JP3991180B2 - ウエブの除塵装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエブの除塵装置に関し、特に熱可塑性支持体(単に「フィルム」と言うこともある。)の表面に付着した異物、ゴミ、塵等を精密に除去するウエブの除塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
熱可塑性支持体にそれぞれの機能を付加して工業的な価値を発現させる製品には、写真感光材料、磁気記録テープ、光学用途フィルムなどが挙げられる。これらの多くは、熱可塑性支持体の表面に感光性物質、帯磁性物質、光変換物質等を塗布して製造されるが、近年、生産性を上げるために、これらの物質の塗布速度は向上しており、支持体表面に異物、ゴミ、塵等が付着していると、塗布欠陥がこれらの異物の大きさの数百倍にも達することがしばしば生じる。このため、塗布に先立って支持体表面に付着した塵埃等の異物を強制的に除去する、いわゆる除塵処理が行われている。
【0003】
ところで、これらの異物は、フィルムを製膜する際、フィルムが固化するまでに表面に存在して埋め込まれたもの、フィルムの製膜から機能性材料を塗布するまでの間に分子間力等で付着したもの、フィルム表面が帯電することで生じた静電力により付着したもの、固形物を含む液体が付着して、後に乾燥して固化したもの、などさまざまな原因で付着する。そして、これらの異物の組成やフィルムに対する付着力は様々であり、また大きさもサブミクロンから数ミリ大までが欠陥原因の対象となる。
【0004】
公知の乾式の除塵方法としては、特開昭59−150571号公報に開示されているように、フィルム表面に不織布やブレード等を押し付ける方法や、特開平10−309553号公報に開示されているように、清浄度の高い空気を高速で吹き付けて付着物をフィルム表面から剥離させるとともに、近接した吸い込み口に導入して除去する方法などが知られている。特に、超音波振動する圧縮空気を吹き付けて付着物を剥離させ、吸引するものには、ニューウルトラクリーナーの商品名で伸興社から市販されている。この装置の特徴は、空気流による剪断力と超音波による振動作用とを組み合わせることにより、高い除塵作用を得ようとするものである。
【0005】
また、乾式の除塵方法には、この他に静電力を利用したものがあり、特開平10−290964号公報に開示されているように、正、負の空気イオンを注入しながら電荷を中和させ、剥離した異物を別の空気流によって除去する方法が知られている。
【0006】
一方、これら乾式の除塵方法に対して湿式の除塵方法もあり、洗浄槽内にフィルムを導入し、超音波振動子により付着物を剥離させる方法や、特公昭49−13020号公報に開示されているように、フィルムに洗浄液を供給した後、高速空気の吹き付け、吸い込みを行う方法などが知られている。
【0007】
しかしながら、これらの除塵方法は、数十μm以上の比較的大きな付着物、あるいは付着力の弱い付着物には有効であるが、数μm以下の小さな付着物、あるいは付着力の強い付着物については、ほとんど効果が認められなかった。
【0008】
この問題を解決すべく、特公平5−50419号公報では、溶剤を塗着した後、溶剤が残存している間にフィルムの搬送方向と逆に回転するロッド部材をフィルムの表面に押し付け、付着物を掻き落とす方法が提案された。この方法によれば、フィルムとロッド部材との間に小さな間隙を形成し、この隙間より大きな付着物の通過を阻止するとともに、溶剤液体を介して剪断力を伝搬して付着物を剥離させることにより、より小さな付着物、あるいは付着力の強い付着物についても効果があることが認められた。
【0009】
また、他の除塵方法として、特開昭62−65872号公報では、フィルムの走行方向と反対方向に回転するロッド部材の代わりに、シャープエッジを有するブレードを配置することにより、洗浄効果を高める方法が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特公平5−50419号公報や特開昭62−65872号公報に開示されている方法は、ロッド部材等を直接熱可塑性支持体表面に接触させているため、ロッド部材等には平滑かつ耐摩耗性に優れた超硬合金などが用いられているが、フィルムとロッド部材等との間に固い異物が進入するとフィルムに傷が発生するという欠点がある。また、フィルム表面とロッド部材等との間の液膜が途切れると、フィルム表面を損傷するばかりか、これによって異物を発生させてしまうという欠点もある。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウエブ状巻物表面にキズを付けたり、ダメージを与えたりすることなく、表面に付着した異物、ゴミ、塵等を除去できるウエブの除塵装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、写真感光材料、磁気記録テープ、光学用途フィルムに用いられる熱可塑性支持体のウエブの表面に付着した異物、ゴミ、塵等を除去するウエブの除塵装置において、周面に弾性体が被覆され、走行する前記ウエブに所定のラップ角で当接されるとともに、一部が液槽に貯留された液体に浸漬された駆動ローラと、前記駆動ローラを回転させる回転駆動手段と、前記駆動ローラの下流部に設置され、前記ウエブの前記駆動ローラに擦られた面に液体を噴射する液体噴射手段と、からなり、前記駆動ローラに対する前記ウエブのラップ角を1度以上135度未満、前記駆動ローラ上の前記ウエブに掛かる面圧を5kgf/m幅以上100kgf/m幅以下、前記ウエブと前記駆動ローラとの線速度の差の絶対値を5m/分以上としたことを特徴とする。
【0013】
本発明による液体を同伴した弾性体でフィルム表面を擦る方法は、同じ剪断速度を形成した場合、気体を用いた乾式の除塵方法に比べて千倍以上の剪断応力が与えられるため、より小さく強固に付着した異物に対しても除去効果が得られる。また、金属ロッドやブレードに比べて弾性体の硬度が小さいため、フィルムに押し当てた場合に表面にキズやダメージを与える可能性は極めて小さくなる。
【0014】
また、弾性体による剪断力で擦り落とせなかった異物や液体に同伴されて再付着した異物は、弾性体の下流で液体を噴射して洗い流すことで解決される。
【0015】
さらに、フィルム表面から擦り落とされた異物の一部は弾性体表面に残存し、時間が経過するとともに蓄積してフィルム表面に再付着するため、異物の除去率が小さくなるばかりか、残存した異物の硬度がフィルムのそれを上回る場合にはフィルムの損傷の原因となる。本発明では、フィルムを擦った後に弾性体表面に超音波を放射し、転写した異物を脱落させることで、これを防止できる。
【0016】
【発明の実施形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るウエブの除塵装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0017】
図1は、本発明に係るウエブの除塵装置の一実施形態を示す模式図である。同図に示すように、本実施の形態の除塵装置は、主としてウエブ状のフィルム10の走行をガイドするガイドローラ12A〜12D、そのガイドローラ12A〜12Dにガイドされて走行するフィルム10を表面に被覆された弾性体14で連続的に擦る駆動ローラ16、駆動ローラ16に擦られた面をすすぎ洗浄するリンスノズル18から構成されている。
【0018】
フィルム10は、ロール状巻物として図示しない送り出し装置から供給されて除塵装置に導かれる。そして、除塵装置内を図1において左側から右側へと搬送され、最終的に巻き取り装置へと導かれて再びロール状に巻き取られる。
【0019】
なお、本発明で処理するフィルム10は、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、硝酸セルロース、セルロースエステル、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニデリン、ポリイミド、ポリアミド、及び関連する又は樹脂状の材料、並びに紙、金属などを含む。可撓性基材、特に部分的にアセチル化された、若しくはバライタ及び/又はα−オレフィンポリマ、特にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ブテンコポリマなどの炭素数2〜10であるα−オレフィンのポリマによりコートされた紙支持体が、典型的に用いられる。さらに、これら熱可塑性支持体にそれぞれの機能を付加して工業的な価値を発現させる。その代表的な例としては写真感光材料、磁気記録テープ、光学用途フィルムなどが挙げられ、これらの多くは、熱可塑性支持体の表面に感光性物質、帯磁性物質、光変換物質等を塗布して製造される。
【0020】
ガイドローラ12A〜12Dは、除塵装置内におけるフィルム10の走行をガイドする。ここで、各ガイドローラ12A〜12Dは、それぞれ所定の位置に配置されるが、この際重要なのが、フィルム10が駆動ローラ16に対して正のラップ角をもってその表面に被覆された弾性体14と接触すること、及び、その同じ面を後続のリンスノズル18に近接するようガイドすることである。
【0021】
駆動ローラ16は、ガイドローラ12Bとガイドローラ12Cとの間に配設されており、図示しないモータに駆動されて回転する。この駆動ローラ16は、ローラの外周面に弾性体14を被覆して形成したものであり、下半分が洗浄液槽20内に配置された洗浄液22に浸漬されている。フィルム10は、この回転する駆動ローラ16の表面に被覆された弾性体14に連続的に擦られて、表面に付着した異物が除去される。
【0022】
なお、駆動ローラ16は下半分が洗浄液22に浸漬されているため、回転することにより、表面に被覆された弾性体14は、その表面が常に洗浄液22で濡れた状態となる。これにより、気体を用いた乾式の除塵方法に比べて千倍以上の剪断応力が与えられるようになり、より小さく強固に付着した異物に対しても除去効果が得られる。
【0023】
なお、駆動ローラ16は、フィルム10の搬送方向に対して順転しても逆転してもよいが、フィルム10と駆動ローラ16との線速度の差の絶対値が5m/分以上に保たれるように直径と回転速度を設定することが好ましい。
【0024】
また、弾性体14は、駆動ローラ16の表面上に0.5mm以上、好ましくは0.5〜100mm、特に好ましくは1.0〜50mmの厚みで被覆する。また、被覆材料は、公知の各種素材から選定することができる。例えば、6−ナイロン、66−ナイロン、共重合体ナイロン等のポリアミドや、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリエステル等のポリエステルや、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンや、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニデリン、テフロン等のポリハロゲン化ビニルや、天然ゴム、ネオプレンゴム、ニトリルゴム、ノーデル、バイトンゴム、ハイパロン、ポリウレタン、レイヨン、セルロース類等を挙げることができる。これらの弾性体は、単体で使用しても混合物や積層構造、繊維を織込んだり不織布として使用してもいい。材質を選定する観点は、使用する洗浄液によって軟化したり溶出したりしないことの他に擦るフィルムを傷つけないよう、フィルム表面の硬度よりも高くないことが指定される。
【0025】
また、駆動ローラ16に対するフィルム10のラップ角は、駆動ローラ16の前後に配置されたガイドローラ12B、12Cの配置で決定される。ラップ角を大きくとることは、駆動ローラ16上のフィルム10の通過の滞留時間を延長できるため、より高い洗浄効果が得られるが、シワ、擦りキズ、蛇行を起こさず安定に搬送するためには180度未満、好ましくは1度以上135度未満、さらに好ましくは5度以上90度未満に設定する。また、駆動ローラ16の直径を大きくすることでも同様に滞留時間を延長できるが、占有空間や価格の問題より直径200cm未満、好ましくは5cm以上100cm未満、さらに好ましくは10cm以上50cm未満を用いる。
【0026】
さらに、駆動ローラ16上のフィルム10に掛かる面圧は、フィルム搬送系のテンションとロール径で決まるが、ロール径は上記滞留時間とも関わるので、搬送系のテンションを制御することが好ましい。異物を除去するためには面圧を高く保つことが好ましいが、あまり高く設定すると洗浄液の液膜が破断し弾性体14とフィルム10とが直接接触することで擦りキズが発生しやすくなる。通常は100Kgf/m幅以下が好ましく、さらに好ましくは5Kgf/m幅以上100Kgf/m幅、さらに好ましくは5Kgf/m幅以上50Kgf/m幅に設定する。
【0027】
リンスノズル18は、ガイドローラ12Cとガイドローラ12Dとの間に配設されており、フィルム10の駆動ローラ16に擦られた面に洗浄液を噴射する。ここで、このリンスノズル18から噴射する洗浄液は、洗浄液槽20内に貯留された洗浄液22を浄化したものが用いられる。すなわち、洗浄液槽20とリンスノズル18とは配管24を介して連結されており、洗浄液槽20に貯留された洗浄液22は、配管24の途中に設けられた圧送ポンプ26により引き抜かれ、濾過フィルタ28で浄化されたのち、リンスノズル18へと供給されて噴射される。フィルム10は、このリンスノズル18から噴射された洗浄液によって駆動ローラ16の弾性体14に擦られた面をすすぎ洗浄され、これにより、弾性体14による剪断力で擦り落とせなかった異物や液体に同伴されて再付着した異物が洗い流される。なお、リンスノズル18から噴射された洗浄液は、前記駆動ローラ16の弾性体14で擦られた面に当たり、自重で落下して洗浄液槽20に回収される。すなわち、洗浄液は循環供給される。
【0028】
また、フィルム上から脱落した異物によって汚染された洗浄液の浄化方法は、駆動ローラ16の下流にあるリンスノズル18に供給する送液系と兼用してもよいし、また、別の循環送液系を組んで濾過してもよい。ここで使用される濾過フィルタは除去すべき異物の大きさによって異なるが、フィルタの公称分画サイズは、分離したい異物の大きさの2分の1、より好ましくは2分の1から10分の1を選定する。また、濾過寿命や取り扱いの簡便性より、プリーツ折り込み型のカートリッジフィルタが有利に選定できる。
【0029】
また、濾過循環流量は、フィルム表面より持ち込まれる異物により洗浄液槽内の異物数が経時と共に増加しないように設定する必要がある。洗浄液中に浮遊する異物数の定量化には、野崎産業社製HIAC/ROYCO液体微粒子カウンターモデル4100が簡便に利用され、除去すべきサイズの粒子が運転時間とともに増加しないよう、フィルタの分画サイズや循環流量を調節することができる。
【0030】
また、洗浄液22としては、フィルム10に含まれる成分、あるいはベース表面に塗工その他の方法で組み込まれた下引き層などを溶解/抽出、又は洗浄液がそれらに浸透しないものを選択することが好ましい。たとえば、ゼラチンなどの水溶性物質を下引き層として設けた場合は、非水系溶剤で、かつ極性の低いものを選定する。本発明に用いられる溶剤の例としては、新版溶剤ポケットブック(オーム社、1994年刊)などに挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。また、本発明で使用する溶剤の沸点としては、速乾性の観点より30℃以上80℃以下のものが好ましく、また、流体のハンドリングしやすさより使用温度において粘度は50mPa・s以下が好ましい。洗浄液は、単独で使っても、複数組み合わせてもよい。
【0031】
なお、図1において、符号30は超音波振動子である。この超音波振動子30は、駆動ローラ16の表面に被覆された弾性体14の表面に超音波を放射し、転写した異物を脱落させる。なお、超音波振動子30は、放射した超音波を弾性体14の表面へと効率よく伝搬するために、弾性体14との間に洗浄液22が保持されるよう配置する。
【0032】
また、この超音波振動子30の大きさは、超音波が放射される面において、駆動ローラ16の幅以上であり、フィルムの搬送方向にはローラの直径の少なくとも50%以上を投影することが好ましい。もし、振動子1個の大きさがこれより小さい場合には、複数の振動子を並べて同様の投影面積をカバーすることができる。この場合、隣接する振動子からの超音波の重なりが一様になるよう、超音波振動子間の間隔を決定する必要がある。
【0033】
さらに、超音波振動子30の周波数は、通常の20KHzからメガヘルツと呼ばれる1000KHz以上までを使用することができる。駆動ローラ16の材質がキャビテーションやエロージョンに対して脆弱なものである場合、500KHz未満の周波数では弾性体表面の損傷を起こすことがあるため、高価ではあるが、メガヘルツの振動子を用いることが好ましい。また、周波数によって作用する異物の大きさが異なるため(高周波ほど小さい異物に作用)、異なる周波数を発振する複数の振動子を組み合わせたり、周波数変調が可能な振動子を使用することができる。
【0034】
また、単位面積あたりの超音波出力は0. 1W/cm2 〜2W/cm2 を使用することができる。振動子30から駆動ローラ16までの距離には定在波の存在から最適点が有り、以下の式の整数倍の距離にすることが望ましい。
【0035】
【数1】
λ = C / f
ここで、λは波長、Cは液中の超音波伝搬速度、fは周波数である。
【0036】
前記のごとく構成された本実施の形態のウエブの除塵装置の作用は次のとおりである。
【0037】
除塵装置内に導入されたフィルム10は、ガイドローラ12A〜12Dにガイドされて走行し、その走行過程で回転する駆動ローラ16の弾性体14によって、その表面が連続的に擦られる。これにより、フィルム10は、その表面に付着した異物が除去される。
【0038】
この際、弾性体14は駆動ローラ16が回転することにより、常に表面が洗浄液22で濡れた状態にあり、このため、気体を用いた乾式の除塵方法の場合に比べて千倍以上の剪断応力が与えられるようになる。この結果、より小さく強固に付着した異物に対しても容易に剥離除去することができる。また、金属ロッドやブレードに比べて弾性体の硬度が小さいため、フィルム10に押し当てた場合に表面にキズやダメージを与える可能性は極めて小さくなる。
【0039】
なお、フィルム10を擦った弾性体14は、回転して洗浄液中を通過する際に、その表面に超音波振動子30から超音波が放射される。これにより、フィルム10の表面から擦り落とされた異物が弾性体14の表面に付着した場合であっても、洗浄液中を通過する際に超音波振動の作用で除去することができる。したがって、弾性体14は常に清浄な状態でフィルム10を擦ることができ、残存した異物等によりフィルム10をキズ付けたり、ダメージを与えたりすることもない。
【0040】
弾性体14に擦られたフィルム10は、その後、下流部においてリンスノズル18から洗浄液が噴射され、これにより、弾性体14による剪断力で擦り落とせなかった異物や洗浄液に同伴されて再付着した異物が洗い流される。
【0041】
この際、リンスノズル18から噴射する洗浄液には、洗浄液槽20に貯留された洗浄液22が使用されるが、濾過フィルタ28で浄化するようにしているため、フィルム10から除去された異物が再付着することもない。
【0042】
このように本実施の形態のウエブの除塵装置によれば、フィルム10にキズを付けたり、ダメージを与えたりすることなく、表面に付着した異物、ゴミ、塵等を除去できる。
【0043】
なお、本実施の形態では、駆動ローラ16を1本のみ設置しているが、これに限定されるものではない。フィルム10の汚染度が高いような場合には、複数設置することができる。この場合、駆動ローラ1基に対してリンスノズル1基の組み合わせで増やすこともできるし、駆動ローラ16を複数基直列に配列した下流にリンスノズルを設置する方法も採れる。
【0044】
また、洗浄液22を溜める洗浄液槽20は、超音波振動子30や圧送ポンプ26の発熱等による温度上昇を吸収するためにジャケット構造を設けて熱媒を循環したり、また液中に沈めた熱交換器に熱媒を循環したりして洗浄液22の温度を一定に保つことができる。
【0045】
また、本実施の形態では、リンスノズル18から噴射する洗浄液は、洗浄液槽20に貯留された洗浄液22を浄化して循環供給するようにしているが、別途設置した洗浄液槽から供給するようにしてもよい。
【0046】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明が適用される形態はこれに限定されるべきものではない。
▲1▼実施例1[従来技術]
図2に示す搬送機において、送り出し装置1より厚み100μm、幅100cmのポリエチレンテレフタレートフィルムを毎分50mの速度で送り出し、塗布ヘッド2において平均粒子径10μmのラテックスを含む塗布液を塗布し、第1乾燥ゾーン3において蒸発させ異物付着量がコントロールされたフィルムを作成した。
【0047】
以下にラテックスを含む塗布液の組成を示す。
【0048】
ラッテクス原液 1. 0ml
メタノール 49. 0ml
純水 50. 0ml
ラテックス原液は、1重量%の単分散ポリスチレンラテックスを含んでいる。この塗布液を25cc/m2 の量フィルム上に塗布し、乾燥後のフィルム表面を顕微鏡で観察すると、約300ヶ/m2 の密度で均一にラテックス粒子が固着していた。
【0049】
続いて、塗布面がローラ等に触れることなく、図2の湿式除塵ゾーン4に導き除塵処理を行った。ここでは、特公平5−50419号に示されるようにファウンテンコータでメタノールを20cc/m2 塗布した直後にフィルムの幅方向に1.1m、直径10mmの回転するワイヤーバーを押し付けて除塵操作を行った。また、湿式除塵ゾーン4は、ゾーンの前後でテンション分離されており、12Kgf/m幅であった。
【0050】
この後、除塵処理面がローラ等に触れることなく、図2の第2乾燥ゾーン5で溶剤を乾燥させ、巻き取り装置6にて巻き取った。除塵効果を評価するサンプルは、第2乾燥ゾーン5と巻き取り装置6の間で搬送方向に1m採取し、50倍の実体顕微鏡を用いて残存するラテックス粒子を数えた。この時、フィルム表面に損傷が認められる場合は、その程度を記録した。評価ランクを以下に示す。
【0051】
キズ個数=数ヶ/m 少し
キズ個数=数十ヶ/m 多数
キズ個数=百ヶ/m以上 無数
サンプリングは50m連続処理した後と3000m連続処理した後の2回行い、経時安定性を確認した。
【0052】
図3に示す表の水準Aと水準Bとにそれぞれ10rpmと50rpmの速度でワイヤーバーをフィルムの搬送方向と逆に回転させて擦った結果を示す。ラテックスの個数は、除塵処理前の300ヶ/mから約10分の1に減少しているが、50m処理後に比べて3000m処理後には若干異物個数が増えていること、並びにフィルム表面にはキズが発生していることが認められた。
▲2▼実施例2[従来技術]
実施例1と同じようにラテックス粒子を付着させて湿式除塵を行った。ただし、図2の湿式除塵ゾーン4ではファウンテンコータでメタノールを20cc/m2 塗布した直後に、回転するワイヤーバーではなく、フィルムの幅方向に1.1m、先端厚みが0. 5mmのSUS304製ブレードコーター用ブレードを取り付けて除塵操作を行った。
【0053】
実験結果を図3に示す表の水準Cに示すが、水準A、Bよりも残留ラテックスの数は多く、またフィルム表面のキズは無数に発生していた。
▲3▼実施例3[比較技術]
実施例1と同じようにラテックス粒子を付着させて湿式除塵を行った。ただし、図2の湿式除塵ゾーン4には図1に示す様なフィルムの幅方向に1.1m、ロール径20cmのアルミ製ローラの表面に、厚み10mmのバイトンゴムを被覆したローラを設置した。さらに、フィルムのラップ角が50度になるよう前後ローラを調整し、バイトンゴム被覆ローラ下部をメタノールに10cm浸けて搬送方向と逆に回転させた。
【0054】
図3に示す表の水準Dと水準Eとに実験結果を示す。水準A〜Cの従来技術に比べて50m処理後の異物個数は減少しており、駆動ローラの除塵作用が高いことが示された。一方、3000m処理後では異物数が倍に増えており、長時間適性はないと言える。3000m除塵操作を行った後のバイトンゴムの表面を観察したところ、ラテックス粒子が付着して白っぽくなっていた。
▲4▼実施例4[本発明]
実施例3と同じように駆動ローラを用いた湿式除塵を行った。ただし、図2の湿式除塵ゾーン4には図1に示す様なバイトンゴム被覆アルミ製ローラの他に、メタノールを循環濾過し、リンスノズルに供給する送液装置と超音波振動子を設置した。
【0055】
リンスノズルは、フィルムの幅方向に100cm、先端の開口が1mmのクリアランスのものを用い、送液流量は30L/分、フィルタは公称分画サイズ0.2μmの富士写真フイルム社製アストロポアフィルタを使用した。
【0056】
超音波振動子は、日本アレックス社製の特別仕様機種をフィルムの幅方向に2台ならべてバイトンゴム被覆ローラの幅全体に放射できるようにした。この振動子1台の大きさはフィルムの幅方向に50cm、搬送方向に30cmであり、100KHzの超音波を1000Wのパワーで出力する。
【0057】
実験結果を図3に示す表の水準F〜Iに示す。水準Fと水準Gとは、比較技術DとEに対してフィルタで浄化したメタノールをリンスノズルで噴射する本発明の基本形態を試験した例であるが、50m処理後の残留異物数はさらに減少しており、また3000m処理した後も異物数の増加はほとんど認められず、本発明の優れた除塵効果が示された。
【0058】
水準Hにおいては、水準Gの内容に加えて超音波振動子を作動させた。残留異物個数はさらに減少し、ほぼゼロに近づいた。
【0059】
水準Iでは駆動ローラの回転を搬送方向に合わせて100rpmとした。この時の走行フィルムとの線速度の差は19m/分であり、異物個数が減っていることから掻き取り作用は十分発現していると言える。
【0060】
また、水準A〜Cの従来技術、水準D〜Eの比較技術で発生していたフィルム表面のキズも皆無となった。これらの実施形態においても本発明の優れた除塵効果が証明された。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、走行するウエブを液体で浸した弾性体で連続的に擦った後、清浄な同一液体を前記ウエブの同じ面に供給してすすぎ操作を行うことにより、ウエブ状巻物表面にキズを付けたりダメージを与えたりすることなく、ウエブに付着した異物、ゴミ、塵等を従来達しえなかった精密度と安定性をもって除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウエブの除塵装置の一実施形態を示す模式図
【図2】本発明に係るウエブの除塵装置が適用された搬送機の模式図
【図3】各実施例の実験結果を示す図表
【符号の説明】
1…送り出し装置、2…塗布ヘッド、3…第1乾燥ゾーン、4…湿式除塵ゾーン、5…第2乾燥ゾーン、6…巻き取り装置、10…フィルム(熱可塑性支持体)、12A〜12D…ガイドローラ、14…弾性体、16…駆動ローラ、18…リンスノズル、20…洗浄液槽、22…洗浄液、24…配管、26…圧送ポンプ、28…濾過フィルタ、30…超音波振動子

Claims (6)

  1. 写真感光材料、磁気記録テープ、光学用途フィルムに用いられる熱可塑性支持体のウエブの表面に付着した異物、ゴミ、塵等を除去するウエブの除塵装置において、
    周面に弾性体が被覆され、走行する前記ウエブに所定のラップ角で当接されるとともに、一部が液槽に貯留された液体に浸漬された駆動ローラと、
    前記駆動ローラを回転させる回転駆動手段と、
    前記駆動ローラの下流部に設置され、前記ウエブの前記駆動ローラに擦られた面に液体を噴射する液体噴射手段と、
    からなり、前記駆動ローラに対する前記ウエブのラップ角を1度以上135度未満、前記駆動ローラ上の前記ウエブに掛かる面圧を5kgf/m幅以上100kgf/m幅以下、前記ウエブと前記駆動ローラとの線速度の差の絶対値を5m/分以上としたことを特徴とするウエブの除塵装置。
  2. 液体噴射手段は、
    前記ウエブに液体を噴射するノズルと、
    前記液槽に貯留された液体を前記ノズルに供給するポンプと、
    前記ノズルに供給される液体を浄化する濾過フィルタと、
    からなることを特徴とする請求項1に記載のウエブの除塵装置。
  3. 前記駆動ローラの表面に被覆された弾性体に超音波を放射して、該弾性体から異物を除去する超音波振動子を前記液槽内に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のウエブの除塵装置。
  4. 前記駆動ローラに対する前記ウエブのラップ角を5度以上90度未満とし、前記駆動ローラ上の前記ウエブに掛かる面圧を5kgf/m幅以上50kgf/m幅以下としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載のウエブの除塵装置。
  5. 走行する前記ウエブのテンションを制御する手段を備え、前記駆動ローラの直径を200cm未満とし、走行する前記ウエブのテンションを制御して、前記駆動ローラ上の前記ウエブに掛かる面圧を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載のウエブの除塵装置。
  6. 前記ウエブ表面の硬度よりも低い弾性体を前記駆動ローラの表面に0.5〜100mmの厚みで被覆したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載のウエブの除塵装置。
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