信号によりアクティブになった色補正回路471a〜471cのいずれかにより入力した画像信号の色合いや濃度を変更する。基準色ズレ量判定部48は基準色パターン認識部44で認識した基準色パッチパターンの色と基準色データメモリ45Y〜45Kに格納されている基準色画像データの色を比較して基準色パッチパターンの色ズレ量を判定する。
【0020】
このカラー複写機1で操作者がコンタクトガラス4上に原稿をセットして操作パネル14上のスタートキー15を押すと露光ランプ5が点灯し、露光ランプ5から出た光は反射器6,7からの光りと合わさってコンタクトガラス4上に置かれた原稿を照射する。原稿からの反射光は露光ランプ5と一体になって移動する移動ミラー8で反射され、移動ミラー8の1/2の移動速度で同一方向に移動する移動ミラー9,10で反射され、レンズ11を通りダイクロイックミラー12に入り光の3原色に分解されて、ブルー(B)の光はCCD13Bに結像し、グリーン(G)の光はCCD13Gに結像し、レッド(R)の光はCCD13Rに結像する。CCD13B〜13Rは結像した光量に応じた電圧を増幅・A/D変換部41B〜41Rに出力する。増幅・A/D変換部41B〜41Rは送られた1画素毎の微少信号を増幅してA/D変換を行い、例えば8bitのデジタル信号に変換する。このデジタル信号はクロック発生部で作られるクロック信号に同期して同期メモリー42B〜42Rに一旦蓄えられる。同期メモリー42B〜42Rに蓄えられた画像信号は転写紙32にイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の4色分の画像が重なるようなタイミングでそれぞれ読み出され画像処理ユニット43に送られる。
【0021】
このように原稿の画像を読み取り転写紙32にフルカラーの画像を形成する場合に、原稿の先端部を読み取り、読み取った画像信号が送られ始めた原稿の最初の一定範囲例えば4mm程度の間は一般的に画像処理ユニット43で画像信号の流れを遮断して転写紙32の先端部の一定範囲には画像を形成せず白抜きにしている。そこで、この白抜きにする区間を利用して画像補正を行うために必要な基準色情報を基準色パッチパターンとして形成する。
【0022】
画像処理ユニット43に画像信号が送られると、基準色パターン認識部44は画像処理ユニット43で処理している画像信号に基準色パッチパターンがあるかどうかを確認する。オリジナル原稿を読み取ったときには、オリジナル原稿には基準色パッチパターンがないから基準色パターン認識部44は基準色パッチパターンがないことを確認すると、セククタ46を基準色データメモリ45Y〜45K側に接続し、あらかじめ定められた一定時間後に基準色データメモリ45Y〜45Kからクロック信号に同期して濃度変換部47Y〜47Kにイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の基準色を示す基準色画像データを送り出す。濃度変換部47Y〜47Kは送られた基準色画像データを、操作者が原稿の画像の色合いや濃度に応じて操作パネル14上の濃度可変ボタンの薄いボタン16や濃いボタン17の操作することによりセレクト信号発生部49で発生したセレクト信号でアクティブになった色補正回路471a〜471cのいずれかにより色合いや濃度を変更し、変更した基準色画像信号をレーザドライバ50Y〜50Kに送る。レーザドライバ50Y〜50Kは送られた基準色画像信号に応じて1画素毎に時間変調を加えてレーザ発光部51Y〜51Kを点灯する。このレーザ発光部51Y〜51Kからの変調されたレーザ光はスキャナモータ23Y〜23Kにより回転しているポリゴンミラー22Y〜22Kに照射され、ポリゴンミラー22Y〜22Kから反射したレーザ光はf・θレンズにより感光体21Y〜21Kの表面を等速で走査するよう光学的補正が加えられた後、帯電手段24で均一に帯電した感光体21Y〜21Kの表面を回転方向に対して垂直に走査して感光体21Y〜21Kに基準色画像信号による静電潜像を、転写紙32の先端部の一定範囲の白抜きにする区間に対応する感光体21Y〜21Kの位置に形成する。このレーザ光で感光体21Y〜21Kを走査するときに、各色毎に独立して作成する画像が転写紙32に正確に重ね合わされるように、感光体21Y〜21Kの走査を開始する位置をフォトセンサで検出して書込みタイミングを各色毎に調整している。
【0023】
その後、基準色パターン認識部44はセレクタ46を画像形成ユニット43側に切り換え、画像処理ユニット43は同期メモリ42B〜42Rから送られた画像信号をγ補正回路によりγ補正し、マスキング処理回路により色の濁りを取り除き、UCR処理回路にて下色除去補正して墨入れ処理回路にて黒の画像信号を作り出すといったような信号処理を行った後、セレクタ46を経由して濃度変更部47Y〜47Kに送る。濃度変更部47Y〜47Kは送られた原稿の画像信号を基準色画像信号に加えた色合いや濃度と同じ色補正回路471で変更してレーザドライバ50Y〜50Kに送る。レーザドライバ50Y〜50Kは送られた画像信号に応じて1画素毎に時間変調を加えてレーザ発光部51Y〜51Kを点灯し、感光体21Y〜21Kの表面を走査して感光体21Y〜21Kに原稿の画像信号に応じた静電潜像を形成する。
【0024】
各感光体21Y〜21Kに形成した基準色画像の静電潜像と原稿の画像の静電潜像は現像装置25Y〜25Kでそれぞれ現像され可視画像になる。この感光体21Y〜21Kに形成されている可視画像を搬送ベルト33により所定タイミングで搬送されている転写紙32に転写して、イエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の順に重ね合わせ、図5に示すように、転写紙32の先端部にイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の基準色を示す基準色パッチパターン60を形成し、転写紙32の所定の位置に原稿から読み取った画像を形成し、定着手段34で定着して排出する。
【0025】
この転写紙32に形成された基準色パッチパターン60は、イエロー(Y)のダークYDと中間調YN2と中間調YN1とハイライトYLと、マゼンタ(M)のダークMDと中間調MN2と中間調MN1とハイライトMLと、シアン(C)のダークCDと中間調CN2と中間調CN1とハイライトCL及び黒(K)のダークKDと中間調KN2と中間調KN1とハイライトKLから構成している。
【0026】
この基準色パッチパターン60を有する転写紙32に形成されたフルカラーの画像を原稿にして複写する場合、CCD13B〜13Rで読み取った画像信号が画像処理ユニット43に送られると、基準色パターン認識部44は画像処理ユニット43で処理している画像信号に基準色パッチパターン60があるか否を確認する。この確認の結果、画像信号に基準色パッチパターン60があると、基準色パターン認識部44はセレクタ46を画像処理ユニット43側に接続したままにして、基準色ズレ量判定部48に基準色パッチパターン60のイエロー(Y)とマゼンタ(M)とシアン(C)及び黒(K)の各色信号を送る。基準色ズレ量判定部48は送られた基準色パッチパターン60の色と基準色データメモリ45Y〜45Kに格納してある基準色とのズレ量を判定し、判定した結果をセレクト信号発生部49に送る。セレクト信号発生部49は送られたズレ量が最小になるように濃度変換部47Y〜47Kの色補正回路471a〜471cのいずれかを選択するセレクト信号を選択して濃度変換部47Y〜47Kに送る。濃度変換部47Y〜47Kは送られたセレクト信号により選択された色補正回路471により画像処理ユニット43から送られる基準色パッチパターン60と転写紙32に形成された画像の色を補正してレーザドライバ50Y〜50Kに送る。この転写紙32に形成された画像の色を補正するときに、高濃度のパターンは読み取れても地肌濃度と濃度差がなく、低濃度のパターンを読み取れない場合は、地肌濃度に一定の値を加えた値を低濃度のパターンを読み取った値と置き換えて画像の色味を補正する。レーザドライバ50Y〜50Kは送られた画像信号に応じて1画素毎に時間変調を加えてレーザ発光部51Y〜51Kを点灯し、感光体21Y〜21Kの表面を走査して感光体21Y〜21Kに転写紙32に形成された基準色パッチパターン60と画像に応じた静電潜像を形成する。
【0027】
このように複写のたびに基準色パッチパターン60を転写紙32の端部に付加しておき、次にこの転写紙32を原稿として読み取ったときに、基準色パッチパターン60を読んだ画像信号をあらかじめ定めておいた値になるように補正し、転写紙32の画像部を読み込んだ信号も同じ色補正回路471で補正することにより、複写を繰返してもオリジナルの色から複写した色がずれることを防ぐことができる。
【0028】
上記実施例は転写紙32の先端部に基準色パッチパターン60を形成した場合について説明したが、基準色データメモリ45Y〜45Kからの読み出しタイミングを変更することにより、図6に示すように、転写紙32の後端部や左右の端部にも基準色パッチパターン60を形成しても良い。このように基準色パッチパターン60を転写紙32の各端部に形成することにより、転写紙32に形成された画像を原稿にして再度複写する場合に、原稿として使用する転写紙32をコンタクトガラス4にセットする方向を気にする必要が無く、使い勝手を良くすることができる。
【0029】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、読み取った画像の色合いや濃度を補正して転写材に複写するときに、補正した画像とともに画像補正のために情報を転写材に付加するから、複写した画像の補正の内容を容易に確認することができる。
【0030】
また、画像補正のために情報として階調性を有する少なくもイエロー,マゼンタ,シアンのパッチパターンを示すことにより、複写した画像の色補正の情報を容易に確認することができる。
【0031】
さらに、画像補正のために情報は、あらかじめ記憶した基準色データに読み取った画像の色合いや濃度の補正と同じ補正を加えて付加することにより、複写した画像の色の基準色とのズレ量を精度良く確認することができる。
【0032】
また、画像補正のために情報が付加された画像を原稿にして複写するときに、付加された画像補正のために情報とあらかじめ記憶した基準色データの色のズレ量から読み取った画像の色を補正することにより、複写を繰返してもオリジナルの色から複写した色がずれることを防ぐことができる。
【0036】
また、読み取った画像を転写材に複写するときに、原稿の定められた位置で画像補正のための情報を読み取った結果、高濃度のパターンは読み取れても地肌濃度と濃度差がなく、低濃度のパターンを読み取れない場合は、地肌濃度に一定の値を加えた値を低濃度のパターンを読み取った値と置き換えて複写する画像の色味を補正することにより、複写した原稿の色ずれを精度良く防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のデジタルカラー複写機の構成図である。
【図2】上記実施例の書込制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】濃度変換部の構成図である。
【図4】濃度の補正特性を示す入出力特性図である。
【図5】転写紙に形成された基準色パッチパターンの表示図である。
【図6】転写紙に形成された他の基準色パッチパターンの表示図である。
【符号の説明】
1;カラー複写機、2;原稿読取部、3;画像形成部、13;CCD、
21;感光体、32;転写紙、41;増幅・A/D変換部、
42;同期メモリ、43;画像処理ユニット、44;基準色パターン認識部、
45;基準色データメモリ、46;セレクタ、47;濃度変換部、
48;基準色ズレ量判定部、49;セレクト信号発生部、
50;レーザドライバ、51;レーザ発光部。

Claims (4)

  1. 原稿読取部で読み取った原稿の画像データを画像形成部の感光体に書き込む書込制御部には、基準色データメモリと画像処理ユニットとセレクタと基準色パターン認識部と濃度変換部を有し、
    前記基準色データメモリには各色ごとの基準色を示す基準色画像データが格納され、
    前記画像処理ユニットは前記原稿読取部で読み取った原稿の画像データを処理して前記セレクタと前記基準色パターン認識部に送り、
    前記セレクタは前記濃度変換部に対する前記基準色データメモリと前記画像処理ユニットとの接続を切り換え、
    前記基準色パターン認識部は前記画像処理ユニットで処理している画像信号に基準色パッチパターンがあるか否かを認識し、基準色パッチパターンがないことを確認すると前記セレクタを前記基準色データメモリ側に接続して前記濃度変換部に各色の基準色を示す基準色画像データを送り、
    前記濃度変換部は送られた基準色画像データを操作者が指定した原稿の画像の色合いや濃度に応じて変更し、変更した基準色画像信号をレーザドライバに送り、変更した基準色画像信号による画像を感光体に書き込ませ、
    その後、前記基準色パターン認識部は前記セレクタを前記画像処理ユニット側に切り換え、読み取った画像の画像信号を前記画像処理ユニットから前記濃度変更部に送り、前記濃度変更部は送られた原稿の画像信号を基準色画像信号に加えた色合いや濃度と同じ値で変更してレーザドライバに送り、変更した画像信号による画像を感光体に書き込ませ、
    前記画像形成部は感光体に書き込まれた変更した画像信号による画像とともに変更した基準色画像信号による画像を転写材に形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記濃度変換部で変更した基準色画像信号の画像は、階調性を有する少なくもイエロー,マゼンタ,シアンのパッチパターンである請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記書込制御部に基準色ズレ量判定部を有し、
    前記基準色パターン認識部は前記画像処理ユニットで処理している画像信号に基準色パッチパターンがあることを認識すると、前記セレクタを前記画像処理ユニット側に接続し、
    前記基準色ズレ量判定部は前記基準色パターン認識部で認識した基準色パッチパターンの色と前記基準色データメモリに格納されている基準色画像データの色を比較して基準色パッチパターンの色ズレ量を判定し、
    前記濃度変換部は前記基準色ズレ量判定部で判定した基準色パッチパターンの色ズレ量が最小になるように前記画像処理ユニットから送られる基準色パッチパターンと原稿の画像信号の色を補正してレーザドライバに送ることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度変換部は原稿の画像信号の色を補正するとき、原稿の定められた位置で画像補正のための情報を読み取った結果、高濃度のパターンは読み取れても地肌濃度と濃度差がなく、低濃度のパターンを読み取れない場合は、地肌濃度に一定の値を加えた値を低濃度のパターンを読み取った値と置き換えて複写する画像の色味を補正することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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