JP3997821B2 - プリンタ及びその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続紙を切断するカッター機構を備えたプリンタ及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
印字後に排出される連続紙の先端部を自動的に切断するカッター機構を備えたプリンタが普及している。この種のプリンタでは動力源として外形の大きさの割に駆動トルクの大きなDCモータが多く使われている。ステッピングモータを搭載しているものもあるが、カッターの負荷が大きいため大型のステッピングモータを搭載している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のプリンタは、紙送り用モータとは別にカッター用モータを備えると共にカッターモータにはトルクの大きなモータを採用する必要があった。そのため、一つのプリンタの中に二つのモータを搭載する必要があり、大きさを小さく、コストを安くできないという問題がある。
【0004】
本発明の目的は、カッター機構の駆動負荷に合わせたカッターモータの速度制御により従来に比べ駆動トルクの小さなモータの採用を可能とし、さらに、従来紙送りとカッターのそれぞれに使っていたモータを共用化を可能とすることで部品点数の削減や構造の簡略化を図ることができるプリンタ及びその制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のプリンタは、連続紙を送る紙送りローラと、前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、前記印字ヘッドの下流側に配置され、前記連続紙を切断するカッターと、前記カッターの駆動源となるステッピングモータと、前記ステッピングモータの駆動量を計数する計数手段と、前記計数手段の計数値に応じて、前記ステッピングモータの速度を変更する速度制御手段とを備え、前記速度制御手段は、前記カッターが、待機位置から前記連続紙の切断を開始する直前の位置まで第1の速度で、前記連続紙の切断を終了する直後の位置まで前記第1の速度より遅い第2の速度で移動するように、前記ステッピングモータを駆動するよう構成される。
【0006】
これによれば、カッターの刃連続紙に接触するまでモータにかかる負荷は小さいため、第の速度と比較して速度は早い出力トルクの低い第の速度でカッターを移動させ、カッターの刃連続紙に接触したの速度でカッターを駆動することが可能になる。即ち、最小限の能力のモータで、確実な切断動作を行うと共に、切断動作のスループットを向上させることも可能となる。
【0007】
更に、前記速度制御手段は、前記カッターが、前記連続紙の切断終了直後の位置から前記待機位置まで前記第2の速度より速く前記第1の速度以下の第3の速度で移動するように、前記ステッピングモータを駆動するように構成しても良い。これによれば、連続紙を切断後、待機位置に向かって第の速度と比較して速度は早いが出力トルクの低い第の速度でカッターを移動させることが可能になり、更に切断動作のスループットを向上させることも可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に沿って説明する。図1は、蓋体が閉じた状態を示すプリンタの斜視図、図2は、蓋体が開いた状態を示すプリンタの斜視図、図3はプリンタの概略断面図である。これらの図に示されるように、プリンタ10は筐体11で覆われており、その内部にロール状の連続紙Pを収納する収納部12を備える。収納部12の上方には開口部13が形成され、該開口部13を介して連続紙Pの交換等が行われる。開口部13は、後端側を支点として上下回動自在な蓋体14によって開閉される。蓋体14の先端部と開口部13の前端縁との間には、スリット状の排紙口15が形成されており、収納部12内で回転自在に保持される連続紙Pの一端側が紙経路16を通って排紙口15から引き出される。紙経路16上には、サーマル式の印字ヘッド17と、該印字ヘッド17の対向位置で連続紙Pを搬送するプラテンローラ(紙送りローラ)18と、その下流側で連続紙Pを切断するカッター機構19a(カッターユニット19)とが配置される。プリンタ10が印字指令を受けると、プラテンローラ18で連続紙Pを送りながら、印字ヘッド17によって連続紙Pに印字が行われる。印字された連続紙Pが排紙口15から排出されると、カッター機構19aが動作され、連続紙Pの印字部分がカット紙として利用者に提供される。
【0009】
図4は、プリンタユニットの全体斜視図、図5は、蓋体が閉じた状態におけるプリンタユニット(カッター関連部材は省略)の部分側面図、図6は、蓋体が閉じた状態におけるプリンタユニット(カッター関連部材は省略)の斜視図、図7は、蓋体が開いた状態におけるプリンタユニット(カッター関連部材は省略)の斜視図、図8は、図7のプリンタユニット(カッター関連部材は省略)を別角度から見た斜視図である。これらの図に示されるように、プリンタ10の印字・カッター機構部分は、プリンタユニット20としてユニット化される。プリンタユニット20は、プリンタ本体側(筐体11側)に設けられる印字ヘッドユニット21と、蓋体14側に設けられるプラテンユニット(紙送りユニット)22と、印字ヘッドユニット21の上側(下流側)に沿って重合状に設けられるカッターユニット19と、プラテンユニット22の上側に沿って設けられる固定刃19bとを備えて構成される。これにより、蓋体14が開いた状態では、プラテンローラ18や固定刃19bが退避し、紙経路16が開かれる。つまり、連続紙Pを交換する際には、蓋体14を開いて連続紙Pを収納部12に収納した後、連続紙Pの一端側を筐体11の外部まで引き出し、この状態で蓋体14を閉じることにより、連続紙Pが紙経路16に沿ってセットされる。
【0010】
プラテンユニット22は、蓋体14の先端部下面に固定されるプラテンフレーム23と、該プラテンフレーム23に回転自在に支持されるプラテン軸24と、該プラテン軸24を中心として前後に回動するロック部材25と、該ロック部材25を後方に付勢するロック部材付勢バネ26とを備えて構成される。プラテンフレーム23は、図9に示されるように、正面視冂字形状に形成されており、左右両側の側板部23aに長孔状のプラテン支持孔23bを備える。プラテン軸24は、中間部に前記プラテンローラ18を一体的に備える共に、左端部にプラテン歯車27が一体的に設けられる。プラテン軸24の左右両端部は、前記プラテン支持孔23bを貫通し、軸受部材28を介してプラテンフレーム23に支持される。軸受部材28は、通常よりも幅広なものが使用され、その内側端がプラテンローラ18側に延出される。
【0011】
ロック部材25は、図10に示されるように、正面視冂字形状に形成されており、その左右両側にロックレバー25aを備える。ロックレバー25aには、係合フック25b、ストッパ片25c、バネ係止片25d、ロック解除片25eおよび回動支持孔25fが一体的に形成され、該回動支持孔25fが前記軸受部材28に回動自在に外嵌することにより、ロック部材25がプラテン軸24を中心として前後回動自在に支持される。ロック部材付勢バネ26は、プラテンフレーム23の後端部に形成されるバネ係止片23cと、ロックレバー25aのバネ係止片25dとの間に引張状態で介設される。ロック部材付勢バネ26で後方に付勢されるロックレバー25aは、前記ストッパ片25cがプラテンフレーム23側のストッパ片23dに当接することにより、それ以上の後方回動が規制される。このとき係合フック25bは、蓋体14に対して略垂直な方向を向き、蓋体14の先端から突出することが回避される。
【0012】
印字ヘッドユニット21は、プリンタ本体側に固定される印字ヘッドフレーム29と、該印字ヘッドフレーム29に前後回動自在に設けられる印字ヘッド支持部材30と、該印字ヘッド支持部材30をプラテンローラ18側に付勢するヘッド付勢バネ31と、前記プラテンローラ18およびカッター機構19aを駆動させる駆動系32とを備えて構成される。印字ヘッドフレーム29は、正面視凵字形状に形成されており、その後端部には、収納部12から引き出された連続紙Pを、印字ヘッド17とプラテンローラ18との間に導く段差状の紙ガイド29aが形成される。また、印字ヘッドフレーム29は、左右両側の側板部29bに嵌入溝29cを有し、蓋体14が閉じられたとき、前記左右の軸受部材28が上方から嵌入溝29cに嵌入される。
【0013】
印字ヘッド支持部材30は、図11および図12に示されるように、平面視凵字形状に形成されており、プラテンローラ18と対向するヘッド支持面30aに前記印字ヘッド17が一体的に接着される。サーマル式の印字ヘッド17は、所定の厚みを有する平板形状のもので、その正面上端側に左右方向を向いて印字ライン(発熱体)17aが形成される。この種の印字ヘッド17においては、その印字品質を確保するために、連続紙Pを印字ライン17aに押し付けることが要求される。この要求に応えるために、印字ヘッド支持部材30は、ヘッド回動軸33を介して印字ヘッドフレーム29に前後回動自在に設けられ、ヘッド付勢バネ31の付勢力によって印字ヘッド17をプラテンローラ18に押し付けるように構成される。印字ヘッド支持部材30は、その左右両側に後方に延出する腕部30bを備える。左右の腕部30bには、蓋体14が閉じられたとき、前記左右の軸受部材28が上方から嵌入する嵌入溝30cが形成されると共に、軸受部材28に接触して印字ヘッド支持部材30(印字ヘッド17)をプラテンローラ18から一時的に退避させる突起状の接触部30dが一体形成される。また、左右の腕部30bにおいては、嵌入溝30cの下方近傍位置に回動支持孔30eが形成される。この回動支持孔30eを貫通する前記ヘッド回動軸33は、印字ヘッド17の印字面よりも後方(蓋体14の回動支点寄り)にオフセットしており、その両端部は、前記ロックレバー25aの係合フック25bが係合するロック軸に兼用される。ヘッド付勢バネ31は、印字ヘッドフレーム29に立設される左右一対のバネ支持片29dと印字ヘッド支持部材30との間に圧縮状態で介設される。ヘッド付勢バネ31で後方に付勢される印字ヘッド支持部材30は、その左右両端部に突設されるストッパ片30fが印字ヘッドフレーム29側のストッパ片29eに当接することにより、それ以上の後方回動が規制される。
【0014】
図13は、プリンタユニットの分解斜視図、図14は、駆動系を示す平面図、図15は、駆動系を示す底面図、図16は、紙送り駆動状態を示す歯車列の側面図、図17は、カッター駆動状態を示す歯車列の側面図である。これらの図に示されるように、駆動系32は、印字ヘッドフレーム29における印字ヘッド17の裏側空間Sに設けられるステップモータ34(以下、モータという。)およびカッター駆動機構35と、モータ34の動力をプラテン歯車27およびカッター駆動機構35に選択的に伝動する歯車列(駆動切換機構)36とを備えて構成される。歯車列36は、蓋体14が閉じられたとき、プラテン歯車27に噛み合う紙送り用伝動歯車37と、カッター駆動機構35の入力軸38に設けられるカッター用伝動歯車39と、モータ34のモータ軸34aに設けられる太陽歯車40と、該太陽歯車40に常時噛み合う一対の遊星歯車41、42とを備えて構成される。一対の遊星歯車41、42は、モータ軸34aを中心として回動する遊星レバー43の両端部に回転自在に設けられており、太陽歯車40の外周に沿う公転が許容される。図16に示されるように、太陽歯車40がA方向(第1方向)に回転すると、紙送り用遊星歯車41がA方向に公転して紙送り用伝動歯車37に噛み合う。この状態では、モータ34の動力が太陽歯車40、紙送り用遊星歯車41および紙送り用伝動歯車37を介してプラテン歯車27に伝動され、プラテンローラ18による紙送りが行われる。一方、図17に示されるように、太陽歯車40がB方向(第2方向)に回転すると、カッター用遊星歯車42がB方向に公転してカッター用伝動歯車39に噛み合う。この状態では、モータ34の動力が太陽歯車40、カッター用遊星歯車42およびカッター用伝動歯車39を介してカッター駆動機構35に伝動され、カッター駆動機構35によりカッター機構19aが動作される。
【0015】
カッター駆動機構35は、プラテンローラ18およびモータ軸34aと平行に配置される入力軸38と、該入力軸38に一体的に設けられるウォーム45と、該ウォーム45に噛み合うウォームホイール46とを備えて構成され、前述のように印字ヘッド17の裏側空間Sに配置される。入力軸38は、印字ヘッドフレーム29における左側板部29bの前端部と、印字ヘッドフレーム29の前端中間部に立設される切り起し片29fとの間で回転自在に支持される。ウォームホイール46は、上下方向を向くホイール軸47を介して印字ヘッドフレーム29に回転自在に支持される。ウォームホイール46の上面偏芯位置には、連結ピン48が突設されており、該連結ピン48を介してカッター駆動機構35がカッター機構19aに連結される。また、ウォームホイール46の下面側には、図18〜図21に示されるように、位置検出用のカム49が一体的に設けられ、該カム49の外周面には、位置検出スイッチ(切断動作完了検出手段)50の検出レバー51が付勢状態で接当される。カム49には、カッター機構19aにおける切断動作の終了位置(開始位置)を検出するための凹部49aが形成されており、カッター動作時に凹部49aが検出レバー51の位置に達すると、後述するように、それに伴うレバー変位が位置検出スイッチ50によって検出(OFF→ON)され、モータ34の駆動が停止される。
【0016】
カッターユニット19は、薄型のカッターフレーム52と、該カッターフレーム52上に前後回動自在に設けられる可動刃53とを備えて構成され、印字ヘッドユニット21上に重合状に配置される。カッターフレーム52には、前記連結ピン48の移動軌跡に沿う円形状の開口52aが形成され、該開口52aを介して連結ピン48がカッターユニット19内に突出される。可動刃53は、長孔状の連結孔53aを有し、該連結孔53aに連結ピン48が係合される。つまり、ウォームホイール46が1回転すると、連結ピン48の移動に追随して可動刃53が所定の回動範囲を1往復動作するように構成されており、その動作過程において可動刃53が固定刃19bに対してハサミの如く摺接することにより、連続紙Pの切断が行われる。
【0017】
図22は、制御部の入出力を示すブロック図である。この図に示されるように、プリンタ10は、CPU、ROM、RAM等で構成される制御部54を備える。制御部54には、前述した印字ヘッド17、モータ34および位置検出スイッチ50に加えて、エラーメッセージ等の状態表示を行う表示部55が接続されており、ホストコンピュータからの印字命令や連続紙切断命令に応じて印字ヘッド17、モータ34および表示部55が制御される。即ち、制御部54には、本発明の可動刃53の移動速度を制御する機能(速度制御手段)が含まれる。以下、本発明の要部であるカッターの速度制御の手順を説明する。
【0018】
図23は、カッター制御を示すフローチャートである。この図に示されるカッター制御は、ホストコンピュータからの連続紙切断命令に応じて実行される。カッター制御においては、まず、ステップ数格納手段である変数nに0と(S2301)、モータ速度設定値格納手段である変数SPに初期速度AAを入れる(S2302)。次に、モータ34を1ステップずつB方向に駆動(S2303)させながら、変数nをインクリメント(カウントアップ)する(S2304)と共に変数nを監視する(S2305)。
【0019】
変数nが第1の設定ステップ数αになれば、モータ速度変数SPを第2設定速度BBに変更する(S2306)。ここで設定ステップ数αとは、可動刃53が、待機位置から連続紙の切断を始まる直前の位置に至る移動量に相当するステップ数である。(図18に示す連結ピン48が待機位置からθ1分回転した量に相当)
モータ34の速度を第2設定速度BBに変更した後、さらに変数nを監視する(S2307)。ここで、変数nが第3設定ステップ数βになれば、(モータ速度変数SPを第3設定速度CC(初期値と同じでも良い)に変更する(S2308)。ここで設定ステップ数βとは、可動刃53が、待機位置から連続紙の切断が終了した直後の位置に至る移動量に相当するステップ数である。(図18に示す連結ピン48が待機位置からθ2分回転した量に相当)
モータ34の速度を第3設定速度CCに変更した後、さらに変数nを監視し(S2309)、該変数nが終了ステップ数γになれば、モータを停止(S2310)させることにより行われる。ここで、終了ステップ数γとは、一回の切断動作に要するモータ34の所用ステップ数であり、図18において、連結ピン48が一回転する量に相当するステップ数である。なお、各設定速度の関係は、第2設定速度BB<第1設定速度AA、第2設定速度BB<第3設定速度CC≦第1設定速度AAとなっている。つまり、モータ34をB方向に駆動し、可動刃53の駆動負荷の大きくなるα点からトルクの上がる速度に変更し、負荷の小さくなるβ点から元の速度に戻して駆動することが可能になる。
【0020】
次に、カッター制御の他例を説明する。図24は、カッター制御の他例を示すフローチャートである。この図に示されるカッター制御は、ホストコンピュータからの連続紙切断命令に応じて実行される。カッター制御においては、まず、変数nを0とモータ速度変数SPに換算表(S2407)から変数nに合わせた駆動速度TB(n)導き出し入れる(この場合はTB(0))。
【0021】
次に、モータ34を1ステップずつB方向に駆動(S2402)させながら、変数nをインクリメント(カウントアップ)する(S2403)と共にモータ速度変数SPに換算表(S2407)から変数nに合わせた駆動速度TB(n)導き出して入れ(S2404)、さらに変数nを監視し(S2405)、該変数nが終了ステップ数γ(カッター停止位置)であればモータを停止(S2406)させることにより行われる。つまり、あらかじめ負荷の変動に合わせて駆動速度を設定した換算表(S2407)に基づいてモータ34をB方向に駆動することが可能になる。
【0022】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、カッター機構における負荷変動に合わせたモータ駆動速度制御を実現することで従来使えなかった小型スッテプモータをカッター駆動の動力源として使うことができ、しかも、モータ動力を紙送りローラとカッター機構に選択的に伝動する遊星歯車を利用して紙送りモータとカッターモータの共用を行うことにより、専用のカッターモータを不要にし、部品点数の削減や構造の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋体が閉じた状態を示すプリンタの斜視図である。
【図2】蓋体が開いた状態を示すプリンタの斜視図である。
【図3】プリンタの概略断面図である。
【図4】プリンタユニットの全体斜視図である。
【図5】蓋体が閉じた状態におけるプリンタユニット(カッター関連部材は省略)の部分側面図である。
【図6】蓋体が閉じた状態におけるプリンタユニット(カッター関連部材は省略)の斜視図である。
【図7】蓋体が開いた状態におけるプリンタユニット(カッター関連部材は省略)の斜視図である。
【図8】図7のプリンタユニット(カッター関連部材は省略)を別角度から見た斜視図である。
【図9】プラテンフレームの斜視図である。
【図10】ロック部材の斜視図である。
【図11】印字ヘッド支持部材の斜視図である。
【図12】印字ヘッドが設けられた印字ヘッド支持部材の斜視図である。
【図13】プリンタユニットの分解斜視図である。
【図14】駆動系を示す平面図である。
【図15】駆動系を示す底面図である。
【図16】紙送り駆動状態を示す歯車列の側面図である。
【図17】カッター駆動状態を示す歯車列の側面図である。
【図18】切断動作開始位置(終了位置)を示すウォームホイールおよび位置検出スイッチの平面図である。
【図19】切断動作開始直後を示すウォームホイールおよび位置検出スイッチの平面図である。
【図20】切断動作中を示すウォームホイールおよび位置検出スイッチの平面図である。
【図21】切断動作終了直前を示すウォームホイールおよび位置検出スイッチの平面図である。
【図22】制御部の入出力を示すブロック図である。
【図23】カッター制御を示すフローチャートである。
【図24】カッター制御の他例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
P 連続紙
10 プリンタ
11 筐体
12 収納部
14 蓋体
15 排紙口
16 紙経路
17 印字ヘッド
18 プラテンローラ
19 カッターユニット
19a カッター機構
19b 固定刃
20 プリンタユニット
21 印字ヘッドユニット
22 プラテンユニット
24 プラテン軸
27 プラテン歯車
29 印字ヘッドフレーム
32 駆動系
34 モータ
34a モータ軸
35 カッター駆動機構
36 歯車列
37 紙送り用伝動歯車
39 カッター用伝動歯車
40 太陽歯車
41 紙送り用遊星歯車
42 カッター用遊星歯車
43 遊星レバー
44 ハンドル
45 ウォーム
46 ウォームホイール
48 連結ピン
49 カム
50 位置検出スイッチ
52 カッターフレーム
53 可動刃
54 制御部

Claims (4)

  1. 連続紙を送る紙送りローラと、
    前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドの下流側に配置され、前記連続紙を切断するカッターと、
    前記カッターの駆動源となるステッピングモータを備えるプリンタの制御方法において、
    前記カッターが、待機位置から前記連続紙の切断を開始する直前の位置まで第1の速度で、前記連続紙の切断を終了する直後の位置まで前記第1の速度より遅い第2の速度で移動するように、前記ステッピングモータをその駆動量を計数しながら駆動することを特徴とするプリンタの制御方法。
  2. 前記カッターが、前記連続紙の切断終了直後の位置から前記待機位置まで前記第2の速度より速く前記第1の速度以下の第3の速度で移動するように、前記ステッピングモータをその駆動量を計数しながら駆動することを特徴とする請求項1に記載のプリンタの制御方法。
  3. 連続紙を送る紙送りローラと、
    前記連続紙に印字を行う印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドの下流側に配置され、前記連続紙を切断するカッターと、
    前記カッターの駆動源となるステッピングモータ
    前記ステッピングモータの駆動量を計数する計数手段と、
    前記計数手段の計数値に応じて、前記ステッピングモータの速度を変更する速度制御手段とを備え
    前記速度制御手段は、前記カッターが、待機位置から前記連続紙の切断を開始する直前の位置まで第1の速度で、前記連続紙の切断を終了する直後の位置まで前記第1の速度より遅い第2の速度で移動するように、前記ステッピングモータを駆動することを特徴とするプリンタ。
  4. 前記速度制御手段は、前記カッターが、前記連続紙の切断終了直後の位置から前記待機位置まで前記第2の速度より速く前記第1の速度以下の第3の速度で移動するように、前記ステッピングモータを駆動することを特徴とする請求項に記載のプリンタ。
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