JP3996996B2

JP3996996B2 - Work vehicle

Info

Publication number: JP3996996B2
Application number: JP06175398A
Authority: JP
Inventors: 晋赤嶋; 喜平吉井; 広顕綾部; 勝則加藤
Original assignee: Yanmar Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1998-03-12
Filing date: 1998-03-12
Publication date: 2007-10-24
Anticipated expiration: 2018-03-12
Also published as: JPH11255150A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタ等に適用される作業車における、フロントグリル内部の構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のトラクタ等の作業車においては、特開平７−２０５６６６号公報に示されているように、機体前部にはボンネットが配置され、該ボンネットの前方にはフロントグリルが配置されており、該ボンネット及びフロントグリルにはエンジン、ラジエータ、前記バッテリー等が内蔵されている。
【０００３】
そして、機体前端部に位置する前記フロントグリルは、樹脂により構成されているものがあり、前記ラジエータの上部には、アルミニウムや鉄等の金属部材で構成したアッパータンクを配設して、該アッパータンクの上部に給水口を形成していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
そして、ラジエータのアッパータンクは金属部材により構成されており、該アッパータンク上部に形成された給水口の形成位置には制約が多く、自由な位置に給水口を形成することは困難であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【０００６】
請求項１においては、機体のボンネットの前部を覆うフロントグリルを備え、該ボンネットとフロントグリルとの境界部分にラジエータを内蔵した作業車において、該ラジエータの上端部にアッパータンクを配設し、該アッパータンクは合成樹脂の金型成型により形成し、該アッパータンクには給水するための給水口ジョイントを一体的に形成し、該給水口ジョイントは、アッパータンクの左右側端部から突出し、前記フロントグリル内の上端部に給水口を配置し、該給水口と給水口ジョイントとを、連結具であるジョイントホースにより連結し、該フロントグリル内の給水口の位置は、アッパータンクに形成する給水口ジョイントの位置及び方向を変更することで、任意の位置及び方向へ配置可能としたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【０００８】
図１は本発明の作業車であるトラクタを示す全体側面図、図２は機体前部を示す側面図、図３は同じく平面図、図４は同じく正面図、図５はフロントグリルのロック部を示す平面図、図６は同じく側面図、図７は補強フレーム及びアッパープレートを示す正面図、図８は同じく平面図、図９は同じく側面図である。
【０００９】
図１０はラジエータを示す平面図、図１１は同じく正面図、図１２は同じく側面図、図１３は前輪の操向機構部を示す正面図、図１４は摺動軸及びスイッチ類を取り付けた筒体を示す側面断面図、図１５は前輪増速機構及びデフロック装置の駆動回路を示す図である。
【００１０】
まず、本発明の作業車の実施例であるトラクタの全体構成について、図１により説明する。前後に前輪１、後輪２を懸架する本機の前部にボンネット６を配設し、該ボンネット６の前方にはフロントグリル７を配設している。前輪１は本機に固設したフロントアクスルブラケット３により支持されている。該ボンネット６及びフロントグリル７にはエンジン５、ラジエータ１３、及び、バッテリー１４等を内蔵しており、バッテリー１４はフロントアクスルブラケット３の前方に配置されたフロントウエイトブラケット４上に載置されている。
【００１１】
ボンネット６の後方にはステアリングハンドル１０を設けて、該ステアリングハンドル１０の後方にはシート１１を配設している。ステアリングハンドル１０及びシート１１は、キャビン１２によって覆われている。エンジン５の後方にはクラッチハウジング８を、該クラッチハウジング８の後方にはミッションケース９を連結し、エンジン５からの動力を後輪２に伝達して駆動している。また、エンジン５の駆動力は、ミッションケース９後端から突出した動力取出し軸Ｐに伝達されて該動力取出し軸１５を駆動し、機体後端に接続した作業機を駆動するように構成している。
【００１２】
次に、機体前部におけるフロントグリル７の部分及びボンネット６の部分の構成について説明する。図２乃至図４において、ボンネット６内に配設したエンジン５の前方にはエンジン５冷却用のラジエータ１３が配設されており、該ラジエータ１３はボンネット６の前端部に配置されている。ボンネット６の下端部には、前輪１を回転可能に軸支するフロントアクスルの支持部材である前記フロントアクスルブラケット３が配設され、該フロントアクスルブラケット３の前端部には、フロントアクスルブラケット３の前端部から前方に突出するフロントウエイトブラケット４を固設している。該フロントウエイトブラケット４は、フロントウエイトの支持部材であり、その上面にはバッテリー１４を載置している。また、フロントアクスルブラケット３とフロントウエイトブラケット４とは上下方向の位置をお互いにずらして配置され、フロントウエイトブラケット４はフロントアクスルブラケット３よりも下方に位置している。
【００１３】
フロントグリル７内には、前記バッテリー１４、エアクリーナ２１、及び、冷却水リザーブタンク２２等が配設され、該フロントグリル７内の上部には、ラジエータ１３のアッパータンク３５とゴム等で構成したジョイントホース２７により連結されたラジエータ給水口２６が配置されている。フロントグリル７は、お互いに一体的に連結されたアッパフロントグリル７ａとロアフロントグリル７ｂとで構成され、該アッパフロントグリル７ａ及びロアフロントグリル７ｂは共に樹脂により構成されている。そして、フロントグリル７の内周面には、パイプ上部材を該内周面の形状に合わせて屈曲して形成した補強フレーム２３を取り付け、該フロントグリル７の強度を向上して剛性を高めるように構成して、フロントグリル７の変形を防止したり、耐衝撃性を向上したりしている。また、補強フレーム２３の上辺部分にはアッパープレート２４を固設して、該アッパープレート２４により補強フレーム２３とフロントグリル７前端部とを連結し、フロントグリル７の剛性をさらに高めている。即ち、補強フレーム２３及びアッパープレート２４はフロントグリル７とは別体に構成されており、該補強フレーム２３及びアッパープレート２４をフロントグリル７に取り付けることで、該補強フレーム２３及びアッパープレート２４がフロントグリル７の補強部材となるのである。
【００１４】
フロントグリル７は、該フロントグリル７下端部から下方に突出する係合部７ｃをフロントウエイトブラケット４の凹部４ａに係合させるとともに、フロントグリル７上端部にアッパープレート２４を介して支持されたフロントグリルキャッチ２５を、支持フレーム３１及びステー３２を介して機体に固設したロック部２９に固定することで、機体へ着脱可能に取り付けられている。該ロック部２９にはワイヤ２８の一端が連結され、該ワイヤ２８の他端には開閉ノブ２８ａを取り付けて、該開閉ノブ２８ａをフロントウエイトブラケット４の前端部に配置している。そして、該開閉ノブ２８ａを前方へ引っ張り操作すると、ロック部２９におけるフロントグリルキャッチ２５の固定が解除され、フロントグリル７を取り外すことができるように構成している。
【００１５】
図５、図６において、フロントグリル７のフロントグリルキャッチ２５のロック部２９による固定機構について説明する。機体側にはステー３２にロック部２９が取り付けられており、該ロック部２９は固定部２９と可動部２９ｂとで構成されている。可動部２９ｂは固定部２９に対して回動支点２９ｃを中心に回動自在に枢支され、該可動部２９ｂにはワイヤ２８の一端が連結されている。また、外可動部２９ｂは閉じる方向に付勢されており、通常は図５に示す如く閉じていて、ワイヤ２８の開閉ノブ２８ａを引っ張ると、可動部２９ｂが開くように構成している。一方、フロントグリル７の補強部材であるアッパープレート２４には、板状部材へ略Ｕ字状に形成した係合部材２５ａを取り付けて構成したフロントグリルキャッチ２５が固設されている。
【００１６】
そして、フロントグリル７が機体に取付固定されている場合には、図５、図６に示す如く、フロントグリルキャッチ２５の係合部材２５ａがロック部２９における固定部２９の凹部２９ｄに嵌入するとともに、可動部２９ｂの係止部２９ｅに係止している。これにより、フロントグリルキャッチ２５がロック部２９によって固定されて、フロントグリル７が機体に取付固定されることとなる。
【００１７】
また、このフロントグリル７が機体に取付固定されている状態において、ワイヤ２８の開閉ノブ２８ａを引っ張り操作すると、ロック部２９の可動部２９ｂが開いて、フロントグリルキャッチ２５における係合部材２５ａの可動部２９ｂによる係止状態が解除され、フロントグリル７の上部が上方前方へ移動可能となって、該フロントグリル７を機体から取り外すことができるようになる。このように、フロントグリル７下端部の係合部７ｃをフロントウエイトブラケット４に係合させるとともに、フロントグリル７上端部のフロントグリルキャッチ２５を機体に固設したロック部２９に固定して、該フロントグリル７を機体へ取り付けることで、開閉ノブ２８ａを引っ張り操作するだけのワンタッチ操作でフロントグリル７を取り外すことができるのである。そして、フロントグリル７を機体に取付る際は、フロントグリル７下端部の係合部７ｃをフロントウエイトブラケット４に係合させた後に、フロントグリル７上端部のフロントグリルキャッチ２５をロック部２９に押しつけるだけのワンタッチ操作で該フロントグリルキャッチ２５の係合部材２５ａが該ロック部２９に係止されて、該フロントグリル７を取り付けることができる。
【００１８】
また、図７乃至図９にフロントグリル７の補強部材である補強フレーム２３及びアッパープレート２４を示す。補強フレーム２３は、例えば、金属部材で構成したパイプ状部材をフロントグリル７の内周形状に略合わせて屈曲して形成しており、該補強フレーム２３の上端内側端部をアッパープレート２４に固設している。そして、補強フレーム２３下端の取付部２３ａ・２３ａを図４に示すように、フロントグリル７の下端部に取り付けている。また、アッパープレート２４前端の固定部２４ａは、図２に示すように、アッパフロントグリル７ａ前部のアッパープレート２４固定部７ｄに取付固定されている。このように、補強フレーム２３及びアッパープレート２４をアッパフロントグリル７ａに取り付けることで、該アッパフロントグリル７ａを補強して強度を向上させているのである。また、フロントグリル７を機体に取付固定するためのフロントグリルキャッチ２５をアッパープレート２４で支持することで、該フロントグリル７を確実に機体へ固定することができる。
【００１９】
次に、ボンネット６とフロントグリル７との境界部分に内蔵されたラジエータ１３構成について説明する。図１０乃至図１２において、ラジエータ１３の上端部には、アッパータンク３５が配設され、該アッパータンク３５には給水するための給水口ジョイント３５ａが設けられている。該アッパータンク３５は合成樹脂等の樹脂によって構成され、金型成型により形成されている。前記給水口ジョイント３５ａは、本実施例の場合、アッパータンク３５の左右端部から水平方向に突出して形成されているが、該アッパータンク３５を形成する金型を変更することにより、給水口ジョイント３５ａの形成位置、及び、形成方向は、適宜位置及び適宜方向とすることができる。
【００２０】
そして、該ラジエータ１３は、図２に示すように、ボンネット６とフロントグリル７との境界部分に設置され、ラジエータ１３の給水口ジョイント３５ａとフロントグリル７内の上端部に配設した給水口２６とが、例えば、ゴムで構成された連結具であるジョイントホース２７により連結されている。該給水口２６は、アッパータンク３５に形成する給水口ジョイント３５ａの位置及び方向を変更することで、その配設位置を適宜変更することができ、また、アッパータンク３５に給水口ジョイント３５ａを形成せずにアッパータンク３５に直接給水口２６を形成することも可能である。このように、アッパータンク３５を成型する金型の変更により給水口ジョイント（３５ａ）の形成位置を自由に変更できるように構成することで、ボンネット６及びフロントグリル７内部の構成に応じて給水口２６を配置することができて、メンテナンス性を向上することができる。
【００２１】
また、図２乃至図４に示すように、機体に着脱自在に取り付けられたフロントグリル７には、バッテリー１４、エアクリーナ２１、及び、ラジエータ１３の給水口２６等が内蔵され、フロントグリル７とボンネット６との境界部にはラジエータ１３のラジエータスクリーン３７が配置されており、該ラジエータスクリーン３７は、フロントグリル７を機体から取り外すと左右方向へ取り出すことができるように構成されている。このように、日常の点検やメンテナンスが必要な構成部材をフロントグリル７内に纏めて配置することにより、フロントグリル７を取り外すだけで、一度に集中してメンテナンスを行ったり、ラジエータ１３への給水を行ったりすることができるのである。また、前記給水口２６はその開口部を斜め前方へ傾斜させて配置し、給水性の向上を図っている。
【００２２】
さらに、前述のように、フロントアクスルブラケット３とフロントウエイトブラケット４とは上下方向の位置をお互いにずらして配置されているので、フロントウエイトブラケット４上に設置するバッテリー１４の上下配設位置の自由度が広がる。そして、本参考例の如く、フロントウエイトブラケット４をフロントアクスルブラケット３よりも下方に配置することで、バッテリー１４の上下配設位置を低くすることができ、ラジエータ１３とバッテリー１４との上下方向の重なり面積が少なくなって、該ラジエータ１３の冷却風の通路を広く確保することができて、冷却効果の向上を図ることができる。また、フロントアクスルブラケット３とフロントウエイトブラケット４とを別体に形成することにより、フロントアクスルブラケット３の構成部材には該フロントアクスルブラケット３に必要かつ適した強度を有する部材を、フロントウエイトブラケット４の構成部材には該フロントウエイトブラケット４に必要かつ適した強度を有する部材を、それぞれ使用することができるので、車体の重量低減及びコストダウンを図ることができる。
【００２３】
本参考例のトラクタにおいては、ステアリングをパワーステアリング仕様に構成しており、図１３に示すように、パワーシリンダ４１の動作により、タイロッド４２及びナックルアーム４３を介して前輪１を操向操作するようにしている。該パワーシリンダ４１には摺動軸４５がリンク部材４４・４４を介して連結されており、該摺動軸４５はパワーシリンダ４１と平行に配置されて、パワーシリンダ４１の動作方向と同一方向に同一寸法だけ移動するように構成されている。該摺動軸４５の外周には、筒体４６を該摺動軸４５に対して摺動自在に外嵌しており、該筒体４６は左右方向に固定されている。
【００２４】
図１４に示すように、前記摺動軸４５の中央部４５ａは、両端部４５ｂ・４５ｂよりも小径に形成されており、該中央部４５ａ外周部に位置する筒体４６には、前輪増速クラッチ入切スイッチ５１が取り付けられ、その両側にはデフロック解除スイッチ５２・５２が取り付けられている。前輪増速クラッチ入切スイッチ５１の接点５１ａ、及び、デフロック解除スイッチ５２の接点５２ａは筒体４６内に貫入しており、該接点５１ａ及び接点５２ａ・５２ａが摺動軸４５の中央部４５ａの部分に位置している場合は、前輪増速クラッチ入切スイッチ５１及びデフロック解除スイッチ５２はＯＦＦ状態となっている。
【００２５】
そして、ステアリング操作によりパワーシリンダ４１が左右方向に移動すると、それに伴って摺動軸４５が移動し、まず、（パワーシリンダ４１が左方に移動する場合には右側の、パワーシリンダ４１が右方に移動する場合には左側の）デフロック解除スイッチ５２の接点５２ａが摺動軸４５の端部４５ｂに当接して押し上げられ、該デフロック解除スイッチ５２がＯＮ状態となる。その後、さらに摺動軸４５が移動すると、前輪増速クラッチ入切スイッチ５１の接点５１ａが摺動軸４５の端部４５ｂに当接して押し上げられ、該前輪増速クラッチ入切スイッチ５１がＯＮ状態となる。
【００２６】
この場合、前輪増速クラッチ入切スイッチ５１がＯＮ状態となると、図１５に示す前輪増速ソレノイド５５が作動して、前輪増速クラッチが接続される。また、図１５におけるデフロック駆動ユニット５３には、デフロックＯＮソレノイド５６、デフロックＯＦＦソレノイド、及び、デフロック入切スイッチ５４等が接続されており、左右何れかのデフロック解除スイッチ５２がＯＮ状態となると、デフロック駆動ユニット５３を介してデフロックＯＮソレノイド５６への通電が遮断されて、デフロック状態を解除するように構成している。即ち、ステアリング操作によるパワーシリンダ４１の移動動作に伴って、前輪増速クラッチの入切、及び、デフロック状態の解除を、それぞれ作動時期をずらして行うように構成しているのである。
【００２７】
これにより、左右への旋回時に、ある一定のパワーシリンダ４１位置、即ち、ステアリング操作位置で前輪増速状態に切り換えることができるとともに、旋回時にデフロック状態を自動的に解除することができる。また、前輪増速クラッチ入切スイッチ５１やデフロック解除スイッチ５２等のスイッチ類は、パワーシリンダ４１にリンク部材４４・４４を介して連結されている摺動軸４５の部分に取り付けられているので、構造的、スペース的に、後から付設することが簡単にできる。
【００２８】
即ち、フロントアクスルを支持するフロントアクスル支持部材と、フロントウエイトを支持するフロントウエイト支持部材とを別体にて形成し、前記フロントアクスル支持部材とフロントウエイト支持部材とを上下方向に位置をずらして配置したので、フロントアクスルブラケットの構成部材には該フロントアクスルブラケットに必要かつ適した強度を有する部材を、フロントウエイトブラケットの構成部材には該フロントウエイトブラケットに必要かつ適した強度を有する部材を、それぞれ使用することができるので、車体の重量低減及びコストダウンを図ることができた。また、フロントウエイト支持部材をフロントアクスル支持部材よりも下方に配置することで、バッテリーの上下配設位置を低くすることができ、ラジエータとバッテリーとの上下方向の重なり面積が少なくなって、ラジエータの冷却風用の前面開口率を大きくすることができ、該冷却風の通路を広く確保することができて、冷却効果の向上を図ることができた。
【００２９】
さらに、パワーシリンダの動作により、タイロッド及びナックルアームを介して前輪を操向操作するパワーステアリング機構を構成し、該パワーシリンダには摺動軸をリンク部材を介して連結し、該摺動軸はパワーシリンダと平行に配置して、該パワーシリンダの動作に伴い一体的に移動するように構成し、該摺動軸の外周には筒体を該摺動軸に対して摺動自在に外嵌し、該摺動軸の中央部を両端部よりも小径に形成して、該摺動軸の略中央外周部に位置する筒体には前輪増速クラッチ入切スイッチを取り付け、該前輪増速クラッチ入切スイッチの両側にデフロック解除スイッチを取り付けたので、ステアリング操作によるパワーシリンダの移動動作に伴って、前輪増速クラッチの入切、及び、デフロック状態の解除を、それぞれ作動時期をずらして行うことができた。これにより、左右への旋回時に、ある一定のパワーシリンダ位置、即ち、ステアリング操作位置で前輪増速状態に切り換えることができるとともに、旋回時にデフロック状態を自動的に解除することができた。また、前輪増速クラッチ入切スイッチやデフロック解除スイッチ等のスイッチ類は、パワーシリンダにリンク部材を介して連結されている摺動軸の部分に取り付けられているので、構造的、スペース的に、後から付設することが簡単にできることとなった。
【００３０】
さらに、樹脂により構成されたフロントグリルを補強するための補強部材を、フロントグリルとは別体に形成して、該補強部材を該フロントグリルの内面側に取り付けたので、フロントグリル形状の寸法を確保して変形を防止することができるとともに、フロントグリルを補強して剛性を向上することができた。また、フロントグリルを確実に機体へ固定することができた。
【００３１】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
機体のボンネットの前部を覆うフロントグリルを備え、該ボンネットとフロントグリルとの境界部分にラジエータを内蔵した作業車において、該ラジエータの上端部にアッパータンクを配設し、該アッパータンクは合成樹脂の金型成型により形成し、該アッパータンクには給水するための給水口ジョイントを一体的に形成し、該給水口ジョイントは、アッパータンクの左右側端部から突出し、前記フロントグリル内の上端部に給水口を配置し、該給水口と給水口ジョイントとを、連結具であるジョイントホースにより連結し、該フロントグリル内の給水口の位置は、アッパータンクに形成する給水口ジョイントの位置及び方向を変更することで、任意の位置及び方向へ配置可能としたので、ボンネット及びフロントグリル内部の構成に応じて任意の位置に給水口を配置することができて、メンテナンス性を向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の作業車であるトラクタを示す全体側面図である。
【図２】機体前部を示す側面図である。
【図３】同じく平面図である。
【図４】同じく正面図である。
【図５】フロントグリルのロック部を示す平面図である。
【図６】同じく側面図である。
【図７】補強フレーム及びアッパープレートを示す正面図である。
【図８】同じく平面図である。
【図９】同じく側面図である。
【図１０】ラジエータを示す平面図である。
【図１１】同じく正面図である。
【図１２】同じく側面図である。
【図１３】前輪の操向機構部を示す正面図である。
【図１４】摺動軸及びスイッチ類を取り付けた筒体を示す側面断面図である。
【図１５】前輪増速機構及びデフロック装置の駆動回路を示す図である。
【符号の説明】
１前輪
３フロントアクスルブラケット
４フロントウエイトブラケット
６ボンネット
７フロントグリル
１３ラジエータ
２３補強フレーム
２４アッパープレート
２５フロントグリルキャッチ
２６給水口
２８ワイヤ
２８ａ開閉ノブ
２９ロック部
３５アッパータンク
３５ａ給水口ジョイント[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a configuration inside a front grill in a work vehicle applied to a tractor or the like.
[0002]
[Prior art]
In a conventional work vehicle such as a tractor, as shown in Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-205666, a bonnet is disposed at the front of the machine body, and a front grill is disposed in front of the bonnet, The bonnet and the front grille incorporate an engine, a radiator, the battery, and the like.
[0003]
The front grill located at the front end of the fuselage is made of resin, and an upper tank made of a metal member such as aluminum or iron is disposed on the upper portion of the radiator. A water inlet was formed at the top of the tank.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
And the upper tank of the radiator is comprised with the metal member, and there are many restrictions in the formation position of the water supply port formed in this upper tank upper part, and it was difficult to form a water supply port in a free position.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problems to be solved by the present invention are as described above. Next, means for solving the problems will be described.
[0006]
According to claim 1, in a work vehicle that includes a front grill that covers a front portion of a bonnet of an airframe, and a radiator is built in a boundary portion between the bonnet and the front grill, an upper tank is disposed at an upper end portion of the radiator, The upper tank is formed by molding a synthetic resin mold, and a water supply joint for supplying water is integrally formed in the upper tank, and the water supply joint protrudes from the left and right ends of the upper tank, A water supply port is disposed at the upper end of the front grill, the water supply port and the water supply port joint are connected by a joint hose as a connector, and the position of the water supply port in the front grill is the water supply formed in the upper tank. By changing the position and direction of the mouth joint, it can be arranged in any position and direction.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment of the present invention will be described.
[0008]
1 is an overall side view showing a tractor that is a working vehicle of the present invention, FIG. 2 is a side view showing a front part of the machine body, FIG. 3 is a plan view, FIG. 4 is a front view, and FIG. 6 is a side view, FIG. 7 is a front view showing a reinforcing frame and an upper plate, FIG. 8 is a plan view, and FIG. 9 is a side view.
[0009]
FIG. 10 is a plan view showing the radiator, FIG. 11 is also a front view, FIG. 12 is a side view, FIG. 13 is a front view showing a steering mechanism of a front wheel, and FIG. 14 is a cylinder with a sliding shaft and switches attached. FIG. 15 is a diagram showing a driving circuit for the front wheel speed increasing mechanism and the differential lock device.
[0010]
First, the whole structure of the tractor which is the Example of the working vehicle of this invention is demonstrated with reference to FIG. A bonnet 6 is disposed at the front of the machine that suspends the front wheel 1 and the rear wheel 2 forward and backward, and a front grille 7 is disposed in front of the bonnet 6. The front wheel 1 is supported by a front axle bracket 3 fixed to the machine. The bonnet 6 and the front grille 7 incorporate an engine 5, a radiator 13, a battery 14, and the like. The battery 14 is mounted on a front weight bracket 4 disposed in front of the front axle bracket 3. .
[0011]
A steering handle 10 is provided behind the bonnet 6, and a seat 11 is provided behind the steering handle 10. The steering handle 10 and the seat 11 are covered with a cabin 12. A clutch housing 8 is connected to the rear of the engine 5 and a transmission case 9 is connected to the rear of the clutch housing 8 to transmit power from the engine 5 to the rear wheels 2 for driving. Further, the driving force of the engine 5 is transmitted to the power take-off shaft P protruding from the rear end of the transmission case 9 to drive the power take-off shaft 15 and drive the working machine connected to the rear end of the machine body. Yes.
[0012]
Next, the structure of the front grill 7 part and the bonnet 6 part in the front part of the machine body will be described. 2 to 4, a radiator 13 for cooling the engine 5 is disposed in front of the engine 5 disposed in the bonnet 6, and the radiator 13 is disposed at a front end portion of the bonnet 6. The front axle bracket 3 that is a support member of the front axle that rotatably supports the front wheel 1 is disposed at the lower end portion of the bonnet 6, and the front axle bracket 3 has the front axle bracket 3 at the front end portion. A front weight bracket 4 protruding forward from the front end is fixed. The front weight bracket 4 is a front weight support member, and a battery 14 is placed on the upper surface thereof. Further, the front axle bracket 3 and the front weight bracket 4 are arranged with their vertical positions shifted from each other, and the front weight bracket 4 is located below the front axle bracket 3.
[0013]
The front grill 7 is provided with the battery 14, the air cleaner 21, the cooling water reserve tank 22 and the like, and the upper grill 35 has a joint composed of an upper tank 35 of the radiator 13 and rubber. A radiator water supply port 26 connected by a hose 27 is disposed. The front grille 7 includes an upper front grille 7a and a lower front grille 7b that are integrally connected to each other. Both the upper front grille 7a and the lower front grille 7b are made of resin. A reinforcing frame 23 formed by bending the pipe upper member in accordance with the shape of the inner peripheral surface is attached to the inner peripheral surface of the front grill 7 so as to improve the strength of the front grill 7 and increase the rigidity. Thus, deformation of the front grille 7 is prevented and impact resistance is improved. Further, an upper plate 24 is fixed to the upper side portion of the reinforcing frame 23, and the reinforcing frame 23 and the front end portion of the front grill 7 are connected by the upper plate 24 to further increase the rigidity of the front grill 7. That is, the reinforcing frame 23 and the upper plate 24 are configured separately from the front grille 7, and the reinforcing frame 23 and the upper plate 24 are attached to the front grille 7 by attaching the reinforcing frame 23 and the upper plate 24 to the front grille 7. This is a reinforcing member for the grill 7.
[0014]
The front grill 7 engages an engaging portion 7 c that protrudes downward from the lower end portion of the front grill 7 with the concave portion 4 a of the front weight bracket 4 and is supported by the upper end portion of the front grill 7 via an upper plate 24. The grill catch 25 is detachably attached to the airframe by being fixed to the lock portion 29 fixed to the airframe via the support frame 31 and the stay 32. One end of a wire 28 is connected to the lock portion 29, and an opening / closing knob 28 a is attached to the other end of the wire 28, and the opening / closing knob 28 a is disposed at the front end portion of the front weight bracket 4. When the opening / closing knob 28a is pulled forward, the lock of the front grill catch 25 in the lock portion 29 is released, and the front grill 7 can be removed.
[0015]
5 and 6, the fixing mechanism by the lock portion 29 of the front grill catch 25 of the front grill 7 will be described. A lock portion 29 is attached to the stay 32 on the machine body side, and the lock portion 29 is composed of a fixed portion 29 and a movable portion 29b. The movable portion 29b is pivotally supported around the rotation fulcrum 29c with respect to the fixed portion 29, and one end of a wire 28 is connected to the movable portion 29b. Further, the outer movable portion 29b is biased in the closing direction, and is normally closed as shown in FIG. 5 so that when the opening / closing knob 28a of the wire 28 is pulled, the movable portion 29b is opened. On the other hand, an upper plate 24 that is a reinforcing member of the front grille 7 is fixedly provided with a front grill catch 25 that is configured by attaching an engagement member 25a formed in a substantially U shape to a plate-like member.
[0016]
When the front grille 7 is attached and fixed to the airframe, as shown in FIGS. 5 and 6, the engaging member 25 a of the front grille catch 25 is fitted into the recess 29 d of the fixing part 29 in the lock part 29. It is locked to the locking portion 29e of the movable portion 29b. Thereby, the front grill catch 25 is fixed by the lock portion 29, and the front grill 7 is attached and fixed to the airframe.
[0017]
When the front grill 7 is attached and fixed to the airframe, when the opening / closing knob 28a of the wire 28 is pulled, the movable portion 29b of the lock portion 29 is opened, and the engagement member 25a of the front grill catch 25 is movable. The locked state by the portion 29b is released, and the upper portion of the front grille 7 can be moved upward and forward, so that the front grille 7 can be removed from the airframe. In this way, the engaging portion 7c at the lower end of the front grill 7 is engaged with the front weight bracket 4, and the front grill catch 25 at the upper end of the front grill 7 is fixed to the lock portion 29 fixed to the airframe. By attaching the front grille 7 to the fuselage, the front grille 7 can be removed by a one-touch operation by simply pulling the open / close knob 28a. When attaching the front grille 7 to the airframe, after engaging the engaging portion 7c at the lower end portion of the front grille 7 with the front weight bracket 4, the front grill catch 25 at the upper end portion of the front grille 7 is attached to the lock portion 29. The engaging member 25a of the front grill catch 25 is locked to the lock portion 29 by a one-touch operation only by pressing, and the front grill 7 can be attached.
[0018]
7 to 9 show a reinforcing frame 23 and an upper plate 24 that are reinforcing members of the front grill 7. The reinforcing frame 23 is formed, for example, by bending a pipe-like member made of a metal member so as to substantially match the inner peripheral shape of the front grill 7, and the upper end inner end of the reinforcing frame 23 is fixed to the upper plate 24. Has been established. And the attachment part 23a * 23a of the reinforcement frame 23 lower end is attached to the lower end part of the front grille 7, as shown in FIG. Further, as shown in FIG. 2, the fixing portion 24a at the front end of the upper plate 24 is attached and fixed to the upper plate 24 fixing portion 7d at the front portion of the upper front grille 7a. In this way, the reinforcing frame 23 and the upper plate 24 are attached to the upper front grille 7a, whereby the upper front grille 7a is reinforced to improve the strength. Further, by supporting the front grill catch 25 for attaching and fixing the front grill 7 to the airframe by the upper plate 24, the front grill 7 can be reliably fixed to the airframe.
[0019]
Next, the structure of the radiator 13 built in the boundary part of the bonnet 6 and the front grille 7 is demonstrated. 10 to 12, an upper tank 35 is disposed at the upper end of the radiator 13, and the upper tank 35 is provided with a water supply joint 35 a for supplying water. The upper tank 35 is made of a resin such as synthetic resin, and is formed by molding. In the case of this embodiment, the water supply joint 35a is formed to protrude in the horizontal direction from the left and right ends of the upper tank 35. By changing the mold forming the upper tank 35, the water supply joint 35a is formed. The formation position and the formation direction of 35a can be set to an appropriate position and an appropriate direction.
[0020]
As shown in FIG. 2, the radiator 13 is installed at a boundary portion between the bonnet 6 and the front grill 7, and the water supply port 26 disposed at the upper end of the water supply joint 35 a of the radiator 13 and the front grill 7. Are connected by a joint hose 27 which is a connecting tool made of rubber, for example. The water supply port 26 can be appropriately changed in position by changing the position and direction of the water supply joint 35a formed in the upper tank 35. The water supply port joint 35a is formed in the upper tank 35. It is also possible to form the water supply port 26 directly in the upper tank 35 without doing so. In this way, the water supply port can be freely changed by changing the mold for molding the upper tank 35 so that the water supply port can be changed according to the internal structure of the bonnet 6 and the front grille 7. 26 can be arranged, and maintainability can be improved.
[0021]
As shown in FIGS. 2 to 4, the front grill 7 detachably attached to the airframe includes a battery 14, an air cleaner 21, a water supply port 26 of the radiator 13, and the like. The radiator screen 37 of the radiator 13 is disposed at the boundary with the radiator 6, and the radiator screen 37 is configured so that it can be taken out in the left-right direction when the front grille 7 is removed from the body. In this way, by arranging the components that require daily inspection and maintenance together in the front grille 7, simply removing the front grille 7 makes it possible to perform maintenance at once or supply water to the radiator 13. Can be done. Further, the water supply port 26 is disposed with its opening inclined obliquely forward to improve water supply.
[0022]
Further, as described above, since the front axle bracket 3 and the front weight bracket 4 are arranged so that their vertical positions are shifted from each other, the vertical arrangement position of the battery 14 installed on the front weight bracket 4 can be freely set. The degree spreads. Then, as in the present reference example, the front weight bracket 4 is disposed below the front axle bracket 3 so that the vertical arrangement position of the battery 14 can be lowered, and the vertical direction between the radiator 13 and the battery 14 can be reduced. Since the overlapping area is reduced, a wide passage for the cooling air of the radiator 13 can be secured, and the cooling effect can be improved. Further, by forming the front axle bracket 3 and the front weight bracket 4 separately, the front axle bracket 3 is provided with a member having a strength necessary and suitable for the front axle bracket 3 as a component of the front axle bracket 3. Since the members having the necessary and suitable strength for the front weight bracket 4 can be used for the constituent members, the weight of the vehicle body can be reduced and the cost can be reduced.
[0023]
In the tractor of this reference example, the steering is configured to have a power steering specification. As shown in FIG. 13, the front wheel 1 is steered by the operation of the power cylinder 41 via the tie rod 42 and the knuckle arm 43. I have to. A sliding shaft 45 is connected to the power cylinder 41 via link members 44, 44. The sliding shaft 45 is arranged in parallel with the power cylinder 41 and is in the same direction as the operation direction of the power cylinder 41. It is configured to move by the same dimension. A cylindrical body 46 is slidably fitted to the outer periphery of the sliding shaft 45 with respect to the sliding shaft 45, and the cylindrical body 46 is fixed in the left-right direction.
[0024]
As shown in FIG. 14, the central portion 45a of the sliding shaft 45 is formed to have a smaller diameter than both end portions 45b and 45b, and the cylinder 46 located on the outer peripheral portion of the central portion 45a has a front wheel acceleration. A clutch on / off switch 51 is attached, and differential lock release switches 52 and 52 are attached to both sides thereof. The contact point 51a of the front wheel acceleration clutch on / off switch 51 and the contact point 52a of the differential lock release switch 52 penetrate into the cylindrical body 46, and the contact point 51a and the contact points 52a and 52a are connected to the central portion 45a of the sliding shaft 45. When it is located in the portion, the front wheel acceleration clutch on / off switch 51 and the differential lock release switch 52 are in the OFF state.
[0025]
When the power cylinder 41 is moved in the left-right direction by the steering operation, the sliding shaft 45 is moved accordingly. First, when the power cylinder 41 moves to the left, the power cylinder 41 is moved to the right. When the diff lock release switch 52 is moved to the left, the contact 52a of the diff lock release switch 52 is pushed up against the end 45b of the slide shaft 45, and the diff lock release switch 52 is turned on. Thereafter, when the sliding shaft 45 further moves, the contact 51a of the front wheel acceleration clutch on / off switch 51 is pushed up against the end 45b of the sliding shaft 45, and the front wheel acceleration clutch on / off switch 51 is in the ON state. It becomes.
[0026]
In this case, when the front wheel acceleration clutch on / off switch 51 is turned on, the front wheel acceleration solenoid 55 shown in FIG. 15 is activated to connect the front wheel acceleration clutch. Further, a differential lock ON solenoid 56, a differential lock OFF solenoid, a differential lock on / off switch 54, and the like are connected to the differential lock drive unit 53 in FIG. 15. When either the left or right differential lock release switch 52 is turned on, the differential lock is turned on. The diff lock ON solenoid 56 is deenergized via the drive unit 53, and the diff lock state is released. That is, with the movement operation of the power cylinder 41 by the steering operation, on / off of the front wheel acceleration clutch and release of the differential lock state are performed at different operation timings.
[0027]
As a result, when turning left and right, it is possible to switch to the front wheel acceleration state at a certain power cylinder 41 position, that is, the steering operation position, and it is possible to automatically release the differential lock state during turning. Further, since the switches such as the front wheel acceleration clutch on / off switch 51 and the differential lock release switch 52 are attached to the portion of the slide shaft 45 connected to the power cylinder 41 via the link members 44 and 44, In terms of structure and space, it can be easily attached later.
[0028]
That is, a front axle support member that supports the front axle and a front weight support member that supports the front weight are formed separately, and the front axle support member and the front weight support member are shifted in the vertical direction. Since it is arranged, a member having a strength necessary and suitable for the front axle bracket is used as a component of the front axle bracket, and a member having a strength necessary and suitable for the front weight bracket is used as a component of the front weight bracket. Since each can be used, the weight of the vehicle body can be reduced and the cost can be reduced. In addition, by arranging the front weight support member below the front axle support member, the vertical installation position of the battery can be lowered, the overlapping area of the radiator and the battery in the vertical direction is reduced, and the radiator The front aperture ratio for the cooling air can be increased, and the passage of the cooling air can be secured widely, so that the cooling effect can be improved.
[0029]
In addition, a power steering mechanism that steers the front wheels via a tie rod and a knuckle arm by the operation of the power cylinder is configured, and a sliding shaft is connected to the power cylinder via a link member. It is arranged in parallel with the power cylinder so as to move integrally with the operation of the power cylinder, and a cylindrical body is slidably fitted to the sliding shaft on the outer periphery of the sliding shaft. The center portion of the sliding shaft is formed to have a smaller diameter than both end portions, and a front wheel speed increasing clutch on / off switch is attached to the cylindrical body positioned substantially at the outer periphery of the sliding shaft. Since the diff lock release switch is attached to both sides of the clutch on / off switch, the operation timing of the front wheel acceleration clutch on / off and the release of the diff lock state can be adjusted with the movement of the power cylinder by the steering operation. It could be carried out by Rashi. As a result, the vehicle can be switched to the front wheel acceleration state at a certain power cylinder position, that is, the steering operation position, when turning left and right, and the diff lock state can be automatically released during turning. In addition, since switches such as a front wheel acceleration clutch on / off switch and a diff lock release switch are attached to the portion of the sliding shaft connected to the power cylinder via a link member, structurally and in space, It was easy to attach it later.
[0030]
Further, since the reinforcing member for reinforcing the front grille made of resin is formed separately from the front grille, and the reinforcing member is attached to the inner surface side of the front grille, the dimensions of the front grille shape are reduced. It can be secured to prevent deformation, and the front grille can be reinforced to improve rigidity. In addition, the front grill could be securely fixed to the fuselage.
[0031]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
A work vehicle having a front grille covering a front portion of a bonnet of an airframe, and having a radiator built in a boundary portion between the bonnet and the front grill, an upper tank is disposed at an upper end portion of the radiator, and the upper tank is made of synthetic resin The upper tank is integrally formed with a water inlet joint for supplying water, and the water inlet joint protrudes from the left and right end portions of the upper tank, and the upper end portion in the front grille. The water supply port is disposed in the upper grille, the water supply port and the water supply port joint are connected by a joint hose as a connector, and the position of the water supply port in the front grill is the position and direction of the water supply port joint formed in the upper tank. by changing the, since the positionable to an arbitrary position and direction, depending on the configuration of the inner hood and front grill To be able to place the water supply port to a position at will, it is possible to improve the maintainability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view showing a tractor which is a work vehicle of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a front part of the machine body.
FIG. 3 is also a plan view.
FIG. 4 is a front view of the same.
FIG. 5 is a plan view showing a lock portion of the front grill.
FIG. 6 is a side view of the same.
FIG. 7 is a front view showing a reinforcing frame and an upper plate.
FIG. 8 is also a plan view.
FIG. 9 is a side view of the same.
FIG. 10 is a plan view showing a radiator.
FIG. 11 is a front view of the same.
FIG. 12 is a side view of the same.
FIG. 13 is a front view showing a steering mechanism portion of a front wheel.
FIG. 14 is a side cross-sectional view showing a cylindrical body to which a sliding shaft and switches are attached.
FIG. 15 is a diagram showing a driving circuit for a front wheel speed increasing mechanism and a diff lock device;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Front wheel 3 Front axle bracket 4 Front weight bracket 6 Bonnet 7 Front grill 13 Radiator 23 Reinforcement frame 24 Upper plate 25 Front grill catch 26 Water supply port 28 Wire 28a Opening / closing knob 29 Lock part 35 Upper tank 35a Water supply port joint

Claims

機体のボンネットの前部を覆うフロントグリルを備え、該ボンネットとフロントグリルとの境界部分にラジエータを内蔵した作業車において、該ラジエータの上端部にアッパータンクを配設し、該アッパータンクは合成樹脂の金型成型により形成し、該アッパータンクには給水するための給水口ジョイントを一体的に形成し、該給水口ジョイントは、アッパータンクの左右側端部から突出し、前記フロントグリル内の上端部に給水口を配置し、該給水口と給水口ジョイントとを、連結具であるジョイントホースにより連結し、該フロントグリル内の給水口の位置は、アッパータンクに形成する給水口ジョイントの位置及び方向を変更することで、任意の位置及び方向へ配置可能としたことを特徴とする作業車。A work vehicle having a front grille covering a front portion of a bonnet of a fuselage, and having a radiator built in a boundary portion between the bonnet and the front grille, an upper tank is disposed at an upper end portion of the radiator, and the upper tank is made of synthetic resin The upper tank is integrally formed with a water inlet joint for supplying water, and the water inlet joint protrudes from the left and right end portions of the upper tank, and the upper end portion in the front grille. The water supply port is disposed in the upper grille, and the water supply port and the water supply port joint are connected to each other by a joint hose that is a connector, and the position of the water supply port in the front grill is the position and direction of the water supply port joint formed in the upper tank. A work vehicle characterized in that it can be arranged in an arbitrary position and direction by changing .