JP3983876B2 - 方形板包装装置 - Google Patents

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久典 宮田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、天井部、壁部、床部用のボード(石膏ボード、木製ボード、樹脂製ボード)等の方形板を包装する作業に用いられる方形板包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のようなボードの端部を包装する場合、例えば、複数枚のボードを積重ねてなるボード群の両端部に、ボード群の端部が覆われる大きさに形成したシート(例えば段ボール紙等)を作業者の手で折曲げて被覆する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように作業者の手で折曲げたシートをボード群の端部に被覆するので、ボード群の端部外面と対応する寸法にシートを折曲げることが困難であり、シートの折曲げ方法が作業者によって若干異なるため、被覆後に於いて、シートの被覆位置がズレたり、シートが脱落したりすることがある。且つ、ボード群の両端部に対してシートを手作業により1枚ずつ被覆するので、シートを被覆する作業に手間及び時間が掛かるという問題点を有している。
【0004】
また、複数枚のボードを表面側が上向きとなる状態に積重ねた場合、最上層に積重ねられたボードの表面側が露出するため、運搬時に於いて、ボード群の最上層に積重ねられたボードの表面側にキズが付きやすく、ボードの商品価値及び施工精度が損なわれるという問題点を有している。
【0005】
この発明は上記問題に鑑み、板体又は板群の端部に対して該端部が覆われる形態にシート状の被覆部材を成形して被覆するので、板体又は板群の厚みに対応して、その端部外面に対して被覆部材を確実に被覆することができる方形板包装装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、方形に形成した一枚の板体又は複数枚の板体を積重ねてなる板群の端部と対向して、上記板体又は板群の端部が覆われる大きさに形成したシート状の被覆部材を、該板体又は板群の端部と対応する形態に成形して被覆する被覆手段を設けた方形板包装装置であって、上記被覆手段を、上記被覆部材を吸着保持する装填板と、該装填板と対向する姿勢と上記板体又は板群の端部に対向する姿勢とに移動可能で、上記装填板により吸着された上記被覆部材が押し込まれることにより該被覆部材を上記板体又は板群の端部が覆われる形態に折曲げ成形する装着台とから構成した方形板包装装置であることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記板体又は板群の厚みと対応する方向に、該板体又は板群の端部に被覆された被覆部材を押圧する押圧手段を上記装着台に設けた方形板包装装置であることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記板体又は板群の端部に被覆された被覆部材のフラップを折重ねた状態に重合固定する折重ね手段を上記装着台に設けた方形板包装装置であることを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1記載の方形板包装装置は、装填板により吸着保持されたシート状の被覆部材を装着台に押し込んで、被覆部材を、板体又は板群の端部が覆われる形態に折曲げ形成した後、装着台を、板体又は板群の端部と対向する姿勢に移動して、装填台に押し込まれた折曲げ済みの被覆部材を、一枚の板体又は複数枚の板体を積重ねてなる板群の端部(例えば両端部、周縁部)に被覆するので、板体又は板群の厚みに対応して、その端部外面に対して被覆部材を確実に被覆することができ、板体の端部が破損又は損傷するのを防止することができる。
【0010】
請求項2記載の方形板包装装置は、上記請求項1記載の作用と併せて、板体又は板群の厚みと対応する方向に、板体又は板群の端部に被覆された被覆部材を押圧手段により押圧するので、その端部外面に対して被覆部材を密着した状態に被覆することができる。
【0011】
請求項3記載の方形板包装装置は、上記請求項1又は2記載の作用と併せて、板体又は板群の端部に被覆された被覆部材のフラップを折重ね手段により折曲げて、互いに折重ねた状態に重合固定するので、板体又は板群の端部外面に対して被覆部材を確実に被覆固定することができ、被覆部材がズレたり、脱落したりするのを防止することができる。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、板体又は板群の端部が覆われる形態に被覆部材を成形して被覆するので、板体又は板群の厚みに対応して、その端部外面に対して被覆部材を確実に被覆することができ、板体の端部が破損又は損傷するのを防止することができる。且つ、被覆部材を被覆する作業が機械的に行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0013】
しかも、板体又は板群の厚みに応じて、板体又は板群の端部に被覆した被覆部材を押圧するので、その端部外面に対して密着した状態に被覆部材を被覆することができ、端部外面と対応する寸法に被覆部材を被覆する作業が正確且つ容易に行える。
【0014】
さらに、板体又は板群の端部に被覆した被覆部材のフラップを互いに折重ねた状態に重合固定することで、その端部外面に対して被覆部材を確実に被覆固定することができ、被覆位置がズレたり、脱落したりするのを防止することができる。且つ、板群の最上層に積載される板体を表裏反転して積重ねることで、板体の表面側にキズが付くのを確実に防止することができ、板体の商品価値及び施工精度が損なわれるのを防止することができる。
【0015】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は板体の一例として、複数枚のボードを積重ねてなるボード群の両端部にシートを被覆する作業に用いられる方形板包装装置を示し、図1に於いて、この方形板包装装置1は、例えば、長方形、正方形等の方形に形成されたボードA(例えば天井用のボード)を積重ねる積重ね装置2の後段側に配設され、同装置で積重ねたボード群Bの両端部(長辺側)に、例えば、段ボール紙、合成樹脂等で形成されたシートCをボード群Bの端部が覆われる形態に折曲げて被覆する。
【0016】
上述した積重ね装置2は、図2、図3にも示すように、供給コンベア5と、分配コンベア6とを搬送方向に対して直列に配設し、装置前段の供給工程(図示省略)から供給されるボードAを供給コンベア5で搬送して、分配コンベア6に1枚ずつ移載する。始端側に配設した揺動コンベア7は、水平方向にボードAが搬送される搬送姿勢と、斜め下方にボードAが排出される排出姿勢とに上下揺動され、不良品のボードAが通過するとき、揺動コンベア7を排出姿勢に揺動して、同側下部に配設した排出コンベア8に不良品のボードAを移載する。排出コンベア8は、装置側部の回収工程(図示省略)に不良品のボードAを供給する。
【0017】
分配コンベア6は、搬送路両側部に張架した周回チェーン6a,6a間に、ボードAが載置される間隔に隔ててローラ6bを複数本軸架し、複数本のローラ6bを一組として、ボードAが落下される間隔に隔てて複数組架設し、各組のローラ6b…上に載置されたボードAを、搬送路上に設定した分配部a,b,cに対してサイズ別に搬送する。
【0018】
搬送路上に配設した検知センサS1,S2,S3はボードAのサイズを検知し、その検知に基づいて、サイズ別に配設したストッパ10を作動する。ストッパ10は、ボードAの搬送が許容される待機位置と、ボードAに当接される旋回位置とに回動され、ストッパ10で停止したボードAを、分配部a,b,c下部に配設した昇降台11に1枚ずつ落下供給して積重ねる。なお、ローラ6bに代えて、例えば、棒、板等の部材を架設してもよい。
【0019】
昇降台11は、ボードAが載置される上昇位置と、ボードA又はボード群Bが移載コンベア12に載置される降下位置とに上下動される。分配部aに配設した移載コンベア12は、同位置側部に配設した反転機14の昇降コンベア15にボードAを1枚移載し、分配部b,cに配設した移載コンベア12は、各位置側部に配設した積替え機19の昇降コンベア20にボード群Bを移載する。
【0020】
反転機14は、昇降コンベア15に移載されたボードAの上下面を保持アーム16,16で押圧保持して表裏反転(裏面側が上向きとなる状態、例えば約180度反転)する。昇降コンベア15は、移載コンベア12上のボードAが移載される上昇位置と、その反転が許容される降下位置とに上下動される。
【0021】
昇降コンベア15の両側部に架設した移載コンベア17は、上述したボードAの移載及び反転が許容される降下位置と、積替え機19上部に架設した搬送コンベア18に反転済みのボードAが移載される上昇位置とに上下動され、反転後に於いて、反転済みのボードAを移載コンベア17で持上げて、搬送コンベア18に1枚ずつ移載する。
【0022】
搬送コンベア18は、反転済みのボードAを分配コンベア6に平行して搬送し、終端側に配設した積重ね機23に供給する。なお、昇降コンベア15を水平回転して、反転済みのボードAを搬送コンベア18に移載してもよい。
【0023】
上述した積替え機19は、昇降コンベア20に移載されたボード群Bを、上述の搬送コンベア18下部に架設した搬送コンベア21に移載し、積重ね機23の移載コンベア24に対して1群ずつ移載する。昇降コンベア20は、移載コンベア12上のボード群Bが移載される上昇位置と、搬送コンベア21にボード群Bが移載される降下位置とに上下動される。
【0024】
積重ね機23は、搬送コンベア18により搬送される反転済みのボードAを吸着ユニット26で吸着保持し、移載コンベア24又は昇降コンベア25に載置されたボード群Bの最上面に積載する。吸着ユニット26に垂設した吸着子27は、例えば、吸気用ブロワ、真空ポンプ等の負圧発生手段(図示省略)に接続され、その負圧により反転済みのボードAを吸着保持する。
【0025】
吸着ユニット26は、搬送コンベア21に載置された反転済みのボードAの上方と、移載コンベア24に載置されたボード群Bの上方とに水平移動される。且つ、反転済みのボードAの上方に於いて、ボードAの裏面側に対して吸着子27が密着される高さに降下され、ボード群Bの上方に於いて、吸着子27で吸着保持したボードAがボード群Bの最上層に積重ねられる高さに降下される。
【0026】
移載コンベア24の間に配設した昇降コンベア25は、ボード群Bの移載が許容される降下位置と、方形板包装装置1の搬送コンベア29にボード群Bが移載される上昇位置とに上下動され、反転済みのボードAが積載されたボード群Bを昇降コンベア25で持上げて搬送コンベア29に1群ずつ移載する。
【0027】
移載コンベア24の前後部に配設した揃え板30,32は、移載コンベア24に載置されたボード群Bの前後端部と対向して設けられ、揃え板30は、同側上部に配設した回動用シリンダ31によりボード群Bの後端部に対して当接される方向に上下回動し、揃え板32は、同側上部に配設した進退用シリンダ33によりボード群Bの前端部に対して当接される方向に前後動する。
【0028】
前述した方形板包装装置1は、図4、図5にも示すように、搬送コンベア29上に設定した装着位置dに配設され、装着位置d下部に配設した昇降台35は、同側下部に配設した昇降用シリンダ36により、後述する装着台45と対向する高さにボード群Bが持上げられる上昇位置と、搬送コンベア29の搬送面よりも下方に没入される降下位置とに上下動される。
【0029】
装着位置dの前後部に配設したストッパ37は、下部前後に配設した出没用シリンダ38により、ボード群Bの前端部に当接される突出位置と、その当接が回避される没入位置とに出没され、装着位置dにボード群Bを停止し、後続のボード群Bを装着位置d直前に停止する。
【0030】
一方、装着位置dの上方前後に配設した揃え板39,41は、昇降台35により持上げられるボード群Bの前後端部と対向して設けられ、揃え板39は、同側上部に配設した回動用シリンダ40によりボード群Bの前端部に対して当接される方向に上下回動し、揃え板41は、同側上部に配設した進退用シリンダ42によりボード群Bの後端部に対して当接される方向に前後動する。
【0031】
装着位置dの両側部に配設した装着機44は同一構成であるので、一方の構成を説明(図4参照)する。装着機44は、装着位置dの側部に配設した装着台45上方と、その装着台45の外側に配設した装填部46上方とに可動枠47を左右移動可能に架設し、装填部46上方及び装着台45上方に軸支したスプロケット48,48間にチェーン49を張架し、そのチェーン49の端部を可動枠47に固定している。一側上部に配設した減速機付き移動用モータ50は、スプロケット50a,50b及び駆動チェーン50cを介してチェーン49を正逆回転させ、装填部46及び装着台45の上方に可動枠47を左右移動する。
【0032】
且つ、可動枠47の下面側両端部に取付けた装填ユニット52は、図6、図7、図8にも示すように、同枠上部に配設した昇降用シリンダ53により、装填部46上方と装着台45上方とに水平移動が許容される上昇位置と、装填部46に装填した最上層のシートCが吸着子58で吸着保持され、吸着子58で吸着保持したシートCが装着台45に装填される降下位置とに上下動される。なお、一方の装填ユニット52は、可動枠47の下面側に対して前後移動可能に取付けられ、同側に配設した進退用シリンダ54によりシートCの全長に対応して任意位置に移動調節される。
【0033】
装填ユニット52の下面側に取付けた凸状の装填板55は、左右の押え板56を幅方向に対して拡縮可能に取付け、一方の押え板56に固定した拡縮用シリンダ57により、一方又は両方の押え板56を幅方向に対して拡縮移動する。
【0034】
装填板55の押圧側中央面に取付けた吸着子58は、押え板56の基端部に垂直軸受した支軸59の下端部に取付けられ、同軸に装填したバネ部材60によりシートCに対して押圧される方向に付勢している。なお、吸着子58は、例えば、吸気用ブロワ、真空ポンプ等の負圧発生手段(図示省略)に接続され、その吸着面に生じる負圧によりシートCを吸着保持する。
【0035】
一方、装着位置d側部に配設した可動枠62は、基台63上面に敷設したレール64に対して走行可能に取付けられ、装着位置dに供給されるボード群Bの横幅に対応して任意位置に移動調節される。可動枠62の上面側に取付けた可動台65は、可動枠62側部に取付けた進退用シリンダ66により、昇降台35に載置されたボード群Bの端部に対してシートCが装着される前進位置と、装着台45の回動が許容される後退位置とに前後動される。
【0036】
可動台65の上面側に軸支した支持台67は、可動台65側部に取付けた回動用シリンダ68により、装填ユニット52の装填板55と対向する上向き姿勢と、昇降台35に載置されたボード群Bの端部と対向する横向き姿勢とに回動(例えば約90度)される。支持台67下部に配設した当接板69は、装着位置dに搬送されたボード群Bの端部と対向して設けられ、可動枠62に固定した進退用シリンダ70によりボード群Bの端部に対して当接される方向に前後動される。
【0037】
支持台67の上面側に取付けた凹状の装着台45は、上述した装填板55と合致する形状に形成され、左右の受け板71,71を幅方向に対して拡縮可能に取付けると共に、支持台67上に固定した拡縮用シリンダ72により、一方又は両方の受け板71を幅方向に対して拡縮移動する。
【0038】
装着台45の切欠き部に取付けた吸着子73は、上述の吸着子58と同様に、負圧発生手段(図示省略)による負圧によりシートCを吸着保持する。且つ、切欠き部に配設した排除板74は、支持台67側部に固定した排除用シリンダ75により装着台45に装填したシートCが排除される方向に移動される。
【0039】
支持台67の両端部に取付けた折込み板76,77,78は、装着台45に装填されるシートCのフラップCa,Cb,Ccと対向して配設され、折込み板76,77は、同側端部に固定した押圧用シリンダ79及び進退用シリンダ80により、ボード群Bの端部(前端又は後端)に対してシートCのフラップCa,Cbが折曲げられる方向に交互又は同時に移動される。折込み板78は、同側端部に固定した押圧用シリンダ81及び進退用シリンダ82により、ボード群Bの端部に対してシートCのフラップCcが折曲げられる方向に移動される。
【0040】
受け板71と対向して支持台67の両端部に取付けた一対の押圧板83は、同側端部に固定した押圧用シリンダ84により、受け板71に形成した切欠き部を介して、装着台45に装填されたシートCの両側面に対して押圧される方向に進退移動される。なお、一端側の受け板71と、折込み板76,77,78と、押圧板83とを、支持台67の一端側に取付けた補助台85に取付け、同側下面に固定した進退用シリンダ86により、装着台45に装填されるシートCの全長に対応して任意位置に拡縮移動する。
【0041】
前述した装填部46は、図8、図9に示すように、多数枚のシートCが積載される大きさに形成した底板87を下部中央に配設し、底板87の左右及び前後には、シートCの長辺側及び短辺側が支持される間隔に隔てて支持板88を立設している。支持板88は、シートCの幅及び長さに対応して任意間隔に拡縮調節可能に取付けられている。
【0042】
底板87の一側部は、同側に立設したネジ軸89に対して上下動可能に取付けられ、同側下部に配設した減速機付き昇降用モータ90(例えばステッピングモータ)によりネジ軸89を正逆回転して、最上面に積重ねられたシートCが装填ユニット52の吸着子58で吸着保持される高さに底板87を上下動する。
【0043】
且つ、底板87上には、図10、図11に示すように、ボード群Bの厚み又は枚数に対応して、その側端部が覆われるサイズに形成したシートC(例えば8枚用、4枚用)を多数枚載置する。なお、異なるサイズのシートCを別々に装填してもよい。また、ロール状に巻回されたシートCを、ボードA又はボード群Bの端部が被覆される大きさに1枚ずつ分離して装着台45に装填してもよい。
【0044】
装填部46上方と装着台45上方との間に配設した前後の噴射器91は、装填ユニット52で吸着保持したシートCのフラップCa,Cb,Ccと対向して任意角度に可変調節可能に設けられ、装填ユニット52で吸着保持したシートCを装填部46上方に移動するとき、フラップCc又はCa,Cbの所定箇所に対して接着剤D(例えばホットメルト等)を吹き付ける。
【0045】
図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、方形板包装装置1によりボード群Bの両端部に対してシートCを被覆する作業を説明する。
先ず、図1、図2に示すように、供給コンベア5に載置されたボードA(例えば長方形又は正方形)を分配コンベア6に順次移載し、検知センサS1,S2,S3による検知に基づいて、分配部a,b,cに配設した昇降台11にボードAを落下供給する。なお、不良品のボードAが搬送されたとき、揺動コンベア7を揺動して、排出コンベア8に移載し、回収工程(図示省略)に供給する。
【0046】
分配部aの昇降台11にボードAを載置し、1枚のボードAのみを移載コンベア12で搬送して、反転機14の昇降コンベア15に移載する。分配部b,cの昇降台11にボードAを複数枚積重ねた後、複数枚のボードAを積重ねてなるボード群Bを移載コンベア12で搬送して、積替え機19の昇降コンベア20に移載する。
【0047】
次に、図3に示すように、昇降コンベア15に載置されたボードAを反転機14の保持アーム16,16で保持して表裏反転した後、保持アーム16,16による保持を解除して、反転済みのボードAを移載コンベア17に移載し、搬送コンベア18にボードAを移載する。一方、積替え機19の昇降コンベア20に載置されたボード群Bを搬送コンベア21で搬送して、積重ね機23の移載コンベア24に移載する。
【0048】
次に、搬送コンベア18により搬送される反転済みのボードAを積重ね機23の吸着ユニット26で吸着保持して、移載コンベア24又は昇降コンベア25に載置されたボード群Bの最上面に積載する。ボード群Bの前後端部に揃え板30,32を当接してセンターリング及び垂直に揃えた後、揃え板30,32を初期位置に復帰させて、所定枚数(例えば4枚、8枚)のボードAが積重ねられたボード群Bを、方形板包装装置1の搬送コンベア29に移載する。
【0049】
次に、図4、図5に示すように、搬送コンベア29上の装着位置dにボード群Bが搬送されたとき、ボード群Bの両端部に当接板69を当接して垂直に揃えた後、昇降台35によりボード群Bを持上げ、ボード群Bの前後端部に揃え板39,41を当接して垂直に揃える。
【0050】
一方、装着機44の装填ユニット52を装填部46上方に移動して、装填部46に装填された最上層のシートCを吸着子58で吸着保持する。そのシートCを装填部46上方に移動するとき、シートCに形成したフラップCcの適宜箇所に、噴射器91から吐出される接着剤Dを適量吹き付ける。また、フラップCa,Cbの裏面側に接着剤Dを吹き付けてもよい。
【0051】
次に、図6、図7に示すように、装填ユニット52を装着台45上方に移動して、図12に示すように、吸着子58で吸着保持したシートCを装着台45に押し込み、装填板55と装着台45とを互いに合致して、ボード群Bの端部が覆われる形態にシートCを折曲げ成形する。また、装填板55の押え板56,56と、装着台45の受け板71,71とで押圧して、シートCを成形してもよい。
【0052】
且つ、図13に示すように、装着台45に取付けた吸着子73でシートCを吸着保持し、装填ユニット52を上昇して、装着台45から装填板55を抜き取る。また、装填板55の押え板56,56を近接し、装着台45の受け板71,71を離間してから、装填板55を抜き取ってもよい。装填ユニット52による吸着を解除して、装填ユニット52を装填部46上方に移動させ、次のシートCを吸着保持して、シートCの装填作業を継続して行う。
【0053】
次に、装着台45を横向き姿勢に回転して、ボード群Bの端部と対向する方向に移動する。図14に示すように、ボード群Bの端部に装着台45を嵌合して、装着台45に装填されたシートCをボード群Bの端部に装着する。
【0054】
ボード群Bに被覆されたシートCの上下面を、ボード群Bの厚みと対応する方向に押圧板83で押圧する。また、装着台45の受け板71,71により押圧してもよい。図15、図16、図17に示すように、シートCのフラップCa,Cbを折込み板76,77で折曲げる。続いて、図18に示すように、フラップCcを折込み板78で折曲げて、先に折曲げられたフラッブCa,Cbに重合すると共に、フラップCa,Cb,Ccを押圧して接着剤Dにより接着固定する。
【0055】
次に、板76,77,78,83を初期位置に復帰させた後、ボード群Bに被覆されたシートCを排除板74で押圧し、吸着子73による吸着を解除した後、装着台45の受け板71,71を離間し、ボード群Bの端部に排除板74を押圧したまま、装着台45を初期位置に後退復帰させる。続いて、排除板74を初期位置に復帰させ、装着台45を上向き姿勢に回動復帰させた後、次のシートCを装填する。
【0056】
次、揃え板39,41を初期位置に復帰させ、ストッパ10を没入した後、昇降台35を垂直降下して、シートCが被覆されたボード群Bを搬送コンベア29に載置し、次工程に搬送供給する。以下同様にして、次のボード群Bを装着位置dに搬送し、シートCを被覆する作業を継続して行う。
【0057】
以上のように、ボード群Bの端部が覆われる形態にシートCを折曲げて被覆するので、ボード群Bの厚みに対応して、その端部外面に対してシートCを確実に被覆することができ、ボードAの端部が破損又は損傷するのを防止することができる。且つ、ボード群Bの端部を被覆する作業が機械的に行え、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0058】
しかも、ボード群Bの厚みに応じて、その端部に被覆されたシートCを押圧するので、ボード群Bの端部に対して密着した状態にシートCを被覆することができ、且つ、ボード群Bの端部外面と対応する寸法にシートCを被覆する作業が正確且つ容易に行える。
【0059】
さらに、ボード群Bに被覆されたシートCのフラップCa,Cb,Ccを互いに折重ねた状態に重合固定するので、その端部外面に対してシートCを確実に被覆固定することができ、被覆位置がズレたり、脱落したりするのを防止することができる。
【0060】
且つ、ボード群Bの最上層に積載されるボードAを表裏反転して積重ねるので、ボードAの表面側にキズが付くのを確実に防止することができ、ボードAの商品価値及び施工精度が損なわれるのを防止することができる。
【0061】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の板体は、実施例のボードAに対応し、
以下同様に、
板群は、ボード群Bに対応し、
被覆部材は、シートCに対応し、
被覆手段は、装着機44及び装着台45、装填ユニット52、装填板55に対応し、
折重ね手段は、折込み板76,77,78に対応し、
押圧手段は、装着台45の受け板71、押圧板83に対応し、
反転手段は、反転機14に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0062】
上述した実施例では、ケース群Bの両端部にシートCを被覆するが、例えば、ケース群Bの両端部に被覆されたシートCを介して、ケース群Bの外周面に対して結束体(例えば番線、バンド、テープ等)を巻回してもよい。
【0063】
また、ボードAの両端部にシートCを被覆する作業にも用いることができ、実施例のような用途のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 方形板包装装置の配置状態を示す平面図。
【図2】 積重ね装置による積重ね動作を示す側面図。
【図3】 反転機による反転動作を示す正面図。
【図4】 装着機による装着状態を示す正面図。
【図5】 ボード群の搬送状態及び持上げ状態を示す側面図。
【図6】 装填板及び装着台の取付け状態を示す側面図。
【図7】 装着台の取付け状態を示す側面図。
【図8】 装着台の構造を示す平面図。
【図9】 装填部に装填されたシートの積重ね状態を示す側面図。
【図10】 8枚積重ねてなるボード群用のシートを示す展開図。
【図11】 4枚積重ねてなるボード群用のシートを示す展開図。
【図12】 シートの装填動作を示す側面図。
【図13】 装着台の回転動作を示す側面図。
【図14】 トートの装着動作及び装着台の嵌合動作を示す側面図。
【図15】 シートの折曲げ動作を示す側面図。
【図16】 ボード群の端部にシートを装着した状態を示す斜視図。
【図17】 シートのフラップ折曲げ状態を示す斜視図。
【図18】 ボード群の端部にシートを被覆した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
A…ボード
B…ボード群
C…シート
D…接着剤
1…方形板包装装置
2…積重ね装置
14…反転機
23…積重ね機
29…搬送コンベア
35…昇降台
44…装着機
45…装着台
46…装填部
52…装填ユニット
55…装填板
56…押え板
71…受け板
76,77,78…折込み板
83…押圧板
91…噴射器

Claims (3)

  1. 方形に形成した1枚の板体又は複数枚の板体を積重ねてなる板群の端部と対向して、
    上記板体又は板群の端部が覆われる大きさに形成したシート状の被覆部材を、該板体又は板群の端部と対応する形態に成形して被覆する被覆手段を設けた方形板包装装置であって、
    上記被覆手段を、上記被覆部材を吸着保持する装填板と、該装填板と対向する姿勢と上記板体又は板群の端部に対向する姿勢とに移動可能で、上記装填板により吸着された上記被覆部材が押し込まれることにより該被覆部材を上記板体又は板群の端部が覆われる形態に折曲げ成形する装着台とから構成したことを特徴とする
    方形板包装装置。
  2. 上記板体又は板群の厚みと対応する方向に、該板体又は板群の端部に被覆された被覆部材を押圧する押圧手段を上記装着台に設けた
    請求項1記載の方形板包装装置。
  3. 上記板体又は板群の端部に被覆された被覆部材のフラップを折重ねた状態に重合する折重ね手段を上記装着台に設けた
    請求項1又は2記載の方形板包装装置。
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