JP3994635B2 - 同軸コネクタ用レセプタクル - Google Patents

同軸コネクタ用レセプタクル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同軸コネクタ用レセプタクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機を自動車に持ち込んで使用する際、携帯電話機と嵌合して運転中においても携帯電話機を持たずに通話できるようにしたハンズフリーキットや携帯電話機を固定する装置が提供されている。図10はハンズフリーキットのような装置Aと携帯電話機Bとを示しており、装置Aは筐体1の上面に携帯電話機Bを載置する載置部1Aを設け、この載置部1Aに携帯電話機Bの裏部を載置することで装着固定できるようなっている。また携帯電話機Bを載置部1Aに載置固定すると載置部1Aに設けた同軸コネクタ2と携帯電話機Bの裏部に設けたレセプタクル3とが嵌合接続され、同軸コネクタ2の嵌合接続によりレセプタクル3内では携帯電話機B側の無線通信部のアンテナ接続部と携帯電話機B側のアンテナとの間を切り離すと同時にアンテナ接続部を同軸コネクタ2側に接続する回路を構成し、自動車側に設けたアンテナに同軸コネクタ2に接続された同軸ケーブルCを介して無線通信部のアンテナ接続部を接続することができるようになっている。
【0003】
図11は従来使用されている同軸コネクタ2とレセプタクル3との嵌合接続前の状態を示しており、この従来例の同軸コネクタ2はレセプタクル3に嵌合される同軸プラグ部4と、同軸ケーブルCを同軸プラグ部4の同軸ポスト5に接続するためのケーブル接続部6と、同軸コネクタ2を筐体1に取り付けるための取付部7とを備えている。
【0004】
取付部7は一端で同軸プラグ部4の外部導体9に固定され、他端で筐体1に固定された支持部材8に固定された外形が円錐台形状のコイルばね10を備えるとともに、筐体1の外側に突出する同軸プラグ部4の先部の軸方向変位を制限するために、同軸プラグ部4の取付部7に対する接合端付近に取り付けた環状の部材11を備えてなり、コイルばね10を筐体1に形成した取付孔部12内に収納するとともに、部材11を取付孔部12の開口の周辺の筐体1内側面に当接することで、同軸プラグ部4を軸方向及び径方向に変位可能に保持している。尚28は埃などが取付孔部12に入るのを防ぐためのフィルム体である。
【0005】
同軸プラグ部4は中心に上記の同軸ポスト5を内装した誘電体13とこの誘電体13を内装した上記外部導体9とからなる。
【0006】
ケーブル接続部6は同軸ケーブルCの誘電体19の中心に内装された導体20を収納するための貫通孔21を有する筒体22を備え、この筒体22の外面に同軸ケーブルCの外被導体23を収納するようになっている。この外被導体23は金属環体24の可塑変形により筒体22に絞り付けられている。またケーブル接続部6は筒体22と一体となって筒体22と直交し同軸プラグ部4の軸方向に延びた通路25を有するとともに上記貫通孔21に連結されている導電性ケース部26を備え、この導電性ケース部26に上記同軸プラグ部4の端部を嵌合固定し、導電性ケース部26内に導入された同軸ケーブルCの導体20の先端と同軸ポスト5の端部とを半田付けなどにより電気的に接続している。
【0007】
このように構成された同軸コネクタ2を装着した装置Aの筐体1の載置台1Aに携帯電話機Bを定位置に載置しようとした場合、携帯電話機Bの裏部に設けたレセプタクル3の外部電極体の表面に底部から表面開口に向けて徐々に内径が拡径するように形成した穴部14に同軸コネクタ2の同軸プラグ部4の先部が嵌まり、このとき携帯電話機Bを載置台1A側に押し付けようとする力により同軸プラグ部4の先部が穴部14のテーパ面に接触するが、コイルばね10により軸方向及び径方向に同軸プラグ部4が揺動するため、同軸コネクタ2の衝撃を吸収して損傷の危険を低減することができるのである。
【0008】
そして同軸プラグ部4の先部が穴部14の中心底部に設けた嵌合凹部15に嵌合すると、その底面に露出した可動接点体16の先端を同軸ポスト5の先端が押して可動接点体16を軸方向に動かしてその可動接点体16の後端で更に可動ばね板17を動かし、可動ばね板17の可動接点17aを固定端子18の接点面から開離させる。可動ばね板17は携帯電話機Bの無線通信部のアンテナ接続部に、固定端子18は携帯電話機Bのアンテナに接続されているため、上記開離によりアンテナが切り離されるとともに無線通信部のアンテナ接続部が可動ばね板17,可動接点体16を介して同軸プラグ部4の同軸ポスト5に接続されることで、同軸ケーブルCを介して自動車側のアンテナに接続されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで同軸コネクタ2の同軸プラグ部4の同軸ポスト5は、指等が接触した場合危険なため、外部導体9の先端面より飛び出さないように形成され、これに対応して同軸ポスト5の先端に接触するレセプタクル3側の接触部位を、嵌合凹部15の底面より露出させている。
【0010】
上記の従来例では、外部電極体の穴部14の中心底部に設けた嵌合凹部15の底面に可動接点体16の先端を露出させ、同軸ポスト5の先端がこの可動接点体16の先端に接触させる構造とし、さらにこの接触時に可動接点体16を押し動かしてその可動接点体16の後端で更に可動ばね板17を動かし、可動ばね板17の可動接点17aを固定端子18の接点面から開離させる構造としている。
【0011】
このため可動接点体16、可動接点ばね17、固定端子18の3つの部材で同軸ポスト5に対する接触構造と、切り換えスイッチ部とを構成することとなり、部品点数が多く、コスト高となっていた。
【0012】
本発明は上記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは同軸ポストとの接触構造とスイッチ接点部とを構成する部品点数を削減でき、製作コストが安価な同軸コネクタ用レセプタクルを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、中心に同軸ポストを貫挿させた誘電体を筒状外部導体内に同心状に設け、上記誘電体の先端より突出する同軸ポストの先端を上記外部導体の先端面より奥側に位置させた同軸プラグ部の先端部が嵌合して上記外部導体が接触する嵌合凹部を表面側に設けた外部電極体と、該外部電極体の裏方に配設され、一端部側が固定されて他端部側を上記外部電極体方向に弾発させた可動ばね板と、上記外部電極体の裏方に配設され、上記可動ばね板の他端部側のばね付勢方向の面に設けられた可動接点が弾接する接点面を備えた固定端子と、上記可動ばね板に一体立設され、先部を上記外部電極体の嵌合凹部の底面に開口した孔より上記外部電極体の嵌合凹部内に臨ませ、該嵌合凹部に上記同軸プラグ部の先端部が嵌合されたときに同軸ポストの先端が上記先部に弾接する接触突片とを備え、上記接触突片の先部に上記同軸ポストの先端が弾接したときに上記可動ばね板が撓んで上記可動接点を上記固定端子の接点面から開離させる同軸コネクタ用レセプタクルであって、上記可動ばね板は、一枚の金属板の打ち抜き加工により形成されたものであって、上記可動接点を可動ばね板の板面に膨出形成するとともに、上記接触突片を切り起こしにより一体立設して成り、上記同軸ポストの先端と接触する接触突片の先部の接触面を打ち抜き加工時のロール面で形成したことを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記接触突片の立設位置を上記可動接点近傍の位置として成ることを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、上記接触突片の先部にばね性を持たせたことを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明では、請求項1又は3の発明において、上記接触突片の先部が臨む上記外部電極体の上記嵌合凹部の底面に設けた上記孔の位置より上記可動接点を離した位置に設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項5の発明では、請求項1乃至4の何れかの発明において、上記可動ばね板の一端部側から接触突片の立設位置までの中間部位にばね長を長くする曲げ部位を設けて成ることを特徴とする。
【0018】
請求項6の発明では、請求項1乃至5の何れかの発明において、上記同軸ポストの先端が接触する上記接触突片の先部を同軸ポストの軸方向に略直交する平面状に形成して成ることを特徴とする。
【0019】
請求項7の発明では、請求項6の発明において、上記接触突片の先部の面を鏡面加工として成ることを特徴とする。
【0020】
請求項8の発明では、請求項1乃至7の何れかの発明において、上記接触突片の先部の先端を、上記外部電極体の嵌合凹部の孔を介して外部電極体の裏方に入れるように折曲して成ることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下本発明を基本形態および実施形態により説明する。
基本形態1)
基本形態のレセプタクル3は図1(a)に示すように外部電極体60と、外部電極体60が上部に被着される合成樹脂成形品のベース61と、可動ばね板56と、固定端子59等から構成される。
【0024】
ベース61は有底筒状に合成樹脂により成形されたもので、開口端側の周壁の外側に形成した段部に外部電極体60の周壁下端が載置されて外部電極体60が開口部に被着される。
【0025】
外部電極体60は携帯電話機等のケースに設けられた取付孔部内に配設される際に、取付孔部の外側開口に臨む表面には底部から表面開口に向けて徐々に内径が拡径した穴部54が設けられ、この穴部54の中心底部に図1(b)に示す同軸コネクタ2の同軸プラグ部4の先部を嵌合させるための嵌合凹部55を設け、嵌合凹部55の底部の孔55aよりベース61内に設けられた可動ばね板56に一体立設された接触突片57の先部を嵌合凹部55内に挿入している。この接触突片57の先部の先端は嵌合凹部55に嵌合される同軸プラグ部4の同軸ポスト5の先端が弾接する接触面を構成する。
【0026】
ここで可動ばね板56は一枚のフープ状の金属板を打ち抜いて形成されたもので、図2に示すように中間部に接触突片57を切り起こしにより一体立設し、一端部からは端子片56aを折り曲げ延長形成し、他端部の上面(図1において)には可動接点58をプレス加工等により膨出形成したもので、一端部に設けた圧入部56bをベース61の周壁に設けた溝61aに圧入することにより一端部がベース61に固持され、自由端である他端部側を図において上向きに弾発している。端子片56aの先部はベース61外に導出されて例えば携帯電話機の無線回路部(図示せず)に接続される。
【0027】
固定端子59はベース61の周壁に設けた溝61bに中間部に形成した圧入部59aを圧入することで周壁に固定されており、一端部をベース61内に、他端部をベース61の外側に導出し、一端部の下面を可動ばね板56の自由端の上面に設けた可動接点58に対向配置し、可動ばね板56の弾発により可動接点58が弾接する接点面を上記下面により構成している。
【0028】
固定端子59の他端部は例えば携帯電話機のアンテナと接続される端子部を構成し、同軸コネクタ部4が外部電極体60の嵌合凹部55に嵌合されない状態(図1(a))で、可動ばね板56の可動接点58が固定端子59の接点面に弾接し、可動ばね板56に接続される無線通信部(図示せず)と、固定端子59に接続されたアンテナとが電気的に接続されるようになっている。
【0029】
而して図1(b)に示すように本基本形態のレセプタクル3の外部電極体60の穴部54に設けた嵌合凹部55に同軸コネクタ2の同軸プラグ部4の先部を嵌合接続すると、同軸コネクタ2の外部導体9が外部電極体60に接触するとともに、同軸プラブ部4の同軸ポスト5の先端が嵌合凹部55内に突出している可動ばね板56の接触突片57の上端に弾接して、接触突片57を下方へ押下げる。
【0030】
これにより可動ばね板56は一端部を中心として撓み、自由端側の可動接点58を固定端子59の接点面より開離させ、アンテナを無線通信部より切り離す。つまり可動接点58と固定端子59の接点面より構成される切換スイッチ部をオフ駆動するのである。
【0031】
この同軸コネクタ部4の嵌合接続を解除すると、可動ばね板56が弾性により復帰して可動接点58が固定端子59の接点面に弾接した図1(a)の状態に戻る。
【0032】
尚図示する同軸コネクタ部4は外部導体9の先部に割り溝27が形成され、また誘電体13の先端面を外部導体9の先端面よりも奥に位置させるとともに、誘電体13の先端より突出させた同軸ポスト5の先端面を外部導体9の先端面よりも外部に突出しないように奥内に位置させている。
【0033】
基本形態2)
上記基本形態1では接触突片57の立設位置を可動ばね板56の一端部と、他端部との間の略中央位置としているが、本基本形態は、図3に示すように接触突片57の立設位置を可動ばね板56の自由端である他端部寄り、つまり可動接点58の近傍側としたものである。
【0034】
つまり本基本形態では、可動ばね板56の固定位置と接触突片57の位置までの距離、つまりばね長Lを長くして、同軸プラグ部4の嵌合接続時に可動ばね板56側に加わる応力の低減を図り、ばね折れや変形を防止している。
【0035】
尚その他の構成は基本形態1と同じであるので、図示は省略する。
【0036】
基本形態3)
上記基本形態1,2では接触突片57の上端を同軸ポスト5の先端が弾接する接触面としたが、接触突片57に立設方向の力が接触突片57に加わるため、可動ばね板56に加わる応力が大きい。
【0037】
そこで本基本形態3では接触突片57の先端を図4に示すように逆L状に折り曲げて、その横片57aの板面を同軸プラグ部4の同軸ポスト5が弾接する接触面とし、この折り曲げにより接触突片57に弾性を持たせて応力の分散を図っている
【0038】
つまり本基本形態も同軸プラグ部4の嵌合接続時に可動ばね板56側に加わる応力の低減を図り、ばね折れや変形を防止している。
基本形態4)
上記基本形態2,3では、可動接点58の位置に接触突片57の立設位置を近づけることで、応力の低減を図るようにしているが、基本形態3の接触突片57のように応力の分散が図れる場合、図5の実線で示すように可動接点58の位置から接触突片57の立設位置を離しても良い。この場合接触突片57が臨む外部電極体60の嵌合凹部55の孔55aの位置が可動接点58の位置より離れることなり、同軸プラグ部4の同軸ポスト5の嵌合接続時に接触突片57の横片57aを含む先部に付着した異物が孔55aを介してベース61の内部に入っても可動接点58までに到達せず、異物による動作不良の危険性が少なくなる。
【0039】
尚その他の構成は基本形態1と基本的には同じであるので、図示は省略する。
【0040】
基本形態5)
基本形態は更に応力の低減を図るために、図6に示すように可動ばね板58の一端部と接触突片57の立設位置までの距離を長くするために途中で、斜辺部56cを折り曲げ形成しても良い。これにより可動ばね板56の長さを長くすることができて、応力の低減が図れ、一層可動ばね板56のばね折れや変形の防止が図れることになる。
【0041】
尚その他の構成は基本形態4と基本的には同じであるので、図示は省略する。
(実施形態
上記基本形態5は可動ばね板56に斜辺部56cを折り曲げ形成してばね長を長くするようにしたものであるが、可動ばね板56の一端部の水平部位と、可動接点58を形成した水平部位の高さ位置が上下方向にずれるため、図7に示すように可動接点58が固定端子59の接点面に弾接している状態(同軸プラグ部4の非嵌合接続状態)で、接触突片57の横片の板面が同軸ポスト5の軸方向に直交する平面となるように可動ばね板56,接触突片57を打ち抜き、曲げ加工したものを本実施形態では使用する。
【0042】
図8(a)(b)は打ち抜き、曲げ加工して得られた本実施形態に用いる可動ばね板56の上面図、側面図を示す。この状態では可動接点58が設けられた自由端側の片が斜め上向きとなって、可動ばね板56の一端部側の板面の高さ位置と略同じ高さ位置となっている。またこの自由端側の板面に平行する接触突片57の横片57aの板面も斜めとなっている。
【0043】
このように形成された可動ばね板56をベース61に組み込むと、固定端子59の接点面の高さ位置が、可動ばね板56の一端部側の板面の高さ位置より低いため、可動接点58が固定接点板59の接点面59に弾接した状態では、自由端側の部位が固定端子59により押さえ込まれる状態となり、そのため接触突片57の横片57aの板面が同軸プラブ部4の同軸ポスト5の軸方向に直交する平面となるように保持される。従って同軸プラグ部4の先部が外部電極体6の嵌合凹部54に嵌合接続される際に、同軸ポスト5の偏心によって接触ポイントのずれが生じても安定した接触を保て、高周波特性が安定する。
【0044】
尚同軸ポスト5に接触する接触突片57の横片57aの板面部分は、可動ばね板56を打ち抜く加工する際に用いる加工機のロール面側の板面であるようにする。つまり切断面に接触する場合に比べて安定した接触が可能となり高周波特性の安定化が図れる。この構成は基本形態3〜5の接触突片57の横片57aに採用しても勿論良い。
【0045】
更に同軸ポスト5の先端が接触する接触突片57の横片57aの接触面に鏡面加工を施し、面粗度を上げることで接触面の平面度をより高くして安定した接触が得られるようにすれば、一層安定した高周波特性が得られる。この鏡面仕上げの構成は、基本形態3〜5の接触突片57の横片57aに採用しても勿論良い。
【0046】
(実施形態
本実施形態は実施形態の構成において、図9に示すように接触突片57の横片57aの先端を下向きに折り曲げ延長してその先部57bを外部電極体60の嵌合凹部55の底面の孔55aを介してベース61内に入れる構成としたものである。
【0047】
このように構成することで、接触突片57の剛性を高め、外部からの負荷(悪戯)に対して接触突片57の変形防止を図っている。本実施形態の構成は上記の各基本形態に適用できる構成である。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の発明は、中心に同軸ポストを貫挿させた誘電体を筒状外部導体内に同心状に設け、上記誘電体の先端より突出する同軸ポストの先端を上記外部導体の先端面より奥側に位置させた同軸プラグ部の先端部が嵌合して上記外部導体が接触する嵌合凹部を表面側に設けた外部電極体と、該外部電極体の裏方に配設され、一端部側が固定されて他端部側を上記外部電極体方向に弾発させた可動ばね板と、上記外部電極体の裏方に配設され、上記可動ばね板の他端部側のばね付勢方向の面に設けられた可動接点が弾接する接点面を備えた固定端子と、上記可動ばね板に一体立設され、先部を上記外部電極体の嵌合凹部の底面に開口した孔より上記外部電極体の嵌合凹部内に臨ませ、該嵌合凹部に上記同軸プラグ部の先端部が嵌合されたときに同軸ポストの先端が上記先部に弾接する接触突片とを備え、上記接触突片の先部に上記同軸ポストの先端が弾接したときに上記可動ばね板が撓んで上記可動接点を上記固定端子の接点面から開離させるので、従来切り換えスイッチ部を構成する部材以外に必要であった同軸ポストと接触する別部品の可動接点部材が不要となって、部品点数を削減でき、製作コストが安価となるという効果がある。
【0049】
また、上記可動ばね板は一枚の金属板の打ち抜き加工により形成されたものであって、上記可動接点を可動ばね板の板面に膨出形成するとともに、上記接触突片を切り起こしにより一体立設したので、部品コストが安価となり、一層の低コスト化が図れるという効果がある。
【0050】
また、上記同軸ポストの先端と接触する接触突片の先部の接触面を打ち抜き加工時のロール面で形成したので、切断面に比べて接触性に優れ、高周波特性が一層安定するという効果がある。
【0051】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記接触突片の立設位置を上記可動接点近傍の位置としてあるので、同軸プラグ部の嵌合接続時に可動ばね板にかかる応力を低減でき、結果ばね折れや変形を防止できるという効果がある。
【0052】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記接触突片の先部が臨む外部電極体の嵌合凹部の底面に設けた孔の位置より上記可動接点を離したので、孔を介して異物(ゴミ)が入り込んでも、可動接点側に至ることがなく、異物侵入による動作不良の発生の恐れが無いという効果がある。
【0053】
請求項の発明は、請求項1又は2の発明において、上記接触突片にばね性を持たせたので、応力の分散が図れ、同軸プラグ部の嵌合接続時に可動ばね板にかかる応力を低減でき、結果ばね折れや変形を防止できるという効果がある。
【0054】
請求項の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、上記可動ばね板の一端部側から接触突片の立設位置までの中間部位にばね長を長くする曲げ部位を設けてあるので、同軸プラグ部の嵌合接続時に可動ばね板にかかる応力を低減でき、結果ばね折れや変形を防止できるという効果がある。
【0055】
請求項の発明は、請求項1乃至の何れかの発明において、上記同軸ポストの先端が接触する上記接触突片の先部を同軸ポストの軸方向に略直交する平面状に形成したので、同軸ポストの偏心によって接触ポイントのずれが生じても安定した接触を保つことができ、結果高周波特性が安定するという効果がある。
【0056】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記接触突片の先部の面を鏡面加工としたので、同軸ポストと接触する面の平面度をより高くすることができ、そのためより安定した接触が可能となって、高周波特性を一層安定化できるという効果がある。
【0057】
請求項の発明は、請求項1乃至7の何れかの発明において、上記接触突片の先部の先端を、上記外部電極体の嵌合凹部の孔を介して外部電極体の裏方に入れるように折曲したので、接触突片の剛性を高め外部からの負荷(悪戯)に対して変形防止の効果が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の基本形態1の断面図である。
(b)は同上の同軸プラグ部との嵌合接続状態を示す一部省略せる断面図である。
【図2】 同上に用いる可動ばね板の上面図である。
【図3】 本発明の基本形態2に用いる可動ばね板の側面図である。
【図4】 本発明の基本形態3に用いる可動ばね板の側面図である。
【図5】 本発明の基本形態4に用いる可動ばね板の側面図である。
【図6】 本発明の基本形態5に用いる可動ばね板の側面図である。
【図7】 本発明の実施形態の同軸プラグ部の非嵌合接続状態を示す一部省略せる断面図である。
【図8】 (a)は同上に用いる可動ばね板の上面図である。
(b)は同上に用いる可動ばね板の側面図である。
【図9】 本発明の実施形態の断面図である。
【図10】 同軸コネクタプラグ及びレセプタクルの使用例の説明図である。
【図11】 従来例のレセプタクルとの嵌合接続状態の断面図である。
【符号の説明】
2 同軸コネクタプラグ
3 レセプタクル
4 同軸プラグ部
5 同軸ポスト
54 穴部
55 嵌合凹部
55a 孔
56 可動ばね板
57 接触突片
58 可動接点
59 固定端子
60 外部電極体
61 ベース

Claims (8)

  1. 中心に同軸ポストを貫挿させた誘電体を筒状外部導体内に同心状に設け、上記誘電体の先端より突出する同軸ポストの先端を上記外部導体の先端面より奥側に位置させた同軸プラグ部の先端部が嵌合して上記外部導体が接触する嵌合凹部を表面側に設けた外部電極体と、該外部電極体の裏方に配設され、一端部側が固定されて他端部側を上記外部電極体方向に弾発させた可動ばね板と、上記外部電極体の裏方に配設され、上記可動ばね板の他端部側のばね付勢方向の面に設けられた可動接点が弾接する接点面を備えた固定端子と、上記可動ばね板に一体立設され、先部を上記外部電極体の嵌合凹部の底面に開口した孔より上記外部電極体の嵌合凹部内に臨ませ、該嵌合凹部に上記同軸プラグ部の先端部が嵌合されたときに同軸ポストの先端が上記先部に弾接する接触突片とを備え、上記接触突片の先部に上記同軸ポストの先端が弾接したときに上記可動ばね板が撓んで上記可動接点を上記固定端子の接点面から開離させる同軸コネクタ用レセプタクルであって、
    上記可動ばね板は、一枚の金属板の打ち抜き加工により形成されたものであって、上記可動接点を可動ばね板の板面に膨出形成するとともに、上記接触突片を切り起こしにより一体立設して成り、上記同軸ポストの先端と接触する接触突片の先部の接触面を打ち抜き加工時のロール面で形成したことを特徴とする同軸コネクタ用レセプタクル。
  2. 上記接触突片の立設位置を上記可動接点近傍の位置として成ることを特徴とする請求項1記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  3. 上記接触突片の先部にばね性を持たせたことを特徴とする請求項1又は2記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  4. 上記接触突片の先部が臨む上記外部電極体の上記嵌合凹部の底面に設けた上記孔の位置より上記可動接点を離した位置に設けたことを請求項1又は3記載の特徴とする同軸コネクタ用レセプタクル。
  5. 上記可動ばね板の一端部側から接触突片の立設位置までの中間部位にばね長を長くする曲げ部位を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  6. 上記同軸ポストの先端が接触する上記接触突片の先部を同軸ポストの軸方向に略直交する平面状に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  7. 上記接触突片の先部の面を鏡面加工として成ることを特徴とする請求項6記載の同軸コネクタ用レセプタクル。
  8. 上記接触突片の先部の先端を、上記外部電極体の嵌合凹部の孔を介して外部電極体の裏方に入れるように折曲して成ることを特徴とする請求項1乃至7の何れか記載の同軸コネクタ用レセプタクル
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