JP3998166B2 - クランク軸縦置きエンジンの高圧燃料ポンプ駆動装置 - Google Patents

クランク軸縦置きエンジンの高圧燃料ポンプ駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランク軸縦置きエンジンにおける高圧燃料ポンプ駆動装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、自動車用エンジンにおいては、カムシャフトの回転により高圧燃料ポンプを駆動させ、高圧燃料を筒内に直接噴射する方式が知られているが、船外機用エンジンでは未だ開発されていない。そこで、この方式を船外機用エンジンに採用することが考えられ、その場合、クランク軸に駆動プーリを取り付けるとともに、高圧燃料ポンプの回転軸に従動プーリを取り付け、駆動プーリの回転をベルトを介して従動プーリに伝達させる方式が考えられる。
【0003】
ところで、船外機用エンジンにおいては、エンジンがカウリング(ハウジング)という制約されたスペースの中に配置されており、自動車のような大がかりな冷却系を設けることが困難なため、エンジンの雰囲気温度が高く燃料中に気泡が発生し易くなり、この気泡が燃料噴射弁に流入すると燃料供給にばらつきが生じてしまう。そのため、高圧燃料供給系に必要以上の燃料が流れると、燃料が高圧のため燃料供給系の配管抵抗、フィルタによる圧力損失が増大するため、燃料温度が上昇し気泡が発生してしまい、この気泡が燃料噴射弁に流入すると燃料供給にバラツキが生じてしまう。従って、高圧燃料供給系に適正な燃料を供給するためには、クランク軸と高圧燃料ポンプの回転軸の間で適切な減速比が得られるように、駆動プーリと従動プーリの径を設定する必要がある。一方で、船外機用エンジンは、エンジンがカウリング(ハウジング)という制約されたスペースの中に配置されており、エンジンのコンパクト化が課題となっている。従って、所望の減速比を確保しつつ駆動プーリの径を小さくすることができれば、従動プーリの径も小さくなり、その分だけエンジンのコンパクト化を図ることができる。また、駆動プーリの径を小さくして減速比を大きくすることができれば、出力が異なるエンジンにも同一の高圧燃料ポンプを使用して部品の共通化を図ることができる。
【0004】
また、高圧燃料ポンプのような重量物(2〜3kg)は、なるべくクランク軸に近く振動が小さい箇所に設けたいのであるが、高圧燃料ポンプ付近にフライホイールやカム駆動プーリのようなクランク軸径方向に大きな回転体がある場合、回転体の下側に駆動用ベルトをレイアウトすると、回転体を取り外さないとベルトが付かないため、ベルトメンテナンスの作業性が悪化するという問題があり、逆にベルトメンテナンスの作業性を良好に維持しようとすると、高圧燃料ポンプをクランク軸に近づけられなくなってしまう。また、回転体の下側に駆動プーリを設けると、駆動プーリの小径化には限界があり、所望の減速比を得るには従動プーリの径を大きくしなければならない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するものであって、所望の減速比を確保しつつエンジンのコンパクト化を図ることができるクランク軸縦置きエンジンにおける高圧燃料ポンプ駆動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、クランク軸10が縦置きに配置された船外機用エンジン2において、前記クランク軸に固定されたフライホイールからなる回転体80と、該回転体を覆う回転体カバー81と、前記エンジンがエンジンカバー1aで覆われ、該エンジンカバーには、前記回転体カバーの側方に空気取入口1bが形成され、前記回転体カバーには、クランク軸に対向してクランク軸先端より大径の開口81aが形成され、該開口にキャップ91が着脱自在に圧入され、前記回転体の上方にクランク軸に固定された駆動プーリ50と、エンジンボディ7上に固定された高圧燃料ポンプ32と、前記高圧燃料ポンプの回転軸51に固定された従動プーリ52と、前記駆動プーリ及び従動プーリ間に張設された駆動ベルト41とを備え、たことを特徴とし、請求項2記載の発明は、請求項1において、前記駆動プーリ、従動プーリ及び駆動ベルトは歯付きであることを特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項1、2において、前記エンジンボディ上に駆動ベルト41を押圧するベルトテンショナー58を設けたことを特徴とし、請求項4記載の発明は、請求項1〜3において、前記エンジンは、複数の気筒をVバンクをなすように2列に配設しており、前記高圧燃料ポンプ32を前記Vバンクの間に配設したことを特徴とし、請求項5記載の発明は、請求項1〜4において、前記エンジンボディ内にVバンクに近接して排気通路15が形成されていることを特徴とする。
以上
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明のクランク軸縦置きエンジンにおける高圧燃料ポンプ駆動装置の1実施形態を示す模式図であり、図(A)はエンジンの平面図、図(B)は図(A)のB−B線に沿う縦断面図、図(C)は船外機の側面図、図(D)は燃料供給系の構成図である。
【0008】
図(C)において、1は船外機であり、クランク軸10(図A)が縦置状態で搭載されるエンジン2と、エンジン2の下端面に接続されエンジン2を支持するガイドエキゾースト部3と、ガイドエキゾースト部3の下端面に接続されるアッパケース4、ロアケース5及びプロペラ6からなる。上記エンジン2は、筒内噴射式V型6気筒2サイクルエンジンであり、6つの気筒7a〜7f(図B)が平面視でVバンクをなすように横置き状態で且つ縦方向に2列に配設されたシリンダボディ7に、シリンダヘッド8が連結、固定されている。
【0009】
上記気筒7a〜7f内には、ピストン11が摺動自在に嵌合配置され、各ピストン11はクランク軸10に連結されている。シリンダヘッド8には、磁力で開閉作動されるソレノイド開閉式の燃料噴射弁13及び点火プラグ14が挿入配置されている。気筒7a〜7fは、それぞれ掃気ポート(図示せず)によりクランク室12に連通され、また、気筒7a〜7fには排気ポート15が接続されている。図(B)の左バンクの排気ポート15は左集合排気通路16に、右バンクの排気ポート15は右集合排気通路17に合流されている。エンジン2のクランク室12には、吸気マニホールドから分岐する吸気通路19が接続されており、該吸気通路19のクランク室12への接続部には、逆流防止用のリード弁20が配設され、また、リード弁20の上流側には、エンジン内にオイルを供給するためのオイルポンプ21と、吸気量を調節するためのスロットル弁22が配設されている。
【0010】
図(D)に示すように、船体側に設置されている燃料タンク23内の燃料は、手動式の第1の低圧燃料ポンプ25によりフィルタ26を経て船外機側の第2の低圧燃料ポンプ27に送られる。この第2の低圧燃料ポンプ27は、エンジン2のクランク室12のパルス圧により駆動されるダイヤフラム式ポンプであり、燃料を気液分離装置であるベーパーセパレータタンク29に送る。ベーパーセパレータタンク29内には、電動モータにより駆動される燃料予圧ポンプ30が配設されており、燃料を加圧し予圧配管31を経て高圧燃料ポンプ32に送る。エンジン2は複数の気筒7a〜7fがVバンクをなすように2列に配設されており、燃料供給レール33は、各列のシリンダヘッド8に縦方向に固定されている。高圧燃料ポンプ32の吐出側は、燃料供給レール33に接続されるとともに、高圧圧力調整弁35および燃料冷却器36、戻り配管37を介してベーパーセパレータタンク29に接続されている。また、予圧配管31とベーパーセパレータタンク29間には予圧圧力調整弁39が設けられている。
【0011】
高圧燃料ポンプ32は、ポンプ駆動ユニット40により駆動される。このポンプ駆動ユニット40は駆動ベルト41を介してクランク軸10に連結されている。ベーパーセパレータタンク29内の燃料は、燃料予圧ポンプ30により例えば3〜10kg/cm2程度に予圧され、加圧された燃料は、高圧燃料ポンプ32により50〜100kg/cm2程度若しくはそれ以上に加圧され、加圧された高圧燃料は、高圧圧力調整弁35にて設定圧を越える余剰燃料がベーパーセパレータタンク29に戻され、必要な高圧燃料分のみを燃料供給レール33に供給し、各気筒7a〜7fに装着した燃料噴射弁13に供給するようにしている。
【0012】
ECU(電子制御装置)42には、エンジン2の駆動状態、船外機1や船の状態を示す各種センサからの検出信号が入力される。例えば、クランク軸10の回転角(回転数)を検出するエンジン回転数センサ43、吸気通路19内の温度を検出する吸気温センサ44、スロットル弁22の開度を検出するスロットル開度センサ45、最上段の気筒7d内の空燃比を検出するに空燃比センサ46、高圧燃料配管内の圧力を検出する燃料圧力センサ47、エンジンの冷却水温度を検出する冷却水温センサ48等が設けられている。ECU42は、これら各センサの検出信号を制御マップに基づき演算処理し、制御信号を燃料噴射弁13、点火プラグ14、オイルポンプ21、予圧燃料ポンプ30に伝送する。
【0013】
図2は、図1の船外機の平面図である。なお、以下の説明では前述の図と同一の構成には同一番号を付けて説明を省略する場合がある。クランク軸10にはフライホイール80が固定され、その上部すなわちクランク軸10の上端の小径部に駆動プーリ50が取り付けられ、また、ポンプ駆動ユニット40の回動軸51には従動プーリ52が設けられ、駆動プーリ50と従動プーリ52には駆動ベルト41が張設されている。ポンプ駆動ユニット40にはボルト64により高圧燃料ポンプ32が取り付けられている。これによりクランク軸10の回転が駆動ベルト41を介して回動軸51に伝達され、高圧燃料ポンプ32を駆動するようにしている。
【0014】
シリンダボディ7には取付用ステー53が固定され、ポンプ駆動ユニット40は、取付用ステー53及びシリンダボディ7に3本のボルト54、55、56により取り付けられている。また、燃料供給レール33および燃料噴射弁13は、シリンダヘッド8にボルトにより固定され、燃料噴射弁13は燃料供給レール33に接続されている。また、高圧燃料ポンプ32は燃料給排ユニット60を有し、燃料給排ユニット60の2つの出口と左右の燃料供給レール33はそれぞれコネクタ61、62およびフレキシブル配管63により接続されている。
【0015】
なお、図中、1aはエンジン2を覆うカウリング(エンジンカバー)、57はスタータモータ、58はベルトテンショナー、59はサイレンサである。カウリング1aには、エンジン2の両側に空気取入口1bが形成されている。また、エンジン2の上部には、フライホイール80、駆動プーリ50、従動プーリ52、高圧燃料ポンプ32等を覆う回転体カバー81が装着されている。
【0016】
図3は、図2のY方向から見た図であり、高圧燃料噴射ユニット65のエンジン2への取付状態を示す分解斜視図である。なお、本例においては、高圧圧力調整弁35は高圧燃料ポンプ32内に内蔵されている。シリンダボディ7の前方上部には3つのボス66、67、68が形成されており、ボス66、67にボルト69により取付用ステー53が固定される。ポンプ駆動ユニット40にはボルト64により高圧燃料ポンプ32が固定され、ポンプ駆動ユニット40は、ボルト55、54により取付用ステー53のボルト孔53a、53bに固定されると共に、ボルト56によりシリンダボディ7のボス68に固定される。
【0017】
左右のシリンダヘッド8には、燃料噴射弁13挿入用のボス70と、燃料噴射弁13固定用のボス71と、点火プラグ14挿入用の軸穴72が縦方向に3つづつ合計6つ形成され、また、燃料供給レール33固定用のボス73が2つづ合計4つ形成されている。燃料噴射弁13の一端は、燃料供給レール33の燃料通路に圧入されて仮止めされ、燃料噴射弁13が装着された燃料供給レール33は、ボルト75によりシリンダヘッド8のボス73に固定される。燃料噴射弁13は外周にフランジ13aを有し、フランジ13aに取付金具76を装着し、この取付金具76をボルト77によりボス71に固定することにより、燃料噴射弁13はシリンダヘッド8に固定される。
【0018】
高圧燃料ポンプ32に固定された燃料給排ユニット60の入口にはコネクタ79が取り付けられ、コネクタ79にはベーパーセパレータタンク29に接続された予圧配管31が装着されている。燃料給排ユニット60の出口にはコネクタ61が取り付けられ、コネクタ61と左右の燃料供給レール33の上部にはそれぞれフレキシブル配管63およびコネクタ62により接続されている。
【0019】
図4は図2のX方向から見た拡大側面図、図5(A)は図4の平面図、図5(B)は図5(A)のベルトテンショナーの断面図である。図4には、図2で説明したクランク軸10に固定されたフライホイール80、フライホイール80の上部でクランク軸10の上端に固定された駆動プーリ50、ポンプ駆動ユニット40の回動軸51には固定された従動プーリ52、駆動プーリ50と従動プーリ52間に張設された駆動ベルト41、ベルトテンショナー58、回転体カバー81、回転体カバー81の側方に形成された空気取入口1bが示されている。空気取入口1bは筒状になっており、カウリングの後面に形成された空気口1cから図示矢印に示すように空気が取り入れられる。
【0020】
図4及び図5に示すように、駆動プーリ50及び従動プーリ52は歯付プーリで、駆動ベルト41は歯付ベルトであり、また、駆動プーリ50の径は、従動プーリ52の径よりも小さく設計し、所望の減速比を得るようにしている。シリンダボディ7上にはボス7gが形成され、このボス7gにブラケット82がボルト83、84、85により固定されている。
【0021】
ベルトテンショナー58は、ブラケット82にボルト86により固定される筒状の固定軸58aと、固定軸58aに取り付けられた支持部材58bと、支持部材58bの一側に鉛直方向に立設されたスプリング受け58cと、支持部材58bの他側に形成された軸孔58dと、固定軸58aの外側にベアリング58eを介して回動自在に装着されたテンションプーリ58fとから構成されている。一方、ブラケット82の一端にはスプリング受け82aが立設され、他端には枢支軸82bが形成され、両スプリング受け82a、58c間にスプリング87が張設されている。固定軸58aには、位置調整用の長孔58gが形成されている。
【0022】
ベルトテンショナー58の取付は、駆動ベルト41を張設した状態で、支持部材58bの軸孔58dを枢支軸82bに嵌合し、スプリング87によりテンションプーリ58fを枢支軸82bを支点として回動して駆動ベルト41面に押圧し、駆動ベルト41に所定の張力が付与される位置でボルト86によりブラケット82に固定する。
【0023】
図6は、回転体カバーの他の例を示し、図6(A)は平面図、図6(B)は断面図、図6(C)はハンガーを取り付けた状態を示す断面図である。図6には、前述したクランク軸10、フライホイール80、回転体カバー81が示され、回転体カバー81はエンジンボディに立設されたステーに嵌合されている。回転体カバー81には、クランク軸10に対向してクランク軸10先端より大径の開口81aが形成され、該開口81aにキャップ91が圧入され、水の侵入を防止している。そして、キャップ91を取り外し、図6(C)に示すように、クランク軸10の先端にハンガー92を螺合させるこにより、回転体カバー81を取り外すことなく、エンジンを吊り上げることができる。
【0024】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては、2サイクルエンジンに適用しているが、4サイクルエンジンに適用可能である。その場合、駆動プーリは、フライホイールやカム駆動プーリのような回転体の上部に設けることになる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1、2記載の発明によれば、駆動プーリをクランク軸の上端の小径部に固定したので、所望の減速比を確保しつつ駆動プーリの径を小さくすることができ、従って、従動プーリの径も小さくなり、その分だけエンジンのコンパクト化を図ることができる。また、従動プーリをクランク軸に近づけることができ、振動の影響を低減させ耐久性を向上させることができる。また、駆動プーリの径を自由に変更することにより、出力が異なるエンジンにも同一の高圧燃料ポンプを使用して部品の共通化を図ることができる。また、駆動プーリをフライホイールの下部に設けるものと比較して、駆動ベルトの交換を容易に行うことができ、ベルトメンテナンスの作業性を向上させることができる。
【0026】
また、請求項3記載の発明によれば、駆動ベルト等の水濡れを防止することができ、請求項4記載の発明によれば、高圧燃料ポンプ駆動装置にかかるテンションを小さくすることができ、ベルト、クランク軸等の耐久性を向上させることができ、請求項5記載の発明によれば、ベルトテンショナーをコンパクトな空間に配設することができ、請求項6記載の発明によれば、高圧燃料ポンプをVバンクの間に配設することにより、よりエンジンのコンパクト化を図ることができ、請求項7記載の発明によれば、高圧燃料ポンプ駆動装置を排気と干渉することなくコンパクトに配設することができ、また、請求項8記載の発明によれば、船外機に適用することにより特に効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランク軸縦置きエンジンにおける高圧燃料ポンプ駆動装置の1実施形態を示し、図(A)はエンジンの平面図、図(B)は図(A)のB−B線に沿う縦断面図、図(C)は船外機の側面図、図(D)は燃料供給系の構成図である。
【図2】図1の船外機の平面図である。
【図3】図2のY方向から見た分解斜視図である。
【図4】図2のX方向から見た拡大側面図である。
【図5】図5(A)は図4の平面図、図5(B)は図5(A)のベルトテンショナーの断面図である。
【図6】回転体カバーの他の例を示し、図6(A)は平面図、図6(B)は断面図、図6(C)はハンガーを取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1a…エンジンカバー、1b…空気取入口
2…エンジン
7…エンジンボディ
10…クランク軸
15…排気通路
32…高圧燃料ポンプ
41…駆動ベルト
50…駆動プーリ
52…従動プーリ
58…ベルトテンショナー
80…回転体
81…回転体カバー

Claims (5)

  1. クランク軸が縦置きに配置された船外機用エンジンにおいて、前記クランク軸に固定されたフライホイールからなる回転体と、該回転体を覆う回転体カバーと、前記エンジンがエンジンカバーで覆われ、該エンジンカバーには、前記回転体カバーの側方に空気取入口が形成され、前記回転体カバーには、クランク軸に対向してクランク軸先端より大径の開口が形成され、該開口にキャップが着脱自在に圧入され、前記回転体の上方にクランク軸に固定された駆動プーリと、エンジンボディ上に固定された高圧燃料ポンプと、前記高圧燃料ポンプの回転軸に固定された従動プーリと、前記駆動プーリ及び従動プーリ間に張設された駆動ベルトとを備え、たことを特徴とする高圧燃料ポンプ駆動装置。
  2. 前記駆動プーリ、従動プーリ及び駆動ベルトは歯付きであることを特徴とする請求項1に記載の高圧燃料ポンプ駆動装置。
  3. 前記エンジンボディ上に駆動ベルトを押圧するベルトテンショナーを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の高圧燃料ポンプ駆動装置。
  4. 前記エンジンは、複数の気筒をVバンクをなすように2列に配設しており、前記高圧燃料ポンプを前記Vバンクの間に配設したことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の高圧燃料ポンプ駆動装置。
  5. 前記エンジンボディ内にVバンクに近接して排気通路が形成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の高圧燃料ポンプ駆動装置。
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