JP3979051B2 - 車両用空調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアミックス方式の車両用空調装置において、ヒータコアへの温水流れを調整する温水弁とエアミックスドアの駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置においては、通常、吹出空気温度の制御方式としてヒータコアをバイパスする冷風とヒータコアで加熱される温風との風量割合をエアミックスドアにより調整するエアミックス方式が採用されている。このエアミックス方式においては、吹出空気温度の制御の面からはヒータコアへの温水(エンジン冷却水)流れを調整する温水弁が不要となるが、多くの場合、次の理由から温水弁を備えている。
【0003】
第1は、空調性能の観点からの理由であり、最大冷房時にはエアミックスドアによりヒータコアの通風路を全閉し、ヒータコアのバイパス通風路を全開させるが、温水弁を廃止して最大冷房時にも高温温水がヒータコアに流れ続けると、ヒータコアの高温温水により周囲の空気が加熱され、その加熱空気が自然対流にてバイパス通風路側の冷風流れに混入して、車室内吹出空気温度を上昇させ、最大冷房能力を低下させる原因となる。このことから、最大冷房時には温水弁を全閉してヒータコアに高温温水が流入しないようにしている。
【0004】
第2はエンジン冷却性能の観点からの理由であり、最大冷房時にもエンジンからの温水(冷却水)がヒータコアに流れ続けると、このときヒータコアの通風路がエアミックスドアにより全閉されているので、温水はほとんど放熱せずに、そのままエンジンに戻ることになる。換言すると、エンジン側のラジエータに循環すべき冷却水流量の一部が冷却性能の発揮に寄与しないヒータコアに無駄に流れることになって、このことがラジエータによるエンジン冷却性能の低下に繋がる。そこで、最大冷房時には温水弁を全閉してヒータコアへの温水流れを遮断することにより、ラジエータへの冷却水流量を増加させて、エンジン冷却性能を確保するようにしている。
【0005】
ところで、通常の車両用空調装置ではエアミックスドアが1つであるから、エアミックスドアが最大冷房位置に操作されると温水弁を全閉するようにエアミックスドアと温水弁とを単純に連動させても支障ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、エアミックスドアを複数個設ける車両用空調装置では、この複数のエアミックスドアの操作位置(開度)が独立に制御されるので、複数のエアミックスドアと温水弁の連動を具体的にどのようにすべきか問題となる。このことを、車室内の運転席側空間と助手席側空間の温度を独立に制御する左右独立温度制御方式の車両用空調装置を例にとって具体的に述べると、空調ケース内の運転席側通風路と助手席側通風路にそれぞれ設けられたエアミックスドアが独立に位置制御されるので、片側のエアミックスドアが最大冷房位置に操作されても、他の片側のエアミックスドアは温度制御域に操作されている場合がある。
【0007】
従って、いずれか1つのエアミックスドアが最大冷房位置に操作されたことに連動して温水弁を単純に全閉させると、他のエアミックスドアが温度制御域の操作位置(最大冷房位置と最大暖房位置の中間位置)にあっても、ヒータコアへの温水流れが遮断され、他のエアミックスドアによる吹出空気の温度制御が不能となる。
【0008】
そこで、エアミックスドアの駆動機構とは別に温水弁専用の駆動機構を独立に設け、温水弁を開閉させることが考えられるが、これは、温水弁の開閉のために、サーボモータとリンク機構を含む専用の駆動機構を設定するので、コストアップを招く。
【0009】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、エアミックスドアを複数個設ける車両用空調装置において、複数のエアミックスドアの操作位置に対応して温水弁を的確に開閉することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、温水弁専用の駆動機構を必要とせずに、、複数のエアミックスドアのうち、1つのエアミックスドアの駆動機構により温水弁の開閉を的確に行うことができるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車室内へ向かって空気が流れる複数の通風路(9、10)と、
複数の通風路(9、10)の空気を加熱する加熱用熱交換器(11)と、
複数の通風路(9、10)にそれぞれ設置され、加熱用熱交換器(11)で加熱される温風の風量と加熱用熱交換器(11)をバイパスする冷風の風量の割合を調整する複数のエアミックスドア(12、13)と、
加熱用熱交換器(11)に循環する温水の流れを調整する温水弁(21)と、
複数のエアミックスドア(12、13)のそれぞれに連結され、複数のエアミックスドア(12、13)をそれぞれ独立に駆動する複数の駆動手段(14、15)と、
複数の駆動手段(14、15)のいずれか1つと複数のエアミックスドア(12、13)のいずれか1つとの間を連結するとともに、温水弁(21)にも連結されるリンク機構(16、22)と、
複数の駆動手段(14、15)を制御する空調制御装置(23)とを備え、
空調制御装置(23)は、複数のエアミックスドア(12、13)の目標開度をそれぞれ独立に算出し、この目標開度に基づいて複数の駆動手段(14、15)をそれぞれ独立に制御することにより、複数のエアミックスドア(12、13)の開度を目標開度となるようにそれぞれ独立に制御し、
また、空調制御装置(23)は、目標開度が最大冷房位置に相当する開度0%であるか否かを判定するようになっており、
リンク機構(16、22)は、複数のエアミックスドア(12、13)のうちリンク機構(16、22)に連結された一方のエアミックスドア(12)を最大冷房位置に操作し、且つ、温水弁(21)を開弁状態とする第1最大冷房位置と、前記一方のエアミックスドア(12)を最大冷房位置に操作した状態で、温水弁(21)を閉弁状態とする第2最大冷房位置とを設定するように構成され、
空調制御装置(23)は、
リンク機構(16、22)に連結された一方のエアミックスドア(12)の目標開度が0%であるか判定して、一方のエアミックスドア(12)の目標開度が0%であると判定したときは、リンク機構(16、22)に連結されていない他方のエアミックスドア(13)の目標開度が0%であるか判定し、
他方のエアミックスドアの目標開度が0%であると判定し、一方のエアミックスドア(12)及び他方のエアミックスドア(13)の目標開度がいずれも開度0%のときは、リンク機構(16、22)を第2最大冷房位置に変位させるようにリンク機構(16、22)に連結された一方の駆動手段(14)を制御し、
他方のエアミックスドアの目標開度が0%でないと判定し、一方のエアミックスドア(12)の目標開度が開度0%で、かつ、他方のエアミックスドア(13)の目標開度が開度0%でないときは、他方のエアミックスドア(13)の目標開度に関わらず、リンク機構(16、22)を第1最大冷房位置に変位させるように一方の駆動手段(14)を制御することを特徴とする。
【0012】
これによると、複数の駆動手段(14、15)のいずれか1つと複数のエアミックスドア(12、13)のいずれか1つとの間を連結するリンク機構(16、22)を第1最大冷房位置に変位させると、いずれか1つ(一方)のエアミックスドア(12)を最大冷房位置に操作し、且つ、温水弁(21)を開弁状態にできるので、加熱用熱交換器(11)への温水流れを継続できる。従って、他方のエアミックスドア(13)が設けられた通風路(10)では、他方のエアミックスドア(13)の開度調整により吹出空気の温度制御作用を確保できる。
【0013】
そして、リンク機構(16、22)を第2最大冷房位置に変位させると、いずれか1つ(一方)のエアミックスドア(12)を最大冷房位置に操作したまま、温水弁(21)を閉弁できる。
従って、複数のエアミックスドア(12、13)をいずれも最大冷房位置に操作するときは、温水弁(21)の閉弁により加熱用熱交換器(11)への温水流れを遮断できる。
【0014】
これにより、最大冷房時にも加熱用熱交換器(11)に高温温水が流れ続けて加熱空気が自然対流にて冷風流れに混入するという現象が発生せず、加熱空気の混入による最大冷房能力の低下を防止できる。
【0015】
また、複数のエアミックスドア(12、13)をいずれも最大冷房位置に操作するときに、温水弁(21)の閉弁により加熱用熱交換器(11)への温水流れを遮断させるから、エンジン側のラジエータに循環する冷却水流量を増加させて、エンジン冷却性能を確保できる。
【0016】
更には、上記作用効果を発揮するために、温水弁(21)専用の駆動機構を必要とせず、いずれか1つ(一方)のエアミックスドア(12)を操作するリンク機構(16、22)を用いて、温水弁(21)を開閉できるから、温水弁(21)の駆動機構を極めて低コストで構成できる。
【0017】
請求項2に記載の発明では、請求項1において、リンク機構(16、22)には、一方の駆動手段(14)により操作される単一の駆動レバー(34)と、一方のエアミックスドア(12)に連結されるエアミックス用従動レバー(35)と、温水弁(21)に連結される温水弁用従動レバー(37)とを備え、
駆動レバー(34)の作動角の変化によりエアミックス用従動レバー(35)および温水弁用従動レバー(37)が変位するようになっており、
駆動レバー(34)の作動角の一端側に第2最大冷房位置を設定し、駆動レバー(34)の作動角の他端側に、一方のエアミックスドア(12)を最大暖房位置に操作する最大暖房位置を設定し、
駆動レバー(34)の作動角範囲において第2最大冷房位置よりも最大暖房位置寄りの部位に第1最大冷房位置を設定することを特徴とする。
【0018】
これにより、単一の駆動レバー(34)の作動角の変化に伴って、いずれか1つ(一方)のエアミックスドア(12)の第1最大冷房位置、第2最大冷房位置および最大暖房位置を設定できる。
【0019】
請求項3に記載の発明では、請求項1または2において、複数の通風路は、運転席側通風路(9)と助手席側通風路(10)であり、複数のエアミックスドアは、運転席側通風路(9)に設けられ、車室内の運転席側空間への吹出空気温度を調整する運転席側エアミックスドア(12)と、助手席側通風路(10)に設けられ、車室内の助手席側空間への吹出空気温度を調整する助手席側エアミックスドア(13)であることを特徴とする。
【0020】
これにより、車室内の運転席側空間および助手席側空間への吹出空気温度を運転席側エアミックスドア(12)と助手席側エアミックスドア(13)により独立制御する左右独立温度制御方式において、請求項1、2の作用効果を発揮できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つにおいて、
リンク機構(16、22)は、第2最大冷房位置から第1最大冷房位置に向かって変位することにより温水弁(21)を開弁させ、
第1最大冷房位置では温水弁(21)の開度を所定開度(α)まで増加させることを特徴とする。
【0021】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を図に基づいて説明する。図1は本発明を適用した車両用空調装置の全体構成を示す概略図であり、本実施形態の空調装置の通風系は、車室内の運転席側空間に吹き出す空調空気の温度と、車室内の助手席側空間に吹き出す空調空気の温度とを独立に制御できるように構成されている。
【0023】
図1において、空調ケース1は車室内へ向かって流れる空気の通風路を構成するものであり、その空気上流側部位には、車室内気を吸入するための内気吸入口2と外気を吸入するための外気吸入口3が形成されている。これらの吸入口2、3は回転可能な板ドアからなる内外気切替ドア4により選択的に開閉される。この内外気切替ドア4は駆動手段をなすサ−ボモ−タ(図示せず)によって開閉駆動される。
【0024】
この内外気切替ドア4の下流側部位には、送風手段としての遠心式送風ファン5が配設されている。このファン5は、駆動手段をなすブロワモータ5aによって回転駆動される。この送風ファン5の回転数、すなわち車室内への送風量は、ファンモータ5aに印加される電圧によって制御される。
【0025】
ファン5の空気下流側は接続ダクト6により空調ケース1内の蒸発器7の上流部に接続される。この蒸発器7は冷凍サイクルの冷媒が空気から吸熱して蒸発することにより空気を冷却する冷却用熱交換器を構成する。この蒸発器7は、車両のエンジン(図示せず)によって駆動される圧縮機、凝縮器、減圧手段等とともに周知の冷凍サイクルを構成する。
【0026】
空調ケース1内において蒸発器7の空気下流側の通風路には仕切り板8が配設されており、この仕切り板8によって、蒸発器7の下流側における空調ケース1内の通風路が、空気を車室内左側の運転席側空間に導く運転席側通風路9と、空気を車室内右側の助手席側空間に導く助手席側通風路10とに区画されている。なお、図1は左ハンドル車に適用した場合を示している。
【0027】
蒸発器7よりも下流側部位には、仕切り板8を貫通してヒータコア11が運転席側通風路9内および助手席側通風路10内に突き出すように配設されている。このヒータコア11は加熱用熱交換器を構成するものであり、ヒータコア11の内部に上記車両エンジンの温水(冷却水)が流れ、この温水を熱源としてヒータコア11を通過する空気を加熱する。
【0028】
運転席側通風路9および助手席側通風路10にはそれぞれヒータコア11をバイパスして空気(冷風)が流れるバイパス通風路9a、10aが設けてある。そして、各通風路9、10においてヒータコア11の空気上流側の部位には、それぞれエアミックスドア12、13が配設されている。なお、このエアミックスドア12、13はそれぞれ回転軸12a、13aを中心に回転可能な板ドアから構成されている。
【0029】
このエアミックスドア12、13は、運転席側通風路9および助手席側通風路10においてそれぞれヒータコア11とそのバイパス通風路9a、10aに流れる空気の風量割合を調整する。これにより、各通風路9、10から車室内へ吹き出す空調空気の温度を独立に制御できるようになっている。エアミックスドア12、13の回転軸12a、13aにはそれぞれ駆動手段をなす専用のサーボモータ14、15がリンク機構16、17を介して連結され、この専用のサーボモータ14、15によって各エアミックスドア12、13が独立に駆動されるようになっている。
【0030】
運転席側通風路9および助手席側通風路10においてそれぞれヒータコア11を通過する温風とバイパス通風路9a、10aを通過する冷風がヒータコア11の下流側で混合された後、空調ケース1の運転席側吹出開口部18および助手席側吹出開口部19から車室内へ吹き出す。
【0031】
なお、吹出開口部18、19としてそれぞれデフロスタ開口部とフェイス開口部とフット開口部が設けられ、この複数の吹出開口部が図示しない吹出モードドアにより切替開閉されるようになっている。周知のごとくデフロスタ開口部は車室前部の窓ガラスへ空気を吹き出すためのもので、フェイス開口部は乗員の上半身側へ空気を吹き出すためのもので、フット開口部は乗員の足元側へ空気を吹き出すためのものである。
【0032】
一方、ヒータコア11に車両エンジンの温水を流入させる入口側の温水配管20には温水弁21が設置され、この温水弁21によりヒータコア11への温水流れを調整するようになっている。この温水弁21の弁体(図示せず)はリンク機構22に連結され、このリンク機構22はさらに、上記両エアミックスドア12、13の駆動用サーボモータ14、15のうち、本例では、運転席側エアミックスドア12の駆動用サーボモータ14のリンク機構16に連結されている。
【0033】
これにより、温水弁21の弁体は、リンク機構22、16を介してサーボモータ14により開閉駆動されるようになっている。
【0034】
空調用制御装置23は、空調装置の作動を自動制御するものであり、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータを用いて構成されている。この空調用制御装置23の入力側には、車室内空気温度Trを検出する内気温センサ24、外気温度Tamを検出する外気温センサ25、車室内に照射される日射量を検出する日射センサ26、蒸発器7の吹出直後の空気温度Teを検出する蒸発器温度センサ27、ヒータコア11に流入する温水温度Twを検出する水温センサ28等のセンサ検出信号が入力されるようになっている。
【0035】
また、空調用制御装置23の入力側には空調操作パネル29の操作信号が入力されるようになっている。この空調操作パネル29には、運転席側乗員および助手席側乗員が、それぞれ自分の希望する温度を設定するための運転席側温度設定器30、助手席側温度設定器31等の操作部材が備えられている。
【0036】
空調用制御装置23の出力側には両エアミックスドア12、13の駆動用サーボモータ14、15が電気接続されている。また、遠心式送風ファン5のブロワモータ5aが駆動回路32を介して空調用制御装置23の出力側に電気接続されている。なお、図示しない吹出モードドアの駆動用サーボモータ、内外気切替ドア4の駆動用サーボモータ(図示せず)等も空調用制御装置23の出力側に電気接続される。
【0037】
次に、図2は運転席側エアミックスドア12の駆動用サーボモータ14のリンク機構16、22の具体例を示すものであり、33はサーボモータ14の出力軸であり、この出力軸33に「くの字状」に屈曲した駆動レバー34の屈曲部を一体に連結している。この駆動レバー34の一端部にピン34aを一体に設け、このピン34aをエアミックス用従動レバー35に設けた係合溝35a内に摺動可能に嵌合している。エアミックス用従動レバー35の一端部は運転席側エアミックスドア12の回転軸12aに一体に連結され、この回転軸12aとエアミックス用従動レバー35が一体に回転するようになっている。
【0038】
また、駆動レバー34の他端部にもピン34bを一体に設け、このピン34bに連結用ケーブル36の一端部を連結している。この連結用ケーブル36の他端部は温水弁用従動レバー37に連結している。すなわち、この従動レバー37にの一端部にピン37aを一体に設け、このピン37aにケーブル36の他端部を連結している。従動レバー37の他端部は温水弁21の回転軸21aに一体に連結され、この回転軸21aと従動レバー37が一体に回転するようになっている。
【0039】
以上の説明から理解されるように、図1のリンク機構16は上記両レバー34、35により構成され、また、図1のリンク機構22は上記連結用ケーブル36と従動レバー37により構成される。なお、温水弁21がエアミックスドア12に近接して配置される場合には、サーボモータ14の出力軸33と温水弁21の回転軸21aとの間隔を小さくできるので、連結用ケーブル36の代わりに連結ロッド等の連結部材を使用できる。
【0040】
次に、上記構成において本実施形態の作動を説明する。
【0041】
最初に、図1に示す左右独立温度制御方式の車両用空調装置における一般的な作動の概要を述べると、温度設定器30、31からの運転席側および助手席側の温度設定信号Tset(Dr)、Tset(Pa)、内気温センサ24、外気温センサ25、日射センサ26、蒸発器温度センサ27、水温センサ28からの検出信号Tr 、Tam、Ts 、Te 、Tw を空調制御装置23がそれぞれ読み込み、これらの信号に基づいて、車室内の運転席側に吹き出す空気の目標吹出温度TAO(Dr)、および車室内の助手席側に吹き出す空気の目標吹出温度TAO(Pa)を算出する。
【0042】
次に、この運転席側目標吹出温度TAO(Dr)および助手席側目標吹出温度TAO(Pa)と、蒸発器7の吹出直後の空気温度Teおよび冷却水温度Twとに基づいて運転席側エアミックスドア12の目標開度Sw(Dr)および助手席側エアミックスドア13の目標開度Sw(Pa)を算出する。
【0043】
そして、空調制御装置23の出力により各サーボモータ14、15の作動角を制御して、運転席側エアミックスドア12および助手席側エアミックスドア13の実際の開度を上記目標開度Sw(Dr)、Sw(Pa)と一致させる。
運転席側エアミックスドア12および助手席側エアミックスドア13の開度をこのように制御することにより、空調ケース1内の運転席側通風路9の吹出開口部18から吹き出す空気の温度および助手席側通風路10の吹出開口部19から吹き出す空気の温度をそれぞれ上記の運転席側目標吹出温度TAO(Dr)および助手席側目標吹出温度TAO(Pa)に制御できる。
これにより、車室内の運転席側空間および助手席側空間をそれぞれ運転席側設定温度Tset(Dr)、助手席側側設定温度Tset (Pa)に自動的に維持できる。
【0044】
ところで、両エアミックスドア12、13の開度は、最大冷房位置を0%とし、最大暖房位置を100%とする百分率で算出される。両エアミックスドア12、13の最大冷房位置は、ヒータコア11の通風路を全閉し、ヒータコア11のバイパス通風路9a、10aを全開する操作位置である。また、両エアミックスドア12、13の最大暖房位置は、逆にヒータコア11の通風路を全開し、ヒータコア11のバイパス通風路9a、10aを全閉する操作位置である。なお、図1において、運転席側エアミックスドア12の実線位置および助手席側エアミックスドア13の破線位置が最大冷房位置を示し、運転席側エアミックスドア12の破線位置および助手席側エアミックスドア13の実線位置が最大暖房位置を示している。
【0045】
次に、運転席側エアミックスドア12と温水弁21の連動作動を具体的に説明すると、図3は空調制御装置23により実行される制御ルーチンであり、先ずステップS10にて、運転席側エアミックスドア(すなわち、温水弁連動側エアミックスドア)12の目標開度Sw(Dr)が0%(最大冷房位置)であるか判定する。Sw(Dr)=0%であるときはステップS20に進み、助手席側エアミックスドア(すなわち、温水弁非連動側エアミックスドア)13の目標開度Sw(Pa)が0%(最大冷房位置)であるか判定する。
【0046】
Sw(Pa)=0%でないと判定したとき、すなわち、助手席側エアミックスドア13の目標開度Sw(Pa)が所定の中間開度域(温度制御域の開度)にあると判定したときは、ステップS30に進み、リンク機構16、22の駆動レバー34の操作位置として図2に破線で示す第1最大冷房位置(1)を選択する。
因みに、図2において、θは駆動用サーボモータ14の回転により駆動レバー34が出力軸33を中心として回転する全作動角であり、この全作動角θの一端側が後述する第2最大冷房位置(2)であり、また、全作動角θの他端側が最大暖房位置(3)である。
【0047】
上記ステップS30では、第2最大冷房位置(2)よりも所定角度だけ最大暖房位置(3)寄りの第1最大冷房位置(1)に駆動レバー34が変位するように駆動用サーボモータ14の作動角を選択する。
そして、駆動レバー34が第1最大冷房位置(1)に操作されると、駆動レバー34のピン34aとエアミックス用従動レバー35の係合溝35aとの係合により従動レバー35が図2の実線位置に変位し、運転席側エアミックスドア12が実線で示す最大冷房位置となる。
【0048】
このとき、温水弁21用の従動レバー37は、駆動レバー34によりケーブル36を介して破線位置aに操作され、温水弁21を所定開度(後述の図4の開度α)開くので、ヒータコア11への温水流れが継続される。従って、助手席側通風路10において、助手席側エアミックスドア13による吹出空気温度の制御を支障なく行うことができる。
【0049】
これに対して、上記ステップS20にてSw(Pa)=0%であると判定されると、つまり、両エアミックスドア12、13の目標開度Sw(Dr)、Sw(Pa)がともに0%(最大冷房位置)であるときは、ステップS20からステップS40に進み、駆動レバー34が図2に実線で示す第2最大冷房位置▲2▼となるように駆動用サーボモータ14の作動角を選択する。なお、駆動レバー34の第2最大冷房位置▲2▼は第1最大冷房位置▲1▼から所定角度だけ時計方向に駆動レバー34が回転した位置である。
【0050】
ここで、駆動レバー34が第2最大冷房位置▲2▼に操作されても、駆動レバー34のピン34aはエアミックス用従動レバー35の係合溝35aのアイドル領域を移動するので、エアミックス用従動レバー35は何ら変位せず、図2の実線位置を維持する。従って、運転席側エアミックスドア12は図2の実線で示す最大冷房位置を維持する。なお、係合溝35aのアイドル領域はピン34aの円弧状軌跡に沿った円弧状に形成されている。
【0051】
これに対して、温水弁21用の従動レバー37は、駆動レバー34が第2最大冷房位置▲2▼に操作されるとケーブル36を介して図2の実線位置に操作され、温水弁21を全閉する。これにより、ヒータコア11への温水流れを遮断できるので、運転席側通風路9および助手席側通風路10において最大冷房時の冷風温度がヒータコア11での温水放熱によって上昇するという不具合が生じない。また、ヒータコア11への温水流れを遮断することにより、ラジエータへのエンジン冷却水(温水)流量を増加して、ラジエータ冷却性能を増大できる。従って、夏期冷房時のエンジン過熱防止に貢献できる。
【0052】
一方、ステップS10において、Sw(Dr)=0%でないと判定したとき、すなわち、運転席側エアミックスドア12の目標開度Sw(Dr)が所定の中間開度域(温度制御域の開度)にあると判定したときは、ステップS50に進み、駆動レバー34を図2の第1最大冷房位置▲1▼と最大暖房位置▲3▼との間の任意の位置、すなわち、Sw(Dr)に対応する任意の位置に操作する。これにより、運転席側エアミックスドア12の開度制御によって運転席側空間への吹出空気温度を制御できる。
【0053】
図4は 上記したリンク機構16、22による運転席側エアミックスドア12と温水弁21の開度変化を示すものであり、横軸は駆動レバー34の作動角θであり、駆動レバー34の作動角θが第1最大冷房位置▲1▼と第2最大冷房位置▲2▼との間にあるとき、運転席側エアミックスドア12の開度が0%(最大冷房位置)に維持され、そして、温水弁21の開度は第2最大冷房位置▲2▼で0(全閉)となり、第1最大冷房位置▲1▼では温水弁21が所定開度αで開くことを示している。
【0054】
(他の実施形態)
なお、本発明は上記の一実施形態に限定されることなく、種々変形可能である。例えば、上記の一実施形態では、運転席側エアミックスドア12と助手席側エアミックスドア13のうち、運転席側エアミックスドア12をリンク機構16、22により温水弁21と連動させるようにしているが、これとは逆に、助手席側エアミックスドア13をリンク機構16、22と同様のリンク機構を介して温水弁21と連動させるようにしてもよい。
【0055】
また、上記の一実施形態では、車室内の運転席側空間と助手席側空間を独立に温度制御する左右独立温度制御方式の車両用空調装置について説明したが、車室内の前席側空間を前席側エアミックスドアにより温度制御し、後席側空間を後席側エアミックスドアにより温度制御する前後独立温度制御方式の車両用空調装置に本発明を適用してもよい。
【0056】
また、エアミックスドア12、13をサーボモータのような駆動手段により駆動せず、空調操作パネルに備えた手動操作部材をエアミックスドア12、13のリンク機構に連結して、手動操作力によりエアミックスドア12、13を操作する方式のものに本発明を適用してもよい。つまり、エアミックスドア12、13の駆動手段は、手動操作機構により構成してもよい。
【0057】
上記の一実施形態では、エアミックスドア12、13がバイパス通風路9a、10aを全開してヒータコア11の通風路を全閉する状態をエアミックスドア12、13の最大冷房位置として説明しているが、エアミックスドア12、13がヒータコア11の通風路を全閉する状態だけでなく、この通風路を微少量開くような状態になるまでの所定範囲をエアミックスドア12、13の最大冷房位置としてもよい。
【0058】
また、上記の一実施形態では、エアミックスドア12、13が2個である場合について説明したが、3個、4個と増えても、本発明の考え方を同様に適用できる。
【0059】
また、エアミックスドア12、13は図1、2に示す板ドアに限らず、フィルムドアのような他の形態のドアでもよいことはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体システムを示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態のリンク機構の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態のリンク機構の制御フローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態のリンク機構の作動説明図である。
【符号の説明】
9、10…通風路、11…ヒータコア(加熱用熱交換器)、
12、13…エアミックスドア、14、15…サーボモータ(駆動手段)、
16、22…リンク機構、21…温水弁。
Claims (4)
- 車室内へ向かって空気が流れる複数の通風路(9、10)と、
前記複数の通風路(9、10)の空気を加熱する加熱用熱交換器(11)と、
前記複数の通風路(9、10)にそれぞれ設置され、前記加熱用熱交換器(11)で加熱される温風の風量と前記加熱用熱交換器(11)をバイパスする冷風の風量の割合を調整する複数のエアミックスドア(12、13)と、
前記加熱用熱交換器(11)に循環する温水の流れを調整する温水弁(21)と、
前記複数のエアミックスドア(12、13)のそれぞれに連結され、前記複数のエアミックスドア(12、13)をそれぞれ独立に駆動する複数の駆動手段(14、15)と、
前記複数の駆動手段(14、15)のいずれか1つと前記複数のエアミックスドア(12、13)のいずれか1つとの間を連結するとともに、前記温水弁(21)にも連結されるリンク機構(16、22)と、
前記複数の駆動手段(14、15)を制御する空調制御装置(23)とを備え、
前記空調制御装置(23)は、前記複数のエアミックスドア(12、13)の目標開度をそれぞれ独立に算出し、前記目標開度に基づいて前記複数の駆動手段(14、15)をそれぞれ独立に制御することにより、前記複数のエアミックスドア(12、13)の開度を前記目標開度となるようにそれぞれ独立に制御し、
また、前記空調制御装置(23)は、前記目標開度が最大冷房位置に相当する開度0%であるか否かを判定するようになっており、
前記リンク機構(16、22)は、前記複数のエアミックスドア(12、13)のうち前記リンク機構(16、22)に連結された一方のエアミックスドア(12)を最大冷房位置に操作し、且つ、前記温水弁(21)を開弁状態とする第1最大冷房位置と、前記一方のエアミックスドア(12)を最大冷房位置に操作した状態で、前記温水弁(21)を閉弁状態とする第2最大冷房位置とを設定するように構成され、
前記空調制御装置(23)は、
前記リンク機構(16、22)に連結された一方のエアミックスドア(12)の目標開度が0%であるか判定して、前記一方のエアミックスドア(12)の目標開度が0%であると判定したときは、前記リンク機構(16、22)に連結されていない他方のエアミックスドア(13)の目標開度が0%であるか判定し、
前記他方のエアミックスドアの目標開度が0%であると判定し、前記一方のエアミックスドア(12)及び他方のエアミックスドア(13)の目標開度がいずれも開度0%のときは、前記リンク機構(16、22)を前記第2最大冷房位置に変位させるように前記リンク機構(16、22)に連結された一方の駆動手段(14)を制御し、
前記他方のエアミックスドアの目標開度が0%でないと判定し、前記一方のエアミックスドア(12)の目標開度が開度0%で、かつ、前記他方のエアミックスドア(13)の目標開度が開度0%でないときは、前記他方のエアミックスドア(13)の目標開度に関わらず、前記リンク機構(16、22)を前記第1最大冷房位置に変位させるように前記一方の駆動手段(14)を制御することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記リンク機構(16、22)には、前記一方の駆動手段(14)により操作される単一の駆動レバー(34)と、
前記一方のエアミックスドア(12)に連結されるエアミックス用従動レバー(35)と、
前記温水弁(21)に連結される温水弁用従動レバー(37)とを備え、
前記駆動レバー(34)の作動角の変化により前記エアミックス用従動レバー(35)および前記温水弁用従動レバー(37)が変位するようになっており、
前記駆動レバー(34)の作動角の一端側に前記第2最大冷房位置を設定し、前記駆動レバー(34)の作動角の他端側に、前記最大暖房位置を設定し、
前記駆動レバー(34)の作動角範囲において前記第2最大冷房位置よりも前記最大暖房位置寄りの部位に前記第1最大冷房位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記複数の通風路は、運転席側通風路(9)と助手席側通風路(10)であり、
前記複数のエアミックスドアは、前記運転席側通風路(9)に設けられ、車室内の運転席側空間への吹出空気温度を調整する運転席側エアミックスドア(12)と、前記助手席側通風路(10)に設けられ、車室内の助手席側空間への吹出空気温度を調整する助手席側エアミックスドア(13)であることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。 - 前記リンク機構(16、22)は、前記第2最大冷房位置から前記第1最大冷房位置に向かって変位することにより前記温水弁(21)を開弁させ、
前記第1最大冷房位置では前記温水弁(21)の開度を所定開度(α)まで増加させる+ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
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