JP3985404B2 - 照明制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の照明器具を信号線により接続し、該信号線を通して各照明器具間で種々の情報を授受して成る照明制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数台の照明器具を信号線で接続して成る照明制御システムとして、図12又は図13に示すような構成を有するものがある。図12に示すシステムでは、それぞれ固有のアドレスが設定された複数台の照明器具10を信号線11によって集中制御盤12に接続し、集中制御盤12がアドレスによって個々の照明器具10を指定して照明負荷の光出力を可変する制御を行うとともに、各照明器具10の動作状態(照明負荷の点灯・消灯など)や設定情報等を一元的に保持して管理している(いわゆる集中型)。
【0003】
このような集中型の照明制御システムにおいては、複数台の照明器具にそれぞれ固有にアドレスが必要であり、各照明器具にアドレスを付与する作業に非常に手間がかかるという問題や、アドレスとオフィス等の照明空間内における各照明器具の設置場所との対応関係を知るには図面等を参照しなければならない場合が多く、管理が難しいといった問題、さらに、照明器具の台数が増えるに従ってアドレスや動作状態等を一元的に管理する集中制御盤12の負担が増大し、コストアップや大型化してしまうという問題があった。
【0004】
これに対して図13に示すシステムでは、信号線21で接続された複数台の照明器具20は各自が保持している設定情報などに基づいて自己の動作を自ら制御するとともに、信号線21を通して他の照明器具20との間で授受する情報に基づいて複数台の照明器具20が連動制御を行う(いわゆる分散型)。このシステムでは複数台の照明器具に固有のアドレスを設定する必要はなく、例えば共通のグループ番号が設定された照明器具間で信号線21を介して情報を授受することにより、グループ毎に連動制御を行うことも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記後者のシステム(分散型システム)においては、固有のアドレスを有しないために特定の照明器具を信号線を通してアドレス指定するようなことができず、特定の照明器具に対して設定情報の変更等を行う場合、当該照明器具の間近で発信器から送信されるワイヤレスのリモコン信号等を使って行わなければならないから各照明器具の動作状態等を一括して取得することができず、一元的な管理には不向きであった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、固有のアドレスを有しない複数台の照明器具の動作状態に関する情報を一括して取得することが可能な照明制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、複数台の照明器具を信号線により接続し、該信号線を通して各照明器具間で種々の情報を授受して成る照明制御システムであって、前記照明器具は、調光レベルが可変な照明負荷と、周囲の状況を検出する検出手段と、前記信号線を介して種々の情報を授受する通信手段と、前記照明負荷の調光レベルを記憶する記憶手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記照明負荷を制御する制御手段とを備えて成り、前記制御手段は、外部から指令が与えられると、前記照明負荷の調光レベルを、前記記憶手段に記憶している前記照明負荷の調光レベルが所定の範囲に入るか否かに応じた所定の調光レベルとするように前記照明負荷を制御することを特徴とし、外部から適当な指令を与えた場合の照明負荷の状態から各照明器具における照明負荷の調光レベルが所定の範囲に入るか否かを知ることができ、固有のアドレスを有しない複数台の照明器具の動作状態に関する情報を一括して取得することができる。
【0019】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数台の照明器具を複数のグループにグループ分けするとともに属するグループの情報を前記記憶手段に記憶し、前記制御手段は、各グループに属する他の照明器具と連動して前記照明負荷を制御することを特徴とし、請求項1の発明の作用に加えて、特定のグループに属する照明器具毎に周囲状況に関する情報を一括して取得することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について説明する前に、本発明に関連した参考例について説明する。
(参考例1)
本参考例における照明器具X11…は、図1に示すように、CPUを主構成要素とする制御部1と、蛍光灯や白熱灯などの光源及び光源への供給電力を調節して光源の光出力が可変である照明負荷2と、周囲の状況として検知エリア内の人の存否を検出する人感センサ部3と、後述するように種々の情報(データ)を格納する記憶部4と、リモコン発信器Rとの間で赤外線によるリモコン信号の送受信を行うリモコン信号送受信部5と、信号線Lsを通して他の照明器具Xmnとの間で情報の授受(データ通信)を行う通信部6と、各部に動作用の電源を供給する電源部7とを備え、照明空間の天井に配設されるものである。
【0028】
人感センサ部3は人体から放射される熱線を検知する焦電素子を具備し、人の動きに応じた熱線量の変化から検知エリア内の人の存否を検出して、人が存在する場合に人体検出信号を制御部1に対して出力する。但し、人感センサ部3の構成はこれに限定する趣旨ではなく、他の方式、例えば超音波センサや振動センサを利用したものであっても良い。
【0029】
記憶部4はEEPROMからなり、電源オフ時にも記憶内容が保持される。また、制御部1はCPUで実行するプログラムに従って動作し、人感センサ部3からの人体検出信号に応じて照明負荷2の光出力を可変する動作モード(以下、「センサモード」という)と、人感センサ部3の検出結果に関係なく照明負荷を定格点灯させる動作モード(以下、「連続モード」という)とを有する。
【0030】
また、上記センサモードには、人感センサ部3から人体検出信号の入力があると所定の保持時間だけ照明負荷2を高い調光レベル(定格点灯時の光出力を100%としたときの百分率で表す)で調光点灯する動作モード(以下、「センサAモード」という)と、人感センサ部3から人体検出信号の入力がない場合に照明負荷2を低い調光レベルで調光点灯する動作モード(以下、「センサBモード」という)とがある。ここで、センサモードと連続モードの切換は図示しないスイッチあるいはリモコン発信器Rを使って行うようにすればよい。なお、センサAモード及びセンサBモードにおける調光レベルは上記数値に限定されるものではなく、照明空間に応じて適当な値に設定すればよい。また、調光レベルの設定値や上記保持時間の設定値は随時動的に変更され得る情報として記憶部4に記憶される。
【0031】
図2は本参考例のシステム構成例を示しており、複数台の照明器具Xij(i=1,2,3,、j=1,2,3,4,5,)を照明空間にマトリクス状に配設し、全ての照明器具Xijを信号線(図示せず)により接続してある。
【0032】
ここで、照明器具X11…のセンサモードの動作を説明する。例えば照明器具X11が具備する人感センサ部3で人の存在が検出されず、人感センサ部3から制御部1に人体検出信号が入力されていなければ、制御部1はセンサBモードで動作し記憶部4に記憶されている低い調光レベル(例えば、30%)で照明負荷2を点灯させる。
【0033】
一方、照明器具X11が具備する人感センサ部3で人の存在を検出して人感センサ部3から制御部1に人体検出信号が入力されると、制御部1はセンサBモードからセンサAモードに動作モードを移行し記憶部4に記憶されている高い調光レベル(例えば、100%)で照明負荷2を点灯(定格点灯)させるとともに、記憶部4に記憶されている所定の保持時間(例えば、数分)のカウントを開始し、保持時間のカウントが終了したらセンサBモードに移行して30%の調光レベルで照明負荷2を点灯させる。なお、保持時間のカウント中に人感センサ部3から人体検出信号が入力されれば、制御部1はカウント値を初期化して再度保持時間のカウントを行う。すなわちセンサモードにおいては、検知エリア内に人が居れば照明負荷2の光出力を大きくして作業に適した照明環境が得られ、検知エリア内に人が居なければ照明負荷2の光出力を必要最低限とすることで省エネルギを図ることができる。
【0034】
次に照明器具X11…の連続モードの動作を説明する。例えばリモコン発信器Rを操作して動作モードを連続モードに切り換えるリモコン信号を照明器具X11に送信すれば、照明器具X11ではリモコン信号送受信部5で上記リモコン信号を受信し制御部1にて動作モードがセンサモードから連続モードに切り換えられる。連続モードにおいては、制御部1が人感センサ部3から人体検出信号が入力されるか否かに関係なく調光レベルを100%として照明負荷2を定格点灯させる。
【0035】
ところで、従来技術で説明したように集中型のシステムでは複数台の照明器具20に各々固有のアドレスが設定されているため、集中制御盤12が固有アドレスを指定して各照明器具20と通信することにより、個々の照明器具20が何れの動作モード(例えば、連続モードとセンサモード)に設定されているかといった情報を一括して取得することができる。これに対して、本参考例における照明器具X11…には固有のアドレスが設定されていないから、上記集中型のシステムのように集中制御盤12によって動作モードの情報を一括して取得することはできない。
【0036】
そこで本発明の照明制御システムにおいては、各照明器具X11…の制御部1が外部(例えばリモコン発信器R)から指令が与えられると記憶部4に記憶している動的に変更され得る情報(例えば動作モード)に対応した所定の状態となるように照明負荷2を制御することにより、各照明器具X11が現在何れの動作モードに設定されているかという情報を一括して取得することができる。以下、具体的な事例によって詳しく説明する。
【0037】
図2にハッチングで示すように3台の照明器具X22,X23,X33が誰かによって連続モードに設定されたままセンサモードに戻されていないとする。このとき検知エリア内に人が居なくても上記3台の照明器具X22,X23,X33が定格点灯し続けるから、無駄な電力を消費することになり好ましくない。よって、本システムの管理を行う管理者等が上記3台の照明器具X22,X23,X33の動作モードをセンサモードに戻して省エネルギを図りたいと考え、リモコン発信器Rを使って動作モードをセンサモードに切り換える場合を考える。このとき、図2に示すような場所に人Hが居たとすると、人Hのいる場所を検知エリア内に含む3台の照明器具X21,X31,X32がセンサAモードで動作して照明負荷2を定格点灯させる。なお、連続モードに設定されている上記3台の照明器具X22,X23,X33及びセンサAモードで動作している上記3台の照明器具X21,X31,X32を除く他の照明器具X11…はセンサモードに設定されており、検知エリア内に人が存在しないことからセンサBモードで動作している。
【0038】
而して、センサAモードの調光レベルが100%に設定されているため、照明負荷2の点灯状態を見ただけでは定格点灯している上記6台の照明器具X21,X31,X32,X22,X23,X33のうちから連続モードで動作している3台の照明器具X22,X23,X33を区別することができない。
【0039】
そこで、何れの照明器具Xijが連続モードに設定されているかを知るために、リモコン発信器Rを使って図3に示すようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。この指令は、指定する動作モードを示すモードデータMDと、モードデータMDで指定した動作モードに設定されている場合に行うべき動作を示す第1の動作データFDと、モードデータMDで指定した以外の動作モードに設定されている場合に行うべき動作を示す第2の動作データKDとを少なくとも含み、上記事例ではモードデータMDに連続モードを設定し、第1の動作データFDには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データKDには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0040】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、モードデータMDが現在の動作モードに一致する場合は第1の動作データFDに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、一致しない場合は第2の動作データKDに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、連続モードに設定されている3台の照明器具X22,X23,X33は継続して照明負荷2を定格点灯させ、センサモードに設定されているその他の照明器具X11…は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0041】
而して、連続モードに設定されている3台の照明器具X22,X23,X33のみが定格点灯し、それ以外の照明器具X11…が全て30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで連続モードに設定されている照明器具X22,X23,X33を容易に判別することができる。
【0042】
上述のように本参考例では、外部から適当な指令を与えた場合の照明負荷2の状態から各照明器具Xijにおける動的に変更され得る情報(動作モードなど)の内容を知ることができ、固有のアドレスを有しない複数台の照明器具Xijの動作状態に関する情報を一括して取得することができる。
【0043】
(参考例2)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。本参考例では、例えばオフィスビルの1フロアのような照明空間を会議室や廊下あるいは居室といったゾーンに分け、各ゾーンを照明する複数台の照明器具Xij(照明器具群)毎にグループ番号を付与している。このグループ番号は動作中に動的に変更されない情報として各照明器具Xijの記憶部4に記憶される。
【0044】
本参考例の基本的な動作について説明する。例えばセンサモードにおいては、同一のグループ番号を有する照明器具Xijの内の少なくとも何れか1台の照明器具(例えば、X11)が具備する人感センサ部3で人の存在を検知した場合、人感センサ部3から人体検出信号が入力された制御部1は、人体検出信号が入力されたことを示す情報(データ)を記憶部4に記憶されているグループ番号とともに通信部6から信号線Lsに送出させ、センサBモードからセンサAモードに動作モードを移行し記憶部4に記憶されている調光レベル(例えば、100%)で照明負荷2を点灯させる。
【0045】
一方、信号線Lsに送出された上記データを受信した他の照明器具X12…では、上記データに含まれるグループ番号が記憶部4に記憶されているグループ番号と一致するか否かを判断し、一致しなければ受信したデータの内容を破棄し、一致した場合には制御部1がセンサBモードからセンサAモードに動作モードを移行し記憶部4に記憶されている調光レベル(例えば、100%)で照明負荷2を点灯させる。すなわち、同一グループに属する複数台の照明器具Xijは信号線Lsを介して授受する情報に応じて互いに連動して動作する。
【0046】
また、リモコン発信器Rを使ってグループ内の何れかの照明器具が連続モードに設定された場合、動作モードを連続モードに切り換えるためのデータ(コマンド)がリモコン信号を受信した照明器具から信号線Lsを通して他の照明器具に送信され、同一グループの複数台の照明器具が一斉に連続モードに切り換えられる。
【0047】
ここで、参考例1で説明した状況(図2参照)において、複数台の照明器具Xij(i=1〜3,j=1〜5)に同一のグループ番号が設定されているとする。この場合、図4に示すようにリモコン発信器Rから送信するコマンドの先頭にグループ番号を指定するグループデータGDを追加する。
【0048】
而して、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具(例えば、X11)では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、図示しない照明器具を含めて全ての照明器具において制御部1が受信したコマンドを解釈し、グループデータGDが記憶部4に記憶されているグループデータに一致しない場合には受信したコマンドを破棄する。一方、グループデータGDとグループ番号が一致した場合には、制御部1はコマンドに含まれるモードデータMDが現在の動作モードに一致するか否かを判断し、一致した場合は第1の動作データFDに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、一致しない場合は第2の動作データKDに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。その結果、参考例1で説明したように連続モードに設定されている3台の照明器具X22,X23,X33のみが定格点灯し、それ以外の照明器具X11…が全て30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで連続モードに設定されている照明器具X22,X23,X33を容易に判別することができる。
【0049】
而して本参考例では、調べたい場所(一つのゾーン)に配設された各照明器具Xij(同一のグループ番号が付与された照明器具)における動的に変更され得る情報(動作モードなど)を一括して取得することができ、他の場所(他のグループ番号が付与されたゾーン)においては照明状態が維持される。このため、他の場所での人の作業を中断させる必要が無く、使い勝手が良くなるものである。
【0050】
(参考例3)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0051】
各照明器具Xijの記憶部4には、動的に変更され得る情報としてパラメータ、例えば上記保持時間の値が記憶される。そこで、各照明器具Xijの保持時間が正しく設定されているか否かを知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。このコマンドは、保持時間の値を指定するパラメータデータと、パラメータデータの値と記憶部4に記憶されている保持時間の値が一致した場合に行うべき動作を示す第1の動作データと、パラメータデータの値と記憶部4に記憶されている保持時間の値が一致しない場合に行うべき動作を示す第2の動作データとを少なくとも含み、例えば、パラメータデータに保持時間の値として「5分」を設定し、第1の動作データには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0052】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、パラメータデータの値が記憶部4に記憶されている保持時間の値に一致する場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、一致しない場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、保持時間が「5分」に設定されている照明器具は照明負荷2を定格点灯させ、保持時間が「5分」に設定されていない照明器具は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0053】
而して、保持時間が所望の値(上記例では「5分」)に設定されている照明器具のみが定格点灯し、保持時間の設定が誤っている照明器具が30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで保持時間が誤った値に設定されている照明器具を目視で容易に見出すことができる。なお、参考例2と同様に上記コマンドの先頭にグループデータを追加すれば、参考例2と同様に、ゾーン内における各照明器具間のパラメータの一致性を容易に確認することができる。
【0054】
(参考例4)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0055】
参考例1においては各照明器具Xijにおける動作モードを点灯状態(調光レベル)の違いで判別するだけであったが、例えば「連続モードに設定されている場合には動作モードをセンサモードに切り換える」という内容の指令(コマンド)を送信し、各照明器具Xijの制御部1が受信したコマンドを解釈して動作モードが連続モードに設定されている場合はセンサモードに切り換えるようにしても良い。このようにすれば、参考例1で説明したように連続モードに設定されている照明器具を確認した後にそれらの照明器具の動作モードをセンサモードに切り換える作業が省略できるという利点がある。
【0056】
なお、本参考例の場合、全ての照明器具Xijに対して「動作モードをセンサモードに切り換える」という内容のコマンドを送信しても結果的には同じであるが、例えばセンサモード以外の動作モード(例えば、各照明器具Xijの調光レベルを個別に設定し一斉に設定された調光レベルに切り換える、いわゆるシーンモード)があった場合に、上記シーンモードに設定されている照明器具の設定内容は変えずに、連続モードのみをセンサモードに変更したい場合などに本参考例が有効である。
【0057】
(参考例5)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。本参考例では、図5に示すように複数台の照明器具Xij(i=1,2,3,、j=1,2,3,4,5,)を照明空間にマトリクス状に配設し、全ての照明器具Xijを信号線(図示せず)により接続して参考例1と同様のシステム構成とし、各照明器具Xijの制御部1が、センサモードにおいてセンサBモード(人が居ないとき)からセンサAモード(人が居るとき)に遷移した回数を動的に変更され得る情報として記憶部4に記憶させている。
【0058】
ここで、各照明器具Xijにおける上記遷移回数を知るために、リモコン発信器Rを使って図6に示すようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。この指令は、指定する情報(遷移回数)を示す指定データSDと、遷移回数に応じて行うべき動作を示す動作データXDとを少なくとも含む。なお、本参考例の場合、動作データXDは各照明器具Xijの記憶部4に予め記憶されているテーブルを参照することを示すデータである。このテーブルは、例えば図7に示すように遷移回数が0〜5の場合には消灯(0%の調光レベル)、6〜10の場合には20%の調光レベルで点灯、といったように遷移回数に応じて照明負荷2の点灯状態(調光レベル)を変えるように指定されている。
【0059】
而して、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信すると、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、記憶部4に記憶しているテーブルを参照し遷移回数に応じた調光レベルで照明負荷2を点灯あるいは消灯させる。すなわち、例えば、遷移回数が2回の照明器具X25,X35は照明負荷2を消灯させ、遷移回数が6回の照明器具X23,X24,X33,X34は照明負荷2を20%の調光レベルで点灯させ、遷移回数が15回の照明器具X11〜X15は照明負荷2を40%の調光レベルで点灯させ、遷移回数が30回の照明器具X21,X22,X31,X32は照明負荷2を定格点灯させる。
【0060】
而して、各照明器具Xijの点灯状態からセンサモードの遷移回数を全体的に把握することができる。しかも、調光レベルの高い照明器具が配設されている場所では人の出入りが煩雑であるとか、調光レベルが低いあるいは消灯している照明器具の配設されている場所では人が滞在している可能性が高い等といった間接的な情報も取得することができる。
【0061】
(参考例6)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0062】
各照明器具Xijの制御部1では、動的に変更され得る情報として、センサモードにおいてセンサAモードからセンサBモードへ遷移した後に再びセンサAモードに遷移するまでの時間、つまりセンサBモードでの経過時間を記憶部4に記憶させている。但し、上記経過時間は多数の値が得られるから、単位時間当たりの経過時間の平均値(これを「消灯間隔」と呼ぶ)を記憶部4に記憶させておく。そして、各照明器具Xijの消灯間隔を知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。このコマンドは、消灯間隔の範囲を指定するパラメータデータと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている消灯間隔の値が入る場合に行うべき動作を示す第1の動作データと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている消灯間隔の値が入らない場合に行うべき動作を示す第2の動作データとを少なくとも含み、例えば、パラメータデータに消灯間隔の範囲として「2秒以下」を設定し、第1の動作データには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0063】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、記憶部4に記憶されている消灯間隔の値がパラメータデータの範囲に入る場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、入らない場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、消灯間隔が2秒以下の照明器具は照明負荷2を定格点灯させ、消灯間隔が2秒を超える照明器具は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0064】
而して、消灯間隔が所定の範囲(上記例では「2秒以下」)である照明器具のみが定格点灯し、消灯間隔が上記範囲を外れる照明器具が30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具の消灯間隔を全体に把握することができる。その結果、消灯間隔が短いということは人を検出した場合の保持時間の設定が適切でないという判断の目安となり、この場合には消灯間隔の短い照明器具に対して保持時間を長くするように設定値を変更した方が良いことが判る。
【0065】
同様に、動的に変更され得る情報として、センサモードにおいてセンサBモードからセンサAモードへ遷移した後に再びセンサBモードに遷移するまでの時間、つまりセンサAモードでの経過時間の平均値(これを「点灯間隔」と呼ぶ)を記憶部4に記憶させても良い。そして、上記点灯間隔の値が所定値よりも小さいか大きいかに応じて調光レベルを変えて点灯させるコマンドをリモコン発信器Rから送信すれば、上述と同様にして照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具の点灯間隔を全体に把握することができる。その結果、点灯間隔が短いということは人を検出している時間が短い、すなわち、その照明器具が配設されている場所を人が通過しているという判断の目安となり、この場合には点灯間隔の短い照明器具に対して保持時間を短くするように設定値を変更した方が良いことが判る。
【0066】
(参考例7)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。本参考例では、図8に示すように複数台の照明器具Xij(i=1,2,3,、j=1,2,3,4,5,)を照明空間にマトリクス状に配設し、全ての照明器具Xijを信号線(図示せず)により接続して参考例1と同様のシステム構成とし、各照明器具Xijの制御部1が参考例5の遷移回数以外に、センサモードにおいて人感センサ部3から人体検出信号が入力された回数(人の存在を検出した検出回数)を動的に変更され得る情報として記憶部4に記憶させている(各照明器具Xijにおける検出回数の例を図8中に表記する)。
【0067】
ここで、各照明器具Xijにおける上記検出回数を知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。この指令は、指定する情報(検出回数)を示す指定データと、検出回数に応じて行うべき動作を示す動作データとを少なくとも含む。なお、本参考例の場合、動作データは各照明器具Xijの記憶部4に予め記憶されているテーブルを参照することを示すデータである。このテーブルは、例えば図9に示すように検出回数が0〜20の場合には消灯(0%の調光レベル)、21〜30の場合には20%の調光レベルで点灯、といったように検出回数に応じて照明負荷2の点灯状態(調光レベル)を変えるように指定されている。
【0068】
而して、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信すると、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、記憶部4に記憶しているテーブルを参照し検出回数に応じた調光レベルで照明負荷2を点灯あるいは消灯させる。例えば、検出回数が20回未満の照明器具X25,X35は照明負荷2を消灯させ、検出回数が21〜30回の照明器具X11〜X15は照明負荷2を20%の調光レベルで点灯させ、遷移回数が51〜60回の照明器具X23,X24,X33,X34は照明負荷2を80%の調光レベルで点灯させ、遷移回数が60回を超える照明器具X21,X22,X31,X32は照明負荷2を定格点灯(100%の調光レベル)させる。
【0069】
従って、各照明器具Xijの点灯状態から人感センサ部3の検出回数を全体的に把握することができる。しかも、調光レベルの高い照明器具が配設されている場所では人の出入りが煩雑であるとか、調光レベルが低いあるいは消灯している照明器具の配設されている場所では人が滞在している可能性が高い等といった間接的な情報も取得することができる。
【0070】
また、参考例5で説明した遷移回数の情報を併用することにより、遷移回数が多く且つ検出回数が少なく場合は当該照明器具の設置場所が通路などであり、遷移回数が多く且つ検出回数も多い場合は検出漏れ等の発生があり、遷移回数が少なく且つ検出回数も少ない場合は当該照明器具の設置場所に人がほとんど居なく、遷移回数が少なく且つ検出回数が多い場合は当該照明器具の設置場所に人が滞在している、というように更に詳しい情報を一括して取得することができ、各状況に応じたパラメータ(保持時間など)の設定を行うことでより一層の省エネルギが図れる。特に、遷移回数と検出回数がともに多い場合の検出漏れとは、人が静止している場合には検出することができないという焦電型の人感センサ部3の特徴であり、このような場合には保持時間を適切に設定する必要がある。本参考例ではこのような人感センサ部3の検出漏れの発生等も容易に知ることができる。
【0071】
(参考例8)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0072】
各照明器具Xijの制御部1では、動的に変更され得る情報として、センサモードにおいてセンサAモードで動作している時間、すなわち照明負荷2が定格点灯している延べ時間(以下、「点灯時間」と呼ぶ)を記憶部4に記憶させている。そして、各照明器具Xijの点灯時間を知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。このコマンドは、点灯時間の範囲を指定するパラメータデータと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている点灯時間の値が入る場合に行うべき動作を示す第1の動作データと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている点灯時間の値が入らない場合に行うべき動作を示す第2の動作データとを少なくとも含み、例えば、パラメータデータに点灯時間の範囲として「200時間以上」を設定し、第1の動作データには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0073】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、記憶部4に記憶されている点灯時間の値がパラメータデータの範囲に入る場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、入らない場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、点灯時間が200時間以上の照明器具は照明負荷2を定格点灯させ、点灯時間が200時間未満の照明器具は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0074】
而して、点灯時間が所定の範囲(上記例では「200時間以上」)である照明器具のみが定格点灯し、点灯時間が上記範囲を外れる照明器具が30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具の点灯時間を全体に把握することができる。さらに、参考例7で説明した検出回数を参照すれば、人が居ないにもかかわらず長時間点灯しているというようなことも判るので、そのような情報に基づいて保持時間等のパラメータの調整を行うことができる。
【0075】
同様に、動的に変更され得る情報として、センサモードにおいてセンサBモードで動作している時間、すなわち照明負荷2が30%の調光レベルで点灯している延べ時間を記憶部4に記憶させても良く、上記時間が所定値よりも小さいか大きいかに応じて調光レベルを変えて点灯させるコマンドをリモコン発信器Rから送信すれば、上述と同様にして照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具がどれだけ省エネルギの動作を行ったかということが概略で把握できる。
【0076】
また、点灯時間の代わりに制御部1に照明負荷2における消費電力を計測する機能を持たせ、この消費電力の値を動的に変更され得る情報として記憶部4に記憶させておき、上述の点灯時間の場合と同様に各照明器具の消費電力の情報を一括して取得するようにすれば、よりきめ細かく動作状態を把握することができる。なお、消費電力の計測は従来周知の技術を用いて実現可能であるから詳しい説明は省略する。
【0077】
(参考例9)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0078】
各照明器具Xijの制御部1では、動的に変更され得る情報として、過去何分間における人の検出の有無(人感センサ部3から制御部1に人体検出信号が入力されたか否か)を記憶部4に記憶させている。そして、各照明器具Xijの上記情報を知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。このコマンドは、過去何分間に人を検出したことを指定するパラメータデータと、過去何分間に人を検出している場合に行うべき動作を示す第1の動作データと、過去何分間に人を検出していない場合に行うべき動作を示す第2の動作データとを少なくとも含み、例えば、パラメータデータに「過去5分間」を設定し、第1の動作データには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0079】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、過去5分間に人が検出されたことが記憶部4に記憶されている場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、記憶されていない場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、過去5分間に人が検出された照明器具は照明負荷2を定格点灯させ、検出されていない照明器具は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0080】
而して、過去5分間に人が検出された照明器具のみが定格点灯し、検出されなかった照明器具が30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具における過去5分間の人の検出状況を全体に把握することができる。この情報から、照明器具が設置されている場所の人の出入り状況を把握することができる。
【0081】
(参考例10)
本参考例における照明器具Xijの構成は参考例1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0082】
本参考例では、各照明器具Xijの制御部1が動的に変更され得る情報として、参考例9と同様に過去何分間における人の検出の有無を記憶部4に記憶させるとともに、参考例2と同様に動作中に動的に変更されない情報として、各ゾーンに対応するグループ番号を記憶部4に記憶させている。
【0083】
そして、各照明器具Xijの上記情報を知るために、リモコン発信器Rを使って参考例9で説明したフォーマットの指令(コマンド)を何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信すると、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、参考例9と同様に全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、過去5分間に人が検出されたことが記憶部4に記憶されている場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、記憶されていない場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。さらに、過去5分間に人が検出された照明器具X12…では制御部1が記憶部4に記憶されているグループ番号を通信部6から信号線Lsに送出する。このとき通信部6では信号線Lsを監視し、複数台の照明器具X12…からの送信が衝突しないように信号線Ls上に信号が伝送されていないときに通信を行う。
【0084】
また、リモコン信号を受信した照明器具X11の制御部1は、信号線Lsを通して他の照明器具X12…から送信されてくるグループ番号を受信すると、受信したグループ番号のデータをリモコン信号送受信部5より赤外線のリモコン信号としてリモコン発信器Rに随時送信する。
【0085】
一方、照明器具X11から送信されたリモコン信号を受信したリモコン発信器Rでは、液晶ディスプレイ等からなる表示部(図示せず)にリモコン信号に含まれているグループ番号を一覧で表示する。これにより、ゾーン単位での人の出入りに関する情報がリモコン発信器Rを使って手元で確認することができ、非常に使い勝手の良いものである。
【0086】
(実施形態1)
本実施形態における照明器具X11…は、図10に示すように人感センサ部3の代わりに周囲の明るさ(周囲照度)を検出する照度センサ部8を備えた点に特徴があり、それ以外の基本的な構成は参考例1と同一であるから説明を省略する。なお、照度センサ部8はCdSのような光電変換素子を具備し、周囲の明るさに応じたレベルの電圧信号を制御部1に対して出力するものである。また、制御部1はCPUで実行するプログラムに従って動作し、照度センサ部8から出力される電圧信号のレベル(以下、「検出レベル」という)に応じて照明負荷2の調光レベルを可変する動作モードを有している。例えば、調光レベルを50%から100%の間で数段階に分け、検出レベルが最も低い(周囲が暗い)ときには調光レベルを100%とし、検出レベルが最も高い(周囲が明るい)ときには調光レベルを50%とし、検出レベルがその間の値であるときは調光レベルを50%〜100%の間の何れかの段階の値とする。これにより、周囲が明るいときに照明負荷2の光出力を低下させることで省エネルギを図っている。
【0087】
ここで、制御部1は現在の調光レベルを動的に変化され得る情報として記憶部4に記憶させており、各照明器具Xijの現在の調光レベルを知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。このコマンドは、調光レベルの範囲を指定するパラメータデータと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている現在の調光レベルの値が入る場合に行うべき動作を示す第1の動作データと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている現在の調光レベルの値が入らない場合に行うべき動作を示す第2の動作データとを少なくとも含み、例えば、パラメータデータに調光レベルの範囲として「50%以下」を設定し、第1の動作データには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0088】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、記憶部4に記憶されている現在の調光レベルの値がパラメータデータの範囲に入る場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、入らない場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、現在の調光レベルが50%以下の照明器具は照明負荷2を定格点灯させ、50%を超える照明器具は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0089】
而して、現在の調光レベルが所定の範囲(上記例では「50%以下」)である照明器具のみが定格点灯し、調光レベルが上記範囲を外れる照明器具が30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具における調光レベルを全体に把握することができる。その結果、調光レベルが小さい照明器具、すなわち省エネルギにより貢献している照明器具を容易に判別することができる。
【0090】
(実施形態2)
本実施形態における照明器具Xijの構成は実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0091】
本実施形態では、リモコン発信器Rから送信される検出レベル確認コマンドを受信すると、各照明器具Xijの制御部1が照明負荷2を消灯させたときの照度センサ部8の検出レベル(電圧レベル)を動的に変更され得る情報として記憶部4に記憶させる。
【0092】
ここで上記検出レベル確認コマンドは、上述のような手順で消灯時の検出レベルを記憶部4に記憶させる内容のコマンドデータと、記憶部4に記憶させた消灯時の検出レベルに応じて行うべき動作を示す動作データとを少なくとも含む。なお、本実施形態の場合、動作データは各照明器具Xijの記憶部4に予め記憶されているテーブルを参照することを示すデータである。このテーブルは、例えば図11に示すように検出レベル(単位ボルト)が0〜1の場合には消灯(0%の調光レベル)、1〜2の場合には20%の調光レベルで点灯、といったように検出レベルに応じて照明負荷2の点灯状態(調光レベル)を変えるように指定されている。
【0093】
而して、このように設定された検出レベル確認コマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信すると、リモコン信号により上記検出レベル確認コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信した検出レベル確認コマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信した検出レベル確認コマンドを解釈して上述の手順で消灯時の検出レベルを記憶部4に記憶させるとともに、記憶部4に記憶しているテーブルを参照し上記消灯時の検出レベルに応じた調光レベルで照明負荷2を点灯あるいは消灯させる。
【0094】
従って、各照明器具Xijの点灯状態から、照明負荷2以外の光(太陽光の反射や他の建物が発する光など)がどの程度、どの位置まで進入しているかの概略を把握することができ、各照明器具Xijにおける調光レベルの調整に反映させることができる。
【0095】
(実施形態3)
本実施形態における照明器具Xijの構成は実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略する。本実施形態では、各照明器具Xijの制御部1が、リモコン発信器Rからリモコン信号を受信した回数(受信回数)を動的に変更され得る情報として記憶部4に記憶させている。なお、受信回数としてカウントするリモコン信号の内容は、照度センサ部8の検出レベルに応じた調光レベルの設定等のためのコマンドであって、施工者や管理者のみが使用するような設定情報を含むコマンドではない。
【0096】
ここで、各照明器具Xijにおける上記受信回数を知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。この指令は、上記受信回数の範囲を指定するパラメータデータと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている受信回数の値が入る場合に行うべき動作を示す第1の動作データと、パラメータデータの範囲に記憶部4に記憶されている受信回数の値が入らない場合に行うべき動作を示す第2の動作データとを少なくとも含み、例えば、パラメータデータに受信回数の範囲として「5回以上」を設定し、第1の動作データには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0097】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、記憶部4に記憶されている受信回数の値がパラメータデータの範囲に入る場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、入らない場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、受信回数が5回以上の照明器具は照明負荷2を定格点灯させ、受信回数が5回未満の照明器具は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0098】
而して、受信回数が所定の範囲(上記例では「5回以上」)である照明器具のみが定格点灯し、点灯時間が上記範囲を外れる照明器具が30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具のリモコン信号の受信回数を全体に把握することができる。ここで、リモコン信号の受信回数が多いということは、使用者が煩雑に動作の変更を行っていることを示しており、某かのパラメータの設定値が使用状況に適していない可能性があると判断できる。その結果、リモコン信号の受信回数を把握することによってパラメータの見直しの必要性を判断することができる。
【0099】
(実施形態4)
本実施形態における照明器具Xijの構成は実施形態1と同一であるから図示並びに説明は省略する。
【0100】
本実施形態では、各照明器具Xijの制御部1が異常(例えば、照度センサ部8の検出レベルが常時ゼロとなるような状態)の有無を動的に変更され得る情報として記憶部4に記憶させる。
【0101】
ここで、各照明器具Xijにおける上記異常の有無を知るために、リモコン発信器Rを使って以下のようなフォーマットの指令(コマンド)を照明器具Xijに送信する。この指令は、異常が発生していない場合に行うべき動作を示す第1の動作データと、異常が発生している場合に行うべき動作を示す第2の動作データとを少なくとも含み、例えば、第1の動作データには調光レベルを100%とする命令を設定するとともに第2の動作データには調光レベルを30%とする命令を設定する。そして、このように設定されたコマンドを何れかの照明器具(例えばX11)に対してリモコン発信器Rから送信する。
【0102】
一方、リモコン信号により上記コマンドを受信した照明器具X11では、制御部1が受信したコマンドをそのまま通信部6を介して信号線Lsに送出して他の全ての照明器具X12…に回送する。そして、全ての照明器具Xijにおいて制御部1が受信したコマンドを解釈し、記憶部4に記憶されているデータが異常の無しの場合は第1の動作データに基づいて照明負荷2を定格点灯させ、異常有りの場合は第2の動作データに基づいて照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。すなわち、照明器具Xijに照度センサ部8の動作不良等の異常が発生していない照明器具は照明負荷2を定格点灯させ、異常が発生している照明器具は照明負荷2を30%の調光レベルで点灯させる。
【0103】
而して、異常発生無しの照明器具のみが定格点灯し、異常発生有りの照明器具が30%の調光レベルで点灯することになるから、照明負荷2の明るさを見ただけで各照明器具における異常発生の有無を全体に把握することができ、異常発生に対して迅速な対応をとることができる。なお、異常の内容は照度センサ部8の異常に限定されるものではなく、例えば記憶部4に記憶されている種々の情報の異常であっても同様の効果を奏する。
【0104】
【発明の効果】
請求項1の発明は上述のように、複数台の照明器具を信号線により接続し、該信号線を通して各照明器具間で種々の情報を授受して成る照明制御システムであって、前記照明器具は、調光レベルが可変な照明負荷と、周囲の状況を検出する検出手段と、前記信号線を介して種々の情報を授受する通信手段と、前記照明負荷の調光レベルを記憶する記憶手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記照明負荷を制御する制御手段とを備えて成り、前記制御手段は、外部から指令が与えられると、前記照明負荷の調光レベルを、前記記憶手段に記憶している前記照明負荷の調光レベルが所定の範囲に入るか否かに応じた所定の調光レベルとするように前記照明負荷を制御するので、外部から適当な指令を与えた場合の照明負荷の状態から照明負荷の調光レベルが所定の範囲に入るか否かを知ることができ、固有のアドレスを有しない複数台の照明器具の動作状態に関する情報を一括して取得することができるという効果がある。
【0122】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数台の照明器具を複数のグループにグループ分けするとともに属するグループの情報を前記記憶手段に記憶し、前記制御手段は、各グループに属する他の照明器具と連動して前記照明負荷を制御するので、請求項1の発明の効果に加えて、特定のグループに属する照明器具毎に照明負荷の調光レベルに関する情報を一括して取得することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例1を示すブロック図である。
【図2】 同上のシステム構成図である。
【図3】 同上におけるコマンドの説明図である。
【図4】 参考例2におけるコマンドの説明図である。
【図5】 参考例5のシステム構成図である。
【図6】 同上におけるコマンドの説明図である。
【図7】 同上の動作説明図である。
【図8】 参考例7のシステム構成図である。
【図9】 同上の動作説明図である。
【図10】 実施形態1を示すブロック図である。
【図11】 実施形態2の動作説明図である。
【図12】 従来例のシステム構成図である。
【図13】 他の従来例のシステム構成図である。
【符号の説明】
Xij 照明器具
1 制御部
2 照明負荷
3 人感センサ部
4 記憶部
5 リモコン信号送受信部
6 通信部
Ls 信号線
Claims (2)
- 複数台の照明器具を信号線により接続し、該信号線を通して各照明器具間で種々の情報を授受して成る照明制御システムであって、前記照明器具は、調光レベルが可変な照明負荷と、周囲の状況を検出する検出手段と、前記信号線を介して種々の情報を授受する通信手段と、前記照明負荷の調光レベルを記憶する記憶手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記照明負荷を制御する制御手段とを備えて成り、前記制御手段は、外部から指令が与えられると、前記照明負荷の調光レベルを、前記記憶手段に記憶している前記照明負荷の調光レベルが所定の範囲に入るか否かに応じた所定の調光レベルとするように前記照明負荷を制御することを特徴とする照明制御システム。
- 複数台の照明器具を複数のグループにグループ分けするとともに属するグループの情報を前記記憶手段に記憶し、前記制御手段は、各グループに属する他の照明器具と連動して前記照明負荷を制御することを特徴とする請求項1記載の照明制御システム。
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