JP3994753B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用シート装置に関し、特に、3人掛けが可能なシート装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来、3人掛け用の車両用シート装置として、3人掛け用の幅のシートクッションならびにシートバックを備えたいわゆるベンチシートや、1人掛け用の幅のシートクッションならびにシートバックの1人用座席と、2人掛け用の幅のシートクッションならびにシートバックの2人用座席とに分割された、いわゆる1.5分割シートと呼ばれるシート装置や、1人掛け用の幅のシートクッションならびにシートバックの1人用座席を3つ並べたシート装置などが知られている。
【0003】
座り心地およびシートアレンジ自由度では、1人用座席を3つ並べたシート装置が最も優れているが、車室幅に制限がある場合、各1人用座席の幅を十分に確保することが難しい。このように各1人用座席の幅を十分に確保できない場合、良好な座り心地を得ることが難しくなる。また、この左右両側の1人用座席の中心の位置が車両中央から離れがちで、これらの着座位置が車両側部のドアや窓に近くなり、着座した人が圧迫感を受けやすく、これによっても、良好な座り心地を得にくいという問題があった。
【0004】
そこで、上述の問題を解決するために、本願出願人は、先に、使用頻度の少ない中央座席の幅を使用頻度の高い左右座席よりも小さな寸法とし、かつ、中央座席用のシートベルト装置として、タングとこれに係合および係合解除可能なバックルとを備えた第1シートベルト装置と、同様にタングとこれに係合および係合解除可能なバックルとを備えた第2シートベルト装置との2組のシートベルト装置を設け、第1シートベルト装置は、タングあるいはバックルの一方を中央座席の左側に取り付け、他方を右側座席の車両中央寄りの位置に設け、また、第2シートベルト装置は、タングあるいはバックルの一方を中央座席の右側に取り付け、他方を左側座席の車両中央寄りの位置に設けた構成の車両用シート装置を提案した。
【0005】
この先に提案した車両用シート装置では、中央座席は、単独では使用できない小さい幅に狭めることで、限られた車幅寸法であっても、使用頻度の高い左右座席は、その幅として十分な幅を確保でき、また、中央座席も使用する場合は、左右座席の一方と並べて使用することで、小さな幅でも着座可能とし、さらに、中央座席用のシートベルト装置は、左右両方の座席とそれぞれ跨って第1シートベルト装置と第2シートベルト装置との2組のシートベルト装置を設けたことにより、中央座席を左右いずれの座席と並べて使用する場合でも、十分な幅を確保した状態でシートベルト装置を装着できるという特徴を有するものであった。
【0006】
しかしながら、先に提案した車両用シート装置にあっては、中央座席用のシートベルト装置が2組設けられており、この2組のシートベルト装置の一方を使用している時に、他方の非使用のシートベルト装置のバックルやタングが、中央座席のシートクッション上に載置されたままとなるため、着座者に突起感を与えるおそれがあった。
また、中央座席に取り付けられたシートベルト装置のバックルあるいはタングが非使用時にシートクッションの側部に垂れ下がることもあり、この場合、左右の座席をスライドさせたときに、この座席のシートクッションとの間に挟まれるおそれがあり、この場合、使用時にこの挟まれたバックルやタングを取り出すのに座席をスライドさせる必要があって、使い勝手の改善が望まれていた。
【0007】
本発明は、この従来の問題点に着目して成されたもので、使用頻度の高い左右外側のシート幅を確保して良好な座り心地を得ることと、高いシートアレンジ自由度を確保することとの両立を図りつつ、3人分のシートベルト装置の設定を可能とすることができる車両用シート装置を提供し、さらに、中央座席用のシートベルト装置が着座者に対して突起感を与えること、およびシートベルト装置が隣の座席との間に挟まることを防止して、上記車両用シート装置の改善を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため請求項1に記載の本発明は、
車室内に車幅方向に並んで右側座席、中央座席、左側座席が設置され、
前記中央座席の座席幅は右側座席および左側座席よりも幅狭に形成され、
各座席は、それぞれ、シートクッションとシートバックとを備えているとともに、各シートクッションがそれぞれ車室の床にスライド手段を介して支持されて各座席が独立して前後にスライド可能に支持され、
前記座席には、右側座席用の右席用シートベルト装置と、前記左側座席用の左席用シートベルト装置と、中央座席用の中央用シートベルト装置とが設置され、
前記中央用シートベルト装置として、タングとこれに係合および係合解除可能なバックルとを備えた第1シートベルト装置と、同様にタングとこれに係合および係合解除可能なバックルとを備えた第2シートベルト装置と、が設けられ、
前記第1シートベルト装置は、タングあるいはバックルの一方が中央座席の左側に取り付けられ、他方が右側座席の車両中央寄りの位置に設けられ、また、前記第2シートベルト装置は、タングあるいはバックルの一方が、中央座席の右側に取り付けられ、他方が左側座席の車両中央寄りの位置に設けられ、
前記中央座席のシートクッション後部には、左右のタングまたはバックルを収納する凹部が形成され、
この凹部の少なくとも下部に、クッション材が設けられていることを特徴とする手段とした。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シート装置において、
前記凹部の上面は、シートクッションの表皮が被せられているとともに、この凹部を覆う表皮には、凹部の内部を見ることができるようにする開口部が形成されていることを特徴とする手段とした。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両用シート装置において、
前記中央座席には、左右にバックルのみまたはタングのみが設けられていることを特徴とする手段とした。
【0011】
【発明の作用および効果】
本発明の車両用シート装置は、右側座席、中央座席、左側座席に3分割され、また、右側座席、中央座席、左側座席は、それぞれ独立して設けられているとともに、それぞれ独立して前後にスライドさせることができるため、右側座席のみを他の座席よりも前方にスライドさせて後方への乗降を容易にしたり、あるいは荷物の積み込みを容易としたり、また、中央座席のみを他の座席よりも前方や後方にスライドさせて、他の左右座席から後方へ、あるいはその逆へいわゆるウォークスルーを行うことを可能としたり、また、左側座席のみを他の座席よりも前方にスライドさせて後方への乗降を容易にしたり、あるいは荷物の積み込みを容易としたりすることができる。
【0012】
さらに、本発明では、右側座席に着座した人は、右席用シートベルト装置を装着し、また、左側座席に着座した人は、左席用シートベルト装置を装着する。
また、中央座席に着座した人がシートベルト装置を装着するには、中央座席を右側座席あるいは左側座席と並べて使用する。
すなわち、中央座席を右側座席と並べている状態では、中央用シートベルト装置の第1シートベルト装置を装着するもので、この場合、中央座席の左側に取り付けられたタングあるいはバックルと、これと対を成す右側座席の車両中央寄りの位置に設けられたタングあるいはバックルの他方とを係合させる。
また、中央座席を左側座席と並べている状態では、中央用シートベルト装置の第2シートベルト装置を装着するもので、この場合、中央座席の右側に取り付けられたタングあるいはバックルと、これと対を成す左側座席の車両中央寄りの位置に設けられたタングあるいはバックルの他方とを係合させる。
【0013】
このように本発明では、中央座席の左右の一方に設けられているタングあるいはバックルの一方と対となるタングあるいはバックルの他方が、中央座席の車外側の右側座席および左側座席に設けられているため、中央座席それ自体が十分な幅を有していなくても、中央座席に着座した乗員に対しシートベルト装置を提供することができる。
【0014】
また、中央座席にあっては、第1・第2シートベルト装置において使用していない方のシートベルト装置は、中央座席に設けたバックルまたはタングを、シートクッション後部の凹部内に収納する。
したがって、中央座席に着座したときに、非使用状態のシートベルト装置のバックルまたはタングが突起感を与えることがない。加えて、着座した人が凹部に収容されたバックルまたはタングの上に座った場合、この凹部の下部にはクッション材を設けているため、凹部に収納されたバックルまたはタングは、クッション材の弾性変形の分だけ沈み込み、着座者に突起感や異物感を与えることもない。さらに、中央座席に設けられたバックルまたはタングが、凹部に隠されるため、見栄えの向上も図ることができる。
【0015】
また、第1・第2両シートベルト装置が非使用状態のときに凹部に収納させると、シートベルト装置が中央座席の側部に垂れ下がることが無く、中央座席と左右の座席とを相対的にスライドさせたときに、シートベルト装置のバックルまたはタングが座席の間に挟まることが無くなり、使い勝手の向上を図ることができる。
【0016】
さらに、請求項2に記載の発明にあっては、シートベルト装置のバックルやタングは、開口部から表皮を変形させながら凹部に出し入れすることになる。この場合、表皮は、シートクッションの表皮であって柔軟性を有しているため、少ない開口面積で容易に出し入れすることができる。
また、バックルやタングを凹部に収納した状態では、バックルやタングが隠れて見栄えが向上し、さらに、中央座席に着座したときにシートベルト装置のバックルやタングが着座者に直接触れ難くなり、上記突起感をいっそう感じにくくなる。
【0017】
また、請求項3に記載の発明では、中央座席には、左右にタングのみあるいはバックルのみしか設けられておらず、それと対を成すバックルあるいはタングは、右側座席および左側座席に設けられている。
したがって、中央座席において、左右に設けられたタングどうし、あるいはバックルどうしを係合させることができないため、中央座席単独では、これに着座してシートベルト装置を装着することはできない。よって、中央座席の単独使用を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
この実施の形態の車両用シート装置を説明するにあたり、前後3列のシートが設置されるワンボックスカーにおいて2列目のシートに適用されている場合を例に挙げて説明するものとする。
【0020】
図1は実施の形態の車両用シート装置Sを示す斜視図である。
この実施の形態の車両用シート装置Sは、特許請求の範囲全請求項に記載の発明に対応したもので、右側座席1、中央座席2、左側座席3の3つの座席が車幅方向に並んで設けられている。
前記右側座席1ならびに左側座席3は、それぞれ、左右対称な構成でありシートクッション11,31およびシートバック12,32を備えている。各シートクッション11,31は、それぞれ、1人分として必要十分な幅である500〜550mmの範囲、例えば520mmの幅L1を有し、かつ、上面は、左右に凸部11b,11bならびに31b,31bとその間に凹部11c,31cとが設けられて、着座者の臀部を凹部11c,31cで支持し、かつ、その臀部の左右を凸部11b,11bならびに31b,31bで支える形状に形成されている。
そして、各シートクッション11,31は、下面に図示を省略したベース部を有しているとともに、このベース部にスライド手段としてのスライダが設けられ、かつ、このスライダが図外の床に設けられたスライド手段としてのスライドレールに前後スライド自在に支持されている。なお、スライドレールおよびスライダによるスライド手段は、周知な構成であり、本願発明において新規な部分ではないから詳細な説明は省略する。
【0021】
また、各シートバック12,32は、各シートクッション11,31に対し、図示を省略したリクライニングデバイスを介して、前後方向に揺動可能に支持されている。なお、リクライニングデバイスは、周知のものであり、本発明において新規な部分ではないから詳細な説明は省略する。
また、前記シートバック12,32は、前面が、左右に着座者の上半身の左右を支持する凸部12b,12bならびに32b,32bを有するとともに、両凸部12b,12bならびに32b,32bの間に凹部12c,32cが形成され、着座者の上半身を左右に揺れないように保持可能な形状に形成されている。さらに、各シートバック12,32の上端部にはヘッドレスト13,33が取り付けられている。
【0022】
次に、前記中央座席2は、シートクッション21ならびにシートバック22を備え、前記シートクッション21の幅L2は、左右両座席1,3の幅L1よりも狭いとともに、1人用に必要な幅よりも狭い幅、すなわち400mmよりも狭い寸法に形成されているものであり、具体的には、250〜300mmの範囲の寸法、例えば280mm(=L2)に形成されている。
この中央座席2は、図2の斜視図に示すように、シートクッション21が箱状のシートレッグ23に支持され、このシートレッグ23は、上述したシートクッション11,31と同様に、フロアFの下に設けた図外のスライドレールに前後にスライド自在に支持されている。このシートレッグ23のスライドは、図外のロック機構がスライドレールと係合して規制されるもので、シートレッグ23の前端下部に設けられたスライドレバー23rを引くと、上記係合が外れてシートレッグ23のスライドが可能となる。
なお、図において51,51は、前記スライドレールを覆って、フロアFに設けられたレールカバーであり、このレールカバー51は、ゴムなどの柔軟な素材により形成され、その中央には、シートレッグ23に設けられた図外のスライダの前後移動を許すスリット51sが形成されている。
また、この中央座席2の前後スライド量は、左右座席1,3のスライド量よりも前後に長く設定されており、例えば、左右座席1,3を最も後方にスライドさせた状態で、中央座席2を最も前方にスライドさせた場合には、中央座席2の後端が左右座席1,3の前端よりも前方に配置され、逆に、左右座席1,3を最も前方にスライドさせた状態で中央座席2を最も後方にスライドさせた場合には、中央座席2の前端が左右座席1,3の後端よりも後方に配置されるスライド量に設定されている。
【0023】
前記シートバック22は、リクライニングデバイス24を介してシートクッション21に連結されており、シートクッション21に対して、図3において実線で示す起立状態と、この起立状態から後方に略水平となるまで倒した図3において想像線で示すフルリクライニング状態とに回動可能に支持されている。なお、この起立状態とフルリクライニング状態との切り替えはリクライニングレバー24rを操作することにより行う。また、前記リクライニングデバイス24には、少なくとも起立状態で、望ましくはさらにフルリクライニング状態でシートバック22の回動を規制するロック機構(図示省略)が設けられている。
さらに、前記シートバック22は、リクライニングデバイス24に連結されてシートバック22を支持するレバー24bの先端部の位置で前方に回動可能に支持されており、前述の起立状態から前方に回動させて、図3において想像線で示す前倒し状態とすることが可能に構成されている。なお、この前倒しは、図2に示す前倒しレバー22rを操作することにより行うことができる。また、前倒し状態では、前記シートバック22の背面に設けたカップホルダ22hが上方を向いて現れる。
【0024】
さらに、前記シートレッグ23は、樹脂などにより形成され、図3に示すように、上方に開口した物入れ23cが形成されているとともに、その後方には、物入れ23cの開口部分と略同じ高さに棚部23fが形成されている。そして、前記の物入れ23cは、前記シートクッション21の可動クッション211により開閉されるよう構成されている。
【0025】
すなわち、前記シートクッション21は、前記物入れ23cを覆う前側の可動クッション211と、前記棚部23fに固定された後端部の固定クッション212とに分割されている。
前記可動クッション211の前端部は、シートレッグ23に設けられたヒンジ23hを中心に、図において実線で示すシート状態から、図において想像線で示す起立状態に回動可能に支持されている。この可動クッション211の回動により物入れ23cを開閉することができる。
なお、前記ヒンジ23hは、樹脂製のヒンジカバー23dにより覆い隠されている。
【0026】
一方、前記固定クッション212は、図2および図3に示すように、可動クッション211と同様の表皮213により略直方体の箱形状に形成され、かつ、内部には、下部と左右側部と後部にクッション材214が設けられている。そしてこのクッション材214と表皮213との間に、略直方体形状の凹部21bが形成されており、表皮213の一部は、クッション材214の上に折り返されて凹部21bの下面を形成している。
さらに、凹部21bの前端部の上方に位置する表皮213には、凹部21bを外部と連通する開口部215が略四角形状に形成されている。
【0027】
次に、シートベルト装置について説明する。
本実施の形態の車両用シート装置にあっては、図1に示すように、シートベルト装置として、右席用シートベルト装置4、左席用シートベルト装置(右席用シートベルト装置と左右対称であるため図示省略)、中央用第1シートベルト装置61、中央用第2シートベルト装置62が設けられている。
【0028】
前記右席用シートベルト装置4と左席用シートベルト装置とは、左右対称で同じ構成であるので、右席用シートベルト装置4について説明し、左席用シートベルト装置についての説明は省略する。
この右席用シートベルト装置4は、図1に示すように、図示を省略した右側車体側部に上下方向に延在されたウエビング41に右側タング42が取り付けられている。すなわち、帯状のウエビング41は、下端部が車両の床近くに固定されたアンカ46に連結され、上端部は、右側車体側部の上部に設けられたスルーリング44に挿通されて下方に折り返された後、その下方位置で右側車体側部の内部に収納された巻取装置45に巻き取られている。一方、前記右側座席1のシートクッション11の下部には、前記右側タング42と係合および係合解除可能な右側バックル43が取り付けられている。なお、右側バックル43は、右側座席1と中央座席2との間からシートクッション11の上に現れている。
したがって、右席用シートベルト装置4を使用する場合には、右側タング42を図外の右側車体側部から車両中央方向へ引っ張って右側バックル43に係合させると、巻取装置45からウエビング41が引っ張り出され、ウエビング41の右側タング42よりも下側に位置する部分が右側座席1に着座した人のウエスト部分に巻き付けられるとともに、ウエビング41の右側タング42よりも上側に位置する部分が右側座席1に着座した人の右肩から左腰にかけて斜めに掛け渡される。
【0029】
次に、中央用第1シートベルト装置61および中央用第2シートベルト装置62について説明する。前記中央用第1シートベルト装置61は、中央第1バックル61bと中央第1タング61tを備え、同様に、中央用第2シートベルト装置62は、中央第2バックル62bと中央第2タング62tを備えている。
【0030】
前記中央用第1シートベルト装置61を構成する中央第1バックル61b、および中央用第2シートベルト装置62を構成する中央第2バックル62bは、図3に示すように、それぞれウエビング61c,62cの先端に取り付けられ、これらウエビング61c,62cの基端は、前記シートレッグ23の内部に固定された金属製のフレーム63に強固に溶着されたブラケット64にボルトで固定されたアンカプレート65に取り付けられている。なお、中央用第1シートベルト装置61のウエビング61cは、中央座席2の左端部寄りの位置に取り付けられている一方、中央用第2シートベルト装置62のウエビング62cは、中央座席2の右端部寄りの位置に取り付けられている。
さらに、前記ウエビング61c,62cは、シートレッグ23の棚部23fに開口された挿通穴23tを通って、シートクッション21の後端部に設けられた凹部21bに通され、その先端に設けられた中央第1バックル61bおよび中央第2バックル62bが前記凹部21b内に配置されている。
すなわち、両バックル61b,62bは、通常は、図2に示すように凹部21b内に収容され、必要に応じて前記開口部215から出して使用する。
【0031】
次に、中央第1タング61tは、ウエビング61sの先端に取り付けられ、このウエビング61sの基端が右側座席1のシートクッション11の下部左寄り位置に取り付けられ、中央第1タング61tが、右側座席1のシートクッション11とシートバック12との間からシートクッション11の上面に引っ張り出されている。なお、非使用時は、中央第1タング61tおよびウエビング61sは、シートクッション11とシートバック12との間に押し込んでおいてもよい。
【0032】
前記中央用第2シートベルト装置62は、上記中央第1シートベルト装置61と、左右対称の構成であり、図5に示すように、中央第2タング62tに連結されたウエビング62sの基端が左側座席3のシートクッション31の下部右寄り位置に取り付けられ、シートクッション31とシートバック32との間からシートクッション31の上面に引っぱり出されている。
【0033】
次に、実施の形態の作用について説明する。
(基本状態)
実施の形態の車両用シート装置Sにあっては、図1に示すように、各座席1,2,3を横に並べた状態とすることができ、これを基本状態とする。
この状態では1人掛けの場合は、右側座席1と左側座席3の一方に座り、また、2人掛けの場合には、右側座席1と左側座席3のそれぞれに座る。
この場合、左右両座席1,3は、例えば520mmというように、500mmよりも広く1人が座るのに十分な幅を有し、かつ臀部の中央がシートクッション11,31の凹部11c,31cに支持されるとともに、臀部の左右がシートクッション11,31の凸部11b,11bならびに31b,31bで支持され、また、着座者の背中の中央がシートバック12,32の凹部12c,32cに支持されるとともに、背中の左右がシートバック12,32の凸部12b,12bならびに32b,32bで支持されるため、良好な座り心地が得られるとともに、高いホールド性が得られる。
【0034】
また、実施の形態にあっては、中央座席2の前後スライド量が大きく設定されているため、このような1人掛けや2人掛けの状態で、中央座席2を前方に大きくスライドさせて、左右両座席1,3の間に前後につながる空間を形成し、この2列目の車両用シート装置Sに着座している人が、車外に出ることなく後方の3列目シートに移動したり、その逆に、3列目シートの乗員が2列目に移動したりする、いわゆるウォークスルーを行うことができる。また、図外の1列目シートにもウォークスルー機能が設定されている場合は、1列目から3列目までウォークスルーが可能となる。
【0035】
さらに、本実施の形態1では、図3において想像線で示すように、中央座席2のシートバック22を前倒しして、シートバック22の背面をアームレストとして使用したり、カップホルダ22hを使用したりすることができる。あるいは、図3において想像線で示すように、シートクッション21の可動クッション211を回動させて物入れ23cを使用することもできる。
【0036】
(シートアレンジ)
次に、シートアレンジについて説明すると、実施の形態にあっては、右側座席1,中央座席2,左側座席3がそれぞれ独立して前後スライド可能であるため、3人掛け可能な状態から、図4に示すように、左右に並んだ右側座席1および中央座席2に対して左側座席3を前方にスライドさせたり、図5に示すように、左右に並んだ中央座席2および左側座席3に対して右側座席1を前方にスライドさせたりすることができる。
したがって、高いシートアレンジ性能を確保することができる。
すなわち、図外の3列目シートの側方にドアが無く、2列目シートである実施の形態1の車両用シート装置Sの側方のドアから3列目シートに乗降する構成の場合、図4に示すように左側座席3を前方にスライドさせて、シートに着座した人が車外に出ることなく、左側座席3の後を通って乗降でき、あるいは、図5に示すように前方スライドさせた右側座席1の後を通って乗降することができる。また、図4あるいは図5に示す前方にスライドさせた右側座席1あるいは左側座席3を折り畳んで、長尺荷物を積み込むことも可能である。
また、左右座席1,3の一方に、図外のチャイルドシートを装着している場合でも、図4あるいは図5に示すように、チャイルドシートを装着している左右座席1,3の一方を前方にスライドさせたり、あるいは、チャイルドシートを装着していない他方を前方にスライドさせたりして、2列目のシート装置に着座している人が車外におりることなく、3列目シートに乗降することもできる。
【0037】
(シートベルト装置の使用形態)
次に、シートベルト装置の使用形態について説明する。
1人掛けや2人掛け3人掛けのいずれの場合でも、右側座席1および左側座席3に座った乗員は、右席用シートベルト装置4・左席用シートベルト装置4を使用する。
ここで、右席用シートベルト装置4を使用する場合は、右側タング42を右側バックル43に係合させる。これにより、ウエビング41の右側タング42の下側に位置する部分が右側座席1に着座した人のウエスト部分に巻き付けられるとともに、ウエビング41の右側タング42よりも上側に位置する部分が右側座席1に着座した人の右肩から左腰にかけて斜めに掛け渡される。
【0038】
次に、図4に示すように、中央座席2と右側座席1とが並んでいる状態において中央座席2に着座した人は、中央第1シートベルト装置61を使用する。
すなわち、この場合には、中央座席2のシートクッション21に取り付けられた中央第1バックル61bと、右側座席1のシートクッション11に取り付けられた中央第1タング61tとを係合させる。
【0039】
一方、図5に示すように、中央座席2と左側座席3とが並んでいる状態において中央座席2に着座した人は、中央第2シートベルト装置62を使用する。
すなわち、この場合には、中央座席2のシートクッション21に取り付けられた中央第2バックル62bと、左側座席3のシートクッション31に取り付けられた中央第2タング62tとを係合させる。
【0040】
また、図1に示すように、全座席1,2,3が一列に並んでいる場合には、中央座席2に着座している人は、中央第1シートベルト装置61と中央第2シートベルト装置62のいずれを使用してもよい。
【0041】
次に、中央第1シートベルト装置61および中央第2シートベルト装置62を使用しない場合、各バックル61b,62bを図1および図3に示すように、シートクッション21の後部の固定クッション212に設けた凹部21bの内部に収納する。
このように各バックル61b,62bを凹部21bに収納してシートクッション21の上に載置しなくてよいようにしたため、車両用シート装置Sを移動するときにバックル61b,62bを膝や臀部などで踏むことが無い。
さらに、この第1・第2両シートベルト装置61,62の非使用状態では、両バックル61b,62bを凹部21bに収納させるようにすると、ウエビング61c,62cがシートクッション21の左右側部に垂れ下がることが無く、中央座席2と左右座席1,3とを相対的にスライドさせたときに、ウエビング61c,62cおよびバックル61b,62bが座席の間に挟まることが無くなり、使い勝手の向上を図ることができる。
加えて、両バックル61b,62bを凹部21bに収納した状態では、バックル61b,62bが表皮213に隠れるため、見栄えが向上する。
【0042】
また、図4や図5に示すように、中央座席2用の両シートベルト装置61,62の一方を使用する場合、両バックル61b,62bの使用しない方は、上記と同様に凹部21b内に収納する。
したがって、中央座席2に着座した人が、その臀部で非使用状態のシートベルト装置のバックル61b,62bを直接押すことが無く、突起感を与えることがない。さらに、両バックル61b,62bを収容する凹部21bの下側には、クッション材214が設けられているため、臀部で凹部21bの上から荷重をかけた場合に、バックル61b,62bがクッション材214の弾性変形分だけ沈み込み、バックル61b,62bの突起感や異物感を与えることがない。また、凹部21bの側方や後方にもクッション材214を設けているため、その荷重が車両後方や側方に向けて斜めに入力された場合でも、クッション材214が変形して、上記のように突起感や異物感を与えることがない。
【0043】
加えて、凹部21bに収納した両シートベルト装置61,62のバックル61b,62bは、開口部215から表皮213を変形させながら凹部21bに出し入れすることになる。この場合、表皮213は、シートクッション21の表皮であって柔軟性を有しているため、少ない開口面積で容易に出し入れすることができる。
【0044】
さらに、本実施の形態では、1人分として十分な幅を有していない中央座席2を右側座席1および左側座席3に対して独立させて使用しようとした場合、すなわち、例えば図2で示すように中央座席2のみ前方にスライドさせ、この中央座席2のみに着座した場合、この中央座席2に取り付けられているのは両バックル61b,62bのみであるため、シートベルト装置を装着することができない。よって、十分な幅を有していない中央座席2を、無理に単独で使用するのを防止することができる。
【0045】
以上説明したように、実施の形態の車両用シート装置にあっては、1名分として十分な幅を有した右側座席1および左側座席3と、1名分として十分な幅に足りなり中央座席2のそれぞれを前後にスライド可能に支持したため、使用頻度の高い左右外側の右側座席1および左側座席3の幅を十分に確保して良好な座り心地を得ることと、高いシートアレンジ自由度を確保することとの両立を図ることができるという効果が得られる。
さらに、幅の狭い中央座席2のためのシート装置として、中央座席2と左右の両座席1,3とに跨って、中央第1シートベルト装置61と中央第2シートベルト装置62とを設けたため、幅の狭い中央座席2にあっても、左右の両座席1,3のいずれかと並べた状態で、十分な幅に設定されたシートベルト装置を装着することができるという効果が得られる。加えて、これら2つの中央第1・第2ベルト装置61,62を設置するにあたり、中央座席2それ自体には、それぞれバックル61b,62bしか設けていないため、十分な幅を有していない中央座席2において、無理にシートベルト装置を装着して着座することを防止することができる。
【0046】
以上、図面により実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、実施の形態において、中央第1シートベルト装置61および中央第2シートベルト装置62は、中央座席2にバックルのみが取り付けられる構成としたが、これらの組み合わせを逆にして、中央座席2にタングのみが取り付けられる構成としてもよいし、あるいは、第1シートベルト装置61は、バックル61bを中央座席2に取り付け、第2シートベルト装置62は、タング62tを中央座席2に取り付けるようにしてもよい。この構成の場合、中央第1タング612tと中央第2バックル62bとが係合しないようにするとともに、中央第2タング62tと中央第1バックル61bとが係合しないようにすれば、実施の形態1と同様に、中央座席2を単独で使用することができないため、十分な幅を有していない中央座席2において、無理にシートベルト装置を装着して着座することを防止することができる。
また、実施の形態では、凹部21bの上方を表皮213で覆った構成としたが、凹部21bを上方に開口した構成としてもよい。
また、実施の形態では、クッション材214を凹部21bの下部と後部と側部とに設けたが、少なくとも下部に設けていれば、バックルあるいはタングに荷重がかかったときにこれを吸収して突起感を与えないようにできる。
また、実施の形態では、ワンボックスカーの2列目シートを例に挙げたが、1列目を含み何列目に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の車両用シート装置を示す斜視図である。
【図2】実施の形態の車両用シート装置における中央座席を示す斜視図である。
【図3】実施の形態の車両用シート装置における中央座席の断面図(図2のS3−S3線による断面図)である。
【図4】実施の形態におけるシートアレンジを説明する斜視図である。
【図5】実施の形態におけるシートアレンジを説明する斜視図である。
【符号の説明】
F フロア
S 車両用シート装置
1 右側座席
11 シートクッション
11b 凸部
11c 凹部
12 シートバック
12b 凸部
12c 凹部
13 ヘッドレスト
2 中央座席
21 シートクッション
21b 凹部
22 シートバック
22h カップホルダ
22r レバー
23 シートレッグ
23f 棚部
23h ヒンジ
23d ヒンジカバー
23r スライドレバー
23t 挿通穴
24 リクライニングデバイス
24b レバー
24r リクライニングレバー
211 可動クッション
212 固定クッション
213 表皮
214 クッション材
215 開口部
3 左側座席
31 シートクッション
31c 凹部
32 シートバック
32c 凹部
33 ヘッドレスト
4 右席用シートベルト装置
41 ウエビング
42 右側タング
43 右側バックル
44 スルーリング
45 巻取装置
46 アンカ
51 レールカバー
51s スリット
61c,62c ウエビング
61 中央用第1シートベルト装置
61b バックル
61c ウエビング
61s ウエビング
61t タング
62 中央用第2シートベルト装置
62b バックル
62c ウエビング
62s ウエビング
62t タング
63 フレーム
64 ブラケット
65 アンカプレート

Claims (3)

  1. 車室内に車幅方向に並んで右側座席、中央座席、左側座席が設置され、
    前記中央座席の座席幅は右側座席および左側座席よりも幅狭に形成され、
    各座席は、それぞれ、シートクッションとシートバックとを備えているとともに、各シートクッションがそれぞれ車室の床にスライド手段を介して支持されて各座席が独立して前後にスライド可能に支持され、
    前記座席には、右側座席用の右席用シートベルト装置と、前記左側座席用の左席用シートベルト装置と、中央座席用の中央用シートベルト装置とが設置され、
    前記中央用シートベルト装置として、タングとこれに係合および係合解除可能なバックルとを備えた第1シートベルト装置と、同様にタングとこれに係合および係合解除可能なバックルとを備えた第2シートベルト装置と、が設けられ、
    前記第1シートベルト装置は、タングあるいはバックルの一方が中央座席の左側に取り付けられ、他方が右側座席の車両中央寄りの位置に設けられ、また、前記第2シートベルト装置は、タングあるいはバックルの一方が、中央座席の右側に取り付けられ、他方が左側座席の車両中央寄りの位置に設けられ、
    前記中央座席のシートクッション後部には、左右のタングまたはバックルを収納する凹部が形成され、
    この凹部の少なくとも下部に、クッション材が設けられていることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シート装置において、
    前記凹部の上面は、シートクッションの表皮が被せられているとともに、この凹部を覆う表皮には、凹部の内部を見ることができるようにする開口部が形成されていることを特徴とする車両用シート装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シート装置において、
    前記中央座席には、左右にバックルのみまたはタングのみが設けられていることを特徴とする車両用シート装置。
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