JP3987889B2 - 電極基板および平面表示装置 - Google Patents

電極基板および平面表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3987889B2
JP3987889B2 JP2004278385A JP2004278385A JP3987889B2 JP 3987889 B2 JP3987889 B2 JP 3987889B2 JP 2004278385 A JP2004278385 A JP 2004278385A JP 2004278385 A JP2004278385 A JP 2004278385A JP 3987889 B2 JP3987889 B2 JP 3987889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
wiring
electrode
exposure
photoresist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004278385A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005031698A (ja
Inventor
直 江尻
龍二 多田
Original Assignee
東芝電子エンジニアリング株式会社
東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東芝電子エンジニアリング株式会社, 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社 filed Critical 東芝電子エンジニアリング株式会社
Priority to JP2004278385A priority Critical patent/JP3987889B2/ja
Publication of JP2005031698A publication Critical patent/JP2005031698A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3987889B2 publication Critical patent/JP3987889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Description

この発明は、微細な電極配線を含む電極基板に係り、特に複数の領域に区画されて露光されて成る電極基板および平面表示装置に関する。
近年、液晶表示装置に代表される平面表示装置は、CRT等に比べて軽量、薄型、低消費電力等の特徴を生かして、テレビ表示装置、コンピューター表示装置、カー・ナビゲーション表示装置等の各種分野で利用されている。
中でも、各表示画素毎に薄膜トランジスタ(以下、TFTと略称する。)やMIM(Metal Insulator Metal )素子等のスイッチ素子が用いられて成るアクティブマトリクス型表示装置は、隣接画素間でのクロストークのない良好な表示画像が実現できることから、盛んに研究・開発が成されている。
各表示画素毎にスイッチ素子としてTFTが用いられて成るアクティブマトリクス型液晶表示装置を例にとり従来の技術を簡単に説明する。アクティブマトリクス型液晶表示装置は、複数の画素電極が配列されたアレイ基板と、対向電極が形成された対向基板との間隙に光変調層として液晶組成物が封入されて成っている。このアレイ基板は、ガラス基板等の透明な絶縁基板上にTFT及びこれに接続された画素電極がマトリクス状に配列され、さらに行方向に配列された各TFTのゲート電極に共通に接続された走査線および列方向に配列された各TFTのドレイン電極に共通に接続された信号線、画素電極に絶縁層を介し相対して配置され、補助容量(Cs)を構成する補助容量線等が配置されている。
このようなアクティブマトリクス型液晶表示装置のアレイ基板は、絶縁膜、導電膜あるいは誘電体膜等が成膜され、レジストの塗布、露光、現像、更にパターニングが繰り返されて製造される。
ところで、近年、液晶表示装置に代表される平面表示装置には、大型で高精細な表示画像の実現が要求されており、これを実現するために高精度の露光技術が必要となる。
このため、基板上のレジストを一括して露光するのではなく、例えば図13に示すように、複数領域に区画し、各領域毎にそれぞれ露光する分割露光が知られている。
図13中(A1)は第1露光によって露光される領域、(A2)は第2露光によって露光される領域、(A3)は第3露光によって露光される領域、(A4)は第4露光によって露光される領域をそれぞれ示している。また、第1露光によって露光される領域(A1)と第2露光によって露光される領域(A2)とは、領域(A1),(A2)間で露光もれがないように互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A2 )を有している。同様に、領域(A1)と領域(A3)、領域(A3)と領域(A4)、領域(A2)と領域(A4)もそれぞれ互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )を有している。
このような露光技術によれば、一露光領域は基板面積に対して、その区画数に応じて小さくできるので、各領域で高精度の露光が可能となり、よって大型で高精細な表示画像の実現が可能な平面表示装置の提供が可能となる。
ところで、上記した分割露光方法における二重露光領域(A1,A2 ),(A1,A3),(A3,A4 ),(A2,A4 )は、他の領域に比べて断線等の配線不良の発生する割合が極めて高くなる。
図14(a)は、一電極配線を形成するための第1露光によって露光されたレジストの第1露光像(RP1 )と、第2露光によって露光されたレジストの第2露光像(RP2 )とをそれぞれ示している。この第1露光像(RP1 )と第2露光像(RP2 )とは、マスク間の合わせ精度、基板の歪あるいはマスク自体の精度が互いに異なる等の問題から、図14(a)に示すように、第1露光像(RP1 )の配線幅(W1)と第2露光像(RP29)の配線幅(W2)とが異なる、また互いに露光像ずれが生じることがある。このようなことから、同図(b)に示すように、第1露光像(RP1 )に基づいてパターニングされた電極配線の配線幅(W1' )と、第2露光像(RP2 )に基づいてパターニングされた電極配線の配線幅(W2' )とは、各ずれに基づいて異なる。
更に、第1露光と第2露光のそれぞれで露光された二重露光領域(A1,A2 )は、第1露光像(RP1 )と第2露光像(RP2 )とのそれぞれに基づいてパターニングされるため、マスク間の合わせ精度、基板の歪あるいはマスク自体の精度の相違に応じて電極配線の配線幅(W3)は非常に狭くなる、あるいは断線等の不良を引き起こす原因となる。
この発明は、上記した技術課題に対処して成されたものであって、断線等の不良が極めて軽減される電極基板および平面表示装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載される発明は、基板上に配置される電極配線が少なくとも第1露光によって露光されて成る第1露光領域,第2露光によって露光されて成る第2露光領域および前記第1露光と前記第2露光とによって露光されて成る第3露光領域とを含む第1導体層と、少なくとも第4露光によって露光されて成る第4露光領域,第5露光によって露光されて成る第5露光領域および前記第4露光と前記第5露光とによって露光されて成る第6露光領域とを含み,前記第1導体層上に前記第1導体層に電気的に接続されて積層配置された第2導体層とを具備した電極配線を含み、前記第1導体層の前記第3露光領域と前記第2導体層の前記第6露光領域とが平面的に互いに異なる領域にあることを特徴とした電極基板にある。
請求項14に記載の発明は、基板上に第1導電膜を堆積し、少なくとも第1領域と第2領域とに区画してそれぞれ露光し、パターニングして第1導体層を形成し、前記第1導体層上に第2導電膜を堆積し、少なくとも第3領域と第4領域とに区画してそれぞれ露光し、パターニングして前記第1導体層に積層される第2導体層を形成して成る電極基板において、前記第1領域の露光と前記第2領域の露光の両方によって露光される第1の二重露光領域と、前記第3領域の露光と前記第4領域の露光の両方によって露光される第2の二重露光領域とが平面的に異なる位置にあることを特徴とする電極基板にある。
請求項16に記載の発明は、基板上に配置される複数の画素電極と、少なくとも第1露光によって露光されて成る第1露光領域,第2露光によって露光されて成る第2露光領域および前記第1露光と前記第2露光とによって露光されて成る第3露光領域とを含む第1導体層と、少なくとも第4露光によって露光されて成る第4露光領域,第5露光によって露光されて成る第5露光領域および前記第4露光と前記第5露光とによって露光されて成る第6露光領域とを含み,前記第1導体層上に前記第1導体層に電気的に接続されて積層配置された第2導体層とを含み、前記第1導体層の前記第3露光領域と前記第2導体層の前記第6露光領域とが平面的に互いに異なる領域にある電極配線を備えた第1電極基板と、前記画素電極に対向配置される電極を備えた対向基板と、前記電極基板と前記対向基板との間に保持される光変調層とを備えたことを特徴とした平面表示装置にある。
この発明の電極配線は、第1導体層と第1導体層上に電気的に接続されて配置される第2導体層とを具備して構成される。しかも、第1導体層の第1露光と、この第1露光と主として異なる露光領域を含む第2露光の両方によって二重に露光されて成る第3露光領域と、第2導体層の第4露光と、この第4露光と主として異なる露光領域を含む第5露光の両方によって二重に露光されて成る第6露光領域とが平面的に互いに異なる領域にある。
従って、仮に第1導体層の第3露光領域、あるいは第2導体層の第6露光領域のいずれか一方に断線等の配線不良が発生しても、各導体層が冗長的に機能するので、電極配線自体が断線することがない。
また、仮に第1導体層の第3露光領域と第2導体層の第6露光領域とに同時に断線が生じても、第1導体層の第3露光領域と第2導体層の第6露光領域とは平面的に互いに異なる領域にあり、やはり電極配線自体が断線することがない。ところで、第1導体層と第2導体層のいずれか一方を画素電極と同時に形成すれば、製造プロセスの増大もない。
この発明によれば、電極配線の断線等の欠陥が極めて軽減される電極基板および平面表示装置が得られる。
以下に、この発明に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置について図面を参照して説明する。図1はこの実施例のアクティブマトリクス型液晶表示装置に係る表示装置用アレイ基板の一部概略平面図を示し、図2(a)は図1のA−A’線に沿って切断したアクティブマトリクス型液晶表示装置の概略断面図を、同図(b)は図1のB−B’線に沿って切断したアクティブマトリクス型液晶表示装置の概略断面図を示す。
この実施例の表示装置用アレイ基板(100) は、ガラスから成る透明絶縁基板(101) 上に640×3本の信号線Xi(i=1,2,…,1920 )と480本の走査線Yj(j=1,2,…,480)とが互いに略直交して配置され、各信号線Xiと走査線Yjとの交点部分にソース電極(141) がITO(Indium Tin Oxide)から成る画素電極(151) に電気的に接続されたTFT(131) が配置されている。
TFT(131) は、走査線Yj自体をゲート電極とするよう走査線Yj上に形成される。即ち、走査線Yjをゲート電極とし、この上に酸化シリコン(SiO2)から成る絶縁膜(121) を介して非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜からなる半導体膜(123) が配置され、この半導体膜(123) 上に走査線Yjに自己整合されたチャネル保護膜( 125)、半導体膜(123) と信号線Xiとをn+ 型非晶質シリコン薄膜から成るオーミックコンタクト膜(127) を介して電気的に接続する信号線Xiから延在されるドレイン電極(143) を備えている。また、上述したソース電極(141) は半導体膜(123) をn+ 型非晶質シリコン薄膜から成るオーミックコンタクト膜(129) を介して画素電極(151) に電気的に接続している。
また、画素電極(151) に酸化シリコン(SiO2 )から成る絶縁膜(121) を介して重複し、且つ走査線Yjと略平行して補助容量線Cj(j=1,2,…,480)が配置され、これにより画素電極(151) と補助容量線Cjとの間で補助容量(Cs)が形成される。
走査線Yjおよび補助容量線Cjは、それぞれ配線幅5ミクロンと配線幅10ミクロンのアルミニウム(Al)から成る第1走査線導体層(103) および第1補助容量線導体層(105) と、第1走査線導体層(103) および第1補助容量線導体層(105) に生じるヒロックや丸膨れを防止し、更に耐薬品性等を向上させるよう第1走査線導体層(103) を被覆するよう積層配置されるモリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金から成る配線幅9ミクロンの第2走査線導体層(107) および第1補助容量線導体層(105) を被覆するよう積層配置されるモリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金から成る配線幅14ミクロンの第2補助容量線導体層(109) とを含む。第1走査線導体層(103) および第1補助容量線導体層(105) としてアルミニウム(Al)を用いたのは、装置の大型化に際しても十分な低抵抗を達成するためである。第2走査線導体層(107) および第2補助容量線導体層(109)としては、モリブデン(Mo)と高融点金属との合金が使用でき、モリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金の他にもモリブデン(Mo)−タングステン(W)合金が好適に使用される。
信号線Xiは、半導体膜(123) を構成する非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜からなる配線幅5ミクロンの第1信号線導体層(111) 、オーミックコンタクト膜(127) を構成するn+ 型非晶質シリコン薄膜から成り第1信号線導体層(111)上に同一配線幅で配される第2信号線導体層(113) 、画素電極(151) と同時に形成されるITO膜から成り第2信号線導体層(113) 上に同一配線幅で配される第3信号線導体層(115) と、更に第1信号線導体層(111) 、第2信号線導体層(113) 及び第3信号線導体層(115) を被覆するように積層されたモリブデン(Mo)とアルミニウム(Al)との積層体から成る配線幅5ミクロンの第4信号線導体層(117) とを含む。
対向基板(300) は、ガラスから成る透明絶縁基板(301) 上に、信号線Xiと画素電極(151) との間隙、走査線Yjと画素電極(151) との間隙およびTFT(131) 上を遮光するようにクロム(Cr)から成るマトリクス状の遮光膜(311) 、遮光膜(311) の開口部に配置される赤(R),緑(G)及び青(B)のカラーフィルタ(321) 、遮光膜(311) およびカラーフィルタ(321) 上に配置される保護膜(331) 、保護膜(331) 上に配置されるITO膜から成る対向電極(341) を備えて構成される。
そして、表示装置用アレイ基板(100) と対向基板(300) との間には、それぞれ配向膜(401),(403) を介してツイスト・ネマチック型の液晶組成物(400) が保持されている。また、各基板(100),(300) 外表面には、それぞれ偏光板(411),(413) が、偏光軸が直交するように配置され、この実施例の光透過型の液晶表示装置(1) は構成されている。
ところで、この実施例の表示装置用アレイ基板(100) では、その露光に際し、図3に示すように、透明絶縁基板(101) を第1露光領域(A1)、第2露光領域(A2)、第3露光領域(A3)および第4露光領域(A4)の4領域、また図示しないが第1露光領域(A1' )、第2露光領域(A2' )、第3露光領域(A3' )および第4露光領域(A4' )の4領域に区画し、それぞれの領域を順次露光する。更に詳しくは、露光には円形のレンズを用いるため、図3に示すような円形の領域が露光可能領域(S1),(S2),(S3),(S4)となるが、その周辺部分を光遮蔽して、長方形状の第1露光によって露光される領域(A1)、第2露光によって露光される領域(A2)、第3露光によって露光される領域(A3)、第4露光によって露光される領域(A4)、図示しないが長方形状の他の第1露光によって露光される領域(A1' )、第2露光によって露光される領域(A2' )、第3露光によって露光される領域(A3' )、第4露光によって露光される領域(A4' )によって順次露光する。
そして、各露光による露光もれがないように、第1露光によって露光される領域(A1)と第2露光によって露光される領域(A2)とは互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A2 )を有し、領域(A1)と領域(A3)、領域(A3)と領域(A4)、領域(A2)と領域(A4)もそれぞれ互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )を有している。図示しないが、同様に、他の第1露光によって露光される領域(A1' )と第2露光によって露光される領域(A2' )とは互いに重複して露光される二重露光領域(A1',A2' )を有し、領域(A1' )と領域(A3' )、領域(A3' )と領域(A4' )、領域(A2' )と領域(A4' )もそれぞれ互いに重複して露光される二重露光領域(A1',A3' ),(A3',A4' ),(A2',A4' )を有している。
そして、各二重露光領域(A1,A2 ),(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )および(A1',A2' ),(A1',A3' ),(A3',A4' ),(A2',A4' )では、その配線幅が他に比べて狭くなる、もしくは断線等が生じる可能性が高いことから、この実施例では重複長(OLL )をいずれも6ミクロンに設定した。重複長(OLL )は露光漏れがない程度に小さくすることが望ましく、隣接する画素電極の一辺長よりも短くすることが望ましい。更に、この二重露光領域(A1,A2 ),(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )および(A1' ,A2'),(A1',A3' ),(A3',A4' ),(A2',A4' )は、TFT(131) 形成領域を避けて設定することが望ましい。
以下に、図4および図5〜8を参照して、詳細に説明する。まず、ガラスから成る透明絶縁基板(101) 上に、スパッターによってアルミニウム(Al)膜を堆積し、図4(a)に示すように、パターニングして480本の第1走査線導体層(103) および第1走査線導体層(103) と略平行する480本の第1補助容量線導体層(105) を同時に形成する。アルミニウム(Al)膜のパターニングは、アルミニウム(Al)膜を堆積した後、アルミニウム(Al)膜上にフォトレジストを塗布し乾燥した後、図5に示すように4領域(A1),(A2),(A3),(A4)に分割して順次露光し、現像、エッチングした後、フォトレジストを除去して配線幅5ミクロンの第1走査線導体層(103) および配線幅10ミクロンの第1補助容量線導体層(105) を得た。
第1〜第4露光で露光もれがないように、領域(A1)と領域(A2)とは互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A2 )を有し、領域(A1)と領域(A3)、領域(A3)と領域(A4)、領域(A2)と領域(A4)もそれぞれ互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )を有している。そして、各二重露光領域(A1,A2 ),(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )の重複長(OLL )はいずれも6ミクロンに設定され、第1走査線導体層(103) 及び第1補助容量線導体層(105) と略平行する二重露光領域(A1,A3 ),(A2,A4 )は、隣接する第1走査線導体層(103) 間、更に詳しくは隣接する第1走査線用導体層(103) と第1補助容量線用導体層(105) との間となるように設定される。各二重露光領域(A1,A2 ),(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )の重複長(OLL )は、マスク間の合わせ精度に応じて決定することができるが、10ミクロン以下であることが望ましい。
このようにして形成された第1走査線導体層(103) および第1補助容量線導体層(105) の二重露光領域(A1,A2 ),(A3,A4 )に相当する領域Y(A1,A2 ),Y(A3,A4 ),C(A1,A2 ),C(A3,A4 )では、マスク精度、マスク合わせずれ、あるいは基板( 101)の歪等で配線幅が狭くなったり、場合によっては断線が生じることがある。そこで、この実施例では、第1走査線導体層(103) および第1補助容量線導体層(105) の二重露光領域(A1,A2 ),(A3,A4 )に相当する領域Y(A1,A2 ),Y(A3,A4 ),C(A1,A2 ),C(A3,A4 )で配線細りする、あるいは断線することが軽減されるよう、二重露光領域(A1,A2 ),(A3,A4 )に対応するマスクの配線幅を他の領域より予め1ミクロン程度太く設定した。
しかしながら、マスク精度、マスク合わせずれ、あるいは基板(101) の歪等の影響により、例えば、Yj(A1,A2 )に断線が生じているとする。次に、この上に、モリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金膜を堆積し、パターニングして、図4(b)に示すように、モリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金膜から成り、第1走査線用導体層(103) を被覆する配線幅9ミクロンの第2走査線導体層(107) 、第1補助容量線導体層(105) を被覆する配線幅14ミクロンの第2補助容量線導体層(109) を形成して、480本の走査線Yj及び補助容量線Cjを得る。モリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金膜のパターニングは、モリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金膜を堆積した後、モリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金膜上にフォトレジストを塗布し乾燥した後、図6に示す4領域(A1' ),(A2' ),(A3' ),(A4' )に分割して順次露光し、現像、エッチングし、フォトレジストを除去して第2走査線導体層(107) および480本の第2補助容量線導体層(109) を得る。
モリブデン(Mo)−タンタル(Ta)合金膜のパターニングに際する露光領域(A1' ),(A2' ),(A3' ),(A4' )は、図6に示すように、アルミニウム(Al)膜のパターニングに際する露光領域(A1),(A2),(A3),(A4)と二重露光領域が平面的に異なる位置に配されるよう設定される。また、第2走査線導体層(107) および第2補助容量線導体層(109) の二重露光領域(A1',A2'),(A3',A4' )に相当する領域Y(A1',A2' ),Y(A3',A4' ),C(A1',A2' ),C(A3',A4' )においても、配線細りする、あるいは断線することが軽減されるよう、二重露光領域(A1,A2 ),(A3,A4 )に対応するマスクの配線幅を他の領域より予め1ミクロン程度太く設定した。
ところが、マスク精度、マスク合わせずれ、あるいは基板(101) の歪等で配線幅が狭くなったり、断線が生じることがあり、例えば第2走査線導体層(107) の領域Yj(A1',A2' )においても断線が生じているとする。
しかしながら、この実施例では、第1走査線導体層(103) および第1補助容量線導体層(105) の二重露光領域(A1,A2 ),(A3,A4 )に相当する領域Y(A1,A2 ),Y(A3,A4 ),C(A1,A2 ),C(A3,A4 )と、第2走査線用導体層(107) および第2補助容量線用導体層(109) の二重露光領域(A1',A2' ),(A3',A4' )に相当する領域Y(A1',A2' ),Y(A3',A4' ),C(A1',A2' ),C(A3',A4' )とは、平面的に互いに異なっている。
このため、走査線Yjの第1走査線導体層(103) の二重露光領域(A1,A2 )に相当する領域Yj(A1,A2 )に断線が生じていても、走査線Yjの第2走査線導体層(107) が冗長的に作用し、走査線Yjの断線が防止される。また、走査線Yjの第2走査線導体層(107) の二重露光領域(A1',A2' )に相当する領域Yj(A1',A2' )に断線が生じていても、走査線Yjの第1走査線導体層(103) が冗長的に作用し、走査線Yjの断線が防止される。
次に、図4(c)に示すように絶縁膜(121) としてシリコン酸化膜(SiO2)、非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜(122) 、シリコン窒化膜(SiNx )(124) を大気に曝すことなく連続して堆積する。この後、走査線Yjをマスクとして基板(101) 裏面から露光することにより、シリコン窒化膜(SiNx )(124) をパターニングして走査線Yjに自己整合されたチャネル保護膜(125) を形成する。
しかる後に、n+ 型非晶質シリコン薄膜を堆積し、非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜及びn+ 型非晶質シリコン薄膜を島状にパターニングして、図4(d)に示すように半導体膜(123) および島状n+ 型非晶質シリコン薄膜(126) を得る。尚、この時、信号線Xi下に相当する領域に非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜及びn+ 型非晶質シリコン薄膜が配線されるようパターニングして、配線幅3ミクロンの第1信号線導体層(111) 及び第2信号線導体層(113) を形成する。この非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜及びn+ 型非晶質シリコン薄膜のパターニングは、図5と同様の4領域(A1),(A2),(A3),(A4)に分割してそれぞれ順次露光して行った。
この後、ITO膜を堆積し、パターニングして、画素電極(151) 、及び第1信号線導体層(111) 及び第2信号線導体層(113) 上に積層され、第1信号線導体層(111) 及び第2信号線導体層(113) と略同一の配線幅を有する第3信号線導体層(115) を形成する。ITO膜のパターニングは、ITO膜を堆積した後、ITO膜上にフォトレジストを塗布し乾燥した後、図5と同様、図7に示す4領域(A1),(A2),(A3),(A4) に区画して順次露光し、現像、エッチングし、フォトレジストを除去して、図4(e)及び図7に示すように、画素電極(151) 及び第3信号線導体層(115) を得る。
第1〜第4露光で露光もれがないように、領域(A1)と領域(A2)とは互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A2 )を有し、領域(A1)と領域(A3)、領域(A3)と領域(A4)、領域(A2)と領域(A4)もそれぞれ互いに重複して露光される二重露光領域(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )を有している。そして、各二重露光領域(A1,A2 ),(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )の重複長(OLL )はいずれも6ミクロンに設定され、二重露光領域(A1,A2 ),(A3,A4)は隣接する第1信号線導体層(111) 間であって、TFT(131) 配置領域を避けるように、また二重露光領域(A1,A3 ),(A2,A4 )は隣接する走査線Yj間であって、TFT(131) 配置領域を避けるように設定される。ここでも、上述したと同様に、各二重露光領域(A1,A2 ),(A1,A3 ),(A3,A4 ),(A2,A4 )の重複長(OLL )は、マスク間の合わせ精度に応じて決定することができるが、10ミクロン以下であることが望ましい。
また、ここでは、第1信号線導体層(111) 及び第2信号線導体層(113) の二重露光領域と第3信号線導体層(115) の二重露光領域とを略同一位置としたが、冗長性を高めるべく異ならしめてもかまわない。
このようにして形成された第1,2及び3信号線導体層(111),(113),(115) の二重露光領域(A1,A3 ),(A2,A4 )に相当する領域X(A1,A3 ),X(A2,A4)では、マスク精度、マスク合わせずれ、あるいは基板(101) の歪等で配線幅が狭くなったり、断線が生じることがあるため、ここでも予め対応するマスクの配線幅を他の領域より予め1ミクロン程度太く設定した。
しかしながら、例えば、Xi(A1,A3 )で断線が生じているとする。次に、モリブデン(Mo)膜とアルミニウム(Al)膜を連続してスパッターによって堆積し、パターニングして、図4(f)及び図8に示すように、モリブデン(Mo)膜とアルミニウム(Al)膜との積層体から成る第4信号線導体層(117) 、第4信号線導体層(117) と一体のドレイン電極(143) を形成する。同時に、モリブデン(Mo)膜とアルミニウム(Al)膜との積層体から成り、画素電極(151) に電気的に接続されるソース電極(141) を得る。また、同時に島状n+ 型非晶質シリコン薄膜(126) をパターニングして、ドレイン電極(143) と半導体膜(123) の間に介在されるオーミックコンタクト層(129) 、ソース電極(141)と半導体膜(123) の間に介在されるオーミックコンタクト層(127) を得る。
ここで、モリブデン(Mo)膜とアルミニウム(Al)膜との積層体、更に島状n+ 型非晶質シリコン薄膜(126) のパターニングに際する露光領域(A1' ),(A2' ),(A3' ),(A4' )は、図8に示すように、ITO膜のパターニングに際する露光領域(A1),(A2),(A3),(A4)と二重露光領域が異なるよう設定される。
モリブデン(Mo)膜とアルミニウム(Al)膜との積層体から成る第4信号線導体層(117) の二重露光領域(A1',A3' ),(A2',A4' )に相当する領域X(A1',A3' ),X(A2',A4' )においても、マスク精度、マスク合わせずれ、あるいは基板(101) の歪等で配線幅が狭くなったり、断線が生じることがあるため、やはり予め対応するマスクの配線幅を他の領域より予め1ミクロン程度太く設定した。
しかしながら、例えば第4信号線導体層(117) の領域Xi(A2',A4' )においても断線が生じているとする。しかし、この実施例では、第1,2及び3信号線導体層(111),(113),(115) の二重露光領域(A1,A3 ),(A2,A4 )に相当する領域X(A1,A3 ),Y(A2,A4)と、第4信号線導体層(117) の二重露光領域(A1',A3' ),(A2',A4' )に相当する領域X(A1',A3' ),Y(A2',A4' )とは、平面的に互いに異なっている。このため、信号線Xiを構成する第1,2及び3信号線導体層(111),(113),(1115)の二重露光領域(A1,A3 )に相当する領域Xi(A1,A3 )に断線が生じていても、信号線Xiを構成する第4信号線導体層(111),(113),(115) が冗長的に作用し、信号線Xiの断線が防止される。また、同様に、信号線Xiを構成する第4信号線導体層(117) の二重露光領域(A2',A4' )に相当する領域Xi(A2',A4' )に断線が生じていても、信号線Xiを構成する第1,2及び3信号線導体層(111),(113),(115) が冗長的に作用し、信号線Xiの断線が防止される。
以上説明したように、この実施例によれば、分割露光に際しての信号線Xiや走査線Yjの断線不良が大幅に軽減され、製造歩留まりを向上させることができる。特に、信号線Xiの配線幅を5ミクロン、また走査線Yjの配線幅を9ミクロンと、いずれも10ミクロンよりも小さい微細な配線幅に形成しても、断線不良が大幅に軽減される。
また、この実施例の信号線Xiは、非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜及びn+ 型非晶質シリコン薄膜から成る第1信号線導体層(111) 及び第2信号線導体層(113) 、ITO膜から成る第3信号線導体層(115) とモリブデン(Mo)及びアルミニウム(Al)との積層体からなる第4信号線導体層(117) との積層構造としているが、第1信号線導体層(111) 及び第2信号線導体層(113) はTFT(131) の作成と同時に、また第3信号線導体層(115) は画素電極(151) のパターニングと同時に形成されるので、製造工程が増大することもない。
上記した実施例では、二重露光領域(A1,A2)と(A1' ,A2' )、また二重露光領域(A3,A4)と(A3' ,A4' )とが平面的に重複しないよう、特に一信号線Xiを隔てるようにして露光したが、平面的に重複しないのであれば、信号線Xiを隔てなくても良い。同様に、二重露光領域(A1,A3)と(A1' ,A3' )、また二重露光領域(A2,A4)と(A2' ,A4' )とが平面的に重複しないよう、特に一走査線Yjを隔てるようにして露光したが、平面的に重複しないのであれば、走査線Yjを隔てなくても良い。しかしながら、二重露光領域が少なくとも一信号線Xiあるいは一走査線Yjを隔てるようにする方が、露光領域の境界線が視認されることが軽減される。
また、上述した実施例では、各露光領域(A1),(A2),(A3),(A4)及び(A1' ),(A2' ),(A3' ),(A4' )を長方形状としているので、各露光領域の境界は直線状となる。露光領域(A1)と(A1' )とに基づいて形成される領域と、露光領域(A2)と(A2' )とに基づいて形成される領域とでは、そのマスクの精度、基板の歪等の影響から、TFTの特性、画素電極に影響する寄生容量等が異なり、表示状態に若干差が生じ、各露光領域の境界が視認されることがある。
そこで、各露光領域(A1),(A2),(A3),(A4)及び(A1' ),(A2' ),(A3' ),(A4' )を上述した如く長方形状とするのではなく、例えば図9に示すように凹凸を持たせ、各露光領域の境界を非直線状にして、各露光領域の境界が視認されにくくすると良い。即ち、上記した如く構成すれば、露光領域の境界領域には、露光領域(A1)と(A1' )とに対応する表示画素、露光領域(A2)と(A2' )とに対応する表示画素、露光領域(A1)と(A2' )とに対応する表示画素、露光領域(A2)と(A1' )とに対応する表示画素が混在するため、境界領域は露光領域(A1)と(A1' )とに対応する表示画素と露光領域(A2)と(A2')とに対応する表示画素との中間の表示状態を呈する領域となり、このため境界が視認されにくい。
次に、この発明の他の実施例について図10を参照して説明する。この実施例の表示装置用アレイ基板(500) は、上述した実施例と同様にガラスから成る透明絶縁基板(501) 上に、図示しないが、640×3本の信号線Xi(i=1,2,…,1920 )と480本の走査線Yj(j=1,2,…,480)とが互いに略直交して配置され、各信号線Xiと走査線Yjとの交点部分にソース電極(681) がITOから成る画素電極(671) に電気的に接続されたTFT(621) (図11参照)を備えた表示画素領域(511) を含む。
TFT(621) は、図11に示すように、多結晶シリコン(p−Si)薄膜からなる半導体膜(631) のチャネル領域(633) 上に酸化シリコン(SiO2 )から成るゲート絶縁膜(641) を介して走査線Yjに電気的に接続されるゲート電極(651) が配置されている。半導体膜(631) のドレイン領域(635) は、ゲート絶縁膜(641) 、層間絶縁膜(661) を介して画素電極(671) と同時に形成されたITOから成る第1信号線導体層(551) と、この上に配線されるアルミニウムから成る第2信号線導体層(553) とから成る信号線Xiに電気的に接続されている。また、半導体膜(631) のソース領域(637) も、ゲート絶縁膜(641) 、層間絶縁膜(661) を介してアルミニウムから成るソース電極(681) により画素電極(671) と電気的に接続されている。
各信号線Xiは、図10中上側に引き出され、信号線駆動回路部(521) に電気的に接続され、また各走査線Yjは図10中左側に引き出され、走査線駆動回路部(531) に電気的に接続される。信号線駆動回路部(521) 及び走査線駆動回路部(531) は、それぞれ表示画素領域(511) の形成と同時に一体形成される。
ところで、この実施例の表示装置用アレイ基板(500) は、図10に示すように、略4つの区画に区分され、成膜、レジストの塗布、乾燥、露光及びパターニングが繰り返されて構成される。
信号線駆動回路部(521) 及び走査線駆動回路部(531) は、それぞれ内部に電極配線を含むが、その二重露光領域では、やはり配線細りや断線が生じることがある。
そこで、この信号線駆動回路部(521) 内における電極配線を例に取り説明すると、図12に示すように、この電極配線(523) は、表示画素領域(511) における画素電極( 671)と同時に形成される配線幅5ミクロンのITOから成る第1電極配線層(525) 、この上に積層配置される同一配線幅のアルミニウムから成る第2電極配線層(527) とを含む。この実施例では、第1電極配線層(525) と第2電極配線層(527) とを同一配線幅としたが、例えば第1電極配線層(525) を3ミクロン配線幅として第2電極配線層(527) にて被覆される構成としても良い。
そして、第1電極配線層(525) の二重露光領域(A1,A2 )に相当する領域E(A1,A2 )と第2電極配線層(527) の二重露光領域(A1',A2' )に相当する領域E(A1',A2' )とは、それぞれ平面的に異ならしめられるように、第1電極配線層(525) 及び第2電極配線層(527) がパターニングされて成る。
このように、電極配線層(523) を、少なくとも2層の導電体層(525),(527) で、しかも互いに電気的に接続される構成とし、更に各層の二重露光領域(A1,A2),(A1',A2') を平面的に異ならしめることにより、少なくとも一方の電極配線層に断線等の配線不良が生じても、他方の電極配線層が冗長的に作用するので、配線自体が断線することがない。
このような二重露光領域(A1,A2) ,(A1',A2') は、表示画素領域(511) と同様に各駆動回路部(521),(531) を構成するTFT等のスイッチ素子を避けるように位置させることが望ましい。これは、二重露光領域に相当するTFTは、他のTFTと比べてチャネル長やチャネル幅が異なることがあり、動作特性自体が損なわれることがあるためであるまた、この実施例では説明を省略するが、表示画素領域(511) については、上述した実施例と略同様にして構成することができる。
この実施例では、信号線駆動回路部の一電極配線について説明したが、走査線駆動回路部の電極配線についても同様にして構成することができる。また、電極配線の構成材料は、この実施例に限定されるものではなく、各種電極材料を使用することができる。
上述した実施例は、非晶質シリコン(a−Si:H)薄膜を半導体層として用いたTFT、多結晶シリコン(p−Si)薄膜を半導体層として用いたTFTを例に取り説明したが、TFTを構成する半導体層は、微結晶シリコンであっても、また単結晶シリコンであってもかまわない。
また、スイッチ素子としてTFTが用いられて成る表示装置用アレイ基板及びそれを用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置を例に取り説明したが、スイッチ素子としてはTFTの他にもMIM等の2端子非線形素子等、適宜使用できる。
また、液晶組成物としてポリマー分散型液晶等を使用するのであれば、配向膜や偏光板が不要にできる。更に、反射型で構成するのであれば、画素電極をITO膜に代えてアルミニウム(Al)等の高反射材料で形成する、あるいはアレイ基板裏面に反射板を貼り付ける等すれば良い。
図1は、本発明の一実施例の表示装置用アレイ基板の一部概略正面図である。 図2は、図1中A−A’線に沿って切断したアクティブマトリクス型液晶表示装置の概略断面図である。 図3は、この発明の一実施例の表示装置用アレイ基板の分割露光の概念図である。 図4は、図1の表示装置用アレイ基板の製造プロセスを説明するための一部概略断面図である。 図5は、図1の表示装置用アレイ基板の製造プロセスを説明するための一部概略正面図である。 図6は、図1の表示装置用アレイ基板の製造プロセスを説明するための一部概略正面図である。 図7は、図1の表示装置用アレイ基板の製造プロセスを説明するための一部概略正面図である。 図8は、図1の表示装置用アレイ基板の製造プロセスを説明するための一部概略正面図である。 図9は、図1の表示装置用アレイ基板の他の製造プロセスを説明するための一部概略正面図である。 図10は、本発明の他の実施例の表示装置用アレイ基板の一部概略正面図である。 図11は、図10における表示画素領域のTFTの概略断面図である。 図12は、図10における信号線駆動回路部における一電極配線の概略構成図である。 図13は、分割露光の概念図である。 図14は、従来技術の問題点を説明するための概念図である。
符号の説明
(1) …アクティブマトリクス型液晶表示装置
(100) …表示装置用アレイ基板
(131) …TFT
(300) …対向基板
(400) …液晶組成物

Claims (14)

  1. 基板上に第1導電膜を堆積し、この第1導電膜上にフォトレジストを塗布し乾燥した後に、このフォトレジストを第1領域とこの第1領域の一部に重複する第2領域とに区画してそれぞれ露光し、前記フォトレジストを現像し、前記第1導電膜をエッチングした後に前記フォトレジストを除去することにより形成された第1配線と
    前記第1配線が形成された基板上に第2導電膜を堆積し、この第2導電膜上にフォトレジストを塗布し乾燥した後に、このフォトレジストを第3領域とこの第3領域の一部に重複する第4領域とに区画してそれぞれ露光し、前記フォトレジストを現像し、前記第2導電膜をエッチングした後に前記フォトレジストを除去することにより前記第1配線に沿って且つ前記第1配線上に積層して配線される第2配線と、から成る多層構造の電極配線を備えた電極基板において、
    前記第1領域の露光と前記第2領域の露光の両方によって露光される第1の二重露光領域と、前記第3領域の露光と前記第4領域の露光の両方によって露光される第2の二重露光領域とが重ならないように設定され、
    前記第1配線は、前記第1の二重露光領域を通り、前記第1領域及び前記第2領域に跨って形成されるとともに、前記第2の二重露光領域に重なる部分を有し、
    前記第2配線は、前記第2の二重露光領域を通り、前記第3領域及び前記第4領域に跨って形成されるとともに、前記第1の二重露光領域に重なる部分を有することを特徴とする電極基板。
  2. 複数の画素電極が配列されて成る表示画素領域と、前記表示画素領域周辺に配される周辺領域とを含み、少なくとも前記電極配線が前記表示画素領域に配されることを特徴とした請求項1記載の電極基板。
  3. 前記電極配線の前記第1配線または前記第2配線の少なくとも一方が前記画素電極と同一工程で成膜されて成ることを特徴とした請求項2記載の電極基板。
  4. 前記電極配線の前記第1配線が前記画素電極と同一工程で成膜されたITOから成ることを特徴とした請求項3記載の電極基板。
  5. 前記画素電極は少なくともスイッチ素子を介して前記電極配線に電気的に接続されることを特徴とした請求項2記載の電極基板。
  6. 前記スイッチ素子が前記画素電極に電気的に接続されるソース電極を備えた薄膜トランジスタであって、前記薄膜トランジスタのゲート電極は走査線に電気的に接続され、ドレイン電極は信号線に電気的に接続されて成り、前記信号線と前記走査線の少なくとも一方が前記電極配線を含むことを特徴とした請求項5記載の電極基板。
  7. 複数の画素電極が配列されて成る表示画素領域と、前記表示画素領域周辺に配される周辺領域とを含み、少なくとも前記電極配線が前記周辺領域に配されることを特徴とした請求項1記載の電極基板。
  8. 前記電極配線の前記第1配線または前記第2配線の少なくとも一方が前記画素電極と同一工程で成膜されて成ることを特徴とした請求項7記載の電極基板。
  9. 前記電極配線の前記第1配線が前記画素電極と同一工程で成膜されたITOから成ることを特徴とした請求項8記載の電極基板。
  10. 前記第1配線の配線幅よりも前記第2配線の配線幅が広いことを特徴とする請求項1記載の電極基板。
  11. 前記第1配線が前記第2配線により被覆されることを特徴とする請求項10記載の電極基板。
  12. 前記第1の二重露光領域と前記第2の二重露光領域の少なくとも一方は、凹凸状であることを特徴とする請求項記載の電極基板。
  13. 基板上に第1導電膜を堆積し、この第1導電膜上にフォトレジストを塗布し乾燥した後に、このフォトレジストを第1領域とこの第1領域の一部に重複する第2領域とに区画してそれぞれ露光し、前記フォトレジストを現像し、前記第1導電膜をエッチングした後に前記フォトレジストを除去することにより形成された第1配線と、前記第1配線が形成された基板上に第2導電膜を堆積し、この第2導電膜上にフォトレジストを塗布し乾燥した後に、このフォトレジストを第3領域とこの第3領域の一部に重複する第4領域とに区画してそれぞれ露光し、前記フォトレジストを現像し、前記第2導電膜をエッチングした後に前記フォトレジストを除去することにより前記第1配線に沿って且つ前記第1配線上に積層して配線される第2配線と、から成る多層構造の電極配線を備えた第1電極基板と、
    前記第1電極基板上に形成された画素電極と、
    前記画素電極に対向配置される電極を備えた対向基板と、
    前記第1電極基板と前記対向基板との間に保持される光変調層と
    を備えたことを特徴とした平面表示装置。
  14. 前記光変調層が液晶組成物を主体としたことを特徴とする請求項13記載の平面表示装置。
JP2004278385A 1994-11-24 2004-09-24 電極基板および平面表示装置 Expired - Fee Related JP3987889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004278385A JP3987889B2 (ja) 1994-11-24 2004-09-24 電極基板および平面表示装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28932494 1994-11-24
JP2004278385A JP3987889B2 (ja) 1994-11-24 2004-09-24 電極基板および平面表示装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25027595A Division JPH08201853A (ja) 1994-11-24 1995-09-28 電極基板および平面表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005031698A JP2005031698A (ja) 2005-02-03
JP3987889B2 true JP3987889B2 (ja) 2007-10-10

Family

ID=34219699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004278385A Expired - Fee Related JP3987889B2 (ja) 1994-11-24 2004-09-24 電極基板および平面表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3987889B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005031698A (ja) 2005-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100207136B1 (ko) 전극기판, 그 제조방법 및 이를 사용한 표시장치
JP4897995B2 (ja) 液晶表示装置用薄膜トランジスタ基板
US7211827B2 (en) Thin film transistor array panel and liquid crystal display including the panel
KR100726132B1 (ko) 액정표시장치용 어레이기판과 그 제조방법
CN100440017C (zh) 液晶显示器及其制造方法
US6873382B2 (en) Liquid crystal display device having array substrate of color filter on thin film transistor structure and manufacturing method thereof
GB2275809A (en) Liquid crystal display
JPH0651348A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH10228035A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
WO2018012455A1 (ja) 液晶表示装置
JPH10253985A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示素子及びその製造方法
JPH08160454A (ja) 液晶表示装置
JPH1031230A (ja) 表示装置用アレイ基板の製造方法
JP2005018069A (ja) 液晶表示装置
JP3469662B2 (ja) 液晶表示装置
JP2003029269A (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法
KR100318534B1 (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
JPH11295760A (ja) 表示装置用アレイ基板及びその製造方法
KR100686235B1 (ko) 액정 표시 장치용 기판
JP3987889B2 (ja) 電極基板および平面表示装置
KR20010050708A (ko) 액정 표시 장치용 박막 트랜지스터 기판
KR20000031004A (ko) 평면 구동 방식의 액정 표시 장치
KR20020011574A (ko) 액정 표시 장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법
JPH0862629A (ja) 液晶表示装置
JPH09274202A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051011

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070413

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20070514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070517

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100727

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110727

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120727

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees