JP3977600B2 - 現像カートリッジ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの画像形成装置に使用される現像カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、ファクシミリ装置、プリンタなどの画像形成装置に使用されるトナーカートリッジとして、現像器に未使用トナーを補給するためのトナー補給口と、トナー補給口に連通する未使用トナー収容部と、画像形成装置のクリーニング器により捕集された転写残トナーである廃トナーを回収するための回収口と、回収口に連通する廃トナーを収容する廃トナー収容部と、未使用トナー収容部と廃トナー収容部とを区画する区画壁とを備え、未使用トナー収容部と廃トナー収容部とを一体に形成したトナーカートリッジが提案されている。
【0003】
上記のような従来のトナーカートリッジの構成では、使用条件および環境条件などが予想と異なり、画像形成装置のクリーニング器によって捕集される廃トナーの量が、廃トナー収容部の収容容量を超えるとき、廃トナー収容部が満杯になり、廃トナーを収容できないという状態が発生する。
【0004】
このような問題を解決する先行技術は、特開平4−237079公報に開示されている。この技術は、未使用トナー収容部と廃トナー収容部とを一体に形成した作像ユニットであり、廃トナー収容部を不必要に大型化することなく、廃トナーの捕集量が、廃トナー収容部の収容容量を超えるときであっても、廃トナー収容部の破損を回避することのできる構成である。すなわち、未使用トナー収容部と廃トナー収容部との区画壁に、廃トナー収容部内に収容される廃トナーの圧力で開くシャッタを有する開口部を設け、廃トナー収容部の収容容量を超える廃トナーを、未使用トナー収容部へ流入させるというものである。
【0005】
また、特開平8−44179公報には、未使用トナーの有効利用および廃トナー収容部スペースの有効利用を実現するためのトナーカートリッジが提案されている。このトナーカートリッジは、未使用トナー収容部と廃トナー収容部とを一体化した構造であり、未使用トナー収容部と廃トナー収容部とを区画する区画壁を貫通して設けられる一体のトナー搬送部材を有する。
【0006】
このトナー搬送部材の回転により、未使用トナー収容部内においては、未使用トナーを補給口側に搬送して現像器へ落下補給するので、未使用トナーを有効利用することが可能となり、また廃トナー収容部内においては、廃トナー収容部に形成された回収口から回収された廃トナーが、回収口の直下から離れた区画壁側に搬送して貯蔵されるので、廃トナー収容部のスペースを有効利用することが可能になるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
これらの先行技術には、以下の問題点がある。特開平4−237079公報に開示されているトナーカートリッジは、廃トナー収容部の収容容量を超えた廃トナーを、自然流下式に未使用トナー収容部に送る構成であり、廃トナーを未使用トナー収容部へと流入させる開口部が形成される位置については、現像装置内に設けられる現像ローラから極力離れた位置と記載されているに留まり、廃トナーの発生量に基づく具体的な開口部の形成位置にまでは言及されていない。また、上記のトナーカートリッジは、開口部に設けられるシャッタの開閉動作を、廃トナー収容部内に収容された廃トナーの圧力のみに依存して行う構成である。したがって、使用条件および環境等の影響によって、廃トナーの発生量が突発的に増加した場合であっても、廃トナーの発生量に応じて未使用トナー収容部へ廃トナーを移送し、廃トナー収容部内の廃トナー貯留量を制御することができない。すなわち、廃トナー収容部から未使用トナー収容部へ送る廃トナーの量を制御することができないという問題がある。
【0008】
特開平8−44179公報に開示されたトナーカートリッジでは、廃トナーおよび未使用トナー収容部を一体化して設け、各トナー収容部内においてトナーを均一に分散するための搬送手段を同軸上に設ける構成が提案されている。しかしながら、その技術は、廃トナーおよび未使用トナー収容部における搬送手段の駆動源を共用化するに留まり、廃トナー収容部から未使用トナー収容部へ廃トナーを移動させるというものではない。したがって、使用条件等によって廃トナーの発生量が増加した場合であっても、廃トナー収容部を破損させることなく、発生した廃トナーの全量を廃トナー収容部に貯留するためには、廃トナー収容部を大型化しなければならないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、1成分系および2成分系の現像剤を使用する現像カートリッジであって、転写残現像剤収容部の容量を不必要に大きくすることを回避し、転写残現像剤収容部から未使用現像剤収容部へ現像剤の移動が可能であり、また現像剤の移動量を制御することができる現像カートリッジおよびそれを備える画像形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、現像に使用される前の現像剤を収容する第1収容部および第1収容部に隣接して設けられ現像に使用された後の現像剤を収容する第2収容部を含むハウジングと、
第1収容部と第2収容部とに延在し、第2収容部に収容される現像剤の収容量が予め定める量を超えたとき、第2収容部から第1収容部へ現像剤を搬送する搬送部材と、
第1収容部に設けられ、現像剤を撹拌する第1撹拌部材と、
第2収容部に設けられ、現像剤を撹拌する第2撹拌部材とを含み、
搬送部材は、第1および第2撹拌部材と一体に形成されることを特徴とする現像カートリッジである。
【0011】
本発明に従えば、搬送部材は、第1収容部と第2収容部とに延在し、第2収容部に収容される現像剤の収容量が予め定める量を超えたとき、第2収容部から第1収容部へ現像剤を搬送する。このことによって、現像に使用された後の転写残現像剤の回収量が増加し、第2収容部に設定された現像剤の予め定める量を超えたとき、現像剤が第2収容部から第1収容部へ搬送部材によって搬送され、第2収容部における現像剤の貯留量を減少させることができるので、転写残現像剤を収容する第2収容部の容量を不必要に大きくすることを回避できる。
また、第1収容部には、現像剤を撹拌する第1撹拌部材が設けられるので、第1収容部内の現像に使用される前の未使用現像剤を均一に分散させることができ、第2収容部には、現像剤を撹拌する第2撹拌部材が設けられるので、第2収容部に回収された転写残現像剤を均一に分散させ、その偏在を防止することができる。このことによって、第2収容部に回収された転写残現像剤が偏在する個所における局所的貯留量が増加して搬送部材に到達し、第2収容部内の現像剤の収容量が予め定める量に達していないにもかかわらず第1収容部へ搬送されるという現象の発生を防止することができる。
さらに、搬送部材は、第1および第2撹拌部材と一体に形成されるので、本来3部品によって形成される部材を1部品によって形成することができるとともに、搬送部材、第1および第2撹拌部材を1つの駆動源によって駆動することができる。このことによって、部品数を削減することができるので、製造コストを安価に抑えることができる。
【0012】
また本発明は、搬送部材には、現像剤の搬送量を調整する搬送量調整部材が設けられることを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、搬送部材には、現像剤の搬送量を調整する搬送量調整部材が設けられるので、第2収容部から第1収容部へ搬送される転写残現像剤の量を制御することができる。このことによって、多量の転写残現像剤を第1収容部へ不要に移動させることがないので、転写残現像剤が混入した現像剤を用いて現像する場合であっても、現像される画像の画質が劣化することを防止できる。
【0021】
また本発明は、搬送部材は、
搬送部材の現像剤搬送方向に延びる搬送軸と、
搬送軸の軸線を含む1仮想平面に対する一方の側と他方の側とにおいて互いに傾斜方向が異なり、かつ一方および他方の各側において同一の傾斜角度を有し、搬送軸に間隔をあけて設けられる羽根部材とを含むことを特徴とする。
【0022】
本発明に従えば、搬送部材の搬送軸に設けられる羽根部材は、搬送軸の軸線を含む1仮想平面によって、一方の側と他方の側とに区分されるように形成されるので、搬送部材を成形する金型の構造を簡単にすることができる。このことによって、金型製作費を安価に抑え、製造コストを低減することができる。
【0023】
また本発明は、第1および第2収容部を連通して搬送部材を収納する連通路と、
連通路の外周面に設けられるシャッタ部材とをさらに含み、
搬送軸が軸線まわりに回転することによって、羽根部材がシャッタ部材と摺動し、
シャッタ部材は、連通路に案内されて現像剤搬送方向に移動するように設けられることを特徴とする。
【0024】
本発明に従えば、搬送部材の搬送軸が軸線まわりに回転することによって、搬送軸に設けられる羽根部材がシャッタ部材と摺動し、シャッタ部材は連通路に案内されて現像剤搬送方向に移動する。このことによって、搬送軸が、最初に回転を開始する前の静止している状態で、シャッタ部材は、連通路に形成される開口部を閉じ、回転が開始されて搬送軸が回転する状態で、シャッタ部材を移動させて前記開口部を開くことができる。このことによって、第1収容部内の未使用現像剤が、第2収容部へ移動することを防止できる。
【0025】
また本発明は、シャッタ部材には、
搬送部材が最初に回転を開始する前の静止している状態で羽根部材を係止し、
搬送部材が回転を開始するとき羽根部材との係合が外れるように、連通路内方に向って突出する突出片が形成されることを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、シャッタ部材に形成される突出片によって、最初に回転を開始する前の搬送部材の不要な回転を防止することができる。このことによって、現像カートリッジの輸送および取扱い時において、搬送部材が回転してシャッタ部材を現像剤の搬送方向に移動させることがなく、また連通路に形成される開口部を閉じた状態に保つことができるので、現像剤が第1収容部から第2収容部へ逆流することを防止できる。
【0027】
また本発明は、前記いずれかに記載の現像カートリッジと、
静電潜像を担持する感光体と、
現像カートリッジから補給される現像剤を用いて感光体の静電潜像を顕像化する現像手段と、
感光体上の現像剤を記録紙に転写する転写手段と、
感光体上に残留している転写後の現像剤を除去する残留現像剤除去手段と、
残留現像剤除去手段によって除去した現像剤を回収する回収手段とを含むことを特徴とする画像形成装置である。
【0028】
本発明に従えば、画像形成装置は前記いずれか1つの現像カートリッジを含むので、現像カートリッジに含まれる第2収容部の容量を不要に大きくすることを回避して装置を小型化することが可能である。また、第2収容部から第1収容部へ搬送される転写残現像剤の量は、第2収容部の予め定める収容量を超える量に限定されるので、転写残現像剤が混入した現像剤を用いて画像形成する場合であっても、形成される画像の画質劣化を防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の一形態である現像カートリッジ1の構成を簡略化して示す部分斜視図であり、図2は図1に示す現像カートリッジ1の構成を簡略化して示す概略断面図であり、図3は図1に示す現像カートリッジ1を備える画像形成装置2の構成を簡略化して示す系統図である。
【0030】
現像カートリッジ1は、現像に使用される前の現像剤を収容する第1収容部3および第1収容部3に隣接して設けられ現像に使用された後の現像剤を収容する第2収容部4を含むハウジング5と、第1収容部3と第2収容部4とを仕切る仕切部材6と、第1収容部3と第2収容部4とに延在し、第2収容部4に収容される現像剤の収容量が予め定める量を超えたとき、第2収容部4から第1収容部3へ現像剤を搬送する搬送部材7とを含む。
【0031】
ここで現像剤は、トナーのみからなる1成分系およびトナーとキャリアからなる2成分系のいずれであってもよい。また現像に使用された後の現像剤とは、後述する画像形成装置2において、記録紙上に転写されずに感光体71表面に残留し、残留現像剤除去手段76によって感光体71表面から除去された現像剤のことであり、以後、転写残現像剤と呼ぶ。現像に使用される前の現像剤とは、感光体71表面に形成された静電潜像を顕像化する現像処理のために、現像カートリッジ1から現像手段74に供給される現像剤のことであり、現像処理に一度も使用されたことがない現像剤と、現像処理に一度も使用されたことがない現像剤に転写残現像剤が一部混入した現像剤との両方を含む意味に使用され、以後、未使用現像剤と呼ぶ。
【0032】
ハウジング5は、合成樹脂製の中空の細長い容器であり、前記第1および第2収容部3,4が形成される容器本体49と、第1および第2収容部3,4を覆う蓋8とを含む。蓋8には第2収容部4直上に転写残現像剤を回収する回収口9が形成される。またハウジング5は、第1収容部3に隣接し、第1収容部3と平行に延びる細長い補給部10を含む。補給部10の下部には、補給部10の長手方向に沿って延びる補給口11が形成され、補給口11に臨んで補給ローラ12が設けられる。
【0033】
仕切部材6は、合成樹脂製の平板であり、ハウジング5の第1壁部13の内面側に連なり、かつ容器本体49の長手方向に垂直な方向に間隔をあけて平行に設けられる第1および第2支持片14,15によって形成される第1溝部16と、第1溝部16と対向して第2壁部17の内面側に第1溝部16と同一の構成で形成される図示しない第2溝部とに装着されて、第1収容部3と第2収容部4とを仕切る。また、仕切部材6には、搬送部材7が貫通する透孔18が形成される。
【0034】
搬送部材7は、仕切部材6に形成される透孔18を貫通して第1収容部3と第2収容部4とに延在する。搬送部材7は、矢符19にて示す現像剤搬送方向に延びる搬送軸20と、搬送軸20の軸線22を含む1仮想平面に対する一方の側と他方の側とにおいて互いに傾斜方向が異なり、かつ一方および他方の各側において同一の傾斜角度αを有し、搬送軸20に間隔をあけて設けられる羽根部材21a,21bとを含む。搬送部材7は、仕切部材6に形成される透孔18を貫通して設けられ第1収容部3と第2収容部4とを連通する連通路23に収納される。
【0035】
搬送軸20は、金属または硬質の合成樹脂からなり、ハウジング5の長手方向に平行に延びる円柱または円筒状の部材である。羽根部材21a,21bは、合成樹脂製の半円形状を有する薄い板状の部材であり、中心部付近には、搬送軸20に装着するための半円形の切欠きが形成される。羽根部材21a,21bは、合成樹脂製の薄い板状に形成されるので、弾性変形をすることが可能である。搬送軸20の軸線22を含む1仮想平面の一方の側に設けられる複数の羽根部材21aは、搬送軸20の軸線22に対する傾斜角度αを有し、軸線22方向に互いの間隔d1をあけて搬送軸20に装着される。
【0036】
他方の側に設けられる複数の羽根部材21bは、軸線22方向において前記羽根部材21aとは逆の方向に角度αを有して傾斜し、軸線22方向に互いの間隔d1をあけて搬送軸20に装着される。搬送軸20に装着された羽根部材21a,21bの軸線22方向の外方には、第1および第2止端部材24,25がそれぞれ設けられる。第1および第2止端部材24,25は、円板状の形状を有する合成樹脂製の薄板からなる部材であり、中心部には円孔が形成され、その円孔には搬送軸20が挿通されて、搬送軸20に装着される。第1および第2止端部材24,25は、搬送軸20および羽根部材21a,21bとともに、連通路23に収納される。
【0037】
搬送部材7に設けられる複数の羽根部材21a,21bは、前述のように搬送軸20に装着されて簡略的な螺旋形状を構成する。搬送部材7を簡略的な螺旋形状とすることによって、現像剤を搬送する搬送能力を確保することができる。また複数の羽根部材21a,21bは、搬送軸20の軸線22を含む1仮想平面によって、一方の側と他方の側とに区分されるように形成されるので、搬送部材7を成形する金型の構造を簡単にすることができる。このことによって、金型製作費を安価に抑え、製造コストを低減することが可能となる。
【0038】
図4は、連通路23およびシャッタ部材26の構成を簡略化して示す断面図である。連通路23は、金属または合成樹脂からなり、略円筒形状を有する。連通路23は、円筒を長手方向に2分割した半円筒形の第1および第2通路部材27,28を含む。第1通路部材27の両側部には、長手方向に垂直な断面に形成される半円の接線方向に立上がり、長手方向に沿って延びる第1および第2案内片29,30が形成される。第1通路部材27の両端面には、中心部に半円形の切欠きが形成され、第2通路部材28の両端面にも第1通路部材27と同様にして半円形の切欠きが形成されるので、第1通路部材27に第2通路部材28を装着して連通路23を形成するとき、連通路23の第1および第2端面31,32には、前記切欠きによって第1および第2挿通孔33,34が形成される。第1および第2挿通孔33,34には、搬送軸20が挿通される。
【0039】
連通路23の第1収容部3に位置する一端側には、蓋8に臨んで現像剤を排出する排出口35が形成され、連通路23の第2収容部4に位置する他端側には、蓋8に臨んで現像剤が流入する流入口36が形成される。
【0040】
連通路23に形成される流入口36を閉じる位置には、連通路23の外周面にシャッタ部材26が設けられる。シャッタ部材26は、連通路23の長手方向に沿って延び、長手方向に垂直な断面がほぼ逆U字状の形状を有し、合成樹脂からなる。シャッタ部材26は、連通路23の外周面に沿って延びるシャッタ基部37と、シャッタ基部37の両側部においてシャッタ基部37に連なりほぼ垂直に延びる第1および第2脚部38,39とを含む。第1および第2脚部38,39の端部には、第1および第2把持片40,41がそれぞれ形成される。第1および第2把持片40,41は、第1通路部材27に形成される第1および第2案内片29,30を把持し、シャッタ部材26が、第1および第2案内片29,30によって案内されて、矢符19に示す現像剤搬送方向に移動することを可能にする。
【0041】
シャッタ部材26の他端部42付近には、シャッタ基部37に連なり連通路23内方に向ってほぼ垂直に延びる突起部43が形成される。またシャッタ部材26の他端部42付近には、取合部44が、突起部43に連なり他端部42から突起部43に向って傾斜して形成される。
【0042】
取合部44には、シャッタ部材26の他端部42と突起部43とのほぼ中間に、連通路23内方に向ってほぼ垂直に突出する突出片45が形成される。突出片45は、合成樹脂からなる棒状の形状を有し、突出片45の先端部46が、少なくとも羽根部材21aの1つを係止することのできる長さに形成される。突出片45は、搬送軸20が、たとえば図示しない電動機などによって軸線22まわりに回転駆動され、搬送軸20に装着された羽根部材21aによって外力を負荷されたとき、取合部44に影響を及ぼすことなく折損または折曲がるように形成される。
【0043】
シャッタ基部37の両側部付近の内面には、第1および第2封止部材47,48がそれぞれ貼着される。第1および第2封止部材47,48は、いわゆるスポンジ状の多孔質弾性体からなる矩形シート状の部材であり、第1および第2案内片29,30の端部とそれぞれ当接することができる厚みに形成され、シャッタ部材26の内面と連通路23とによって形成される間隙を封止し、連通路23内に存在する未使用現像剤が、第2収容部4内へ流入することを防止する。本実施の形態では、第1および第2封止部材47,48として、エステル系ポリウレタンフォームを使用した。
【0044】
前述のように構成されるシャッタ部材26が、連通路23に形成される流入口36を閉じる位置に設けられることによって、現像カートリッジ1を使用前に輸送および取扱うとき、第1収容部3に収容される未使用現像剤が、連通路23内を移動し、さらに連通路23から流入口36を逆流して第2収容部4に流入することを防止できる。
【0045】
本実施の形態の搬送部材7に備わる搬送軸20は、連通路23の第1および第2挿通孔33,34から、第1および第2収容部3,4内にそれぞれ延出している。搬送軸20の第1収容部3内に延出する部位には、未使用現像剤を撹拌する第1撹拌部材51が搬送部材7と一体に形成され、搬送軸20の第2収容部4内に延出する部位には、転写残現像剤を撹拌する第2撹拌部材52が搬送部材7と一体に形成される。すなわち、搬送部材7は、第1および第2撹拌部材51,52と一体に形成される。このことによって、本来3つの部品で構成される部材が、1つの部品によって形成されるとともに、搬送部材7と第1および第2撹拌部材51,52とを駆動する駆動源を共用することができるので、部品数を削減することが可能となり、製造コストを低減することができる。
【0046】
第1撹拌部材51は、金属または硬質の合成樹脂からなり、梯子状の枠体形状を有する。第1撹拌部材51は、複数の羽根支持片53と、第1および第2撹拌羽根部材54,55とを含む。羽根支持片53は、略直方体形状を有し、搬送軸20と第1および第2撹拌羽根部材54,55との間に、軸線22方向に間隔をあけて同一平面内において平行に設けられ、搬送軸20の半径方向外方に延びる。第1および第2撹拌羽根部材54,55は、翼状の部材であり、羽根支持片53の搬送軸20側と反対側の端部に連なる。
【0047】
第1撹拌部材51は、第1収容部3内の未使用現像剤を撹拌し、第1収容部3内において未使用現像剤の偏在をなくし均一に分散させる。また、第2収容部4の予め定める量を超え、搬送部材7によって第2収容部4から第1収容部3に転写残現像剤が搬送されたとき、第1撹拌部材51は、第1収容部3内における未使用現像剤と転写残現像剤とを撹拌して均質化する。
【0048】
第2撹拌部材52は、金属または硬質の合成樹脂からなり、略L字状の枠体形状を有する。第2撹拌部材52は、第1〜第3羽根支持体56,57,58と、第3および第4撹拌羽根部材59,60とを含む。第1〜第3羽根支持体56,57,58は、略直方体形状または偏平六角柱状を有する部材である。第1および第2羽根支持体56,57は、搬送軸20と第3撹拌羽根部材59との間に、軸線22方向に間隔をあけて同一平面内において平行に設けられ、搬送軸20の半径方向外方に延びる。
【0049】
第3撹拌羽根部材59は、ほぼ三角柱状の形状を有し、第1および第2羽根支持体56,57の搬送軸20側と反対側の端部に連なる。第3羽根支持体58は、第1および第2羽根支持体56,57よりも短く形成され、第3撹拌羽根部材59の一端部61に設けられる。第4撹拌羽根部材60は、偏平な略直方体形状の部材であり、一端部62が第3羽根支持体58に連なり、他端部63が第2羽根支持体57に連なって、同一平面内において第3撹拌羽根部材59と平行に設けられる。
【0050】
第2撹拌部材52は、第2収容部4に回収された転写残現像剤を撹拌して分散させ、転写残現像剤の貯留高さを均一にし、局所的に偏在することを防止する。このことによって、第2収容部4に回収された転写残現像剤が、偏在する個所において局所的貯留量が増加して搬送部材7に到達し、第2収容部4内の現像剤の収容量が予め定める量に達していないにもかかわらず第1収容部3へ搬送されるという現象の発生を防止することができる。
【0051】
次に、本実施の形態における現像カートリッジ1に備わる第2収容部4に回収された転写残現像剤の予め定める量について説明する。第2収容部4における転写残現像剤の収容量は、多くの場合、黒点および黒すじなどの画像欠陥の原因となる紙粉等の異物や不純物を含む恐れのある転写残現像剤を、すべて第2収容部4に収容することのできる量に定められる。すなわち、第2収容部4における転写残現像剤の収容量Xは、画像形成装置2の感光体71表面において静電潜像の顕像化に使用された現像剤が、転写器75によって記録紙上に転写される転写効率Kと、第1収容部3に収容され現像に使用される未使用現像剤の量Yとに基づき、次式によって与えられる。
X=Y×(1−K) …(1)
【0052】
汎用されている画像形成装置においては、85%以上の転写効率Kを得ることができる使用状態の占める比率が90〜95%である。したがって、転写残現像剤の発生比率を15%(=1−0.85)とし、以下具体例によって第2収容部4の収容量の設定について説明する。たとえば、現像カートリッジ1が全く未使用の状態で、第1収容部3に収容された未使用現像剤の量が、745gである場合、未使用現像剤の745gのうち20gは、第1収容部3の底部にあって現像に使用することができずに残る。現像に使用することのできる725gは、おおよそ2500枚の記録紙に画像を記録することのできる現像剤の量であり、この場合の転写残現像剤の発生量は、前記(1)式に基づいて、以下のように得ることができる。
108.75g=725g×(1−0.85)
【0053】
第2収容部4の転写残現像剤の予め定める量は、第2収容部4内に延在する連通路23に形成される流入口36の配置によって決まる。すなわち、連通路23に形成される流入口36の配置は、第2収容部4の底部から108.75gの現像剤を収容することができる位置に設定される。このことによって、発生する転写残現像剤をすべて第2収容部4に収容することができるので、転写残現像剤が第1収容部3に搬送されることがなく、また第1収容部3内の未使用現像剤に混入することがない。したがって、転写残現像剤に含まれる恐れのある異物や不純物による画像欠陥、地肌汚れおよび現像剤飛散等の問題を生じることなく画像形成することができる。
【0054】
しかしながら、画像形成装置の使用状態によっては、転写効率Kが常に85%に維持されるとは限らない。たとえば送給されている記録紙が、送給路の途上で詰まる記録紙詰まり等の画像形成装置の不具合が発生したとき、感光体71表面の現像剤は、記録紙に転写されることなく、転写残現像剤として第2収容部4に回収されるので、転写残現像剤の発生量が予想よりも増加することがある。また、現像剤の帯電特性のばらつき、記録紙の種類および画像形成装置の使用環境条件によっては、転写効率Kが85%未満に低下することがある。
【0055】
前述のような原因によって、転写効率Kがたとえば65%に低下した場合、転写残現像剤の発生量は、(1)式から、
253.75g{=725g×(1−0.65)}
であり、転写効率Kが85%である場合の108.75gを超えるので、搬送部材7は、108.75gを超えて第2収容部4に回収される転写残現像剤を、第1収容部3へ搬送する。第2収容部4の予め定める量は、搬送部材7の搬送能力にも依存し、転写効率85%に対応する収容量として設定された108.75gでは、発生する転写残現像剤を収容することができない場合も生じるので、搬送部材7の搬送能力に対応して定められる。
【0056】
第2収容部4から第1収容部3へ転写残現像剤を搬送する搬送部材7の搬送能力を、たとえば1g/minに設定した場合、転写効率Kを65%とすると、転写残現像剤の発生量は253.75gに増加するけれども、第2収容部4に回収され予め定める量を超える転写残現像剤は、搬送部材7によって第1収容部3へ逐次搬送されるので、第2収容部4の予め定める量を、転写残現像剤の発生量である253.75gよりも少ない217.5gに設定することによって、転写残現像剤の発生量のすべてを収容することができる。搬送部材7の搬送能力を、たとえば2g/minに設定した場合には、前述と同様に転写効率Kを65%とすると、第2収容部4の予め定める量を、さらに少ない172.5gに設定することによって、転写残現像剤の発生量のすべてを収容することができる。
【0057】
このように本実施の形態の現像カートリッジ1では、転写残現像剤の発生量が第2収容部4の予め定める量を超えた場合であっても、搬送部材7が、転写残現像剤を第2収容部4から第1収容部3へ搬送することができるので、第2収容部4の容量を不要に大きくすることを回避できる。
【0058】
以下に、前述のように構成された現像カートリッジ1の動作について説明する。現像カートリッジ1が、画像形成装置2に装着されて使用される前、たとえば製造場所から使用場所まで輸送および取扱いされるとき、連通路23の外周面に設けられるシャッタ部材26は、連通路23の流入口36を閉じる位置に配置される。シャッタ部材26が、連通路23の流入口36を閉じる位置に配置されている状態で、シャッタ部材26の取合部44に形成される突出片45は、搬送軸20に装着される1つの羽根部材21aの端部を係止し、搬送部材7が不要に回転することを防止する。このことによって、現像カートリッジ1の輸送および取扱い時において、搬送部材7が回転してシャッタ部材26を移動させることがないので、連通路23に形成される流入口36を閉じた状態が保たれる。したがって、第1収容部3に予め収容されている未使用現像剤が、連通路23内から流入口36をへて第2収容部4へ逆流することを防止できる。
【0059】
現像カートリッジ1が、使用場所において画像形成装置2の予め定める位置に装着され、画像形成装置2が運転を開始するとき、搬送部材7の駆動源は、たとえば画像形成装置2に備わる感光体71の駆動源と共用されるので、画像形成装置2の運転開始にともなって、搬送部材7の搬送軸20も回転を開始することができる。搬送部材7の回転が開始されるとき、突出片45は、係止していた1つの羽根部材21aとの係合が外れるので、搬送部材7は、矢符64方向に回転することができる。突出片45と1つの羽根部材21aとの係合が外れる構成は、次のように実現することができる。駆動源によって搬送軸20に回転トルクが生じ、その回転トルクによって搬送軸20に装着される1つの羽根部材21aが、突出片45に矢符64方向に押す力を負荷する。突出片45が、羽根部材21aによる力を受けて折損、または折曲がることによって、羽根部材21aとの係合が外れる。
【0060】
図5は、図2に示す現像カートリッジ1の搬送部材7が、180度角変位した状態を簡略化して示す概略断面図である。搬送軸20が矢符64方向に回転するとき、羽根部材21aは、シャッタ部材26に形成される突起部43に当接しながら摺動する。羽根部材21aは、搬送軸20の軸線22に対して傾斜角度αを有して装着されているので、突起部43に当接しながら摺動することによって、シャッタ部材26を矢符19に示す現像剤搬送方向へ駆動する。この羽根部材21aから与えられる駆動力によって、シャッタ部材26は、連通路23の第1通路部材27に形成された第1および第2案内片29,30に案内されて現像剤搬送方向に移動する。
【0061】
図5に示す羽根部材21aが、回転開始前の静止状態から180度角変位した状態で、シャッタ部材26は、流入口36を形成する連通路23の第1収容部3よりの内縁に突起部43が当接する位置まで移動するので、流入口36が開かれる。シャッタ部材26が、流入口36を開いた位置にあり、搬送部材7が回転しているとき、羽根部材21aは突起部43と当接することなく回転する。また、画像形成装置2の運転にともなう振動などによって、シャッタ部材26が、現像剤搬送方向と逆の方向に移動した場合には、搬送部材7の回転によって、再び羽根部材21aが突起部43と当接して摺動し、シャッタ部材26を現像剤搬送方向へ駆動するので、流入口36を開いた状態が維持される。
【0062】
第2収容部4に回収される転写残現像剤の量が、第2収容部に予め定める量以下であるとき、転写残現像剤の第2収容部4の底面からの高さである貯留高さは流入口36に達しないので、搬送部材7は回転しているけれども、転写残現像剤が第1収容部3へ搬送されることはない。
【0063】
たとえば記録紙詰まりのような不具合が発生して転写効率Kが低下し、第2収容部4に回収される転写残現像剤が、第2収容部4の予め定める量を超えたとき、転写残現像剤の貯留高さは、連通路23に形成された流入口36の設定されている位置を超える高さに達するので、転写残現像剤は流入口36から連通路23内に流入する。連通路23内に流入した転写残現像剤は、搬送軸20に装着された複数の羽根部材21a,21bによって、矢符19方向に搬送され、連通路23の第1収容部3に延在する位置に形成された排出口35まで達し、排出口35から第1収容部3内へ向って排出される。
【0064】
本実施の形態では、第1および第2撹拌部材51,52は、搬送部材7と一体に形成されるので、搬送部材7が回転駆動されるとき、第1および第2撹拌部材51,52も搬送部材7とともに回転駆動される。したがって、第1収容部3内に排出された転写残現像剤は、第1撹拌部材51によって撹拌され、均一に分散するとともに予め第1収容部3内に収容されていた現像剤と撹拌混合されて均質化する。第1収容部3内の未使用現像剤は、第1撹拌部材51によって、補給部10に設けられた補給ローラ12へと撹拌搬送され、補給口11から補給ローラ12によって現像手段74に補給されて、現像処理に供される。
【0065】
前述のように、第2撹拌部材52は、搬送部材7と一体に形成されるので、搬送部材7が軸線22まわりに回転するとき、第2撹拌部材52も搬送部材7とともに回転する。感光体71表面から、残留現像剤除去手段76によって除去され、ハウジング5の蓋8に形成される回収口9から第2収容部4に回収された転写残現像剤は、第2撹拌部材52によって撹拌される。このことによって、第2収容部4内に回収された転写残現像剤は、回収口9直下に偏在することがなく、また貯留高さが局所的に高くなることがない。したがって、第2収容部4内における転写残現像剤の貯留高さは、ほぼ均一になり、第2収容部4の予め定められた量を超える転写残現像剤のみが、第2収容部4から流入口36へ流入し、搬送部材7によって第1収容部3へ搬送される。
【0066】
本実施の形態の現像カートリッジ1を備える画像形成装置2は、静電潜像を担持する感光体71と、帯電器72と、露光器73と、補給口11から補給される現像剤を用いて感光体71の静電潜像を顕像化する現像手段74と、感光体71上の現像剤を記録紙に転写する転写器75と、感光体71上に残留している転写後の現像剤を除去する残留現像剤除去手段76と、残留現像剤除去手段76によって除去した現像剤を回収する回収手段77とを含む。
【0067】
感光体71は、円柱状の形状をなし、外周部に光導電性の感光体層を有する。感光体71は、画像形成装置2の機体に回転自在に支持され、図3の紙面に垂直な軸線のまわりに矢符78方向に電動機などによって回転駆動される。帯電器72は、感光体71に対向して配置され、感光体71の表面を一様に帯電させる。露光器73は、現像に先立って、一様に帯電した感光体71の表面を画像情報に応じて露光し、静電潜像を形成させる。
【0068】
現像手段74は、第1および第2撹拌ローラ79,80と、現像ローラ81と、ドクターブレード82と、現像容器83とを含む。現像ローラ81は、アルミニウム製であり、直円筒状の形状を有し、内部に円筒または円柱状の永久磁石片が配列される。現像ローラ81は、現像カートリッジ1から補給される未使用現像剤を収容する容器である現像容器83に回転自在に支持され、感光体71の軸線を含む平面内において平行な軸線のまわりに矢符84の方向に、電動機などによって回転駆動される。
【0069】
第1および第2撹拌ローラ79,80は、現像ローラ81と同様に現像容器83に回転自在に支持され、現像ローラ81の軸線と平行な軸線まわりに回転駆動される。これによって、現像カートリッジ1の補給口11から現像容器83に補給された現像剤は、さらに撹拌されて現像ローラ81に供給される。ドクターブレード82は、現像ローラ81に内包される磁石の磁力によって現像ローラ81の円周面上に吸着され穂立ちした現像剤の厚みを均一にする。前記感光体71は、予め定める間隔を有して現像ローラ81と対向して設けられ、現像ローラ81の円周面上の現像剤が感光体71上に付着されることによって、静電潜像が顕像化される。
【0070】
転写器75は、感光体71と対向配置され、現像剤とは逆のバイアス電圧が印加されて、感光体71の表面に形成される画像を記録紙に転写する。残留現像剤除去手段76は、平板形状を有し、一端部85が感光体71の表面に接して設けられる。残留現像剤除去手段76は、現像が終了した後の感光体71表面に残留する転写残現像剤を掻取って除去する。なお、記録紙詰まり等の不具合によって、画像形成装置2が運転停止した場合には、記録紙上に画像記録する通常運転への復帰動作の過程において、感光体71表面上の現像剤が転写器75による転写工程を経ることなしに、残留現像剤除去手段76によって除去回収されることがある。このように転写工程を経ることなしに、感光体71表面から除去される現像剤も転写残現像剤に含める。
【0071】
回収手段77は、残留現像剤除去手段76が除去した転写残現像剤を回収して搬送する螺旋部材86と、螺旋部材86を収納して回収現像剤の搬送通路となる管状の管路部材87と、回収現像剤を回収口9に向けて矢符88方向に送給する送給口89とを含む。
【0072】
本実施の形態の画像形成装置2では、以下のように画像形成と残留現像剤の回収とが行われる。現像カートリッジ1の第1収容部3から現像容器83に現像剤が補給され、現像容器83内で現像ローラ81に供給される。現像ローラ81に供給された現像剤は、現像ローラ81の表面から静電潜像を担持した感光体71表面へと付着することによって、画像が顕像化される。顕像化された画像は、転写器75によって記録紙に転写され、転写が終了した後の感光体71表面に残留した転写残現像剤は、残留現像剤除去手段76によって除去される。残留現像剤除去手段76によって除去された転写残現像剤は、回収手段77によって回収および管路部材87内を搬送されて、現像カートリッジ1の第2収容部4に回収される。
【0073】
画像形成装置2は、現像カートリッジ1を含むので、現像カートリッジ1に含まれる第2収容部4の容量を不要に大きくすることを回避して装置を小型化することが可能である。また、第2収容部4から第1収容部3へ搬送される転写残現像剤の量は、第2収容部4の予め定める量を超える量に限定されるので、転写残現像剤が混入した現像剤を用いて画像形成する場合であっても、形成される画像の画質劣化を防止することができる。
【0074】
図6は本発明の第2の実施の形態である現像カートリッジ91の構成を簡略化して示す概略断面図であり、図7は図6に示す現像カートリッジ91に備わる搬送部材92の部分拡大図である。本実施の形態の現像カートリッジ91は、実施の第1形態の現像カートリッジ1と類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して説明を省略する。注目すべきは、搬送部材92には、現像剤の搬送量を調整する搬送量調整部材93が設けられることである。
【0075】
現像カートリッジを備える画像形成装置の転写効率Kを85%未満に低下させる主な原因の1つに前述の記録紙詰まりがある。記録紙詰まりの場合に発生する転写残現像剤は、前述のように記録紙への転写工程を経ることなく、残留現像剤除去手段76によって感光体71表面から除去回収され、紙粉等の異物が混入することが少ないので、品質劣化はほとんどない。したがって、記録紙詰まりを原因として発生した転写残現像剤が、搬送部材7によって第2収容部4から第1収容部3に搬送され、未使用現像剤に混入する場合には、画像の品質に大きな影響を及ぼすことなく現像剤を使用することが可能である。
【0076】
しかしながら、転写残現像剤には、記録紙詰まりを原因として発生したものばかりでなく、転写工程を経ることによって紙粉等の異物を混入している恐れのある転写残現像剤も含まれるので、多量の転写残現像剤が第1収容部3内の未使用現像剤に混入されることは、画像品質の観点から好ましいものではない。特に、現像カートリッジの使用開始前から予め第1収容部3に収容されている全く現像に使用されたことのない現像剤の量が少なくなった状態において、多量の転写残現像剤が第1収容部3に搬送されると、全く現像に使用されたことのない現像剤に対する転写残現像剤の混入比率が大きくなるので、画像欠陥、地肌汚れおよびトナー飛散などの不具合が発生する恐れがある。このような不具合の発生を防止するためにも、第2収容部4から第1収容部3へ搬送される転写残現像剤の搬送量を積極的に制御できることが望ましい。
【0077】
搬送部材における転写残現像剤の搬送量を制御するためには、搬送軸20に装着される羽根部材21a,21bの形状、配置間隔および傾斜角度αの変更等の方法、また搬送部材そのものを回転螺旋翼を備えるスクリューコンベアとし、螺旋翼の直径およびピッチの変更、スクリューを複数条化するなどの方法が考えられるけれども、いずれの方法も搬送部材の形状が複雑になるので、搬送量の調整が難しく、搬送部材を製作するときの金型が複雑になるなどの問題がある。本実施の形態の現像カートリッジ91に備わる搬送部材92は、搬送量調整部材93を設けることによって、搬送量制御の問題を解決するものである。
【0078】
搬送量調整部材93は、金属または硬質の合成樹脂からなり、平面形状が4角形を有する平板である。搬送量調整部材93は、搬送軸20の軸線22を含み羽根部材21a,21bを一方の側と他方の側とに区分する1仮想平面上に設けられ、半円形状をなす羽根部材21aの半径部に隣接し、軸線22方向に沿って延び、羽根部材21aを介して千鳥に配置されて、搬送軸20に装着される。
【0079】
搬送量調整部材93は、縦リブ状を呈する部材であるので、搬送量調整部材93の軸線22方向の長さをリブ幅rwと呼ぶ。この搬送量調整部材93のリブ幅rwを変化させることによって、第2収容部4から第1収容部3へ搬送する転写残現像剤の搬送量を制御することができる。
【0080】
以下に、搬送量調整部材93のリブ幅rwと搬送量との関係について説明する。羽根部材21a,21bの軸線22方向に投影された直径d2:14mm、羽根部材21aおよび羽根部材21bの配置間隔(ピッチ)d1:14mm、搬送軸20の直径d3:5mm、搬送部材7の回転数:6rpmに設定した場合について、リブ幅rwを4.5〜14mmまで4段階に変化させて、現像剤の搬送量を測定した。結果を表1に示す。
【0081】
【表1】
【0082】
搬送量調整部材93のリブ幅rwを大きくすることによって、現像剤の搬送量が少なくなる。すなわち、搬送部材92に設けられる搬送量調整部材93のリブ幅rwの大きさを調整することによって、第2収容部4から第1収容部3へ搬送される転写残現像剤の搬送量を制御することができる。搬送部材92に搬送量調整部材93を設け、転写残現像剤の搬送量を積極的に制御することによって、不要に多量の転写残現像剤が第1収容部3の未使用現像剤に混入することを抑制できるので、転写残現像剤の混入した現像剤を用いて現像する場合であっても、現像される画像の画質が劣化することを防止できる。
【0083】
ここでは、搬送量調整部材93のリブ幅rwを変化させて、転写残現像剤の搬送量を調整したが、羽根部材21a,21bの配置間隔(ピッチ)d1、羽根部材21a,21bの軸線22方向の投影直径d2および搬送部材7の回転数を変化させても、搬送量を制御することができる。その場合、配置間隔d1を大きくするのにともなって、搬送量は増加し、投影直径d2を大きくするのにともなって、搬送量は増加し、回転数を増加するのにともなって、搬送量は増加する。
【0084】
以上に述べたように、本発明の第1および第2の実施の形態では、搬送部材7は、搬送軸20と複数の羽根部材21a,21bとによって構成されるけれども、これに限定されることなく、たとえば搬送軸20に回転螺旋翼が設けられるスクリューコンベアで構成されてもよい。また第1収容部3には第1撹拌部材51が設けられ、第2収容部4には第2撹拌部材52が設けられるけれども、これに限定されることなく、撹拌部材が設けられない構成であってもよい。
【0085】
また搬送部材7と第1および第2撹拌部材51,52とは、一体に形成されるけれども、これに限定されることなく、搬送部材7と第1撹拌部材51とが一体に形成され、第2撹拌部材52は別に形成されてもよく、搬送部材7と第2撹拌部材52とが一体に形成され、第1撹拌部材51は別に形成される構成であってもよい。また、搬送量調整部材93の平面形状は、4角形を有するけれども、これに限定されることなく、3角形または半円形その他の形状であってもよい。また、搬送量調整部材93は、羽根部材21aに隣接して設けられるけれども、これに限定されることなく、羽根部材21bに隣接して設けられてもよい。
【0086】
【発明の効果】
本発明によれば、搬送部材は、第1収容部と第2収容部とに延在し、第2収容部に収容される現像剤の収容量が予め定める量を超えたとき、第2収容部から第1収容部へ現像剤を搬送する。このことによって、現像に使用された後の転写残現像剤の回収量が増加し、第2収容部に設定された現像剤の予め定める量を超えたとき、現像剤が第2収容部から第1収容部へ搬送部材によって搬送され、第2収容部における現像剤の貯留量を減少させることができるので、転写残現像剤を収容する第2収容部の容量を不要に大きくすることを回避できる。
また、第1収容部には、現像剤を撹拌する第1撹拌部材が設けられるので、第1収容部内の現像に使用される前の未使用現像剤を均一に分散させることができ、第2収容部には、現像剤を撹拌する第2撹拌部材が設けられるので、第2収容部に回収された転写残現像剤を均一に分散させ、その偏在を防止することができる。このことによって、第2収容部に回収された転写残現像剤が偏在する個所における局所的貯留量が増加して搬送部材に到達し、第2収容部内の現像剤の収容量が予め定める量に達していないにもかかわらず第1収容部へ搬送されるという現象の発生を防止することができる。
さらに、搬送部材は、第1および第2撹拌部材と一体に形成されるので、本来3部品によって形成される部材を1部品によって形成することができるとともに、搬送部材、第1および第2撹拌部材を1つの駆動源によって駆動することができる。このことによって、部品数を削減することができるので、製造コストを安価に抑えることができる。
【0087】
また本発明によれば、搬送部材には、現像剤の搬送量を調整する搬送量調整部材が設けられるので、第2収容部から第1収容部へ搬送される転写残現像剤の量を制御することができる。このことによって、多量の転写残現像剤を第1収容部へ不要に移動させることがないので、転写残現像剤が混入した現像剤を用いて現像する場合であっても、現像される画像の画質が劣化することを防止できる。
【0092】
また本発明によれば、搬送部材の搬送軸に設けられる羽根部材は、搬送軸の軸線を含む1仮想平面によって、一方の側と他方の側とに区分されるように形成されるので、搬送部材を成形する金型の構造を簡単にすることができる。このことによって、金型製作費を安価に抑え、製造コストを低減することができる。
【0093】
また本発明によれば、搬送部材の搬送軸が軸線まわりに回転することによって、搬送軸に設けられる羽根部材がシャッタ部材と摺動し、シャッタ部材は連通路に案内されて現像剤搬送方向に移動する。このことによって、搬送軸が、最初に回転を開始する前の静止している状態で、シャッタ部材は、連通路に形成される開口部を閉じ、回転が開始されて搬送軸が回転する状態で、シャッタ部材を移動させて前記開口部を開くことができる。このことによって、第1収容部内の未使用現像剤が、第2収容部へ移動することを防止できる。
【0094】
また本発明によれば、シャッタ部材に形成される突出片によって、最初に回転を開始する前の搬送部材の不要な回転を防止することができる。このことによって、現像カートリッジの輸送および取扱い時において、搬送部材が回転してシャッタ部材を現像剤の搬送方向に移動させることがなく、また連通路に形成される開口部を閉じた状態に保つことができるので、現像剤が第1収容部から第2収容部へ逆流することを防止できる。
【0095】
また本発明によれば、画像形成装置は前記いずれか1つの現像カートリッジを含むので、現像カートリッジに含まれる第2収容部の容量を不要に大きくすることを回避して装置を小型化することが可能である。また、第2収容部から第1収容部へ搬送される転写残現像剤の量は、第2収容部の予め定める収容量を超える量に限定されるので、転写残現像剤が混入した現像剤を用いて画像形成する場合であっても、形成される画像の画質劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である現像カートリッジ1の構成を簡略化して示す部分斜視図である。
【図2】図1に示す現像カートリッジ1の構成を簡略化して示す概略断面図である。
【図3】図1に示す現像カートリッジ1を備える画像形成装置2の構成を簡略化して示す系統図である。
【図4】連通路23およびシャッタ部材26の構成を簡略化して示す断面図である。
【図5】図2に示す現像カートリッジ1の搬送部材7が、180度角変位した状態を簡略化して示す概略断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態である現像カートリッジ91の構成を簡略化して示す概略断面図である。
【図7】図6に示す現像カートリッジ91に備わる搬送部材92の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 現像カートリッジ
2 画像形成装置
3 第1収容部
4 第2収容部
5 ハウジング
6 仕切部材
7 搬送部材
8 蓋
9 回収口
10 補給部
Claims (6)
- 現像に使用される前の現像剤を収容する第1収容部および第1収容部に隣接して設けられ現像に使用された後の現像剤を収容する第2収容部を含むハウジングと、
第1収容部と第2収容部とに延在し、第2収容部に収容される現像剤の収容量が予め定める量を超えたとき、第2収容部から第1収容部へ現像剤を搬送する搬送部材と、
第1収容部に設けられ、現像剤を撹拌する第1撹拌部材と、
第2収容部に設けられ、現像剤を撹拌する第2撹拌部材とを含み、
搬送部材は、第1および第2撹拌部材と一体に形成されることを特徴とする現像カートリッジ。 - 搬送部材には、
現像剤の搬送量を調整する搬送量調整部材が設けられることを特徴とする請求項1記載の現像カートリッジ。 - 搬送部材は、
搬送部材の現像剤搬送方向に延びる搬送軸と、
搬送軸の軸線を含む1仮想平面に対する一方の側と他方の側とにおいて互いに傾斜方向が異なり、かつ一方および他方の各側において同一の傾斜角度を有し、搬送軸に間隔をあけて設けられる羽根部材とを含むことを特徴とする請求項1または2記載の現像カートリッジ。 - 第1および第2収容部を連通して搬送部材を収納する連通路と、
連通路の外周面に設けられるシャッタ部材とをさらに含み、
搬送軸が軸線まわりに回転することによって、羽根部材がシャッタ部材と摺動し、
シャッタ部材は、連通路に案内されて現像剤搬送方向に移動するように設けられることを特徴とする請求項3記載の現像カートリッジ。 - シャッタ部材には、
搬送部材が最初に回転を開始する前の静止している状態で羽根部材を係止し、
搬送部材が回転を開始するとき羽根部材との係合が外れるように、連通路内方に向って突出する突出片が形成されることを特徴とする請求項4記載の現像カートリッジ。 - 前記請求項1〜5のいずれかに記載の現像カートリッジと、
静電潜像を担持する感光体と、
現像カートリッジから補給される現像剤を用いて感光体の静電潜像を顕像化する現像手段と、
感光体上の現像剤を記録紙に転写する転写手段と、
感光体上に残留している転写後の現像剤を除去する残留現像剤除去手段と、
残留現像剤除去手段によって除去した現像剤を回収する回収手段とを含むことを特徴とする画像形成装置。
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