JP3986869B2 - 電子機器 - Google Patents

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JP3986869B2
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/08Constructional details, e.g. cabinet
    • H04B1/082Constructional details, e.g. cabinet to be used in vehicles

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  • Signal Processing (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、移動体としての自動車などに装着されるオーディオ装置などの電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、電子機器としてのCDプレーヤ100(図13及び図14に一部を断面にして示す)が取り付けられる。CDプレーヤ100は、Compact Disc(以下CDと呼ぶ)などの記録媒体が記録した情報を読み出す。
【0003】
図13などに例示されたCDプレーヤ100は、前記インパネに取り付けられる扁平な箱状の機器本体101と、この機器本体101に着脱自在な蓋体102と、を備えている。機器本体101がインパネに取り付けられた際に、該機器本体101の前記自動車の乗員に相対する一つの面101aには、CDを通すことのできる図示しない挿入口が形成されている。
【0004】
前記蓋体102は、下端部を中心として回転自在に機器本体101に取り付けられる。蓋体102は、機器本体101に取り付けられると、前記挿入口を開閉する。この蓋体102には、液晶ディスプレイ等の表示部や各種のボタンが設けられている。
【0005】
前述した従来のCDプレーヤ100は、前記蓋体102を前記機器本体101に着脱自在とするとともに、該機器本体101に取り付けられると挿入口を開閉するために、第1の係止部103と第2の係止部104とを備えている。第1の係止部103は、機器本体101の幅方向の両端部に設けられている。第1の係止部103は、前記蓋体102の下端部に設けられた係止ピン105を係止する。第1の係止部103は、係止ピン105を係止して、下端部を中心として回転自在に蓋体102を支持する。
【0006】
第2の係止部104は、蓋体102の上端部に設けられた係止爪106を係止する。また、前述した蓋体102には、第2の係止部104の係止を解除するための解除ボタン107が設けられている。第2の係止部104は、蓋体102の上端部に設けられた係止爪106を係止して、挿入口を閉じた格好で機器本体101の一つの面101aに蓋体102を取り付ける。解除ボタン107などが操作されることにより、第2の係止部104の蓋体102の上端部への係止が解除される。また、前記第1の係止部103と第2の係止部104の係止動作及び解除動作は、互いに独立している。
【0007】
前述したCDプレーヤ100では、前記第1の係止部103と第2の係止部104との双方を蓋体102の下端部または上端部に係止させて、蓋体102を機器本体101に取り付ける。使用者がCDを再生する際に、解除ボタン107を操作して、第2の係止部104の係止を解除する。下端部を中心として蓋体102を回転させて、挿入口を露出させ、その挿入口にCDを挿入すると自動的に該CDがローディングされる。その後、挿入口を閉じる方向に蓋体102を回転させて、第2の係止部104で蓋体102の上端部に設けられた係止爪106を係止して、該蓋体102で挿入口を閉じる。そして、蓋体102のボタンなどを操作することによってCDの再生を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のCDプレーヤ100は、前記第1の係止部103と第2の係止部104とが、互いに独立して、蓋体102を係止したり係止を解除する。このため、第2の係止部104が蓋体102の係止爪106を係止した状態であっても、図14に示すように、第1の係止部103が蓋体102を係止していないことがあった。このとき、解除ボタン107を操作して、第2の係止部104の係止が解除されると、第1の係止部103が蓋体102を係止していないために、蓋体102が機器本体101から不意に脱落する虞があった。蓋体102が不意に脱落すると、該蓋体102が故障する虞があって望ましくない。
【0009】
また、前述した従来のCDプレーヤ100は、前記第2の係止部104の係止を解除すると、前記挿入口を開放した状態に蓋体102を回転させるための押し出しアーム108を備えている。押し出しアーム108は、側方からみてコ字状に形成されている。押し出しアーム108は、一端部を中心として回転自在に機器本体101に支持されているとともに、他端部が一つの面101aから突出する方向に付勢されている。前記押し出しアーム108は、第2の係止部104の係止が解除されると、他端部が一つの面101aから突出する方向に回転する。押し出しアーム108が、蓋体102を押して、挿入口を開放する状態に該蓋体102を回転させる。
【0010】
前述した押し出しアーム108を機器本体101に回転自在に支持するために、押し出しアーム108の一端部に円柱状のピン109などを設け、機器本体101に前記ピン109が通ることのできる孔を形成する。そして、ピン109を孔内に通して、該ピン109の両端部にCリング又はEリングなどを係止することにより、前記押し出しアーム108を機器本体101に回転自在に取り付けていた。
【0011】
しかしながら、前記ピン109を孔内に通して、該ピン109の両端部にCリング又はEリングを係止させるのでは、これらのCリング又はEリングが二つ必要になるなどの、押し出しアーム108を回転自在に機器本体101に取り付けるためにかかる部品点数が増加する傾向であった。また、前記孔内にピン109を通してから、該ピン109にCリング又はEリングを係止させるなどの、押し出しアーム108を機器本体101に取り付けるためにかかる工数が増加する傾向であった。このため、従来の押し出しアーム108の取付構造では、コストが高騰する傾向であった。
【0012】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、機器本体に着脱自在な蓋体が不意に脱落することを防止できる電子機器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の電子機器は、機器本体と、前記機器本体に着脱自在である蓋体と、を備えた電子機器において、前記機器本体に前記蓋体の一端部を係止する第1係止位置と前記蓋体の一端部への係止が解除される第1解除位置とに亘って移動自在に設けられ、かつ、前記第1係止位置において前記機器本体から突出したガイドピンとの間に前記蓋体の一端部を挟んで係止する第1の係止部材と、前記機器本体に前記蓋体の他端部を係止する第2係止位置と前記蓋体の他端部への係止が解除される第2解除位置とに亘って移動自在に設けられた第2の係止部材と、前記第1係止位置に位置付けられた前記第1の係止部材が、前記機器本体から分離した前記蓋体の一端部から押圧されて前記第1解除位置に変位されると、前記第2の係止部材を前記第2係止位置から前記第2解除位置に変位させるとともに、前記第1の係止部材が前記第1係止位置に位置付けられて前記蓋体の前記一端部を係止すると、前記第2の係止部材を前記第2係止位置に位置付けて前記他端部に係止させる連動機構と、を備えたことを特徴としている。
【0014】
請求項2に記載の本発明の電子機器は、請求項1記載の電子機器において、前記連動機構は、前記第1解除位置から前記第1係止位置に向かって前記第1の係止部材を付勢する第1の付勢手段と、前記第2解除位置から前記第2係止位置に向かって前記第2の係止部材を付勢する第2の付勢手段と、前記第1の係止部材に設けられた第1の当接部と、前記第2の係止部材に設けられかつ前記第1の当接部と接触する第2の当接部と、を備え、互いに接触した第1の当接部と第2の当接部は、前記第1係止位置に位置付けられた前記第1の係止部材が、前記機器本体から分離した前記蓋体の一端部から押圧されて前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記第1解除位置に変位されると、前記第2の係止部材前記第2の付勢手段の付勢力に抗して前記第2解除位置変位させとともに、前記第1の係止部材が前記第1係止位置に位置付けられると、前記第2の係止部材を前記第2の付勢手段の付勢力により前記第2係止位置に位置付けることを特徴としている。
【0015】
請求項3に記載の本発明の電子機器は、請求項2記載の電子機器において、前記蓋体は、前記機器本体の一つの面に着脱自在であり、前記第1の当接部は、前記一つの面から機器本体の奥に向かうにしたがって、徐々に第2の係止部材から離れる方向に傾斜しているとともに、前記第2の当接部は、前記一つの面から機器本体の奥に向かうにしたがって、徐々に第1の係止部材に近づく方向に傾斜していることを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の本発明の電子機器は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電子機器において、前記第1の係止部材は、前記一端部を中心として前記蓋体を回転自在に支持することを特徴としている。
【0017】
請求項1に記載した本発明の電子機器によれば、連動機構が、第1の係止部材が蓋体の一端部を係止しようとすると、蓋体の他端部への係止を解除する方向に第2の係止部材を変位させる。また、連動機構は、第1の係止部材が一端部を係止すると、第2の係止部材に他端部を係止させる。このため、第1の係止部材が一端部を係止していない状態で、第2の係止部材が他端部を係止することを防止できる。
【0018】
請求項2に記載した本発明の電子機器によれば、連動機構は、蓋体を係止する方向に第1及び第2の係止部材それぞれを付勢する第1及び第2の付勢手段と、互いに接触する第1及び第2の当接部を備えている。互いに接触する第1及び第2の当接部により、第1の係止部材が一端部を係止しようとすると、第2の係止部材が係止を解除する方向に確実に変位する。また、第1及び第2の付勢手段の付勢力により、第1の係止部材が一端部を係止すると、第2の係止部材が他端部を確実に係止する。
【0019】
請求項3に記載した本発明の電子機器によれば、機器本体の奥に向かうにしたがって、第1の当接部は徐々に第2の係止部材から離れる方向に傾斜している。機器本体の奥に向かうにしたがって、第2の当接部は徐々に第1の係止部材に近づく方向に傾斜している。このため、第1の係止部材が一端部を係止しようとすると、第2の係止部材が係止を解除する方向に確実に変位する。なお、機器本体の奥に向かう方向とは、一つの面に直交しかつ電子機器を使用する使用者から離れる方向である。
【0020】
請求項4に記載した本発明の電子機器によれば、第1の係止部材が一端部を係止すると、該一端部を中心として回転自在に蓋体を支持する。このため、第2の係止部材の係止を解除すると、一つの面を確実に開閉できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態にかかる電子機器1を図1ないし図12を参照して説明する。なお、各図では、記憶媒体としてのCompact Disc(以下CDと呼ぶ)を後述する機器本体2内に挿入する方向をY方向、このY方向に直交しかつ機器本体2の幅方向をX方向、これらのX方向とY方向との双方に対し直交しかつ機器本体2の厚み方向をZ方向として説明する。
【0022】
図1などに示す電子機器1は、例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)に装着される。電子機器1は、例えば、CDを収容して、該CDに記録された情報を読み出して(再生して)音声として出力するCDプレーヤと、AM/FM放送電波を受信して、その受信した情報を音声として出力するAM/FMチューナなどを備えている。
【0023】
電子機器1は、図1及び図2に示すように、機器本体2と、蓋体としての操作表示ユニット(オペレーションフラップ、略してオペフラともいう)3と、着脱機構4とを備えている。機器本体2は、扁平な箱状に形成されたシャーシ5と、このシャーシ5内に収容されるCDプレーヤとAM/FMチューナ等を備えている。シャーシ5は、シャーシ本体6と、シャーシ本体6の図1中手前側に取り付けられる前面パネル7とを備えている。シャーシ本体6は、図1中手前側に開口部を設けた扁平な箱状に形成されている。シャーシ本体6は、板金などが折り曲げられて形成されている。
【0024】
前面パネル7は、前述した開口部を塞ぐ格好でシャーシ本体6に取り付けられる。前面パネル7は、略平坦な壁8と、この壁8の外縁に立設する立設壁9と、を一体に備えている。壁8は、前面パネル7がシャーシ本体6に取り付けられると前記開口部を塞ぐ。壁8の平面形状は、矩形状に形成されている。
【0025】
壁8には、前記機器本体2の内側にCDを挿入したり、前記機器本体2内に収容されたCDを排出するための挿入口10と、図示しないコネクタなどを設けている。挿入口10は、壁8を貫通しており、内側にCDを通す。コネクタは、後述の第1の位置に位置づけられた操作表示ユニット3から機器本体2に各種の信号を伝えたり、機器本体2から操作表示ユニット3に各種の信号と電力を伝えるために用いられる。
【0026】
また、壁8には、後述する第1の係止部材22と、第2の係止部材23と、押し出しアーム24を通す開口部11が複数設けられている。これらの開口部11は、勿論、壁8を貫通している。さらに、壁8には、一対の位置決め突起12(図2に示す)が設けられている。一対の位置決め突起12は、壁8の機器本体2の奥に位置する背面から機器本体2の奥に向かって突出している。
【0027】
このため、位置決め突起12は、図1中のY方向に沿って延びている。一対の位置決め突起12は、鉛直方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。一対の位置決め突起12は、前面パネル7のX方向の図1中手前側の端部でかつZ方向の下端部に設けられている。なお、一対の位置決め突起12相互間は、第1の位置決め溝28をなしている。第1の位置決め溝28は、Y方向に沿って延びている。
【0028】
立設壁9は、壁8の図1中手前側に位置する表面8aのすべての縁部それぞれに設けられている。なお、操作表示ユニット3は、第1の位置において、前記複数の立設壁9で囲まれた空間に収容される。また、前記壁8の表面8aは、本明細書に記した一つの面をなしている。このため、表面8aには、CDを通すことのできる挿入口10が形成されている。
【0029】
なお、シャーシ5内に収容されるCDプレーヤとAM/FMチューナは、使用者が操作表示ユニット3の各々に設けられた後述するスイッチ15等を押圧することによって動作する。
【0030】
操作表示ユニット3は、図1に示すように、扁平な箱状のハウジング13と、該ハウジング13内に収容される表示パネルとしての液晶ディスプレイ(以下LCDと呼ぶ)14と、各種のスイッチ15と、を備えている。ハウジング13の平面形状は、矩形状に形成されている。ハウジング13のX方向に沿った長さは、機器本体2のシャーシ5の幅と略等しい。ハウジング13のZ方向に沿った長さは、機器本体2のシャーシ5の厚みと略等しい。
【0031】
LCD14は、使用者に対し各種の情報を表示する表示領域としての表示面を備えている。各種のスイッチ15は、使用者が操作するための操作部を構成している。この表示面と操作部とが前記ハウジング13の図1中手前側に位置する表面13aに設けられている。
【0032】
操作表示ユニット3に設けられたスイッチ15が使用者などに操作されることによって、例えば、AM/FMチューナが電波を受信する放送局の選局が行われる。そして、操作表示ユニット3のLCD14にその選局中の放送局の周波数や放送局名等の情報を表示させる。
【0033】
また、操作表示ユニット3に設けられたスイッチ15が使用者などに操作されることによって、例えば、CDプレーヤが再生する曲などが選択される。そして、操作表示ユニット3のLCD14にその選曲中のトラック番号等の情報などを表示させる。
【0034】
また、操作表示ユニット3のX方向の両端部(図1中には手前側のみ示す)には、ピン16が突出している。ピン16は、前述したX方向に沿って延びている。ピン16は、操作表示ユニット3のZ方向の下端部3aに設けられている。下端部3aは、本明細書に記した一端部をなしている。
【0035】
さらに、操作表示ユニット3のX方向の図1中手前側に位置する一方の端部には、係止受け突起17と、解除ボタン18が設けられている。係止受け突起17は、図2に示すように、操作表示ユニット3の表面13aの裏側の背面3cから突出している。係止受け突起17は、前記背面3cから機器本体2の前面パネル7の壁8に向かって突出している。係止受け突起17には、窪み19が設けられている。窪み19は、係止受け突起17の上面から凹である。
【0036】
解除ボタン18は、棒状に形成されている。解除ボタン18の長手方向は、前述したY方向に沿って延びている。解除ボタン18は、操作表示ユニット3のZ方向の上端部3bに設けられている。上端部3bは、本明細書に記した他端部をなしている。解除ボタン18は、その長手方向に沿ってスライド自在にハウジング13に取り付けられている。解除ボタン18の両端部は、操作表示ユニット3のハウジング13の前述した表面13aと、該表面13aの裏側の背面3cとの双方から突没自在である。また、解除ボタン18の背面3c寄りの端部は、解除ボタン18がスライド移動すると、前記窪み19内に侵入したり該窪み19内から抜け出る。
【0037】
また、操作表示ユニット3は、着脱機構4により、機器本体2の前面パネル7の壁8の表面8aに着脱自在となっている。また、操作表示ユニット3は、図5に示す前記表面8aを覆う即ち挿入口10を閉じる第1の位置と、図7に示す前記表面8aの少なくとも一部を開放する即ち挿入口10を開放する第2の位置と、に亘って、第1の係止部材22により前記ピン16即ち下端部3aを中心として回転自在に支持される。
【0038】
着脱機構4は、図2に示すように、一対のフレーム20(図2には一方のみ示す)と、一対のガイドピン21(図2には一方のみ示す)と、一対の第1の係止部材22(図2には一方のみ示す)と、第2の係止部材23と、押し出しアーム24と、第1の付勢手段としての第1のコイルばね25と、第2の付勢手段としての第2のコイルばね26と、第3の付勢手段としての第3のコイルばね27とを備えている。
【0039】
フレーム20は、前記機器本体2のシャーシ5内に収容される。一対のフレーム20は、それぞれ、シャーシ5のシャーシ本体6と前面パネル7との双方に固定されている。一対のフレーム20は、前記X方向即ち機器本体2の幅方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。
【0040】
一対のフレーム20は、図8に示すように、支持溝29と、第2の位置決め溝30とを備えている。支持溝29は、フレーム20の上端に位置する縁部に開口しているとともに鉛直方向に沿って延びている。支持溝29は、第2の係止部材23を鉛直方向に沿ってスライド自在に支持する。第2の位置決め溝30は、フレーム20の下端に位置する縁部に開口しているとともに鉛直方向に沿って延びている。このため、第2の位置決め溝30は、図1中のZ方向に沿って延びている。
【0041】
一対のガイドピン21は、前面パネル7の壁8に固定されている。ガイドピン21は、壁8の表面8aから外方向に向かって突出している。ガイドピン21の長手方向は、Y方向に沿っている。一対のガイドピン21は、前記X方向即ち機器本体2の幅方向に沿って互いに間隔をあけて配されている。着脱機構4により機器本体2に操作表示ユニット3が取り付けられると、一対のガイドピン21は、X方向に沿って互いの間に操作表示ユニット3を挟みかつピン16の下方に位置する。
【0042】
一対の第1の係止部材22は、それぞれフレーム20に取り付けられる。第1の係止部材22は、長手方向がY方向に沿う状態でフレーム20に取り付けられる。第1の係止部材22は、フレーム20に取り付けられると、一端部22aが機器本体2内に収容される。他端部22bが開口部11を通して機器本体2外に突出するとともにガイドピン21に重ねられる。
【0043】
また、第1の係止部材22は、一端部22aを中心として回転自在にフレーム20に取り付けられる。このため、第1の係止部材22は、フレーム20を介して機器本体2に取り付けられる。第1の係止部材22の他端部22bには、第1の係止爪31とテーパ面32とが設けられている。第1の係止爪31は、鉤状に形成されているとともに、操作表示ユニット3のピン16を係止する。このため、第1の係止部材22は、操作表示ユニット3の下端部3aを係止する。第1の係止部材22は、第1の係止爪31とガイドピン21との間に、ピン16を挟む。
【0044】
テーパ面32は、図2に示すように、機器本体2に操作表示ユニット3を取り付けようとする際に、ピン16と相対する。テーパ面32は、機器本体2から突出するにしたがって徐々に上方に向かって傾斜している。
【0045】
また、第1の係止部材22の長手方向の中央部には、第1の当接部としての第1の傾斜面33が形成されている。第1の傾斜面33は、前記Y方向即ち、表面8aから機器本体2の奥に向かうにしたがって、徐々に下方即ち第2の係止部材23から離れる方向に傾斜している。なお、機器本体2の奥に向かう方向とは、表面8aに直交しかつ電子機器1の使用者から離れる方向である。さらに、機器本体2の奥に向かう方向とは、CDが機器本体2内に挿入される方向である。
【0046】
さらに、第1の係止部材22の壁8の表面8aからの機器本体2の外方向への突出量は、第2の係止部材23の壁8の表面8aからの機器本体2の外方向への突出量より大きい。また、第1の係止部材22の突出量は、第2の係止部材23の後述するテーパ面36が係止受け突起17に接触するよりも先に、第1の係止部材22のテーパ面32がピン16に接触するようになっている。
【0047】
第2の係止部材23は、一対のフレーム20のうち図1中の手前側に位置する一方のフレーム20に取り付けられている。このため、第2の係止部材23は、フレーム20を介して機器本体2に取り付けられる。第2の係止部材23は、前述したZ方向即ち鉛直方向に沿ってスライド自在にフレーム20に取り付けられている。第2の係止部材23は、第1の係止部材22の上方に配されている。
【0048】
第2の係止部材23は、第2の当接部としての第2の傾斜面34と、第2の係止爪35と、テーパ面36を一体に備えている。第2の傾斜面34は、機器本体2内に収容されている。第2の傾斜面34は、第1の傾斜面33と接触する。第2の傾斜面34は、第1の傾斜面33と平行である。第2の傾斜面34は、前記Y方向即ち、表面8aから機器本体2の奥に向かうにしたがって、徐々に下方即ち第1の係止部材22に近づく方向に傾斜している。
【0049】
第2の係止爪35は、開口部11内を通して、機器本体2外に突出する。第2の係止爪35は、鉤状に形成されている。第2の係止爪35は、係止受け突起17の窪み19内に係止可能である。このため、第2の係止部材23は、操作表示ユニット3の上端部3bを係止する。第2の係止部材23は、ガイドピン21との間にピン16を挟んだ格好の第1の係止部材22の第1の傾斜面33に第2の傾斜面34が接触した状態で、第2の係止爪35が係止受け突起17の窪み19に係止する。
【0050】
テーパ面36は、図2に示すように、機器本体2に操作表示ユニット3を取り付けようとする際に、係止受け突起17と相対する。テーパ面36は、機器本体2から突出するにしたがって徐々に上方に向かって傾斜している。
【0051】
押し出しアーム24は、棒状の部材の両端部が互いに同じ方向に曲げられて、側方からみてコ字状に形成されている。押し出しアーム24の一端部24aと他端部24bとの双方は、開口部11を通して機器本体2の外側に突出しているとともに、押し出しアーム24の中央部は、機器本体2即ちシャーシ5内に収容されている。また、押し出しアーム24の一端部24aには、突起37が設けられている。突起37は、円柱状に形成されかつ押し出しアーム24の一端部24aからX方向に沿って突出している。突起37は、前面パネル7の一対の位置決め突起12相互間即ち第1の位置決め溝28内とフレーム20の第2の位置決め溝30内に挿入されて位置決めされている。
【0052】
押し出しアーム24は、第1及び第2の位置決め溝28,30により位置決めされて、突起37即ち一端部24aを中心として回転自在に支持されている。押し出しアーム24の他端部24bは、突起37を中心として回転することで、前記開口部11を通して機器本体2外に突出する状態と、機器本体2内に収容される状態とに亘って回転自在となる。押し出しアーム24の他端部24bは、機器本体2外に突出すると、操作表示ユニット3の背面3cと接触する。
【0053】
第1のコイルばね25は、第1の係止部材22の一端部22aとフレーム20とにかけわたされている。第1のコイルばね25は、図示しないトーションバーと協働して、第1の係止部材22の他端部22bがガイドピン21と接触する方向に、第1の係止部材22を付勢している。即ち、第1のコイルばね25は、ピン16即ち操作表示ユニット3の下端部3aを係止する方向に、第1の係止部材22を付勢している。
【0054】
第2のコイルばね26は、第2の係止部材23の上端部とフレーム20とにかけわたされている。第2のコイルばね26は、第2の係止部材23を下方に向かって付勢している。即ち、第2のコイルばね26は、係止受け突起17の窪み19即ち操作表示ユニット3の上端部3bを係止する方向に、第2の係止部材23を付勢している。第2のコイルばね26は、第2の傾斜面34が第1の傾斜面33に接触する方向に、第2の係止部材23を付勢している。即ち、第2のコイルばね26は、第2の係止部材23を第1の係止部材22に向かって付勢している。
【0055】
第3のコイルばね27は、押し出しアーム24の一端部24aとフレーム20とにかけわたされている。第3のコイルばね27は、他端部24bが機器本体2外に突出する方向に押し出しアーム24を付勢している。
【0056】
なお、前述した第1の傾斜面33と、第2の傾斜面34と、第1のコイルばね25と、第2のコイルばね26とで、本明細書に記した連動機構40を構成している。前述した構成によって、連動機構40は、第1の係止部材22が一端部3aを係止しようとすると、第2のコイルばね26の付勢力に抗して、互いに接触した第1の傾斜面33と第2の傾斜面34により他端部3bへの係止を解除する方向に第2の係止部材23が変位する。第1の係止部材22が一端部3aを係止すると第2のコイルばね26の付勢力により他端部3bを係止する方向に第2の係止部材23が変位する。また、前記第1の傾斜面33と第2の傾斜面34とが互いに接触しかつ第1及び第2のコイルばね25,26が前述した方向に第1及び第2の係止部材23,23を付勢しているので、第1の係止部材22の第1の係止爪31がピン16を係止するまでは、第2の係止部材23の第2の係止爪35が係止受け突起17の窪み19に係止しない。
【0057】
前述した構成の着脱機構4で、機器本体2に操作表示ユニット3を取り付ける場合には、まず、図2に示すように、背面3cと壁8の表面8aとが平行となる状態に、操作表示ユニット3と機器本体2とを位置づける。このとき、第1の係止部材22の他端部22bがガイドピン21と接触しているとともに、第1の傾斜面33と第2の傾斜面34とが互いに接触している。さらに、押し出しアーム24の他端部24bが開口部11を通して機器本体2の外側に突出している。
【0058】
そして、前述した背面3cと壁8の表面8aとが平行なまま、表面8aに操作表示ユニット3を近づけていく。すると、図3に示すように、第1の係止部材22のテーパ面32がピン16と接触する。テーパ面32が機器本体2から突出するにしたがって徐々に上方に傾斜しているので、第1のコイルばね25の付勢力に抗して、他端部22bがピン16を乗り越える方向に第1の係止部材22は回転する。
【0059】
第1の傾斜面33と第2の傾斜面34とが互いに接触しており、これらの傾斜面33,34が前述したように傾斜しているので、図4に示すように、第2のコイルばね26の付勢力に抗して、第2の係止部材23が徐々に上方に向かって変位する。こうして、連動機構40は、第1の係止部材22がピン16即ち操作表示ユニット3の下端部3aを係止しようとすると、第2のコイルばね26の付勢力に抗して、第2の係止部材23が係止受け突起17即ち操作表示ユニット3の上端部3bへの係止を解除する方向に変位する。
【0060】
さらに、操作表示ユニット3を前面パネル7の壁8の表面8aに近づけていくと、図5に示すように、第1の係止爪31がピン16を係止するとともに、第2のコイルばね26の付勢力により第2の係止爪35が係止受け突起17の窪み19を係止する。こうして、第1の係止部材22が操作表示ユニット3の下端部3aを係止し、第2の係止部材23が操作表示ユニット3の上端部3bを係止する。このように、連動機構40は、第1の係止部材22が下端部3aを係止すると、上端部3bを係止する方向に第2の係止部材23を変位させて上端部3bを係止させる。第1の係止部材22がピン16を係止すると、第1の係止部材22とガイドピン21との間にピン16を挟むとともに、第2の係止部材23の第2の係止爪35が係止受け突起17の窪み19内に侵入する。
【0061】
なお、前述した図2から図5に示すように、操作表示ユニット3を機器本体2に取り付ける場合には、押し出しアーム24の他端部24bが操作表示ユニット3の背面3cに接触する。さらに、前記他端部24bが操作表示ユニット3の背面3cから押されて、第3のコイルばね27の付勢力に抗して、他端部24bが機器本体2内に収容される方向に、押し出しアーム24が回転する。
【0062】
図5に示すように、機器本体2に操作表示ユニット3を取り付けた状態(第1の位置)から、前面パネル7の壁8の表面8a即ち挿入口10を開放する際には、まず、図6に示すように、解除ボタン18を機器本体2に向かって押す。すると、解除ボタン18が第2の係止部材23のテーパ面36に接触する。すると、テーパ面36が、機器本体2の外方向に向かうにしたがって徐々に上方に傾斜しているので、第2の係止部材23が上方に変位する。そして、第2の係止爪35が係止受け突起17の窪み19内から抜け出て、第2の係止部材23の係止受け突起17の窪み19即ち操作表示ユニット3の上端部3bへの係止が解除される(外される)。
【0063】
すると、第3のコイルばね27の付勢力によって、他端部24bが開口部11を通して機器本体2外に突出する方向に、押し出しアーム24が回転する。押し出しアーム24の他端部24bが操作表示ユニット3の背面3cを押して、操作表示ユニット3がピン16即ち下端部3aを中心として回転して、挿入口10を開放する。こうして、操作表示ユニット3は、図5に示す第1の位置から図7に示す第2の位置にむかって変位する。図7に示す第2の位置から図5に示す第1の位置に操作表示ユニット3を変位させる際には、操作表示ユニット3の上端部3bが前面パネル7の壁8の表面8aに近づく方向に、ピン16を中心として操作表示ユニット3を回転させる。
【0064】
また、図7に示す状態において、機器本体2から操作表示ユニット3を取り外す際には、第1のコイルばね25及び図示しないトーションバーの付勢力に抗して、他端部22bがガイドピン21から離れる方向に第1の係止部材22を回転させる。そして、第1の係止部材22のピン16即ち操作表示ユニット3の下端部3aへの係止を解除して、操作表示ユニット3を機器本体2から取り外す。
【0065】
さらに、以下のように、前述した着脱機構4を組み立てる、特に、フレーム20に押し出しアーム24を取り付けて、これらに前面パネル7を取り付ける。まず、図8に示すように、第2の位置決め溝30が延びた方向に沿って、押し出しアーム24をフレーム20に近づける。そして、図9に示すように、フレーム20の第2の位置決め溝30内に、押し出しアーム24の一端部24aの突起37を挿入する。そののち、図10に示すように、第3のコイルばね27を押し出しアーム24の一端部24aとフレーム20とにかけわたす。こうして、押し出しアーム24をフレーム20に仮止めする。
【0066】
その後、図11に示すように、第1の位置決め溝28が延びた方向に沿って、フレーム20と押し出しアーム24とを、前面パネル7に近づける。そして、図12に示すように、前面パネル7の第1の位置決め溝28内に、押し出しアーム24の一端部24aの突起37を挿入する。こうして、突起37を、第1の位置決め溝28内と、該第1の位置決め溝28に交差(直交)する第2の位置決め溝30内とに挿入して位置決めする。また、第2の位置決め溝30内に突起37を挿入した後、第1の位置決め溝28内に突起37を挿入して、突起37即ち押し出しアーム24の一端部24aを位置決めする。
【0067】
本実施形態によれば、連動機構40が、操作表示ユニット3を係止する方向に第1及び第2の係止部材23,23それぞれを付勢する第1及び第2のコイルばね25,26と、互いに接触する第1及び第2の傾斜面33,34を備えている。表面8aから機器本体2の奥に向かうにしたがって、第1の傾斜面33は徐々に第2の係止部材23から離れる方向に傾斜している。表面8aから機器本体2の奥に向かうにしたがって、第2の傾斜面34は徐々に第1の係止部材22に近づく方向に傾斜している。
【0068】
このため、第1の係止部材22が操作表示ユニット3の下端部3aを係止しようとすると、互いに接触する第1及び第2の傾斜面33,34により、操作表示ユニット3の上端部3bへの係止を解除する方向に第2の係止部材23は確実に変位する。
【0069】
また、第1及び第2のコイルばね25,26及び図示しないトーションバーの付勢力により、第1の係止部材22が操作表示ユニット3の下端部3aを係止すると、第2の係止部材23が上端部3bを確実に係止する。
【0070】
このため、第1の係止部材22が操作表示ユニット3の下端部3aを係止していない状態で、第2の係止部材23が上端部3bを係止することを防止できる。したがって、操作表示ユニット3を機器本体2に取り付けた状態で第2の係止部材23の係止を解除しても、第1の係止部材22が操作表示ユニット3の下端部3aを確実に係止している。このため、操作表示ユニット3を機器本体2に取り付けた状態で第2の係止部材23の係止を解除しても、操作表示ユニット3が機器本体2から不意に脱落することを確実に防止できる。
【0071】
さらに、第1の係止部材22が下端部3aを係止すると、該下端部3aを中心として回転自在に操作表示ユニット3を支持する。このため、第2の係止部材23の係止を解除すると、表面8aの少なくとも一部即ち挿入口10を確実に開閉できる。したがって、挿入口10を通してCDを機器本体2内に確実に挿入でき、機器本体2内から挿入口10を通してCDを確実に排出できる。
【0072】
前述した実施形態によれば、以下の電子機器が得られる。
(付記) 記録媒体を通すことのできる挿入口を一つの面に形成した機器本体と、前記機器本体の前記一つの面に着脱自在であるとともに前記機器本体に取り付けられると前記挿入口を覆うことのできる蓋体と、を備え、前記機器本体に取り付けられると、前記蓋体が前記挿入口を覆う第1の位置と前記挿入口を開放する第2の位置とに亘って変位自在となる電子機器において、
前記機器本体に取り付けられるフレームと、
前記一つの面を含んだパネルと、
前記機器本体に回転自在に支持されるための突起を有しかつ前記蓋体を前記第1の位置から第2の位置に向かって押す方向に付勢された押し出し部材と、
前記パネルに設けられた第1の位置決め溝と、
前記フレームに設けられかつ前記第1の位置決め溝に交差する第2の位置決め溝と、を備え、
前記突起が第1の位置決め溝内と第2の位置決め溝内に挿入されて、前記押し出し部材が前記機器本体に回転自在に支持されることを特徴とする電子機器。
【0073】
前述した付記の電子機器は、部品点数を削減するとともに組み立てるにかかる工数を抑制することを目的としている。
【0074】
前述した付記の電子機器によれば、押し出し部材を回転自在とするために、フレームとパネルとの他に特別な部品を設ける必要がない。また、第1の位置決め溝と第2の位置決め溝とが互いに交差しているので、突起を位置ずれすることなく、確実に回転自在に支持できる。なお、前述した実施形態の前面パネル7が前述した付記のパネルに相当し、前述した実施形態の押し出しアーム24が前述した付記の押し出し部材に相当する。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の本発明によれば、第1の係止部材が蓋体の一端部を係止しようとすると、連動機構は蓋体の他端部への係止を解除する方向に第2の係止部材を変位させる。また、第1の係止部材が一端部を係止すると、連動機構は第2の係止部材に他端部を係止させる。このため、第1の係止部材が一端部を係止していない状態で、第2の係止部材が他端部を係止することを防止できる。
【0076】
したがって、蓋体を機器本体に取り付けた状態で第2の係止部材の係止を解除しても、第1の係止部材が蓋体の一端部を確実に係止している。このため、蓋体を機器本体に取り付けた状態で第2の係止部材の係止を解除しても、蓋体が機器本体から不意に脱落することを確実に防止できる。
【0077】
請求項2に記載の本発明によれば、連動機構は、蓋体を係止する方向に第1及び第2の係止部材それぞれを付勢する第1及び第2の付勢手段と、互いに接触する第1及び第2の当接部を備えている。互いに接触する第1及び第2の当接部により、第1の係止部材が一端部を係止しようとすると、第2の係止部材が係止を解除する方向に確実に変位する。また、第1及び第2の付勢手段の付勢力により、第1の係止部材が一端部を係止すると、第2の係止部材が他端部を確実に係止する。
【0078】
このため、第1の係止部材が一端部を係止していない状態で、第2の係止部材が他端部を係止することを防止できる。したがって、蓋体を機器本体に取り付けた状態で第2の係止部材の係止を解除しても、第1の係止部材が蓋体の一端部を確実に係止している。このため、蓋体を機器本体に取り付けた状態で第2の係止部材の係止を解除しても、蓋体が機器本体から不意に脱落することを確実に防止できる。
【0079】
請求項3に記載の本発明によれば、一つの面から機器本体の奥に向かうにしたがって、第1の当接部が徐々に第2の係止部材から離れる方向に傾斜している。一つの面から機器本体の奥に向かうにしたがって、第2の当接部が徐々に第1の係止部材に近づく方向に傾斜している。このため、第1の係止部材が一端部を係止しようとすると、第2の係止部材が係止を解除する方向に確実に変位する。
【0080】
このため、第1の係止部材が一端部を係止していない状態で、第2の係止部材が他端部を係止することを防止できる。したがって、蓋体を機器本体に取り付けた状態で第2の係止部材の係止を解除しても、第1の係止部材が蓋体の一端部を確実に係止している。このため、蓋体を機器本体に取り付けた状態で第2の係止部材の係止を解除しても、蓋体が機器本体から不意に脱落することを確実に防止できる。
【0081】
請求項4に記載の本発明によれば、第1の係止部材が一端部を係止すると、該一端部を中心として回転自在に蓋体を支持する。このため、第2の係止部材の係止を解除すると、挿入口を確実に開閉できる。したがって、挿入口を通して記録媒体を機器本体内に確実に挿入でき、機器本体内から挿入口を通して記録媒体を確実に排出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電子機器を示す斜視図である。
【図2】図1中のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図2に示す状態から操作表示ユニットと機器本体とを近づけた状態を示す断面図である。
【図4】図3に示す状態から第1の係止部材が回転しかつ第2の係止部材が変位した状態を示す断面図である。
【図5】図4に示す状態から第1の係止部材がピンに係止しかつ第2の係止部材が係止受け突起の窪みに係止した状態を示す断面図である。
【図6】図5に示す状態から解除ボタンを機器本体に向かって押した状態を示す断面図である。
【図7】図6に示す状態から第2の係止部材の係止が解除されて操作表示ユニットが機器本体の挿入口を開放した状態を示す断面図である。
【図8】図1に示された電子機器のフレームに押し出しアームを取り付ける状態を示す側面図である。
【図9】図8に示された状態から互いに取り付けられた状態のフレームと押し出しアームを示す側面図である。
【図10】図9に示された押し出しアームとフレームとに第3のコイルばねを取り付けた状態を示す側面図である。
【図11】図10に示された押し出しアームとフレームなどを前面パネルに取り付ける状態を示す説明図である。
【図12】図11に示された状態から互いに取り付けられた状態のフレームと押し出しアームなどと前面パネルを示す説明図である。
【図13】従来のCDプレーヤの一部を示す断面図である。
【図14】図13に示されたCDプレーヤの第1の係止部が係止していない状態で蓋体が機器本体に取り付けられた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電子機器
2 機器本体
3 操作表示ユニット(蓋体)
3a 下端部(一端部)
3b 上端部(他端部)
8a 表面(一つの面)
10 挿入口
22 第1の係止部材
23 第2の係止部材
25 第1のコイルばね(第1の付勢手段)
26 第2のコイルばね(第2の付勢手段)
33 第1の傾斜面(第1の当接部)
34 第2の傾斜面(第2の当接部)
40 連動機構

Claims (4)

  1. 機器本体と、前記機器本体に着脱自在である蓋体と、を備えた電子機器において、
    前記機器本体に前記蓋体の一端部を係止する第1係止位置と前記蓋体の一端部への係止が解除される第1解除位置とに亘って移動自在に設けられ、かつ、前記第1係止位置において前記機器本体から突出したガイドピンとの間に前記蓋体の一端部を挟んで係止する第1の係止部材と、
    前記機器本体に前記蓋体の他端部を係止する第2係止位置と前記蓋体の他端部への係止が解除される第2解除位置とに亘って移動自在に設けられた第2の係止部材と、
    前記第1係止位置に位置付けられた前記第1の係止部材が、前記機器本体から分離した前記蓋体の一端部から押圧されて前記第1解除位置に変位されると、前記第2の係止部材を前記第2係止位置から前記第2解除位置に変位させるとともに、前記第1の係止部材が前記第1係止位置に位置付けられて前記蓋体の前記一端部を係止すると、前記第2の係止部材を前記第2係止位置に位置付けて前記他端部に係止させる連動機構と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記連動機構は、
    前記第1解除位置から前記第1係止位置に向かって前記第1の係止部材を付勢する第1の付勢手段と、
    前記第2解除位置から前記第2係止位置に向かって前記第2の係止部材を付勢する第2の付勢手段と、
    前記第1の係止部材に設けられた第1の当接部と、
    前記第2の係止部材に設けられかつ前記第1の当接部と接触する第2の当接部と、を備え、
    互いに接触した第1の当接部と第2の当接部は、前記第1係止位置に位置付けられた前記第1の係止部材が、前記機器本体から分離した前記蓋体の一端部から押圧されて前記第1の付勢手段の付勢力に抗して前記第1解除位置に変位されると、前記第2の係止部材前記第2の付勢手段の付勢力に抗して前記第2解除位置変位させとともに、前記第1の係止部材が前記第1係止位置に位置付けられると、前記第2の係止部材を前記第2の付勢手段の付勢力により前記第2係止位置に位置付けることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記蓋体は、前記機器本体の一つの面に着脱自在であり、前記第1の当接部は、前記一つの面から機器本体の奥に向かうにしたがって、徐々に第2の係止部材から離れる方向に傾斜しているとともに、
    前記第2の当接部は、前記一つの面から機器本体の奥に向かうにしたがって、徐々に第1の係止部材に近づく方向に傾斜していることを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記第1の係止部材は、前記一端部を中心として前記蓋体を回転自在に支持することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載の電子機器。
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