JP3986845B2 - 管自在継手 - Google Patents

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JP3986845B2 JP2002042618A JP2002042618A JP3986845B2 JP 3986845 B2 JP3986845 B2 JP 3986845B2 JP 2002042618 A JP2002042618 A JP 2002042618A JP 2002042618 A JP2002042618 A JP 2002042618A JP 3986845 B2 JP3986845 B2 JP 3986845B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ホースとホース又は機器との間を接続して流体を供給すると共に、接続部がなす角度を自在にし、操作性を良好にした管自在継手に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、この種の管自在継手として、図4に示すようなものが知られている。
【0003】
この管自在継手1は、図示しないホースやソケット等が接続されるプラグ部材2と中間管状部材4の一方端とがボールベアリング5を介して回り対偶をなし、図示しないエアツール等の機器が接続されるスリーブ部材3と中間管状部材4の他方端とがボールベアリング6を介して回り対偶をなしている。
【0004】
また、中間管状部材4の軸線G1は中間部で折曲されており、プラグ部材2の軸線G2と曲げ要求のある角度で交差すると共に、スリーブ部材3の軸線G3と一致している。
【0005】
そして、プラグ部材2を中間管状部材4に対して回転させることで、プラグ部材2の軸線G2とスリーブ部材3の軸線G3とでなす角度を所定範囲内で自在にしている。
【0006】
さらに、このプラグ部材2の回転と同時に中間管状部材4をスリーブ部材3に対して回転させることによって、プラグ部材2の軸線G2とスリーブ部材3の軸線G3とでなす角度を所望の円周方向に展開することができる。
【0007】
一方、図5に示すような管自在継手も知られている。
【0008】
図5に示す管自在継手10は、両端部に第1、第2内球体状部12、13がそれぞれ形成された中間管状部材11と、第1内球体状部12が挿入されるプラグ内球面状部14が形成されたプラグ部材15と、第2内球体状部13が挿入されるスリーブ内球面状部16が形成されたスリーブ部材17とを有している。
【0009】
このとき、第1内球体状部12とプラグ内球面状部14とが球面対偶をなし、第2内球体状部13とスリーブ内球面状部16とが球面対偶をなしている。
【0010】
また、プラグ内球面状部14の開口部14aはプラグ部材15の軸線G4に一致した軸線を有して外広がりに開口し、スリーブ内球面状部16の開口部16aはスリーブ部材17の軸線G5に一致した軸線を有して外広がりに開口している。
【0011】
そして、プラグ部材15及びスリーブ部材17を所望の方向に向けることにより、プラグ部材15の軸線G4とスリーブ部材17の軸線G5とでなす角度を自在にしている。
【0012】
ここで、プラグ内球面状部14の開口部14aによってプラグ部材15の軸線G4と中間管状部材11の軸線G6とでなす角度が規制され、スリーブ内球面状部16の開口部16aによってスリーブ部材17の軸線G5と中間管状部材11の軸線G6とでなす角度が規制されている。
【0013】
そのため、第1内球体状部12とプラグ内球面状部14とが球面対偶をなすと同時に、第2内球体状部13とスリーブ内球面状部16とが球面対偶をなすことで、プラグ部材15の軸線G4とスリーブ部材17の軸線G5とでなす角度を大きくしている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示す管自在継手1において、プラグ部材2の軸線G2とスリーブ部材3の軸線G3とでなす角度を所望の角度にするために、プラグ部材2を所定方向に回転させる必要があり、操作性が非常に悪くなっている。
【0015】
一方、図5に示す管自在継手10において、中間管状部材11の両端部がそれぞれ球面対偶をなしているので軸線G4や軸線G5の方向が安定せず、プラグ部材15にホースやソケット等を接続する際に軸線が折れて、力の方向がずれてしまい接続しにくいという問題が生じていた。
【0016】
したがって、この発明は、両端部の軸線でなす角度を容易に自在にできると共に、ホースやソケット等を接続する際に各管状部材の軸線の方向が安定して接続しやすい管自在継手を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、第1管状部材と第2管状部材とが中間管状部材を介して第1管状部材の軸線と第2管状部材の軸線とでなす角度を自在にすると共に、中間管状部材の軸線に対して第1管状部材及び第2管状部材の少なくとも一方を回転自在にし、ホースとホース又は機器との間を接続して流体を供給する管自在継手であって、中間管状部材は一方端に外側面が球状に膨出した第1内球体状部を有し、他方端に第1円柱状部を有し、第1管状部材は第1内球体状部が挿入されると共に軸線に対して適宜角度をなした軸線を有する外広がりの開口部を備えた第1内球面状部を有し、第1内球体状部と第1内球面状部とが球面対偶をなすと共に、球面対偶をなす位置の第1内球体状部の球心よりも第1円柱状部側に軸線方向の遊びを持たせた状態でボールベアリングを配設して第1管状部材と中間管状部材とを離脱不可能にしたことを特徴としている。
【0018】
請求項1の発明によれば、中間管状部材が一方端に第1内球体状部を有し、第1管状部材が第1内球体状部を挿入する第1内球面状部を有し、この第1内球体状部と第1内球面状部とが球面対偶をなしているので、第1管状部材の先端部を所望の方向に向ければ第2管状部材の軸線と第1管状部材の軸線とでなす角度を容易に自在にすることができる。
【0019】
また、第1内球面状部の開口部が第1管状部材の軸線に対して適宜角度をなした軸線を有すると共に外広がりにされているので、この開口部によって第1管状部材の屈曲及び回転角度の範囲が広がり、第1管状部材の軸線と中間管状部材の軸線とでなす角度を大きくすることが可能となる。
【0020】
そして、第2管状部材と中間管状部材とが球面対偶なさずとも、第1管状部材の軸線と第2管状部材の軸線とでなす角度を大きくすることができる。そのため、第2管状部材と中間管状部材との各軸線の方向を安定させることができ、力を加えても軸線がずれることなくホース等を接続しやすくなる。
さらに、球面対偶をなす位置の第1内球体状部の球心よりも第1円柱状部側にボールベアリングを配設しているので、第1管状部材と中間管状部材との互いの動きを阻害することなく、確実に抜け止めをすることができる。そして、構成が簡易で製造コストを抑制することも可能となる。
また、遊びを設けたことにより第1管状部材にホースやソケット等を接続する際、第1管状部材と第2管状部材とが面接触して、互いの軸線方向を安定させてホース等を接続しやすくすることができる。
さらに、流体が通過する際には、この流体の圧力によって第1管状部材と第2管状部材とが反発しあい、遊びの分だけ僅かに離れて互いの動きを阻害することをより防止できる。
【0021】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の管自在継手において、第1円柱状部と第2管状部材に形成された第1円柱面状部とが回り対偶をなしていることを特徴としている。
【0022】
請求項2の発明によれば、請求項1の効用に加え、中間管状部材の第1円柱状部と第2管状部材の第1円柱面状部とが回り対偶をなしているので、中間管状部材の軸線と第2管状部材の軸線とが一致したまま、第1管状部材の軸線と中間管状部材の軸線とでなす角度を所望の円周方向に展開しやすくなって、第1管状部材に接続されたホース等の操作性をさらに向上することができる。
【0023】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の管自在継手において、球面対偶をなす位置及び回り対偶をなす位置に流体の漏れを防止するシール部材を配設したことを特徴としている。
【0024】
請求項3の発明によれば、請求項2の効用に加え、球面対偶をなす位置及び回り対偶をなす位置にシール部材が配設されているので、この管自在継手を通過する流体が第1管状部材と中間管状部材との間、及び、第2管状部材と中間管状部材との間から漏れ出ることを確実に防止することができる。
【0025】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3において、回り対偶をなす位置にボールベアリングを配設して中間管状部材と第2管状部材とを離脱不可能にしたことを特徴としている。
【0029】
請求項4の発明によれば、請求項2又は3の効用に加え、回り対偶をなす位置にボールベアリングを配設しているので、中間管状部材と第2管状部材との互いの動きを阻害することなく、確実に抜け止めをすることができる。
【0030】
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の管自在継手において、第1管状部材には第1内球面状部と同心の第2内球体状部を形成し、第2管状部材には第2内球体状部が挿入される第2内球面状部を形成し、第2内球体状部と第2内球面状部とが球面対偶をなしていることを特徴としている。
【0031】
請求項5の発明によれば、請求項1ないし4のいずれかの効用に加え、第1管状部材に形成された第2内球体状部と第2管状部材に形成された第2内球面状部とが球面対偶をなしているので、第1管状部材と第2管状部材との間に塵埃等が挟まることを防止でき、防塵用の蛇腹等のカバーを設けなくとも第1管状部材の中間管状部材との相互の動きが阻害されることがなくなる。
【0032】
そして、第2内球体状部と第2内球面状部との間に軸線方向の遊びを持たせた場合では、第1管状部材にホース等を接続する際に、第2内球体状部と第2内球面状部とが面接触して、互いの軸線方向を安定させてホース等を接続しやすくすることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づいてこの発明を説明する。
【0034】
この発明の実施の形態は図1ないし図3に示される。
【0035】
図中20は管自在継手で、第1管状部材としてのプラグ部材22と第2管状部材としてのスリーブ部材23とが、中間管状部材21を介して、プラグ部材22の軸線G7とスリーブ部材23の軸線G8とでなす角度を自在可能に接続されている。
【0036】
中間管状部材21、プラグ部材22、スリーブ部材23は、それぞれ両端が開口した中空の管体からなり、鋼材や合成樹脂等により形成されている。
【0037】
中間管状部材21は、図2(a)に示すように、一方の端部に第1内球体状部24が形成され、他方の端部に第1円柱状部25が形成されている。
【0038】
第1内球体状部24は、中間管状部材21の外側面21aが球状に膨出して形成されて、外形形状がほぼ球状を呈している。
【0039】
第1円柱状部25は、中間管状部材21の外側面21aが内側面21bと平行にされ、外側面21aに2つの環状溝25a、25bが形成されている。
【0040】
なお、端部側に形成された環状溝25aの断面形状はコ字状にされているが、半円状にされていてもよい。また、環状溝25bの断面形状は半円状にされているが、コ字状にされていてもよい。
【0041】
プラグ部材22は、図2(b)に示すように、一方の端部に図示しないホースやソケット等が接続される先細形状のプラグ部26が形成され、他方の端部に第1内球体状部24が挿入される第1内球面状部27が形成されている。また、第1内球面状部27の外側面は、この第1内球面状部27と同心の第2内球体状部28に形成されている。
【0042】
第1内球面状部27は、プラグ部材22の軸線G7であるプラグ部26の軸線に対して、適宜の角度θをなして交差する軸線Gαを有する外広がりの開口部27aを備えている。さらに、この第1内球面状部27の内側面には2つの環状溝27b、27cが形成されている。そして、開口部27a側に位置する環状溝27bには、プラグ部材22を外側面に向かって貫通する孔部27dが形成されている。
【0043】
なお、環状溝27bの断面形状は半円状にされているが、コ字状にされていてもよい。また、環状溝27cの断面形状はコ字状にされているが、半円状にされていてもよい。
【0044】
スリーブ部材23は、図2(c)に示すように、一方の端部に図示しないホース又はエアツール等の機器が接続されるネジ溝を有するスリーブ部29が形成されている。また、他方の端部には、第1円柱状部25が嵌合する第1円柱面状部30が形成されており、その先端部に第2内球体状部28が挿入される第2内球面状部31が形成されている。
【0045】
第1円柱面状部30は、内側面に環状溝30aが設けられると共に、スリーブ部29に向かって内径が段階的に細くされている。そして、環状溝30aにはスリーブ部材23を外側面に向かって貫通する孔部30bが形成されている。
【0046】
第2内球面状部31は、スリーブ部材23の軸線G8であるスリーブ部29の軸線と一致する軸線を有する外広がりの開口部31aを備え、内側面が滑らかな椀型に形成されている。
【0047】
そして、プラグ部材22の第1内球面状部27は、シール部材であるゴム製のYパッキン32が環状溝27cに嵌着されており、この第1内球面状部27に中間管状部材21の第1内球体状部24が挿入されている。なお、このYパッキン32は二又側がプラグ部26側に向いている状態で嵌着されている。
【0048】
また、第1内球面上部24の環状溝27b内には、孔部27dから複数の金属製のボール33…が投入されてボールベアリング33aを形成している。このボールベアリング33aと環状溝27bとの間には、軸線方向に僅かな遊びが設けられている。
【0049】
そして、所定数のボール33…を投入後、孔部27dに図示しない六角穴付止ネジが螺合されてボール33…の脱落が防止されている。
【0050】
第1円柱状部25は、環状溝25aにゴム製のシール部材であるOリング34が嵌着されており、この第1円柱状部25が第1円柱面状部30に挿入されている。
【0051】
また、第1円柱状部25の環状溝25bと第1円柱面状部30の環状溝30aとは対向しており、この対向した環状溝25b及び環状溝30a内に、孔部30bから複数の金属製のボール35…が投入されてボールベアリング35aを形成している。
【0052】
そして、所定数のボール35…を投入後、孔部30bには図示しない六角穴付止めネジが螺合されてボール35…の脱落が防止されている。
【0053】
また、スリーブ部材23の第2内球面状部31には、プラグ部材22の第2内球体状部28が軸線方向に僅かな遊びを設けて挿入されている。
【0054】
このように形成された管自在継手20は、まず、図示しないエアツール等の機器に設けられた取付部やホース等にスリーブ部29をねじ込んで固定させる。そして、プラグ部26を図示しないホースに挿入して固定する。なお、このプラグ部26はホースに接続されたソケット等に挿入固定されてもよい。
【0055】
ここで、第1内球体状部24と第1内球面状部27とは球面対偶をなしており、プラグ部26の先端部を所望の向きに向ければ、プラグ部材22が中間管状部材21及びスリーブ部材23に対して容易に自在な方向を向くことができる。
【0056】
つまり、開口部27aの軸線Gαがスリーブ部材23の軸線G8に対して角度マイナスθをなしているとき、プラグ部材22の軸線G7がスリーブ部材23の軸線G8に一致している(図1参照)。
【0057】
そして、開口部27aの軸線Gαとスリーブ部材23の軸線G8とが一致したとき、プラグ部材22の軸線G7はスリーブ部材23の軸線G8に対して角度θをなしている(図3(a)参照)。
【0058】
さらに、開口部27aの軸線Gαがスリーブ部材23の軸線G8に対して角度プラスθをなしているとき、プラグ部材22の軸線G7はスリーブ部材23の軸線G8に対して角度2θをなしている(図3(a)参照)。
【0059】
このように、開口部27aの軸線Gαがプラグ部材22の軸線G7に対して適宜の角度θをなして交差することにより、プラグ部材22の屈曲及び回転角度の範囲が広がり、プラグ部材22の軸線G7とスリーブ部材23の軸線G8とでなす角度は、最大2θの範囲で容易に自在にすることができる。
【0060】
そして、第1円柱状部25と第1円柱面状部30とが回り対偶をなしており、中間管状部材21はスリーブ部材23の軸線G8の回りを回転自在にされている。
【0061】
このとき、スリーブ部材23の軸線G8と中間管状部材21の軸線G9とは常に一致しており、ホース等を接続する際に力の方向がずれることがなくホース等を接続しやすい。
【0062】
さらに、プラグ部材22の軸線G7とスリーブ部材23の軸線G8とでなす角度を所望の円周方向に展開しやすくなって、プラグ部材22に接続されたホース等の操作性が向上する。
【0063】
また、環状溝27bは第1内球体部24の球心Pよりも第1円柱状部25側に設けられており、ボールベアリング33aはこの球心Pよりも第1円柱状部25側に配設されている。
【0064】
そのため、このボールベアリング33aが球心Pよりもプラグ部26側に移動することがなく、プラグ部材22と中間管状部材21とを離脱不可能にすることができる。さらに、複数のボール33…が回転することにより、プラグ部材22及び中間管状部材21の互いの動きがより円滑にされて、操作性が向上している。
【0065】
そして、ボールベアリング33aと環状溝27bとの間に設けられた軸線方向の僅かな遊びによって、プラグ部26にホース等を接続する際に、プラグ部材22とスリーブ部材23とが面接触して互いの軸線方向を安定させ、ホース等を接続しやすくすることができる。
【0066】
さらに、流体が流れた際に、この流体の圧力によってプラグ部材22とスリーブ部材23とが反発しあい、プラグ部材22及びスリーブ部材23の互いの動きをさらに円滑にできて、操作性を向上することができる。
【0067】
また、ボールベアリング35aは中間管状部材21及びスリーブ部材23にそれぞれ嵌合しているため、このボールベアリング35aによって、中間管状部材21とスリーブ部材23とを離脱不可能にすることができる。さらに、複数のボール35…が回転することにより、中間管状部材21とスリーブ部材23の互いの動きがより円滑にされて、操作性が向上している。
【0068】
そして、Yパッキン32によって、流体が管自在継手20内を通過した際にプラグ部材22と中間管状部材21との間から流体が漏れ出ることを防止でき、Oリング34によって、流体が管自在継手20内を通過した際にプラグ部材23と中間管状部材21との間から流体が漏れ出ることを防止できる。
【0069】
さらに、第2内球体状部28と第2内球面状部31とは軸線方向に僅かな遊びを設けて球面対偶をなしており、プラグ部材22とスリーブ部材23との間に塵埃等が挟まることを防止でき、防塵用の蛇腹等のカバーを設けなくとも第1管状部材の中間管状部材との相互の動きが阻害されることがなくなる。
【0070】
そして、第2内球体状部28と第2内球面状部31との間に設けられた軸線方向の僅かな遊びによって、プラグ部26にホース等を接続する際に、プラグ部材22とスリーブ部材23とが面接触することとなり、互いの軸線方向をより安定させることができて、ホース等を接続しやすくすることができる。
【0071】
以上、この発明の実施の形態の一つを図面により詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0072】
例えば、上述ではボールベアリング33aと環状溝27bとの間に軸線方向の遊びが設けられているが、第1円柱状部25と第1円柱面状部30との間に配設されたボールベアリング35aの周囲に軸線方向の僅かな遊びを設けてもよい。
【0073】
この場合も、プラグ部材22にホース等を接続する際に、プラグ部材22とスリーブ部材23とが面接触して互いの軸線方向を安定させることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、両端の各管状部材の軸線でなす角度を容易に自在にすることができる。
【0075】
また、ホースやソケット等を管状部材にそれぞれ接続する際に、各管状部材の軸線の方向が安定して接続しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管自在継手の断面図である。
【図2】(a)この発明の中間管状部材の断面図である。
(b)この発明の第1管状部材(プラグ部材)の断面図である。
(c)この発明の第2管状部材(スリーブ部材)の断面図である。
【図3】(a)この発明の管自在継手の作用説明図である。
(b)この発明の管自在継手の作用説明図である。
【図4】従来の管自在継手の断面図である。
【図5】従来の他の例の管自在継手の断面図である。
【符号の説明】
20 管自在継手
21 中間管状部材
22 第1管状部材(プラグ部材)
23 第2管状部材(スリーブ部材)
24 第1内球体状部
27 第1内球面状部
27a 開口部
7 軸線
8 軸線
9 軸線

Claims (5)

  1. 第1管状部材と第2管状部材とが中間管状部材を介して前記第1管状部材の軸線と前記第2管状部材の軸線とでなす角度を自在にすると共に、前記中間管状部材の軸線に対して前記第1管状部材及び前記第2管状部材の少なくとも一方を回転自在にし、ホースとホース又は機器との間を接続して流体を供給する管自在継手であって、
    前記中間管状部材は一方端に外側面が球状に膨出した第1内球体状部を有し、他方端に第1円柱状部を有し、
    前記第1管状部材は前記第1内球体状部が挿入されると共に軸線に対して適宜角度をなした軸線を有する外広がりの開口部を備えた第1内球面状部を有し、
    前記第1内球体状部と前記第1内球面状部とが球面対偶をなすと共に、
    前記球面対偶をなす位置の前記第1内球体状部の球心よりも前記第1円柱状部側に軸線方向の遊びを持たせた状態でボールベアリングを配設して前記第1管状部材と前記中間管状部材とを離脱不可能にしたことを特徴とする管自在継手。
  2. 請求項1において、前記第1円柱状部と前記第2管状部材に形成された第1円柱面状部とが回り対偶をなしていることを特徴とする管自在継手。
  3. 請求項2において、前記球面対偶をなす位置及び前記回り対偶をなす位置に前記流体の漏れを防止するシール部材を配設したことを特徴とする管自在継手。
  4. 請求項2又は3において、前記回り対偶をなす位置にボールベアリングを配設して前記中間管状部材と前記第2管状部材とを離脱不可能にしたことを特徴とする管自在継手。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記第1管状部材には前記第1内球面状部と同心の第2内球体状部を形成し、
    前記第2管状部材には前記第2内球体状部が挿入される第2内球面状部を形成し、前記第2内球体状部と前記第2内球面状部とが球面対偶をなしていることを特徴とする管自在継手。
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